ブライト保育園 横浜松見町
| 第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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| 名称 | ブライト保育園 横浜松見町 | 評価対象サービス | 2024~ 保育所版 |
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| 対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(57) 名 |
| 所在地 | 221-0005 横浜市神奈川区松見町3丁目2-4 |
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| TEL | 045-432-0190 | ホームページ | https://www.saiseikai.net/brightmatsumi/ |
| 【施設・事業所の概要】 | |||
| 開設年月日 | 2018年04月01日 | ||
| 経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人済聖会 | ||
| 職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:11 名
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| 専門職員 |
施設長:1 名
主任保育士:1 名
保育士:18 名
保育補助:3 名
調理員:2 名
栄養士:2 名
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| 施設・設備の概要 |
乳児・ほふく室:1室
保育室:4室
調理室:1室
調乳室:1室
幼児用トイレ:11個
事務室:1室
屋外遊技場(園庭):159㎡
その他:冷暖房・オートロック
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| 【法人理念】 かかわる人すべてのHAPPYを追求 【保育理念】 子どもたちの「生きる力」(独り立ちし社会の中で生きていく力)の基盤づくりを支援する |
| 【中長期計画からつながりを持つ、具体的な保育実践が行われています】 園長は中・長期計画を作成し、計画において、子どもを中心に捉える保育の実現に向けた目標(ビジョン)を明確にしています。中・長期計画で明確にされた目標を踏まえ、単年度計画を作成し、単年度における事業内容が具体的に示されています。具体的に示された内容については、4、5月の職員会議にて周知し、子どもを中心として捉えていく保育の中で、「安全」「安心」を踏まえた取り組み、子どもへの丁寧な関わり、言葉使い、振る舞いを極め「応答的な関わり」「共感的な関わり」について職員間での共通理解が図られ、具体的な取り組みにつなげています。 一例として、子ども中心として捉えていく保育では、保育の基本である安心・安全を、子どもの目線に立って考え、子どもが「やってみたい」「挑戦してみたい」と思う気持ちに寄り添うことを大切にしています。そして、その経験を通じて「できた!」「楽しかった!」という達成感を味わえるように支え、その思いを職員が共感的に受け止めることで、子どもがさらに意欲的に生活や遊びに向かっていけるように丁寧な関わりを行っています。 保育環境の整備にも工夫が見られます。子どもの発達段階や興味・関心に応じて、既製の教材だけでなく手作りの玩具や素材をバランスよく取り入れ、子どもが自由に選び、試し、集中できるようなコーナーを構成しています。そこには、職員が子どもに体験してほしい活動の要素も盛り込まれており、環境を通して主体的な学びが広がるよう配慮されています。 職員は子どもに対して常に優しく、温かい関わりを持ち、日々の生活の中で安心感と信頼関係を築いています。子どもは大人から信頼され、受け止められることで心が安定し、自らの思いや考えを表現しようとする力が育っています。 「安全」「安心」を踏まえた取り組みについては、保育中は園外、園内にかかわらず、5分に1回は人数確認を行う、次に起こることや、子どもの次に行動を考え、見通しを持った保育を行うなど、具体的な内容について職員間で共有し、日々の保育につなげています。 このように園では、日々、中・長期計画からつながりを持つ、具体的な保育実践が行われています。 |
| 評価実施期間 | 2025/06/04(契約日) ~2025/09/16(評価結果確定日) |
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| 受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2020年度) |
| 特長や今後期待される点 | 【地域と連携した危機管理、防災対策等が期待されます】 現在園では、中・長期計画において、危機管理能力のさらなる向上を掲げ、具体的な保育実践につなげています。避難訓練や危機管理マニュアルの確認をはじめ、全職員が非常時の園の備品一覧に示された物を実際に確認し、さらに必要な備品等があるかについて確認するなど、非常時等に対する意識の向上に取り組んでいます。 今後は、地域の行事への参加、園庭開放などを通じて地域住民や子育て家庭とのつながりを強め、地域の防災訓練や避難所運営等に積極的に参加し、顔の見える関係を築くことが期待されます。このような、協力し合える関係をつくっておくことで、非常時の迅速な連携につながることが考えられます。 園の周辺は住宅街に囲まれ、鉄筋コンクリート造4階建ての1階部分を保育室とし、園庭を備えた施設となっています。このような施設環境からも、今後はさらに地域住民や近隣施設と連携した危機管理、防災対策等が期待されます。 |
