ピュアリー鹿島田保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
---|
名称 | ピュアリー鹿島田保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 地域型保育事業(居宅訪問型保育事業除く) | 定員 | 15(15) 名 |
所在地 | 212-0025 川崎市幸区古川町140-4 金子ビル川崎1F |
||
TEL | 044-276-8814 | ホームページ | http://www.purely-hoiku.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2017年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社 フェイスフルラバーズ | ||
職員数 |
常勤職員:6 名
非常勤職員:4 名
|
||
専門職員 |
園長:1 名
保育士:7 名
看護師:1 名
栄養士:1 名
|
||
施設・設備の概要 |
乳児室:1
沐浴室:1
トイレ:1
調理室:1
事務室:1
職員休憩室:1
鉄筋コンクリート造り3階建ての1階部分 :72.14㎡
|
【保育理念】 ・一人ひとりに丁寧に関わり、生きる力の基礎となる保育を目指します。 ・子どもたちが安心して過ごせる、家庭的な保育を目指します。 【基本方針】 ・安心して笑顔でくつろいで過ごせる家庭的な保育園を目指します。 ・小規模園の良さを生かし、1人ひとりに丁寧に向き合い、それぞれの発達や個性を大切に細やかな配慮をしていきます。 ・子どもたち一人ひとりの欲求に応えて適切な援助をしていきます。 ・自分でできる喜びを味わいながら成長することを促し、子どもたちの生きる力を育てていきたいと考えます。 |
【立地および施設の概要】 ピュアリー鹿島田保育園はJR南武線の矢向駅、鹿島田駅から歩いて約15分のところにあります。0~2歳児の小規模保育園で15名が在籍しています。園庭はありませんが、近隣には多数の公園や幸区役所内の大きな広場があり、子どもたちは毎日散歩に出かけ、自然に触れあい季節を感じています。 【園の特徴】 保育目標を「*心身ともにたくましく、元気な子ども *友だちと仲良く遊び、思いやりのある子ども *想像力豊かで、物事をよく考えて行動できる子」としています。 職員は子ども一人ひとりに丁寧に向き合い、それぞれの発達や個性を大切に、細やかな配慮を行っています。 |
評価実施期間 | 2021/04/20(契約日) ~2022/01/30(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 1 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1.子ども一人ひとりの人権を大切にした「子どもの対応マニュアル」 子ども一人ひとりの人格を尊重した関わりについて、職員会議で話し合って「子どもの対応マニュアル」を作成しました。 マニュアルは、「食への関心や意欲を育むために全ての献立を配膳する」「物事を強要していないか」「一人一人の子どもの育ちや家庭環境を考慮しているか」「差別的な関わりをしていないか」といった項目ごとに、さらにわかりやすい事例を加えて書かれています。 それぞれの項目には、参照すべき子どもの権利条約や保育指針の条文が載っています。全職員はこのマニュアルを持ち、子どもの人権を意識して、子どもと関わっています。 2.外遊びでの豊かな経験 子どもたちは天気のよい日は毎日、近隣の公園や少し遠くの消防署の見学等に出かけています。1歳児から歩ける子どもは歩いて出かけています。公園の遊具で遊んだり、かけっこをしたり、思いっきり体を動かし、体力をつけています。アリやダンゴムシを探し、夏には手作りのかごを持って、セミやバッタを捕まえ、秋にはドングリや落ち葉を拾って自然に親しんでいます。 3.職員の自己管理シートを活用した保育の質の向上 職員は各自目標を設定し、2か月、半期、1年ごとに振り返りを行って自己管理シートを提出し、その都度園長と面談しています。10月の面談では目標達成状況、課題を検討し、再度目標を設定しています。年度末の面談では、子どもを尊重する保育であったかなど達成状況を確認し、自己評価を行っています。その結果を職員会議で話し合って園の自己評価としてまとめ、それをもとに「改善計画書」を作成しています。 改善計画書は「すぐにできること」「工夫すればできること」「予算化しないとできないこと」に項目を分けて、それぞれ課題、目標、達成時期、スケジュール、担当を明記して、具体的な事業計画となっており、保育の質の向上を目指しています。 |
---|---|
改善を求められる点 | 1.子どもが自由に玩具や素材や道具を選んで遊べるような環境作りを 保育室はワンフロアーというスペースの関係もあり、子どもの希望や様子から職員が玩具を用意しています。発達に応じた玩具や素材や道具を、子どもが自由に選んで取り出して遊べ、子ども自らが片付けられるような、子どもが意欲的に動ける環境を設定することが望まれます。 2.園の専門性を生かした地域子育て支援を 中長期計画に、地域における公益的な取組、子育て支援、見守り、相談事業の取組を挙げています。園の専門性を生かして、子育て支援の取組を期待します。 |
