大和つきみ野雲母保育園
第三者評価機関名 | 株式会社プレパレーション |
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名称 | 大和つきみ野雲母保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 64 名 |
所在地 | 242-0002 大和市つきみ野3-14-1 |
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TEL | 046-278-2720 | ホームページ | https://www.kirara-hoikuen.com/about/hoikuen/tsukimino/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2016年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社モード・プランニング・ジャパン | ||
職員数 |
常勤職員:17 名
非常勤職員:0 名
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専門職員 |
保育士:14 名
栄養士:3 名
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施設・設備の概要 |
保育室:6
調乳室:1
子ども用トイレ:2
大人用トイレ:3
事務室:1
休憩室:1
更衣室:1
園庭:1
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1)社訓「謙虚・素直・奉仕」 2)理念”輝く大人が 輝く子どもと子どもの未来を育てる” 3)地域社会貢献、待機児童の解消 4)利用者や行政と信頼関係を築く 5)顧客満足度の向上、利用者本位のサービス提供 |
雲母保育園では、食育に力を入れて取り組んでいる。 例えば、管理栄養士・栄養士を1園につき複数人配置している、サイクルメニューではなく毎月栄養士がテーマを考え毎日違うメニューの給食を提供している、栄養士と保育士が協力しクッキング保育を毎月実施している、全園と本社の投票により選ばれた1園の献立を全園で提供するイベント「給食フェア」を年に2回実施している、栄養士が近所の店に買い物に行き新鮮な食材を厳選して購入している。 また、少人数の園であるメリットを活かして異年齢児での交流を多く図り、兄弟児のような関係性で保育をすることを心がけている。 |
評価実施期間 | 2022/07/04(契約日) ~2023/03/02(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特長や今後期待される点 | 【特長】 ・法人独自の取り組みとして食育に力を入れています 栄養士などの資格保有者が保育に携わるシフトを取り入れたり、定期的に食に関するイベントを実施することで、「健康な体づくり」や「健康な心づくり」といった理念を実現するための具体的な取り組みをおこなっています。 利用者調査結果において法人の食育に関する肯定的な意見があり、実践している取り組みが保護者に周知・理解されています。 ・ガバナンスが的確におこなわれています 共通の管理システムを使用しヒヤリハット情報などを共有しています。ほかに職員が他施設の管理職に面談する機会を定期的に設けるなど、法人独自の工夫した取り組みがあります。 利用者調査・職員調査結果において施設長に対する信頼性が高い趣旨の意見が多く寄せられ、ガバナンスが的確に行われている結果が現れています。 ・保育サービスの質の向上に欠かせない「職員間の連携」が適切に図れています。 保護者との情報共有は、連絡帳や5分間対応などで密におこなうほか、必要な情報は昼礼や職員会議などで職員間でも共有し、クラス担任だけではなく全職員で子どもを見守る体制を整えています。保育者は子どもにとって大切な人的環境であり、話し合い協力し合うことは保育の質の向上に大きく影響すると捉え、職員の良好な関係の維持やスキルアップに努めています。職員アンケートにも、良好な人間関係や適切な指示を出す施設長を中心に連携が取れていること、新人保育者への指導などを評価する意見が出ています。 【今後期待される点】 ・一定したサービス提供への改善と向上に期待します 計画的に職員の研修などを実施しているが、職員の経験の差によるサービス提供のばらつきがある旨の意見が保護者より寄せられています。送迎時に保護者と会話をする時間を比較的長くとっている「5分間対応」が保護者にとってより良い取り組みとなるよう、今後も的確な研修計画・実施を継続的におこなうことにより改善・向上に期待をします。 ・コロナ禍が収束した際には地域との関わりを深めることを期待します 現在は新型コロナウイルス感染症の流行により、今までおこなってきた地域との関わりが少なくなっています。コロナ禍が収束した際には、地域との連携を深めて園と地域が一体となって園に通う子どもたちがさまざまな経験ができるよう期待します。 |
