【第三者評価結果：a】

保育理念や基本方針を明文化し、入園案内・ホームページ・パンフレットに明記しています。保護者には、園見学時や入園説明会・保護者会などで説明しており、玄関への掲示や園だよりで周知しています。職員に向けた取り組みでは、入社時の研修や年度始めの職員会議で周知しており保育の意識付けや実践につながるようにしています。園内研修と施設長会議で理念に沿ったテーマを取り上げ、理解の促進に向けた体制を整えています。

【第三者評価結果：a】

法人は、子ども育成協議会に加入し、事業経営をとりまく環境と経営状況の把握・分析をしています。また、複数の自治体に姉妹園がある強みを生かし、自治体ごとの方針や相違点を広い視野を持って判断し、保育に関わる経営状況の検討を行っています。法人が収集したニーズや分析した経営課題については、施設長会で情報共有しています。また、外部からの情報収集と意見交換による比較検討に、常に取り組んでいます。

【第三者評価結果：b】

法人と連携し経営や保育園内の状況を把握し、課題や問題点の改善に努めています。施設長は自治体の連絡会に出席し、行政や他園から情報収集しています。リーダー施設長や本部職員が定期的に園を巡回しており、経営や保育園内の状況を把握し、課題や問題点の対応など連携が図れています。職員には、施設長会議の内容を共有しており、改善に向けた取り組みに努めています。

【第三者評価結果：a】

法人の「健康な心と体を育む」という保育方針をもとに、園独自の「みんな違って、みんな良い～虹色に輝く深見台っ子～」という保育スローガンを掲げて中長期計画を策定しています。主要な取り組みとして、(1)人材の育成と定着、(2)地域に根差した保育園づくり、(3)食育活動の発展を掲げているほか、中長期ビジョンに関連する園としての事業計画を立案し、時宜を見て施設長が主導のもと、計画の修正や見直しに取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

園は、中長期計画をもとに単年度の計画として、事業計画書や年間行事予定の策定を行っています。年間計画はビジョンと実績を踏まえた実行可能な内容となっているほか、行事以外にも地域との関わりや、職員育成なども踏まえた計画となっており、計画や行事等の進捗は適宜、確認をする体制を整えています。職員には、年度初めの職員会議で周知しております。

【第三者評価結果：b】

事業計画は、各園の職員会議などから得られた意見も参考にしたうえで、法人や施設長で計画の作成を行っています。また、事業計画は法人の定めている運営委員会・園評価にて当年の園の評価を年度末に実施しています。得られた情報から課題や意見を抽出し、次年度に向けた計画の策定に生かしています。職員には、年度初めの職員会議で周知し共通認識のうえ保育に努めています。

【第三者評価結果：b】

保護者には、事業計画の周知や理解に向けて、案内や園だよりなどのお知らせはアプリを活用した配信に取り組んでいます。特に、年間予定表は年度初めに周知しています。ただし、参加確認が必要なお知らせに関しては手渡しで配布するなど、保護者に丁寧に伝えています。説明で分かりにくい部分は、必要に応じて資料を作成したリ、個別に補足説明をするなどの工夫をしています。

【第三者評価結果：a】

保育の質の向上に向けた組織的な取り組みとして、職員の作成した年案・月案・週案は園業務支援アプリ内に管理しており、計画内容は施設長の確認に加え、法人でも適時確認できる体制を整備しています。計画の修正が必要な場合は適時指導に取り組んでいます。また、職員は自己評価チェックリストを年に2回行い、その結果を踏まえて施設長面談を実施しています。年度末には園評価を行い、次年度計画に反映させています。

【第三者評価結果：a】

取組むべき課題を明確にするため、運営委員会の議事録・年度末と行事後の保護者アンケート・園の自己評価などから情報収集・分析を行っています。得られた情報や振り返りなどから課題を抽出し、改善策を反映した次年度の計画を策定しています。職員には、昼礼や職員会議などを通して情報共有しています。主に行事などの立案した計画は、状況に応じて修正・変更するなど柔軟な対応に努めています。

