ピュアリー小杉御殿町保育園
第三者評価機関名 | 株式会社プレパレーション |
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理念 ・子ども一人ひとり丁寧に関わり、生きる力の基礎となる保育を目指す ・子どもが安心して過ごせる家庭的な保育を目指す 基本方針 ・子ども一人ひとりの個性を尊重し、基本的な生活習慣を支援する保育 ・徳育、体育、知育の調和のとれた環境の中で「生きる力」を育てる ・自分で考えて行動する力 ・葛藤を経ながらも失敗や困難に立ち向かおうとする力 |
自然な形で子どもたちの感受性を伸ばし、五感で感じる保育の充実を目指す。 また、季節の食材を取り入れたクッキング、モンテッソーリなどを通して子どもの伸びる力を育んでいく。 |
評価実施期間 | 2023/06/06(契約日) ~2023/12/14(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 ・豊富な保育プログラムを取り入れています 保育理念にある、子どもの「生きる力」の基礎となる保育を目指すべく、子どもの年齢や発育にあわせた保育計画に基づき保育に取り組んでいます。園はモンテッソーリ教育を取り入れており、保育室には年齢に合わせた教具が子どもの手に取りやすい場所に置いてあります。それぞれの子どもが自由に興味関心のある教具を選択し集中して取り組む環境が整っており、お友達が教具を使用している時は、順番を待つなどの社会的ルールを学んでいます。保育者は子どもの自主性や積極性を尊重しながら成長を見守っており、子どもに何が必要かを注意深く観察し適切な保育に努めています。 ・子ども自ら主体的に遊びを展開できる保育を目指しています 保育理念でもある「生きる基礎となる保育」を保育計画に組み込んでいます。子どもは、遊びを通して成長することから、主体的な遊びの展開ができる保育を目指しています。発達段階に合わせて、環境を構成し、一人ひとりに丁寧に関わるように努めています。言葉の理解ができるようになると、遊びのルールを分かりやすい言葉で伝え、子どもが自発的に遊びを選択して、友だちとの関わりをもてるなど、保育理念のねらいに沿った保育に努めています。 ・保護者が、子どもの育ちの見通しをたてられるよう園独自の発信に取り組んでいます 毎月のクラスだよりを全学年分、保護者に配布しています。クラスだよりは、子どもの発達段階に合わせたねらいを記載しており、保護者が子どもの発達状況の理解を得られる情報提供の一つになっています。また、違う学年のクラスだよりを見る事は、将来のこどもの姿や、育ってきた過程を振り返る機会になれる事を目的とし、保護者がこどもの育ちの見通しをたてることができ、園の保育者と共に成長を見守っていける発信方法は、保護者支援のひとつとなっています。 ・運営状況や組織の改善に向けた取り組みについて、保護者への説明が求められています 園での活動の様子は園だより、クラスだより、ほけんだより、給食だよりなどでお知らせしています。保護者とは日々の子どもの様子など送迎時や連絡アプリなどで情報共有をしています。保護者アンケートでは、施設長や看護師、担任以外の職員も子どもの様子をしっかり伝えてくれるなど、職員間での連携が図れていると感じている保護者が多く園との信頼関係が築けています。しかし、保護者アンケートでは本部の運営状況や組織の改善に向けた取り組みなどについて意見があり、保護者に丁寧な説明が求められています。 |
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開園5年目を迎え第三者評価を受審し、客観的な評価に接することができました。 自己評価での個々を振り返り、「保育」を見直す良い機会となりました。評価機関、保護者のご意見を真摯に受け止め、子どもにとってより良い保育を提供できるように日々の保育を大切にしていきます。地域に開かれた保育園として信頼を得るとともに、保護者が安心して自らの判断で保育所を選択するお手伝いができればと考えております。 最後になりましたが、第三者評価受審に際し、ご尽力いただいた評価機関の皆様、ご多忙にもかかわらず利用調査にご協力いただいた在園児の保護者の皆様及び職員の皆様に心より感謝申し上げます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 園は保育理念・保育方針・保育目標に基づき、子ども一人ひとりを尊重した保育に努めています。職員会議では保育理念に沿った保育がおこなわれているか確認し、職員更衣室には保育理念や基本方針を掲示して理解の促進を図っています。保護者には重要事項説明書を用いて説明をおこなっており、年度末に1年間の振り返りを書面にして配布しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 福祉全体の動向や地域の福祉計画などは園長会、連絡会、区からの通知から情報収集しています。また、町内会に加入し地域の特性やニーズなどを把握しており、自治体との連携に努めています。経営環境に関する保育コストの分析などは本部でおこなっており、本部と連携を図りながら経営状況を把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 施設長は本部が分析した経営課題などを共有しており、経営課題の解決に向けた対応策を協議しています。施設長は必要に応じて職員に情報を伝達しており、光熱費削減などの課題については、職員全員で協力し効率的な運営に取り組んでいます。