社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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天才キッズクラブ楽学館あざみ野園

2025年02月21日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 天才キッズクラブ楽学館あざみ野園 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 54 名
所在地 225-0002
神奈川県横浜市青葉区美しが丘5-33-4
TEL 045-532-8641 ホームページ https://www.tensaikids.jp
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2017年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 株式会社TKC
職員数
常勤職員:12 名
非常勤職員:9 名
専門職員
保育士:17 名
子育て支援:4 名
准看護師:1 名
施設・設備の概要
保育室:4室
調理室:1室
更衣室:1室
事務室:2室
子どもトイレ:2か所
大人トイレ:2か所
園庭:有

③ 理念・基本方針
【法人理念】
・子ども一人ひとりを大切にし、保護者からも信頼され地域に愛される保育園を目指し、子どもの最善の利益を考え創意工夫する
・大人も子どもも楽しめる「世界一ワクワクする保育園」
・ここに来ると皆元気になれる「地域のパワースポット」
【保育理念】
・「全ての子どもが天から授かった才能を持っている」という理念に基づき色々なチャレンジをし、成功体験と失敗体験から「生きる力」を育てる
・教えない、やらせない、無理強いしない
【教育方針】
・乳幼児それぞれの時期に、一人ひとりの子どもの天から授かった潜在能力を引き出し、IQ(学力)EQ(心力)GQ(元気力)のバランスの良い子どもを育てる
・教えない(やらせるのではなく、自分で学んでいく力をつける)
・競争する(「勝ちたいという気持ち」は子どもを大きく成長させる)
・子ども扱いしない(できることを前提に多くのことにチャレンジする)
・習慣(挨拶、早寝早起きなどの基本的な私生活習慣を身につける)
・体力づくり(運動することで健康な体をつくる。脳への刺激を与えることにより、集中力を高める)

④ 施設・事業所の特徴的な取組
・保育者は、法人理念のもと園児が自ら楽しんで身体を動かし、様々な活動に意欲的に取り組めるよう日々努めています。そのためにもまずは保育者自身が保育を楽しむことを大切にしています。職員間では、良好な人間関係を築くためにも対話する時間を設け、その中で様々なワークや、相手のいい所を見る習慣を身につける努力をしています。

・保育活動では、カリキュラムは体操、ミュージカル、English、リトミック、ピアニカなどを取り入れています。保育理念のもと「教えない、やらせない、無理強いしない」をモットーに楽しく、遊びの中でも習得できるよう心がけています。少し苦手な事でも、保育者や友だちとどうするとできるかを一緒に考え、挑戦し、小さな「できた!」を積み重ね、自信を持ち、どんなことにも挑戦する気持ちを育てています。
友だちと一緒に挑戦することにより、応援されると嬉しい気持ちや、頑張っている友だちを応援したくなる気持ちが自然と芽生え、身についています。(挨拶も同様)
また、「今日のスーパーハッピー」という職員と同じように子どもたちも友だちの良い所を見つけ発表する習慣を大切にしています。
自分の考えや、体操やミュージカルなどを人前で発表、表現する経験も多くできるよう心がけています。系列園同士の行事も多くあり、自園以外でも気の合う仲間を見つけたり、関わったりする中で、自分の意見や思いを言えることを大切にしています。
様々なことに挑戦しているお兄さんお姉さんの姿を見て、憧れの気持ちを持った子どもたちは、大人が教えなくても自らできることが増えているように思います。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2024/07/10(契約日) ~2025/02/06(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1 回(2019年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 ◇特長や今後期待される点
・豊富な保育カリキュラムによりこどもの興味・関心を引き出しています
園では、基本方針に「一人ひとりの子どもの天から授かった潜在能力を引き出し、IQ(学力)、EQ(心力)、GQ(元気力)のバランスの良い子どもを育てる」と掲げています。保育カリキュラムでは体操、ミュージカル、English、リトミックといった多様な活動を取り入れ、こどもにさまざまな体験を提供しています。これらの活動を通じて、こどもが自分の好きなことを見つけるきっかけを作り、こどもたちが楽しみながら成長できる環境を整えています。

・園では、行事を通し、主体性を持った「生きる力」を育む環境を整えています
園の保育理念は「やらせない、教えない、無理強いしない」を掲げています。また、大人もこどもも、全力で楽しくチャレンジし、応援し合うことを大切にしています。園では、年間を通し、さまざまな行事で保育理念に向かって取り組み、こどもたちの豊かな心を育んでいます。園では、こどもに行事のなかで成功体験と失敗体験を積み重ね、達成感を味わい、主体性を持った「生きる力」を育む環境を整えています。