【第三者評価結果：a】

施設長は、法人の運営方針を理解し、安定した運営に向けた取り組みの実行に努めています。施設長は、入園案内やホームページなどで園の方針や役割を明示しており、その活動の表明を行っています。また、園内の分掌表を作成し、施設長の不在時に災害が発生した場合には、各職員が自らの役割を認識し、分担した対応ができる体制を整備しています。

【第三者評価結果：a】

遵守すべき法令等を正しく理解するため、定期的にマニュアルなどを確認する機会を設けています。施設長は、行政からの通知や地域の連絡会で得た情報は、職員に報告し共通認識のうえ保育に努めています。保護者には、行政からの通知を玄関に掲示し周知しています。施設長や職員は外部研修後に研修レポートを作成しており、園内研修にて情報共有しています。組織全体での法令遵守に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

職員の主体的なスキル向上の取り組みに向けて、年2回の自己評価チェックで自身の保育の振り返りをしています。施設長は、職員との面談で意向や必要と認められるスキルの確認を行い、職員が年1回以上の外部研修へ参加できるように研修計画を立てています。また、園内研修では看護師による心肺蘇生・AEDの使用方法や誤嚥・窒息時の救急対応講習を取り入れており、保育の質の向上に向けて計画的に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

法人は、経営の改善や業務の実行性を高める取り組みとして、人事・労務・財務など分析し改善案の作成に取り組んでおり、園と連携を図っています。施設長は、リーダー会議・乳児・幼児会議などからクラスの様子や職員の状況を把握しており、意見を取りまとめるなど積極的に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

法人が、主導となって採用活動を実施しており、求人・採用・配置等の人事に関わる計画など施設長と連携が図られています。また、園の入口に求人ポスターを掲示し採用に向けた活動に全園で取り組んでいます。求人の取り組みでは、既存職員からの紹介優遇制度の整備、家から１時間以内で通勤できる園への配置、栄養士の実技試験、選考前の園見学など、採用強化の施策に取り組んでいます。採用後はキャリアパスをもとに、職員の資質などを考慮したうえで、研修や配置がおこなわれています。

【第三者評価結果：a】

園の求める職員像として社訓「Kiraraizm」を掲げ、求人案内や入社後の園内研修などで周知しており、職員が取り組むべき方向性を明確に示しています。また、職員の自己評価・年度末の意向調査・施設長との面談により、法人の定めるキャリアパスと連動した評価体制を構築しています。昇格や異動については本人からの希望も受け付けて柔軟に対応しています。

【第三者評価結果：a】

職員の就業状況等は、勤怠管理システム・人事情報集約システムなどを用い、法人本部にて労務管理を行っています。また、健康診断・ストレスチェック・産業医の設置など、職員の健康面に配慮しています。加えて、有給休暇、夏季休暇、社宅制度、栄養士の保育士資格取得支援などの福利厚生にも努め、必要な職員には、時短勤務や育児・介護休暇の取得など安心して働ける環境整備に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

法人では、職員のキャリアパスを作成し、一人ひとりの目標管理のための仕組みが構築されています。職員は、保育所保育指針などに基づいて基準を定めた自己評価チェックリストを年2回実施したうえで、施設長と面談をしています。施設長は、職員との面談で現在の状況を確認し、課題や目標などについてサポートや適時指導を行っており、職員の働きやすさとやりがいが追求できるよう努めています。

【第三者評価結果：a】

法人は、職員の教育・研修に関する基本方針の実現に向けて、職員の年1回以上の外部研修と月１回の園内研修を受講できるように研修計画の立案に取り組んでいます。また、日々の保育において教育に関わる課題が認められた場合は、研修計画の見直しと修正を行い、職員の知識やスキルの向上に向けて、適時調整を行う体制を構築しています。

【第三者評価結果：a】

園では、新任職員にはOJTを実施しており、職員の成長を適切に把握しています。また、キャリアアップ研修の受講推進に取り組んでおり、年1回以上を目安に自身の必要な分野の外部研修に参加できるように研修計画を立てています。連絡帳の記載方法や送迎時の保護者対応などは、施設長と法人の2重管理体制を構築しており、各職員の習熟度に合わせた指導体制を整えています。