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 施設長は中・長期計画として、「地域との関係を深め、保育所に対する理解を得る」と「保育の質を高めより良い保育を提供する」の視点で分類した5か年の計画を策定しています。計画は年2回見直しをおこなっており、継続的な改善を実施し理念の実現に向けて取り組んでいます。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は中長期計画に基づいた、地域交流や人材育成などの内容を盛り込んだ単年度計画を策定しています。地域交流では地域の方を園の行事に招待し、人材育成では保育の質の向上に向けた研修計画を立てています。事業計画の周知は、保護者には年度初めに、職員には職員会議で事業計画のねらいを確認しています。子どもの持っている力を引き出せるように、発達年齢に合わせた保育に取り組んでいます。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 全体的な計画は施設長が概要を策定しています。全体的な計画をもとに担任がクラスの状況に合わせて年間指導計画を作成し、園業務支援アプリを通して職員全員が情報を共有しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 事業計画は、入園のしおりや園内掲示により保護者に周知しています。また、保護者には年間行事予定を配布しており、乳児の保護者には今後の園生活の見通しが持てるように、幼児の保護者には保育内容の変化から子どもの成長が実感できる機会にしています。毎月のクラスだよりでは、保育のねらいと子どもたちの様子を伝えています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 保育の質の向上に向けてPDCAサイクルで取り組んでいます。日々の日誌や保育計画には、評価・反省をする仕組みがあり、職員会議では園全体の課題を情報共有し改善策を検討するなど組織的に取り組んでいます。職員は定期的に自己評価をおこない自身の保育内容の振り返り、評価結果をもとに施設長と面談をしています。面談では、現在の状況を把握し保育の質の向上に向け研修計画を立てています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 施設長は、定期的に保育に入り良い点や改善点を確認しており、保育の質の向上に向けた取り組むべき課題を明確にしています。保護者からの意見や要望を把握するため、玄関に意見箱を設置するなど、園の課題を収集しています。職員会議では、課題を共有し改善策を検討しており、保育の質の向上に向けて計画的に取り組んでいます。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園の方針や施設長としての職務内容は、職員会議を通じて職員に周知しています。職員の具体的な役割分担は年度始めに周知しており、保護者には重要事項説明書に職員体制を明記して周知しています。さらに、事業継続計画(BCP)を整備しており、災害時の関係機関との連携体制や職員の役割分担を明確にしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は、運営規程に基づき法令遵守に努めています。施設長は法人や区が主催する研修に参加し、幅広い分野において遵守すべき法令や基準を正しく把握・理解するよう努めています。また、取得した情報は職員会議で報告し資料などを回覧して職員の理解を促しており、組織全体で法令遵守に取り組んでいます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 施設長は日々保育室を巡回しており、子どもや職員と積極的にコミュニケーションを図り様子を把握しています。また、保育現場では、職員の自主性を尊重しており、必要があれば助言や指導をおこなうなど指導力を発揮しています。また、定期的な職員面談では、自己評価結果を踏まえキャリアパス研修や階層別研修の受講を勧めています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 園と本部は、人事・労務・財務に関して連携を図る仕組みがあります。施設長は園内での小口現金を管理しており、毎月本部に報告しています。職員の労務に関しても、有給休暇の取得状況の把握や園外に職員の休憩場所を設置するなど、職員が働きやすい労働環境整備や業務の実効性を高めるため積極的に取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 園の職員採用は本部が主導して、養成校や紹介会社、就職説明会を通じて求職者を募集しています。本部では、求人者向けのパンフレットを作成しており、保育理念や方針、保育内容、年間行事などと併せて、求めている職員像と福利厚生などを明記しています。新任職員は、現場に入る前に保育方針に基づいた保育マニュアルの研修を受講し、主任や看護師によるOJTを実施しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 本部は保育理念、方針、目標に基づいた期待する職員像を明確にしています。職員は人事考課表により、態度考課、能力考課、成績考課と区分別に自己評価をおこない、その結果をもとに施設長と面談をしています。