プチ・ナーサリー弘明寺
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | プチ・ナーサリー弘明寺 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(52) 名 |
所在地 | 232-0067 横浜市南区弘明寺町148-5 |
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TEL | 045-712-5800 | ホームページ | http://kodomonomori.co.jp/ma/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2018年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社プチ・ナーサリー | ||
職員数 |
常勤職員:12 名
非常勤職員:3 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:11 名
栄養士:1 名
調理員:1 名
保育補助:1 名
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施設・設備の概要 |
乳児室・ほふく室:2室
保育室・遊戯室:2室
事務室・医務室:1室
調理室:1室
園庭:279.17㎡
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【保育方針】 ・一人一人の個性を大切に愛されていると実感できる保育をします。 ・出来た時はたくさん褒めて自立していける環境作りを心がけます。 ・思いやりの心を育て、お友達が困っていたら助け、自分本位にならない力を身につけます。 |
【季節に応じた製作活動に、計画的に取り組んでいます】 季節(雨期、夏、秋など)に応じた保育活動の内容をクラスで計画し、園長が確認し実践しています。例えば、花を使った色水遊びや風船に和紙や花紙を貼ったちょうちん作りなど、時期に応じて子どもたち一人ひとりの育ちや興味を踏まえた製作活動に取り組んでいます。実践した内容は、実施後に振り返りを行い、次の計画に生かしています。さらに、活動内容については、スケッチブックを使用し文章や写真で知らせるとともに、製作物の玄関掲示などを通して子どもたちの活動の様子を保護者に伝えるようにしています。 |
評価実施期間 | (契約日) ~(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【子どもたち一人ひとりが、十分に体を動かして遊べる活動に積極的に取り組んでいます】 例年、区が主催する駅伝に参加し、日頃の保育活動に取り入れています。公園に遊びに行った際は必ずマラソンを取り入れるとともに、雨の日は、室内にカラーコーンを置き、「1分半完走」として、1分半の間にカラーコーンの周りを走るという取り組みがされています。これらの取り組みは、保育室内に子どもたち一人ひとりの記録として掲示しています。 また、週に1回30分程度、2歳児から5歳児クラスでピアノに合わせて、体を動かすなどのリトミックの活動を取り入れています。乳児クラスはベビーマッサージなども取り入れています。さらに、縄跳び、ボール、鉄棒などを使った運動にも積極的に取り組んでいます。その他、日頃から室内に鉄棒や平均台、マットなどを用意し、一日を通して運動遊びが十分にできるよう工夫するなど子どもたち一人ひとりが十分に運動遊びを楽しめる取り組みがされています。 【園全体で一人ひとりの子どもたちの育ちに応えられるよう、環境が整えられています】 園全体で保育者のかかわり及び設備面において、一人ひとりの子どもたちの育ちに応えられるよう環境が整えられています。設備面においては、1階から2階に上がる階段の吹き抜け部分にアスレチックネットが張ってあり、子どもたちがダイナミックに体を動かして遊ぶ環境が整えられています。中長期計画において、運動遊びの備品の購入計画も立てられており、子どもたちの育ちをささえる環境づくりに努めています。 一方で休息できる場として、事務所のすぐ横には、木をモチーフにした、子どもたちが5~6人は入って遊べそうな隠れ家があります。また、2歳児クラスにも、木をモチーフにした秘密の部屋と呼ばれる隠れ家があり、そこにはじゅうたんが敷かれ、ゆったりと絵本を読む場所となっています。さらに、乳児がゆったりと過ごせるよう畳の部屋もあります。これらの環境を整えた中で、職員は一人ひとりの子どもたちの育ちを踏まえ、子どもたちが自発的に遊べるよう、必要に応じた援助をする見守り保育を実践しています。 |
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改善を求められる点 | 【園目標に沿った具体的な中長期計画の策定、及び単年度計画の策定が望まれます】 中長期計画は、初年度、3年後、5年後、10年後で立てられ、保育玩具の整備や保育・室内備品の整備など目標達成項目を明確にし、具体的な予算も添えて作成されています。 しかし、園の保育目標である「相手を思いやる心を養う」「友達との関わり合いを喜べる気持ちを育む」などに対しての具体的な計画の策定までには至っていません。また、中長期計画を踏まえた単年度計画については、「職員組織の認識、役割の徹底」「プチ・ナーサリー弘明寺ならではの保護者サポートの実行」など具体的な重点目標は掲げられておりますが、数値目標や具体的な成果等の設定や、実施状況の評価を行える内容までには至っていません。 今後は、園目標に沿った具体的な中長期計画の策定、及び単年度計画の策定をし、さらなる目標に沿った取り組みが期待されます。 |
改めて見直しを行うと、自分達の反省点や改めて行ってみたい事なども見えてきた。また、地域との連携の部分で取り組みを実施していかなければいけないこと、課題が多く見つかりました。 自分達では気づかない所を指摘して頂き、今後の課題が見つけられました。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念や基本方針はホームページに示されているとともに、保育目標は入園のしおりや全体的な計画に示されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・社会福祉事業全体の動向等については、法人内で園長会及び報告会が毎月1回行われており、法人会長から保育業界の情勢などが直接伝えられるとともに、各園長同士で地域の情報共有などを通して把握しています。また、社内報においても事業全体の動向について把握しています。今後は、社会福祉事業全体の動向や地域の各種福祉計画について、より当園に即した情報の把握と分析が期待されます。