ブライト保育園横浜佐江戸
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | ブライト保育園横浜佐江戸 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 定員 | 60(58) 名 | |
所在地 | 224-0054 横浜市都筑区佐江戸町2089-1 |
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TEL | 045-931-0190 | ホームページ | http://saiseikai.net/brightyokohama |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2015年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 済聖会 | ||
職員数 |
常勤職員:15 名
非常勤職員:12 名
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専門職員 |
保育士:24 名
栄養士:1 名
調理員:1 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:3室
幼児室:3室
沐浴室:1室
調理室:1室
トイレ:3室
事務室:1室
職員休憩室:1室
鉄骨造2階建て :建物延床面積 416.14㎡
園庭:188.91㎡
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【保育理念】 子ども達の生きる力の基盤づくり ・自ら考え、行動する(考え抜く力、前に踏み出す力) ・我慢強さ、打たれ強さ、あきらめない気持ち、自分に負けない気持ち ・豊かなコミュニケーション ・豊かな感性、創造性の豊かさ ・仲間と関わる力(チームワーク力) ・自分に対する自信(自己肯定感) 【基本方針】 ・子どもの興味を引き出すより多くの機会を提供する ・子どもの思いを受けとめる ・子どもが自分で経験することを大切にする ・子どもが自分で考え工夫することを大切にする 【保育目標】 “私は私(自分らしく生きる)、私はみんなの中の私(みんなと共に生きる)” ≪一個の主体として生きていく基本姿勢を育む≫ ① 自分の思いを表現する ② 自分で積極的に「ヒト、モノ、コト」に取り組む ③ 自分で考え、工夫して判断する ④ 他者の思いに気づき、他者の思いを受け止めていく |
【立地および施設の概要】 ブライト保育園横浜佐江戸は、JR横浜線鴨居駅より徒歩約15分、鶴見川を渡り、駅前の大型商業施設や工場、会社が多数立ち並ぶ区域を通り抜けた住宅街にあります。周辺には、園児が散歩に行く10か所以上の公園のほか、せせらぎ、畑もあります。鉄骨造り2階建ての園舎は、落ち着いた外観で周囲によく馴染んでいます。広い窓から陽光が十分に取り入れられて明るく、清掃・整理・整頓が行き届き、清潔感があります。木調の建具や家具、柔らかい色調のロールカーテンを取り入れて、ぬくもりの感じられる温かい雰囲気となっています。2階の3~5歳児の保育室は、パーテーションを開けて、園児が思い切り身体を動かせる広いスペースを作ることができ、雨の日やリズム遊び、行事で活用しています。 【園の特徴】 「子どもたちの『生きる力』の基盤をつくる」を保育理念として掲げています。 「つよく ゆたかに キラキラと」という保育目標が読み込まれた全園共通の園歌があります。運営法人は名古屋にあり、給食に名古屋地方のメニューが出ることもあります。①リズム活動(斎藤公子氏のさくら・さくらんぼリズム遊び)を行っていること、②食育係を設け食育に力を入れていること、③ 0、1歳児に緩やかな担当制保育をしていることを特色ある保育としています。運営法人の方針で2年前から外部講師による英語遊びが全園で取り入れられ、3~5歳児のクラスで概ね週1回、実施しています。7月~12月には、3~5歳児を子どもの性格や相性等を考慮しながら縦割りの3クラスに分け、異年齢保育を行っています。異年齢の触れ合いが、子どもが互いの違いを尊重する心を育てることにつながっています。平成27年4月に開園し、現在、0歳児から5歳児まで58名(定員60名)の園児が、毎日、散歩に出かけたり、制作や友だちとのごっこ遊び等、自由に好きなことに取り組みながら、のびのびと生活しています。 |
評価実施期間 | 2022/06/01(契約日) ~2023/04/08(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | 1.子どもが主体的に活動できる環境整備の工夫 子どもが興味のある玩具や用具を用意することで、主体的に遊べるようにしています。各クラスの子どもがその時に興味があるものに合わせた図鑑や本を置いています。職員は図鑑を散歩にも持参したり、クラスの見えるところに虫かごや虫眼鏡を置いています。制作が自由にできるように、生活廃材や色画用紙、毛糸等の様々な素材を子どもが取りやすい所に、ひらがなのラベルを付けて置いています。1階と2階に絵本コーナーを設け、おすすめの絵本を表紙が見えるように置き、周囲に季節の自然物を飾ったり、子どもが興味を持ちそうな面白い呼びかけのメッセージを掲示したりしています。 2.