ムーミン保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
---|
名称 | ムーミン保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 (69) 名 |
所在地 | 〒220-0074 横浜市西区南浅間町 26-21 横浜市西区南浅間町26-21 |
||
TEL | 045-594-6379 | ホームページ | http://moomin-asobi.org/moomin/index.html |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2014年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 特定非営利活動法人ムーミンの会 | ||
職員数 |
常勤職員:20 名
非常勤職員:14 名
|
||
専門職員 |
保育士:園長 :1 名
保育士:主任:1 名
保育士:20 名
栄養士:2 名
調理員:3 名
|
||
施設・設備の概要 |
0~2歳児室:3
3~5歳児室:3
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:4
事務室:1
職員休憩室(更衣室):1
フリースペース:1
木造2階建て 建物延床面積:216.72㎡
屋上園庭:170.11㎡
|
【保育理念】 ・平和と平等を希求し、子どもの人権を尊重しながら、保育を必要とする児童の適切な保護とよりよい成長と発達を保障します。 ・家庭と連携して、子どもの1日24時間の生活と発達を保障します。 【保育方針】 ・子育ての科学に基づき、ヒトとしての生体の生活リズムを守り育て、子どもの発達を保障する保育 【保育目標】 ・保護者と緊密な連携の下、次のような方針で発達のプロセスを重視しながら保育をしていく ①生活に科学的視点を持つ保育 ②ヒトの発達を保障する保育 ③総合保育・障がい保育 ④快食保育 ⑤仲間と向かい合い育ち合う保育 |
【立地および施設の概要】 ムーミン保育園は、特定非営利活動法人ムーミンの会が運営をする認可保育所です。開園は2014年4月1日で、0歳児から5歳児まで、定員を60名としていますが、年度限定保育として、入所保留児童(1歳児5名、2歳児1名)の受け入れをし、現在69名が在籍しています。園は相鉄線西横浜駅から徒歩数分の住宅地にあり、周辺には活動の目的によって選べる公園のほか、地区センター、図書館、子どもログハウス、清水ヶ丘プールといった公共資源もあり利用しています。運営法人は西横浜駅周辺で認可保育所(3園)のほか、放課後児童クラブ、障がい児通所支援事業所等を運営し、連携を図っています。 【園の特徴】 保育方針は「子育ての科学に基づき、ヒトとしての生体の生活リズムを守り育て、子どもの発達を保障する保育」で、保育目標は保護者との緊密な連携の下、次のような方針で、一人ひとりの発達のプロセスを重視していく保育をしていく①生活に科学的視点を持つ保育②ヒトの発達を保障する保育③統合保育・障がい児保育④快食保育⑤仲間と向かい合い育ち合う保育、としています。それに基づき、園では午前中に課題保育を行い、昼寝の時間を設け、昼食後から戸外遊びを行っています。低年齢児向けの運営法人オリジナルのつむぎ体操、裸足保育、戸外活動時は草履を履くなど、子育ての科学に基づいた保育を進めています。 |
評価実施期間 | 2022/04/01(契約日) ~2022/11/26(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2016年度) |
特長や今後期待される点 | 1.子どもの生活と遊びを豊かにする保育 天気の良い日は積極的に戸外に出ており、遊びの中で身体を進んで動かしています。室内では裸足で過ごし、戸外活動時は草履を履いており、子どもたちの心身の発達が促されています。毎日体操やリズム運動、障害物遊びの時間があります。低年齢児が行うつむぎ体操は運営法人オリジナルの体操です。5歳児クラスは理事長が講師を務めるプール教室があります。また、園周辺には地区センター、図書館、子どもログハウス、清水ヶ丘プールといった公共資源があり、利用しています。地域の人々の生活を支える商店街で買い物をすることもあり、子どもたちが地域の人に接する機会、社会体験が得られる機会が多くあります。 2.保護者との連携 保護者には、生活に科学的視点を持った規則正しい生活習慣獲得のため、6時起床、20時就寝の協力をお願いしています。そのために園で行っていることを伝え、アドバイスをしたり、配付物などを利用してお知らせし、家庭と連携して進めていけるようにしています。実際の具体例として、保護者も参加する「早朝散歩」は、園の保育を理解、実感してもらう行事となっています。散歩後はオンラインで「おやつについて」など、保護者向けの学習会を併せて行っています。第三者評価の保護者アンケートでは理念・方針についての質問で90%の高い認知結果が出ています。 3.丁寧な計画と記録 ヒトとしての生体の生活リズムを守り育て、子どもの発達を保障するという、運営法人独自の保育方針の実践のため「全体的な計画」のほか、年齢ごとの子どもの育ちをより丁寧に示している「子どもの発達特徴と保育の計画」の2部仕立てで作成をしています。子どもの経過記録は、遊び・運動・食事・排泄・着脱・情緒・社会性・健康・睡眠・生体の生活リズム・言語の視点から、定期的かつ、一人ひとりの発達が見られた時にその都度個別に記載をしています。また、小学校に保育所児童保育要録を送付する際は、別紙として園の様式を用い、保育方針に沿った子どもの育ちを記載し、より詳しい子どもの様子を伝えるようにしています。 4.ヒヤリハット事例収集のさらなる活性化 小さなケガや打ち身などもミーティングで伝え、対応方法も含め、全職員に周知しています。子どもの事故防止の気づきにつなげるため、ヒヤリハットを意識して出すことを職員に促し、ヒヤリハット事例の収集がさらに活発化することが望まれます。 |
