小向さくら保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 小向さくら保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 120(119) 名 |
所在地 | 212-0004 川崎市幸区小向西町3-52-3 |
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TEL | 044-511-6555 | ホームページ | https://shafuku-doujinkai.or.jp/facility/nursery-school/komukai-sakura |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2016年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 同塵会 | ||
職員数 |
常勤職員:25 名
非常勤職員:12 名
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専門職員 |
保育士 園長:1 名
保育士 主任・副主任:2 名
保育士:32 名
看護師:1 名
管理栄養士:1 名
調理員:4 名
子育て支援員:1 名
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施設・設備の概要 |
0、1、2歳児室:3
3、4、5歳児室:3
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:4
事務室:1
職員休憩室 :1
子育て支援室:1
遊戯室:1
木造2階建て :建物延べ床面積 979.64㎡
園庭:321.83㎡
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【保育理念】 児童福祉法の基づき、人権や主体性を尊重し、自ら伸び行く可能性を信じてお子様のために誠意の限りを尽くします 子どもが現在をもっともよく生き、一生を通じて学び続ける姿勢を持ち、幸せな人生を送るための土台を築いていきます 【保育方針】 ・一人ひとりを大切にする保育 ・モンテッソーリ教育、英語教育(5歳児)の実施 ・子どもたちの主体性を育て、意欲的に取り組めるような保育と環境の充実 ・子どもたちの意欲が湧き出てくるような豊かな遊びや体験、絵本を大切にする保育 ・子ども同士の豊かな人間関係が育つ異年齢交流保育(3・4・5歳児) |
【立地および施設の概要】 小向さくら保育園は、JR川崎駅からバスで15分、バス停「東芝前」近くの住宅地に位置しています。公立保育園から社会福祉法人同塵会に移管され、新園舎のもと2016年に開園しました。0~5歳児120名定員で、現在119名が在籍しています。 隣接して小向第4公園があり、園庭は主に0~2歳児、公園は3~5歳と分けて、日常的に戸外遊びに利用しています。他にも近隣に公園が点在し、散歩に訪れています。 2階建て園舎の1階にはホールと図書コーナー、2階にはランチルーム兼遊戯室があり、雨の日もマットや鉄棒等で身体を動かして遊べるようになっています。 【園の特徴】 園目標は「健康で明るい子」「友だちと喜んで遊び、友だちを大事にする子」「豊かな心を持ち自分で行動できる子」とし、理念とともに毎月の園だよりに掲載しています。 「自ら育つ力」を育てるためにモンテッソーリ教育を取り入れ、英語に親しむため5歳児に月3回の英語教育を実施しています。 地域の福祉ニーズにもとづいて、一時保育を実施しています。利用者は1日あたり10名、緊急時2名で受け入れています。 |
評価実施期間 | 2022/05/20(契約日) ~2023/01/27(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2017年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 1.一人ひとりの子どもの状況や思いを大切にする保育 保育室内は、絵本、ままごと、積木、車や列車等のいくつかのコーナーに分かれ、子ども自らが好きなコーナーで遊べるようになっています。コーナーには発達を促す手作りおもちゃを多数そろえて、職員が子どもの興味を引き出して、主体的に遊べるような環境を作っています。 子どもの状況や気持ちに配慮して、散歩に行きたくなければ事務所で本を読んだり、職員が1人残ったり、別のクラスに入るなどの対応をしています。 園庭から保育室に入るときも、それぞれの子どもの様子や思いを受け止めて時間をずらしています。食事もクラスで一斉に始めるのではなく、準備ができたグループから食べ始めます。食べるのが遅い子どもにも、急がせることはしないようにしています。 2.子どもが健康の大切さを理解するための取組 看護師が、健康教室で「爪は伸びていないかな」「体の仕組みを知る」「ガラガラうがいで風邪退治」「たべものは体のどこを通るの」などのテーマで子どもたちに話しています。子どもたちが、手洗いやうがい等がなぜ必要なのかが納得できるようになっています。 食物アレルギーや離乳食の段階に関して、園では誤食をしないように、一人ひとりの子どもが食べ始める前にも声出し確認をするなど細心の注意をしています。食物アレルギーのある幼児は、職員が付き添って調理室まで自分の食事を取りに行きます。自分で自分の健康を守るためにはどうすればよいかを認識できるようにしています。 3.保護者意見を取り入れた造形プロジェクトの立ち上げ 年度末の保護者アンケートで、クラスによる制作の取り組み方に違いがあるという意見を受け、今年度は各クラスから職員の代表を出して、造形プロジェクトを始めました。メンバーが学習をした結果を検討して、園全体の造形活動の活性化、充実につながっています。その成果のためか、子どもたちが表現することを大切にした、創造性のある作品が多く見られるようになっています。運動会のために作成した立派な大漁旗がホールに飾ってあります。 4,保護者への丁寧な情報提供 年度始めに全保護者対象に「保育説明会」を行って、園の方針、取組等を伝えています。年度末に行った保護者アンケートの「結果とご意見」とそれに対する園の回答も詳しく伝えています。 日々の子どもの様子の伝達は、連絡ノートだけでなく送迎時の会話を重視し、エピソードや子どもの良いところを伝えるようにしています。 5.人事考課や人材育成計画と連動した人事基準の構築 職員一人ひとりの自己評価票に基づき、園長との面談で成果や課題を共有して評価が行われていますが、評価の基準は職員に周知されていません。人事基準は職員のモチベーション向上にも重要なため、具体的な「期待する職員像」を明示し、人事考課や人材育成計画と連動した人事基準の構築が期待されます。 6.中・長期計画の策定 理念・方針の実現に向けた中・長期計画が策定されていません。経営環境と経営状況を踏まえた中・長期計画および中・長期計画の内容が反映された単年度の事業計画を策定して、職員と定期的に評価・見直しをしながら進めることが期待されます。 |