子どもが楽しく食についての関心を深められる工夫 運営法人は、「食が子どもの五感を同時に育むことができる唯一の行為であり、『食』が好きなことが『生きる力』になる」と考え、食育を重要視しています。給食理念として「『人』を『良』くするそれが『食』」を掲げ、ホームページに「保育園で大評判の給食レシピ(24品)」を掲載しています。強化磁器の食器は、食べ進むと器ごとに異なる絵とその英語表記が出てくる楽しいデザインになっています。玄関ホールに食育コーナーを設け、子どもと保護者に向けてわかりやすく食に関する情報提供をしています。小さなポストも設け、メニューの感想やリクエスト等を給食職員に伝えられるようにしています。子どもに嚙むことの大切さを伝えたり、簡単な調理体験ができる「もぐもぐの会」を実施しています。調理室のドアは今年から全面ガラス張りに改装し、子どもの低い目線からも調理の様子を見ることができるようにしました。 3.安全・安心なサービスを提供するための事故や災害への備えの工夫 安全係が中心となり、安全チェックリストを作成し、環境係と連携して園内外や玩具・遊具を点検しています。各クラスに、保育室や年齢に応じて異なる安全チェックリストを備え、安全な環境の確保に努めています。各クラスからのヒヤリハット報告を確認し、園舎と園庭の詳細なヒヤリハットマップを作成しています。園外への散歩等については、2019年5月に大津市内で起こった保育園児の散歩中の交通事故の教訓を生かすよう努めています。当園周辺の道路も車の通行量が多く、歩道の整備も不十分なことから、警察署の協力も得て散歩コースを1年以上かけて点検し、散歩マップに危険個所を明記しました。また、防災対策として、水や非常用圧縮毛布等の非常用備品を各クラスに分けて、少しずつ違う物を保管しています。「ファーストミッションボックス」を多目的トイレ内に設置し、災害時にボックスを最初に開けた職員が、任務(本部・連絡・救護等)が記載された6袋をその場にいる人に割り振り、即座に緊急体制を作れるようにしています。 4.保育の質の向上についてさらに職員間で話し合いを深める努力 指導計画の作成や保育の振り返りは各クラスに任されており、園長や主任の指導はあるものの、クラスの枠を超えて職員間で保育についての話し合いが深められる機会が少ないように見受けられます。一人ひとりの子どもが、くつろいだり、落ち着ける場所の設定、家庭的でゆったりと過ごせる環境づくり、子どもが安心して自発的な活動ができるような職員の関わり、子どもにわかりやすい穏やかな言葉遣い等、職員の自己評価で課題とされた事項について、改善に向けて全職員でさらに検討していくことが期待されます。 5.地域の福祉ニーズにもとづく公益的な事業・活動の検討 交流保育や園庭開放、育児相談等、地域の子育て支援活動は令和4年度から実施に 向けての検討を始めたばかりで実績がありません。民生委員・児童委員とのつながりもまだ無く、地域の福祉ニーズ等を把握する機会が乏しい状況です。園では、地域の子育て家庭に向けて、「ブライト子育て応援通信」を発行し、町内会の掲示板への掲示や、近隣の大型商業施設への配架により、子育て情報の提供に努めていますが、今後はさらに、地域住民との関係を深め、地域で望まれる公益的な事業・活動を行っていくことが期待されます。 6.職員が将来の見通しを持てるような職員育成体制の構築 総合的な人事管理は運営法人で行っていますが、職務に関する成果や貢献度を評価する客観的な人事評価基準や、職員が自ら将来の姿を描くことができるようなステップを示した総合的な仕組みがありません。また、運営法人により様々な研修が企画されているものの、専門職としての体系的な教育・研修計画や、経験や能力に応じた一人ひとりの目標管理制度、職員個別の年間研修計画はありません。運営法人の協力を得て、職員の意欲や保育の質の向上につながる、総合的な人事管理・職員育成の仕組みを作ることが期待されます。 |
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第三者評価は今回二回目の受審となります。前回は開園してから3年目ということで、日々の保育の振り返りはもちろん今足りないもの、必要なものを第三者評価機関の方から評価頂き、保育の見直しを行いました。今回は受審してから5年が経過しており、5年前との評価の差を知ることで、今の自園での取り組みや考え方の見直しを行うきっかけとなりました。職員の入れ替わりもある中で、自園の保育を振り返り、職員同士で話し合うことでそれぞれの思いや考え方、認識の違いに気付くことができ、自己評価や保護者の方から頂いたご意見から、園での課題も見つかり今後の保育に活かせるよう具体的な取り組みを考えていきたいと思います。 保護者の皆様にはお忙しい中、アンケートにご協力いただきましてありがとうございました。頂いたご意見につきましては、職員間で共有し今後の保育に活かしていきたいと思います。一人一人に寄り添った丁寧な保育を心掛け、職員一同保育の質の向上に努めて参ります。評価機関の皆様におかれましては丁寧な調査、ありがとうございました。