小学館アカデミー新ゆり山手保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 小学館アカデミー新ゆり山手保育園 | 評価対象サービス | 2024~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60 名 |
所在地 | 215-0004 川崎市麻生区万福寺4-19 プライムアリーナ新百合ヶ丘1階 |
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TEL | 044-959-2156 | ホームページ | https://hoiku.shopro.co.jp/hoiku/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2011年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社小学館アカデミー | ||
職員数 |
常勤職員:15 名
非常勤職員:6 名
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専門職員 |
保育士:15 名
看護師:1 名
栄養士:3 名
調理師:1 名
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施設・設備の概要 |
居室数:屋内:保育室…4 2階多目的ホール…1 調理室、厨房…1 事務室…1
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「あったかい心」をもつ子どもに育てる あったかい心とは・・・愛情・信頼・承認・思いやりの気持ちを持ち、 その気持ちのこもった行動が素直に表現できることだと、小学館アカデミーは考えます。 【8つの基本方針】 ・「思いやり」の気持ちを大切にします ・「生きる力」を大切にします ・「主体性」を大切にします ・「好奇心」が伸びる環境を大切にします ・「経験」「体験」を大切にします ・一人ひとりの「得意」を大切にします ・「ことば」の美しさ、楽しさを大切にします ・「地域との関わり」を大切にします |
・保育理念を達成させるため、小学館アカデミーの「楽習保育」をもとに、あそび、生活から学びへ…のコンセプトのサービス提供を行っている。 ・会社や行政の実施する様々な研修を受講し、保育の質の向上 ・地域子育て支援イベント、子育て相談の開催、老人ホーム訪問等、地域と関わりを持ち開かれた保育園とする。 ・他園と交流を持ち、小学校進学へむけての連携をもつ。 |
評価実施期間 | 2024/04/30(契約日) ~2024/11/12(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 5 回(令和元年度) |
特長や今後期待される点 | 特長 ・日々の保育での取り組みを保護者にわかりやすく伝えている ドキュメンテーションに力を入れて取り組んでおり、子どもの成長や活動を把握し記録することで、保育を振り返る機会を持ち、職員の意欲向上と学びの機会につながっていることがうかがえる。また、ドキュメンテーションを通じて園での様子を共有することで、保護者との信頼関係が深まり、指導計画に沿った保育の実践への理解を深めている。 ・子どもが主体的に活動できるよう環境設定に工夫をしている 年齢や発達段階に合わせた適切な援助を提供しており、自然に触れられる戸外活動、運動遊びなどを積極的に取り入れているほか、室内では好きな遊びにじっくりと取り組めるようなコーナー設定、廃材を活用した製作を楽しめるよう道具や素材を配置するなどの環境を整えている。異年齢での関わりも多く、子ども同士がお互いを尊重し協力し合う姿が見られており、場面に応じて子ども同士のやり取りを仲立ちし子どもに寄り添う対応に努めていることがうかがえる。 ・理念に基づく保育の実践と安全確保への取り組みに力を入れている 園では、職員が法人の研修制度を通じて理念を再確認し、年初の会議で年度計画とともに理念の確認を行っている。理念実現のために「楽習保育」という、子どもの自発性を尊重し、丁寧な教育活動を組み込む取り組みを推進しており、日々の保育実践の中でその理念を具現化している。保護者会でも年初に理念を基に説明を行い、保護者との共通理解を深めている。また、法人が策定した「子どもと自分を守る 30秒の誓い」を基礎として、人数や環境、スケジュールの確認、危機発生時の冷静な対応を唱和し、職員の意識を高めている。この取り組みは、子どもたちの安全を守り、職員の保育活動の安全確保にもつながっている。 今後期待される点 ・園内の清掃にさらに力を入れて取り組むことが期待される 園内の清掃については一定の満足度が得られているものの、さらに清掃を充実させてほしいという声も寄せられている。これを踏まえ、気になる箇所の確認や清掃エリアの見直しを行い、園全体で清潔で快適な環境づくりに取り組むことが期待される。 ・中期計画の実効性向上と職員の関与強化が期待される 園では中期計画実現のための行動計画が策定され、担当者ごとに単年度の到達目標が設定されており、計画の実行に取り組む仕組みが整っている。しかしながら、現在の運用が形骸化している部分があり、実効性に課題がみられる。また、事業計画については園のビジョンが明確にすることも必要であり、職員が計画に積極的に関与できる仕組みを整えることで、計画の実効性を高め、職員のモチベーション向上を図ることが期待される。 |