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小向さくら保育園は、設立後7年になりました。設立当初から「児童福祉法に基づき、人権や主体性を尊重し、自ら伸び行く可能性を信じてお子様のために誠意の限りを尽くします」「子ども達が現在をももっともよく生き、一生を通じて学び続ける姿勢を持ち、幸せな人生を送るための土台を築いていきます」という法人の保育理念を基本にしながら、子どもへの言葉掛けや食事など様々な対応についてどのようにして行ったら良いのか、一つひとつについて、職員で考え確認しながら運営をして参りました。 ここ数年は、保育の専門性について計画的な研修の受講を意識して深い学びを意識して参りました。また園が特色としているモンテッソーリ教育についても、園内外の研修を重ね、園内での取り組みについて充実を図っています。 今回の自己評価を通して、資料読み込みの段階から、多岐にわたる分野について、客観的に保育や環境について職員で見つめ直す貴重な機会となりました。 また、自分達では気づくことがなかったことについて評価機関の方から評価を頂き、励みとなりました。また保護者の皆様にもアンケートにご協力頂きありがとうございました。この貴重な機会を通して、良いと評価して頂いた事については自信を持ち取り組み、さらなる改善が必要な点については、今後、改善を図り今後の保育に繋げて行きたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の保育理念、運営方針、保育方針はホームページ、重要事項説明書に掲載し、毎月保護者に配付する園だよりの冒頭に掲載しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月1回の運営法人の幹部会では、社会福祉事業全体の動向、法人の経営状況や課題の報告があり、園長が出席して把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人の幹部会で経営環境や財務状況を把握・分析し、課題については理事や各施設長間で共有しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・中長期計画を策定していません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:c】 ・単年度の事業計画として、保育の内容、クラス目標、行事計画は策定していますが、中長期計画が策定されていないため、中長期的展望に立ったものではありません。また、数値目標や具体的成果の設定を行えるような書式となっていません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:c】 ・単年度の事業計画は、職員の意見の集約として策定されていません。あらかじめ定められた時期・手順にもとづいた評価もしていません。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・4月の園だよりとともに、年間行事予定を保護者に配付しています。毎月の園だよりには、当月と翌月の行事予定を掲載しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・指導計画は、ねらいに対して必ず振り返りを行い、クラスだけでなく乳児・幼児会議で評価・見直しをし、次の計画を立てています。園長・主任のチェックも受けています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者アンケートの結果をクラスごとに集計して検討し、クラスの課題を明らかにしています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育理念、方針を全体的な計画、重要事項説明書や園だよりで明確にしています。さらに業務分担表や運営規程に園長を含む各職位の職務内容や責任を明文化し、職員会議で職員に周知しています。また、運営規程は、玄関に置き、園長の役割と責任を広報しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、児童福祉法等の福祉関連法令のほか労働・防災・環境関連法令、保育所の理念、方針や諸規定、社会ルールや倫理を十分理解し、利害関係者と適正な関係を保持しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、日々の保育の様子や各種計画の作成と反省、振り返りを通して保育の質の現状を評価、分析しています。これに加え、行事や年度末のアンケート、職員の意向調査票も参考に課題の抽出を行い、改善に向けて職員と一緒に取り組んでいます。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、幹部会議の資料に基づいて、人件費比率、年休取得率や収支状況の具体的な数字を参考にして、園の現状を分析しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・人員体制については、ゆとりある保育を実施することを目指し、川崎市の職員配置基準を上回る保育士の配置を実現しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像等」や人事基準は明文化されていません。また、処遇改善の分析は運営法人が行っています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員の労務管理関係の数値を把握し、課題の分析や解決に役立てています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・人材育成計画書に「期待する役割・姿勢」「保育実践に必要な専門的知識・技術」「資質の向上(研修)」が記載されています。