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| 今回、それぞれ自己評価を行う事で、園の運営についてや、具体的な保育の内容についての課題が明確となりました。伝えていたけれど理解が深まっていなかった点についても再確認をし、では、今後どのようなシステム作りが必要なのか、など考えていくきっかけになりました。自己評価が低い項目について、受審をして、評価が上がった分野に関しても、振り返るとともに継続して行っていけるよう心掛けていきます。ありがとうございました。 |
| 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
| 【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念や基本方針は、園のホームページ、入園のしおりにわかりやすく記載されており、誰もがその内容を確認することができます。理念や方針から、法人や本園の行動・判断・価値基準などの基本的な考え方を知ることができます。また、入園のしおりを玄関に設置し、常に閲覧できることで周知が図られています。 |
| 【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向や地域の各種福祉計画の策定動向などについては、年に4回実施される法人全体の施設長会議にて経営(運営費)状況について明確な説明があります。また、法人本部から随時メール等を通して、保育事業に関わる運営状況や行政の方針、安全面の重点事項等の発信が行われています。これらの内容を分析し、課題を明確にしています。一例として、職員の配置基準に応じた補助金の加算申請や園児獲得に向けた地域への発信が挙げられます。 |
| 【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・経営課題として、組織体制及び園児獲得が挙げられ、具体的な取り組みにつなげています。組織体制については、法人本部を中心に、職員配置基準に応じた市の各種加算の補助金を最大限に活用できる、職員体制について毎月分析し、採用等につなげています。園児獲得については、区が主催し、地区センター等で行われる地域の保護者向けの子育て支援のイベント等に参加し、園の給食を紹介するなど、園の情報発信に努めています。 |
| 【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長が中・長期計画を作成し、計画において、子どもを中心に捉える保育の実現に向けた目標(ビジョン)を明確にしています。一例として、園独自のガイドブックの作成、危機管理能力の向上及び採用活動が挙げられます。園独自のガイドブックの作成では、年齢ごとの発達や指導の目安を示した一覧の作成が、3か年計画で立てられています。危機管理能力の向上では、事故防止マニュアルの作成及び周知、マニュアルの改良が挙げられています。また、採用活動では、職員採用に向けて、園の様子を紹介する動画の作成等が挙げられます。 |
| 【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・単年度の計画には、中・長期計画の内容を反映した単年度における事業内容が具体的に示されています。一例として、安全に関する危機意識を常に持つことの共有が示されています。その中で、保育中は園外、園内にかかわらず、5分に1回は人数確認を行う、次に起こることや、子どもの次の行動を考え、見通しを持った保育を行うなど、具体的な内容となっています。また、今年度の重点的な取り組みという項目が設けられ、子どもを中心として捉えていく保育の中で、「安全」「安心」を踏まえた取り組み、子どもへの丁寧な関わり、言葉使い、振る舞いを極め「応答的な関わり」「共感的な関わり」について職員間での共通理解を図ることが示されています。園長は、これらの内容について、4、5月の職員会議にて周知しています。 |
| 【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業計画は、日ごろの会議での職員の意向や年度末の保護者アンケートの内容等を反映させ、園長が作成しています。一例として、小学校、行政、地域との連携が挙げられ、近隣住民の方、町内会長、お店、近隣保育園、小学校とは連絡を密にし、保育所運営に関する理解を得るように努める等が記載されています。 |
| 【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業計画の主な内容については、入園のしおりに沿って入園説明会や懇談会にて周知が図られています。また、日ごろから園だより等を通して伝えています。 |
| 【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日ごろの保育については、月間指導計画、週間指導計画などを通して、企画→実施→反省というPDCAサイクルにもとづいた取り組みを行っています。各指導計画については園長が保育内容を丁寧に確認し、必要に応じて添削や直接の指導をすることにより保育の質の向上につなげています。また、行事等に関しても、PDCAサイクルにもとづいた取り組みを行っています。一例として、引き取り訓練では、保護者を含めた訓練の目的を明確にし、実施したうえで、振り返りを行い、次年度に計画に反映させています。 |
