社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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天才キッズクラブ楽学館古沢園

2025年01月06日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 天才キッズクラブ楽学館古沢園 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 60(59) 名
所在地 215-0026
川崎市麻生区古沢8-1
TEL 044-455-5651 ホームページ https://www.tensaikids.jp/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2019年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 株式会社TKC
職員数
常勤職員:15 名
非常勤職員:7 名
専門職員
園長:1 名
主任:1 名
保育士:14 名
看護師:1 名
保育補助:4 名
事務員:1 名
施設・設備の概要
保育室:6室
更衣室:2室
事務室:1室
調乳室:1室
子どもトイレ:2
大人トイレ:2
園庭:1階と屋上にあり

③ 理念・基本方針
【保育理念】
・教えない、やらせない、無理強いしない。子どもの可能性を見つけます。
・1に楽しく、2に楽しく、3・4なくて、5に楽しく。楽しい環境づくりの工夫をします。
【基本方針】
・子ども達同士が認め合い、高め合える応援文化を育みます。
・子ども達がチャレンジできる環境や雰囲気をつくります。
・子どもの良いところに目を向ける習慣をつけ、自己肯定感を育みます。
・日々の積み重ねを通して、達成感を味わい生きる力を育みます。

④ 施設・事業所の特徴的な取組
・保育者は、園児が自ら楽しんで体を動かし、様々な活動に意欲的に取り組めるよう努めています。そのために、まず保育者自身が保育を楽しむことを大切にしています。

・職員間では、良好な人間関係を築くために、様々なワークを取り入れ、日々前向きに、相手の良いところを見る習慣を身につける努力をしています。

・スーパーハッピーを毎日一人ずつ選び、その子の良いところを褒めて認めていくことを習慣にしています。保育者だけではなく、子どもたちも良いところをみて、人の応援ができるような環境を作っています。
・カリキュラムでは、運動、ピアニカ、ミュージカル、英語、リトミック等を取り入れています。徹底的に楽しむ中で、習得できるよう心がけています。小さな「できた!」を積み重ね、自信を持ち、どんなことにも挑戦する気持ちを育てています。

・卒園するころには、逆立ち歩きが全員10mできるようになり、側転や前回転等いろいろな技ができるようになります。日常的に英語を取り入れ、ピアニカの習得や、絵本も500冊程度は読破しています。

・こどもはもともと天から授かった素晴らしい才能を持っています。それを引き出しながら、こどもたちの可能性を今後も応援していきます。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2024/06/17(契約日) ~2024/12/13(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 0 回(年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 ・笑顔になれる挨拶で円滑なコミュニケーションを図っています
天才キッズクラブでは職員と保護者が送迎時に抑揚をつけた挨拶にハイタッチをしています。送迎時の玄関は自然と笑顔が溢れ、その姿にこどもはとても楽しそうに挨拶を真似するようになっています。こどもには「挨拶をしなさい」と教えるのでは無く、大人の楽しそうな姿を見せることでたくさんのことを吸収する環境が整っています。保育理念「やらせない 教えない 無理強いしない」「1に楽しく 2に楽しく 3,4がなくて 5に楽しく」を実践した保育をおこなっています。

・「スーパーハッピー」という取り組みを通じて、自己肯定感の向上とポジティブな視点が身に着く取り組みに力を入れています
園では、自己肯定感の向上と自然にポジティブな視点が身につく取り組みに力を入れています。その中でも「スーパーハッピー」という独自の取り組みを通じて、こどもと保護者、さらには職員の間でお互いの良さを見つけ、認め合う文化を育むことを目指しています。この取り組みでは、一人ひとりにスポットライトを当て、もともともっている良いところを伝えることで、こどもたちが自分に自信を持ち、他者を受け入れる心を育てています。例えば、行動や外見などの些細なことでも積極的に口に出して褒める習慣を大切にしており、この習慣は大人にも広がり、園全体にポジティブな雰囲気を醸成しています。さらに、褒められた側が謙遜せず素直に受け止めるルールを設けることで、自分の価値をしっかりと実感できるよう工夫しており、全員が自己肯定感を高められる環境を提供しています。

