保育園こりす
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
---|
名称 | 保育園こりす | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 80 名 |
所在地 | 221-0864 横浜市神奈川区菅田町1761-1 |
||
TEL | 045-471-2388 | ホームページ | https://www.korisu.ed.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2006年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 愛 | ||
職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:20 名
|
||
専門職員 |
園長:1 名
主任保育士:1 名
保育士:19 名
保育補助:4 名
看護師:1 名
栄養士・管理栄養士:2 名
調理員(調理補助員):2 名
事務員:2 名
その他(講師):4 名
|
||
施設・設備の概要 |
0歳保育室:2室
1歳保育室:1室
2歳保育室:1室
3歳保育室:1室
4歳保育室:1室
5歳保育室:1室
一時保育室:2室
沐浴室:1室
地域子育て室:1室
園長・相談室:1室
トイレ:7個
テラス園庭/園庭:
|
【保育理念】 おはなのようにわらい ことりのようにうたい こりすのようにあそぶげんきなこども 「保育園こりす」の保育にあたっては、国の保育所保育指針に沿って、養護と教育が一体となり、豊かな人間性と創造性を持った子どもを育成することを目的とし、延長保育、一時保育、子育て支援などを通し、地域のニーズに応え、愛される保育を目指してまいります。 【保育の基本方針】 ・子どもの健康と安全を基本に、園と家庭の連携を密にして保護者の協力のもとに保育を行います。 ・子どもが健康・安全で情緒の安定した生活が出来る環境を整え、自己を十分に発揮しながら活動ができるようにする事により健全な心身の発達を図ります。 ・豊かな人間性、創造性を持った子どもを育成します。 ・乳幼児などの保育に関する要望や意見、ご相談に際しては誠意をもってお応えし、公的施設としての社会的責任を果たします。 |
【コーディネーショントレーニングや体操教室、リトミックや造形活動等、子どもがさまざまな体験ができるよう配慮されています】 園では、3歳~5歳児を対象に、毎朝、コーディネーショントレーニングに取り組んでいます。コーディネーショントレーニングでは、保育者が「前」と言ったら前に跳び、「後ろ」と言ったら後ろに跳ぶなど、頭と身体を使った活動に取り組んでいます。取り組み内容については、園だより等を通して、保護者とも共有が図られています。また、専門講師による体操教室やリトミック、英語で遊ぼうに積極的に取り組み、様々な身体活動・表現活動ができるよう配慮しています。 |
評価実施期間 | 2021/07/08(契約日) ~2022/03/30(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 2 回(平成26年度) |
特に評価の高い点 | 【一人ひとりの子どもが心地よく生活し、主体的に遊び込める環境づくりに努めています】 園では、日頃から子どもたち一人ひとりが心地よく生活し、主体的に遊び込めるよう配慮しています。 生活面では、全学年で食事と午睡のスペースを分けることで、一人ひとりの生活リズムに合わせて過ごせるよう配慮しています。また、0~2歳児は担当制を取り入れ、一人ひとりの子どもの様子をよく把握した職員が介助や援助をできるよう取り組んでいます。生活習慣を身につける際においても、ゆったりと関わることができるよう、園庭から室内に戻る際には少人数で戻るなど、一人ひとりに必要な援助ができるよう配慮しています。さらに、園独自の育児の手順書にもとづいて援助を行うよう、園内研修や職員会議等で共有するとともに、援助をする際は、「子どもに声をかけてから援助する」ことを職員間で共有するなど、具体的な実践に取り組みが行われています。 遊びの面では全学年を通して、手作り玩具も含む、子どもの発達や興味に応じた玩具を揃えるとともに、子どもが玩具を自由に取り出せる室内環境が整っています。また、滑り台等を含んだ複合遊具と砂場等がある、主に乳児が使用する園庭と、滑り台やボルダリング、砂場があるとともに三輪車やサッカーゴール等がある主に幼児が使用する園庭を備えるなど、子どもたちが遊び込める環境づくりに努めています。併せて、日頃から職員で連携し、安全面を考慮した上で、異年齢同士が遊ぶことができる環境づくりにも取り組んでいます。 【年に1回の保育所全体の自己評価に全職員で取り組み、具体的な保育実践につなげています】 園では年に1回、全職員で保育所全体の自己評価に取り組んでいます。自己評価では、保育目標、保育について、行事について、経営・組織、研究・研修、施設・設備、地域に向けた取り組みや子育て支援等の項目が設けられるなど、幅広く保育所の役割に沿った評価が実施されています。項目ごとに具体的な自己評価内容が記載されており、全職員が内容に沿って自己評価を行い、全体を集計しグラフにしてまとめています。さらに、項目ごとに意見・改善策がまとめられ、今後の方向性が総評としてまとめられています。まとめられた自己評価は、園内に掲示し、保護者との共有が図られています。 【日頃から、地域との交流が積極的に行われています】 園では未就学児の親子を対象とした、こりすクラブと呼ばれる子育て支援に取り組んでいます。未就学児の親子が交流する場が少ないという地域のニーズを把握し、園庭開放や専用のフリースペースでのリトミックや製作、看護師による赤ちゃんマッサージ講習等を通して、交流できる場を定期的に設けています。また、町内会に所属し、地域の情報を積極的に把握するとともに、園が地域の自治会館の鍵を所有することもあり、日頃から地域の方が出入りし、その際にも積極的な情報共有が行われています。 |
