保育室ピア・ピア
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 保育室ピア・ピア | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 地域型保育事業(居宅訪問型保育事業除く) | 定員 | 11(11) 名 |
所在地 | 240-0003 横浜市保土ヶ谷区天王町1-7-2 グレースフタバ1F |
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TEL | 045-331-8133 | ホームページ | https://pia-pia.yokohama/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2011年10月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 特定非営利活動法人 ピアわらべ | ||
職員数 |
常勤職員:5 名
非常勤職員:10 名
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専門職員 |
管理者:1 名
施設長:1 名
保育士:10 名
栄養士:1 名
調理員:2 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:2室
トイレ:1室
調理室:1室
事務室・職員休憩室:1室
鉄筋コンクリート造 6階建て の1F、3F:延べ床面積 91.81㎡
1F 保育室 :62.25㎡
3F 事務室・休憩室 :29.56㎡
園庭:17.2㎡
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【保育理念】 すべての子どもが健やかで心豊かに育つよう、ひとりひとりの思いを大切にしていきます。 【保育方針】 1.家庭的な雰囲気の中で、ひとりひとりの育ちや個性を大切にします。 2.親子に寄り添いながら一緒に子育てを考えていきます。 3.安心して預けられる場、安全な保育環境を提供します。 4.たくさんの人とのつながりの中で子どもたちに育ってほしいと願っています。近隣保育園や子育て施設などと連携して、より良い保育を目指します。 |
【立地および施設の概要】 保育室ピア・ピアは相鉄線天王町駅から徒歩3分、天王町商店街の中にある、小規模保育園で0~2歳まで、11名(定員11名)が在籍しています。園舎は6階建てマンションの1階にあります。保育室前の通りは交通量が少なく、子どもがのんびり、ゆっくりと散歩に出かけられる環境にあります。近隣には多くの保育園、公園、雨の日に遊べる地区センターがあります。 【園の特徴】 子育て中の親子に寄り添い、子育てを応援したいという思いで、保育士仲間が集まって平成15年4月にNPO法人ピアわらべを設立し、事業の一環として保育室ピア・ピアを設立しました。 当園は少人数でゆったりのんびりと過ごせる、家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりの育ちを大切にした保育を行い、親子に寄り添い、子育てのパートナーとして保護者と一緒に子育てを考えています。 |
評価実施期間 | 2020/09/09(契約日) ~2021/03/19(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 初 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1.子ども一人ひとりに寄り添った保育 職員は子どものわずかな表現を見逃さず、言葉にし、子どもの気持ちを受け止めることを意識しています。子どもが思いを安心して出せるように、やりたくない気持ちも態度に表せるように配慮しています。 公園の砂場で遊びに夢中な子どもたちに、「そろそろ保育園に帰ってお給食食べようね」と言葉をかけ、子どもの「まだ遊びたい」「帰りたくない」気持ちや態度に配慮しています。子どもの様子を見ながら「まだ 遊びたいよね」と言葉をかけ、間をおいて「続きは保育園の砂場で遊ぼう!」と、子どもが帰る気持ちになるのを待っています。 2.地域との交流による子どもの育ちの保障 「たくさんの人とのつながりの中で子どもたちに育ってほしいと願い、近隣保育園や子育て施設などと連携して、より良い保育を目指します」の保育方針のもと、公立保育園と連携して園庭利用やイベント参加などの交流を図っています。また、近隣の子育て施設を積極的に利用しています。特に2歳児は、近くの保育園と合同で遊ぶ機会を継続的定期的に設けています。 3.保護者と連携した運営会議の開催 年2回 職員、保護者、第三者委員、有識者の参加で運営会議を行っています。保護者から意見が出やすいように議題は事前に配付し、より良い保育室にするための意見交換の場として開催しています。また、同日に交流会、試食会も行っています。 今年度、2月にはオンラインで行い、保護者からは「子どもに寄り添い、親の話も聞いてもらい、不安や心配が減った、保育士の先生方や他の保護者の方、また友だちの兄弟と多くの方に関わってもらっての子育てで助かってます」との意見をもらっています。 |
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改善を求められる点 | 1.職員の各種会議の効率化 各種会議の仕組みは整えられていますが、会議の運営にあたっては 議題を明確にし、事前に議題と会議の目的を記載したものを配付して、参加者が意見をもって主体的に参加できるようにすることが望まれます。また、会議の結果を文章化し、職員に配布して、全職員が協働して課題解決に向かいやすくすることが期待されます。 2、安定した人材の確保と育成 小規模保育園のため、人材に余裕を持つ資源がなく、職員体制はぎりぎりの状況です。安定的な保育運営のために必要な人材確保、職員の評価に基づく処遇の改善等について検討されることが望まれます。 |