さらに、職員が目標管理シートを用いて目標管理をする仕組みが構築されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像」は明文化されていませんが、人材育成計画書に経験年数ごとの「期待する役割・姿勢」「保育実践に必要な専門的知識・技術」「資質の向上(研修)」を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育室に入って職員一人ひとりの保育姿勢や知識、技術水準を把握し、さらに専門資格の取得状況も把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「実習生受入れマニュアル」があり、その中で「未来の保育士を不安にさせない」という基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念、基本方針や保育内容は、重要事項説明書で公開されています。また、園の決算情報は決算書として玄関に置き、誰もが手に取れるようになっています。また、運営法人の決算情報は、WAMNETに公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・管理規程があり、その中に事務関係の決裁区分一覧表があり、権限と責任を明確にしています。一方、経理規程で経理関係や取引関係の権限と責任を明確にしています。いずれも、職員がいつでも手に取れるところに保管しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営方針や全体的な計画に、地域との結び付きを重視した運営を行うことを明記しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れマニュアルがあり、受け入れの意義、受け入れの姿勢や体制が細かく明記されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・緊急連絡先(消防、警察等)は掲示、病院、区、保育園、学校、療育、警察等の連絡先一覧が事務所に置いてあり、ミーティング等により職員間で共有しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一時保育、認可保育園園長会、幼保小連絡会、要保護児童対策地域協議会等を通して、地域の福祉ニーズを把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・福祉ニーズにもとづいて、一時保育を実施し、利用者は1日あたり10名、緊急時2名で受け入れています。地域子育て支援として重要事項説明書、全体的な計画で明示しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念に「人権や主体性を尊重し、」と子どもを尊重する旨を明示し、毎月の園だよりの冒頭に掲げています。子どもを尊重した保育の実施について、職員には研修のほか会議で確認しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育のマニュアルの中に、プライバシー保護についての記載があります。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のパンフレットを区役所に置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では、重要事項説明書にもとづいて保護者に説明しています。紙オムツ代を園で徴収することにしたときには、クラス懇談会で説明し、欠席者には書類を配付しました。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・転園する際には引継ぎ書を作り、すこやか手帳と一緒に保護者に渡しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は子どもの状況や安心しているか、楽しんでいるかを把握し、保育日誌や指導計画の振り返り欄に記入し、次の保育展開につなげています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情対応規程に、相談・苦情受付担当者は主任、苦情解決責任者は園長、第三者委員2名の苦情受付解決体制を明示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書には、相談・苦情受付担当者、苦情解決責任者、第三者委員2名の連絡先と、受付方法(面接、電話、文書等)を記載しています。園だよりでも、運営に関する問い合わせ先として、川崎市こども未来局保育事業部保育第1課の連絡先を載せています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や送迎時に保護者から意見があったときには担任がすぐに対応し、場合により園長・主任に相談した上で対応することもあります。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントの責任者は園長で、看護師が事故やケガに対応しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策については、園長が責任者で、看護師が対応しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・ハザードマップにより、多摩川の氾濫時の垂直避難地域になっており、2階への垂直避難訓練をしています。避難確保計画、自衛水防組織、土嚢を備えています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法であるマニュアルには子どもの尊重やプライバシー保護について明示しています。会議の中で問題が生じたときには、マニュアルを読み直しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルの検証・見直しを年度末および随時行うことは組織として決まっており、定期的および随時実施しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時には児童票、生育歴、健康診断等の書類を提出してもらい、面接を行って、子どもの身体状況や家庭・生活状況、子どもと保護者のニーズを把握しています。