---|---|
改善を求められる点 | 【単年度計画及び単年度計画を反映させた中長期計画の策定が望まれます】 園では、予算計画を立て、空調設備や園庭の修繕等を計画的に進めています。計画策定の際は、日々の職員の気付きや意見等を取り入れ、予算と優先順位を考慮しながら作成しています。 今後は園の理念や方針の実現に向けて、修繕計画だけではなく、保育内容や職員育成等を含めた単年度計画及び単年度計画を反映させた中長期計画の策定が望まれます。計画には、年度ごとの成果等を設定し、策定後の定期的な実施状況の評価を行うことが期待されます。 |
今回の事業者自己評価の受審にあたり、職員一人ひとりが改めて園の理念や保育方針、それに基づいた日々の保育を見つめ直し、運営や福祉サービスについて考えるよい機会となりました。 実際に取り組んでいることと自己評価の項目を関連付けることができ、また保育園として求められていることの多様性など、たくさんの新しい気づきと再確認につながりました。 当園のよい点は引き続き大切に伸ばし、今後は法人新体制の元で適切な中・長期計画の策定を進めていきます。 これからも未来を担う子どもたちや保護者の方々に寄り添い、一つのチームとして地域に貢献していける保育園に成長していけるよう、邁進してまいります。 最後になりましたが、今回の受審にあたり、調査にご協力いただいた保護者の皆さま、ご尽力いただいた評価機関のみなさまに心より感謝申し上げます。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園の理念や方針は、ホームページやパンフレット、重要事項説明書に記載されるとともに、玄関に掲示されています。保育理念は「おはなのようにわらい ことりのようにうたい こりすのようにあそぶ げんきなこども」です。「保育園こりす」の保育にあたっては、国の保育所保育指針にそって養護と教育が一体となり豊かな人間性と、創造性を持った子どもを育成することを目的とし、延長保育、一時保育、子育て支援などを通し、地域のニーズに応え、愛される保育を目指すことが述べられており、保育所の使命や目指す方向、考え方を読み取ることができます。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・社会福祉事業全体の動向については、園長会議や区などの関係機関からのメール配信等を通して把握しています。一例として少子化等による入園希望のニーズの変化などがあげられます。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営課題については、理事会や職員会議等を通して、具体的な課題を明らかにし、共有しています。具体的には、施設の老朽化に伴う、設備の整備があげられます。現在、園舎2階の空調工事を終えるとともに、今後1階の空調工事や園庭を人工芝にすることなど、具体的な取り組みが進められています。また、手洗い場を自動水栓にするなどの取り組みも行われています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:c】 ・中・長期的なビジョンとして、施設の老朽化に伴う修繕計画及び積立等を実施しています。修繕計画等に関わる予算に関しては、担当税理士と新年度を迎える前及び年度の中間点で見直し、作成を行っています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:c】 ・中・長期的なビジョンとして、施設の老朽化に伴う修繕計画が作成されており、計画にもとづき、単年度での修繕箇所等を検討しています。今後は、中・長期計画を策定し、その内容を反映した単年度計画が示されることが期待されます。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:c】 ・単年度の修繕計画を検討する際は、職員の意見を反映させています。一例として、園庭の修繕があげられ、現在使用しているゴムチップマットを再度使用するか、または、人工芝に変えるのが良いかなどについて職員から意見を聞き、計画に反映させています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・複数名の保護者代表と理事長、園長、職員代表が参加して実施される運営協議会を通して、修繕計画等の内容について共有しています。今後は、修繕計画以外についての単年度計画を作成し、運営協議会等を通して、説明することが期待されます。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・月に1回、全職員が参加して実施する職員会議や各クラスで行われる乳児会議及び3歳~5歳児の担任で実施される幼児会議を通して、保育の質の向上に関する取り組みが実施されています。PDCAサイクルについては、各クラスに掲示し日ごろから意識するとともに、各種指導計画に反映させています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年に1回、全職員で取り組む保育所全体の自己評価については、保育目標や保育について、またクラス運営や研修等、項目ごとに達成度がまとめられています。また、達成度とともに具体的な意見や改善策がまとめられています。まとめられた内容については、職員会議で共有されるとともに、今後の具体的な保育の方向性として確認しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園長は職員会議や園内研修等を通して、自らの役割や方針等を伝えています。一例として、クラス間の連携と共有の大切さについて伝え、クラス間での情報共有や意見交換等を促し、職員同士の連携につなげています。