第三者評価を受けて 「子どもひとりひとりに寄り添った保育」を特に評価の高い点として評価していただけたことは、日々子どもたちと向き合って保育をしているスタッフの頑張りを第三者の方に評価をしていただけたことになり、とてもうれしことだと思いました。その保育を継続していくためにも、改善点でもご指摘いただいたように様々な会議の議題の事前配布、結果の文章化を行うために、担当をしっかり決め効率化を図っていきます。 また、もう一点の課題ですが、保育士不足の状況下で、「子どもひとりひとりに寄り添った保育」を継続していくための人材確保については、今後も継続的課題です。法人内の他の事業や地域との交流の中で培われる関係の中で法人の理念に賛同していただける人材を確保し、小規模保育事業につなげていきたいと思います。 何よりも「子どもひとりひとりに寄り添った保育」を今後も継続していくため、第三者のかたに評価していただけたことで、保育、帳票、仕組み等様々な事を見直すよい機会となりました。 今と未来を生きる子どもたちの育ちに携われることに改めて喜びと責任を感じることができました。 管理者 秋元 秘路子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育室の理念、保育方針は「入所のしおり」、パンフレット、ホームページ等に記載されています。・保育室の理念、保育方針は「入所のしおり」、パンフレット、ホームページ等に記載されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向について、具体的に把握し、分析しています。少子化で子どもの数が減少する中、保育の需要の多様化、保育園の増加、公立保育園の民間移管から「選ばれる保育園になる」ことが求められると、とらえています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員体制はぎりぎりの状況です。職員(保育士、事務、調理員、栄養士を含んで)全員で保育する体制です。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画として法人の理念「ひとりひとりの人権が保障され・・・」を明確にしています。保育室ピア・ピアは、中期計画の目標を「選ばれる保育園になる」として計画項目に4つのビジョンをあげています。法人は2020年度から3年度分の「中・長期収支予算概算」を示し、保育室は「2020年度保育室ピア・ピア予算」を示しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人の中・長期計画を反映する単年度の事業計画は示されていません。保育室ピア・ピアの単年度の計画は作成されています。保育室ピア・ピアの事業計画では、中期計画で示された「質の良い保育の実践」、「保護者との信頼関係を築く」、「安全で衛生的な環境」、「スタッフ会の活用」の内、後者2項目については内容が示されていません。子どもの興味に応じ、柔軟に運用するようにしていますが、「研修の充実」や「地域交流」など具体的な内容の記述が可能なものについて必ずしも具体的になっていません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は、前年度末の職員の意見を集約した内容を施設長が原案として常勤会議に提案します。協議した結果をスタッフ会議でも協議し、常勤会議で集約して策定しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の主な内容は入所説明会、年2回の運営委員会・交流会で「入所のしおり」にもとづいて保護者に丁寧に説明をしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の質の向上に関する取り組みは、組織的にPDCAサイクルにもとづいて実施しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・評価結果について話し合いをしていますが、課題について文書化していません。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・業務分担表で、管理者は「経営管理の責任者、スタッフ管理・指導・・・」とし、施設長は「運営全般、スタッフ管理・指導・・・」としています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・管理者は、利害関係者(取引業者、行政関係者)との取引は市の基準に従い、就業規則にもとづき適正に行っています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設長は自らも保育に参加し、課題を把握しています。月案、週案をチェックし、カリキュラムの実施状況を確認し、継続的に評価・分析しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・施設長は、理念や基本方針の実現に向けて、法人(管理者)の協力を得て、人員配置、働きやすい環境整備に取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・必要な人材の基本的考え方は確立しています。施設長を含め、保育士13人、栄養士1人、調理員2人の体制であたっており、この体制はぎりぎりで何としても維持していきたいと考えています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・人事基準はありますが、ポストがなく昇進・昇格はありません。非常勤から常勤への異動はあります。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・就業についての意向を把握し、シフト作成等に反映しています。労務管理について社会保険労務士の助言を得ています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 ・年度の途中に「保育室の自己評価」、「保育士のための自己評価」を実施して、職員は各項目について意見・改善策をまとめ、振り返りの機会としていますが、職員一人ひとりの目標設定はされていません。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の事業説明の中で、「保育士としての専門性を高める、保育実践力をつける」を「期待する職員像」として示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:c】 ・保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明記した実習生の受け入れマニュアルがあります。