【第三者評価結果：a】

園では、保育に関わる実習生の受け入れに向けて業務マニュアルを整えています。実習生の受け入れは採用の窓口の一つと捉え、養成校と連携のうえ積極的な受け入れに取り組んでいます。また、受け入れの際は業務マニュアルに沿って説明し、守秘義務などを明示した誓約書の提出を求めています。実習生への対応は主に施設長がしています。

【第三者評価結果：a】

園は、運営の透明性の確保に向けて、ホームページや動画共有サイトを通じて適正な情報公開に努めています。さらに、利用者からの意見・苦情・相談における園の対応フローを明示しており、必要に応じて園の対応などは掲示やお知らせを配布して情報公開に努めています。福祉サービス第三者評価の評価結果はホームページにて公表を行う予定です。

【第三者評価結果：a】

法人では、職務権限規程・倫理規定等を含む業務マニュアルを定めており、職員に周知しています。園では、年1回内部監査を実施し透明性の高い適正な運営に取り組んでおり、行政指導及び監査を受け、外部の専門家による支援などを実施に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

子どもが近隣地域との交流を築くため、園は業務マニュアルに基本的な考え方を定めています。地域の未就学児を対象とした園庭開放は、園の掲示や大和市のホームページで周知しており随時受付けています。玄関に地域の子育て家庭が利用できる施設のパンフレットやチラシなどの常置しており、保護者に情報提供をしています。大和市が主催する年長児作品展に参加するなど地域活動に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

ボランティアの受入れに関する方針などは、法人の定める業務マニュアルに記載しています。受け入れ時の対応は、子どもに関わる前に施設長からオリエンテーションを実施することで、法令遵守における留意点の把握や、子どもとの関わり合いをスムーズに展開できるように配慮しています。コロナ禍の情勢を見極めつつ、学生の職場体験の受け入れを検討しております。

【第三者評価結果：a】

園の事務所には、地域の関係機関・団体の連絡先一覧を掲示しており、緊急時には速やかに対応できるようにしています。施設長は地域の施設長会に参加し、地域の福祉ニーズ等の情報交換を行うなど、関係機関との連携に努めています。避難訓練では消防署の指導のもと通報訓練を行い、警察署からは交通安全指導を受けるなど連携を図っています。気になる子どもについては、療育センターの職員が訪問し連携した援助に努めています。

【第三者評価結果：a】

園は、地域の福祉ニーズ等の把握に向けて、関係機関、自治体、事業団体などからの情報収集に取り組んでいます。施設長は、地域の子育て家庭からの育児相談や、園見学時に子育てに関する悩みや相談に応じています。園の第三者委員は地域の民生委員に委嘱しており運営委員会で情報共有するなど、地域の福祉ニーズを把握するための取り組みをしています。

【第三者評価結果：a】

園は、地域の福祉ニーズに応えるため入園する子どもの保育をするとともに、安定した保育の提供による地域貢献をしています。園の隣には高齢者施設があり、敬老の日に子どもたちが作成した作品をプレゼントしました。高齢者施設からはお礼のお手紙と子どもたちの作品の前で撮った写真が届き初めて交流ができました。コロナ禍の情勢を注視し、高齢者施設との継続した交流を検討しています。

【第三者評価結果：a】

子どもを尊重した保育の実施に向けて、法人の定める業務マニュアルに基づき、職員研修を毎年おこなっています。施設長は、日々の保育の中で人権侵害に当たる可能性がないか確認を行っており、職員は子どもの気持ちに寄り添った保育に努めています。職員は、人権擁護のセルフチェックをして、日々の保育の振り返りをしています。保護者には、保育について園だよりや発行物の提供に加え、懇談会などの機会をとらえて理解を図る取り組みに努めています。

【第三者評価結果：a】

園では、プライバシー保護に関する業務マニュアルが整備されており、職員は園内研修で共通理解のもと保育に努めています。職員は、着替えやおむつ換えの時はプライバシーに十分配慮して保育に取り組むとともに、いつでもマニュアルを閲覧できる体制を整えています。また、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制の評価制度も導入し、職員は毎年プライバシーマークテストを実施し深い理解へと繋げています。