---|
今回第三者評価を受審するにあたり、職員全員で自己評価を行いました。保育内容、業務の手順やマニュアル、保護者対応、地域との連携など多岐にわたり項目全てに向き合い評価をする作業は時間がかかりましたが、マニュアルや書類、日々の保育を見直していくことで、組織や管理者としてあるべき姿や職員の質の向上、保育所や職員の役割など、組織の在り方や目指し実行していくことを再確認することができました。 また、保護者の方たちからアンケートのご協力と、率直なご意見をいただいたことで、職員一人一人が改めて子どもや保護者の方の立場に立って考え、保育に向き合うことができたと思います。 現在保育所に関する課題は依然として多くあると思います。車中に子どもが取り残される事故や園児虐待など、ここ最近立て続けに保育所関連の悲しい事故や事件が起きていて、以前から叫ばれている保育士の配置基準を見直すための運動も広がりつつあります。職員たちが子どもたちと笑顔で向き合い、保護者の方たちに安心して保育所を利用していただけるような保育環境を社会全体で考え、国や行政が変わるように働きかけていく必要性を感じています。 子どもたちが健やかに育ち、保護者の方が保育所に安心してお子さんを預けられ、保育所が地域の子育てに関わる全ての人たちのお役に立てられるよう、今後も職員一同力を合わせて保育をしていきたいと思います。 調査員の方々には、職員の園児や保護者への対応等を細かく見ていただき、私たちに学びの機会を与えてくださったことを深く感謝申し上げます。 ムーミン保育園 施設長 佐々木 悦子 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・運営法人内保育所共通の保育理念があり、保育方針は「子育ての科学に基づき、ヒトとしての生体の生活リズムを守り育て、子どもの発達を保障する保育」で、保育目標は①生活に科学的視点を持つ保育②ヒトの発達を保障する保育③統合保育・障がい児保育④快食保育⑤仲間と向かい合い育ち合う保育で保護者との緊密な連携の下、一人ひとりの発達のプロセスを重視しながら保育をしていくとしています。保育目標は6項目あり、子どもの人権を尊重し、園の目指す方向、考え方を明文化し、それは職員の行動規範となる具体的な内容になっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・毎月の運営法人内施設長会議や西区の地域福祉計画(にこまちプラン)等から、環境と経営状況を的確に把握・分析をしています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・中長期計画の中で、保育内容の充実と質の向上、職員育成の充実、地域・行政との連携協力の促進、事業継続のための資源管理・確保といったビジョンを明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・昨年度までの中・長期計画達成のもと、今年度新たに5か年(2022年~2028年)、10か年(2022年~2033年)の中・長期的計画書および中・長期の収支計画をしました。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・中長期計画を反映し、毎年単年度の事業計画を策定しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画は、中長期計画、保育所の自己評価をベースに年度末の会議で次年度に向けて話し合われたものや保護者アンケートの意見も反映しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画の主な内容や目的は、保護者理解や協力を促すため、年度始めのクラス懇談会で説明をしています。事業計画は玄関に常置していることやホームページから閲覧ができることも保護者に知らせています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・「PDCAサイクルに基づく保育の質の向上に向けた指導計画等の取組と手順」に従い、組織的に保育内容を評価・分析・検討をしています。全体的な保育の計画、指導計画作成、行事計画、人材育成、人事考課等、全て保育の質の向上に向け、PDCAサイクルで取り組んでいます。特に今年度は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえながらも保育の質を落とさない取り組みについて、計画、実践、反省、また見直しを繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年保育所の自己評価を行い、取り組むべき課題を明確にし、職員間で共有しながら計画的な改善を行っています。保護者には自己評価結果をホームページに載せたり、玄関に置いて周知しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度の始めの職員会議で園の運営や管理について、運営法人内の新しい事業所開設による職員の異動について、新たなメンバーで人員体制を再構築していくこと、今年度、統括リーダーは置かず、主任、乳児リーダー、幼児リーダーをリーダー的な立場の職員とするなどの考え方を全職員に説明し、共有しています。内容は議事録に残しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度の始めの職員会議で園の運営や管理について、運営法人内の新しい事業所開設による職員の異動について、新たなメンバーで人員体制を再構築していくこと、今年度、統括リーダーは置かず、主任、乳児リーダー、幼児リーダーをリーダー的な立場の職員とするなどの考え方を全職員に説明し、共有しています。