| 【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年に1回、全職員が保育所の自己評価を実施しています。自己評価では、保育内容、人権尊重、利用者への配慮等の項目が設けられ、各項目に具体的な内容が記載されています。一例として保育内容では、職員が保育所保育指針を理解し、それに基づいた環境づくりに努めている等が挙げられます。各内容については、達成率をパーセンテージで示すとともに、文書にて振り返りが行われています。各職員の評価内容は、園全体の評価として達成率及び文書にてまとめられています。今後は、まとめられた内容について、職員間で課題の共有等をする機会が望まれます。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
| 【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長の役割は、園の業務の総括責任を負い、会計事務にも従事する等、職務分掌で明確に示され、職員会議、その他係別の会議にて表明し、周知が図られています。 |
| 【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は法人での園長会を通して、遵守すべき法令等について理解に努めています。一例として、労務に関することや育児休暇に関することなどが挙げられます。 |
| 【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育の質の現状について定期的、継続的に評価・分析を行うため、職員会議、運営会議、各行事の会議、クラス会議等、園で定期的に実施されるすべての会議に参加し、課題の抽出や解決の取り組みを行っています。 |
| 【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人本部は毎月、園児の入所状況、人件費率、保育材料費等について、経営の改善や業務の実効性の向上に向けて分析しています。分析された内容については園長と共有しています。 |
| 【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・必要な福祉人材の確保、定着等に関する具体的な方針については、チームメンバーハンドブックに記載されています。チームメンバーハンドブックでは、基本的な姿勢・行動、人事に関して、福利厚生・教育訓練・各種制度等が記載されています。 |
| 【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・チームメンバーハンドブックには、法人の理念・基本方針にもとづく「期待する職員像等」が明確にされ、具体的な行動基準が示されています。 |
| 【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員の就業状況や意向の把握等にもとづく労務管理に関する責任は園長が担っています。また、園長は、職員の有給休暇の取得状況や時間外労働のデータを定期的に確認するなど、職員の就業状況を把握しています。 |
| 【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員一人ひとりの育成に向けた取り組みとして、法人作成の、チームメンバーハンドブックがあります。ハンドブックには、理念や行動基準についてのほか、身だしなみや言葉の注意、個人情報やハラスメントの知識、また人権・男女共同参画に配慮した保育等、組織として期待する職員像を明確にしています。 |
| 【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・チームメンバーハンドブックの中に、「期待する職員像」の一環として、行動基準、職場でのマナー、身だしなみ基準、情報機器の管理と使用などについて明示しています。 |
| 【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・個別の職員の知識、技術水準等については、研修受講後に提出する研修報告書を通して把握しています。 |
| 【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・実習生受け入れマニュアルが整備されており、実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化しています。 |
| 【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人、保育所の理念や基本方針、保育の内容、事業計画、事業報告、予算、決算情報は、ホームページを活用し、公開されています。 |
| 【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園内における事務、経理、取引等に関する職務分掌と権限・責任は、職務文書一覧に記載されています。 |
| 【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画に、子育て支援の項目が設けられ、園庭開放や給食試食会の実施等、具体的な地域との関わり方について記載されています。 |
| 【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・ボランティアマニュアルを整備しており、ボランティアに関する基本姿勢を明文化しています。学校教育への協力については、実績が無く、明文化されていません。今後は中学生の職場体験など、学校教育への協力も期待されます。 |
| 【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域の関係機関・団体や、個々の子ども・保護者の状況に対応できる社会資源として、園周辺の散歩マップが掲示されています。散歩マップは公園の写真とともに公園に関する情報が記載されるなど、分かりやすい内容となっています。 |