また、日ごろから各職員の意見を聴き、必要に応じて職員間の橋渡し役等も行っています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、法人を担当する社労士と産休や育児休業制度、またパワーハラスメント防止法等、遵守すべき法令等について共有しています。また、傷病手当金の見直し、パワハラ防止措置の義務化、また時間外労働の限度基準の見直し等、法改正が行われた際は共有するなど、定期的に遵守すべき法令等を把握する取り組みを行っています。さらに、法人を担当する弁護士との連絡体制が確立され、日ごろから法令等について確認できる体制が整えられています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員会議や毎日のミーティング、また必要に応じて各クラス会議に出席し、保育の質の現状について定期的、継続的に評価・分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、組織の理念や基本方針の実現に向けて、人員配置に配慮しています。シフト作成を担当する職員がシフトを作成後、園長が最終確認しています。最終確認された内容をもとに、当日の子どもの出席状況を踏まえたシフトを作成し、業務時間内で事務作業ができる時間を確保するなど、働きやすい環境整備に取り組んでいます。また、有給休暇については、有給管理表にて各職員の有給取得数を確認し、有給休暇を取得するよう促しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・必要な福祉人材や人員体制に関する基本的な考え方は、就業規則に記載されています。具体的な人員体制に関する計画については、職務分担表にもとづいて常勤職員、非常勤職員等の必要な人材を確保することが検討されています。また、例年11月ごろに実施する職員の意向調査の内容をもとに、産前・産後休業や育児休業を希望する職員の意向も踏まえ、次年度の採用計画につなげています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の理念・基本方針にもとづいた期待する職員像については、服務規定に記載されています。入社前に園長と服務規定の読み合わせを行い、理解を図っています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・労務管理については、園長は日々の勤務状況についてパソコン内で就業状況チェックを行い、超過勤務等も含め管理しています。超過勤務が生じる際は、事前に園長に申請し、時間調整や業務分担等を配慮する体制が整えられています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・期待する職員像は、服務規定や服務心得等で示され入社前に園長と読み合わせを行い理解が図られています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・期待する職員像は、服務規定や服務心得等で示されるとともに、園内研修等を通して園長より伝えています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等については、園長がパソコン内で一覧にし、研修受講後に、追記することで把握しています |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢は、実習生受け入れマニュアルに明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園のホームページに、理念や基本方針、概要や具体的な取り組みなどが公開されています。また、福祉全般に関するポータルサイトである、WAM NETに第三者評価結果等の情報を公開するとともに、園の玄関に第三者評価報告書を置き、いつでも閲覧できる体制が整えられています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所における事務、経理、取引等に関するルールについては、職員会議等を通して周知しています。保育で必要な物品等を購入する際は、園長に申請するとともに、購入依頼リストに記載します。記載された内容について園長が確認し、一定額以上は理事長決裁、その他は園長決裁で購入します。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方については、園の理念に示されるとともに月間指導計画等に反映されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れに関する基本姿勢は、ボランティア受け入れマニュアルに明文化されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・近隣の公園を写真で紹介するとともに、「川の流れをじっくり眺める」「水の音に耳を傾ける」など、道中の楽しみ方や危険個所等を具体的に示した散歩マップを掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズについては、未就園児を対象として実施する、こりすくらぶ等を通して把握しています。一例として、未就園児の親子が交流できる場の必要性等について把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・把握されたニーズにもとづき、園では、こりすクラブを実施しています。こりすクラブでは、園庭開放や砂場遊び、リトミック、製作、看護師による赤ちゃんマッサージ等を実施するなど、地域の未就園児の親子が交流できる場を設けています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育の実施については、保育理念や全体的な計画、また育児の手順等の中で明示し、職員会議や園内研修等を通して、園長が伝えています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシーの保護については、個人情報規定等に記載されるとともに、育児の手順、水遊びマニュアル等に記載されています。