大曽根コスモス保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 大曽根コスモス保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 50(51) 名 |
所在地 | 222-0003 横浜市港北区大曽根2-32-6 |
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TEL | 045-633-8605 | ホームページ | https://www.ohsonecosmos-hoikuen.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2020年03月30日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 コスモス福祉会 | ||
職員数 |
常勤職員:13 名
非常勤職員:11 名
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専門職員 |
園長・副園長:2 名
主任・副主任:3 名
保育士:12 名
栄養士:1 名
調理員:3 名
子育て支援員:1 名
事務員:2 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:1室
幼児室:1室
沐浴室:1室
調理室:1室
トイレ:6室
事務室:1室
作業室:1室
職員休憩室(更衣室):1室
建物の構造 RC造り 2階建て:建物床面積 393.7㎡
園庭:219.94㎡
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【保育理念】 ●子どもたちの幸せを願い、愛情豊かな関わりの中から世の中を直視できる子どもの育みを大切にします。 ●保護者及び地域との連携を重んじ、子どもたちが安全且つ安心できる環境下でのびのびとした時間が過ごせる保育づくりを目指します。 【保育方針】 ●3つの心を大切に考える保育 ・人を思いやる心 ・仲間を大切にする心 ・礼儀を重んじる心 ●自立心の芽生え ・自分を表現でき、自分で考え行動できる子どもを育てます。 ●規範意識の育み ・善悪の判断ができ、世の中のルールに順応できる子どもの育みを大切にします。 ●あらゆる世界観の芽生え ・様々な世界に順応でき、あらゆる問題や困難と直面したときでも自分の考えで乗り越える精神力の育ちを支援します。 |
【立地および施設の概要】 大曽根コスモス保育園は平成29年度、福岡県にある社会福祉法人聖会により1、2歳児10名ずつで開設され、令和2年に社会福祉法人コスモス福祉会に法人分割された認可保育園です。現在0~4歳児51名(年度限定児3名含む)が在籍しています。園舎は東急東横線綱島駅から徒歩10分、大曽根小学校の新築増設校舎1階と2階1部分にあり、近くには早渕川、近隣には大小様々な公園など豊かな自然に恵まれた環境にあります。 【園の特徴】 めまぐるしく変化する国際社会の中で、未来を見据え資源のない国に生まれた子どもたちに何を残すべきかを考え、それぞれの子どもたちが、自分自身のアイデンティティを持ち、自分の言葉でしっかりと自分の意見が述べられる力、すなわち国際人として生きる力をつける為の手助けをすることを使命と考えます。そして、その使命実現の為、職員全員で心を込めて法人の目指す保育を実践します。 そこで日常の保育では、常に子どもたちが、受け身になることがないよう子どもたちが「考える」ような言葉かけを意識し、保育を行っています。 また2才児から英語、3才児からダンス、4才児からヴァイオリンクラスがあり、早い時期から専門のプロの講師による本物体験を無料で行うことにより、全ての子どもたちが色々な自己表現を学ぶ機会が持てるようにしています。 姉妹園との交流や歩いて行けない公園に行き、世界観を広げることが、園バスを利用することによって実現できています。 多様な年齢層の保育士による、園内の公開保育で、お互いの保育を見せ合い自然に個々の保育を振り返り、他者の保育から学び、各自が成長できるシステム作りができています。また、各ミーティングや話し合いを通して保育士自身が自分の意見を言い易い環境も合わせて構築されることによって、保育士も受け身ではなく自分から発言したり、発信できるような組織作りが行われています。 |
評価実施期間 | 2020/06/24(契約日) ~2021/02/26(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 初 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1.子どもの自主性、主体性を育てる保育 職員は、子どもの姿をよく観察し、活動の中で自らの立ち位置を考え、子どもの探索活動を見守りながら、子どもが自らやろうとする気持ちを大切に援助しています。遊具は子どもの成長に応じた安全なものを備え、遊びのコーナーが常設されており、子どもたちが自分のやりたい遊びに集中できる場所と時間を持つことができるようにしています。0、1歳児クラスでは食事時間になっても遊んでいる子どもに対し、職員は遊びの区切りがつくまで見守っていました。職員の「早く・急いで」とせかす態度、「だめ」などの否定的な言葉、静止させる言葉は、どのクラスにおいても見られませんでした。 2.多角的な視点で評価する保育の振り返り 全職員は個々の目標を設定し、年度末に自己評価を行うとともに、上席評価、相互評価など立場の違う角度から評価を行う「360度評価」や、職員の職務に関する成果や貢献度を姉妹園の職員などが評価する「公開保育」を行っています。また、ビデオカメラを利用し、職員の行動を客観的にとらえ、職員の振り返りを行っています。ミーティングを多く持つことで主任を中心に副主任、乳児・幼児リーダー、クラス担任、非常勤職員へとPDCAサイクルにもとづく保育の質の向上が組織的に実施され、次期の計画に反映しています。園長は職員の日々の保育を見たり、職員との面談で目標達成度の評価を行っています。 3.保護者に子どもの心の育ちの見通しを伝えるきめ細かな保育 2歳児から3歳児に上がる時の環境や保育における対応の変化、これから起こりうる子どもの心の変化など、子どもの育ちの見通しを進級説明会で保護者に伝え、保護者が安心して進級を迎えられるようにしています。また0~2歳児の保護者に対しては、日々の連絡帳アプリや送迎時のやり取り、懇談会を通じて、発達が著しいこの時期の保育の大切さを伝え、保護者の思いをくみ取り信頼関係を構築できるように努めています。3、4歳児の保護者に対しては送迎時に子どもの様子を伝えあい情報交換するとともに、アプリで保育の様子の写真を載せて園生活を伝えています。 |