心より、感謝申し上げます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念として「子どもたちの『生きる力』の基盤づくりを支援する」等と掲げています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は、運営法人の園長会に出席し、社会福祉事業全体の動向についての情報を得たり、各園の経営状況や人事、職員の離職率等についての情報を共有しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、園の設備の改善や、給食に関する支出の見直し、人員配置、年齢別の受け入れ人数等について検討し、運営法人に予算要望や保育士の募集希望を伝えています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長が「中長期計画(令和4年~令和7年)」を策定しています。法人理念、保育理念に沿って、保育目標の実現に努めていくことを目標に掲げています。年度末に振り返り、見直しをしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長が、令和4年度事業計画書を作成し、運営法人で、横浜佐江戸拠点区分 資金収支予算書、資金収支計算書を策定しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、事業計画策定に当たり、取組内容や重点目標について、主任と相談して内容を検討しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員体制や園児の定員、開園時間、保育目標等については、園内玄関付近に掲示したり、重要事項説明書に掲載して配付しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間及び月間指導計画には、評価・反省欄があり、子どもの姿や職員の支援を振り返り、次期計画に生かしています。指導計画は担任が作成し、主任、園長が確認しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎年度末に保育所の自己評価を実施し、結果を主任が集計し、評価結果を園内に掲示しています。集計結果、及び次年度に向けた改善課題等について、先ず、園長と主任が検討したのち、リーダーに伝え、リーダーから一般職員に伝えて共有しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度始めの園だよりの冒頭で、この一年間どのような保育をしていきたいのかを明らかにしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は運営法人の園長会等への出席等を通じて遵守すべき法令を把握しており、運営法人のルールに従って物品を購入したり、必要に応じて行政と連絡を取るなど、事業者や行政との適正な関係を保持しています。「物品購入表扱いフローシート、手順書、チェックリスト」が整備されています。今年度は、育児休業中のきょうだい児(乳児)の保育について、都筑区こども家庭支援課に指導を仰いだケースがありました。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、年間及び月間指導計画を確認しています。また、折に触れクラスに入り保育環境を確認したり、主任やリーダーから報告を受け、常に現場の様子を把握し、必要に応じて指導しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・人事、労務、財務等、経営改善に向けての分析は運営法人で行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中長期計画や事業計画に人材育成・保育の質向上の取組を明示しています。園独自に作成した「保育者の心構え」と運営法人作成の「チームメンバーハンドブック」の読み合わせを行っています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・運営法人のホームページに。「私たちの理念、思いに共感し、仲間とともにその実現に向け努力ができる人」等として、「求める人物像」を掲示しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・労務管理体制は役割表等に記載されています。責任者は園長で、勤務シフトの作成・調整は主任が担っています。有休・公休、時間外労働等の労務管理は、園長からの報告に基づき、運営法人が行っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 ・2022年度に園長以下の「各人の必要な能力開発一覧表」を作成していますが、職員各自の年度毎の課題票・目標設定シート等を活用した目標管理制度はありません。園長から運営法人に提案し、実施していた時期もありますが、現在、なお実施方法を検討中で継続していません。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・運営法人のホームページや園独自の「保育の心構え」等で理想の保育士像を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長・主任は、日頃の保育状況等から、職員の知識・技術の把握をしています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「実習生受け入れマニュアル」が整備されていますが、実習生受け入れ時の手順や注意事項を主な内容としており、専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化したものはありません。