入園後の経過記録として、3歳までは毎月、3歳以後は期ごとに作成し、ニーズを把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しについては、非常勤職員も出席する乳児会議・幼児会議で検討しています。指導計画の内容は乳児会議・幼児会議、ミーティング等で職員に周知しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの様子や状況は、保育日誌や指導計画の振り返り欄に記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人情報保護法にもとづいた園の個人情報保護規程があり、記録の保管、保存、廃棄、情報開示の対応について規定しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は児童福祉法、保育所保育指針等の趣旨にもとづき、人権や主体性を尊重し、園の保育理念、運営方針、保育方針、保育目標のもとで作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内は窓が大きく明るく採光がとれ、風通しが良く換気されています。エアコンや加湿器に加え、0~2歳児の保育室を含む一階には床暖房が設置され、快適な温度・湿度に保たれています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園前に新担任が保護者から直接家庭での様子を聞き、一人ひとりの子どものペースに合わせて保育をしています。指導計画には個別の配慮事項を記入しています。家庭での状況は、0~2歳児は主に連絡ノートで、3~5歳児は送迎時に保護者から口頭で情報を得てその日の子どもの状態を把握しています。また、これらの情報を職員間で共有することに努めており、子どもとの信頼感の醸成に結びつけています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの生活の様子や発達に応じて、声がけや援助の仕方を変えています。出来ないことを無理に求めないで、目標を一つ一つ設定して着実に習得することを心がけています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・自分で遊びたいおもちゃを自由に取り出して遊べるようになっています。おもちゃや絵本は子どもの発達や興味に合わせて定期的に入れ替えています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・畳のコーナーがあり、昼食前や夕方でも、眠くなればすぐに寝かせられるようになっています。子どもの目線におもちゃを置いて、手に取れるようにしています。保育室の外に、マットを敷いた0歳児専用のベランダがあり、すぐに園庭に出られて、ゆっくり靴が脱ぎ着できたり、遊んだりできるようになっています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、子どもが自分でやろうとする姿を見守り、できたところは「上手、上手!」と十分に誉めて意欲を高めるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3~5歳児は、年齢別にクラスを分けていますが、それぞれの部屋を自由に行き来して、各クラスのおもちゃ等自由に使用できるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・外にはスロープがあり、園内はなるべく段差の無い設計がされており、車いすの利用が可能なトイレやエレベータも設置されています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの状況を考慮し、子ども主体で無理なく過ごせるように生活のリズムを大切にしています。延長保育を行う子どもも含め長時間にわたる保育に備え、毎日同じ生活の流れにして生活のリズムを整え安心して過ごせるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画や5歳児の指導計画に、小学校との連携や就学について記載され、就学について意識して保育をしています。幼児期の終わりまでに育って欲しい項目を念頭に入れ、就学への期待を持ち、自覚や自信を持って意欲的に活動する、生活リズムを自主的に整える、達成感や自信を持って心の安定を得る、文字、数字、時間、空間に関心を持つなどの保育を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアルに基づいて子どもの健康状態を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断は、0、1歳児は2か月に1回、2歳児以上は年3回、歯科健診は年1回行って記録し、関係職員 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対して、厚生労働省ガイドラインや「川崎市健康管理マニュアル」に沿って対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画や食育年間計画に、食に関する経験ができるような取組の計画をたてています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の場合は、保護者、栄養士、担任が相談して、離乳食の段階を一人ひとりの計画表を作って提供しています。提供時には、間違えないように職員が声に出しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児は連絡ノートで、園の様子や家庭の様子を細かく記載して情報交換しています。誉めることやケガは、送迎時に口頭で伝えることにしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々のコミュニケーションを大切にして、褒めることやケガは、連絡ノートだけでなく送迎時に必ず口頭で伝えるようにして、信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの様子は、クラスの職員だけでなく看護師も毎日観察して、変わった様子があればすぐに園長・主任に報告し、アザ等があれば写真に撮るようにしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育士は、クラス内や乳児会議・幼児会議の中で保育実践の振り返りを行って、日誌や指導計画の評価・反省欄に記録しています。 |