・地域の子育て支援の定着を目指しています
園では地域の子育て支援の定着を目指し、子育てサロンを開催しています。子育てサロンでは、園の特徴的な活動であるEnglishやミュージカルのレッスンに参加した後、園児と一緒に自由遊びを楽しみ、保護者には子育て相談会を実施しています。参加者は、リピート利用の親子や在園児の保護者からの紹介による利用が増えており、地域における信頼と関心が広がっています。地域の子育て家庭との連携を深めることで、子育てサロンが地域に定着し、より多くの支援ができる取り組みが期待されます。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回2度目の受審となりました。評価内容について話し合ったり考えたりしていくうちに、新たな着眼点に気づいたり、しっかりと取り組めている内容につきましては太鼓判を押していただけたように感じ、更なる自信やより良い保育への意識へつなげていくことができたかと思います。
地域に愛される保育園を目指すと共に子どもを中心とした保育を実践し、卒園されるその日には「あざみ野園に通うことができて良かった」と思っていただけるよう、子どもたちと過ごす時間を大切にしていきたいと思います。今回の第三者評価受審に際し、利用者アンケートにご協力いただいた保護者の皆さま、様々な気づきや日々の保育を振り返るきっかけをくださった評価機関の皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

保育理念と保育方針をパンフレットや園のホームページなど、さまざまな媒体で明文化し、保護者には園見学や入園説明会、懇談会を通じて周知しています。職員は法人内研修や法人の「月イチ全体会議」に参加することで理念や基本方針の理解を深め、保育理念の実現を目指した保育に取り組んでいます。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

法人は複数の姉妹園がある強みを活かし経営状況を分析しており、毎月の園長会議を通じて情報共有しています。さらに、理事長と正職員でおこなわれる月イチ全体会議では法人の方向性を共有しています。園長は横浜市の園長会や幼保小連携会議に出席して、地域の福祉ニーズを把握し、子育て支援事業の運営に活かしています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

法人は複数の保育園を運営しており、各園の運営状況の分析にもとづいて人材確保・人材育成・コスト削減を明確にし、園長会では改善すべき課題を共有しています。人材育成については、オンラインによる法人内研修プログラムが充実しており、職員の質の向上に向けた体制を整備しています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

法人では保育理念、保育方針を踏まえた中期計画を策定しており、保育部門の事業計画として、子ども・保護者・職員・地域と4つの項目に分けて目標を明確にしています。中期計画では、法人内会議・担当者会議の実施や、園運営プロジェクトに関する内容を明記しています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

中長期計画をもとに、保育サービスや安全管理・人材育成など運営事業全般を網羅した単年度計画を策定しています。保育指導計画では、保育理念「教えない やらせない 無理強いしない」のもと一貫性を持ちながら具体的に作成しており、保育理念に即した内容となっています。また、法人主催の園長研修会では収支管理に関する勉強会を定期的に実施し、各園での経営状況の把握を徹底しています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画にもとづき、指導計画、行事計画、保健計画、食育計画、安全計画などを策定し、各担当者を中心に活動を進めています。職員同士は担当クラスにとどまらず、他クラスの保育内容や指導計画を共有し、緊密な連携を図っています。こども一人ひとりの個性や成長に寄り添った保育を実現し、園全体で統一感のある保育環境を整えています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

園では、年度始めに保育内容と年間行事予定を保護者に周知し、保護者が参加する行事は全て確定した日程をお知らせしています。事前にお知らせすることで、保護者はスケジュール調整しやすく、園の行事への理解と協力を得ています。さらに、2023年度からはこどもの成長を見守る機会として、誕生月の保護者が誕生日会に参加する取り組みを開始しました。この活動を通じて、保護者と園が一体となり、こどもの成長を共に喜び合う環境を築いています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

日々の保育において、担任が指導計画の評価と振り返りをおこない、行事後には担当職員がその振り返りをおこなっています。その結果は職員会議で共有し、改善策を協議したうえで次期の計画に反映しています。また、園では年間計画ごとに評価する仕組みがあり、PDCAサイクルを効果的に回すことで、保育の質を向上させる継続的な取り組みをおこなっています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者アンケートなどの意見から、取り組むべき課題を把握して職員と共有しています。また、地域子育て支援事業として実施している子育てサロンでは利用者アンケートをおこない、地域の子育て家庭のニーズを把握しています。職員会議では、アンケート結果を共有し改善策を検討することで、保育の質の向上を目指しています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