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営法人のホームページに保育所の理念・基本方針・保育の内容・事業計画・事業計画・計算書類が公開されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人作成の運営規程・経理規程・就業規則、園内の詳細な役割表があり、ルール・職務分掌が明確にされています。小口資金管理は、園長と事務担当がダブルチェックしています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・子どもと地域との関わりについての基本的な考え方は文書化されていません。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・「職業体験・ボランティアのしおり」及び、「ボランティア受入れ・ボランティアオリエンテーションのマニュアル」が整備されていますが、ボランティア受け入れ・地域学校教育への協力に関する基本的姿勢は明文化されていません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の多様な診療科の病院について、連絡先のほか、診察時間や休診日、どのような症状がその診療科の対象になるか等を一覧表にして事務所内に掲示しています。その他、警察や消防、地域防災拠点、広域避難所、指定緊急避難場所、横浜市北部児童相談所、横浜市北部地域療育センター、都筑区こども家庭支援課等の連絡先もわかりやすく分類して掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:c】 ・散歩時に地域の方とあいさつを交わすなどの交流はあるものの、園庭開放、育児相談、交流保育等の地域の子育て支援事業は令和4年度から実施に向けての検討を始めたばかりで実績がありません。民生委員・児童委員とのつながりもないため、地域の福祉ニーズ等を把握する取組はまだ行われていません。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:c】 ・地域の福祉ニーズ等を把握する取組はこれからですが、佐江戸町内会の理解を得て、20か所の掲示板に「ブライト子育て応援通信」を掲示して、子育てに役立つ情報提供をしています。近隣の大型商業施設内の都筑区子育て支援センターPopolaサテライトにも、園のパンフレットと共に持参して配架してもらっています。今年度は3回発行しており、カラー印刷で、「今これに夢中!」など、保育園での子どもの活動や、おすすめの絵本、散歩で拾ってきたドングリの処理方法、園で人気の給食のレシピ等を掲載しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年度始めの職員会議で重要事項説明書、「保育の心得」「チームメンバーハンドブック」の読み合わせをしています。子どもの尊重や基本的人権への配慮について確認し合い、園長から指導しています。園長がクラスの巡回時に気づいたことや、リーダーから報告があった課題を取り上げて話し合っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・幼児用のトイレの個室には扉と鍵がついています。1階には沐浴室、2階には温水シャワーの設備があり、人目のないところで排泄時の処理をすることができます。夏季のプール遊びの際に、すだれを使って子どもの裸の姿が外から見えないようにしたり、年間を通して園庭の柵に、黒いネットをかけて目隠しして、子どものプライバシーに配慮しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園のパンフレットを、園の地域向け広報誌「ブライト子育て応援通信」と共に、近隣の大型商業施設内にある都筑区子育て支援センターPopolaサテライトに持参し配架を依頼しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・2月の新入園児説明会で新入園児の保護者に対し「入園のしおり 重要事項説明書」を用いて保育方針、保育内容、職員体制等の説明を行っています。保護者からは「重要事項(しおりの内容)の確認および入園の同意書」「個人情報保護方針についての同意書」を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の利用が終了した後も、年賀状を出したり、運動会や夏祭り等の園行事への参加のお誘い等の連絡をすることで、保育園に相談しやすい環境を作っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児については、安心して穏やかに過ごせているか、様子を見て満足度を判断しています。幼児については、「またやりたい」など、子どもが発する言葉から子どもの満足度を推し量り、次の保育につなげています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園のしおり(重要事項説明書)に、相談・苦情受付担当者、解決責任者、第三者委員の氏名と連絡先電話番号、受付方法が明記されています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園のしおり(重要事項説明書)に、第三者委員を含む苦情申し出先や、面談、電話、文書など、複数の方法で相談・苦情を受け付けていることを明記し、入園説明会等で説明し、玄関に掲示をしています。