2017年4月に開園し今年で5年目を迎えています。乳児15名定員の小規模保育園の良さを最大限に出せるよう、マニュアルや目標管理シートなどを改定しながら質の向上に努めてまいりました。 今回初めての第三者評価を受け、子どもたちに丁寧に向き合う大切さと、保育所としての社会的役割を職員ミーティングで共有し、職員から今後の保育の取り組みへの意欲が汲み取られる意見が多くあがりました。また、ご指摘にもありました限られた保育室の中に子どもが主体的に遊べる環境づくりや保育園の専門性を活かした地域子育て支援を職員と共に考えていきたいと思います。 コロナ禍で思うような保育ができないと思うのではなく、どんな逆境でも安心安全に楽しく過ごせる保育園を目指していきたいと思います。 今回の第三者評価を受け、アンケートにご協力してくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・理念、基本方針は、「全体的な計画」、入園のしおり、入園の案内等に記載されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・市の保育課や法人会議等の情報で、事業経営をとりまく環境と経営状況を具体的に把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・この園の経営状況は良好であり、年度末の法人会議では、状況を評価されています。職員の欠員があってもすぐに応募があり、職員体制を整備しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・中・長期的なビジョンを明確にし、経営組織の強化、経営と事業運営の透明性、諸規定の見直しなど11項目の目標をあげています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・中・長期計画の取組内容をふまえ、課題を抽出し、「改善計画書」として単年度の事業計画書を作成しています。「職員による子育て相談の充実」「保育目標の深い理解」「情報公開の場の工夫」など10項目の改善項目を挙げています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・改善計画書(事業計画)は、前年度末の職員による園としての自己評価の結果をもとに策定しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育内容、健康管理、苦情対応、行事予定等は、重要事項説明書、入園のしおり、行事予定表等を保護者に配付しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・組織的にPDCAサイクルにもとづく保育の質の向上に関する取組を実施しています。保育士は週日案、月間指導計画、月間の個別指導案の各内容について振り返り、記録にもとづき、月2回のクラスミーテイングで事例検討、改善点等主体的に振り返りを行っています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育園としての自己評価は、職員により、11項目を4段階評価し、結果にもとづく課題を文書化しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園長は、自らの役割と責任について「重要事項説明書」に掲載し、表明しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、児童福祉法、社会福祉法等をふまえ、児童福祉施設の管理者として法令や倫理を理解し、運営に努めています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育の質の現状について、日常の保育の観察、職員の自己評価面談等を通じて評価・分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、理念や基本方針の実現に向けて、子どもの人数に対し、多めの人員配置、タブレット導入の要請をするなど職員の働きやすい環境整備に取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・中・長期計画において人材確保の方針が示され、保育をはじめ、調理、看護各分野の職員の人材育成策が示されています。 「職員のキャリアアップ 」を目標にあげ、 具体的に取り組んでいます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所の理念・基本方針にもとづき「期待する職員像」を中・長期計画で明確にしています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員の有給休暇の取得状況や時間外労働のデータ等就業状況を「勤怠システム」により毎日、確認し、把握しています。必要に応じ、有給休暇取得を勧奨するなどしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度始めに個人目標を設定し、園長との面談を通じ、保育所の方針、目標についてコミュニケーションを図っています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・中・長期計画では、目標に「職員のキャリアアップ」をあげ、取組内容として、①「処遇改善2による研修・・・」、②「研修計画をもとに・・・キャリアパス を見据えた人材育成(保育士、栄養士、看護師)に努める」・・・を挙げています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況を把握しています。職員一人ひとりの研修修了証、資格等を個別ファイルにまとめて把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れマニュアルを整備し、実習生の育成、研修に関する基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・法人のホームページで、法人、保育所の理念や基本方針、目標、園の一年間(行事、園の一日)、改善計画書(事業計画)等を公開していますが、事業報告、予算、決算書の公開はありません。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引等に関するルール・諸規定は、法人本部で整備しています。