社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

かながわ福祉サービス第三者評価推進機構 評価結果検索サイト

川崎市大島保育園

2025年01月10日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社プレパレーション

② 施設・事業所情報
名称 川崎市大島保育園 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 155 名
所在地 210-0834
川崎市川崎区大島4丁目17-2
TEL 044-222-7252 ホームページ https://www.city.kawasaki.jp
【施設・事業所の概要】
開設年月日 1950年09月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 川崎市
職員数
常勤職員:37 名
非常勤職員:31 名
専門職員
保育士:51 名
看護師:1 名
栄養士:3 名
施設・設備の概要
保育室:10室
更衣室:2部屋
事務室:1部屋
調乳室:1部屋
こどもトイレ:3か所
大人トイレ:3か所
園庭:あり
医療的ケア室:あり

③ 理念・基本方針
・子どもの権利を保障し未来を担う子どもたちの生きる力を育む保育

④ 施設・事業所の特徴的な取組
・地域子育て支援センター・一時預かり保育等の機能を活かした保育施設運営

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2024/04/01(契約日) ~2024/12/27(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 3 回(令和2年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 ・木育に力を入れて取り組んでいます
大島保育園の特徴的な保育として、「自然に触れることや木に触れることを、大切にしたいよね」という思いから「木育」に取り組んでいます。これは、人と森との関わりを主体的に考えることができる豊かな心を育むことを目指しています。施設2階には木玉プールがあり、木のおもちゃや自然物で遊びながら五感を刺激し、感性豊かな心の発達を促す木育をこどもたちは楽しんでいます。また、1階玄関には木の広場として展示スペースを設け、木育活動の作品を展示して保護者にも知らせています。ビオトープ、カラフルガーデンは5歳児を中心に一緒に花を植えるなど、こどもと一緒に作成することでさまざまな経験を促しています。

・民間保育園への支援に注力しています
園では、全体的な計画に保育・子育て総合支援センター保育園としての「民間保育園との連携」と掲げ、近隣の保育園との連携・交流に尽力しています。防災訓練や交通安全教室では、園庭のない保育園に声をかけ合同でおこなっており、心肺蘇生法の訓練では人形を使用した実践的な研修に取り組んでいます。保育の質の向上に向けた出前講座では、「子どもの人権」についての合同研修や交流保育など、公立保育園の役割である、民間保育園への支援に積極的に取り組んでいます。

・全職員が同じ方向性を共有する仕組みを検討しています
園では保育士・看護師・栄養士の職員が約70名で一緒に保育をおこなっています。全体会議では、一人ひとりの職員が発言し討議することが難しく、情報共有の場になることが多く会議の持ち方が課題となっています。現時点では、日々の職員の話し合いは、クラス会議や乳幼児会議など少人数でおこなっており、リーダー職員が職員の意見を汲み取りリーダー会議で各クラスの保育状況を共有しています。園では、保育の方向性を共有するため、一人ひとりの発言が生かされる会議の持ち方を検討しています。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
第3者評価を受審したことをきっかけに職員全員で、これまでの取り組みや今後目指す保育・取組むべきことが明確になり、センター園としての役割の再認識等を改めて確認することができました。また、保護者の方からのアンケート等では、97%以上の方に「満足」との感想をいただいたことを励みにこれからもより質の高い保育を目指していきたい。
また、その他にいただいた貴重なご意見についても、改善にむけて努力し、保育内容への課題として理解を深めていただけるよう引き続き丁寧な説明と対応を心がけていきます。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

児童福祉法・保育所保育指針にもとづいた川崎市公立保育園共通の保育理念・保育方針・保育目標をホームページやパンフレットに掲載しています。保護者には入園のしおりや保育内容説明会や懇談会にて周知しており、保育の特色である木育(もくいく)では木のぬくもりを感じる木玉プールや木の玩具など遊びを通して自然に触れることを意識した保育をおこなっています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

川崎市では保育事業を取り巻く環境やニーズを把握し「川崎市子ども・若者の未来応援プラン」を策定しています。それにもとづき川崎区では地域の課題の分析や福祉に関する動向を踏まえた「川崎区地域福祉計画」を策定し、地域ケア推進課・地域支援課・児童家庭課・保育子育て総合センターと連携し、地域の子育て家庭への支援につなげています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

川崎市公立保育園として市の所管課と連携し課題を明確にしており「設備の整備」「人材の確保」「人材育成」と具体的な取り組みを進めています。園では、クラス・乳児・幼児などグループにわかれて定期的に少人数での打ち合せをおこなっており、その結果を全体の職員会議で情報共有しています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