・コロナ禍で制限されていた多世代交流の再開に期待し、就学への期待や地域への愛着形成に繋がる活動の展開に期待します
コロナ禍を経て園内での行事や取り組みが徐々に以前の形を取り戻しつつありますが、小学校や高齢者福祉施設との多世代交流がまだ十分に再開されていない点が課題として挙げられます。町内会との繋がりを通じて収穫体験などで地域の方々との交流がおこなわれている一方で、以前のような小学校や福祉施設との連携が途絶えている状況です。こうした状況を改善するために、感染症対策を十分に講じながら、行政とも連携を図り、交流の場を少しずつ再開することを目指しています。このような取り組みを通じて、こどもたちが多世代と触れ合う中で就学への期待を高めるとともに、地域のことを学び、地域に愛着を持つ気持ちを育てられる機会を増やしていくことに期待します。

・こども、保護者、職員から選んで良かったと思える園づくりに努めています
株式会社TKCの運営する、天才キッズクラブという名前は「子どもは生まれながらに天からの才能を授かっている」との考えから、その可能性を引き出すという思いが込められています。日々の保育には園の特徴であるカリキュラムでは英語・ミュージカルを取り入れて、こどもの好奇心を育てています。保護者とは日頃からコミュニケーションを図りこどもの成長を一緒に見守っています。職員は目標を持って保育に取り組み、経験を重ねることで保育者としてのやりがいや魅力を実感できる職場づくりに取り組んでいます。こども、保護者、職員が選んで良かったと思える園を目指しています。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
当園で初めての第三者評価でしたが、福祉サービスの向上を目指す私たちにとって、貴重な振り返りの機会となりました。
 今回、良い評価をいただいたことは継続しながら、改善すべきところは真摯に受け止め、さらなる向上のため園全体で実践していきたいと思います。職員も一人一人が自己評価を行うことで、自分たちの保育や保護者との関わりについて、改めて考える機会になったと思います。
 評価結果については、たくさんの資料に目を通し、施設訪問での見学や聞き取りを元に、園の特徴や取り組みを評価してくださり感謝いたします。
 保護者アンケートでは、多くの方から肯定的なご意見をいただけて、とてもうれしく思います。普段から取り組んでいる保育により、信頼関係が築け、安心してお子さまを預けていただけていると実感しました。
 これからも子どもたちを中心に、保護者、職員、地域、各関係機関の方々の繋がりを大切にし、だれもが安心して過ごせる、毎日笑顔で通いたくなる園づくりを目指していきます。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

保育理念・保育方針はパンフレット・園のホームページに掲載しており、保護者には園の見学時や入園説明会・懇談会にて周知しています。園内には法人の理念・方針「やらせない 教えない 無理強いしない」を掲示して、職員は共通理解して保育をおこなっています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

園長は麻生区の園長会で地域の環境や保育ニーズなどの情報を把握しています。法人は複数の姉妹園がある強みを活かし経営状況を分析しており、園長会議を通じて情報共有しています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

法人は複数の保育園を運営しており、園の運営状況の分析にもとづいて人材確保・人材育成・コスト削減など明確にし、園長会では改善すべき課題を共有しています。園長は職員会にて園長会の報告をおこない、園では水道や電気の使い方の見直しなど光熱費削減に向け具体的な取り組みをおこなっています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

法人では保育理念・保育方針を踏まえた中期計画を策定しており、保育部門の事業計画として、こども・保護者・職員・地域と4つの項目に分けて目標を明確にしています。中期計画では、法人内会議・担当者会議の実施や、園運営プロジェクトに関する内容を明記しています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

単年度計画は中長期計画を踏まえて策定しており、園での年間行事計画や職員研修年間計画など具体的な内容になっています。また、法人では園長が園の収支を把握するための勉強会を実施しています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

園では全体的な計画にもとづき、指導計画・行事計画・保健計画・食育計画・安全計画など作成しており、担当者を中心に活動をおこなっています。職員は担当クラス以外の保育内容や指導計画を共有しており、連携を図り保育をおこなっています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

保護者には入園説明会や年度初めの懇談会にて、保育内容と併せて年間行事予定を周知しています。年間行事に関することなど保護者からの質問を受付けており、保護者が参加する行事にはマークを付けて分かりやすく示しています。また、行事とは別に誕生月のこどもの保護者は誕生日会に参加して、こどもの成長を見たいただく機会にしています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

日々の保育は担任が指導計画の評価・振り返りをおこない、行事後には担当職員が振り返りをおこなっています。職員会議では、振返り結果から改善策など協議し次期の計画に反映させています。園では計画ごとに評価する仕組みを整備しておりPDCAサイクルを回し目標設定を明確にして、保育の質の向上に向けた取り組みをおこなっています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