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改善を求められる点 | 1.職員が主体的に自己の将来の姿を思い描ける中・長期計画の作成を 現法人として設立1年目のため、改善すべき課題について取り組みが始まったばかりです。職員が人材能力判断基準表にある職位ごとの役割責任や職位別に「求める成果・実績」「求める行動」「保育スキル・資格」についての理解を深めることが望まれます。さらに職員の自己評価の結果を基に中・長期計画を全職員で作り上げていくことによって、職員一人ひとりが自らの将来の姿を思い描くことができるように、力をつけていくことが期待されます。 2..就学に向けて「幼児期に育ってほしい10の姿」を見据えた保育の実践を 来年度から5歳児保育が実施されます。今年度の保育実践を踏まえて「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を全体的な計画の中に落とし込み、就学前までの子どもの心と体の育ちを見据えた保育内容(保育所保育指針に示された内容)を子どもたちが身につけられるような計画の立案が期待されます。また、小学校との連携や保護者との関わりについての取り組みを明確にし、小学校や他園との交流の機会を積極的に設け、実践されることが期待されます。 |
私が、初めて第三者評価受審したのは、今から6・7年前になりますが、今回は園長としての受審となりました。 その間世の中の変化と共に保育所保育指針の改訂もあり、働き方改革等で保育園の運営も大きく変わりました。 前回の受審の経験から第三者評価を受審する目的は、いい評価を得る事よりも、自分たちが現在行っている事の振り返りだと考えるようになりました。数々の設問に答えながら更なる改善改革を考え、手段や方法を調整することに意味があると思っています。 但し、今回も設問に答えながら、一つ一つに◎を付けるには、通常の保育を行いながら多くの案件を書面化し、働く職員と共感する為ミーティングの時間も取り、質の向上の為に園内外の研修の時間も取るとなると、働き方改革といわれながら矛盾を感じずにはいられませんでした。 保育所の役割りは、これからの社会で必要不可欠なものであることは誰もが認めることでしょう。 そして保育所の平均的な質の向上は、全保育所が第三者評価を受審しなければ自治体から補助金が支給されないように強制義務とすべきだと考えます。 その為には前回も感じていましたが、今回も改訂されていない、この第三者評価が社会福祉施設という、ひとくくりの中で介護施設と保育所が、同じ設問であるのは、正しい評価には繋がらないと思いますので施設の用途に合った評価基準を考えて欲しいと思います。 保育所はサービス業ではありません。直接利用する子どもたちの横には保護者の存在があります。保護者との関係はパートナーであり、そのお子さんの最善の利益を考え共に子育てをしている事を忘れてはなりません。 受審後、沢山の気づきや改善をすることができました事を最後にお伝えいたします。そして今回もナルク様を通じて、きめ細やかな評価をしていただけましたことを心から感謝いたします。ありがとうございました。 大曽根コスモス保育園 園長:脇山惠子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念、保育方針がパンフレット、重要事項説明書、ホームページなどに明記され、玄関や各保育室に掲示されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は区の園長会、私立園長会、幼保小連絡会などに出席し、社会福祉事業を取り巻く現状と課題を把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員体制や人材育成、設備の整備、財務状況などの現状を分析し、具体的な経営課題を明確にして法人の理事会で共有しています。職員へは職員会議で園長から必要に応じて周知しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人の保育理念や保育方針の実現に向けたビジョンを明確にした園独自の中期計画を作成しています。長期計画の構想はありますが、策定していません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中期計画を踏まえた単年度の事業計画を策定しています。単年度の事業計画には行事計画、年齢ごとの保育計画、保護者との連携、管理業務、職員研修、予算書など具体的な内容が記載され、実行可能な具体的内容となっています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画や行事計画は乳児ミーティング、幼児ミーティング、職員会議などで話し合い、園長、副園長、主任ミーティングや経営者会議で再度見直し、次期の計画に反映しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間行事予定表、保育の進め方などの詳細を重要事項説明書に記載し、入園説明会や進級説明会、懇談会で丁寧に説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・各指導計画には反省・評価欄があり、保育内容の自己評価を行い、園長・主任が確認しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の課題については、主任・副園長・園