三丁目こども園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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【保育理念】 ・家族が幸せになるこども園~一緒に子育てしましょう~ 【保育方針】 ・豊かな遊びや体験、様々な人やものとの関わりを通して、子どもたちが主体的に、自分らしく育っていくことのできる保育環境を整える。 ・家庭的な温かい雰囲気を大切にし、一人一人の発達と個性を認め、安心して園生活が送れるように、子どもにも大人にも丁寧な関わりをする。 ・地域や家庭との関わりやつながりを大切にし、子育てが喜びと感じられるように共に歩み、誰でも気軽に利用できるようなこども園を目指す。 |
【立地および施設の概要】 三丁目こども園は、相模鉄道和田町駅から歩いて3分のところにあります。学校法人峰岡学園が平成31年4月に開設して3年目の保育園です。1歳から5歳児36名(定員40名)が在籍しています。 園は相模鉄道の線路沿いにあり、戸建て住宅の多い閑静な住宅地に位置しています。周辺には和田公園、和田一丁目公園や大きな星川中央公園があり、また近くには帷子川が流れ、公園で遊んだり川沿いの道を散歩したりすることができる環境にあります。 【園の特徴】 ・園の考える「望まれる子ども像」を「丈夫な体、健全な心、表現の豊かな子、人とのかかわりを楽しめる子」とし、家庭的な温かい雰囲気を大切にし、親子とも安心して通園できるように、子どもたちや保護者との信頼関係を大切にしています。 ・ひとつの事に偏らず、バランスを考えたカリキュラムに従って保育活動をしています。 ・子どもの人権や主体性を尊重し、子どもも保護者も保育者も共に育つ[教育=共育]を目指しています。 ・3~5歳児は1クラスで異年齢保育を行っています。 |
評価実施期間 | 2021/06/16(契約日) ~2022/03/25(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1.子どもの意欲を引き出す環境作りや他児との協同を大切にした保育 園では、子どもたちがいろいろな体験ができるように、素材や遊具、教材等を子どもの発達に応じて用意をして、子どもたちのやってみたい、やりたいという気持ちを大切にしています。 「だんぼーるおうじ」の絵本から、4、5歳児が自動販売機を作りました。段ボールをどう切って自動販売機を作るか、お金は何で作るかなどを子ども同士で話し合い協力して作り上げました。4、5歳児が作っていると、興味を持った3歳児も仲間に入れてもらい、教えてもらいながらお金を作りました。 1歳児クラスでは、どんぐりでマラカスを作りました。少し前から保育室に見本が置いてあったため、容器を見るなりすぐどんぐりを入れたり出したりして遊んでいました。音楽をかけるとマラカスを振って遊び始めました。職員は子どもたちが作ることに興味を持ち、また、作るだけでなく、次にそれを使って遊びを楽しむという活動に展開できるよう支援をしています。 2.全職員で子どもを把握し保護者と共に温かく見守る保育 園児が36人の保育園で、全職員が全園児の一人ひとりを把握しています。子どもに関する情報交換、共有を心がけ、担任以外の職員も子ども一人ひとりに温かい態度で接しています。また、保護者にも、積極的に声かけするなどしてコミュニケーションをとっています。 子どもたちの園での活動の様子を見ることができる「オープンスクール」(保育参加、保育参観)を実施しています。今年度は、コロナ禍で園内ではなく、星川中央公園の多目的広場で行いました。保護者は、子どもたちが異年齢で遊んだり、リレーをしている様子を見ることができ、「子どもの成長を感じた」「のびのびしている姿を見て嬉しくなった」等の感想を寄せています。 3.保護者満足状況の把握と保護者意見に対する丁寧な対応 年度末に保護者に対して「家族幸せアンケート」を行っています。「行事について」や「お子様の成長」「チーム保育」「おたより、連絡アプリ、日々の保育」等の項目について、保護者から1年を振り返っての感想や意見を出してもらっています。園では、アンケート結果や保護者の意見等に対する園としての対応や考え方をまとめた「『家族アンケート』集約」を作成し、保護者に配付するとともに次年度の園運営に生かしています。 |
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改善を求められる点 | 1.園の自己評価の実施と公表 現在実施している職員の「自己評価シート」や保護者の「家族幸せアンケート」に基づき、園としての自己評価をまとめ、公表することが期待されます。 2.実施状況の評価を行うことができる事業計画の作成 事業計画は、数値目標や具体的な成果目標を設定し、目標の実施状況・進捗状況を定められた時期、手順に従って把握、評価し、必要に応じて見直しを行うことが期待されます。 3.地域貢献に関わる事業や活動への積極的な取組 コロナ禍の終息後は、地域の子育て世帯に対する育児相談やその情報提供、また、地域の団体や自治会、商店街等と連携したイベントや活動等への参加を通じた地域コミュニティの活性化等に貢献していくことが期待されます。 |
開園3年目で、初めて第三者評価の受審を行いました。 今回、毎日の業務の中で、自己評価に取り組む時間を捻出することは容易ではありませんでした。しかし、各自で評価に取り組んだ後、グループワークをすることは、保育観を共有するよい機会となりました。 その後の評価機関による調査は、コロナ禍で保育室に入っての観察が難しい状況でしたが、それでも、資料や日誌等の文章を細かく見ていただいたり、2日間にわたる丁寧な聞き取りを行ったりしていただいた結果、多面的・総合的な評価をいただくことができました。 三丁目こども園のよい部分として『温かな保育』『丁寧な記録』『やる気へとつながる職員指導』『保育の可視化の工夫』『子どもの意欲を引き出す保育環境』『子どもへの声かけ』等を認めていただき、そのことが、職員自らの保育の自信へとつながりました。今後、今回の受審で見えてきた課題に一つひとつ丁寧に取り組みながら、保育の充実や質の向上へとつなげていきたいと思っています。 