職務分担表により園長の役割を明確化し、年度始めに職員組織図と係分担表を通じて担任クラス、行事担当者、担当する係を職員に周知しています。また、保護者には重要事項説明書を用いて職員体制や職務内容を説明しています。園では、役割や体制を明確にすることで、職員間の連携を強化し、保護者との信頼関係を築くための取り組みをおこなっています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園長は、横浜市や法人が主催する園長会に参加し、遵守すべき法令の理解に努めています。また、委託業者とは法人と連携して適正な関係を維持し、行政関係者との窓口を担い、円滑な運営に取り組んでいます。さらに、職員に対しては、保育所が遵守すべき法令や行政からの通知を共有し、職員全員が正しく理解できるよう丁寧な説明をおこない、法令遵守の徹底を図っています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長は保育室を巡回し、こどもや職員の様子を直接確認することで保育の様子を把握しています。また、保育関係書類を確認しながら、必要に応じて助言や指導を行い、職員の成長を支援しています。さらに、職員面談では一人ひとりの意見や保育に関するアイデアを積極的に聞き入れるなど、個々の職員が持つカラーを生かした保育の実現をサポートし指導力を発揮しています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

人事、労務、財務に関することは法人が主導して管理し、園と連携を図りながら運営しています。シフト管理においては、職員の意向を十分に考慮して適正な配置をしており、遅番から早番勤務となる場合は職員の身体的負担に配慮し、無理のないシフト編成を心がけています。また、園では職員の作業時間を「見える化」するためホワイトボードを活用し、業務の効率化を図っています。これにより、職員同士が互いにフォローし合い、良好な関係性を築きながら働きやすい環境を整えています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

採用活動は法人が主導しておこない、園見学などは園と協働して実施しています。園では毎月、法人に「採用希望表」を提出し、必要な人材について人事部と情報を共有する仕組みを整えています。また、人材育成に関しては、法人が育成計画にもとづき新任研修やフォロー研修を実施し、職員の成長を支援する体系的な研修体制を整えています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

社内規程において職員の求められるスキルや必要な資格、研修内容を具体的に示しています。職員の人事評価は法人と連携し、組織的かつ公正に実施しています。昇進や昇格の基準を職員に周知することで、職員一人ひとりが将来の目標を具体的に描きやすい体制の整備が期待されます。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

園長は、職員の有給休暇の取得状況や時間外労働の管理を徹底し、労務管理を適切におこなっています。また、法人では有給休暇に加えて夏季休暇や誕生日休暇などの制度を導入し、職員のワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みを進めています。さらに、園長は職員と積極的にコミュニケーションを図り、職員間の風通しの良い職場環境を築いています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

職員は年度始めに目標を設定し、その目標を意識しながら日々の保育に取り組んでいます。定期的に自己評価シートを活用し、理念や保育方針への取り組み状況、勤務姿勢、社会人としての姿勢、保育の専門性などの振り返りをしています。さらに、園長との面談を通じて自己評価結果を共有し、課題に対する具体的な助言や指導を受けることで、スキルアップを図っています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:a】

園では法人内研修、園内研修、園外研修など、さまざまな研修プログラムを通じて職員が資質向上に取り組む機会を確保しています。特に、オンラインを活用した法人内研修は就業時間内に視聴することで、全職員が公平に受講できる体制を整えています。また、年度末には研修報告書などから研修内容を見直し、次年度の計画に反映しています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

職員の経験や資格、研修受講歴を適切に管理して、一人ひとりに応じた教育や研修の機会を確保しています。キャリアアップ研修の受講は職員の処遇改善に直結するため、公平に受講できるよう調整しています。また、職員が研修に参加しやすいよう、シフトの調整や受講料、交通費の補助など、職員が安心して研修に取り組み、専門性を高められる環境を整えています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:b】

実習生の受け入れは、園にとって新たな学びや成長につながると考え、積極的に取り組む予定です。受け入れに際しては、法人内で実績のある姉妹園からマニュアルや留意点を共有し、円滑に受け入れられる体制を検討しています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

園ではホームページや園のしおりを通じて、理念や教育方針、保育内容、環境設備などの情報を公開し、透明性のある運営を心がけています。保護者には重要事項説明書に苦情受付窓口や第三者委員の設置を明記し、園内にも掲示することで継続的な周知を図っています。年度末に実施する保護者アンケートは集計結果を掲示して、保護者と情報を共有することで信頼関係を築き、運営の改善に役立てています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