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人の総会、ホームページ等により各情報は公開されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事務、経理、取引等については、法人の経理規定に拠っています。職員業務分担表を整備し、それぞれの権限責任を明確にしています。業務分担にもとづき、業務を遂行しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育方針に地域のとのかかわりについて基本的な考え方を明示し、地域の情報は玄関に掲示し、「ピア・ピアだより」で情報を提供しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受入れマニュアルがあり、それを基にボランティア活動計画書も作成しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・社会的資源を明示したリストをファイルして事務室に置き、職員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・管理者は保土ヶ谷区こども家庭支援課や保土ヶ谷区社会福祉協議会と定期的に話し合いの場を持ち、地域全体の課題やニーズを把握して、法人としていろいろな取り組みを行っています。 保土ヶ谷区地域子育て支援拠点「こっころ」や「わかママ会」でほめ方しかり方講座を開催し取り組んでいます。職員も地域の集まりで育児相談にのっています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・管理者は地域の保土ヶ谷区「ごうど市」の集まり、地域のまちづくりに役員として参加し、保土ヶ谷区まち文化振興会にも役員として参画しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念に子どもを尊重した保育の実施について明示し、月1回のスタッフ会議の中で、子どもの権利の研修を行い、常に子どもの最善の利益を第一に考える保育の実践を心がけています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護については管理マニュアルの中に明記し、入職時と毎年1回研修を行っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育の内容を紹介したパンフレットやしおりを保土ヶ谷区地域子育て支援拠点「こっころ」親と子の集いの広場に置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時の説明は保育園のしおりを用いて、個別に、保育理念や保育方針、法人の運営方針を説明しています。また利用料金、保育内容、年間行事、緊急時の対応などを説明し、保護者の質問や意向を聞いたうえで「同意書」をもらっています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園後の保育の連続性に配慮して、連携園と交流保育を行っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、保育士は子どもの表情や言葉、行動などから子どもの思いや意向をくみ取り、子どもの満足を把握するようにしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園のしおりに苦情解決の体制を記載し、苦情解決の責任者は管理者で受付責任者は施設長とし、第三者委員を2名設置し、運営委員会で保護者に紹介しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園では「心配なことわからないことはいつでも園長、保育士にお尋ねください」と園のしおりに記載し、理事長、施設長が相談を受けています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・送迎時に保護者から話があった時は、別日を設け事務室で相談を受けています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが行方不明になったとき、園外での事故発生した時の対応等の事故対応マニュアルがあり、フローチャートがあります。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内外の安全管理の責任者は施設長とし、感染症予防・蔓延防止マニュアルに基づき、予防や発生時の子どもの安全確保に取り組み、感染症に関する研修、嘔吐物処理の実践研修を行い、全員周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制が定められています。防火管理者は施設長です。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・管理マニュアルに保育の手順、法令順守、個人情報保護、プライバシー保護などが文書化されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務マニュアル、保育マニュアルなど各種マニュアルは年度末に見直ししています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の児童調査票や面接で子どもの生育歴や発達状況を把握し、既往症、アレルギーの有無、保護者の意向などを把握し、各クラスの担任が指導計画を作成し、施設長がチェックし承認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しは、担当保育士が行い、施設長がチェックし承認しています。各指導計画は期末に各クラス担任が評価・反省をしています。