施設長との面談では、職員が設定した目標の到達度を確認しており、さらに本部との面談など総合的な人事管理がおこなわれています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 園は職員の定着を図るため働きやすい環境づくりに取り組んでおり、職員の休憩スペースを園外に設置し利用できるようにしています。保育以外の業務軽減に取り組んでおり、書類作成などは分担制にするなど職員の負担軽減に努めています。職員の勤務シフトは職員の希望に沿って調整し、慶事・夏季・年末年始休暇以外に、誕生日休暇、健康診断休暇など、ワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みをおこなっています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 本部は、求人者向けパンフレットにて期待する職員像を明確にしており、人事考課表にて職員一人ひとりの自己評価と目標管理のための仕組みが構築されています。施設長は人事考課表にて職員と面談をしており、目標達成度の確認と課題を共有しています。職員一人ひとりに研修計画をたて、偏りがなく全職員が公平に研修受講できるよう勤務体制を調整しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は中長期計画に保育の質の向上を掲げており、職員の研修受講による知識・技術の向上などの実現に向けて、職員が希望する研修には受講できるよう調整しています。園内研修では、看護師が中心となって応急手当の実践的研修をおこなっており、専門技術の習得に取り組んでいます。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は職員のキャリアアップ研修の修了状況を踏まえ、保育に対する姿勢や担っている役割により研修計画を立てています。新任職員は園内でのOJT実習を中心にスキル向上を図っています。外部研修などは、研修案内を職員更衣室に掲示し職員からの希望やキャリアに応じて選定しています。施設長はシフト調整し継続的な研修受講など、研修機会を確保しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に取り組んでおり、実習生の受け入れに関するマニュアルを整備しています。実習生の受け入れなどの調整は本部が主導でおこなっており、園は連携に努めています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 保育園運営の透明性の確保に向けて、園の保育理念、保育方針、保育目標を保護者に周知しているほか、園の玄関には重要事項説明書と苦情相談受付けに関する掲示をしています。公式ホームページなど通じて適正な情報公開に努めています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園は公正かつ透明性の高い運営に向けて、職務内容を明確にしております。経理に関しては小口現金の取扱いは施設長が管理しており、本部に使用用途を毎月報告しています。川崎市の監査の結果を受けて本部や職員と情報共有を図っており、運営の改善に取り組んでいます。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園は、中長期計画で「地域との関係の構築」や「地域との交流」と掲げており、町内会に加入するなど積極的に地域との交流に取り組んでいます。園の玄関には、自治体や団体が発行しているイベント情報や生活情報のパンフレットやチラシを常置しており、保護者に地域の活用できる社会資源の情報提供をしています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 園は、ボランティアの受入れは子どもが地域との交流を広げる機会として捉えており、受け入れ時の基本姿勢を明文化しています。開園後の翌年にコロナ禍となりボランティア受入れなど難しい状況でしたが、感染症レベルの5類移行に伴い卒園児に職業体験を兼ねたボランティア活動など検討しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園は関係機関や団体と速やかに連携が図れるよう、連絡先を一覧にして事務所に掲示しています。こども家庭センターや療育支援センターとも状況に応じて連絡を取り合いながら必要な支援をおこなっており、関係機関の協力を得ながら園の運営に努めています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園は町内会に加入するなど積極的に地域と連携しており、地域の福祉ニーズや課題を把握しています。施設長は、園長会、子育て支援会議、発達支援会議などに参加して情報交換し地域の課題やニーズの把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園見学では育児相談に応じるなど地域の子育て家庭を支援しています。また、近隣住民とも積極的に関わっており、子どもが散歩する時など挨拶を交わしたり、園に隣接している公園の清掃をしたりするなど、地域の福祉ニーズに基づく公益的な活動に取り組んでいます。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 子どもを尊重した保育を実現するため、職員は定期的に人権擁護のためのセルフチェックリストを活用し保育の振り返りをしています。職員会議では子どもに寄り添った保育や子ども主体の保育についての保育観を話し合っており、共通理解を持つための取り組みをしています。