園では保護者アンケートや意見から、取り組むべき課題を把握して職員と共有しています。職員会議での意見を踏まえて園長・主任を中心に改善策を話し合っています。園は姉妹園がある強みを活かし、他園の取り組みを参考にして保育サービスの改善に努めています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

職務分担表では園長の役割を明確にしており、年度初めに職員の担任クラス・行事担当者・担当する係を周知しています。園内には防火管理者・食品衛生責任者・安全衛生推進者を掲示して、役割と責任を明確化しています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園長は麻生区の園長会や管理者向けの研修にて遵守すべき法令の理解に努めています。法人と連携して取引業者との適正な関係を保持しており、行政関係者とは園長が窓口となり適正な運営に努めています。職員には関係法令や行政からの通知など情報共有し職員が正しく理解できるよう取り組んでいます。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長と主任は保育に参加しながら、こどもや職員の様子を把握しています。また、指導計画・保育日誌の確認や、連絡帳の表現や保育の様子が伝わる内容になっているか最終確認し、必要に応じて助言や指導をおこなっています。園長は職員面談にて、一人ひとりの意見や保育のアイデアを聞き入れ、実現に向けサポートしています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

人事・労務・財務に関することは法人が管理しており、園と連携を図っています。シフト管理は職員の意向を聞きながら、適正に配置するよう調整しています。職員は日々の保育に併せて、行事・環境・製作・備品など役割分担しており、担当表にて各自の作業時間など見える化をして業務の実効性を高めています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

法人が主導して採用活動をおこない、園見学などは園と協働しておこなっています。園内の職員のみが使用する場所には、保育士・看護師の紹介制度のポスターを掲示しています。人材育成に関しては、法人での新任研修やフォロー研修など育成計画に沿っておこなわれ職員定着に向けた仕組みを整備しています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

保育理念「教えない やらせない 無理強いしない」を実践した保育に取り組んでいます。法人では職員のキャリアパス体制を明確にしており、求められるスキルと必要な資格・研修を明確にしています。職員の人事評価は法人と連携し組織的におこなっていますが、昇進・昇格などの基準を職員へ周知することで、将来の姿を具体的に描くことができる体制づくりが期待されます。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

園長は労務管理をおこなっており、職員の有休取得状況や時間外労働を管理しています。法人では有給休暇の他、夏季休暇・誕生日休暇・生理休暇などの休暇制度を取り入れワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みがおこなわれています。また、更衣室には自身でおこなう健康セルフチェック方法のポスターを掲示すなど職員の心身の健康と安全を確保するための福利厚生が充実しており、安心して働ける体制を整えています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

職員は年度始めに目標設定して保育に取り組んでおり、園長とは目標の設定時・中間時期・年度末と面談をして取り組むべき課題に対して助言や指導を受けています。また、職員は評価シートにて、理念・保育方針への取り組み状況・勤務姿勢・社会人としての姿勢・保育の専門性など自身の振り返りをおこなっており、園長と前期・後期と人事評価面談をおこなっています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:a】

研修計画では、法人内研修・園内研修・園外研修など充実しており、職員が資質向上に取り組む機会を確保しています。園内研修では看護師から心肺蘇生法や嘔吐処理など実践的な内容を取り入れており、全職員が参加できるように調整して保育サービスの質の向上につなげています。年度末には研修報告書などから、研修内容の見直しをおこない次年度の計画に反映させています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

職員の経験や資格、研修受講歴を把握・管理しており、一人ひとりの教育・研修の機会を確保しています。法人動画研修は全職員が受講することで共通した保育がおこなえる体制を整備しています。キャリアアップ研修の受講は職員の処遇改善につながることから、職員が平等に受講できるよう配慮しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:b】

実習生を受け入れることは園にとって学びにつながることから積極的な取り組みをおこなう予定です。法人内の受け入れ実績がある姉妹園から、受け入れ時のマニュアルや留意点など共有して受け入れ体制を準備しています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

園のホームページ・園のしおりにて、理念・教育方針・保育内容・環境設備などの情報を公開しています。保護者には重要事項説明書にて苦情受け付け窓口や第三者委員の設置を明記しており、さらに園内に掲示し周知しています。運営委員会では、第三者委員・保護者・法人の経理担当者・園長が出席し会計報告や園の運営を説明し情報公開に努めています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では法人と連携を図り透明性の高い経営・運営に取り組んでいます。事務・経理などは法人の経理規定に従って運営しており、小口現金の取り扱いは毎月法人に報告をしています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画に「地域行事への参加」と掲げており、町内会に加入しこどもの地域との交流を広げるための取り組みをおこなっています。こどもたちは町内会の方々のご協力のもと4歳児はジャガイモを、5歳児は川崎市で古くから栽培されている伝統野菜のらぼう菜の収穫を体験しています。保護者にはドキュメンテーションにて収穫の様子をお伝えしています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:b】