事務や経理業務は法人の経理規定に従って運営し、法人と連携を図りながら適正な管理に努めています。小口現金の取り扱い者は職務分担表で定められ、園長が管理をおこない、法人が状況を確認する体制を整えています。また、法人の職員による巡回を実施し、適正な運営を維持するための取り組みをおこなっています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画に「地域行事への参加」を掲げ、地域の方々や姉妹園と連携してさまざまな体験を提供しています。地域の方の協力を得て姉妹園と合同で芋掘りをおこない、こどもに自然との触れ合いや地域との交流を広げる活動をおこなっています。また、ハロウィン行事では全園児が近隣施設の協力を受けてお菓子をもらうなど、地域との関わりを深めています。さらに、仮装した保護者が公園で合流し、家庭との連携を図りながら行事を盛り上げています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:b】

園では中学生、高校生の職業体験やこどもたちと関わるボランティアの受け入れを目指しています。そのため、ボランティア受け入れに関するマニュアルの準備を進め、受け入れ体制の整備に取り組んでいます。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

園では、地域の関係機関や団体との連携を重視し、安全で安心な保育環境に努めています。重要事項説明書には嘱託医や緊急時の連絡先を明記し、保護者に情報提供しています。事務所には警察署や消防署の連絡先を目立つ場所に掲示し、緊急時に迅速に対応できる体制を整えています。お散歩マップには危険箇所を明記し、職員間で情報を共有するとともに、保護者にもこどもたちの活動範囲を伝え、安全意識を共有しています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園長は横浜市の園長会や幼保小連携会議に参加し、地域の福祉ニーズや生活課題の把握に努めています。園では、地域の子育て支援に注力しており、子育てサロンを通じて独自のカリキュラムであるミュージカルや英語教育の体験保育をおこない、こどもが楽しく学べる機会を通して、保護者に園の保育内容を理解していただいています。地域との連携を深めながら、子育て支援の充実に努めています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

園では、地域の福祉ニーズに応えるため、安定した保育の提供を通じて地域貢献に取り組んでいます。第三者委員は、地域の民生委員に委嘱しており、運営委員会では地域で行われている防災訓練に関する情報を共有しています。具体的には、炊き出しや簡易トイレの組み立てなど、災害時に役立つ取り組みについて情報を得ており、園の防災対策への活用が期待されます。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、保育理念に「やらせない、教えない、無理強いしない」と掲げ、こども一人ひとりを尊重した保育に努めています。誕生月の誕生日会には保護者が参加し、こどもと一緒にお祝いすることで、こどもの成長を大切にする取り組みを実践しています。また、職員会議ではこどもの尊重や基本的人権への配慮について事例を交えながら共通理解するための取り組みをおこなっています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では、保育マニュアルを整備し、職員全員が共通の理解を持ってこどものプライバシーに配慮した保育を実践しています。幼児用トイレには扉を設置し、乳児のおむつ交換時には専用のスペースを確保して人目に触れないよう細心の注意を払っています。また、職員は「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を用いて定期的に自身の保育を振り返り、プライバシー保護の重要性を再認識しています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園のパンフレットでは、イラストや写真を活用し、保育方針、一日の流れ、年間行事などを分かりやすく紹介しています。園見学では、保育の特徴であるミュージカルや英語教育などの活動の様子を見ていただけるよう日程を調整し、希望に応じて保育体験への参加も可能としています。見学者への対応は園長が直接おこない、園内の案内と保育理念や独自のカリキュラムについて丁寧に説明しています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

入園説明会では、重要事項説明書や園のしおりに沿って園の概要や保育内容を説明しています。また、園の特徴である送迎時のハイタッチ挨拶についても紹介し、保護者との信頼関係づくりの一環として取り組みの意義を伝えています。入園前面談では児童票をもとに、こどもの家庭での過ごし方や既往歴など健康面に関する情報を収集し、保育に生かしています。さらに、重要事項や個人情報の取り扱いについて保護者に説明し、同意書の提出をお願いすることで、透明性のある運営を徹底しています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

重要事項説明書には利用の終了に関する事項を明記し、保護者に説明しています。転園の際には、保護者からの申し出を受け、こどもの保育の継続性に配慮した適切な対応に努めています。また、卒園児の成長を見守る取り組みとして、毎年卒園児の集いを開催し、在園時から卒園後までこどもたちや保護者とのつながりを大切にしています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者とのコミュニケーションを重視しており、送迎時の会話や個人面談を通じて日々のこどもの姿を共有しています。職員は、こどもの表情、言葉、行動などから、こどもの気持ちを把握するよう努めています。保護者からは「連絡帳の写真で子どもの様子がよく分かる」「保育活動が豊富で、さまざまな体験ができる」といった声をいただいており、こどもと保護者に寄り添った対応を心掛けています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

