小学館アカデミーつなしま保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 小学館アカデミーつなしま保育園 | 評価対象サービス | 2024~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60(57) 名 |
所在地 | 222‐0001 横浜市港北区樽町2-13-27 |
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TEL | 045-542-1521 | ホームページ | https://hoiku.shopro.co.jp/hoiku/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2013年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社小学館アカデミー | ||
職員数 |
常勤職員:16 名
非常勤職員:5 名
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専門職員 |
看護師:1 名
管理栄養士:1 名
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施設・設備の概要 |
居室数:保育室6室、ラーニング1室、事務所
設備等:給食室、ライブラリー、園庭
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「あったかい心」をもつ子どもに育てる あったかい心とは・・・愛情・信頼・承認・思いやりの気持ちを持ち、 その気持ちのこもった行動が素直に表現できることだと、小学館アカデミーは考えます。 【8つの基本方針】 ・「思いやり」の気持ちを大切にします ・「生きる力」を大切にします ・「主体性」を大切にします ・「好奇心」が伸びる環境を大切にします ・「経験」「体験」を大切にします ・一人ひとりの「得意」を大切にします ・「ことば」の美しさ、楽しさを大切にします ・「地域との関わり」を大切にします |
・ビオトープが設置された園庭があり、1年を通して四季の変化を感じながら、植物の観察、虫取り、木登りと自然あそびを中心に取り組んでいる。またボール遊びや遊具(三輪車、竹馬、シャボン玉)を使った遊びや鬼ごっこなど戸外で体をのびのびと動かした遊ぶことができる。 ・ワクワクで満たされる保育園をテーマとし、子どもの気づきや興味関心から遊びを展開していくことを大切し、遊びから生活まで子ども主体の保育、自分で考えて行動できる子を育てることを意識した保育を目指している。 ・幼児クラスでは運動遊びの「げんきっず」、異年齢保育の「なかよしデー」、自然、運動。造形の遊びの中から自分がやりたい活動を選択することができる「わくわくキッズ」など異年齢で交流したり、子どもが主体的に活動に取り組める工夫をしている。 ・えいご遊び、運動(ラグビー、バスケット、サッカー)、サイエンスショー、オーケストラなどプロの専門家を招待し、子どもたちの五感を刺激する企画も毎年、多く取り入れている。(地域の未就学児も参加できる) ・食育活動では全年齢で工夫した取り組みを計画しており、栄養士、保育士が連携し、子どもたちが食に興味を持てる内容は好評頂けている。 |
評価実施期間 | 2024/04/30(契約日) ~2024/12/27(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 5 回(令和元年度) |
特長や今後期待される点 | 特長 ・地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている 園では地域の福祉ニーズにもとづいて、子育て支援事業の拡大を目指し人形劇や季節の行事、サイエンスショー、歌とふれあい遊び、園庭開放などを実施して地域貢献に関わる活動をしている。区からの依頼でベビーステーションとして、授乳、オムツ替えなども実施している。また、有事の災害に備えて備蓄品は3日分を準備し、近隣3園と地域連携ができるよう地元地域住民などとの話し合いをし、さらに外部との連携を図り子育て相談や防災訓練など、地域コミュニティとの関係強化や街づくりなどに貢献できるよう取り組んでいる。園および園児と地域との交流としては、ボランティア受け入れ、小学生との交流、老人ホーム、警察、消防署との交流などを実施している。必要に応じて、療育センターや児童相談所など地域の社会資源と連携して子どもや保護者のニーズに配慮・対応している。行事やイベントを情報機関誌に乗せており、それをもとに地域住民が園主催の地域交流会、お誕生日会、子育て相談などへの参加、また小学校や中学校との交流もある。 ・職員による保育活動の工夫をしている 画一定な保育とならないように、園の中で職員が得意な遊びや運動などを生かし3人のトレーナーをつくり提案をする「わくわくキッズDAY」という活動日を設け、様々な遊び(活動)から子どもたちがやりたい活動を自分で選び参加できるようにしている。活動は①うんどう②ぞうけい③しぜん・りか④音楽⑤英語⑥食育など多岐にわたる幼児のたてわり保育活動になっている。 今後期待される点 ・園の独自性を発揮した保育を実施し、園児獲得および人材確保に繋がるよう取り組みを行っていきたい 2013年4月1日開設以来十数年、当園も認知され地域に根付いてきており、現在は順調に経営・運営が出来ている。しかし、少子化が加速され、今後は園児獲得競争が起こる時代が近づいている。園では独自に「つなしま園ミライプロジェクト」を立ち上げ、横浜市の「えんみっけ」に動画提供して園アピールし、園児獲得、人材確保に努めている。さらにSNSを活用し、園の良さをアピールし園児獲得、保育士確保につなげる努力をしている。職員の確保に関しては地域の特性に応じたサービス提供の模索や安全な保育を保障するための人員配置などを実現できるよう、具体的な取り組みを法人に提案している。園運営に関しては、事業計画設定で具体的な時期や数値目標がないため、成果や課題を振り返ることはあるが、計画書の見直しが出来ておらず課題となっている。園では独自マニュアルを作成して、保育理念の唱和を行い理念を意識した保育活動を実施している。今後は将来を見据えて、園の独自性を発揮した保育を実施し、園児獲得および人材確保に繋がる取組みの強化実施が課題である。 ・全体的な計画の編成時には全員参加での見直しや課題を共有する取り組みを期待したい 全体的な計画の編成時の評価については、2~3月頃に看護師や栄養士、事務担当を含む、全職員から事前に、リーダーが意見をまとめて、園長や主任、リーダーが見直しと課題の共有を行い、次の作成に生かしている。今後は、事前に意見をまとめるのではなく、全員参加の職員会議で見直しや課題を共有して行くことを期待したい。 |