【第三者評価結果：a】

園では、保育内容や食育活動の様子、設備などをホームページやSNSを活用し視覚的にわかりやすく情報発信しています。園見学は随時対応しており、園内見学時は感染症防止に十分配慮して案内をしています。施設長が保育内容の説明を行うほか、入園の案内を用いて園の方針など丁寧な説明を心掛けています。

【第三者評価結果：a】

保護者には、入園時に保育内容や園の方針・基本的なルールの説明を行っています。児童票の記入に加え、成育歴・家庭状況・配慮事項などを入園前面談で詳しく聞き取りを行っているほか、言語や文化の対応が必要な場合は、各家庭の状況に合わせて必要な配慮に努めています。また、重要事項説明書と個人情報取り扱いについて説明をした上で、写真掲載への同意書の提出をお願いしています。説明にあたっては、言語や文化の違い、心身的なことなど、各家庭の状況に合わせた配慮をしています。

【第三者評価結果：a】

利用者の事情により転園が生じた場合は、子どもが転園先で安心して過ごせるように保育の継続性に配慮しています。転園先からの問い合わせなどには、保護者の同意のうえで必要な情報提供を行う体制を整えています。また、保育所の利用が終了した後も、施設長が関係機関との連携の継続に努め、保護者からの相談を受け付ける体制を整えています。また、その旨を個人面談や懇談会にて、保護者に説明しています。

【第三者評価結果：a】

日々の保育の中で、子どもの言葉や遊びに集中している姿などから子どもの満足感や気持ちを理解するよう努めています。保護者とは、日々の会話や連絡帳・個人面談などで満足度を把握するようにしています。さらに、保護者はアンケートの実施や、年度末に運営委員会・園評価の分析を行っており、次年度の取り組みに反映させています。

【第三者評価結果：a】

利用者の苦情に対する解決に向けた手順を定めております。保護者には、入園案内に苦情解決体制と相談受付窓口を明記し、玄関に掲示して周知しています。保護者とは、降園時に情報共有する５分間の対話に取り組んでおり、気軽に相談できる仕組みを整え、苦情となる前の段階で意見を吸い上げられるよう努めています。特に、降園時の５分間対応は、組織の中核的な取り組みとして姉妹園全体で注力しています。

【第三者評価結果：a】

職員は、降園時の５分間対応時に保護者が相談や要望が述べやすい雰囲気づくりを心掛けています。保護者には、相談窓口が複数あることを周知しており、クラス担任や施設長への意見の申し出に加え、大和市こども部ほいく課・園の第三者委員への相談ができる体制を整えており重要事項説明書に明記しています。相談解決の手順は入園案内に沿って説明しており、さらに玄関に掲示して周知を図っています。

【第三者評価結果：a】

園では、課題の解決に向けた手順を業務マニュアルに定めており、迅速な対応に向けて組織的な体制を整えています。保護者から寄せられた意見や相談事は、担任が一人ではなく課題の解決に向けて施設長や法人と組織的に対応しています。食に関する相談は管理栄養士も一緒に相談を受けるなど、連携が図られています。

【第三者評価結果：a】

法人と連携しBCPの策定と、業務マニュアルに定めるリスク管理・コンプライアンス規定など、安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制を構築しています。職員は、法人のエリア看護師から、AEDの使用方法や心肺蘇生などの緊急対応時の実技研修を受けています。また、事故に繋がる可能性のあるヒヤリハットの収集をおこなうほか、姉妹園と情報共有するなど組織全体で安全対策に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

園では、業務マニュアル・看護マニュアルを整備しており、子どもの体調不良時や感染症予防や発生時の対応方法について明確にしています。また、マニュアルはいつでも閲覧できるように保管しているほか、職員は園内研修でエピペンの使い方と注意点を理解しています。保護者には、「園だより」の保健コーナーで身体や健康に関わる情報提供と注意喚起をしています。