いつでも面談可能であることを伝え、年2回の個人面談以外でも随時、面談をしています。懇談会で、担任から「わからないことがあれば何でも聞いてほしい」と伝えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は日々、保護者と出来るだけコミュニケーションをとるよう心がけ、 保護者が相談したり、意見を言いやすい環境づくりに努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長を安全管理の責任者としています。安全係が安全チェックリストに基づき点検し、環境係が室内外の玩具・遊具の点検を行っています。各クラスからヒヤリハットを上げています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長を責任者とし、衛生係が感染症対策を担っています。「保健の年間計画」を作成し、厚生労働省のガイドラインに則り、マニュアルを作成しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ファーストミッションボックス」を多目的トイレ内に設置し、災害時にボックスを最初に開けた職員が、任務(本部・連絡・救護等)が記載された6袋を、その場にいる人に割り振り、即座に緊急体制を作れるようになっています。「地震・不審者・火災」「風水害」のマニュアルが整備されています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園独自作成の「保育の心構え」に保育理念・保育目標・保育への心構え・目指す姿等を記載し、運営法人作成の「チームメンバーハンドブック」に子どもの人権に配慮した保育等を明示しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員会議、リーダー会議(月1回)や乳幼児会議(月1回)で、保育方法を議題に取り上げ保育の標準的な実施方法について職員間で話し合っています。マニュアル・手順書はそれぞれの担当係が中心となり、年1回見直すとともに、随時見直しを実施しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもや保護者の状況を入園時の提出書類・児童健康台帳・面談記録等で把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・年間指導計画は四半期毎に、月間指導計画は毎月、評価・反省を記入して、次期の指導計画の作成に活かしています。乳児の月間指導計画には月齢児毎の記載があり、幼児の月間指導計画は週案も合わせて作成しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの状況は、連絡帳・保育日誌・個別指導計画・個別支援計画等に記録しています。子どもの状況は各クラスから午後会議で毎日報告があり、当番がミーティングノートに記録しています。保育日誌は園長が毎日確認しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園のしおりに個人情報の保護方針を記載し、保護者に説明し同意書を得ています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童権利条約、児童福祉法、保育所保育指針等の趣旨を捉えて作成されています。子どもの成長に沿った「年齢別ねらい」と「保育士の関わりの配慮点」及び、養護と教育の五領域に分けて「保育の内容」を詳しく記載しています。どの年齢においても、一人ひとりの子どもをよく見て理解し、受容し、その子どもに合わせた対応をしていく旨が明記されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園舎内は、廊下の大きな丸窓や、各保育室の窓から十分な陽光を取り入れることができ明るく、保育室には木の腰板が張られ、木製の家具や本棚を置き、ぬくもりの感じられる雰囲気となっています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの家庭環境は、入園時に児童票、児童健康台帳等で把握するほか、個人面談を年2回行い、把握するように努めています。毎日の午後会議で子どもや保護者の様子を伝達し、毎月の職員会議、乳幼児会議、リーダー会議、クラス会議等で、話し合う機会を持ち、子どもの状態や発達の個人差を職員同士で共有し、一人ひとりに寄り添った保育を行っています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの発達や心身の状態、できるところ、できないところ、甘えたいところ、頑張れるところを理解し、その子どもに合わせたねらいを定めて関わっています。子どもに寄り添いながら、職員がやらせるのではなく、子どもが自分でできるように、やりたいと思えるような働きかけを行っています。保育士から「オムツ替えよう」と言うのではなく、「おしっこ出た?」と聞いています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが興味のある玩具を用意し、子どもの手が届く場所に見せる収納をしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、クラス及び個別の月間指導計画を立てています。