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第三者評価受審にあたり、園全体また個人の振り返りや、第三者評価調査員の方からのご意見を通して、自園内だけでは気づきにくい課題点を知り、今後の目標を明確にすることができ、大変貴重な機会となりました。私自身、施設長経験が浅く課題が多いと感じておりますが、今回の内容を踏まえまして、特に今後は、地域交流や地域貢献、職員の研修や会議等を通して保育の質の向上に努め、より良い園運営に尽力して参りたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 理念や基本方針を明文化し、入園案内・公式ホームページでの掲載に加え、園見学・入園時・懇談会・個別面談等の機会により説明をおこなっています。また、職員に向けた取り組みでは、入職時の説明や園内研修と各種施設長会議で理念に沿ったテーマを取り上げ、理解の促進に向けた体制を整えています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人は子ども育成協議会に加入し、情報共有や事業を取り巻く様々な事案について情報の共有をおこなっているほか、複数の自治体に姉妹園がある強みを生かし、自治体ごとの方針や相違点を俯瞰し、保育に関わる運営状態の検討をおこなっています。収集したニーズや集計データは本部で管理し、姉妹園と含めた分析に取り組んでいます。また、外部からの情報収集と意見交換による比較検討に、常に取り組んでいます。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 園は法人と連携し、経営や保育園内の状況を把握し、課題や問題点の対応に努めています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 園は法人の「健康な心と体を育む」という保育方針をもとに、園独自の「やさしい心と元気な子ども~みんな元気に、活発に動ける子どもを育む~」という保育スローガンを掲げて中長期計画を策定しています。主要な取り組みとして、「1.人材の育成 2.地域に根差した保育園づくり 3.施設・環境の整備」の項目を掲げているほか、中長期ビジョンに関連する園としての事業計画を立案し、時宜を見て施設長が主導のもと、計画の修正や見直しに取り組んでいます。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は中長期計画をもとに単年度の計画として、事業計画書や年間行事予定の策定をおこなっています。年間計画はビジョンと実績を踏まえた実行可能な内容となっているほか、行事以外にも地域との関わりや、職員育成なども踏まえた計画となっており、計画や行事等の進捗は適宜、確認をする体制を整えています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 事業計画や保育計画等は、クラス会議や職員同士の日々の情報共有から得られた意見も参考にしたうえで、本社や施設長で計画の作成をおこなっています。また、事業計画は本社の定めている運営委員会・園評価にて当年の園の評価を年度末に実施しています。得られた情報から課題や意見を抽出し、次年度に向けた計画の策定に活かしているほか、年度初めには職員会議で新たに策定した計画の説明に取り組んでいます。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 定めた事業計画における、利用者の周知や理解に向けて、年度初めや月初めに案内や園だよりを配布しているほか、玄関先の掲示、園業務支援アプリを活用したお知らせの配信等に取り組んでいます。とりわけ、年間予定表等は年度計画を伝える重要な媒体と捉え、分かりやすく工夫をおこなっています。また、コロナ禍により園に保護者をお呼びすることは控えているものの、園内の情報の見える化を図っており、保護者が計画の実行を確認できる体制に努めています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 園は保育の質の向上に向けた組織的な取組として、職員の作成した年案・月案・週案は園業務支援アプリ内に管理しており、計画の内容は施設長の確認に加え、本社でも適時確認できる体制を整備しており、計画の修正が必要な場合は適時指導に取り組んでいます。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 園は取組むべき課題を明確にするため、事業報告書・年度末の運営委員会の議事録・年度末と行事後の保護者アンケート・園の自己評価等により、情報の収集をおこなっています。得られた情報や振り返りから課題を抽出し、改善策を反映した次年度の計画を策定し、職員会議や昼礼などを通じて職員への説明に取り組んでいます。主に行事などの立案した計画は、状況に応じて修正・変更するなど柔軟な対応に努めています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 施設長は本部の運営方針を理解し、安定した運営に向けた取り組みの実行に努めているほか、入園案内や公式ホームページなどで、園の方針や施設長の役割を明示し、その活動の表明をおこなっています。また、園内の分掌表を作成し、施設長の不在時に災害が発生した場合でも、各職員が自らの役割を認識し、分担した対応ができる体制を整備しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 遵守すべき法令等を正しく理解するため、園では年度初めに法人の定める園内研修を実施し、マニュアル等を確認する機会を設けています。