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今回、数年ぶりの第三者評価を受け、改めて自園を振り返る機会となり、改善すべ点を再確認することができた。 保護者様からのアンケートにおいては、職員の励みになるお褒めの言葉や、工夫していくべき点も明確化され評価を真摯に受け止めることができた。 評価者の方も丁寧に説明していただき、安心して受審することができました。 今後も大切なお子さまたちのために精進してまいります。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念・基本方針を策定して園パンフレットや入園のしおり、さらにホームページなどに記載し、園が実施する保育の内容や特性、目指す方向性や考え方、姿勢を読み取ることができる。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人での園長会議にて社会福祉事業全体の動向について情報を把握収集し分析を行っている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は事業計画にて園の経営環境や保育内容・組織体制などについて経営課題を明確にし、単年度、中期スパン、長期スパンでの目標を設定し具体的な取り組み内容を提示している。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・3年スパンで園独自に中・長期事業計画を策定しており、経営課題や問題点の解決・改善に向けた内容となっている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園独自で中長期事業計画および単年度計画を策定している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は職員や保護者の意向などを取り込み、策定・実施されており、職員が各個人、クラス単位で取り組めるようにしている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・中・長期事業計画および単年度計画は、年度初めの保護者会にて報告し、またその議事録を配付・閲覧できるようにして保護者などへの周知に努めている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園では毎月、職員は「個人能力向上シート」を記入し、これを基に職員の個人評価を実施している。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は自身として取り組むべき課題を自己評価結果より明確にして、毎月園長に提出し、共有化を図っている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人作成の「施設運営の手引き」に職務分掌が記載されており、園長および各職員の自らの役割と責任についての記載がある。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は遵守すべき法令などに基づいて、利害関係者と適正な関係を保持している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は自園の保育の質の現状について、園全体及び職員一人ひとりの自己評価を実施して定期的に評価・分析を行い、問題や課題を把握している。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は法人担当者と連携して園における人事・労務および財務などの分析を行い状況把握を行っている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・人材の確保に関しては、法人にて基本的な考え方・方針、計画などを明確にして一括実施している。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・会社LAN「業務連絡ルーム」にて「求められる職員像」や人事基準を明確にし職員などに周知している。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は職員の出退勤や休暇・時間外労働などのデータ管理を行い、職員の就業状況などを把握して労務管理している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では年度当初に園長と主任とが協力して、法人や市のキャリアアップ制度を加味した職員育成計画を策定して職員へ提示している。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人および園長・主任主導にて職員育成・研修計画を策定し、職員に必要とされる専門技術や資格などを明示して職員の教育・研修が実施されている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園独自のOJT研修を毎年上下期2回実施し、OJTの様子をビデオに収録し職員会議などで上映し、職員は自身の保育を振り返るとともに、互いの知識や保育のあり方を共有している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「実習生受け入れマニュアル」を整備し、実習生など保育に関する専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページやSNSなどにて園の保育理念・基本方針をはじめ、園活動の取り組みの実施状況・第三者評価受審結果や苦情・相談の対応、改善状況など各種の情報を公表している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事務・経理・取引などに関しては、法人策定のマニュアルにて体制・権限・責任が明確にされ、またその内容を適宜法人内で確認作業や承認を実施している。