| 【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・地域の福祉ニーズや生活課題等については、神奈川区内に配置されるネットワーク専任保育士が園を訪問した際に情報交換を行い、把握に努めています。 |
| 【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・把握された福祉ニーズにもとづき、園では園庭開放や給食の調理過程の見学も含めた、試食会を実施しています。今後は、把握した福祉ニーズに基づいた事業活動を、計画等で明示することが期待されます。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
| 【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・理念や基本方針に、子どもを尊重した保育の実施について明示しており、入園のしおり、チームメンバーハンドブックにも記載があります。園長は、4,5月の職員会議にて保育に対しての思いや願いを職員に伝えています。また、職員が理解し具体的な保育実践につなげるため、毎月の各クラス会議に参加し、実践内容について話し合っています。 |
| 【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護については、個人情報保護マニュアルやチームメンバーハンドブックに明記され、定期的に職員会議にて確認しています。 |
| 【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念や基本方針、保育の内容や園の特性などがホームページに詳しく掲載されています。給食についても、毎日の献立が掲載され誰でも見ることができるようになっています。また、現在、園を紹介する動画の作成や新しいパンフレットの作成に着手しています。 |
| 【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、園長が入園説明会にて重要事項説明書に沿って説明しています。入園後の面談は各クラスの担任が担当し、各クラスの保育内容や持ち物等について説明しています。異文化の保護者の方には、持ち物の実物を見せるなど工夫を行っています。また、必要に応じて園長や栄養士が面談に同席するなど、保護者等が理解しやすいよう配慮しています。 |
| 【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育所等の変更にあたり、保育の継続性に配慮した手順と引継ぎについては、保護者の同意を得た上で必要に応じて転園先と情報共有を行っています。 |
| 【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で子どもがやりたい遊びを満足するまで十分に取り組めるよう、時間にゆとりを持った保育を実践しています。 |
| 【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制が整備されています。入園のしおりに、苦情相談窓口として、相談・苦情受付担当者、解決責任者、第三者委員を記載しています。また、受付け方法として、玄関入り口にご意見箱を設置しています。 |
| 【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入園のしおりに苦情相談窓口が記載されています。また、玄関にご意見箱を設置しており、いつでも保護者が相談したり意見を伝えることができます。 |
| 【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は、日々の保育の提供において、保護者が相談しやすく意見を述べやすいように傾聴に努め、適切な助言等ができるよう配慮しています。乳児クラスは連絡帳を通して細かくエピソードを記入し、幼児クラスは送迎時のやり取りのみで十分でない場合は、改めて相談の場を設けることを提案しています。 |
| 【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントについては、園長が責任者となっています。園長は防犯係と定期的な話し合いを行い園の防犯に努めるなど、体制を整備しています。また、話し合われた内容をもとに、刺股を購入するなど具体的な取り組みにつなげています。 |
| 【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・感染症対策として、感染予防マニュアルを整備しています。マニュアルに沿って定期的な玩具消毒や、園長自ら嘔吐処理研修等を定期的に行っています。 |
| 【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制として震災時マニュアル、火災発生時マニュアルなどを整備しています。 |
| 【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法については、松見町マニュアル及びチームメンバーハンドブックに適切に文書化されています。チームメンバーハンドブックには、人権・男女共同参画に配慮した保育、不適切な表現等が記載されるなど、子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護に関わる姿勢が明示されています。 |
| 【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法の検証・見直しについては、市の監査や法人本部の巡回にて指摘された内容等について見直す仕組みが確立しています。市の監査では、おむつ替えのマニュアルに「使用したおむつをバケツに入れる」と記載していました。実際は蓋つきのバケツを使用していたため、「使用したおむつを蓋つきのバケツに入れる」に訂正しました。法人本部の巡回では、食事の際のみそ汁の配膳の際、子どもの前で配膳ではなく、配膳代の上で配膳し、冷ましてからの配膳が良いとの意見が挙がり見直しました。 |