保護者アンケートでは、「子どもの話に耳を傾けてくれている」、「子どもを尊重する言葉掛けや態度を感じます」などの声があり、子どもを尊重した保育に努めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園では子どものプライバシーに配慮するためのマニュアルを整備しており、職員はマニュアルを理解し保育に努めています。オムツ交換時には簡易パーテーションを使用し人目に付かないよう、着替えをする時はカーテンを引くなど子どものプライバシーに配慮しています。水遊びするテラスには、外部から子どもの姿が見えないよう目隠しシートを使用するなど、子どものプライバシーを守る環境の工夫をしています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 園のパンフレットは区役所に掲示しているほか、公式ホームページで保育理念、保育方針、保育内容や設備などの情報を公開しています。園見学は随時受付けており、園の概要や特徴、保育内容など利用希望者に必要な情報提供をしています。保育で使用しているエプロンやお昼寝コットなど実物を見てもらうなど、一つひとつ丁寧な説明を心掛けています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 入園に関する手続きでは、入園前説明会で重要事項説明書に沿って園の概要や保育内容について説明しています。個別面談では、子どもに関する情報を収集しており、食事に関して配慮が必要な子どもについては、栄養士も一緒に面談し生活状況などを聞いています。保護者からは、保育開始日に重要事項、個人情報の取扱いに関する同意、写真販売アプリへの撮影写真掲載許諾について書面で同意確認をしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は子どもが転園する際は保護者に必要書類を渡しており、保育の継続性に配慮しています。転園先の保育園からの問い合わせには、必要に応じて対応に努めています。卒園児には、夏祭りの行事に招待しており、夏休みの職業体験を兼ねたボランティア活動など卒園児との継続した交流を検討しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 職員は、子どもの興味関心について意見交換をしており、子どもの様子や表情から柔軟に対応しています。園では行事後にアンケートをおこない集計結果から保護者の満足度を把握しており、アンケート結果から行事内容の改善や日程調整など次年度計画に反映させています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 園は苦情解決の体制を整備しており、苦情解決受付、苦情解決責任者、第三者委員を設置しています。苦情解決の仕組みについては重要事項説明書に明記し、園の玄関に苦情受付担当者、苦情解決責任者や意見箱の設置などを保護者に周知しています。苦情の申し出があった際は、職員会議で情報共有しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 保護者には、気軽に相談や要望を伝えやすいように連絡帳やアンケート、意見箱など複数の相談窓口があることを周知しています。園は日頃から積極的に挨拶や声かけをすることを心掛けており、保護者アンケートでは「担任以外の職員からも子どもの名前呼んで声を掛けてくれる」という声がありました。しかし、一方で「送迎時などは職員が忙しそうで、なかなか話しかけられる環境ではない」との声があり、職員同士の連携や送迎時以外でも相談ができる窓口があることのさらなる周知が求められます。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 保護者からの育児相談などは、担任だけではなく施設長や主任と共有し迅速に対応しています。また、保健に関する相談は看護師に、食事に関する相談は栄養士と連携を図っており専門的な視点からの意見を交えるなど組織的に対応しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの安心・安全な保育を提供するための、リスクマネジメント体制を整備しています。園は看護師による、応急手当などの実践的な研修に取り組んでおり、保育室には心配蘇生やAEDの手順、アレルギー症状の対応、エピペンの使い方など掲示して職員にマニュアルの意識付けをしています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 重要事項説明書にて感染症について明記しており、登園許可書が必要な感染症について一覧にして周知しています。園は感染症マニュアルを整備しており、看護師が感染症マニュアルの内容を要約し職員研修をおこなうなど、感染症予防や発生時の対応など情報共有し保育に取り組んでいます。保護者には、保健だよりを通じて感染症についての説明や予防策など情報提供しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は保育所業務継続計画に自然災害発生時の対策を明記しています。職員の災害発生時の役割分担を明確にしており、防災組織の体制など文書化しています。