【第三者評価結果：a】

園は、災害時における子どもの安全確保のため、対応すべき項目別のマニュアルを整備しています。保護者には、入園案内に避難場所を記載しており、緊急時の集合場所を定めているほか、年に1回引き渡し訓練を実施しています。園内の、備蓄品は法人にて必要量を算出しているほか、備蓄品の管理は施設長が定期的に消費期限などの確認をしており、組織的に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

法人では、保育に関わる手順書として子どもを尊重する姿勢を念頭に、業務マニュアル・規定類を定めています。職員は、業務マニュアルを業務支援アプリからいつでも確認することができます。施設長は、職員が定められた手順の通り実践していることの確認に加え、リーダー施設長の巡回時に保育状況を共有し連携に努めています。

【第三者評価結果：a】

法人の定めた業務マニュアルは、適宜リーダー施設長会議にて評価と振り返りを行っています。評価や見直しをする時期やその方法が確立しており、来年度の体制に向けて組織的に取り組んでいます。見直した内容は姉妹園と情報共有しているほか、職員にはクラス会議や職員会議などで周知しています。

【第三者評価結果：a】

園では、子どもの家庭状況等を踏まえた個別の支援計画の作成に取り組んでいます。保護者から、入園前の面談にて収集した情報は、必要に応じて職員会議・昼礼にて情報の連携を図るほか、全体的な計画のもと職員が参画し年間の指導計画に繋げています。計画は施設長の承認と法人本部のチェック体制を整備しているほか、家庭支援センター等の連携にも努めており、指導計画の立案や保育方法の助言を受けるなど、指導計画を適切に作成しています。

【第三者評価結果：a】

策定した指導計画は、評価と振り返りを判定する組織的な体制を整えています。週案の見直しは期限を設け事務所に記載し管理しているほか、月案はクラス会議で振り返りを実施し翌月の計画に反映しています。保健指導に関わる計画では、園長や職員が連携して看護関係の記録やヒヤリハットの集計を行い、次期の事故防止の計画に反映させています。見直しにより必要と考えられる保健指導は、園内研修を実施して計画の修正及び実行に取り組んでいます。

【第三者評価結果：a】

子どもに関する保育の記録は、法人で定めている発達状況を項目ごとに示した児童票をもとに、職員間で情報共有をしています。職員により記録の書き方に差異が無いよう、作成した記録は施設長が確認及び承認する体制があり、必要に応じて指導に努めています。指導計画等は園業務支援アプリのクラウドサービスに保管し、いつでも閲覧ができるほか、他クラスの計画も可能としており、職員間での保育の進め方を参考するなど、園全体でのノウハウの共有体制を構築しています。

【第三者評価結果：a】

法人では、個人情報保護管理規定を定めております。子どもの記録に関するものは全て事務所の鍵の掛かる書庫に保管管理しており、規定では、個人情報の保管期間や廃棄方法など明記しており適正に管理しています。職員は、毎年個人情報保護の研修とプライバシーマークテストを受けており意識付けに努めています。保護者には、個人情報の取扱いについては、入園時に説明し同意書の提出をお願いしています。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨をとらえ、保育所の理念、保育の方針や目標に基づいて本部が作成しています。施設長が毎年確認し、必要に応じて追記などが出来ますが、今年度は特に変更などはありませんでした。保育に関わる職員は、確認をすることで作成に参画するという形をとっています。年齢別の保育のねらい及び内容の他、子どもに関する記録・長時間保育・災害への備えや子育て支援・健康・安全・食育・職員の資質向上・保育内容の評価・小学校との連携・特色ある保育・地域交流・要配慮児やアレルギー児への配慮などについて記載しています。園を取り巻く状況が変化した際は、適宜改定を行います。