また、施設長を含む全職員を対象に、外部研修に参加した際は研修レポートを作成のうえ、園内研修にて他職員に学んだ内容の共有に取り組んでおり、組織全体での法令遵守に取り組んでいます。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 職員の主体的なスキル向上の取り組みに向けて、年2回の職員の自己評価チェックをもとに、施設長が全職員との職員面談を実施しています。職員の意向や必要と認められるスキルの確認をおこない、各職員が年1回以上、外部研修へ参加できるように研修計画を立てています。また、施設長が丁寧なヒアリング等をおこない、日々の保育の中で気づいた点があれば、施設長が適宜指導に取り組んでいます。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 経営の改善や業務の実行性を高める取組として、人事・労務・財務等は、主に本社にて分析し改善案の作成に取り組んでいます。また、本社と施設長にて経営状況の共通認識を深めるため、データの共有、電話確認、本社職員の訪問等により、適時すり合わせの機会を設けています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 求人・採用・配置等の人事に関わる計画は、施設長と連携をおこない本社にて立案し実施しています。求人の取り組みでは、既存職員からの紹介優遇制度の整備、家から1時間以内で通勤できる園への配置、栄養士の実技試験、選考前の園見学など、採用強化の施策に努めています。採用後はキャリアパスをもとに、職員の資質等を考慮したうえで、研修や配置に取り組んでいます。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園の求める職員像として社訓「Kiraraizm」を掲げ、入社前の案内や入社後の園内研修などで周知しており、園の職員が取り組むべき方向性を示しています。また、職員面談・自己評価・年度末の意向調査・年3回の面談により、法人の定めるキャリアパスと連動した評価体制を構築しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 職員の就業状況等は、勤怠管理システム・人事情報集約システム等を用い、本社にて労務管理をおこなっています。また、健康診断・ストレスチェック・産業医の設置など、職員の健康や安全にも配慮をしています。加えて、有給休暇、夏季休暇、社宅制度、栄養士の保育士資格取得支援などの福利厚生にも努め、必要な職員には、時短勤務や介護休暇を取得可能とし、安心して働ける環境整備に取り組んでいます。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 各職員の育成に向けて、保育所保育指針などに基づいて基準を定めた自己評価チェックリストを年2回実施したうえで、職員面談では職員一人ひとりの課題や目標などについて施設長より指導をおこなっています。また、日々の保育の中で、目標達成度に関わる気付いた点が認められた際は、施設長より適時指導やサポートに取り組んでいます。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 法人は職員の教育・研修に関する基本方針の実現に向けて、職員は年1回以上の園外研修と、毎月1回の園内研修を受講できるように研修計画の立案に取り組んでいます。また、日々の運営において教育に関わる課題が認められた場合は、研修計画の見直しと修正をおこない、職員の知識やスキルの向上に向けて、適時調整をおこなう体制を構築しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は職員一人ひとりの知識や技術水準等を把握し、職員が年1回以上を目安に自身の必要な分野の園外研修に参加できるように計画を立てているほか、キャリアアップ研修の受講推進に取り組んでいます。また、職員の成長の状況を適切に把握し、必要であれば個別的なOJTを実施しています。一例では、連絡帳の記載方法や送迎時の保護者対応などは、施設長と本社の2重管理体制を構築しており、各職員の習熟度に合わせた指導体制を整えています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 保育に関わる専門職の実習生の受け入れに向けて、園は業務マニュアルをもとに体制を整えています。保育士の実習生を受け入れは採用の窓口の一つと捉え、学校と連携のうえ積極的な受け入れに取り組んでいます。また、受け入れの際は業務マニュアルに沿って、守秘義務などを明示した誓約書の提出を求め、本社の指導をおこなったあと実際の保育に関わる対応は主に施設長が丁寧に対応しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 園は運営の透明性の確保に向けて、公式ホームページや動画共有サイトを通じて適正な情報公開をおこなっています。また、利用者からの意見・苦情・相談における園の対応フローを明示し、必要な場合は園の対応の掲示やお知らせの配布等を通し情報の公開に努めています。第三者評価は令和4年度に受審をおこない、評価結果は公表をおこなう予定です。