保護者には、重要事項説明書にて非常災害時の対策、緊急時の連絡手段などを明記して周知しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 職員は入職時に保育に関する研修を受講しており、保育や食物アレルギ-対応、事故防止対応、虐待防止に関するなど各種マニュアルに基づいた保育を提供しています。職員会議では適時マニュアルを確認し、人権擁護セルフチェックリストを活用するなど職員の共通理解に取り組んでいます。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 園は保育の実施方法を見直す仕組みがあり、職員会議などで情報共有しています。職員会議では、日々の保育について評価・反省から改善策を検討しています。保護者アンケートなどから寄せられた意見や要望を踏まえて次年度の年間計画に反映しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 指導計画は一人ひとりの成長過程や生活状況を踏まえて作成しており、看護師や栄養士の多角的意見を聞き入れ施設長・主任が承認しています。配慮が必要な子どもには個別支援計画を立てており、川崎市発達支援コーディネーターが関わり適切な保育の提供に努めています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は指導計画の評価・見直し時期・手順を定めています。前年度末に施設長が作成した全体的な計画を基に担任が年間指導計画を立案しています。指導計画などは、業務支援システムを活用し職員全員で情報共有しています。保護者には保育目標や保育のねらいなどを、毎月のクラスだよりで子どもの様子と併せて周知しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は保育内容や子どもの様子を記録するためのルールを定めています。日々の保育の中で気になった事は日案の特記事項欄に記入しており、主観を入れずに事実のみ記録し情報共有しています。職員間での引継ぎはクラスファイルで管理しており、保護者への伝達事項などの情報共有をしています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 個人情報保護に関する規定を整備しており、職員は入職時に研修を受けています。個人情報に関するものは全て鍵付き書庫で管理しており、基本的に事務所内で閲覧することにしています。保護者には、入園時に個人情報の取り扱いを説明し同意書を提出してもらい適切に管理しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針等の趣旨を捉え、施設長が計画・作成しています。計画では、園の理念・保育方針・目標を明文化し保育理念の「生きる力」の基礎を育てられるように、年齢・発達にあった内容を検討し計画を立てています。年1回の年度末には、保育に関わる職員の意見も取り入れ作成をしています。また、全体的な計画は、各クラス毎の年間指導計画に落とし込んで作成しています。近隣の地域性に合わせた活動内容も盛り込んでいます。幼児クラスでは、自分の思いを保育者に話すことができるように練習したり、戸外活動で体力向上を図る計画を立てています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 保育室では、温室計・空気清浄機・壁面に扇風機を設置し、快適に過ごせるように環境を整えています。各クラスの玩具は、手の届く所に配置し、消毒・破損チェックを毎日おこなっています。また、整理整頓され、子どもが片づけやすくなる工夫に取り組んでいます。夕方は子どもの情緒の安定化を考慮し、合同保育を行わず各クラスで落ち着いて過ごせるように配慮しています。食事の時の椅子の高さ調整は、足置き場を設置しています。手洗い場は、子どもの発達に合わせた高さに配慮しています。トイレは明るく清潔で、子どもが利用しやすいサイズを整備して環境を整えています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 職員は、発達過程での一人ひとりの個人差を、会議で話し合い意見を積極的に出し合うよう努めています。また、子どもとの約束は必ず守るようにし、子どもの思いに耳を傾けるなど気持ちに寄り添う保育に努めています。子どもへの声掛けでは、職員全員が不適切研修をおこない、子どもの人権を侵害する言葉を使わないように心がけて保育に努めています。保育の状況で、子どもを急がせるような声掛けや制御の言葉を用いらないように職員同士、その場で声を掛け合っていけるように取り組んでいます。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 保育者は子ども達に手本を見せながら、意欲的に生活習慣が身に付くように促しています。発達に応じて、必要な所を援助しスモールステップの育ちを支えるように取り組んでいます。おひるねで、眠くない子には身体を休める時間という事を伝え、ゆっくり休む心地よい環境づくりに取り組んでいます。トイレトレーニングでは成功体験を大事にし褒めるところから始め、保護者と保育園の様子を互いに伝え合いながら、子ども一人ひとりに合わせ無理なくゆっくり進めています。また、看護師を中心に身につけたい基本的な生活習慣を子どもの発達に合わせ、丁寧に働きかけています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの主体的な遊びを育てる為に、子どもが満足して遊べる環境づくりに取り組んでいます。具体的には、遊びが終了時間になっても子どもの様子を見て、次の活動に支障のない限り、子ども自ら遊びを終わりにするまで待つようにしています。