園では、重要事項説明書を通じて、保護者に苦情・要望に関する相談窓口を周知しています。また、玄関には苦情・要望に対する解決体制を掲示し、意見箱を設置することで、保護者が意見を伝えやすい環境を整えています。寄せられた意見や要望は職員会議で共有し、法人と連携を図りながら適切に対応するよう努めています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者が相談や意見を伝えやすい環境を整えるため、連絡帳、意見箱、第三者委員の設置など複数の受付方法を周知しています。玄関には職員紹介を掲示し、相談内容に応じて専門知識を持つ職員が対応する体制を整えています。また、相談時には時間や場所に配慮し、保護者が落ち着いて話せる環境を心掛けています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

園では、保護者との円滑なコミュニケーションを大切にし、入園説明会では園独自のハイタッチ挨拶について説明しています。送迎時には、保護者と笑顔でハイタッチ挨拶を交わし、気軽に話せる風通しの良い関係を築いています。保護者から相談を受けた際には記録を徹底し、内容に応じて職員会議で話し合うことで、保育の改善に努めています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

園では、安全管理マニュアルを整備し、安全点検チェックリストを活用して設備や保育室の安全確認を徹底しています。保育室の床は柔らかいフローリングを使用し、扉にはストッパーを設置することで、開閉時にこどもの手が挟まれないように配慮しています。また、保育室には緊急時の対応手順やブレスチェック表を掲示して、迅速かつ適切に対応できる体制を整えており、こどもたちが安全に過ごせる環境の確保に努めています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、感染症マニュアルを整備し、感染症の予防策や発生時の対応を明確にしています。横浜市や保健所から発信される最新の情報を職員と共有し、正しい理解と対応に努めています。保護者には重要事項説明書を通じて、登園許可書が必要な感染症や急病時の対応について周知し、さらに園内に掲示して家庭との連携を図っています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

園では、災害時対応マニュアルを整備し、毎月の避難訓練では地震や火災などさまざまな災害を想定した訓練を実施しています。訓練では、避難経路や園児の避難誘導方法を確認しており、迅速かつ安全に避難ができる体制を整えています。保護者には重要事項説明書にて避難場所や緊急時の伝言方法を周知しており、保護者の協力のもと災害伝言ダイヤルを活用した引き取り訓練を実施しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

職員は、保育マニュアルや法人マニュアルにもとづき、こどもへの対応に差異が生じないよう情報を共有し、一貫性のある保育を心掛けています。さらに、法人ではオンラインを活用した法人内研修を実施しており、全職員が受講できるよう調整することで、職員のスキル向上を図り、保育の質を高める取り組みをおこなっています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

クラス会議を通じて指導計画の評価や振り返りをおこない、こどもの様子やクラスの状況に応じて保育内容やアプローチを柔軟に見直しています。また、職員会議では担任が中心となり、クラスごとの保育の振り返りを報告し、全職員で共有しています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:a】

入園時に保護者から提出された児童票をもとに、こどもの成長過程を把握し、その姿を丁寧に観察しながら、乳児には個別指導計画を幼児には個別発達記録を作成しています。離乳食の進め方やトイレトレーニングについては、こどもの発達状況に合わせて保護者と連絡、相談をおこない、家庭と連携しながら進めています。園では、こども一人ひとりの成長を支えるきめ細やかな保育を実践しています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

指導計画はクラスの様子やこどもの姿を振り返り、期ごとに評価と反省を行い、クラスの状況に応じて適宜修正を加えています。また、職員は保育施設向けICTシステムを活用して他クラスの指導計画を共有し、園全体で一貫性のある保育を実現しています。保護者には、園だよりを通じて保育のねらいやこどもの様子を伝えており、保育内容への理解と協力を深めてもらうよう努めています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

こどもに関する記録は法人が統一した様式にもとづき作成し、こどもの成長と職員の関わりを記録しています。記録内容や表現に差異が生じないよう、肯定的な言葉を使用することや、記号や個人名を避けるといったルールを設定しています。また、職員間での早番から遅番への引き継ぎは、伝達ボードやメッセージアプリを活用して情報を共有し、保護者への伝達漏れがないよう徹底しています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

