レアーレ原当麻
評価結果報告書
評価機関名 | 株式会社フィールズ | ||
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評価対象事業所名 | レアーレ原当麻 | ||
評価対象種別サービス | 共同生活援助(障害者グループホーム) | ||
設立年月日 | 2022年09月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 県央福祉会 | ||
③ 理念・基本方針 | 法人の理念にあるように、どの人の人生も肯定される社会づくりを目指す為に、職員一人ひとりが明るく・楽しく・元気に働ける環境づくりを目指しています。具体的には、利用者様が今まで経験した事の無い体験の提供や職員のモチベーションを高める為に、自らが進んで研修に参加出来る体制を整えて います。そのことにより、研修で学んだ事を現場で実践し、支援が楽しいという感情の創出に務めています。また利用者様も未体験の事を体験した喜びや次は何をしてくれるんだろうとワクワク出来る感情に繋げています。 | ||
④ 施設・事業所の特徴的な取組 | 利用者様への定期的なイベントの開催をしています。今までの人生で体験したことの無い、パン作りやデザート作り、みんなでお花見をする機会など、普段の生活では味わえない事を通して、横の結び付きを深めています。また職員にも、福祉や障がいのある方への支援方法に関して、経験やスキルの違いで戸惑うこともあるので、積極的に強度行動障害者養成研修に参加して頂くなど、ご自分のスキルアップと支援方法の知識獲得などを目指して取り組んでいます。 | ||
⑤ 第三者評価の受審状況 |
開始:2024年04月30日 終了:2024年12月21日(評価結果確定日) 受審回数:0回(0年度) |
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⑥ 総評 ◇ 特長や今後期待される点 |
1)利用者主体の支援と、日々利用者の理解に努力しています 運営法人の基本方針(人権の尊重、利用者主体、地域との共生、ニーズの多様化と複雑化に対応)に基づき、利用者一人ひとりがその人らしく心身ともに健やかに過ごせるような支援の実践に努めています。各支援計画に基づき、一日の時系列での流れをフォーマットとして作っています。また、支援者側の判断や都合が先行しないようにしています。各利用者の特性や希望に応じた支援ができるように、研修参加や話し合いで理解を深めています。日ごろから各利用者の言動や、反応の仕方、利用者の様子や生活パターンを良く理解するようにし職員間で共有しながら、継続的に本人の思い等を把握する努力をしています。 2)活動体験を広げる工夫があります 利用者がこれまで、社会経験等の機会が少なかったことを踏まえ、皆で楽しめる活動やイベントを毎月、取り入れています。運営法人の長中期ビジョンにも「一人ひとりが、明るく・楽しく・元気になれる場」としています。パン作り、デザート作り、お花見等実施しました。さまざまな活動で、楽しい体験が増え、仲間との交流にもつながっています。パン作りはパン職人を講師とし、本格的なパンを作りました。翌朝焼き立てを皆で楽しみました。 3)働きやすい職場を目指して取り組んでいます 誰もが安心して働くことができ、一人ひとりがその力を発揮できるよう職場環境を目指しています。職員が健康に働ける環境に取り組んでいます。健康診断の100%の実施、ストレスチェック、有給休暇の取得推奨、ノー残業だday!の実施、noパワハラ等に取り組んでいます。また管理者は、3ヶ月に1回は全職員と面談して、日頃の悩みを聞くなど働きやすい環境に取り組んでいます。 4)地域との交流・連携が期待されます 開設2年目であり、昨年度は共同生活に慣れてもらうことを重視し、住まいの場として、利用者に快適に過ごしてもらうようにしていました。週末に自宅に戻る利用者も多かったことから、地域のイベント参加や、地域住民との交流等の機会が無い状況でした。自治会に入会している事もあり、今後は地域との交流の中で、ホームの認知度を上げる事や、利用者が地域の一員として暮らすことができるような取組が期待されます。 |
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⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント | 非常に丁寧な聞き取り調査を実施して頂き有難うございました。事業所して内側から見ている我々支援者の考えを聞いて下さり、外部からの視点としてアドバイス等頂き、とても勉強になりました。 | ||
詳細評価PDF |
Ⅰ-1 理念・基本方針 |
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◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) マスタープランを職員に配布して、理念・基本方針の理解に努めています。理念・基本方針は法人のホームページに掲載されています。基本方針は、①人権の尊重とサービスの質の向上等の職員の行動指針となるよう具体的な内容で11項目を定め、職員等へ周知を図っています。全職員が所持する「職員ハンドブック」は、職員が仕事を進めていく際の指針や方向性を示す内容となっています。利用者や家族へは入所契約時に周知をしています。◇評価機関からのコメント 理念等の利用者や家族等への周知について、入所契約時に説明をしていますが、その後も適宜に周知を行うことや方法の検討が望まれます。 |