長会議、経営者会議で話し合い、議事録に記録し,ホームページで公開するとともに職員に回覧しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営規定、園の組織図、保育業務分担表、人材能力判断基準表に園長の役割と責任が明文化されています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育マニュアル、コンプライアンス規程に職員が守るべき法・規範・倫理などが明記され、園内研修や会議などで職員に周知しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は毎日保育の現場を見て回り、年間指導計画、月案、週案、保育日誌などを確認し、保育理念、保育方針及び園が目指す保育が実践されているかを確認し、質の向上に努めています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は労務士に相談しながら、全職員の役割分担を決め、経営や業務の効率化と改善に取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・年齢層のバランスに配慮して配置し、配置基準を超える職員体制を組むことで、ゆとりを持った人材を配置しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人材能力判断基準表では新人、中堅、指導層の役割責任を明確にし、職員に周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・労務管理の責任者は園長です。就業規則、年次有給休暇規程に沿った有休数を取得できるように体制を整えています。また業務の効率化を図り、職員の心身の健康や子どもの急な病気の時は有休をとりやすい環境を整えています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・人材能力判断基準表に職位ごとの役割責任を明記しています。月1回の園内研修や外部研修を行い、職員一人ひとりの知識や経験に沿った目標を管理する仕組みがあります。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職位ごとに必要とされる専門技術や役割責任を明確にした人材能力判断基準表があります。園内研修は年間計画を立て、月1回行っています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は毎日保育の現場に入って見たり、職員の自己評価や週案・保育日誌を確認し、職員一人ひとりの保育の姿勢や知識、スキルを把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・昨年までの法人では、受け入れマニュアルがあり、受け入れ時には職員にはコスモス伝言(申し送りノート)や口頭で、保護者には連絡帳アプリで、子どもたちには口頭で伝えることになっています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・ホームページ、パンフレットに法人の保育理念、保育方針、保育内容などを記載しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営規程に園運営における事務、経理、取引などに関するルール、職務分掌と権限・責任を明記し、職員に周知しています。事務を担当する職員が2名おり、役割分担が明確で、経理・取引に関するルールに則り、業務が遂行されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画、年間指導計画に地域との関わり方について明記し、育児講座、乳児リトミック、園庭開放、ベビーステーション、高齢者施設との交流会、芋掘りなど、園や子どもたちへの理解を深めるための取り組みを実施しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・受け入れマニュアルがあり、基本姿勢を明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事務所内に行政、警察署、消防署、医療機関、学校などの連絡先の一覧表を掲示し、職員は共有しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の建築に際して住民説明会を開催し、子どもの声などが騒音にならないかなど地域住民の抱いている不安を把握し、水遊びや行事の前には手紙の配布や訪問をして説明し、駐車場の使い方を工夫するなど近隣住民の理解が得られるように取り組んでいます。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・離乳食講座、乳児リトミック、園庭開放、交流保育、ベビーステーションを行う中で、地域の福祉ニーズを把握するように努めています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念、保育方針、保育目標に子どもの人権を尊重した保育について明記し、就業規則の服務規程に守秘義務と個人情報の保護について定め、園長は職員会議で職員に周知徹底しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護について、入社時に保育マニュアルを基に研修が行われています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・港北区「わくわく子育て広場」に職員が参加し、園のパンフレットを配布し、ポスター、園生活の写真を掲示して、利用希望者に保育園の概要を分かりやすく説明しています。