園では中学生・高校生の職業体験の受け入れや、こどもたちと関わるボランティアの受け入れを目指しています。ボランティア受け入れに関するマニュアルの準備を進めています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

園では地域の関係機関や団体との連携に努めており、入園のしおりには嘱託医や緊急時の連絡先を明記しています。事務所には緊急時に備え警察署や消防署の連絡先は目立つ場所に掲示しています。保護者に玄関にお散歩マップを掲示してこどもの活動範囲をお知らせしています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園長は麻生区の園長会や幼保小連携会議などで地域の情報を収集し、少子高齢化など具体的な福祉ニーズや生活課題を把握しています。園の運営委員会では第三者委員と保護者から地域情報を得ており、職員と共有しています。園の見学は随時おこなっており、その際に育児相談を受けるなど子育て家庭を支援しています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では地域の福祉ニーズに応えるため、安定した保育の提供により地域貢献をしています。こどもの戸外活動では、散歩先の公園で地域の方々と一緒にラジオ体操をしたり、園児のダンスを披露したり交流をしています。保護者には地域でおこなわれている子ども食堂やイベントなどの情報提供をしています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

保育理念の「やらせない 教えない 無理強いしない」を掲げ、こども一人ひとりを尊重した保育に努めています。保護者には園のしおりにて、こどもの呼名についてカリキュラムによってファーストネームで呼び合うことを伝えており、お誕生月の誕生日会には保護者が参加して一緒にお祝いするなど、一人ひとりを尊重した保育をおこなっています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

職員はクラス会議にて、こどものプライバシーに配慮した保育について話し合いをおこなっており、おむつ交換や着替えの時は場所の移動やマットを使用して人目に触れないよう配慮しています。また、「人権擁護のためのセルフチェックリスト」にてプライバシー保護について共通理解をして適切な対応に努めています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園のパンフレットはイラストや写真を使用して、保育方針・一日の流れ・年間行事などを記載しています。園見学では園の特徴である英語やミュージカルの保育活動の様子を見ていただけるよう日程の調整をして、希望により保育体験に参加していただいています。園長が見学者の対応をおこない、園内の案内と保育理念・園独自のカリキュラムについて丁寧に応えています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

入園前説明会では重要事項説明書・園のしおりに沿って園の概要や保育内容を説明しており、個別面談ではこどもに関する情報を収集しています。食事に関する面談を0・1・2歳児は栄養士が同席しこども一人ひとりの、離乳食の進め方やアレルギーに関することを確認しています。保護者からは、重要事項、個人情報の取扱いに関する同意書の提出をお願いしています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

園は重要事項説明書にて利用の終了に関する事項を明記しており、保護者に周知しています。転園児への対応は保護者からの申し出により申し送りや健康調査表の必要書類を提出し、こどもの保育の継続性に配慮した対応に努めています。卒園児の集いを毎年開催しており、卒園児の成長を見守っています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

職員はこどもの表情・言葉・行動から達成感や満足感などの気持ちを把握するよう努めています。保護者とは送迎時の会話や個人面談にてコミュニケーションを図り、行事後のアンケートで感想や意見を把握しています。保護者からは「食事に関する要望など直ぐに対応してくれる」「こどもがケガした時など写真にて知らせてくれるので安心できる」と保護者に寄り添った対応を心掛けています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

保護者には重要事項説明書にて苦情・要望に係る相談窓口を周知し、玄関には苦情・要望に対する解決体制の掲示や意見箱を設置しています。ご意見があった際は職員会議で共有し、法人と連携を図り迅速な対応に努めています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

保護者が相談や意見を伝えやすいよう、連絡帳・意見箱・第三者委員の設置など複数の受け付け方法を周知しています。保護者は食事に関することは栄養士、健康に関することは看護師など相談内容により相談者を選択できるよう、玄関には職員紹介を掲示しています。相談時は、時間や場所に配慮して落ち着いて話していただけるよう心掛けています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

園では保護者とのコミュニケーションを円滑にするため、入園説明会にて園独自のハイタッチ挨拶をおこなっていることを説明しています。送迎時には保護者と笑顔でハイタッチ挨拶を交わすことで、気軽に話をしていただける風通しの良い関係を築いています。保護者から相談を受けた際は内容により職員会議で話し合うなど、保育の質の向上に努めています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