| 【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・アセスメントにもとづく指導計画の策定については、園長が責任者となり、クラス担任が作成し園長がチェックを行っています。園長は必要に応じて指導計画の添削や各職員へのアドバイスなど、適切なアセスメントが実施されています。 |
| 【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しについては、毎月のクラス会議にて振り返りの機会を設け、検討するなど組織的な仕組みを定めて実施しています。 |
| 【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画や週案等にもとづき保育が実施されており、記録により確認することができます。 |
| 【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関して、また個人情報の不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法については、個人情報保護方針と同意書により定めており、記録管理の責任者を園長としています。個人情報が記載された書類は事務所内のみで閲覧し、廃棄の際はシュレッダーを使用しています。 |
評価結果内容評価
| 【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章や児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針の趣旨を踏まえ、保育理念である「子どもたちの生きる力の基礎づくり」を支援する方針のもと作成されています。保育方針はアタマ・ココロ・カラダの三位一体「興育」とし、子どもの興味を引き出す多様な機会を提供し、その思いを受け止めながら経験を重ねることを大切にしています。計画には、応答的・共感的な関わりを重視する姿勢が明記され、年齢別の保育目標に基づき、養護と教育が一体的に行われるよう配慮されています。また、食育、小学校との連携、安全管理、地域との関わりなどの項目も盛り込み、子どもの発達や家庭状況、地域実態を踏まえた内容になっています。作成には職員が参画し、年度末には振り返りを行い、その評価を次年度の計画に反映させる仕組みが整っています。 |
| 【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・室内の温度・湿度は湿温度計で常時確認し、午睡チェック表に数値を記録することで、適切な環境を保持しています。換気や採光、音環境にも配慮し、快適な室内を維持しています。 |
| 【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・健康台帳・個別面談・送迎時の会話などから得た情報を職員間で共有し、一人ひとりの発達や家庭環境を踏まえた適切な支援を行っています。日頃から子どもの言葉やしぐさを肯定的に受け止め、安心して自己表現できる関係を築いています。自分を表現する力が不十分な子どもには、無理のない範囲で発信の機会を設けたり、しぐさ等から気持ちをくみ取り代弁したりするなど、個別に配慮しています。子どもの要求には応答的・共感的に関わり、主体性を尊重しています。 |
| 【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達や生活リズムにできる限り寄り添い、家庭との連携を図りながら、生活面での自立を促しています。その際、適切な言葉かけや具体的な目標の提示を行い、子どもの動線に配慮した環境を整えることで、無理なく主体的に基本的な生活習慣が身に付けられるように取り組んでいます。 |
| 【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・静と動の活動のバランスに配慮し、子どもが自ら遊びを選び取れる環境を整えています。発想が広がるような声かけや、製作に必要な材料の常時配置により、多様な表現活動が可能になっています。鉄棒・マット・跳び箱・リズム遊びなどで積極的に体を動かすことが楽しめるよう援助し、園庭遊びや散歩を多く取り入れて戸外で過ごす時間も確保しています。ルールのある遊びをクラスの枠を超えて行い、人間関係の育成を図っています。特に5歳児による夏祭りの話合いでは、一つの目標に向かって友だちと協力できるよう支援しています。園庭開放の参加者や散歩先での近隣住民への挨拶、地域イベントを通して交流を深め、社会的ルールや態度の習得を促しています。散歩先では四季の自然や動植物との触れ合いを楽しめるよう関わっています。 |
| 【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・睡眠と遊びの空間をコーナーやパーティションで分け、体調や家庭での睡眠状況に配慮し、必要に応じて安心して入眠できる環境を整えています。食事は可能な限り同じ職員が担当し、日々の関わりを通して愛着関係を築いています。一対一の関わりでは、表情や反応に細やかに目を向け、応答的な言葉かけや対応を心がけています。遊びは発達や興味に合わせたコーナーを設定し、定期的に玩具を入れ替えることで関心を引き出しています。また、活動の様子をよく観察し、成長段階に応じた支援ができるよう職員配置を工夫しています。離乳食は入園時に栄養士と面談を行い、「食べたよノート」を連絡帳に挟み未食食材を確認するなど、保護者と密に連携しています。 |