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念に掲げている通り、地域との関わりを大切にし、必要に応じて地域の各種情報を収集し、職員や保護者など関係者に必要な情報を提供している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ボランティア受け入れマニュアル」を整備し、ボランティアなどの受け入れに関する基本姿勢を明文化している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「関係機関一覧表」を作成して事務所内に掲示し、市の保健師や療育センターその他関係機関などとの定期的または必要に応じて連絡・情報交換を行い、共通の問題を把握し検討・解決に向けて連携している。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、年2回の運営委員会の開催、行政主催の各種連絡会や研修へ積極的に参加し、地域の福祉ニーズの把握に努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では地域の福祉ニーズにもとづいて、子育て支援事業の拡大を目指し人形劇や季節の行事、サイエンスショー、歌とふれあい遊び、園庭開放などを実施して地域貢献に関わる活動をしている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育を実践するために、法人は「あったかい心をもつ子どもに育てる」という保育理念を明示し、勉強会や研修を通じて職員の理解・実践につなげる取り組みを行っている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護や人権について法人主催の研修や園内研修が整備されており、その学びに基づいた保育が実践されている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ホームページへの記載、自育てサ-クルでのパンフレットなどの配付、港北区の「えんみっけ」への掲載などをして園情報を提供している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時、またサービス内容変更時には、重要事項説明書を用いて丁寧に説明し、保護者などの理解が進むように配慮している。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の利用の終了時には、担当者窓口を設置して子どもや保護者などに対し、その後の相談方法や手順などを説明している。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・普段のやり取りの中で、子どもや保護者に対し、サービスに対する満足度を把握するようにしている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書をもって保護者に苦情解決の体制(苦情受け付け担当、苦情解決責任者、第三者委員、外部相談窓口など)について情報提供している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ふれあい箱の設置、コドモンや口頭による苦情受け付けなど相談や意見などを述べやすい環境を整備している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者からの苦情や相談に対しては、意見箱を設置したりアンケートを実施して、また運営委員会などでの意見聴取を行い保護者の意見・相談を把握するように努めている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「安全管理危機対応マニュアル」を整備し、安全委員を配置して危機対応体制を整えて職員はじめ関係者への周知に取り組んでいる。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では感染症対応マニュアルを基に感染症対策を行い、看護師を中心に4月と感染症が流行する時期の前に勉強会などを実施して職員への周知を図っている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の自衛消防体制及び避難計画および園独自のBCPなどを策定して、園のリスクマネジメントを行っている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法は、法人の施設運営の手引きや心得・コンプライアンス、園の手順書(つなしまファイル)に文書化されており、実施方法には、子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護に関わる姿勢が明示されている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種マニュアルは、法人によって園長に聞き取りを実施し、毎年見直しを行っている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、計画の策定にあたり、保育士や看護師、栄養士、事務職員だけでなく、保護者や支援センターなどの関係機関との連携を図り、子ども一人ひとりの実態や実情に即した指導計画を作成できるように努めている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度末に職員会議などで課題などを検討し、指導計画の見直しを行う仕組みがある。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者から提出された子どもの発達状況や生活状況などを記載した児童票の情報ををアプリの園児台帳の中の児童票に入力し、入園後の子どもの状況や生活状況などを追記している |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人作成の業務マニュアル(心得・コンプライアンス)には、個人情報保護に関する規定を定めている。