これらの内容については、職員会議やマニュアル研修の実施等で確認し、理解を図っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の1日や年間行事を写真も含め紹介するとともに、リトミックや体操、造形活動等の保育の特徴を示したパンフレットを区の窓口に設置しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会等を通して、重要事項説明書等の説明を行い、保護者は同意書に記入をしています。重要事項変更の際は、再度説明し、その都度同意書を得ています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所の変更にあたっては、個人情報の観点から保護者に同意を得たうえで、電話での情報共有や、必要に応じて引継文書を作成するなど、保育の継続性に配慮した取り組みが行われています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や毎日のミーティング、また日々の遊びや生活の様子を見て、一人ひとりの子どもの満足を把握するように努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制については、受付担当を各担任とし、解決責任者を園長としています。また、2名の第三者委員を設置しています。これらの内容は、重要事項説明書に記載があるとともに、玄関に掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・相談の受付担当については、各担任及び園長、また必要に応じて第三者委員や市の苦情窓口など複数の相手を自由に選べることを、重要事項説明書や入園のしおりで伝えています。また、直接の相談以外に、意見箱を通して意見を述べられることを知らせ、意見箱及び意見用紙を玄関に置いています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳のやり取りや、送迎時の子どもの様子の伝達等のコミュニケーションを通して、保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する責任者の明確化については、事故対応マニュアル、緊急連絡フローチャート、自衛消防組織等で責任者を明確にしています。保育室には、救急要請のフローチャートや近隣医療機関等の連絡先が記載された一覧が常備されており、日ごろから責任、手順等を明確にし、職員に周知しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策については、園長・看護師を中心に管理体制が整えられています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・災害時の対応体制については、災害対応マニュアルに記載されています。また、緊急連絡フローチャートや自衛消防組織図に具体的な担当者や役割が記載されています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法については、育児の手順等で適切に文書化されています。子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護については、全体的な計画や各種指導計画に明示されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の標準的な実施方法の検証、見直しについては、月に1回実施される職員会議や年度末の会議等を通して行われています。一例として、育児の手順に記載されている、服のたたみ方について検討し、日ごろの生活の中で子どもがたたみやすい方法に変更しました。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の策定は、各クラス担任が行い、園長が最終責任者として確認をしています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、年度末に職員会議にて見直しを実施しています。また、各種指導計画の見直しは、定められた時期に応じて実施されています。さらに、保育所全体の自己評価を年に1回実施し、結果内容を園内に掲示し、保護者との共有が図られています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等は、個別指導計画、保育日誌、児童票、個人面談記録、引継ぎ表等定められた書式によって記録され、保管されています。個別の指導計画等にもとづく保育が実施されていることを、記録により確認することができます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する方針については、個人情報保護規定等のマニュアルにより定められています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、各年齢別の発達過程を踏まえ、養護と教育、及び食育の項目別に計画され児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨をとらえて作成されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内は、天窓を設置するなど、自然光が良く入る施設設計になっています。各部屋には温湿度計を設置し、適宜確認し、必要に応じてエアコン等を使用することで、室内を快適な環境に調整しています。また、常に換気を行い適切な状態に保っています。