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 法人は適正な運営に向けて、職務権限規程・倫理規定等を含む業務マニュアルを定めているほか、内部監査を実施し透明性の高い組織体制に取り組んでいます。また、県・市からの指導及び監査を受けており、外部の専門家による支援等を実施に取り組んでいます。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 子どもが近隣地域との関わり合いを築くため、園は業務マニュアルをもとに基本的な考え方を定めています。しかしながら2020年より継続的に続いている新型コロナウイルス感染症の影響を受け、近隣住民との交流の機会を持つことが難しい状況です。今後はコロナ禍の情勢を見極めつつ、交流の再開の検討をおこなう予定です。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ボランティアの受入れに関する方針等は、法人の定める業務マニュアルに記載しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 施設長は地域の施設長会に参加し、地域の福祉ニーズ等の情報交換をおこなうなど、関係機関との連携に努めており、取り組みの状況は職員会議等で適時説明をおこなっています。また、子どもへの虐待等権利侵害が疑われるなどの関係機関との接続が必要な場合は、本社と連携し施設長が児童相談所や市への通報をおこなうなど、状況に応じて関係機関と連携する体制を整備しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 園は地域の福祉ニーズ等の把握に向けて、関係機関からの情報収集に取り組んでいます。自治体・事業者団体・川崎の認定協議会などからも福祉に関わる情報の収集に取り組み、地域の福祉ニーズの把握に取り組んでいます。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 園は地域の福祉ニーズに応えるため、入園する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携や、保護者の子育て支援に取り組み、安定した運営をおこない地域に貢献しています。障害者雇用なども実施し、広い意味での公益的な事業をおこなっています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 子どもを尊重した保育の実施に向けて、園は法人の定める業務マニュアルをもとに、年1回の職員研修をおこなっています。また、実際の日々の保育の中で、人権侵害に当たる可能性がないか施設長が確認をおこなっており、全職員が子どもを尊重した保育に努めているほか、園だよりや発行物の提供に加え、懇談会などの機会をとらえて、保護者への理解を図る取り組みにも努めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 園では子どものプライバシー保護に配慮した保育に向けて、法人の定める業務マニュアルをもとに年度初めの研修を実施しています。プライバシーに充分配慮して保育に取り組むとともに、必要な場合は職員がマニュアルを閲覧できる体制を整えています。とりわけ、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制の評価制度も導入し、毎年職員のテストを実施し深い理解へと繋げています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 園は公式ホームページやSNSを活用し、園内の活動の様子や、食育、採用等の情報発信をしています。園見学は電話とメール等での受付をおこなっており、施設長が施設や保育の説明を一組ずつおこなうほか、入園の案内を渡して園の方針等の丁寧な説明に努めています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 入園に関わる手続きでは、児童票の記入に加え、成育歴・家庭状況・配慮事項などを面談で詳しく聞き取りをおこなっているほか、言語や文化の対応が必要な場合は、各家庭の状況に合わせて必要な配慮をおこなっています。また、重要事項説明書と個人情報取り扱いについて説明をおこなった上で、写真掲載への同意書の提出をお願いしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者の事情により転園が生じた場合は、子どもが次の園でも安心して過ごせるように保育の継続性に配慮しています。転園先からの問い合わせに応じ、保育に関わる必要な情報の提供をおこなう体制を整えています。また、保育所の利用が終了した後も、施設長が関係機関との連携の継続に努め、保護者から相談を受け付け出来る体制を整えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は子どもと利用者の満足度を確認するため、保護者参加の行事後アンケートの実施や、年度末に運営委員会、園評価の実施に取り組んでいるほか、年3回の個人面談・年2回の懇談会を通じて、保護者の意見や要望等の定期的なヒアリング体制を整えています。収集した意見や情報等は、施設長と主任で分析しているほか、内容により職員会議で検討をおこない園全体での対応に取り組んでいます。