Ⅰ-2 経営状況の把握 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 月次収支状況等について予算対比を行っています。また報告書を作成し、法人本部へ報告しています。 社会福祉事業全体の動向については、法人からの資料や管理者部会会議、行政からのメールで情報等を把握しています。また市内事業所連絡会(行政職員が出席)において市社会福祉計画等を把握しています。◇評価機関からのコメント 引き続き潜在的利用者に関するデータを収集する等の経営環境や課題の把握が望まれます。 |
Ⅰ-3 事業計画の策定 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 毎年、次年度の事業計画を策定し、職員で共有して次年度に向けて準備をしています。中長期計画のビジョンとして、①経営、②財務、③サービス、④人材を大きな柱として、これらを着実に実行し、理念の具体化を目指しています。ホームの事業計画は、取り組む重要課題や活動計画等を内容として作成しています。また法人本部の計画にリンクして作成しています。◇評価機関からのコメント ホームの事業計画の主な内容について、利用者や家族等への周知の工夫が望まれます。 |
Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 訪問歯科の導入やガイドヘルパーの活用などを通して、利用者の暮らしの質を高めています。毎年度、職員はチェックリストを用いて自己評価を行っています。職員自身が日々の行動を振り返り行動規範等が遵守できているかを点検しています。第三者評価の受審については、今回が初めてですが、評価結果については検討を行う予定です。◇評価機関からのコメント 引き続きサービス内容について組織的に評価実施の取組が望まれます。 |
Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ |
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◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 法人からの情報や管理者会議で得た情報などはわかりやすい形で常勤・非常勤職員に伝達しています。管理者は、関係法令(人員配置基準、職員の資格、定員、身体拘束の禁止等)を理解し、遵守の徹底に努めています。有給休暇の積極取得推奨、シフト表は職員の希望を配慮し、また緊急で休暇の申し出にも調整を図り、職員が安心して活躍できる職場づくりに取り組んでいます。◇評価機関からのコメント 管理者は、法令遵守等の観点での経営に関する研修や勉強会に今後とも参加が期待されます。 |
Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 求人チラシを配布したり、ネットで求人募集をかけたり、非常勤職員の友人などの紹介で人材確保を行っています。また育成面では、積極的に資格取得を推奨し、費用面などでバックアップ制度があります。運営法人に於いて「職員行動指針や期待する人間像」等を定めています。期待する人材像では、①利用者の人権尊重と権利擁護を守ること等、13項目を定めて職員へ遵守を図っています。働きやすい環境に努め、職員の離職の防止等に取り組んでいます。法人内の他の部署で「すき間時間」を活用できる制度があります。またワーク・ライフ・バランスに配慮した取組を行っています。◇評価機関からのコメント 実習生を受入れていません。受入れ可能な機会等の検討が望まれます。 |
Ⅱ-3 運営の透明性の確保 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 毎月の収支状況や利用者への請求書などもご家族に渡して、透明性の徹底を図っています。ホームにおける事務、経理、取引等について、内部監査の仕組みがあり、定期的に受けています。外部の専門家による監査は、ホームを含めて法人全体として受けています。利用者からの預り金については定期に監査を受けて厳格な取り扱いをしています。「苦情受付ついて」のポスターを施設内で利用者等が見やすい場所に掲示しています。◇評価機関からのコメント 地域に向けて理念や基本方針、ホームで行っている活動等の広報については、更なる浸透が望まれます。 |
Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 自治会に加入して地域とのつながりを大切にしています。職員倫理行動綱領に於いて社会(地域)との関わりについて文書化しています。「職員は、利用者と社会(地域)のつながり創りに貢献しなければならない」と記載しています。利用者の個々のニーズに応じて地域における社会資源(ガイドヘルパ―等)の活用を図っています。事業者連絡会等に参加し情報を得てホームの運営や利用者支援に活かしています。周辺地域へのAEDの貸し出しを行っています。◇評価機関からのコメント 地域の人々と利用者との交流の機会を設けること、並びにボランティアの受け入れについて検討することが今後の課題です。 |