最後になりますが、第三者評価の受審にあたり、ご尽力いただいた評価機関の皆様、ご多忙にもかかわらず、利用者アンケートにご協力いただいた保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。今後とも、子どもたちのために、また園として、一歩一歩成長していくことができるように、ご支援、ご協力いただければ幸いです。 三丁目こども園 園長 池田たか子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念は「家族が幸せになるこども園~一緒に子育てしましょう~」で、基本方針は子どもの人権や主体性を尊重し、子どもも保護者も保育者も共に育つ「教育=共育」を目指すということを主旨として3項目を掲げており、職員の行動規範になっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・経営については、設置法人である学校法人峰岡学園の理事長が、理事会等を通じ、社会福祉事業全体の動向について把握し分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・理事長が組織、設備、職員体制、人材等の現状分析に基づき分析した、学校法人運営に影響のある重要な情報や課題は、理事会で話し合われ、役員の共通理解が図られています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・2021年度から2023年度までの3年間の中長期事業計画を策定し、園の理念・基本方針の実現に向けた中期目標、課題を明確にしています。また、3年間の中長期収支計画を策定し、年度別に園児見込数、事業活動収支、施設設備等による収支を明らかにしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・3年間の中長期計画を反映した2021年度の単年度計画と資金収支予算書を策定しています。単年度計画は、中長期計画の大項目に沿って単年度の具体的な事業・保育内容を示しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年間の事業計画は、職員面談等で園長と主任が意見・要望を把握し、そのうえで園長、副園長、主任で協議して策定しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年度始めの入園説明会で重要事項説明書を使いながら、年間の事業計画の概略を保護者に説明していましたが、本年度はコロナ禍により、入園説明会は開催できなかったため、個別に説明を行っています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・月間指導計画、週案は、カリキュラム会議等で目標・ねらいを定め、各クラスで保育サービスを実施し、クラス担任間で評価・反省し、見直したものを園長・主任がチェックし、次月、次週の計画に反映しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長が年度末に職員の「自己評価シート」と保護者の「家族幸せアンケート」を整理し、園としての考え方や対応を含めて文書を作成しており、それぞれの評価結果から明確となった課題については、職員間で共有化を図り、次年度の年間事業計画の中で改善策等を策定する仕組みとなっています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、必要に応じて行われる会議や、毎日のミーティングの中でその時々の内容に応じて、保育現場の総責任者としての園長の役割を伝えています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関係法令はもとより、保育所保育指針、園の理念・基本方針や諸規程、社会的ルールや倫理をよく理解しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、日々積極的にクラスを巡回しています。また、主任と共に月間指導計画や週案によく目を通し、適切なコメントをつけて、指導を行い、保育の質の向上に取り組んでいます。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、効率的な事務や職員の残業を無くす方策等を常に考え、業務の実効性を高めるようにしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「三丁目こども園人材育成ビジョン」を作成し、園の求める職員像や人材育成の基本方針等を明記しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・配置、異動等に関する人事基準は、就業規則や給与規定等に定められており、職員はいつでも閲覧することができます。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の就業状況や意向は毎日確認し、シフト調整は労務管理の責任者として園長が行っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「三丁目こども園人材育成ビジョン」の中で、「園の求める職員像」を明確にしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の年間事業計画の中で、「インクルーシブ保育・教育活動の充実」を掲げ、キンダ―カウンセラー委嘱や、障がい児保育研修の受講等を通じて、職員の資質の向上に努めるとしています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況を職員データ等で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生に向けてのレジメはありますが、受け入れのためのマニュアルや基本姿勢を明文化したものはありません。