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第三者評価を受審し、ご指摘いただいた点として園内の清掃に関しては改めて清掃箇所、回数や頻度、場所によっては定期的に行う等、チェック体制を見直していきます。 中期計画につきましては、計画をたてる段階からまずは職員全体で保育の振り返りを行い、課題を出し合いながら園としての目標を設定し、実現に向けて職員で分担、実行していくようにする。また、職員会議等で時々に達成できているかの確認をする場をもつようにし、職員の意欲、保育の質の向上に繋げ、より良い保育にしていくよう改善していきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は、配属前の研修や定期的に行われる職員会議、園内研修を通じて、理念や保育方針を再確認する仕組みが整っており、これらを日常の保育活動の基本としながら実践している。「楽習保育」という理念に基づき、子どもの自発性を尊重しながら、計画的かつ丁寧に教育的取り組みを進めており、その実践を通じて保育の質の向上に努めている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域の保育ニーズや待機児童の状況については、定期的に麻生区園長会議や地域支援担当者との連携を通じて情報収集を行っている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人と密に連携し、喫緊の課題や長期的な経営課題について、園長や職員全体で具体的な対策を講じながら取り組んでいる。現状は園児数の確保や職員の定着などについて課題があり、これらの改善が経営上の重要な解決策と考えており、特にこの2点に注力している。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人のフォーマットに基づき、4つの重点項目を中心に中・長期計画を策定し、経営課題の解決に向けた具体的な目標を設定している。中・長期計画の振り返りを通じて、経営課題を再確認し、今後の目標設定に反映させることで、継続的な改善を図っている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、法人で策定された中長期計画を基に、各施設の状況に配慮しながら具体的な年間計画を作成し、園の運営に反映できるようにしている。事業計画書には、行事計画だけでなく、アレルギー対応や感染症対策、給食、安全計画、地域との連携に関する具体的な取り組みが詳細に記載されている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・中期計画を実現するための行動計画が策定されており、担当者や単年度の目標も設定されているが、実際には形骸化している部分がみられ課題となっている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画自体はフォーマットが整備されているものの、職員への周知が不十分であるため、その内容が保護者に効果的に伝わっていない点が課題となっている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員は「個人能力向上シート」を使い、毎月の目標に対する振り返りと半期ごとの自己評価を行い、自主性と責任を持ちながら保育の質向上に取り組んでいる。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員参画のもと、職員会議や園内研修で結果の分析や課題抽出を行い、共有化を図りながら改善策に取り組んでいる。評価結果に基づく改善策は話し合いの場で決定されているが、適切かどうかを検証する振り返りの機会が十分ではなく、PDCAサイクルが十分に機能していないことを認識している。振り返りや見直しを公式に行う機会を持つことを課題としている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員と連携を図り、円滑な施設運営と信頼関係の構築に努めており、職務分掌や求められる職員像を掲示して周知している。職務分掌についてはマニュアルに記載されており、必要に応じて職員に説明することで、役割と責任の理解を促している。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所保育指針について、適宜職員に伝え、必要に応じて職員会議や研修を通じてその理解を深めるよう努めている。法令遵守に関しては、マニュアルに基づき、職員会議や園内研修で具体的な事例を用いて説明を行い職員に理解を促している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は「個人能力向上シート」で自己評価を行い、園長や主任がその内容を確認し、保育の質の向上に向けた課題を分析・共有して改善にむけて取り組んでいる。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・人事面では法人が中心となるが、職員の育成や定着に関しては現場での取り組みが重要であるため、職員と連携しながら日々の改善を図るように努めている。園内の課題解決に向けては、主任をはじめ職員と共に定期的な会議やミーティングを実施し、短期・長期的な視点で課題解決に取り組んでいる。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・採用は法人が担当しているが、配属後の職員育成は本人の意向を尊重し確認しながら、個々のキャリア目標に合わせた指導を行っている。あそびトレーナー制度など、役職に関係なくスキルアップを図る仕組みを導入し、職員の成長を支援している。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画には、正社員雇用、適正な給与、休暇制度、福利厚生、評価制度など、職員の労働条件・労働環境保持のための具体的な取り組みが記載されており、実行されている。法人では職種ごと、年次ごとの「求められる職員像」を示し、それに基づいた研修プログラムが提供される仕組みがある。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は職員の就業状況や意向を定期的に把握し、有給休暇の消化率や時間外労働のデータを確認して、職場環境の改善に努めている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・ライフタイム休暇が新たに導入され、特に入職1年目の職員にも利用しやすく、仕事とプライベートの両立を支援する取り組みとして好評を得ている。