生活と遊びのスペースを分け、個々の生活リズムに合わせた活動をして、落ち着いて過ごせるようにしています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・1歳児についても、緩やかな担当制としています。「自分で」という子どもの気持ちを尊重し、自分で取り組む姿を丁寧に見守り、達成感が得られるよう、必要なところを援助しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児では、自分の好きな遊びを見つけて繰り返し楽しめるようにコーナー作りをしたり、イメージの世界でなり切れるような小道具を用意しています。みんなで散歩を楽しんだり、友だちと一緒に気に入った絵本を繰り返し楽しむなど、クラスの友だちと過ごす時間を大切にしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・階段の手すり(2段)、点字ブロック、エレベーター、多目的トイレ(1階)が設置されています。門からはスロープがあり、玄関には段差がなく、バリアフリーとなっています。障がい児には加配職員が付いています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・長時間保育の子どもは、しっかり午睡ができるよう、日中たくさん体を動かし、しっかり食事をとり、健康的に過ごせるようにしています。延長保育を利用しない子どもも含めて、動と静のバランスを考えて保育をしています。夕方の時間帯には絵本を読んだり、職員の膝の上で過ごすなどして安心して過ごせるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に「小学校との連携」項目があり、小学校交流会・行事、幼保小連携研修への参加、事業計画の記載があります。3~5歳児の年間指導計画には「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」を反映し、5歳児の第4四半期には小学校就学準備を記載しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「病気・ケガリスト手順書」、「安全・衛生チェック表手順書」等を整備しています。入園時に児童健康台帳を提出してもらい、日々の登園時には、子どもの観察、保護者からの聞き取りや連絡ノート等により健康状態を把握し、降園時には保護者に子どもの一日の様子を伝えています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断結果は児童健康台帳、歯科健康診査票に毎回記録し、早期に共有が必要な事項があれば、午後会議で職員に周知しています。保護者には当日中に結果表を渡して健診結果を知らせています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギーに関してのマニュアルを作成し、職員会議等で共有しています。入園時にアレルギーの有無を確認し、月一回の給食会議でアレルギー児の状況確認を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人は、「食が子どもの五感を同時に育み、食が好きなことが生きる力になる」とし、ホームページに給食理念を掲げています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・発育状況や残食状況に応じて献立・調理を工夫しています。健康な状態で登園することが原則なので、その日の個別の体調に合わせた特別な対応はしていません。保護者から「便が緩めである」との連絡を受けて、牛乳の摂取を控えること等はしています。スチームコンベクションオーブンによる油で揚げない調理をしており、もともと油で揚げる料理は提供していません。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳は保育士に毎日提出することになっています。コメント欄は、乳児は毎日、幼児は必要時に担任が記入しています。登降園時に保護者に積極的なあいさつや話しかけを意識しています。また保護者アンケートを年度末に実施して、意見・要望には全て回答するようにしています。行事の都度、感想の提出を依頼しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・登園・降園時に園内での様子を伝え、保護者から声をかけられた際はその場で話す等、プラスひと言を加えて引き渡しをするように心掛けています。確認事項がある際は、職員は必ず上位の職員等に確認してから保護者に返事をするようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・登園時や着替え時にあざ・傷等の外傷を視認し、元気がない等の兆候を捉えるようにしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体会議・職員会議や年度末の自己評価で、保育実践の振り返りを行っています。会議や打合せ等の話し合いの中で、他の職員の意見や視点を知り、自分の保育実践の振り返りにつながることもあります。 |