ホームページや園外掲示板などで園の情報を発信しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前説明会時に入園のしおり(重要事項説明書)を配付し、入園時の説明は、個人対応を行って運営方針、保育内容、利用料金、1日の保育の流れ、緊急時における対応などを説明し、質問や意向を聞いたうえで同意書に署名をもらっています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・途中で園を変更する場合は、変更先の園に対し必要があれば該当園児についての特質を、引き継ぎや申し送りとして、保護者の希望を聞いたうえで渡すようにしています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日々の保育の中で、保育士は子どもの表情や言葉、行動などから子どもの思いや意向をくみ取り、子どもの満足を把握するようにしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の苦情解決責任者は園長、受付責任者は主任、第三者委員を2名設置すると共に港北区区役所の電話番号を掲載しています。入園・進級のしおり(重要事項説明書)に苦情解決のフローチャートを明示し、入園説明会で保護者に説明しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書に第三者委員2名の氏名と連絡先、横浜市港北区役所の電話番号を重要事項説明書に記載して、保護者が直接意見を申し立てることができるようにしています。毎年「入園・進級のしおり」を全世帯に配布して、保護者に周知しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情対応マニュアルに基づき、保護者からの相談や意見、要望、相談内容を記録し、職員会議等で検討し、対応しています。時間がかかる場合には、その都度保護者に進捗状況を伝えています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントに関する責任者は園長とし、副園長、主任を中心に子どもの安心と安全を保持するための「安全チェックリスト」を基に各クラスの設備・遊具・備品の安全チェックを行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・感染症対策の責任者は園長であり、月1回行われる職員会議で感染症対策についてマニュアルの読み合わせを行い、全職員に周知徹底しています。感染症が流行する前には感染症に対する研修、嘔吐物処理の実践訓練を行い、感染症への理解を深めています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害対応について「重要事項説明書」に明記されており、緊急避難場所、保護者との連絡方法、災害用伝言ダイヤルなどについて保護者に周知しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育を行う上での標準的な実施方法について、保育マニュアルの手順書に文書化されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年度末の職員会議で保育実践について振り返りを行い、法人で定めている標準的な実施方法について、マニュアルの見直しを行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画策定の責任者は主任です。クラス担任が指導計画を策定し、主任を中心に確認しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「全体的な計画」に基づいて各クラスの担任が「年間指導計画」「月間指導計画」「週案」を作成し、指導計画を確認する担当職員が話し合い、共有しています。指導計画はそれぞれの期間末に評価・反省をし、次期の計画に反映しています。関係職員には口頭やコスモス伝言などで周知しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等の記録は法人の統一された書式により把握し記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人情報保護規程、プライバシー保護規程を作成しています。子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規程があります。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童福祉法および保育所保育指針に則り、園の保育理念・保育の方針を基に、副園長・主任を中心に保育に関わる職員が参画して作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室の温度は20~25度、夏場は28度、湿度55%で、各保育室にはエアコン・空気清浄機を備え、24時間の換気をしています。冬場は加湿器を備えています。採光はカーテンで調整しています。近隣の住宅に接していることから、音を発する歌や体操等の時間は窓を閉めるなど、騒音には気をつけています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前の面接と提出書類で子どもの生育歴を把握しています。日々の保育では連絡帳アプリや送迎時の会話から子どもの家庭での状況を把握し、毎月の個別の指導計画に反映しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが排泄・睡眠・食事等の基本的生活習慣を身につけることができるように、特に0~2歳児においては、一人ひとりの子どもの発達状況を園と保護者とで確認(連絡帳アプリや送迎時に情報交換)しあって、子どものペースに合わせて援助し、子どもの状況に応じて休息や睡眠がとれるように配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスには、子どもの年齢や発達に応じて興味・関心が持てるように玩具や絵本、教具を、子どもの目に入り、自分で触れたり取って遊べる高さの棚に備えています。職員は子どもが手に触れたり、操作をして遊ぶ様子を見守り、言葉をかけ、応答的な関係のもとで子どもが安心して遊べるように配慮しています。