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の理念や園目標、保育の内容等はパンフレットや重要事項説明書で公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園における適正な運営、経理処理のため、運営規程、経理規程が整備されています。運営規程において、職員の職務分掌と園長、副園長の権限・責任が明確にされ、職員に周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・市や区からの情報だけでなく、さまざまな関係機関・施設からのお知らせや広告等を配付したり、掲示したり、連絡メールで伝えたりして、地域の情報を保護者に提供しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・ボランティア受け入れや地域の学校教育等への協力について基本姿勢を明文化したものは無く、また、ボランティア等の受け入れに関するマニュアルは整備されていません。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・関係機関として、保土ヶ谷区こども家庭支援課、横浜市西部児童相談所、横浜市西部地域療育センター、小学校9校、病院、警察署、消防署等をリスト化しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の具体的な福祉ニーズ等を把握するため、園長が子育て支援連絡会、要保護児童対策地域協議会、幼保小教育交流事業実行委員会等に参加しています。また、園見学者からの育児相談を通し、地域の具体的な福祉ニーズの把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・公益的な地域での事業・活動として、随時の育児相談、実習生受け入れ、中学生の職場体験等を実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念、保育方針、保育目標に子どもの人権を尊重する姿勢を明示しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「オムツ交換手順マニュアル」や運営規程の「秘密の保持」等にプライバシー保護について明示し、子どものプライバシーに配慮した保育を行っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保土ヶ谷区役所に園のパンフレットを置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会で重要事項説明書を用いて、園の方針や保育園での生活、持ち物等をわかりやすく説明しています。個人面談でも丁寧に説明し、説明後に保護者から同意書をもらっています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の利用が終了した後も、保育所として子どもや保護者が相談できるよう、園長、副園長、主任が窓口となってなっています。いつでも相談できることを伝えていますが、それらを記載した文章は作成していません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は子どもたちの表情や態度、仕草等から、子どもが安心して意欲的に過ごせているかなどを把握するように努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情受付窓口は副園長・主任、苦情解決責任者は園長とし、第三者委員2名を立て、入園説明会で園の苦情解決の体制を説明しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園説明会で重要事項説明書を用いて、第三者委員や外部機関の利用もできることを説明しています。また、横浜市福祉調整委員会のポスターを事務室の窓に掲示しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎日の送迎時に、保護者に子どもの一日の出来事等を伝えるようにし、相談しやすい関係を作っています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職務分担で安全管理リーダーを置いています。リスクマネジメントに関する最終責任者は園長です。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策については、園長を責任者として、感染症対応マニュアルに沿って、感染症の予防や発生時等の対応を行っています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害対応マニュアルがあり、地震、火災、台風等が発生した時の対応と手順が決まっています。毎月、地震、火災の防災訓練や避難訓練を行っています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の水準・内容を一定に保つための標準的な実施方法を明文化したものとして、「職員の心得」、保育の手順等を定めたマニュアル類、および職員の1日の基本的な動きを時間に沿って示した「デイリープログラム」等があります。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の内容の見直しは職員会議やリーダー会議で行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画は担任が作成し、主任、園長がチェックしています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は年度末、月間指導計画は月末、週案(兼保育日誌)は毎日および週末に評価、反省を行っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの発達状況や生活状況は、児童票、経過記録、健康の記録に記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営規程や個人情報保護方針に、子どもの記録等個人情報の保存や管理、開示、第三者への情報提供制限等が記載されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法に示されている理念等を踏まえ、保育所保育指針に基づき、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室に温湿度計やサーキュレーターを設置し、窓を開けて換気を行い、適切な環境を保持しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に保護者に提出してもらった児童票、健康の記録、これまでの生活記録や入園前の面談で、家庭環境や子ども一人ひとりの特徴を把握しています。