【第三者評価結果：a】

室内の温度、湿度は適切に保たれ、窓が多いので園内は明るい印象です。廊下・保育室共にゆとりがあり、床も裸足で過ごす子どもたちの足に優しい印象です。園舎内の内装は統一された落ち着ける色合いで、各クラスには、季節が感じられる園児の作品が掲示されています。クラスによって、個別で落ち着ける場所が必要な園児の為に、パーテーションとマットで個別の空間を作り、園児の様子に合わせて保育室の隅に誘導するなど、一人ひとりの子どもが心地良く過ごせるよう配慮しています。手洗い場・トイレは明るく清潔で、子どもが利用しやすい設備を整えています。０歳児保育室の手洗い場は、使用していない時は、安全の為に手作りの覆いをかぶせています。乳児クラスは、遊ぶスペースと食事・睡眠のスペースを分け心地よい空間を確保しています。

【第三者評価結果：a】

一人ひとりの子どもの発達や個人差を把握し、職員間で共有しています。また、個別な対応が必要な時は、職員を多めに配置して対応しています。職員は優しい笑顔で声をかけスキンシップをとりながら、子どもが安心して自分の気持ちを表現できるよう配慮しています。幼児クラスでは、子どもたちの意見を聞いて遊びの環境設定を行い、いくつかの遊びの中から子どもが好きな遊びを選択できるような環境を提供しています。声掛けの際は、短く分かりやすい言葉で伝え、急がせる声掛けや制止の言葉は不必要に用いないようにしています。職員は園内研修や会議、クラス内での話し合いで、自身の声掛けや対応について振り返り、学び合う時間をもっています。

【第三者評価結果：a】

一人ひとりの子どもの発達に合わせて基本的生活習慣が身につくよう、指導案にも組み入れ取り組んでいます。虫歯予防デーに因んだ歯磨き指導や風邪が流行する頃の手洗い指導などは保育者が行っていますが、食事に関しては、栄養士が紙芝居などの教材を使用して指導しています。クラスの手洗い場には、子どもが興味を持てるよう正しい洗い方のイラストを掲示し、トイレのスリッパは揃えやすいよう、テープで線をつけるなど、子どもが自分でやろうとする気持ちを持てるよう環境を整備しています。一人ひとりの子どもの生活リズムに応じて活動と休息のバランスが取れるよう、保護者との連携のもと、午前睡をし午睡時間の調整などを行っています。

【第三者評価結果：a】

室内でも身体を動かせるよう、マットや鉄棒、マルチ遊具などを増やし、身体機能の発達や体力の向上を促せるよう取り組んでいます。夏季は気温の高い日が多かった為に戸外遊びが出来ませんでしたが、秋以降は、日中も夕方も戸外に出る機会を多く取り入れる予定です。2-3歳児・4-5歳児は同じ保育室をパーテーションで区切って使用していますが、意図的に一緒に遊び散歩に行くことで、幅広い人間関係を育んでいます。主体的に活動する中でも、きまりやルールを理解し、場面に応じた態度が身につくよう、約束事などは活動の前に伝えるようにしています。様々な表現活動が体験できるよう、音楽や楽器、製作などを計画に取り入れています。

【第三者評価結果：a】

保育室は遊びのスペースと食事のスペースを分けていますが、1歳児の保育室で遊ぶ機会も多く取り入れています。保育者は、0歳児が安心して保育者と愛着関係が持てるよう、子どもの様子に合せて笑顔で応答的に関わっています。また、子どもが入れる位の大きさの、手作りの車や電車を用意し、楽しく遊べるよう工夫しています。0歳児が探索意欲を満たし自由に遊べるよう、保育室内だけでなく、1歳児保育室や廊下、園庭なども活用し、発達に応じて摺り這いや伝い歩きなどが安全に行えるよう環境を整えています。食事は、月齢の低い子どもから時間差をつけて、少人数で落ち着いて食べられるように配慮しています。保護者との連携は、連絡帳や栄養ノートを用いて行っています。