内容は議事録に残しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、主任、乳児リーダー、幼児リーダーのリーダー格的職員と話し合いをしながら、保育日誌や月間指導計画の振り返りを通して、保育の現状について把握をしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は効果的・効率的な事務、超過勤務の削減、費用対効果等を分析し、園としての将来や経営資源の有効活用等を常に考えて運営を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・必要な福祉人材や人員体制については、運営法人の方針をもとに、園及び運営法人で必要な福祉人材を確保しています。園の人材育成の基本方針は「保育者等に求められる姿と実践的課題」に明記しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育者等に求められる姿と実践的課題」と「職員のキャリアパスと研修」に、職位に応じて求められる職員像を明記しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、労務管理の責任者であり、職員の毎月の有給休暇取得状況や時間外労働時間を、把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育者等に求められる姿と実践的課題」と「職員のキャリアパスと研修」に、職位、経験年数に応じて求められる「期待する職員像」を明記しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育者等に求められる姿と実践的課題」と「職員のキャリアパスと研修」に、子どもの主体性に寄り添うことを考えることや、地域の特性を保育に生かせるようにすることなどが、「期待する職員像」として明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・主任は研修の推進役として、職員一人ひとりの知識や技術水準・資格の取得状況を把握し、内容を随時園長に報告しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れマニュアル「実習生受け入れについて」があり、受け入れに関する「目的・ねらい」を明文化しています。実習前にオリエンテーションを行い、実習生の要望を確認して、担当のクラスや実習内容を、学校側と最終確認して決めています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・運営法人のホームページでは、理念、方針、事業計画、事業報告、決算報告を掲載しています。園のホームページでは、保育方針、年間指導計画、月間指導計画、前年度の自己点検・自己評価表、保育園利用者アンケート、園だより等を掲載しています。園の現況や理念、基本方針は、子ども・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」でも公開しています。5年に1度第三者評価を受審し、結果を園のホームページで公表しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経理規定、運営規程にのっとり権限と責任に従って、園における事務、経理、取引等を施行しています。職員には、規程集が入った「保育園ファイル」を配布し、周知すると共に、各種規程に沿って行動できているかいつでも振り返りができます。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書の「地域の育児支援」や、子どもの発達特徴と保育の計画の「地域における保育所の役割」のなかで、世代間交流、施設開放、育児相談や育児講座等の実施で地域の子育て支援を行うと、明記しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ボランティア・職業体験の受け入れについて」に、地域活動事業の一環としてボランティアの受け入れに関する基本姿勢を明記しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・西区こども家庭支援課、西区福祉保健センター、横浜市中部地域療育センター、横浜市中央児童相談所、病院、警察署等の一覧表を事務所に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域子育て支援として、園舎開放(屋上園庭開放)、交流保育、ランチ交流、つむぎ体操、育児相談を実施し、地域の福祉ニーズや生活課題の把握を行っています。感染症対策として、これらの活動を当面の間、見合わせています。運営法人主催の、子どもたちの孤食、欠食支援と誰でも利用できる居場所づくりのための、安価で食事を提供する「なかま食堂」の予約・問い合わせ担当を通じて、地域の福祉ニーズの把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の人々の居場所づくりとしての役割を担い、子どもたちの孤食、欠食支援として、安価で食事を提供する「なかま食堂」を、運営法人内保育園等の協力で、月に2回実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育理念・保育方針・保育目標は、子どもの人権を尊重する姿勢を、明示しています。年度始めの職員会議や、保育士の自己評価を年2回行うなかで、子どもを尊重する保育について共通認識ができるよう取り組んでいます。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・プライバシー保護マニュアルがあり、子どものプライバシー保護への配慮について明記しています。