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス |
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Ⅲ-1-(1)利用者を尊重する姿勢の明示 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 職員に倫理綱領などを配布して、遵守徹底に努めています。職員倫理行動綱領を制定し、①基本理念、②基本的支援姿勢、③利用者との関係について詳しく記述しています。職員は、入職時等に研修を受けて利用者を尊重する姿勢を学習しています。また綱領は、全職員が所持するハンドブックに掲載されており、繰り返し各自が学習できるようになっています。また職員は、人権擁護のための「セルフチェックリスト」で行動を振り返り利用者を尊重した支援に取り組んでいます。◇評価機関からのコメント 利用者の尊重や基本的人権への配慮について、ホームとして引き続き勉強会・研修の実施が望まれます。 |
Ⅲ-1-(2)福祉サービスの提供に関する説明と同意(自己決定) |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 個別支援計画等でサービスの説明を行い、自分で理解・納得できるように努めています。利用希望者等に管理者からホームでの生活について、並びに設備や居室の状況、利用料、食事のこと、利用者への支援内容等を個別に丁寧に説明しています。契約時に交わす重要事項説明書にはルビをふり、わかりやすい文章で記述する等の工夫があります。また口頭で丁寧に説明し、利用者等の理解・同意のもとで契約書を交わしています。◇評価機関からのコメント 相談支援事業所にホームを紹介する資料の配布や連携を行っています。公共施設等の場所にもホームを紹介する資料の配布をすることが期待されます。 |
Ⅲ-1-(3)利用者満足の向上 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) モニタリングなどで個々に状況を把握して、満足度の向上を図っています。職員倫理行動綱領に定める基本理念、基本姿勢及び利用者との関係などに則って支援しています。利用者とは日常的にコミュニケーションを図り、ニーズの把握に努め、支援の向上に活かしています。家族会の開催はありませんが、日頃から連絡を交わして、意見・苦情等を聞き取るようにしています。◇評価機関からのコメント 利用者満足を個別の面談や聴取を行って随時把握に努めていますが、利用者満足に関する調査を定期的には行っていません。定期的にアンケート調査を実施することが期待されます。 |
Ⅲ-1-(4)利用者が意見等を述べやすい体制の確保 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 苦情解決委員を2名配置しています。利用者に何か思うことが感じられた場合は、職員は傾聴姿勢で向き合っています。苦情受付ポスターをホーム内の利用者等が見やすい場所に掲示して、申し出が出来ることを利用者等に周知しています。苦情解決に関する規則、及び苦情解決事務手続き(マニュアル)があり、苦情受付責任者、苦情解決委員や記録等について定めています。また苦情解決制度の規程に則らないクレーム(苦情)について報告マニュアルを定めています。◇評価機関からのコメント 利用者の日常の言動・活動の中から感じ取り支援に活かしています。ホーム内に「みんなの声ボックス(意見箱)」は設置することが望まれます。 |
Ⅲ-1-(5)安心・安全な福祉サービスの提供のための組織的な取組 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) ホームとしての対応はマニュアル等を定めて安心・安全なサービス提供に努めています。業務における危機管理(ヒヤリハット管理、インシデント管理)、及び事故対応、クレーム対応、災害発生時の対応(危機管理対策部組織図、災害発生時の対応マニュアル等)を定めて、職員に周知を図っています。大災害(地震、火災、感染症等)が発生した場合のサービス提供を継続するための対応(事業継続計画)については、法人本部で策定したもの、行政からの通知等を整備しています。◇評価機関からのコメント 安全・安心なサービス提供については、広範囲のテーマであり、職員に対して、引き続き安全確保・事故防止等に関する研修・勉強会の開催が望まれます。 |
Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保 |