園は安全管理マニュアルを整備しており、安全点検チェックリストにより設備や保育室の安全を確認しています。散歩に出かける時には点呼表にて要所で人数確認をおこない、全体を見守る職員を配置するなど安全に戸外活動がおこなえる体制を整備しています。園内に設置している消火器には壁の色に合わせたカバーを取り付け、こどもの手に触れることがないよう安全対策をしています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園は感染症マニュアルを整備しており、感染症の予防策と発生時の対応を明記しています。感染症に関する情報は国や保健所から発信される情報を把握し、職員と共有し正しく理解するための取り組みをおこなっています。保護者には重要事項説明書にて、登園許可書が必要な感染症や急病時の園での対応を周知しています。保健だよりでは、体調管理や衛生に関する情報をお伝えしています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

災害時対応マニュアルを整備して、毎月の避難訓練では地震・火災などさまざまな災害を想定しておこなっています。避難訓練では消火器・ヘルメット・非常用の持ち出し袋・備蓄品の点検をおこない、ミネラルウォーターやミルクの賞味期限の確認をしています。保護者には重要事項説明書にて、避難場所や緊急時の伝言方法を周知しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

職員は実践マニュアルにもとづき、こどもへの対応に差異がないよう情報共有して保育に努めています。法人ではオンラインを活用した法人内研修が充実しており全職員が受講できるよう調整し、保育の質の向上に努めております。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

クラス会議では、指導計画の評価・振返りをおこなっており、こどもの様子やクラスの状況に合わせて保育内容やアプローチを見直しています。職員会議では担任が中心となりクラスごとの保育の振返りをおこない、全体で情報共有しています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:a】

入園時に保護者から提出された児童票からこどもの成長過程を把握し、こどもの姿を見て乳児は個別指導計画を、幼児は個別発達記録を作成しています。離乳食の進め方やトイレトレーニングは、こどもの発達に合わせて、保護者と連絡・相談のうえ家庭と連携しておこなっています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

指導計画はクラスの様子やこどもの姿から期ごとに評価・反省をおこなっており、担任会議には栄養士も参加し意見交換をしています。0歳児の給食会議ではこども一人ひとりの発達に合わせて柔軟に対応しており、離乳食の完了まで丁寧に対応しています。年間指導計画は担任と連携を図り、園長・主任で見直をおこなっています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

こどもに関する記録は園で統一した様式に、こどもの成長と保育者の関わりを記録しています。記録する職員により記録内容や表現に差異がないよう、肯定的な言葉の使用や、記号や個人名は使用しないなどルールが決められています。職員間での早番・遅番の引き継ぎは伝達ボードやメッセージアプリを用いて情報共有しています。保育室には遅番の「先生にお願いしたいこと」を掲示しており、翌日の保育が円滑に始められる環境を整備しています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

個人情報の取り扱いに関する規定を整備しており、個人情報が記載された書類は鍵付きの書庫にて管理しています。職員は入職時に個人情報保護規定を遵守する誓約書を提出しています。保護者には重要事項説明書にて個人情報の取り扱いを説明し同意書の提出をお願いしています。また、保護者が行事などで撮影した写真や動画の取扱いに関しては、SNSなどに掲載しないように注意を促しています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画は、児童憲章や児童の権利に関する条例の趣旨を踏まえた内容としており、保育所保育指針に示される「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を目指しています。この計画は、保育所の理念や方針をもとに、こどもの発達過程を年齢ごとに設定し、長時間保育や地域の実態を考慮した上で作成しています。また、計画の作成にはリーダー層を中心とした職員が参画し、年度末には計画内容を評価・検討して次年度に反映しています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

こどもが心地よく過ごせる環境を整備するために、多岐にわたる取り組みをおこなっています。保育者がそばに寄り添うことで、食事や午睡の際に安心感を与える工夫をし、こどもたちがリラックスして過ごせるよう配慮しています。また、おもちゃや午睡マットの消毒や清掃は毎日実施しており、特に感染症が流行する時期には看護師の指示のもとで適切な消毒をおこなっています。さらに、保育室の温度管理については職員間で密に連携し、こどもが快適に感じられる体感温度を維持しています。安全面にも十分な配慮をしており、年齢に応じたおもちゃの選定をおこなうだけでなく、活動中の事故防止のために衝突防止マットも設置しています。加えて、パーテーションを活用することで、こどもが安心して好きな遊びに集中できるような空間作りにも力を入れています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