プライバシー保護について運営法人の研修で、全職員が学んでいます。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・西区の保育所紹介コーナーに、園の理念や基本方針、保育内容を記載したポスターを展示すると共に、園のパンフレットも展示しています。西区役所ホームページの西区内保育所等案内(各園の保育方針・特色・園行事等)から、園の情報を入手できます。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園のしおりの冒頭で、保育についての考え方が分かる著書を引用した子育てのポイントを説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所の変更や終了にあたり、保育の継続性に配慮した手順書と引き継ぎ書があります。園児の転園先には保護者の同意を得た上で、必要に応じて「引き継ぎ書」を作成し、子どもが新たに通う保育所に提供しています。「生体の生活リズム、健康」「姿勢、運動発達」「言葉と認識力」など5項目にわたり記載しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもとの関わりの中で、日常接している職員が子どものふとした言葉や態度、仕草、目線等から子どものニーズを把握し、子どもが満足できるような保育を実践しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情受付窓口を主任、苦情解決責任者を園長とし、第三者委員2名を配置し、これらの情報については入園説明会で園長が重要事項説明書の中で保護者に説明しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内に苦情解決第三者委員、意見箱、西区役所相談窓口、について掲示し、複数の方法や相手を自由に選んで、保護者が意見や相談出来ることを説明しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、送迎時に短い時間でも保護者との会話を大切にし、比較的ゆっくり会話のできるお迎え時には、子どもの一日の出来事等を直接伝えて、相談しやすい関係作りに努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメント委員会があり、責任者を園長とし、3か月に1回程度開催をしています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の感染症マニュアルや手順書、横浜市こども青年局発行の新型コロナウイルス感染症に対応したガイドライン等があり、職員に周知をしています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時には災害対策ガイドラインに基づいた対応をします。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・「保育方針に沿った子どもの育ちをより丁寧に示した保育の課程」を保育の標準的な実施方法としています。具体的な方法については「年間指導計画」「月間指導計画」「個別指導計画」「保育日誌」や各種マニュアルを整備しています。その他、年齢別の「発達に添った食育活動と年間計画」「保健計画」を立てています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルは毎年運営法人内3園で検討し見直しをしています。マニュアル文書作成は主任が行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画策定責任者は園長となっています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員会議や乳児・幼児会議等を開き、月間指導計画では毎月、保育日誌では毎日、振り返りと評価をしています。入園時の提出書類及び入園前の面談で子どもの保育に必要な個別事情や保護者の意向を記録し、把握しています。入園後は連絡帳、日頃の会話、個別面談等で把握していきます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの経過記録は、遊び・運動・食事・排泄・着脱・情緒・社会性・健康・睡眠・生体の生活リズム・言語から、定期的かつ、一人ひとりの発達が見られた時にその都度個別に記載をしています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録等個人情報に関するものは全て事務所の鍵のかかる書庫に保管管理をしています。保存や廃棄、提供については個人情報保護規定に従い適正に扱っています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、保育所保育指針、理念・方針・目標を踏まえながら、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に作成しています。その他、園の子どもの発達過程や園で把握している子どもと家庭の状況、地域の実態に対応した保育資源、地域とのかかわり等も考慮しながら作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・温湿度は午睡チェック表に記録をしています。換気は窓を開け、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から特に注意を払っています。0、1歳児クラスはクッション性のあるコルクの床と埃が立ちにくい床暖房を設置しています。陽光がまぶしい時はブラインドで調整をしています。