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営課題の一つとして、職員体制、人材育成について分析し具体的な課題や問題点を明らかにしています。課題については本部職員と共有するとともに職員に周知しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中長期計画は、園長が作成しています。数値目標については、玩具の購入額などが記載されていますが、中長期的なビジョンを明確化するための、具体的な内容には至っていません。今後、理念や基本方針の実現に向けた目標を明確にし、具体的な内容となるよう見直しを行う予定です。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度の計画は、職員と話し合いを行い作成し、目標とする項目を挙げていますが、中長期計画の内容とのつながりを示したり、達成度を把握するための具体的な事業計画については書かれていません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は主として園長が全体会議や職員面談、保護者アンケートなどを参考に作成しています。職員研修計画、消防計画、年間行事計画などに関しては、職員も策定に関わっています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画自体は、保護者には周知されていませんが、重要事項説明書、園だよりなどによって、主な内容が周知されています。また、職員が受けてきた研修などが、園だよりなどを通じて知らされることにより、部分的に事業計画の内容が伝えられています。今後は、運営委員会などを通して、さらなる周知に取り組むことが計画されています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日頃から保育の質の向上に関する取り組みとして、指導計画に沿った実行、評価、見直しを行っています。行事などでは、担当者がイベント計画書を作成し、計画書をもとに園全体会議で各部門の担当職員を決めてカレンダーに沿って進行しています。その後、各担当者をはじめ園全体会議においても振り返りをしています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は年に2回、スタッフシートを使用して自己評価、園長面談を行っています。面談では、それぞれの目標や課題、成果などを確認し記録しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「職員職務分担表」にて、園長の役割を明記しており、4月の園全体会議において職員へ伝達、また事務所内に掲示もしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、本部での園長会、研修などに参加し個人情報保護法、人権、厚生労働省から出されているハラスメントなど遵守すべき法令や労務などについて、知識を深め理解に努めています。内容については園長から園全体会議で職員へも周知しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、年、月、週の指導計画を確認し、保育の内容や具体的なアプローチ方法、声かけなどについて個別に伝え、保育の質の向上につなげています。またクラス会議や昼ミーティングに参加し、評価・分析を行い指導にあたっています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、月に一度報告書を本部に提出し、経営の改善や業務の実効性の向上に向けて、人事、労務、財務等を踏まえ分析し、改善について話し合いをしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・必要な福祉人材や人員体制に関する基本的な考え方は、教育経営計画書に示されています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人の理念・基本の方針にもとづき「期待する職員像等」を経営教育計画書に明確にしています。また就業規則内には、人事基準が明確に定められており、入社後には読み合わせを行っていて園内でも自由に閲覧できる状況にあります。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の労務管理については、主として本部が行っています。また、有給休暇の取得、時間外労働など、勤怠管理システムを使用して、職員の就業状況を管理しています。シフトの作成にあたっては、職員から希望表を提出してもらい、全体的なバランス(土曜日出勤や早番、遅番など)を考慮して園長が作成しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・就業規則、事業計画、保育業務マニュアルなどにより、組織として「期待する職員像」を明確にしたうえで、評価シート、スタッフシートを活用して職員一人ひとりの目標管理をしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度ごとの事業計画の中で、職員研修計画が策定されています。毎月、内部研修(本部)と園内研修が計画されており、内部研修については①階層別研修、②行事や衛生について、保育知識・技術内容等、スキルアップ研修、③系列グループ、他園、あるいは地方や海外の視察研修、④保育指針勉強会、と充実した研修体制を整えています。また、職員の希望も取り入れながら、自治体、関係業界団体等開催の外部研修にも参加できる体制です。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の職員の知識、技術水準などは履歴書や評価シートにおける得意分野などを通じて確認しています。「職員育成計画」を策定しており、経験年数を目安に期待する職員像が掲げられ、個別のOJTに対応しています。1年目には救命救急研修を受講、新卒では毎月園長研修があるなど、年間を通して細やかな研修を行っています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:c】 ・実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成についてのマニュアルが準備され、受け入れの整備がなされていますが、これまでは実施されていません。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人及び園のホームページにおいて、法人及び園の理念や基本方針が公開されています。また、市のホームページにおいても園が大切にしていることについて公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引等については、主として本部において管理を行い、園では月ごとの予算を管理しています。