見直しを行った指導計画は、スタッフ会議で確認し、週案はその日の天候、子どもの体調などで柔軟に計画を変更し、ミーティングで報告しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの保育の状況は、児童票や面談記録に記載し、保育日誌にも詳しく記録しています。個別指導計画に配慮のポイントの欄を設け、その子の状況や配慮を記載しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・管理マニュアルの中に個人情報保護規程が明記され、フローチャートもあります。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利の関する条約、児童福祉法、などの趣旨をとらえて作成していますが、保育所保育指針総則の3 保育の計画及び評価(1)ア全体的計画の作成の趣旨をとらえて作成されていません。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・温・湿度計、加湿器、換気窓が活用され、蛍光灯で適度に採光を補完しています。高さのある調度には突っ張り棒を設置しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内でのおままごと、絵本よみ、かたわらで保育士は笑顔で見守り、子どもがすすめる食器にうなづき、言葉を添えて応えています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児週案の配慮のポイントでは「スプーンを使って自分で食べたい気持ちを大切にし、見守ったり、さりげなく援助して、『自分で食べた』満足感を得られるようにしています」とあります。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・自主的・自発的に生活と遊びができる環境を整備するように努めています。園庭の広さに制限がある分、朝、室内遊びの後、0歳低月齢児以外は散歩を毎日実施するよう活動計画を組んでいます。3~4分の距離に、整備された広い公園が3か所、地区センター(雨の日も遊べます)があり、活用しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児室は専用の部屋で、ベッド、遊具などが清潔に管理されています。1、2歳児の部屋と行き来できるようにドアを開放する時間帯は、担当保育士がつき、安心して過ごせるよう留意しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1歳児の週案・配慮のポイントでは、「『ジブンデ』の姿を見守り、できた時は『できたね』と言葉をかけ、一緒に喜び『やって』と甘えてくるときはその気持ちを受容した上で、手伝いながら次につなげていけるように関わる」としています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 ・0~2歳児の小規模保育園のため非該当となり、C評価となります。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・配慮が必要と考えられる子どもが安心して生活できるように、衝立や段ボールのおうちを作って、落ち着いて過ごせる環境を整えています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・1日の生活を見通して、その連続性に配慮し、子ども主体の計画性を持った取り組みをしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 0~2歳児の小規模保育園のため非該当で、C評価となります。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュルに基づいて、登園時に保護者から子どもの健康状態を聞き取り、観察を行い、子どもの健康状態を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月身体測定、年2回健康診断、歯科健診を行い、結果は児童票に記載し、職員会議で伝えて共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度、アレルギー児はいませんが、アレルギー児がいる時は「保育所における食物アレルギー対応ガイドライン」に則って作成した「ピア・ピア アレルギー対応マニュアル」に基づき、食器、トレイの色分けをし、名前を付けて、テーブルも他の園児と分けて誤食防止をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中に食育の欄を設け、年齢・発達に沿った食育の取り組みを記載し、「離乳食の進め方」「1、2歳児の年間食育計画表」を作成して、子どもたちが食に関する豊かな体験ができるようにしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立や材料は業者に委託し、栄養士、調理員が調理しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳の<家庭での子どもの姿および連絡事項>の欄に、食事の内容と時間、登園時体温、健康、睡眠、排便、入浴、子どもの家庭での様子を保護者が記載し、<保育園での子どもの姿および連絡事項>の欄に 主食、副食おやつ、健康、睡眠など園での子どもの様子を記載し、毎日情報交換をしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳で子どもの状況を確認し合い、特に伝えたいことがある場合は、別に話す時間を作るなどして、保護者との信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎朝、登園時にはケガやアザなどのチェックを行い、聞き取りをして子どもと保護者の様子に変わりがないかをよく観察して、わずかな変化も見逃さないようにしています。虐待が疑われるときは写真に残しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・各指導計画、日誌に評価・反省の欄を設け 担当保育士がねらいや、子どもが活動に取り組む過程、意欲に配慮し保育の振り返りと評価を記載しています。 |