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画には、保育士だけでなく保育所全体が「組織」として成長することを目指し、研修や自己研鑽を通じて保育の質の向上を図る方針が示されている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な研修計画には、園内・園外研修やOJT研修、配属前研修、キャリアアップ研修など、幅広い研修機会が確保されており、職員の成長を支援している。一人ひとりの保育力を把握し、適切な研修に参加できるように配慮しており、インクルーシブコーディネーターやキャリアアップ研修などへの参加を積極的に促している。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生受け入れに関するマニュアルが法人で整備されており、職員全員がその内容を理解し、受け入れ体制を準備している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページでグループ理念やパンフレット、重要事項説明書を公開し、情報の透明性を確保している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園経費は小口規定に基づき適正に使用され、5万円以上の支出は法人決済が必要というルールで透明性を確保している。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域交流として、児童館やデイサービス施設、消防署見学、商業施設利用、地域公園での交流を計画・実行し、子どもたちが地域とのつながりを持てる機会を提供している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れに関する意義や方針が文章化され、登録手続きや事前説明のマニュアルが整備されており、受け入れ体制がいつでも整っている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画には、保育所として地域社会に密着し、保護者や川崎市民に育児に関する問題解決の場を提供する役割が明確に示されている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・麻生区は「子どもが少なく、保護者の意識が高い」という地域特性があることから、エリアごとの環境差を踏まえながら、子育て支援策を検討し、待機児童対策や欠員対策に取り組んでいる。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画には地域子育て支援センター事業の実施予定はないが、子育て相談事業やイベント開催、インターンシップの受け入れなど、地域支援活動を幅広く計画している。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は保育所保育指針や川崎市の権利条例を確認し、子どもの人権マニュアルに基づいて「楽習保育」を実践し、子どもの人権を最優先にする保育を行っている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・お迎え時など、他の保護者がいる場では子どものプライバシーに関わる情報を口外しないよう職員に指導している。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・HPやパンフレットを見学者に配付し、区役所にも設置して、多くの方が保育所選択に必要な情報にアクセスできるようにしている。パンフレットは親しみやすいデザインで作成されており、HP上でパンフレットや重要事項説明書のダウンロード、資料請求や問合せなども対応可能となっている。定期的に更新されるブログでは保育の様子が写真とともにわかりやすく伝えられている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では、入園のしおりや重要事項説明書を用いて、リーダークラスの職員が個別面談を行い、園長が全体をサポートしながらわかりやすく説明している。具体例や実物を用いるなど、保護者に理解しやすいよう工夫しながら保育園での生活や持ち物についての説明を行い、内容の浸透を図っている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・麻生区小学校連携事業や幼保小連絡会に参加し、小学校教諭との意見交換や訪問、見学、交流を通じて、子どもたちがスムーズに小学校へ移行できるよう連携している。転園時には、保護者の許可を得た上で区の判断を聞きながら申し送りを行い、保育の継続性を確保している。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりにあたたかい保育を提供できるように取り組んでおり、日々のクラス保育の様子や評価を日誌に記録し、保育内容を振り返りながら翌日の保育につなげるようにしている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の仕組みは園のしおりや重要事項説明書に記載されており、玄関エントランスにも掲示して保護者に周知している。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・意見箱を事務室から見えない場所に移動することで、保護者が安心して意見を出しやすい環境を整えている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者からの意見や提案は柔軟に対応し、内容によっては職員間で協議して共有し、改善に努めている。また、ふれあい箱を設置し、相談しやすい環境を整えている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画には、事故防止策、不審者対策、防火・防災対策など、安心・安全のための具体的な取り組み計画が示されており、リスクマネジメント体制が整備されている。安全委員を選出し、法人開催の委員会を通じて、リスクマネジメントに関する情報共有や対策を継続的に行っている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「健康管理・感染症対応マニュアル」を全職員に周知し、日常の健康観察から緊急時対応まで、子どもの安全確保を万全に行う体制が整備されている。