個人情報の取り扱いに関する規定にもとづき、個人情報が記載された書類は鍵付きの書庫にて管理しています。職員は入職時に個人情報保護規定を遵守する誓約書を提出し、個人情報の管理を徹底しています。保護者には重要事項説明書を通じて個人情報の取り扱いについて説明し、同意書の提出をお願いしています。また、保護者が行事で撮影した写真や動画については、SNSなどに掲載しないよう注意を促し、プライバシー保護に努めています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画は保育所保育指針の趣旨を捉え、園の理念、基本方針や園の目標にもとづいて法人が作成しています。園では、法人が作成した計画をベースに、こどもの発達・家庭状況・園を取り巻く地域の実態などを考慮し、全体的な計画を作成しています。職員は全体的な計画にもとづき年間指導計画の作成をおこない、こどもの現状の姿を捉えて月案・週案・日案と連動性を持たせ作成しています。年度末には全体的な計画の見直しをおこない、次年度の年間指導計画を立てています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

園では、室内環境が快適になるよう温度、湿度、換気、調光に留意し、各保育室には空気清浄機を設置しています。換気に関しては、定期的におこない、感染症予防対策に取り組んでいます。また、ひるね時にはカーテンやシャッターをおろし、こどもが入眠しやすい環境を作っています。職員は「掃除チェック表」を活用し、清掃・消毒の徹底に取り組み、寝具のマットは、各クラスで消毒をおこない、衛生管理に努めています。園庭の壁やネジなどの設備管理については、定期的に園長が巡回し確認をおこない、職員は「事故防止チェックリスト」を用いて安全管理に努めています。手洗い場、トイレは明るく清潔にし、こどもが利用しやすい設備を整えています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

職員は、こどもの発達状況や家庭環境の違いや個性や特性による個人差を把握し、一人ひとりに合わせた保育や声かけなどについて担任職員を中心に話し合い、職員全体で同じ対応ができるように取り組んでいます。職員は、こどもが自分の気持ちを安心して表現できるようにこどもの声に耳を傾け、スキンシップを図り、気持ちに寄り添った対応に努めています。こどもへの声かけは、言葉が理解しやすいように短めに話し、急がせるような声かけや制止する言葉を不必要に用いないよう心がけています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

こどもが基本的生活習慣を身につけることができるよう、保護者との個人面談や、送迎時の会話などで家庭の様子を聞き取り、連携を図りながら、必要な援助に取り組んでいます。職員は生活習慣に関する絵本の読み聞かせをおこない、イラストなど可視化したものを活用し、こどものやりたい意欲を高め、できたときの達成感が得られるよう見守っています。ひるねの際、眠くないこどもに対しては、自学自習のワークや絵本などを読む時間を長めに設定するなど、一人ひとりの様子に合わせ対応しています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

園では、こどもが主体的・自発的に遊べるよう、好きな玩具の提供や環境作りに取り組んでいます。園庭では、トマト・きゅうり・ナスなどの夏野菜の栽培活動や近隣の学校から頂いたパンジーの花植えなど、野菜や植物に興味・関心を持ち、土に触れ自然を身近に感じられる機会を設けています。職員は、戸外活動での集団遊びを通して、こどもにきまりやルールの理解を図れるよう働きかけています。年長児は、鬼ごっこの鬼をこども同士で決めるなど、発達に合った遊びを展開しています。また、散歩の際、近隣の方へ積極的に挨拶を交わし交流を図っています。表現活動は、外部講師によるリトミック・ピアニカ・ミュージカル・英語などを取り入れ、こどもたちの自由な表現活動が楽しめる環境を整えています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

0歳児クラスでは、職員と愛着関係を築きながら安心、安全な環境で過ごせる配慮をしています。また、こどもの表情や仕草で気持ちを汲み取り、応答的な関わりを大切にするとともに、一人ひとりの発達に合わせた保育を心がけています。玩具は、こどもの発達段階に合わせた音が出る玩具や、手を使って遊べるものを用意し、こどもの興味・関心につなげています。また、こどもの探索意欲を高め、安全で自由に遊べるために、園庭は人工芝にし、室内では玩具の大きさや棚の角防止など安全面に配慮した環境を整えています。保護者とは、連絡帳や送迎時の会話でこどもの成長を共有し、家庭での生活リズムを把握しながら園でも安定した生活が過ごせる配慮に取り組んでいます。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