職務分掌と権限・責任は明確にされ、職員に周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方について基本的な考え方を文書化し、全体的な計画、中・長期計画、改善計画書等で 内容を示しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の学校教育等への協力について、基本姿勢を「受け入れ規定」により明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の関係機関・団体について、個々の子ども・保護者の状況に対応できるように児童家庭課、地域療育センター、児童相談所、嘱託医、消防署、警察書等を明示したリストを事務所に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・幸区の園長連絡会議、栄養士連絡会議、看護師連絡会議、発達コーデイネーター連絡会議等の情報交換、意見交換を通じ、地域の福祉ニーズを把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・小規模保育園で地域の行事や活動への参加は困難な面もありますが、散歩やキッズルーム訪問等の園外活動時の地域の方々への挨拶や職員による近隣のお掃除等積極的に行い、地域の子どもの育成、支援に努めています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・年度始めの職員会議で、『全国保育士倫理綱領』を読み合わせ、子どもの人権擁護、尊重について、職員は理解を深めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「子どもへの対応マニュアル」に子どものプライバシー保護について明記しています。年度始めに職員会議で読み合わせをしています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ホームページには理念や基本方針、保育目標等のほか、年間行事や一日の流れ、保育の様子を写真付きで掲載し、園生活のイメージが伝わりやすいようにしています。入園案内のパンフレットは区役所に置いてあります。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には「入園のしおり」「重要事項説明書」を保護者に配付し、園長が説明しています。主な説明は、保育方針、保育の特色、主な行事、一日の過ごし方、施設の概要、利用料金、健康管理、災害時対応、苦情相談、個人情報の取り扱い等です。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・小規模保育園なので3歳児になるとき転園となります。その際は引き継ぎ申し送り書、健康記録表、児童票、発育記録など転園先に原則手渡しで行い、口頭でも引継ぎを行っています。配慮が必要な子どもには子どもの姿が書かれたファイルも引き継いでいます。必要に応じて保護者の同意のもと、行政や福祉施設等と連携を図り、家庭への支援も継続するようにしています。転園後も転園先の園長から話を聞いています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、日常の保育の中で、子どもをよく観察して子どもの気持ちや満足度を把握し、安心して意欲的に過ごしているかを担任間で話し合い、情報を共有しています。子どものしぐさや表情から子どもの意思をくみ取り、言語化できる子どもからは子どもの話をよく聞いています。栄養士も毎食、子どもたちの食べる様子を観察し、子どもの満足度を把握しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情対応マニュアルが整備され、苦情受付担当者はリーダー、苦情解決責任者は園長とし、第三者委員を設置しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前説明会や年度始めの保護者会で重要事項説明書を用いて保護者が相談や意見を述べたいとき、第三者委員や複数の方法や相談相手を自由に選べることの説明をしています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員が送迎時に保護者に声をかけ意見を言いやすい雰囲気を作り、また連絡ノートから相談や意見を受けた時は丁寧に対応しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントの責任者は園長で、リスクマネジメントに関して職員会議で検討しています.。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策について、健康管理マニュアル、感染症対応マニュアルに基づき、看護師を中心に、予防や発生時の安全確保に取り組んでいます。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・危機管理マニュアルを整備し、避難確保計画を作成し、災害時の対応体制を定めています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法として、子どもの尊重、プライバシー保護、権利擁護に関わる姿勢等に基づいた「子どもへの対応マニュアル」があります。園長と職員で話し合って作成し、職員の行動規範となっています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法、各種マニュアルは、年度末に職員会議で検討し、必要な見直しを行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の児童調査票や面接で子どもの生育歴や発達状況,、既往症、アレルギーの有無、保護者の意向等を把握しています。看護師や栄養士も同席して状態を確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は4期ごとに、月間指導計画は月末に、週案は毎日各クラス担任が評価・反省をし、次期の計画に生かしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況、保育の実施状況を、園で統一された様式の発達記録に記録しています。