戸外では、主に自然物に触れる、友だちと一緒に簡単なルールのある遊びを中心に活動しています。幼児クラスはモンテッソーリを取り入れ、正しい玩具の使い方や遊び方を伝え、保育者と一緒になって遊ぶ環境をつくっています。コロナ過以前は、地域との交流は行事を通して意欲的に取り組んでいました。今年度は、夏まつりに招待するなど、交流できる環境を徐々に始めていく取り組みをおこなっています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 0歳児は合同保育をおこなわず、担任と関わる時間をもち、抱っこなどを通して愛着関係を築けるように努めています。可能な限り担任と関われる様に職員配置にも配慮しています。室内では、子どもの発達に合わせて玩具の入れ替えをし、動き回れるスペースを確保しています。保護者とは、個人ノートや送迎時の対応で子どもの成長の共有を図っています。また、離乳食や健康に関しては、栄養士・看護師を含めた専門職を活かし、面談や送迎時の会話で保護者と連携をとるように努めています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 環境設定は、子どもの発達状況・興味を示す遊びを見極め、担任同士で保育の方向性を話し合い随時、環境を整えています。生活面の自立では、保護者と家の様子や、保育園での様子を伝え合いながら、一緒に進められるように取り組んでいます。安全面に気を付けながら子どもが自由に動き回れる環境を整え、指先を使った制作や、食育を通して五感を養えるように取り組んでいます。また、保育環境では保育者が笑顔で子ども達に接し、和やかな雰囲気作りを心がけています。子どもの自我の芽生えで切り替えが難しい時や、友だちとの関わりで、仲立ちが必要な時は、すぐに声をかけるのではなく、子どもの様子をよく見てから関わるように努めています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 3・4歳児は一斉活動以外では、同じ部屋で生活を過ごしています。一緒に過ごす事で、自然に関わりをもてるようになり、互いの成長を身近に感じ、刺激し合える環境をつくっています。クラスには一日の様子ノートを設置し、子どもと保護者の会話を広げるアイテムになっています。また、ドキュメンテーションも設置し、過去の内容が振り返りやすい様にファイリングし、いつでも閲覧できるように配慮しています。子ども同士で廃材を使い制作活動をできる環境をつくっています。保育者が用意した設計図を見ながら、協力し合い作品を作り上げて展示し作成の工程を楽しめるようにしています。手先を使う教材では、遊ぶ時のルールを伝え、狙いを持った活動になるように保育者が関わっています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 特別な配慮を必要とする場合は、職員会議で周知を図っています。医療器具の取り扱いに関しては、保護者の同意を得た書類を作成しています。特別な配慮が必要な場合は、子どもの様子を確認し一人ひとりに合った対応の環境をつくっています。また、保護者には園での様子を伝え、状況にあった対応の仕方を話すなどの連携を図っています。必要に応じて専門機関と連携できるシステムを作り、いつでも相談・助言が受けられる体制を整えてます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 0歳児は登園時間を考慮し、基本的に合同保育にならないようにしています。また、夕方保育は各クラスで過ごす様にしています。別々に過ごす事で、子どもの情緒が落ち着いて過ごせる配慮をしています。但し、職員配置で人数の調整が難しい場合もあり、状況に合わせた柔軟な保育体制を望む声があがっています。延長保育時間は、子どもの遊びたい玩具を用意するなどして遊びの環境をつくっています。子どもの様子を伝達する際は、伝達ファイルを使用し職員間で情報共有を図っています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 年間計画には、小学校との連携が記載されており、ねらいをもって保育をおこなっています。地域の自治体の幼保小連絡会や年長児交流会に積極的に参加しています。また、小学校の授業参観懇談会に施設長、主任が参加し、小学1年生担任と就学に向けて育っていたい姿を話し合っています。就学に向けて年明けには、ひるねの時間をなくし生活リズムを作れるように取り組んでいます。保護者に向けては、就学情報をロッカー棚上に常設し提供しています。また、面談への声かけにも取り組んでいます。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 登園時に視診、聞き取りをし特記事項があれば記録をとっています。保育中の体調変化や怪我は担任から園長、看護師に連絡し判断を仰ぎ、必要に応じ保護者へ連絡をいれてます。既往歴・予防接種は、児童票・予防接種一覧に記録し、職員で内容を共有しています。SIDSについては、0歳児は5分・1歳児10分・2歳児15分・3歳児以上30分に一回の呼吸・寝る態勢のチェックをし、子どもの身体に触れて確認するように取組んでいます。また、職員全員SIDS研修に参加し、知識の周知に取り組んでいます。健康に関するマニュアル・ほけんだよりは看護師が作成しています。