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 園は利用者の苦情に対する解決に向けた手順を定めており、入園案内での説明と玄関の掲示をおこない利用者への説明に取り組んでいます。また、保護者とのコミュニケーションを通じた利用者の深い理解に向けて、降園時には保護者との情報共有に5分間の対話に取り組んでおり、気軽に相談できる仕組みを整えています。とりわけ、降園時の5分対応は、組織の中核的な取り組みとして系列園全体で注力しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 園の運営や保育に関わる意見や相談をしやすいように、複数の方法での受付体制を整備しています。クラスの担当や施設長への意見の申し出に加え、大和市こども部ほいく課、第三者委員への相談が出来る体制を整えており、相談解決の手順は園のしおりに掲示し、入園前の説明と、玄関の掲示をおこなっています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 法人の中核的な取り組みである、降園時の保護者との5分間のコミュニケーションでは、各家庭の事情などにも配慮した上で、丁寧な情報交換に努めています。また、保護者から寄せられた意見や相談等は、課題の解決に向けた手順を業務マニュアルに定めており、迅速な対応に向けて組織的な体制を整えています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 園は運営に対する様々なリスクマネジメントに向けて、本社と連携しBCPの策定と、業務マニュアルに定めるリスク管理・コンプライアンス規定をもとに、安心・安全な福祉サービスの提供に取り組んでいます。また、事故に繋がる可能性のあるヒヤリハットの収集をおこなうほか、万が一、事故が発生した場合は事故記録簿を作成し、未然に事故を防ぐ体制を整備しているほか、系列園の事例も収集し組織全体での安全対策に努めています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 感染症の予防や発生時における園の対応は、体調不良・感染症発症についての業務マニュアル・看護マニュアルをもとに対応方法を定めているほか、常勤看護師を配置しており、子どもの安全確保に向けた体制を構築しています。マニュアルはいつでも閲覧できるように保管し、年度初めを含む適時の見直しに取り組んでいます。また、看護師主導のもと、身体や健康に関わる保護者への注意喚起として毎月の保健だよりでお知らせするほか、職員向けの園内研修をおこない、適切な健康管理について理解する機会を設けています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は災害時における子どもの安全確保のため、対応すべき項目別のマニュアルを整備しています。入園時に説明をおこなう入園案内には避難場所を記載しており、緊急時の集合場所を定めているほか、年に1回引き渡し訓練を実施し、大規模災害を想定した避難の体制を築いています。また、備蓄品は本社にて必要量を算出し整備しているほか、消費期限があるものは施設長が定期的に期限を確認しており、災害発生時の園の対応を定めています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人は保育に関わる手順書として、子どもを尊重する姿勢を念頭に、業務マニュアル・規定類を定めています。関係文書は業務支援アプリに格納し、職員はいつでも閲覧し確認できる状態になっています。また、定めた手順の通りに実践していることを確認するため、施設長の日常的な確認に加え、リーダー施設長の巡回をおこなっており、子どもに必要な声掛けや援助をおこない、様々な体験ができるように園全体で配慮しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 法人の定めた業務マニュアルは、日々の保育や指導案の記録をもとに、リーダー施設長会議にて評価と振り返りをおこない、必要がある場合は見直しを図り、来年度の体制に向けて組織的に取り組んでいます。また、見直した内容は、グループ園から順次情報を共有しているほか、クラス会議や職員会議などの機会により、園からの見直しを検討にも努めています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 園は子供の家庭状況等を踏まえた個別の支援計画の作成に取り組んでいます。入園前の面談にて収集した情報は、必要に応じて新入園時・職員会議・昼礼にて情報の連携を図るほか、全体的な計画をもとに職員全員が参画し年間の指導計画に繋げています。計画は施設長の承認と法人のチェック体制を整備しているほか、家庭支援センター等の連携にも努めており、指導計画の立案や保育方法の助言を受けるなど、園と自治体が連携し安定した運営に向けた体制に取り組んでいます。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 園は策定した指導計画における、評価と振り返りを判定する組織的な体制を整えています。週案の見直しは期限を設け事務所に記載し管理しているほか、月案はクラス会議で主任や栄養士も関わり、振り返りを実施し来月の計画に反映しています。