園で必要な教材等を購入する際は、職員が購入希望を園長に伝え、承諾を得た後購入するなど、ルールに沿って実施されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画において「保育所の社会的責任として、地域社会との交流や連携を図り、保育の内容を適切に説明する」という考え方が明文化されています。日頃の散歩などにおいては、職員、子ども達が地域の方にしっかり挨拶するよう心がけています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れに関する基本姿勢、また登録手続きや事前説明等を明文化した「マニュアル」と「ボランティア契約書」が整備されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・近隣の公園等の関連施設について、地図を作成して玄関に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・関係機関として、児童相談所や区の保育課等があります。地域のニーズ等の把握や、今後のより一層の連携を考慮し、現在、地元町内会への入会も検討しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:c】 ・現在、地域貢献に関わる具体的な事業や活動はありませんが、老人ホームとの世代間交流などを検討しており、今後の取り組みが期待されます。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・子どもを尊重した保育の実施にあたり、職員が理解し実践するために業務マニュアルとして「教育経営計画書」「こどもの森のおやくそく」があります。また、全国保育士倫理綱領 学習シート(全国保育士会)を使用して穴埋め学習をすることで、倫理についての振り返りや見直しを行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護に配慮した保育を行うために、個人情報保護マニュアルが整備されています。また、プライバシー保護を踏まえた保育の実践をするために、保育業務マニュアルがあります。職員はマニュアルの活用により、より理解を深め保育を行っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の内容や保育所の特性等を、ホームページでわかりやすく紹介しています。また「保護者の声」として、実際に保育所を利用する保護者の感想も紹介しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、入園説明会を行い、入園のしおり、重要事項説明書、個人情報同意書について説明や確認を行っています。また、持ち物については、実物の見本を提示しながら、わかりやすい説明をしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園の際には、必要に応じて生活、遊び、その他の項目について記されてた「経過記録」を用いて引継ぎを行っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保護者とのやりとりは、主に連絡ノートを使用しています。また送迎時の家庭とのやりとりからも情報を得てミーティングで共有するようにしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の仕組みについて重要事項説明書に記載があります。園長が苦情解決責任者となり適切に対応します。保護者には、4月の懇談会の際に伝達、また玄関にも掲示があります。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書や玄関掲示等により、苦情・要望等に係る相談窓口として、保育所、本部事務局、第三者委員など複数の方法があることを説明しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の提供において、連絡帳、写真、スケッチブックでのお知らせや、送迎時のコミュニケーション等により、保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。また、本部相談窓口の掲示、アンケート実施、個人面談等により、保護者の意見を積極的に把握する取り組みを行っています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関しては、「こどもの森 緊急対応マニュアル」に記載があります。子どもの安心と安全を確保し、保育の質の向上を図る観点からリスクマネジメント体制を整備しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・感染症の予防と発生時等の対応については、「安全衛生マニュアル」を整備し、園全体会議等で職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制として「緊急時に備えての心構えと準備」が整備され、園全体会議等で全職員に周知されています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「教育経営計画書」「こどもの森のおやくそく」「保育業務マニュアル」などに、標準的な保育の実施方法が文書化され、子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護に関わる姿勢が明示されています。内容については、本部、園内研修において周知徹底され、園全体会議では、穴埋め方式で内容の確認をしています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・「こどもの森のおやくそく」は、園内では年度末に、また2月には本部園長会において見直しをする機会があり、保育の標準的な実施方法の検証・見直しが、組織的、定期的に実施されています。今後は、こどもの森のおやくそくや保育業務マニュアルなどに明示されている標準的な実施方法について、定期的に職員間で見直すなど、さらなる取り組みが期待されます。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・アセスメントにもとづく指導計画については、園長を責任者として、クラス担当者が計画の策定を行っています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は年度末に、また年間指導計画は4期ごとに見直しを行い、見直した内容については、園全体会議において、関係職員に周知されています。