| 【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は、時には一対一で関わる時間を設け、自我の育ちにじっくり寄り添えるように配慮しています。安全を確保したうえで、子どもの興味に応じた探索活動が十分行えるような環境を整備し、常に人数確認と遊びの把握を行い、声を掛け合いながら安定して遊べるように関わっています。友だち同士のトラブルでは状況を把握したうえで見守り、それぞれの思いを受け止めて言語化し、関わり方を学べるよう仲立ちしています。5歳児と一緒に風船遊びを楽しむなどの異年齢保育を取り入れ、年齢を超えた関わりを育んでいます。一人ひとりの子どもの状況や気持ちを尊重しながら、自発的な活動や人との関わりを安心して楽しめる環境づくりを行っています。 |
| 【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・3歳児は、スカートやマントを身に付けてなりきり遊びを楽しむ中で、友だちと関わる喜びが感じられるよう関わっています。玉入れやカードめくり競争など簡単なルールのある遊びを取り入れ、集団の中で安定して過ごせるよう配慮しています。4歳児は廃材を使った自由な製作活動を友だちと協力して行い、ハンカチ落としやイス取りゲームなどのルール遊びを通して、集団の中で自分を発揮する経験を重ねています。5歳児はラキューやブロックでの立体製作、世界の国旗調べ、コマ回しなどに挑戦し、一つのことをやり遂げる達成感を得られるよう支援しています。ドッジボールや自分たちで考えた鬼ごっこを通して協力する力を育んでいます。夏まつりなどの園行事では5歳児が中心となり、幼児全員で話し合いながらイメージを共有し実施しています。 |
| 【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園全体がバリアフリー設計となっており、パーソナルスペースの確保や視界を遮る掲示物を貼らないなど、障害のある子どもが安心して生活できる環境づくりを行っています。子どもの状況に応じた個別指導計画を作成し、クラスの指導計画とも関連付けて実践しています。療育機関と連携し、助言を受けながら成長に合わせた保育を行っています。子ども同士は自然な形で簡単な手話を用いて助け合い、活動によって一人遊びや友だちとの関わりを楽しんでいます。保護者との面談を密に行い、園での生活面に配慮しています。職員は研修に参加し、習得した知識を共有することで園全体で支援方法を話し合い、共通理解を深めています。 |
| 【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・長時間保育では、全体的な計画の中にゆったり過ごせる環境づくりや安心できる言葉かけを行うことを明記し、一日の活動量のバランスを考慮して保育計画を立てています。家庭的な雰囲気を意識して環境を整え、合同保育時には子どもの状態や年齢に応じた遊具を選び、安全かつ落ち着いて遊べるよう配慮しています。生活リズムや在園時間に応じ、必要に応じて補食や夕食を提供できる体制も整えています。子どもの様子や変化は引継ぎ簿を活用して職員間で共有し、伝達漏れがないよう徹底しています。また、保護者との十分な連携を図るため、必要に応じて直接対話の時間を設け、場合によってはシフトを変更して対応しています。 |
| 【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に小学校との連携や就学に関する事項を明記し、それに基づき学校への散歩や見学を行っています。職員は幼保小連携会議に出席して意見交換を行い、近隣園とのドッジボール大会や小学校見学時のゲームなどを通して交流を深めています。子どもが小学校生活を具体的にイメージできるよう、徐々に午睡時間を短縮し、上履きの着用やハンカチの携帯などを取り入れています。保護者には、1月の懇談会で就学に関する議題を設け、園での取り組みを可視化した資料を配布し、不安の軽減を図っています。5歳児の担任が保育所児童保育要録を作成し、施設長が内容を確認のうえ小学校へ送付しています。 |
| 【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園では子どもの健康管理に関するマニュアルを作成し、それに基づき一人ひとりの心身の状態を把握しています。重大事故防止マニュアルには、日常的に起こり得るたんこぶ、出血、転倒、目への異物、蜂刺されなど具体的な対応方法を明記しています。子どもの体調不良やけがが発生した際は速やかに保護者へ連絡し、園日誌に記録して全職員で共有するとともに、事後確認を行い再発防止に努めています。年間保健計画を作成し、外部講師による指導や、職員による視覚的に分かりやすい説明を通して健康の大切さを伝えています。既往症や予防接種の状況は、年1回健康台帳を保護者に返却し、最新情報を更新・共有しています。 |
| 【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園では健康診断・歯科健診を年間計画に位置付け、園だよりや保健だよりを通して保護者に周知しています。健診前にはアンケート用紙を配布し、保護者が質問や相談事項を記入できるようにし、健診時に得られた回答を記入して返却しています。健診当日に欠席した子どもについては、園医と連携して後日受診できる体制を整えています。健診結果は記録し、全職員で共有して保育に反映しています。歯科健診では、歯科医による染め出し指導や歯磨き指導を受け、子どもが自分の歯の健康に関心を持てるよう支援しています。また、毎月実施している身体測定の結果からカウプ指数の高い子どもについては、保護者と相談しながら給食のお代わり量を調整するなど、家庭と連携して健康管理を行っています。 |