保健指導に関わる計画では、看護師との連携のもと記録やヒヤリハットの集計をおこない、次期の事故防止の計画に繋げているほか、見直しにより必要と考えられる保健指導の園内研修を実施して計画の修正及び実行に取り組んでいます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 子どもに関する保育の記録において、法人で定めている発達状況を項目ごとに示した児童票をもとに、職員間で情報の共有をおこなっています。また、記録内容や書式は施設長が確認及び承認する体制があり、必要に応じて指導に努めています。指導計画等は園業務支援アプリのクラウドサービスに保管し、いつでも閲覧ができる状態であるほか、他クラスの計画も可能としており、職員間での保育の進め方を参考するなど、園全体でのノウハウの共有体制を構築しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 園では個人情報の取り扱いにおいて、法人の定める個人情報保護管理規定・業務マニュアルをもとに職員への説明をおこなうほか、職員には守秘義務の誓約書の提出を求めています。また、利用者に関わる内容では、保護者の同意書「個人情報取扱同意書」に加え、公式ホームページやSNSへの「写真掲載承諾書」を任意で求めており、園で収集した個人情報は規定により適切に管理する体制を整えています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨をとらえ、雲母保育園の理念「輝く大人が、輝く子どもと子どもの未来を育てる」、保育の方針「健康な身体と心を育む」他、3つの保育目標などに基づいて本社にて作成していますが、適宜、本社担当者とリーダー施設長の間で内容を見直し変更調整をおこなっています。養護と教育の領域を詳細に定め、それをベースに年案・月案・週案に落とし込めるように作成されていますので、必要に応じて、ケース会議にて複数の保育者の意見も反映されています。発達過程、家庭状況、保育時間、地域の実態なども踏まえて作成されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 収納や空きスペースが多くある為、保育室は広々と使えゆとりがあり、床も柔らかく足に優しくなっています。壁には装飾や子どもの作品が飾られ季節感が感じられるように配慮されています。手洗い場や幼児トイレには、順番を待つ位置やスリッパを揃える目安となる足形が貼られ子どもが迷わないように配慮されており、サイズも子どもが使いやすく整備されています。2階の廊下にはマットが敷いてあるスペースと絵本棚があり、子どもが落ち着いて絵本を見たりクールダウン出来る場となっています。衛生管理を適切におこない、室内の温湿度、換気、採光、音などの環境についても常に適切かを考えながら保育にあたっています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 児童票や入園前面談の記録などで子どもの状況を把握し、職員間で共有しています。また、連絡ノートや栄養ノート、お迎え時に5分間、話をする「5分間対応」を通じて子どもの姿を総合的に捉え、一人ひとりの発達や個人差を把握し尊重するよう努めています。また、発達チェックリストや日々の記録に子どもの姿を記し振り返りをおこなっています。保育者は、子どもが安心して自分の気持ちを表現できるよう対応し、表現することが苦手な子どもの様子にも目をかけ、気持ちを汲み取るよう努めています。また、子どもに分かりやすく丁寧な言葉遣いで話し、急がせる声掛けや制止の言葉を不必要に用いないように配慮しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 毎日の対話や面談などを通して、子どもの家庭での様子を把握した上で保育計画に位置づけ個別に必要な支援をおこなっています。子どもの自発的な気持ちを伸ばせるように取り組んでいるので、食事やトイレトレーニングなどは無理強いせず、子どもたちの意欲を大切にしながら保護者と連携して進めています。一人ひとりの子どもの状態に応じて、活動と休息のバランスが保たれるよう、昼寝の時間を調整したり、午前寝の時間を設けるなど、工夫しています。基本的生活習慣を身につけることの大切さについて子どもたちが理解できるよう、年齢に応じた声掛けや働きかけをおこなっています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 様々な活動については、全体的な計画や各種指導案に位置付けて取り組んでいます。室内外共に、身体の発達や体力の向上を促せるような取り組みをおこなったり、戸外でも色々な場所で自然と触れ合って遊べるよう、散歩先のマップを作成しています。コロナ禍により自粛しているところではありますが、散歩の際は地域の方々と接したり社会体験が得られるよう、今後更に機会を持ちたいと考えています。ふれあいや言葉のやり取りを通して人間関係が育まれるように援助しながら、更に友だちと協同して活動できるよう、一人ひとりの精神面での発達状況を見ながら適切な援助ができるよう配慮しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 全体的な計画には、養護と教育について詳細に定められています。更に、個別に保育計画を立て、毎月発達記録を作成し職員間でも共有しています。