Ⅲ-2-(1)提供する福祉サービスの標準的な実施方法の確立 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 運営法人が、職員の指針となる方向性を明記した「職員ハンドブック」があり、全職員に配付しています。運営法人が策定した個人情報保護、苦情解決、危機管理に関するマニュアルや、法令遵守規程があります。特に「県央福祉会職員倫理行動綱領」「職員倫理行動マニュアル」は、利用者支援の基本と考えています。事業所において、「利用者支援時系列」「手順書朝(夕~)の支援業務」を利用者ごとに作成したものを「標準的な実施方法」とし、職員が同じ対応ができるようにしています。毎月の支援会議で変更や修正が必要かを合議後に、改訂版(日付記入)を作成しています。「標準的な実施方法」が実施されているかは、管理者が支援業務に一緒に入り職員の支援内容を把握し、各記録類・報告書、職員との話等からも把握しています。支援区分が高い利用者が多いため、利用者ごとの適切な支援ができるように、職員のレベルアップに努めています。人材育成については、人に対する支援業務の期待水準の明確化や数値化は難しいと感じています。「明るく・楽しく・元気に働けるよう」に、各職員の育成方法についての対応も考慮していく必要があると感じています。◇評価機関からのコメント 全職員に配付されている「職員ハンドブック」の日常的な利用の機会が少ないようです。基本姿勢を振り返る機会が増えることが期待されます。利用者のそれぞれの特性に応じた、適切な支援ができるように、職員個々のレベルアップや育成、職員間の情報共有と連携の努力を続けています。引き続きさらなる取組が期待されます。 |
Ⅲ-2-(2)適切なアセスメントによる福祉サービス実施計画の策定 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 「利用基礎情報シート」「アセスメント表」を使用し、本人、家族の要望や、日中活動先の職員、相談支援専門員との連携、医療機関や看護師の助言等から利用者についての情報収集と分析をしています。体験入居期間中で把握することもあります。支援会議で話し合い、サービス管理責任者が個別支援計画を作成しています。モニタリングは半年ごとに見直すほか、急な変化があった場合はいつでも見直すことにしています。支援者側の都合で支援計画を作らないように気をつけています。当初のアセスメントからでは、把握できなかったことも、日ごろから各利用者の言動や、反応の仕方から分かってくることも多く、利用者の様子や生活パターンを良く理解するようにし職員間で共有しています。意思疎通が難しい場合も、絵カードやどちらかを選択してもらうようにする等で、本人の要望や意向を把握するように努めています。個別支援計画の変更や支援の仕方を変えてみる際に、利用者本人の混乱や不安感が無いように配慮しています。◇評価機関からのコメント 利用者の日々の生活を丁寧に見て、記録に残し、職員間で意見交換や分析を行っています。その結果を定期的なモニタリングに反映させています。本人の意思や要望の把握や 支援の変更時の対応や伝え方が難しい面もあります。 |
Ⅲ-2-(3)福祉サービス実施の適切な記録 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 記録管理の責任者は管理者です。利用者の基本情報、個別支援計画、業務日誌等の実施記録は統一された書式に記録しています。ほとんどの記録類は、パソコンで記入しており、職員間で共有しています。法人独自のデータ管理システムで管理しています。紙ベースの書類、ファイル類、プリントアウトした資料等は、相談室の書庫(鍵付き)に保管し、利用しない場合は部屋を施錠しています。職員には、個人情報保護について入職時に研修し、職員ハンドブックに記載されていることを伝えています。職員はパソコンでの記録閲覧、入力は自由にできますが、USBメモリの使用は禁止しています。行事や日常の様子を写真で記録する時は、事業所備品の専用カメラを使っています。個別の様子の記録の書き方は、経験年数等により職員間でも違いが出てくるため、管理者が助言や指導をしています。より客観的で分かりやすい文章となるように、具体的に「実際にあった行動」「利用者との会話」を記載するように助言しています。日々の記録を取り、福祉サービスを適切に受けられているか確認をしています。◇評価機関からのコメント 入職時研修で、個人情報保護について学んでいます。さらに個人情報保護やプライバシー保護の学びが深まる機会や取組が期待されます。 |
A-1-(1)自己決定の尊重 |
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◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 運営法人の基本方針(人権の尊重、利用者さん主体)に基づき、利用者一人ひとりがその人らしく心身ともに健やかに過ごせるような支援の実践に努めています。利用者全員、自宅から入居しており、入居を決めた時点で大きな自己決定であったと事業所側で認識しています。支援区分が高い利用者が多く入居しています。管理者が意思決定支援に関する外部研修に参加しています。日常の支援では、支援者側の判断や都合が先行しないように気をつけています。利用者の自己選択や自己決定を尊重できるように絵カードを使用したり、着る洋服を選ぶ等で具体的にしたり、言動に留意しています。日常の様子を職員間で共有しながら、継続的に本人の思い等を把握する努力をしています。職員の質向上に努力しています。◇評価機関からのコメント 支援区分が高い利用者が多く、一人ひとりの特性に応じた自己決定を尊重した支援の難しさがあります。職員間の連携やスキルアップの機会が増えることが期待されます。 |