職員の声(大きさ、トーン等)も大切な環境と考え、意識をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者に提出してもらった児童票、児童健康記録票や入園時個別面談からの情報、入園後の子どもと職員の関わり、子どもを観察すること等からも子どもを把握し、十分に尊重しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の保育の方針である生活に科学的視点を持った保育を取り入れており、ヒトとしての生体の生活リズムを守り育てるため、主活動は9:00から行い、午前中に昼寝の時間を設け、昼食後から戸外活動を行っています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・天気の良い日は積極的に戸外に出て、遊びの中で身体を進んで動かしています。室内では裸足で過ごし、、戸外活動時は草履を履いており、子どもたちの心身の発達が促されています。毎日体操やリズム運動、障害物遊びの時間があります。低年齢児が行うつむぎ体操は運営法人オリジナルの体操です。5歳児クラスは理事長が講師を務めるプール教室があります。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスの年間目標は「よく眠り、よく食べ、よくあそぶ」「人との関係で声を出してよく笑い、発語力を高める」「発達段階をきちんと踏み、確かな歩行を獲得する」としており、それに沿った生活環境を整えています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長発達や家庭状況を把握し、子どもが自分でやりたい気持ち、意欲を大切にしながら見守り、さりげなく援助して、できた時は十分に褒めて自信や意欲につなげています。甘えたい気持ちも尊重しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスは、身近な人と関わる中で自分の気持ちを伝えられるようにしたり、集団生活の楽しさを味わえるよう遊び方や環境設定に配慮をしています。トラブルになったときは子どもの思いをしっかりと受け止め、相手の思いも知らせるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人の保育方針の一つに統合保育・障がい児保育を掲げています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画の中に、「長時間にわたる保育の配慮」欄があり、在園時間の長い子どもが無理なく園生活を送れるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「子どもの発達特徴と保育の計画」に基づく5歳児のねらいと内容において、就学までのアプローチカリキュラムを計画・実行する仕組みがあり、自信を持って小学校生活が始められるよう各指導計画にもとづいた保育を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者に既往症や予防接種状況等の情報提供を児童健康記録票に記入してもらっています。入園後予防接種をした際には保護者に児童健康記録票へ追記をしてもらっています。また、年度末に保護者に返却・確認・追記後、再提出してもらっています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断は健康診断票、歯科健診の結果は、歯科健康診査票に記録し、担任から保護者へ伝え、ミーティングや職員会議で情報共有しています。虫歯の多い子どもの保護者へは、個別に健診結果を詳細に説明しています。健康診断は、嘱託医の都合から、系列の保育園で2回に分けて受診しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーがある子どもについては、医師からの「アレルギー疾患生活管理指導表」提出を受け、園における食物アレルギー提供マニュアルに基づき除去食を提供しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「子どもの発達特徴と保育の計画」「快食保育プロジェクト」に従って、食に関する豊かな経験ができるよう年間食育計画や月間指導計画を作っています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人内3園の栄養士が、1か月を2サイクルにした献立を作成し、7分搗きのごはんと、こだわりの安心安全な⾷材を、園内で調理して提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・職員は、クラスノートや連絡帳でその日の保育の様子を伝えています。保護者とは、送迎時に口頭でも子どもの様子を伝え合い情報共有しています。3歳児~5歳児の連絡帳の記載内容は少なくし、親子での対話で様子を伝え合うように、保護者に伝えています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、連絡帳や送迎時に保護者との挨拶・会話を通じて、子どもの様子を伝え合って信頼関係が築けるようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営規程・虐待防止対応マニュアルを活用して、子どもの発言や衣服、身体の変化、持ち物等のの状況を観察して、子どもと保護者の心身の状態を把握しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画や月間指導計画はカリキュラム会議を兼ねたクラス会議をはじめとするさまざまな会議で、互いの疑問点、改善点等について意見交換しています。日々の保育の記録は日誌で共有しています。 |