さらに見直した内容は、園だよりなどで保護者にも伝達、また年に1回実施される懇談会においても保護者に周知されています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況などは、「個別計画」「保育日誌」「経過記録」「複写の連絡ノート」などの園が定めた統一した様式によって把握し記録されています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関しては、個人情報保護規程を定め、記録管理の責任者を園長としています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画については、本部園長会において骨子を作成しています。園では保育に関わる職員が、園や地域の実態や特色に合わせて検討し、子どもの発達過程に応じた内容で作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室の環境については、生活の場にふさわしく、子どもたちが心地よく過ごすことができるよう、室内の温度・湿度を記録し、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に整えています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や送迎時などのコミュニケーションを通じて家庭と連携し、情報共有をしながら一人ひとりの子どもを十分に把握し、尊重しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達に合わせて、生活に必要な基本的な生活習慣を身につけられるよう、送迎時や個人面談などを通して家庭と連携し情報を共有しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自発性を発揮できるよう、毎日の保育の中で子どもの興味や関心を理解し、遊びを提供したり、援助をしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児が長時間ゆったりと過ごせるよう、畳の保育室を使用し、時にはそのスペースを水族館にみたてて魚を装飾するなど、より楽しくリラックスできるよう環境への工夫がされています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、一人ひとりの子どもと丁寧に関わりながら、自我の育ちを受け止め、自分でしようとする気持ちを尊重しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児においては、集団の中で一人ひとりの子どもたちの個別の興味や関心を把握したかかわりに配慮しています。例えば行事での取り組みにおいても、集団で一斉に取り組むのではなく、一人ひとりのペースに合わせて自ら活動に興味が持てるまで保育者は見守るなど、個別の興味や関心を把握したかかわりに配慮しています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 ・障害のある親子等に配慮し、玄関はスロープが設置されているなど、施設のバリアフリー化に取り組んでいます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育が指導計画等に位置づけられ、1日の生活を見通してその連続性に配慮しています。子ども主体の計画性をもった取り組みとなっているかなどについては、日々の週案の中で評価、反省を行っています。その評価、反省を踏まえ、2歳児以上の夕方の散歩の実施や、保育室内での運動遊びを取り入れました。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・小学校との連携や就学に関連することについては、全体的な計画や5歳児年間指導計画に記載され、日々の保育につなげています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理に関する「健康・衛生管理マニュアル」が整備されており、一人ひとりの子どもの心身の健康管理を適切に行っています。児童健康台帳にて、既往症や生育歴などを把握し、連絡帳や母子手帳の情報から予防接種状況などを更新しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・内科健診及び歯科検診を実施し、結果内容については、書面で保護者に伝えています。内科健診を欠席した場合は、保護者が嘱託医を受診し診断を受けるようにしています。また、内科健診前に、保護者から相談を受けた場合は、嘱託医に確認しその内容を保護者に伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについては、医師の指示のもと適切な対応を行い、また保護者との連携を密にして保育所での生活に配慮しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう、年間指導計画や月間指導計画の中で、食育について記載する欄を設け、保育の計画に位置づけて取り組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立・調理の工夫として、「食事調査」という書面で個々の食事状況について(授乳方法、食べたことがある食材など)確認し、一人ひとりの子どもの発育状況や体調などを考慮した食事を提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・連絡帳や日々の送迎時のコミュニケーションなどにより、家庭との日常的な情報交換を行っています。また、各クラスのスケッチブックにて、毎日の活動内容を文章と写真で伝えています。その他、保育参観、行事参加、懇談会、個人面談などにおいても、保育の意図や保育内容について、保護者の理解を得る機会を設けています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は日頃から、どの保護者にも積極的に声をかけ、子どもの様子を伝えたり、相談に応じながら信頼関係の構築に努めています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時の保護者と子どもの関わりの様子や、日常の保育の中での視診などを通して、虐待等権利侵害の兆候を見逃さないようにし、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育士等は、保育の計画や保育の記録を通して、自らの保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めています。 |