子どもの生活リズムは、日々の連絡帳や保護者との会話から把握しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食事、排泄、睡眠、着脱、清潔等の基本的生活習慣は、子ども一人ひとりの発達の様子を見ながら、家庭と連携し、身に付くように配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの手の届くところに、人形、ぬいぐるみ、ブロック、ままごと道具が置いてあります。子どもの様子で玩具の入れ替えを行っています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 認可保育園で0歳児の受け入れを実施していません。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は子どもの発達状況や家庭状況を把握し、子どもの自分でやりたい気持ちを大切にし、見守り、援助しています。職員を多めに配置し、子ども一人ひとりを受容し、子どもが安心して自分を表現できるように関わっています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3~5歳児は、おはな組として日常的に異年齢で一緒に過ごしています。3歳児はすみれ組、4歳児はばら組、5歳児はゆり組として、年齢に合った保育ができるように、年齢ごとに過ごす時間も作っています。活動によっては3、4歳児、4、5歳児で一緒に過ごしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの状況に応じて写真や絵カードを作成するなどの保育環境を整備しています。必要に応じてクールダウンできるような場所を設定しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の保育時間は7時30分から18時30分で、1、2歳児、3~5歳児のクラスごとにデイリープログラムを作成し、遊び、活動、食事、おやつ等一日の流れを設定しています。デイリープログラムは、子どもが安らいだ気持で過ごせるよう、ゆったりとした時間設定をしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に「小学校との連携」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の欄を設け、小学校への接続期としての保育を行っています。アプローチカリキュラムを作成し、小学校へのスムーズな移行が行われるように保育しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康マニュアルがあります。職員は朝の受け入れ時に保護者から家庭での健康状態を確認しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回健康診断、歯科健診、毎月身体測定を行い、結果は「健康の記録」に記載し、職員会議や毎日のミーティングで職員に伝えています。健診前に、保護者に子どもの気になることや相談したいことを聞き、園医からの回答を伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギー対応マニュアルに基づき対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に沿って、年齢ごとの食育指導計画を作成して、食具の持ち方、食事のマナー、食器の使い方等を指導しています。また、クッキング、野菜に触れる、野菜の栽培等の取組も行っています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭と連携を図り、子どもの発育状況や体調等を考慮して、提供食材の種類、作り方、出し方等、献立・調理を工夫しています。子どもの体調により、牛乳を麦茶や白湯に替えるなどの個別対応をしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児については連絡帳、3~5歳児についてはお便り帳により、保護者と日常的な情報交換を行っています。受け入れ時には体調等を口頭でも確認し、お迎え時には1日の様子やエピソードをできるだけ口頭でも伝えるようにしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者の要望に応じ、随時相談に応じています。降園時には職員の方から積極的に話しかけ、子どもの1日の様子を伝えるようにし、子育ての悩みも聞き取るようにしています。また、個人面談は、年2回、各クラス1週間の期間をとって行っています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の登園時や衣服の着替え時に、子どもの体に不自然なアザや外傷等がないか体全体を確認しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年間指導計画、月間指導計画、週案(保育日誌)に自己評価欄があり、各担任が振り返りを行い、主任、園長が必要なアドバイスをしています。月間指導計画、週案等は他のクラスの職員も閲覧しており、他クラスの様子を知ったり、多角度から保育の視点を学ぶ良い機会となっています。 |