A-1-(2)権利侵害の防止等 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 「職員ハンドブック」に、虐待の定義、身体拘束、人権擁護等を記載し、全職員に配付しています。「県央福祉会職員倫理行動綱領」「職員倫理行動マニュアル」に権利侵害防止について明記しています。ホームでは「レアーレ原当麻運営規程」に人権擁護について明記しています。リビングに、「困ったときの相談窓口案内」、「かながわサービス適正化委員会」や「オンブズパーソン制度の案内」の掲示をしています。管理者が運営法人虐待防止委員会に出席して得た情報や内容を、ホームに持ち帰り、職員に伝えています。身体拘束に関する会議には出席していません。虐待防止に関するオンデマンド研修を、職員が受講するようにしています。運営法人から毎月「人権擁護チェックリスト」が配信されます。繰り返し行うことで理解が深まるとしています。各利用者の特性を職員間で共有し、対応を常に検証するようにしています。 ◇評価機関からのコメント 人権尊重、権利侵害の防止に関する取組が行われています。学びがさらに深まることが期待されます。 |
A-2-(1)支援の基本 |
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◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 事業所名「レアーレ原当麻」の「レアーレ」はイタリア語で「誠実」の意味です。開設にあたり、管理者が支援の基本と考え、決めました。「利用者が『地域でふつうの生活ができるように』支援する」と重要事項に記載し、入居時に本人・家族に説明しています。今年度の事業所の目標は利用者も支援者も「明るく、楽しく、元気に」としています。さまざまな楽しい活動やパン作り等のイベントを取り入れて、社会経験が豊かになり、個々の生活スキルの向上や自律に繋がるように支援しています。◇評価機関からのコメント 楽しい活動やイベント実施に力を入れています。利用者、職員が共に、明るく、楽しく過ごすために、引き続き取り組むことが期待されます。職員も、仕事が楽しいと思えるような、体制や環境整備がさらに進むことが期待されます。 |
A-2-(2)日常的な生活支援 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者や家族の意向を汲み取り作成した個別支援計画をもとに、生活支援をしています。計画の内容を実施する際に職員の思いが先行しないように、本人が何を望み、何を望んでいないかを把握することが大切と考えています。日常生活では、基本の生活習慣、家事等は本人がやりたいこと、出来る事を尊重し見守りや支援をしています。安全に配慮し、言葉かけも工夫しながら利用者と一緒に家事をしたり、見守りをしたりしています。食事は業者の配食サービスを利用しています。ごはん、みそ汁は職員が作り、お替りができます。誕生日には、4種類の特別メニューから好きなものを選びます。入浴は毎日できます。順番は話し合いや、自然にできたルールで入浴しています。必要時に同性介助をしています。◇評価機関からのコメント 利用者の意向や、思いを把握するために、職員が日々、試行錯誤しながら努力しています。引き続き、努力が期待されます。 |
A-2-(3)生活環境 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 2階建て建物の2階部分がレアーレ原当麻グループホームです。中央の扉を境に、左右に分けて男性スペース、女性スペースとして各5部屋あります。多目的トイレ、トイレが各スペースに2か所あります。各スペースに浴室があります。それ以外に介護浴槽付き浴槽のある浴室があります。トイレや洗面所、浴室に手すりを付けています。キッチンは調理道具等出しっぱなしにしないようにしています。IHコンロを使用し、火災の心配が無いようにしています。エレベーターがあります。自室はクローゼット、エアコンが設置されています。家具やベッド、電化製品等は各利用者が必要なものを置いています。相談室があります。事業所内は整理整頓、清潔、安全、衛生管理を心がけています。24時間換気をしているため、換気扇のフィルターはまめに掃除しています。リビングはテレビ、ソファ、テーブルが配置されており、自由時間にテレビを見たり、職員と歓談したり、自室で過ごすなど各自自由にしています。リビングのテレビの使い方は、利用者同士や職員と話し合ってルールを決めています。◇評価機関からのコメント 入居後2年目ということもあり、利用者同士の交流は少ない状況です。 |