1、2歳児には、毎月、こどもの成長のねらいを定めた個別指導計画を作成し、発達状況に合わせた保育に取り組んでいます。職員は、遊びを通してこどもの自発性を引き出せるよう、一人ひとりの興味に合わせた活動を設定し、ともに関わりながら遊べる環境を整えています。戸外活動では、自然と触れ、探索活動を楽しんでいます。2歳児は、「だるまさんがころんだ」など簡単なルール遊びを取り入れ、職員やともだちとの関わりを持てるようにしています。職員は、遊びのなかで、こども同士のトラブルが見られた際は、見守る姿勢を大切にしながら、必要に応じて仲立ちをし、こどもの気持ちを代弁するなど、寄り添った関わりを心がけています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

3、4、5歳児には、4期に分けた年間指導計画を作成し、年齢に応じた保育のねらいや内容を定め、発達や成長段階に合わせて、こども一人ひとりの運動機能の向上が段階的に成長できる環境を整えています。3歳児には、こどもの意思を尊重し「無理強いしない」を大切にしながら、挑戦できる環境を整えています。4歳児には、こどもの個性を職員が把握し、組体操などの集団活動を通して伸びる力を発揮できる関わりを大切にしながら、集団活動の楽しさや達成感を感じられるよう働きかけています。5歳児には、運動会のスポーツ大会や生活発表会など、こども同士で話し合い、協力して一つのことをやり遂げる楽しさを感じられる環境を整えています。こども同士のぶつかり合いでは、職員が仲裁や判断するのではなく、こども自身が気持ちに折り合いをつけ、お互いの気持ちを理解できる経験を積み重ねることを大切にしています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

配慮が必要なこどもには、クラスの指導計画と紐づけて個別の支援計画を作成しています。地域療育センターの巡回の際は、こどもの状況に応じた援助方法の助言を取り入れ、連携を図りながら、共通認識のもと支援に取り組んでいます。また、こどもの発達や特性に合う玩具や環境作りにも取り組んでいます。ほかのこどもとの関わりでは、配慮が必要なこどもの様子を見ながら活動に参加ができるよう配慮しています。保護者とは、登降園時のやり取りや随時面談を実施し、情報共有しながら園生活が過ごせる配慮に努めています。職員は、障がいのあるこどもに関する外部研修に参加して、学び理解を深めています。また、研修内容を職員会議で報告、周知、共有を図っています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

職員は、1日の生活の連続性に配慮し、こども主体の生活が過ごせるよう、週案や日案の指導計画を立てています。また、日中の活動を考慮しながら、こどもの状況や年齢、体力面に合わせゆったりと過ごせるよう配慮しています。朝、夕方は異年齢での合同保育になるため、長く過ごす時間を心地よく過ごせるよう、コーナー遊びや読み聞かせの時間を設けています。延長保育では、こどもの状況に合わせ、安全面に配慮しながら臨機応変な活動内容の工夫に取り組んでいます。保育時間の長いこどもの引継ぎでは、職員間での口頭伝達や引継ぎボードを用いて、保護者へ伝達漏れのないようにしています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

5歳児の年間指導計画では、就学に向けて意欲を持ち、社会性を育む取り組みを設定し、就学への期待や喜びを共有する関わりを目標としています。園では、幼保小連携協議会に参加し情報収集をおこなっています。毎年、5歳児は小学校見学に行き、小学生による校内案内や、ゲームなどで交流を図っています。自治体が主催する会議のなかでは、小学校教諭との意見を交わすなど、円滑な就学に向けた取り組みをおこなっています。また、園長の責任のもと保育所児童保育要録を作成し、一人ひとりの就学先の小学校に郵送しています。就学に向けて不安を感じる保護者には、個別に相談に応じるなど配慮にも取り組んでいます。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

こどもの健康に関するマニュアルを整備し、全体的な計画や指導計画にも健康に関する取り組みを盛り込んでいます。園では毎月身体測定をおこない、児童健康管理台帳に記録しています。健康診断と歯科検診は、年2回実施、結果については保護者に書面で伝えています。既往症や予防接種の状況に関しては口頭や連絡帳で確認し、園内での怪我が発生し緊急性がある場合には、保護者に電話連絡をおこない、受診の有無を確認し、迅速な対応をおこなっています。その際の翌日には、帰宅後の状況を確認するようにしています。ひるね時には、ブレスチェック表を用いて0歳児は5分毎・1歳児は10分毎・2歳児は15分毎に触診し、安全確認をおこなっています。保護者へは毎月の保健だよりを通して、こどもの健康に関する情報を伝えています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