家庭での様子については連絡帳や栄養ノート、降園時の5分間対応などで把握し、一人ひとりの全体的な姿を把握した上で保育をおこなっています。0歳児が長時間生活する場であるという意識のもとで環境設定をおこない、日中は広々とした保育室内を自由に探索したり戸外に出る機会を持ち、睡眠や食事などの生活リズムが整うよう配慮しています。保育者は子どもの様子を注意深く見守り、応答的に関わりながら愛着関係が持てるよう配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 全体的な計画には、養護と教育について詳細に定められています。更に、個別に保育計画を立て、毎月発達記録を作成し職員間でも共有しています。家庭での様子は、連絡帳や栄養ノート、お迎え時に5分間話をする「5分間対応」などで把握し、一人ひとりの全体的な姿を把握した上で、家庭と連携した取り組みや配慮をおこなうよう努めています。自分でしようという気持ちを尊重し、様子に合わせて見守りをしたり、さり気ない援助をおこなっています。友だちとの関わりは、様子を見ながら保育者が一緒に遊んだり仲立ちをしています。朝夕の合同保育では、異年齢の友だちや栄養士、看護師などとの関わりを図っています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 全体的な計画には、養護と教育について詳細に定められています。発達記録は四半期ごとに作成しています。保育者は、子どもの興味・関心のあることを活動に取り入れるよう環境を整え、行事などの内容も、保育者側から与えるのではなく、子どもの興味の延長線上に位置づけ展開しています。夕涼み会は、子どもたちが意見を出し合い協力しておみこしを作り、お店屋さんごっこ、盆踊りをおこないました。集団の中で自分の力を発揮しながら、友だちと協力してひとつのことに取り組めるよう、保育者は適切に関わるよう努めています。5歳児についての協同的な取り組みや活動などは、保育要録で就学先の小学校に伝えています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 受け入れた子どもに応じて適した環境を検討し、園で出来る範囲の環境整備のもと、受け入れています。また、個別指導計画を作成し、クラスの指導計画と関連付けています。障がいのある子どもを特別視せずクラスの一員に位置付け、無理のない程度で他の子どもと同じ活動がおこなえるよう配慮し、共に過ごすことで、互いに認め合い受け入れ合えるよう、環境を整えています。受け入れ時や面談、5分間対応で子どもの様子を伝え合い、保護者との連携も図っています。保育者は、障がいのある子どもの保育についての研修を受講したり、必要に応じて専門機関からの助言も受け、保育者間で共有し、理解を深めています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 長時間にわたる保育を保育計画に位置付け、安心して過ごせるよう配慮しています。延長時間には、その時間のみ使える特別な玩具を提供したり、1対1で職員とじっくり関われる時間を設けたりしています。異年齢保育の時間は、低年齢の子どものそばに保育者が付き、危険の無いよう配慮しています。個々の様子に気を配りながら、家庭的でゆったりと過ごせるよう配慮し、子どもの様子も保護者にしっかり伝わるように、クラス別の申し送りに記載しています。突発で長時間保育になる場合にも、子どもが不安にならないよう配慮し、個々の様子を保育者間で共有し、保育に努めています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 全体的な計画、各種指導案に、小学校との連携や就学に関連する事項を盛り込んでいます。現在はコロナ禍の為実施できていませんが、以前は子どもが小学校以降の生活に見通しが持てるよう小学校を訪問していました。子どもたちには、基本的生活習慣を確立し、ハンカチやティッシュを持参するよう促すなどの働きかけをおこなっています。また、就学意欲が高まるような前向きな声掛けを積極的におこなうと共に、保護者にはクラスだよりや懇談会にて小学校の生活についての情報共有をおこなっています。施設長の責任のもと、関係する保育者が参画し保育所保育要録を作成しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの健康管理に関するマニュアル、保健に関する計画を作成しています。入園の際は、既往症や予防接種の状況などについて児童票に記載していただき、都度、更新しています。朝の受け入れの際は、必ず子どもの体調について聴き取りをし、配慮が必要な場合は引継ぎのボードに記載しています。また、日中の変化については昼礼で共有し、保護者に伝えています。保育所の子どもの健康に関わる方針や取り組みについては、園便りの保健コーナーや保健だよりで保護者に伝えています。保育者は、乳幼児突然死症候群に関し、年1回、必ず会議や研修で学び、保護者には入園前面談で説明しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 健診の結果は職員に周知し、保育に反映させています。また、保健に関する計画などにも反映させています。