看護師をリーダーとし、園内研修でマニュアルを用いた感染症対応の確認や周知を行い、必要に応じた対策を学んでいる。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園のしおりには、非常災害時の対応方法や防災設備、備蓄用品、避難場所などが明記され、災害時の子どもの安全確保に向けた組織的な取り組みが行われている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人による施設運営の手引きや業務マニュアルなどによって保育について標準的な実施方法が文書化されており、子どもの尊重、人権、プライバシー等の基準等を明確にしている。配属前研修ではテキストに基づき講義を受け、入職後は園内研修で日々の保育の確認と必要に応じた個別指導が行われている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルの見直しは、園長会や看護師・栄養士が集まる専門職会議で検討や見直しを行うしくみがある。必要に応じて乳児・幼児会議、職員会議、昼打ち合わせなどで話し合い、見直した内容は翌日、週、月、期の計画に反映できるようにしている。必要事項は職員会議や昼打ち合わせで全職員に周知し共有している。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長を責任者として、各担任が児童票を用いて子どもの心身の成長、家庭状況や要望を把握し、指導計画を立てている。必要な情報は職員会議、乳幼児会議、園内研修、昼打ち合わせ、伝達ノートなどで周知し共有できるしくみがある。職員会議には看護師、栄養士、事務員も参加し、各分野の専門知識を活かして協議を行っている。日々の振り返りは保育日誌を用い、園長、主任が確認を行い、必要に応じて職員会議や昼打ち合わせで共有している |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画は、状況に応じて乳児クラスや幼児担任同士で話し合い、必要に応じて見直しを行っている。見直した内容は翌週や月、期の計画に反映できるようにしている。保育内容については、ドキュメンテーションなども活用しながら全職員で振り返りを行い、指導計画に基づきより良い保育となるよう努めている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録については児童票や保育指導計画がICT化され、「コドモン」アプリで管理している。1、2歳児については、毎月個別の指導計画を作成し、発達に応じたきめ細かい支援を行っている。また、特別な配慮が必要な子どもには、個別指導計画を作成し職員間で共有している。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録に関する規定を定めており、個人情報管理マニュアルに基づき適切な取り組みを行っている。特に肖像権については、入園前に保護者と書面を取り交わし、掲示や掲載を徹底している。園長を責任者とし、児童票や記録用SDカード等は鍵付きキャビネットに保管し、守秘義務を全職員が遵守している。クラスごとのタブレットも保育終了後に事務室の鍵付き書庫に保管している。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・系列園全体で統一された全体的な計画が基盤となっており、法人と園で定期的に見直しが行われている。保育所保育指針の基準と「楽習保育®」の基準を組み合わせて計画を作成している。「あったかい心を持つ子どもに育てる」という理念のもと、園の方針と目標を達成するために全体的な計画を編成している。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・マニュアルに基づいて温度や湿度を計測し、エアコン、加湿器、空気清浄機を活用して、適切で心地よい環境を保っている。採光はカーテンで調節し、保育に必要のない音は出さないよう配慮している。保育室や玩具、寝具(コットなど)は次亜塩素酸の消毒液で定期的に拭き取っており、衛生管理に努めている |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭環境や生活環境を把握し、子ども一人ひとりの成長発達段階に応じた援助を行っており、子どもの話をよく聞き、子どもが自分の意見や気持ちを言いやすい雰囲気づくりに努めている。表現が難しい子には、必要に応じて言葉で代弁し、気持ちを汲み取るよう配慮している。日々の保育では、一人ひとりに寄り添い、子どもの要求や訴えを受け止め、発達段階に応じた声かけと穏やかな話し方を心がけている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個々の発達段階を把握し、必要な援助を見極めて対応できるよう努めており、子どもの主体性を大切にし、ほめる、励ます声かけを通じて、意欲を引き出す工夫をしている。また、個々の興味や関心を考慮し、子どもが主体的に活動できる環境を整えている。異年齢での遊びの中においては、着替えを手伝うなど、自然な助け合いの姿も見られている。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自分の好きな玩具や遊びを選び、集中して取り組めるよう環境を工夫しており、発達段階や個性に応じた援助に努めている。運動能力を高めるため、日々の活動に運動遊びを取り入れたり、季節や天候に配慮しながら戸外で体を動かす時間を設けている。子どもたちが自然と触れ合えるよう、公園への散歩や虫の飼育、栽培活動などを行っており、プランターでトマト、ナス、オクラなどの夏野菜を育て、年長児は川崎市の野菜「のらぼう菜」栽培にも取り組んでいる。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 非該当:0歳児の受け入れを行っていない |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園直後は慣らし保育を実施しており、保護者の就労状況を踏まえ相談しながら少しずつ保育園での生活に慣れることができるように援助している。