保護者には、入園時に看護師からSIDSについてのプリント配布で周知し、園内の掲示コーナーでも情報を発信しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 健康診断は毎月、歯科健診は年1回おこなっています。結果で異常が認められた際は、文書で保護者に連絡し、園長・看護師が立ち会って内容を伝えています。職員は、健診結果を周知し共有に努めています。看護師は幼児クラスを中心に健康指導をおこなっています。指導内容は、保育室内にイラストなどで掲示し、健康に関する興味・関心がもてる取り組みをおこなっています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 アレルギー疾患の子どもに対しては「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に基づいて対応しています。熱性けいれん児・アレルギー疾患の子は、医療用医薬品を預かり、医師の指示の基に対応しています。指示があった体温まで発熱した場合は、保護者に連絡、医薬品投薬の体制をつくっています。また、保育室内にアレルギー対応時のマニュアルを掲示して、職員間で周知するように取り組んでいます。食事の際は、アレルギーの重要度を考慮し、テーブル分け・トレーでの提供、食器の色分けなどの対策をして安全面に配慮しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:b】 食育計画は栄養士が作成し、各担任と話し合いをおこない食育に取り組んでいます。子どもが苦手な物でも1口は食べてみようとする気持ちをもてるように、声をかけたり一緒に食べたりしています。食器は0歳児から陶器を使用しています。見本食は玄関に掲示し、0歳児は写真を撮って保育室に掲示しています。今年度はピーマン、きゅうり、なす、いねの栽培をし、年齢に応じてトウモロコシの皮むきやトウモロコシの由来の話、旬の野菜を使用した食育活動に取り組んでいます。稲の栽培では、手作りカカシ・稲栽培の工程のドキュメンテーションで作成し、食について関心を深める取り組みをおこなっています。保護者へはクラスノートや個人ノートで様子を伝えています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:b】 給食は、ラップがついた状態で運び、保育者はエプロン三角巾を着用して配膳し衛生面に配慮しています。栄養士が栄養計算のもと献立を作成し調理しています。年齢や発達によって食材の大きさも変えて提供しています。また、残食量、クラス日誌を確認し喫食状況の把握に取り組んでいます。今年度は、郷土料理を毎月取り入れるなどの食育活動に取り組んでいます。5歳児の保育室内は、調理室が窓を通して見えるようになっており、調理過程が身近に感じられ、美味しく食べれる環境を整えています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 0~2歳児クラスは手書きの個人ノート、3歳児以上には手書きの連絡ノートで、1日の様子を伝えています。連絡ノートは、送迎時に保護者が見られるようにしています。クラスの様子は、ドキュメンテーションを掲示して伝えています。また、各クラスでは毎月アプリ内で写真を掲示し、子どもの様子を伝える取り組みをおこなっています。希望者には個人面談をおこない、気になる家庭には園側からアプローチして面談に取り組んでいます。会議では、面談内容や日常生活での子どもの様子を伝え、職員間で共有を図っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 保護者とは個人面談、送迎時の会話、個人ノートでのやりとり等で子育て支援に努めています。発達で気になる所があれは、必要に応じ児童発達支援施設の職員との連携して個別対応に取り組んでいます。また、子育ての悩みは保育者が日常会話の中で話し、相談しやすい雰囲気づくりに努めていますが、時間帯、状況によっては難しく感じるとの声があります。。保育中の怪我・病気・身体の成長に関する相談は看護師が丁寧に対応し、時にはアドバイスして保護者からの信頼を得ています。会議では、保護者から得られた情報を職員間で共有に取り組んでいます。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 虐待等権利侵害は、入園前説明会で面談の際、日々の状況を聞き取りなどで事前確認をしています。入園後は、子どもの様子に変化が見られた際は看護師が声をかけ対応しています。子どもの身体にあざなどが見られ、虐待等権利侵害の恐れがある場合は、子ども家庭センターと連携し支援を図っています。職員は、年に1回施設長から子どもの人権研修を受け、理解を深めると共に早期発見に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 保育実践の振り返りは都度行ない、自己評価は1年間に2回おこなっています。子ども一人ひとりの個性を受け止め、子どもが何に興味関心をもっているのか、子どもの何を育てていくのか、保育者自らが気づける様、施設長が保育に入って問いかけに努めています。また施設長は、1日1回は職員と話す機会を意識し、職員も同様に保護者には、子どもに関する一言エピソードを伝えるなど信頼関係を築く取り組みに努めています。研修で得たものを研修レポートに記入し、誰でも閲覧でき学べるようにファイリングしています。自園に足りない事、改善点に気がついた際は会議の中で提案し、より良い方向へシフトできるように話し合いを重ねて保育の質の向上に取り組んでいます。 |