【第三者評価結果：a】

1歳児の保育室はパーテーションで二つに区切り、遊びのスペースと活動や食事のスペースなどに使い分けています。保育者が連携をとりながら、子どもを待たせることなく生活の流れを進めています。２歳児は3歳児と同じ保育室を使用していますが、机上遊びやブロックなどのコーナーを作り、好きな遊びに取り組めるよう環境を整備しています。友だちの存在に気づき一緒に遊ぶ半面、自分の思いを言葉で伝えられず、好ましくない行動で表現する子どもには、保育者が仲立ちをし、相手の思いを知らせるなど、根気よく関わっています。また、異年齢児や栄養士などとの関わりを通し人間関係も深めています。保護者との連携は、連絡帳や週1回の栄養ノート、お迎えの際の5分間対応などで日常的に行っています。

【第三者評価結果：a】

幼児クラスは、集団の中で遊びを中心とした活動に取り組めるよう、集団遊びや集団活動を計画に取り入れています。花いちもんめや鬼ごっこなどの伝承遊びも、保育者が関わり繰り返し遊ぶことで、子どもだけで楽しむ姿につながっています。また、室内でも椅子取りゲームやフルーツバスケットなどのルールのある遊びを通して、個々の力を発揮しながら楽しさや悔しさなど、様々な感情を体験できるよう配慮しています。自由遊びの際は、遊びの種類によりコーナーを作り、子どもが好きな遊びに集中して取り組めるよう環境を整えています。ままごとのコーナーには手作りの食材が豊富に用意され、子どもがイメージを広げて遊べる工夫をしています。保育者は、一人ひとりの性格や状況に合わせて、無理強いすることなく意欲を引き出せるような関わりを心掛けています。

【第三者評価結果：a】

障がいのある子どもが安心して過ごせるよう、子どもに応じて、パーテーションやマットで落ち着いて過ごせるスペースを作り、保育者が1対1で付くなど工夫しています。また、個別指導計画を作成し、クラスの指導計画と関連付けながら、計画に基づき保育を行っています。職員は、会議などで一人ひとりの状況を共有している他、療育センターと連携し、巡回訪問の際は相談したり助言を受けたりしています。また、職員は、障がいのある子どもの保育について、研修などにより必要な知識や情報を得て、職員間で共有し理解を深めています。

【第三者評価結果：a】

子どもたちの1日の生活を見通し、一人ひとりが家庭的でゆったりと過ごせるよう環境を整えています。特に延長保育を利用する子どもは、不安にならないように好きな遊びを用意するなど配慮しています。朝夕の合同保育の時間帯は、低年齢の子どもに保育者が付くなどして、危険が無いように配慮しています。また、18時過ぎのお迎えで希望される方には、補食・夕食を提供しています。子どもの状況については、1日の様子をボードで引継ぎ、5分間対応で保護者にお伝えしています。

【第三者評価結果：a】

全体的な計画と5歳児の年間指導計画に、小学校との連携や就学に関する事項を盛り込み、取り組んでいます。子どもや保護者が小学校以降の生活に見通しが持てるよう、引き取り訓練や運動会を小学校で行い、懇談会や個人面談で、小学校以降の子どもの生活について伝えるなどの取り組みを行っています。保育者と小学校教員の意見交換の機会も持てたので、就学までに小学校に遊びに行くことを計画しています。5歳児の担当職員は、施設長の責任の下、保育所児童保育要録を作成し、就学先の小学校に送付しています。

【第三者評価結果：a】

子どもの健康管理に関するマニュアルを作成し、それに基づき一人ひとりの心身の健康状態を把握しています。また、子どもの保健に関する計画を作成しています。入園の際は、既往症や予防接種の状況などについて児童票に記入していただき、都度更新しています。登園時は必ず子どもの体調について聞き取りをし、配慮を要する場合は引継ぎのボードに記載、昼礼などで共有しています。日中、37.5度以上の発熱はお迎えを依頼、首から上の怪我は、原則園で受診しています。園だよりの保健コーナーでは、月毎の注意すべきポイントについて、分かりやすく保護者にお知らせしています。

【第三者評価結果：a】

健康診断は年2回、歯科健診は年1回実施しています。結果は健康カードに記録し保護者に周知、家庭での生活や健康管理に活かされるよう援助しています。看護師は常駐していませんが、系列園から都度巡回し、保育者に必要な指導をしたり相談に応じたりしています。健診の結果は保健計画に反映し、保育を行っています。