幼児の保育室には、自由に絵を描いたり、制作活動ができるように、色鉛筆、クレヨンや粘土、折り紙、廃材を所定の場所に置いています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前の面接と提出書類で子どもの生育歴を把握しています。日々の保育では連絡帳アプリや送迎時の会話から子どもの家庭での状況を把握し、毎月の個別の指導計画に反映しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1歳児の保育では、職員が子どもの思いに共感して触れ合ったり語りかけたりする中で、子どもが安心して自分を表現できるようになり、自分でしようとする気持ちが育っています。2歳児では、身の回りのことを自分でしようとする気持ちから「できた!」喜びに繋がるように、職員は子どもの気持ちに寄り添い、言葉をかけて自信につなげ、もっとやりたい気持ちを膨らませています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・3歳児の保育では、食事や排せつ、着替えなどが自分でできるようになってきた子どもたちは、「できた!」ことに自信を持ち、やりたがり屋で4歳児と一緒の時間を楽しみにしています。遊びのルールがあることや話し合って力を合わせてやり遂げることなどを知る機会としています。職員は、クラスの打ち合わせと幼児会議で、一人ひとりの子どもの育ちと合同保育での留意事項を確認し合っています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・平屋で車いす用のトイレを整備し、障がいのある子どもを受け入れる環境としています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・7時から19時までの保育時間において、デイリープログラムや週案は子どもが安心して心地よく過ごすことができるように、ゆったりとした計画になっています。17時以降は子どもの状況や人数を見て、乳児、幼児合同になり、異年齢での保育を行っています。異年齢が落ち着いて安心して過ごせる環境を整え、乳児にも安全なおもちゃや絵本を用意しています。日暮れの遅い時期は、午後のおやつ後に散歩の時間を作って外遊びを楽しめるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:c】 ・今年度は該当する5歳児は在園していません。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時に提出する「健康調査票」で、子どもの心身の健康状態を把握しています。入園後の予防接種、疾病については保護者に追加記入をお願いして、子どもの健康に関する情報を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月の身体測定、年2回の健康診断・歯科健診、4歳児クラスの視聴覚検査を行っています。健康診断、尿検査、視聴覚検査の結果は児童健康調査表に、歯科健診については歯科健診調査表に記載しています。健診の結果は職員会議で報告し、全職員が共有できるようにしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの主治医による「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」を保護者から提出してもらい全職員は「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に沿って子どもの状況に応じた対応を行っています。職員はアレルギー対応について研修を行い、アレルギー疾患の理解を深めています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的計画の中に食育の項目を設け、指導計画に繋げています。また乳児・幼児の年間食育計画を作成して、野菜を育て、その過程を観察し、収穫して調理することで子どもが食について関心を持つことができるようにしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーのある子どもに対しては、保護者ときめ細かく連携して除去食を提供しています。0歳児の離乳食の進め方では、初期、中期、後期の献立を示し、家で2~3回食べたことがあるものに〇をつけ、家庭ときめ細かな連携を取って進めています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・送迎時に子どもの様子を情報交換するとともに、0~2歳児連絡帳アプリで毎日の様子を伝えあい、3、4歳児はアプリに保育の様子を写真に載せて園生活を伝えています。また、年2回の懇談会で各年齢の保育のねらいや取り組みについて伝えるとともに、毎月のクラスだよりで取り組みの様子を報告しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は送迎時に子どもの様子を伝え合い情報交換するとともに、0~2歳児連絡帳アプリで毎日の様子を伝えあい、日々のコミュニケーションを大切に位置付けて対応しています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の受け入れ時、着替え、排泄時、午睡明けの点検時などに子どもの身体の様子を注意して観察し、子どもの様子から虐待など権利侵害の疑いがあると職員が感じた時には、担任、主任、園長に報告しています。虐待の疑いがある子どもについては、職員全員に周知するようにしています。必要に応じて記録に残しています。保護者の様子がおかしい時には声をかけ、保護者が話しやすい状況を作っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・各指導計画に対する保育の実践について、乳児ミーティング、幼児ミーティング、クラス会議で意見交換を行い、主体的に日々の保育の振り返りを行っています。行事の際には行事デイリープログラムに沿って振り返りを行い、次期の行事計画に生かしています。 |