一人ひとりのこどもを受容し、こどもの状態に応じた保育を実践しています。入園時や日々の保護者とのやり取りを通じて、こどもの発達や家庭環境を把握し、その情報を毎月の計画に反映しています。こどもが安心して気持ちを表現できるよう、ゆったりとした保育の流れを大切にしながら日々の活動に取り組んでいます。トラブルが発生した際には寸劇やイラストを用いて、謝罪や感謝の重要性をこどもたちにわかりやすく伝える工夫をおこなっています。普段の活動を通じて得意なことや興味を把握し、それを保育者間で共有することで、こどもの個性や可能性を伸ばす保育を展開しています。また、職員向けの研修では、こどもに対してせかす言葉や制止する言葉を控える配慮について学ぶ機会を設け、保育の質を向上させるための取り組みを進めています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

基本的な生活習慣を身につけるための環境整備と援助を積極的におこなっています。着替えや片付けなどの日常の場面では、こどもが自分でやってみようとする気持ちを尊重し、成功した際には大いに褒めることで意欲を育てています。また、異年齢交流を取り入れることで、年上への憧れや年下のお世話を経験させ、自主性の促進につなげています。トイレトレーニングでは、絵本や掲示物を活用や、トイレまでの動線を電車のレールに見立てるなどの工夫をおこない、家庭と連携しながら進めています。さらに、午睡の時間には、眠れないこどもには絵本を読む対応や、時間をずらす柔軟な対応を取り入れることで、こども一人ひとりの状態に合わせた保育を実践しています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

こどもが主体的に活動できる環境を整備し、生活と遊びを豊かにする保育を展開しています。毎月のクラス会議をもとに、こどもが自由に遊びを選べるコーナー遊びの環境を整えるほか、毎日近隣の公園への散歩を通じて自然とのふれあいや十分な身体活動の機会を提供しています。また、地域の畑での野菜収穫体験や地域の人々と触れ合う機会を設けることで社会体験を促進しています。さらに、制作活動では多様な素材を用意し、こどもが自由な表現を楽しめるよう配慮しており、散歩の際には交通ルールを学ぶことで社会的な態度を育む機会を取り入れています。サマーキャンプやダンス、ミュージカル、体操などの活動を通じて、こどもたちが豊かな体験を得られるとともに多様な表現活動を楽しめるよう工夫しています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

0歳児保育では、養護と教育が一体的に展開される環境づくりを重視しています。クラスの担当保育者を固定し、抱っこや優しい声かけを通じて愛着関係を築くことで、こどもが安心して過ごせるよう配慮しています。また、日々の保育において応答的な関わりを大切にし、こどもの表情や反応に丁寧に寄り添いながら、その時々のニーズに応えています。アプリで家庭と密に連携を取り、食事や睡眠などの場面でこどもの一人ひとりのペースを尊重しています。おもちゃには柔らかい素材や音が鳴るものを取り入れ、感触や視覚、聴覚を刺激する工夫をしています。食事の際には手作りの台を活用し、足がつきやすい安定した姿勢を保てるようにしながら、こども一人ひとりに合わせた環境整備をおこなっています。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

1・2歳児の保育では、養護と教育が一体的に展開される環境を整えています。こどもの気持ちを尊重し、抱っこを求めた際には柔軟に応じつつ、他児が遊んでいる場面では一緒に遊べるよう配慮し、社会性の発達を支えています。また、トイレトレーニングではこどものタイミングに寄り添い、無理強いを避けることで自立心を育むよう努めています。おもちゃの取り合いなどのトラブルが発生した際には、こどもの気持ちを聞き取りながら仲立ちをおこない、適切な対応をしています。さらに、園での様子について家庭と密に連携し、保護者との相談やサポートを通じて、こどもの成長を見守る体制を整えています。加えて、年長児との交流を取り入れ、下のクラスのこどもが「自分もできるようになりたい」という意欲を育む取り組みをおこなっています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

3歳以上児の保育では、養護と教育が一体的に展開される環境づくりを実践しています。制作活動では、さまざまな技法や画材を用いることで、こどもの好奇心や興味関心を引き出す工夫をおこなっています。また、ピアニカや体操などの活動を通じて友だちと協力しながら目標に向かって取り組む経験を重ねることで、協調性を育んでいます。さらに、サークルタイムや朝の会では、自分の意見を発表する機会を設けることで、こどもの主体性や表現力を養っています。園行事や日々の散歩を通じて自然とのふれあいを楽しむ中で、健康な心と体をはぐくむ取り組みも進めています。保護者や地域への共有については、懇談会や保育参観、動画や写真を活用するなど、協同的な活動の成果を積極的に発信しています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