また、不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法も明示されている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、法人が児童福祉法に則り保育理念、基本方針、保育目標に基づき作成し、園は、地域や実情に合わせて、必要に応じて追記・修正している。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内は、温度と湿度の基準を決め、エアコンや空気清浄機・加湿器などを設置し、担任が管理している。園の横を電車が走行しているので騒音が気になる環境ではある。日当たりは良好で、1階の0、1歳児の部屋は、床暖房になっている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・担任は、アプリ児童票に入園までの子どもの発達、健康状態や家庭の状況や入園後の情報を入力している。担任は、子どもの様子や保護者との話、アプリ連絡帳などから子ども一人ひとりの個人差を十分に把握し尊重している。昼うちあわせや職員会議で、全職員に必要な内容を周知し、子どもに寄り添う環境を整えている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの発達を理解し、無理なく基本的な生活習慣を身につけることができるように配慮し、そのためにクラス会議や幼児会議などを通して保育士によって援助方法に差異が生じないようにしている。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが主体的に生活や活動が出来るように棚や玩具などを整備配置している。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の子ども一人ひとりが個々の発達に応じた食事、睡眠、活動ができるように環境や人員配置を工夫している。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児は、0歳児同様に、個々の発達や特性に応じた関わりを重視している。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児は、ままごと、簡単なルール遊び、クッキング、うんどう遊び、リズム遊びなど集団で遊ぶ楽しさを感じてもらえるような活動に取り組めるように意識している。基本的生活習慣(着脱、排せつ、身支度、箸の使用など)を丁寧に援助し自立を促している。道具を使ったぞうけい遊び(ハサミ、のり、折り紙、絵の具など)を活動に取り入れると共に自由遊びにおいても使用できるように配慮している。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・2階建ての建物で、エレベーターが設置され廊下も広くバリアフリーになっている、歩行や座位が困難な子どもには、エレベーター使用や専用の椅子を設置している。また、加配をつけ、1対1での関わりも持っている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一日の生活を見通し、午前中行った活動の続きが自由にできるように、製作物の残りを取り置きする、子どものブームを拾い、遊びに取り入れることができるように素材や環境の準備をしている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年間計画に小学校の連携(就学に向けて)が記載され、そのねらいをもとに日々の活動を決めている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の施設運営の手引きや園のつなしまファイルに基づき子ども一人ひとりの心身の健康状態を把握している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・身体測定は毎月1回、内科健診は年2回、歯科健診は年2回、尿検査は3~5歳児が年1回、視聴覚検査は3歳児のみ年1回実施している。また、やむを得ず欠席した子どもは、後日受診できる体制を整えている。内科健診や歯科健診は、事前に医師に聞いてみたいことがあれば連絡帳に記入するように伝えている。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所におけるアレルギー対応ガイドラインをもとに法人作成の施設運営の手引きや園の安全管理・危機管理マニュアルに基づき子どもの状態に応じた適切な対応を行っている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう栄養士は食の営む力の基礎を培う「食育計画」を作成している。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう栄養士は食の営む力の基礎を培う「食育計画」を作成している。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保護者との連携は、送迎時の話や、アプリの連絡帳を利用して、保護者との日常的な情報交換を丁寧に実施している。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アプリの連絡帳や送迎時の保護者対応の時に、丁寧に具体的に、かつ細やかにコミュニケーションを図れるように職員全員が意識している。また、保護者対応の際に悩んでいることや困っていることを聞き取れるように、可能な限り時間に余裕をもって対応するよう努めている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待など権利侵害の兆候を見逃さないよう、受け入れ時に視診で確認し、疑いのある場合は特に注視している。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の昼うちあわせや、月末の職員会議を通して、子ども一人ひとりの成長や発達、興味があることをなどを共有し、必要に応じて事例共有を行い、子どもへの関わりや援助、環境設定について議論するように努めている。また、適宜主任やリーダーが振り返りに加わり、都度PDCAサイクルが構築できるようにしている。 |