月齢差に応じた活動や室内設定を工夫し、職員を多めに配置して一人ひとりの生活リズムに配慮した保育を行っている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが主体的に遊びや活動に取り組めるよう、環境の整備を大切にしている。また、職員は子どもの気持ちを受け止め、安心して自己表現ができるような雰囲気作りに努めている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長と安全を重視し、環境整備や個別支援に取り組んでいる。特に配慮が必要な子どもの保育にあたっては個別計画を立て、職員間で情報を共有し、専門機関と連携し定期的な相談やアドバイスをうけられるようにしている。また、保護者とも情報を共有し、子どもが安心して過ごせる体制が整えられている。職員間で情報を共有し、他の子どもとの生活を通じて共に成長できるよう援助している。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年齢ごとの発達段階に合わせ、無理なく子ども主体の生活ができるよう計画している。安心感のある落ち着いた環境づくりを心がけ、静と動の活動をバランスよく取り入れ、休息を意識した生活を提供している。各家庭の状況や子どもの体調などを考慮し、職員が気を配りながら心身共に安定した生活が送れるように支援している。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間計画や月案、週案では、就学を視野に入れた内容を取り入れ、小学館アカデミー園独自のワークや「小学校準備プログラム」を実施し文字や数に親しむことができるよう援助している。小学校訪問や同学年の子どもとの交流活動を通じて、子どもが就学を意識できるようにしている。また、保護者会や個人面談で小学校との連携情報を伝え、あいうえお表やABC表を保護者にも配付するなど、スムーズな移行を支援している。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・川崎市の健康管理マニュアルを基に、看護師を中心に日々の子どもの健康管理を適切に行っており、一人ひとりの子どもの健康状態を保健日誌に記録し把握している。体調不良やケガなどの際には園長、保育士、看護師で相談し、統一した対応ができるよう努め、保護者へ迅速に伝えている。伝達ノートや会議を通じて全職員に情報を共有し、事後確認も徹底している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断の結果は、各クラスごとの「園児健診ファイル」および「歯科健康診査ファイル」に記録し、周知している。健康診断時には、園医から流行している感染症や保育園での流行状況について情報を共有し、迅速に対応できる体制を整えている。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」と「川崎市保育施設における食物アレルギー対応マニュアル」に基づき、子どもの状況に応じた適切なアレルギー対応を行っている。日常生活での注意点や活動制限、与薬が必要な場合には医師の指示に従い対応している。また、年に1回の医療機関受診を保護者に促している。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する経験を提供するため、栄養士は保育士と相談しながら食育計画を立てている。1歳児には家庭での食べ進み状況を確認し、個別対応が必要な子には適切なサポートを行っており、2歳児には次のステップに進むように声かけしている。幼児には見た目で食べにくい場合もあるため、食事の時間に職員が訪問し、コミュニケーションをとりながら苦手な食材を一口でも食べられるよう促したり、食事への関心を引き出すよう心がけている。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度は2歳児に発達に応じた献立をたて、家庭での食べ進みを確認しながら保育園でも少しずつ新しい食材を提供している。食事介助中に気づいた点は即座に担任、栄養士、園長と共有し、迅速に対応するよう努めている。残食が多い場合は、2サイクル目で野菜の切り方や大きさを工夫し、食べやすくなるよう配慮している。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳アプリを導入し、乳児クラスでは家庭での様子と園での生活の様子を共有している。幼児クラスではクラス単位で活動の様子を伝え、必要に応じて個別連絡も行っている。連絡帳アプリでの連絡に加え、送迎時には口頭での子どもの様子を伝えるようにしている。また、園だよりやドキュメンテーションを掲示し、保育の取り組みの様子を写真とともにわかりやすく伝えることで、保護者への理解を深めている。保育参観、個人面談、保護者会、行事参加を通しても子どもの様子を伝え成長を共有できるようにしている。さらに、児童票や補助簿等に記録を残し、保管している。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時や連絡帳アプリを通じて保護者と日々連絡を取り合い、信頼関係の構築に努めている。保護者からの相談には迅速に対応し、苦情や相談窓口を設けており、第三者委員など複数の窓口を通じて相談しやすい体制を整えている。園のしおりや玄関にも案内を掲示し、気軽に相談できるよう配慮している。様々な家庭の状況に応じて柔軟に対応し、延長保育や土曜保育などの支援が必要な家庭にも働きかけている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々子どもの心身の状態に注意を払い、虐待等の早期発見に努めている。虐待の疑いがある場合には、速やかに職員間で共有し、園長が法人や麻生区役所へ連絡するなど、虐待対応マニュアルに基づいて対応している。保護者とのコミュニケーションを積極的にとり、面談の時間を設けるなど迅速な対応を図っている。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育日誌や週案、月案、年間計画、期ごとの振り返りを行い、ドキュメンテーション作成を通じて子どもの成長を観察し、保育計画に反映できるようにしている。 |