障がいのあるこどもが安心して生活できる環境を整えるために、さまざまな取り組みをおこなっています。園内はバリアフリー構造で、エレベーターや多目的トイレを設置するなど、こどもの特性に配慮した環境を整備しています。また、個別指導計画をクラスの指導計画と関連づけることで、こども同士の関わりを大切にしながら、共に成長できる保育を実践しています。保護者との連携を密にし、必要に応じて医療機関や専門機関からの相談や助言を受ける体制を整えています。職員は研修を通じて障がい児保育に関する知識を深めるとともに、職員会議や園内のシステムを活用して情報共有を図り、保育の質向上に努めています。さらに、クラス会議では気になるこどもの状況について話し合いを重ね、具体的な支援方法を検討しながら、より良い保育環境を提供する取り組みをおこなっています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

こどもの在園時間を考慮し、保育環境や内容に配慮した取り組みをおこなっています。特に長時間在園するこどものストレスを軽減するため、家庭的でゆったりとした雰囲気を大切にし、スキンシップや温かな関わりを意識した保育を実践しています。また、延長保育時には補食や夕食を提供し、生活リズムに配慮した食事の工夫を取り入れています。保育士間の引継ぎにおいては、口頭や引継ぎボードを活用し、その日のこどもの様子や重要な伝達事項を共有するとともに、翌日の担当者へ確実に引き継いでいます。さらに、異年齢保育時には可動式のサークルやコーナー分けをおこなうことで、安全で落ち着いて過ごせる環境を整えています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

小学校との連携や就学を見通した計画にもとづく保育をおこなっています。全体的な計画には小学校との連携事項を記載しており、5歳児の年間指導計画では卒園までに身につけておきたいことを保育者が支援する内容が盛り込まれています。また、麻生区の幼保小連携の取り組みとして意見交換を実施し、情報共有を進めることで保育の質を向上させています。こどもたちには毎日自学自習の時間を設けることで、読み書きや椅子に座る習慣を養い、当番活動を通じて役割を果たす経験を重ねる中で自信を育むよう支援しています。さらに、保護者には懇談会を通じて就学に向けた取り組みを共有し、小学校見学の機会を設けることで、こどもたちが就学後の生活を具体的にイメージしやすいよう配慮しています。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

こどもの健康管理を適切におこなうため、さまざまな取り組みを実施しています。日々の健康観察では、保護者からアプリや登園時の会話を通じて情報を収集し、園内の情報共有アプリで迅速な対応を図っています。また、予防接種情報については入園時に確認し、年に一度の更新を保護者に依頼しています。SIDSに関する知識は園内研修で職員全体に周知し、年齢に応じた午睡時のチェックをおこない、その記録を徹底しています。さらに、保護者には川崎市が提供する資料を活用し、健康情報を広く周知しています。健康管理マニュアルや保健計画を基に、怪我が発生した際には保護者にアプリを通じて状況を共有し、適切な対応を取っています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

健診結果は川崎市指定の用紙に記録し、職員には情報共有アプリや口頭で共有することで速やかに対応しています。また、保護者には連絡帳アプリや健診結果用紙を通じて結果を伝達し、必要に応じて個別に説明をおこなっています。歯磨き集会では、年齢に応じた歯磨き方法や生活習慣について指導をおこない、夏には熱中症予防、秋冬には手洗いや咳エチケットに関する集会を開催するなど、季節ごとの健康教育にも力を入れています。さらに、0歳児健診時には嘱託医から感染症予防に関する助言を得て、保健衛生管理にいかす取り組みをおこなっています。これらの取り組みを通じて、こどもの健康を守り、安全で健やかな生活が送れる保育環境を実現しています。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

アレルギー疾患や慢性疾患のあるこどもに対しては、法人統一のアレルギー対応給食マニュアルにもとづき、かかりつけ医の診断や生活管理指導票の内容を踏まえた対応をおこなっています。年に2回、保護者、園長、栄養士が面談を実施し、こどもの健康状態や生活状況を把握しています。また、誤食防止のために食器の色を変える工夫を取り入れ、調理担当からクラス職員に至るまで複数段階で確認を徹底しています。さらに、保護者には月ごとに献立表を事前配布して確認を得ることで、食事内容に関する情報共有を図っています。職員はキャリアアップ研修やエピペン研修を受講し、アレルギー対応に必要な知識やスキルを習得し、こどもたちが安心して過ごせる環境を提供しています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