A-2-(4)機能訓練・生活訓練 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 住まいの場として、利用者に快適に過ごしてもらうようにしています。開設2年目であり、最初の1年は共同生活に慣れてもらうことを重視していました。プログラムとしての機能訓練は実施していませんが 心身の状況に応じ主体的に行動することが、機能訓練ととらえています。また共同生活の中で、トラブルになるような言動を慎むことや食事マナー、コロナ禍のマスク着用、手指消毒等は継続的に伝えています。日常生活の中で身体を動かし、洗濯干し、食器の下膳、食器洗い、ごみを集める等、場面に応じた動きや役割を生活訓練としています。週末は、自宅に戻る利用者が多い状況です。 ◇評価機関からのコメント 利用者個々の心身の状況に合わせた日々の支援が、機能訓練や生活訓練となっています。 引き継き、地道な支援の継続が望まれます。 |
A-2-(5)健康管理・医療的な支援 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者は年1回健康診断をしています。訪問看護師が2週間に1回来て、バイタルチェック、健康状況の把握、相談等を行っています。利用者が通院している医療機関と連絡を取り合うこともあります。個々の体質、心身の状態を把握しながら、支援をしています。毎回の食事量の把握をして、間食を食べ過ぎないように利用者に伝えています。毎月体重を測り、増減に留意しています。コロナ5類移行後も、飛沫による感染症予防のため、リビングのテーブルは向かい合う席ではアクリル板を設置しています。筋力が落ちないように、歩く事や外出を勧めたり、一緒に出掛けたりしています。服薬管理は、職員が行っています。◇評価機関からのコメント 日々、健康で安全に暮らせるように支援しています。将来的には、医療的は支援が必要な場合があることも予想されます。 |
A-2-(6)社会参加、学習支援 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 開設後2年目ということもあり、地域との交流はあまりない状況です。運営法人系列事業所の職員がボランティアとしてイベント時に参加し、また自治会に加入しています。利用者がガイドヘルパーと一緒に、外出することもあります。地域での催事、イベント等の案内をしていますが、支援区分の高い利用者が多く、社会参加が難しい面があります。また週末は自宅に戻る利用者が多く、地域のイベントの参加はほとんどありません。ホームで、近隣のお花見に出かけたり、系列事業所の旅行で山梨、鴨川に出かけたりしています。個々の状況に応じ買い物の際の会計の仕方や、漢字の読み方の習得等の支援をしています。◇評価機関からのコメント 今後は、地域交流や社会参加の機会が増えることが期待されます。 |
A-2-(7)地域生活への移行と地域生活の支援 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者は自宅から入居しており、週末は自宅に戻ることも多い状況です。個々の希望に沿って、現在の生活を安定したものとなるよう支援しています。地域での一人暮らしを希望する利用者がいた場合、地域生活を維持できるかが難しいと考えています。自治会に加入しているので、今後、自治会との連携や地域資源の活用を考えています。◇評価機関からのコメント 現状では、地域との積極的な交流や地域生活移行への具体的な支援はありません。今後、地域社会との繋がりが広がるような取組が期待されます。 |
A-2-(8)家族等との連携・交流と家族支援 |
◇取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者の支援計画は家族の要望、意向も踏まえて作成しています。日常の困りごとや相談にいつでも応じています。「連絡帳」を利用し、家族とやり取りをしています。手紙、おたよりも渡しています。週末は自宅に戻る利用者が多いため、現状では家族と連携が取れています。家族会開催や家族との定期的な面談は開催していません。成年後見人制度や経済上の問題、親が高齢化した場合の相談等にも乗るようにしています。◇評価機関からのコメント 現在は特に事例はありませんが、親の高齢化や、経済上の問題、利用者本人が要介護状態となる場合等が想定され、対応が求められています。 |
利用者調査結果<別紙3>
利用者調査概要 | 利用者調査総合結果 |
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利用者総数:10名 アンケート調査対象:10名 ヒアリング調査対象:1名 |
① アンケートで評価の高い内容と % ・職員・スタッフは丁寧な言葉で接してくれる 88 % ・職員・スタッフから大切にされている 75 % ・GHでは自分のペースで過ごしている 75 % ② アンケートで評価の低い内容と % ・今、困っていることや不安なことがある 25 % ・自分のお金がどのくらいたまっているか知っているか 0 % ③ 調査全体でとらえた利用者の状況 (障害特性や利用者の背景や表情等も含め記述) ・グループホームでは支援区分の高い方を受け入れています。書面による利用者アンケートでは8人の回答があった内、自分で回答した利用者は0人となっています。利用者調査の日が金曜日であったことで、日中活動事業所からグループホームへ戻った利用者は2名(8名は自宅へ)でした。うち1人の利用者が聞き取りに応じてくれました。書面によるアンケートと同じような内容等を聞き取りましたが、質問のすべての項目が「肯定的、或いは、はい」との回答でした。 |