保護者にも伝えることで、家庭での生活や健康管理に活かされるよう援助しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 アレルギー疾患のある子どもに対しては、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに、子どもの状況に応じて適切で安全な対応をおこなっています。本社とリーダー栄養士は、対応マニュアルや各種書類の作成、指導をおこなっています。アレルギー児は、医師の記載する生活管理指導票に基づいて除去・代替対応をおこない、子どもの気持ちに配慮しつつ、他の子どもたちとテーブルを分け、誤食を防いでいます。保育者は、アレルギー疾患や慢性疾患についての外部機関の研修に参加し、昼礼や職員会議で学んだことを全職員に共有しています。他の子どもや保護者の理解を図る為、玄関掲示やお便りなどで情報発信しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 食に関する豊かな経験が出来るよう、全体的な計画と食育計画に位置づけ、取り組みをおこなっています。年に2回「給食フェア」という行事を開催、郷土料理や野菜料理などテーマを決め、保護者のアイデアも実際の企画に取り入れてメニューを試食していただくなど、子どもも保護者も楽しめるよう工夫されています。家庭での食事の様子も保護者から聴き取り、発達に合わせた援助を心がけています。食器や食具は発達に合わせて用意し、幼児は陶器の和食器を使用しています。天気の良い日は戸外で給食を食べるなど、子どもが食べたいという気持ちを持てるよう環境を工夫しています。月1回、クッキング保育もおこなっています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 管理栄養士・栄養士を複数名配置し、毎月テーマを決めて意見を出し合いながら季節感のある献立を作成しています。献立は周期メニューではなく、旬の食材を用いた月ごとのメニューを独自に組み立て、地域の食文化や行事食も取り入れています。離乳食は家庭で試した食材のみを使用し、形状も一人ひとりの発育に応じて調整、体調に応じた個別調整もおこなっています。管理栄養士は日常的に食事介助や見回りをおこない喫食状況や嗜好を把握する他、食材も毎日実際に見て、安心・安全な品質の良い物を購入しています。衛生管理は、衛生管理マニュアルに基づき、衛生管理チェックリストで適切におこなっています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 子どもの生活を充実させるためには保護者との連携が重要であるという認識のもと、保護者とは、連絡帳や5分間対応で日々情報交換をおこなっています。5分間対応では園での様子を伝えるだけでなく、子育ての相談や悩みに対応することもあり、保護者の安心や信頼につながるよう配慮しています。月1回発行している園便りには、年齢別にその月の目標を記載し、保育内容や保育の意図について理解を得られるようにしています。玄関には、毎日その日の活動について掲示する他、動画配信などでも子どもの様子を共有しています。日々の対話や面談などは必要に応じて記録をとり、ケースによっては、昼礼などで職員間で共有しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 入園の際には5分間対応や年2回の個人面談について説明し、保育園はいつでも相談に応じられる体制であることを伝え、多岐にわたる保護者の悩みや相談に応じています。また、子どもの様子によっては、保育園の方から保護者に声を掛け、保育者・栄養士・施設長などが専門性を生かした支援をおこなうこともあります。面談の内容は適切に記録し、個人情報に配慮しつつ、必要に応じて職員間で共有しています。保育園は専門機関とも連携しており、相談内容によっては、専門機関につなげるよう行政とやり取りをしながら進めています。また、保育者が専門機関から適切な助言を受けられるよう、協力体制を築いています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 保育者は、虐待・人権擁護に関する研修を年1回、必ず受けています。そして、虐待などの兆候を見逃がさないよう、保育者は常に子どもの心身の状態や家庭での養育状況の把握に努めています。保育者が虐待などの可能性があると感じた場合は、速やかに施設長に報告し保育所内で共有、専門機関や本社と対応をおこなっています。虐待が疑われる場合は、児童の保護と共に家族の養育状態の改善を図ることとし、施設長が児童相談所・市へ通報するという一連の対応について、重要事項説明書に記載し保護者に説明、同意を得ています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 保育者は、週案会議や職員会議などで保育実践の振り返りをおこなっています。振り返りは活動そのものだけでなく、子どもの姿や活動による心の育ちについても評価し、次の活動に反映できるよう努めています。また、保育者は年2回の自己評価と職員面談において、それぞれの課題や目標についての振り返りや話し合いをおこなっています。専門性の向上の為、年1回以上の園外研修と月1回の園内研修もおこなっています。園外研修後は必ず研修レポートを提出し昼礼や職員会議などで共有しています。また、園内研修のテーマは保育者が提案し、施設長が決定、担当にあたる職員は、資料作成から当日の研修まで責任を持って実施するなど、専門性の向上に努めています。 |