【第三者評価結果：a】

アレルギー疾患のある子どもに対しては「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」を基に子どもの状況に応じた適切で安全な対応を行っています。入園前には、施設長・栄養士が保護者と面談し聞き取りを行い、食事はアレルゲン食材を除去または代替食材を使用した個別献立を提供しています。食事の際は誤食を防ぐ為、食器の色を変え机も分けるなど細心の注意を払っています。職員は、アレルギー疾患、慢性疾患についての外部研修に参加し、必要な知識や情報を得、会議などで周知・共有しています。

【第三者評価結果：a】

食に関する豊かな経験が出来るよう、全体的な計画・食育計画に位置付け取り組んでいます。食器や食具は発達に合わせて用意し、幼児は陶器の和食器を使用、個人差や食欲に応じて量も加減しています。子どもが食に対する関心を深められるよう、野菜の栽培や月1回のクッキングを取り入れています。また、栄養士は保育にも入るので子どもたちと日頃からコミュニケーションをとっており、子どもたちの好みのメニューや味付け、切り方などを工夫しています。乳児クラスは、週1回、栄養士と「栄養ノート」のやり取りを行い、食に関する情報交換をして相談に答えるなどの取り組みを行っています。

【第三者評価結果：a】

離乳食は家庭で試した食材のみを使用し、形状も一人ひとりの発育に応じて調整しています。管理栄養士は日常的に食事介助や給食時の見回りを行い、子どもの喫食状況や嗜好を把握し、その後の対応に繋げています。献立は栄養士が毎月テーマを決めて作成、旬の食材を使用したバラエティー豊かな献立になっています。また、地域の食文化や行事食なども取り入れています。衛生管理に関しては、マニュアルに基づき適切に行っています。

【第三者評価結果：b】

家庭との日常的な情報交換は、連絡帳やお迎えの際の5分間対応で行っています。また、月1回の園だよりで、各年齢のその月の保育の目標をお知らせしています。年3回開催している懇談会では、クラスの様子や好きな遊び、好きな手遊びや絵本の紹介、お願い事などをお知らせしています。その他にも、年3回の個人面談、玄関の掲示、動画配信などで、保護者と子どもの成長を共有できるよう支援しています。送迎の際は玄関で対応している為、時間帯や職員のシフトにより、担任保育者と直接話す機会が少ないという保護者の声もあります。

【第三者評価結果：b】

保護者には、入園の際に「5分間対応」について説明し協力をお願いしています。5分間対応ではその日の様子を伝えるだけでなく、家庭での様子をお聞きし相談に応じるなどの対応を行っています。その他、園が必要と判断する時は、園の方から保護者に声をかけ面談などを行っています。面談は保育者だけではなく、園長、看護師、栄養士等が専門性を生かして対応し、相談内容は面談記録に残し職員間で共有しています。相談内容によっては専門機関を紹介できるよう、日頃から体制を整えています。単に子どもを預かるだけではなく、保護者の安心と信頼が得られるよう努めています。

【第三者評価結果：a】

虐待等権利侵害の兆候を見逃さないよう、子どもの心身の状態や家庭での養育状況の把握に努めています。職員が虐待等権利侵害の可能性があると感じた場合は、速やかに施設長に伝え保育所内で情報を共有すると共に、外部関係機関や本社とも共有、対応を行っています。職員は、虐待や人権擁護についての研修を年1回受講し、理解を深め、早期発見に努めています。虐待等権利侵害を発見した場合の対応については、マニュアルを整備し、活用しています。

【第三者評価結果：a】

保育者は、保育の計画や保育の記録、クラス内の話し合いや職員会議などで、自らの保育実践の振り返りを行っています。毎月の職員会議では、クラス全体の様子や個人の様子の他、クラスで困っている事や子どもの可愛い姿などについても出し合い、活動内容や結果だけでない子どもの姿や育ちについても反映しています。保育者は年2回自己評価を行った後、施設長と面談し、保育の質の向上に取り組んでいます。また、外部研修に参加した職員は必ずレポートを作成し、園内で共有しています。