園では、毎月身体測定をおこない、健康台帳に記録し、保護者に伝えています。健康診断と歯科検診は、年2回実施し、保育施設向けICTシステムや書面にて結果報告をおこない、保育者も結果を把握できるような仕組みとなっています。また、医師からの助言があった際は、保護者に伝え職員との共有を図っています。健診前にはこどもに絵本や紙芝居の読み聞かせをおこない、不安にならない配慮をしています。職員は日々の保育のなかでも、絵本や紙芝居を活用して鼻のかみ方や風邪予防対策などを伝え、こども自身が健康に関心を持てるよう健康指導に取り組んでいます。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

アレルギー疾患のあるこどもに対しては、入園前の面談にて栄養士、園長が、こどもの状況やアレルギー対応について、聞き取りをおこない全職員で共有し把握しています。園では、アレルギー対応マニュアルや生活管理指導票の指導内容に沿って除去食の献立を作成しています。また、年1回、医師の診断を受け生活管理指導票の提出をお願いし、横浜市「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」をもとに適切、安全な対応に取り組んでいます。食事の提供については、調理室と保育者間でチェックをおこない、色分けした食器・名前を記載した専用トレイで提供するなど、安全面での管理を徹底しています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

園では年間食育計画にもとづき、食に関する豊な経験ができるよう取り組んでいます。こどもたちには、園庭でトマト・きゅうり・ナスなどの野菜を育て、生長の観察、収穫体験をおこなうなど、食への興味、関心につなげています。調理体験では、乳児は食材に触れ、幼児は実際の調理に関わる楽しさを感じ、食べることの楽しさを知り、栄養について学ぶ機会を設けています。0歳児クラスの離乳食では、食材の形状、固形物の柔らかさなど、家庭と連携を図り、こどもの発達や一人ひとりの咀嚼具合に合わせて次の段階へ移行しています。また、手づかみ食べなどで、こどもが食べようとする意欲を育むことを大切にしています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

こどもの食事後は、職員が喫食簿に喫食状況を記入し、栄養士、調理員も確認、把握しています。栄養士は、こどもの食事の様子を巡回し、食の好みなどの確認をおこない、次月の献立に反映しています。また、毎月給食だよりを発行し、旬の食材の紹介や行事食の由来について伝えています。食事には、旬の食材を使い、行事に合わせたメニューにするなど、季節を感じられるようにしています。さらに、特別食として誕生日食を提供し、こどもたちが楽しめる工夫に取り組んでいます。園では、衛生マニュアルの整備をおこない、こどもが安心して食事ができる衛生管理に努めています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

園でのこどもの様子については、送迎時の会話や保育施設向けICTシステムの連絡帳を活用し、保護者に伝えています。また、活動の様子をドキュメンテーションで発信しています。年2回のクラス懇談会では保育のねらいや活動内容について説明をおこない、毎月配信している園だよりでも各クラスの保育のねらいを記載し、保護者の理解を得られるよう発信に取り組んでいます。保護者とは、保育参観・保育参加・夏まつり・スポーツ大会などさまざまな行事を通し、こどもの成長の共有に取り組んでいます。保護者の家庭状況・情報に変更があった際は記録し、連携を図っています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

職員は登降園の際、保護者に積極的に声をかけるなどコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に取り組んでいます。また、こどもの様子を伝えるだけでなく、保護者からの話を聞くことも大切にしています。相談がある際は、連絡帳の活用や個別に話す相談体制を整え、保護者の不安軽減に努めています。保護者の就労状況や家庭の事情により、急な延長保育や要望に柔軟な対応をおこなっています。園では、相談内容に合わせ、保育士・栄養士・看護師が専門性を活かして、必要に応じた助言をしています。保護者から受けた相談内容は、記録し職員間で共有しながら適切な対応に取り組んでいます。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、虐待などの権利侵害を見逃さないように、着替えや身体測定の際に観察をおこない、早期発見に努めています。こどもや保護者の様子から虐待の兆候を感じた時は、職員間で情報共有し、適切な対応をおこなっています。職員は、虐待防止のため普段から保護者との信頼関係の構築を心がけ、虐待などが発生した際には関係機関や行政に連絡・連携して早急な対応をおこなっています。職員は、法人作成のマニュアルや人権擁護についてのセルフチェックリストを活用し、虐待に対する知識・対応について理解を深めています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

園では、年間指導計画や月間指導計画の反省・評価をおこない、日々の保育の振り返り、次の指導計画に反映しています。各指導計画には、園の保育理念に沿った指導計画のねらいと内容・環境構成・職員の援助について記載しています。職員は、指導計画にこどもの状況や成長した姿を記録し、全体的な振り返りをおこなっています。園の職員は毎年、自己評価をおこない、園長が自己評価内容を把握しています。職員面談の際には振り返りをおこない、保育の質の向上へとつなげています。