記録の書き方は園長が指導し、0歳児、1歳児は毎月、2歳児は2か月ごとに記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報の不適切な利用や漏洩に対する規定を定め、職員は入社時研修を受けています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章や、児童の権利に関する条約、児童福祉法等の趣旨をとらえ、保育所保育指針に沿いながら、園の理念や方針、目標に基づいて作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育室には温湿度計を設置し、エアコンや床暖房、加湿器を活用して、適切な状態を保持しています。新型コロナウイルス感染症対策としてまめに換気を行っています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前の面談や保護者が提出した書類から子どもの家庭状況や生育歴、生活習慣、食事、好きな遊び等を把握しています。入園後は毎日連絡ノートや送迎時の保護者との会話によって、子どもの状況を把握して、対応しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達や興味に合わせて、保護者と連携し、食事、着替え、睡眠、排泄、手洗い等の基本的な生活習慣が身に付くようにしています。1歳児クラスでは運動靴のかかとにひもをつけて自分で履けるようにし、トイレットトレーニングでは、1歳児からおまるに座ってみるようにし、排泄の間隔があいてくると保護者とも連絡を取り合って進めています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・クラス活動は子どもたちの希望を取り入れて、自発的に遊べるように努めています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスは朝の受け入れ時の健康観察や連絡ノートの確認で、家庭での過ごし方を把握して、一日安心して無理のない生活リズムで過ごせるようにしています。保育室はパーテーションで他のクラスと区切られ、0歳児クラスに合った玩具とバウンサー(ゆりかごラック)が備えられています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの性格や状況に対応して、穏やかな声かけで励まし、やる気が出るように誘ったり、できた時には褒めて、子どもが自分でしようとする気持ちを大切に援助しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 当園は地域型保育事業(小規模保育園事業)を運営する保育所で、3歳以上時児が在籍していません。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園はワンフロアーで、保育室と共有部分に段差はありません。玄関の段差には 職員が抱っこして対応しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの体力を考慮して、静と動の活動をバランスよく配置した無理のない取組を行うようにしています。朝と夕方は子どもの人数や様子を見ながら合同保育を行い、その日の子どもの様子で玩具を配置し、スキンシップを多く取りながらゆったりと落ち着いて過ごせるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 当園は地域型保育事業(小規模保育園事業)を運営する保育所で、3歳以上児が在籍していません。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・登園時に保護者から子どもの体調や家庭での様子を聞き取り、観察を行い、子ども健康状態を把握しています。登園時と午睡後、体調がすぐれないと見える時は検温を行い、体温37.5度を目安に保護者にお迎えをお願いしています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・嘱託医による健康診断を年3回、歯科健診を年1回、提携園である小向さくら園で行っています。健康診断、歯科健診の結果は個別ファイルで管理しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度アレルギーの子どもは在籍していません。アレルギー疾患のある子どもには「川崎市健康管理マニュアル」と「川崎市立公立保育所食物アレルギー対応マニュアル」をもとに、医師から指示を受けながら、子どもの状態に応じた対応を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児、個別の月間指導計画では食育欄を設け、1、2歳児年間指導計画では、「期別の園児の姿」に食育の内容を表し、取り組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・発育状況や体調を考慮して献立、調理を工夫しています。0歳児で入園時、病後で、よく吐いてしまい、発育も遅れている子どもには重湯を少量に分けて、”もぐもぐ” の様子を見せて提供し、おやつも工夫して2か月くらいで普通に改善して喜ばれました。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・日常は連絡帳、送迎時の会話を通じ、家庭との連携を図っています。家では高菜等は「いやー」で食べない子どもには、園からは「刻んであげる」など応じています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員が子どもに接する姿、送迎時のコミュニケーション、連絡帳でのやりとりを通して保護者とは信頼関係を築くよう取り組んでいます。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の預かり時にケガやアザのチエックを行い、ケガ等が見られた場合は保護者から聞き取りをして原因を確認しています。子どもと保護者の様子を、よく観察して子どもの心身の状態、養育の状況について、把握に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・職員は、指導計画の各内容について、クラスミーテイングで主体的に振り返りをしています。 |