音環境については、有孔ボードを使用し吸音することで、心地よい空間づくりに努めています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達と発達過程、家庭環境の状況などについては、日ごろの送迎時のコミュニケーションや連絡帳を通して把握するとともに、年に2回実施される、個人面談を通して、一人ひとりの子どもの個人差を十分に把握できるよう努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎の際における保護者とのコミュニケーションを大切にし、園での子どもの姿を共有するとともに、家庭での状況も聞き取ることで、家庭との連携に努めています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ブロックやおままごと、パズル、粘土等、様々な種類の玩具を揃えた、子どもの興味や関心を踏まえたコーナーを、マットを使用し設置することで、子どもがいつでも自分で玩具を選んで遊ぶことができる環境が整っています。また、コーナーを作る際は、子どもの意見を聞き、継続した遊びができるようコーナーを設定したり、子どもの遊びの様子を踏まえて、コーナーを作り変えるなどの環境を整備することで、子どもが自主的、自発的に遊ぶことが出来るよう配慮しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~1歳児クラスでは、各クラスとは別室を設けることで、食事や睡眠等を個々の生活リズムに合わせて過ごせるように配慮するとともに、くつろぎのスペースとしても活用しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの状況に応じ、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重しています。一例として、食事や着替えなどの際は、自分でやろうとする気持ちを受け止め、すぐに援助するのではなく、援助のタイミングに配慮しています。また、子どもが「やりたくない」という気持ちも尊重し、十分に受け止めることを大切にしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育では、「なべなべそこぬけ」等、簡単なルールのある遊びを取り入れたり、戸外遊びから戻り、着替えをする時間等にゆとりを持つことができる日案を計画することで、集団の中で安定しながら、遊びを中心とした興味関心のある活動に取り組めるような環境を整えています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園舎内は、段差をなくすなど、バリアフリーの構造への環境整備に配慮しています。今後は、玄関にスロープを設置するなど、障害に応じた環境整備への取り組みが期待されます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育については、月間指導計画に計画されるとともに、具体的な配慮点が記載されています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学校との接続や就学に関連する事項については、年間指導計画に記載され、計画にもとづいた保育が行われています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理に関するマニュアルとして、感染症防止マニュアル、アレルギー対応マニュアル、睡眠中の安全対策マニュアル等、各種衛生管理マニュアル |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・内科健診、歯科検診は年に2回実施され、結果を記録しています。結果内容については、所定の用紙に記載し、保護者へ配布することで共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対して、アレルギー対応マニュアルを作成し、マニュアルにもとづいた適切な対応が行われています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画を作成し、年齢に応じた活動内容が計画され、子どもが食についてさまざまな経験ができるよう配慮しています。また、毎月1回実施される給食会議では、次月の献立の確認とともに、クッキング等の食育内容について保育士、栄養士、看護師で確認しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・離乳食は、一般的な発達段階に応じた食事の提供とともに、子どもの体調によって、硬さや刻み具合、食材の形状を変えるなどの取り組みが行われています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳による情報共有や送迎時の直接のコミュニケーションを通して、日常的な情報交換を行っています。また、日々のクラス活動の内容をお知らせボードに記入し、掲示することで情報共有を行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の連絡帳でのやり取りや、送迎の際に園生活の様子等の情報共有を行うことで、保護者との信頼関係を築くよう取り組んでいます。その際に、質問や不安、不満等があった場合には、必要に応じて面談等を行うなど、迅速な対応に取り組んでいます。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待等権利侵害の兆候を見逃さないように、登園時の視診や日常の子どもの様子を観察し、小さなことでも気づいたらすぐに報告を行い、虐待等権利侵害の兆候を見逃さないように努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・各種指導計画の自己評価を通して、各職員が主体的に自らの保育実践の振り返りを行っています。計画の振り返りの際は、PDCAサイクルを意識した振り返りが行われています。 |