| 【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」や園独自のガイドラインを基に、アレルギーや慢性疾患のある子ども一人ひとりの状況に応じた適切な対応を行っています。入園時には保護者から申告を受け、医師の指示を踏まえた必要書類の提出や面談を実施し、除去食を提供できる体制を整えています。食事の提供時には、テーブルや食器の色分けなど視覚的にも分かる工夫を行い、子どもが安心して食事をとれるように配慮しています。保護者との連携を大切にし、入園説明会や重要事項説明書にて対応方針を明確に示し、日常的な情報交換を通じて信頼関係を築いています。 |
| 【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・食育計画や栽培計画を立て、子どもが豊かな経験を通して食に関心を持てるよう取り組んでいます。食事前には絵本や紙芝居を用いて導入し、楽しく落ち着いた雰囲気の中で食事ができるように工夫しています。子どもの発達に応じて食具の形状を変える、姿勢に配慮して援助するなど、一人ひとりに合わせた支援を行っています。食欲や個人差に応じて量を調整し、苦手な食べ物も無理強いせず、声かけを通して多様な味や食感に触れられるようにしています。野菜の栽培やクッキング活動を計画的に行い、収穫物を給食室前に掲示するなど、子どもが食に興味を持てる仕掛けをしています。下膳も自分でできる範囲で行い、自立や主体性を育んでいます。 |
| 【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・離乳食を含め一人ひとりの発達状況や体調に配慮した食事を提供しています。子どもの食べる量や好き嫌いは、クラスでの喫食報告や給食会議を通して把握し、残食の多かったものは記録・分析して次回の調理や味付けの工夫に活かしています。献立には旬の食材や行事食を取り入れ、季節感や地域の食文化を感じられるよう配慮しています。給食職員は、提供時や下膳時に子どもの様子を観察し、意見や感想を聞く機会を持ちながら、食への興味や理解を深められるよう努めています。また、子どもが育てた野菜を食材に用いたり、日本の伝統的な食文化を取り入れたりした際には、子どもに分かりやすく説明を行い、食への関心につなげています。さらに、クッキング活動を計画的に取り入れ、食に関わる体験を大切にしています。 |
| 【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育園と保護者は、連絡ノートを活用し、乳児については体温・食事・遊び・排泄など日常生活全般を、幼児については必要事項を相互に共有しています。園での活動内容は、クラス出入口に写真等を添えて掲示し、子どもの取り組み状況を分かりやすく伝えています。入園説明会や懇談会では保育の意図や内容を丁寧に説明し、日常保育や行事の中で成長を共有する機会を設け、家庭と園が一体となって子どもを支える環境づくりに努めています。園だよりや保健だより等は連絡アプリで配信し、日常的に保育内容への理解を促しています。懇談会や個人面談は、保護者の就労状況に配慮し土曜日に実施しています。家庭の状況や保護者との情報交換の内容は、必要に応じて面談記録を作成し個人ファイルに保存、職員間で共有することで、一貫した支援と情報の活用を図っています。多様な方法で情報交換と成長共有の機会を充実させ、家庭との連携強化を進めています。 |
| 【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の送迎時には子どもの様子を細やかに伝え、保護者との信頼関係の構築に努めています。保護者の就労等、個々の事情に配慮し、土曜日に懇談会や個人面談を実施するほか、必要に応じて随時面談を行っています。相談があった場合は、職員会議を通じて報告・情報共有を行い、施設長の同席など助言が得られる体制を整えています。相談や面談の内容は適切に記録し、職員間で共有することで、一貫性のある対応を可能にしています。また、保護者が子どもたちの活動や集団の中での育ちを直接見る機会を設け、発達の様子を理解しやすいよう支援しています。 |
| 【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は日々の視診や子どもの様子の観察を通し、心身の状態や家庭での養育状況を的確に把握するようにしています。保護者とは日頃から信頼関係を築き、困りごとやストレスを早期に把握し、必要に応じて精神面・生活面での援助を行い、虐待等の権利侵害の予防に努めています。権利侵害の可能性を感じた場合には、速やかに職員間で情報共有・対応協議を行う体制を整え、兆候が認められた際には子どもの気持ちに配慮しつつ、記録や写真等で事実を残し、児童相談所や行政等の関係機関に報告・相談できる仕組みを確保しています。重要事項説明書には、虐待防止のための体制整備や職員研修、人権擁護措置、関係機関との連携等を明記し、保護者への説明と理解の促進を行っています。また、マニュアルに基づく職員研修を実施し、虐待の兆候や対応方法についての理解を深めています。 |
| 【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員は各指導計画作成時に日々の保育を振り返り、子どもの活動や結果だけでなく、心の育ちや意欲、取り組む過程にも配慮して自己評価を行い、次の計画に反映しています。年度末には、年間指導計画が子ども目線で実施されていたか、やってみたいという気持ちに共感できていたかなどを総合的に評価し、自己評価シートを活用して保育実践を振り返っています。定期的に施設長面談を行い、実践についての相談や助言を受け、専門性向上につなげています。施設長は職員の自己評価結果を踏まえて課題を整理し、次年度の取組に反映させています。保育園全体の自己評価結果は園内に掲示し、保護者とも情報を共有しています。 |