こどもが食事を楽しむことができるよう、さまざまな工夫をおこなっています。保育士と栄養士が連携し、年齢や個々の発達に応じた食育活動を計画し、食材に触れる体験や調理活動を通じてこどもの食への興味を育んでいます。5歳児には包丁を使った調理、4歳児には玉ねぎの皮むきといった発達に応じた活動を実施しています。給食は食欲や個人差に合わせて食事の量を調整しながら、無理強いせず、こどもが自分のペースで好きなものから食べられるよう配慮しています。また、家庭との連携も重視し、連絡帳やドキュメンテーション、園だよりを通じて食育の様子を伝えるとともに、献立のレシピを紹介しています。さらに、行事食や季節の食材を積極的に取り入れることで、こどもたちに食の楽しさを伝える取り組みを充実させています。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

こどもが安心しておいしく食べられる食事を提供するため、さまざまな工夫をおこなっています。季節感を大切にした献立を取り入れ、七夕には星型ゼリー、夏まつりでは屋台メニュー、クリスマスにはサンタの顔のケーキなど、行事食を通じてこどもたちが食事を楽しめるよう配慮しています。また、給食室の職員は喫食状況を観察し、喫食簿をもとに毎月の給食会議で報告し、その内容を改善に活用しています。さらに、旬の食材やフルーツを積極的に取り入れることで、こどもたちに新鮮で安心して食べられる給食を提供しています。加えて、川崎市給食の手引きやアレルギー対応マニュアルを活用し、衛生管理を徹底することで、安全で楽しい食事時間を実現しています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では連絡帳アプリを通じて家庭での様子や食事・睡眠に関する情報を共有し、保育園での成長エピソードも保護者に伝えています。また、年に2回の懇談会や個人面談を通じて、保育やカリキュラムの意図を保護者に説明する機会を設けています。園だよりでは保育目標を発信し、日々の保護者との会話で共有が必要な情報については記録を取り、クラス会議や職員会議で職員全体に共有しています。さらに、誕生日会では誕生児の保護者を招待し、こどもの成長を共に喜ぶ場を提供しています。これらの取り組みを通じて、家庭と園が一体となり、こどもの生活がより豊かで充実したものとなるよう努めています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

保護者が安心して子育てをおこなえるよう、支援体制を整えています。送迎時には積極的に保護者とコミュニケーションを図り、こどもの様子だけでなく、子育てに関する悩みや就労状況についても丁寧に聞くことを心がけています。また、保護者の都合に合わせて電話やオンライン会議での相談を受けるほか、保護者の就労状況に応じて、保育時間の柔軟な調整にも対応しています。さらに、保護者の相談内容に応じて保育士のほか、栄養士、看護師が同席し、専門的な視点から支援を提供するとともに、療育機関や保健師とも連携し、こどもの成長を共有しながらサポートをおこなっています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

家庭での虐待や権利侵害の早期発見と予防に努めています。登園時の視診では、こどもの体の外傷や不自然なけがを観察し、心身の状態を把握するよう心がけています。疑わしい場合には速やかに園長や主任に報告し、職員会議で全体共有をおこなう体制を整えています。また、麻生区の保健師や保育課、児童相談所と連携し、適切な対応を進めています。園内では児童虐待対応マニュアルを整備し、発見時の対応や予防策を明文化しており、職員に対しては毎年研修を実施して不適切保育やこどもの人権に関する理解を深める取り組みをおこなっています。さらに、保護者への対応では、園長や主任が保護者の悩みを丁寧に聞き、精神面や生活面での支援を通じて虐待の予防に努めています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

保育士が主体的に自己評価をおこない、保育実践の改善と専門性の向上に取り組んでいます。指導計画にもとづいてクラスごとに話し合いをおこない、こどもの心の育ちや意欲、活動の過程に配慮した振り返りを実施しています。年に2回の自己評価後には園長との面談をおこない、保育内容やこどもの成長について振り返る機会を設けています。また、研修で得た知識は職員会議やシステムを通じて全職員に共有され、保育の質向上に役立てられています。さらに、自己評価の内容は次年度の目標設定にも反映され、園長からの評価コメントとともに具体的な改善策が記載され、より良い保育環境の実現に向けた取り組みを進めています。