川崎市が策定している「第4期川崎市子ども・若者の未来応援プラン」では、公立保育園と他部署との連携における中長期的なビジョンを明記しています。園では保育・子育て総合支援センターを支援拠点として、関係機関と連携を図り地域の子育て家庭に向けた支援体制を深めています。児童福祉施設や地域人材やそのほか民間団体など多様な社会資源を子育てに活用するため「地域相談機関」の中核として保育・子育て総合支援センターの役割を策定しています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

園では区単位の地域支援事業計画、民間連携人材育成計画を作成し、民間保育園との連携や支援・地域の子育て家庭への支援に努めています。民間保育園との交流保育や、地域子育て支援では園庭開放・絵本の貸し出し・保育体験などのイベントをおこなっています。月1回の「あそびの広場」ではさまざまなイベントを企画しており、東京おもちゃ美術館協力のもと「おもちゃの広場」など地域のこどもたちが楽しめるイベント開催しています。園内の他職種を活かして子育ての不安を支援する取り組みもおこなっています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画にもとづき指導計画を作成し、連動して食育計画や健康計画を立て全職員がねらいを共有して保育をおこなっています。計画の評価・見直しはクラス・乳児・幼児とグループに分かれておこなっており、職員会議で全体共有しています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:a】

保護者には、年度初めに保育内容説明会を開催し保育内容や年齢ごとのねらい・年間行事計画・園の特色である木育の説明をしています。2024年度は4年振りに保護者と対面で開催することができ、資料と併せてパワーポイントを活用して園の取り組みやこどもの様子をお伝えしました。保護者からは「とてもわかりやすかった」との反応をいただき、日々の活動の様子など見やすい・理解しやすい情報提供に取り組んでいます。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

日々の保育は保育日誌に記録し、振返りと職員間での情報共有をしています。毎月の職員会議では各クラスの状況や園全体の取り組みを共有する仕組みが機能しています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

指導計画にもとづいて期ごとに振返りをおこない、次期の計画に反映しています。園の自己評価で明確になった課題についてはリーダー職員を中心に改善策を話し合い、職員会議にて全員で共有する仕組みがあります。年度末には自己評価結果を園内に掲示し保護者に周知しています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

園長は年度始めに大島保育園保育運営方針を策定し、職員会議において園の方針を説明しています。また、業務分掌には園長含め全職員の業務内容や担当行事を明記しており、保育園組織図により連携体制を明文化しています。緊急時対応フローチャートにて、園長不在時の体制が定められ、職員に周知しています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園長は川崎市・川崎区の連絡会や研修に出席し、法令遵守に関する情報を収集しています。全職員が服務チェックリストにて服務規程を正しく理解し、情報セキュリティー点検シートやeラーニング研修を受講し、行政保育士としての責任を自覚して保育に取り組んでいます。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園長は日頃から園内を巡回し、こどもや職員に声を掛けています。川崎区の主催の連絡会や研修に参加して得た情報は職員会議で職員と共有しています。職員はリーダー職員を中心に「子どもの主体性」や「子どもの人権」について少人数のグループで意見交換や検討会をしており、保育の質の向上に向けた取り組みをしています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

園の運営に関しては川崎市の担当者と連携し保育所の運営をおこなっています。業務改善に関してはICT化を進めており、保護者とはドキュメンテーションにて保育内容とこどもの表情を見ていただき園での活動を共有しています。各保育室にパソコンが設置されたことで、職員の事務負担が軽減され働きやすい環境を整えています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

川崎市公立保育園として、保育士・看護師・栄養士・用務員・会計年度任用職員を適切に配置しています。会計年度任用職員の採用は園が主導しておこなっています。また、職員の育成計画や研修制度を整備しており、キャリアラダーやキャリアシートを作成し計画的に実施しています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:a】

職員は行政保育士として求められる役割を理解し、各自でキャリアシートを作成し、短期・中長期的な目標を立て必要な知識・技術を明確にしています。園長との面談では、目標に向けた取り組みの状況を確認し、助言や指導を受けています。市のキャリアアップやジョブローテーションを考慮し、人事異動がおこなわれています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

園長は労務管理の責任者として、職員の就労状況・休暇取得状況・時間外勤務の状況を管理しています。職員には時間外の会議を低減し効率的な職員会議の持ち方を提案し実行しています。職員一人ひとりの様子を気にかけ、希望を聞きながシフト作成や、年次有給休暇の取得を促進するなど、ワーク・ライフ・バランスの充実に向けた取り組みをおこなっています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

川崎市では階層別研修を明確にしており、職員に求められる知識や技術の向上に向けた研修体系を整えています。職員はキャリアシートにて自身の目標を設定し、保有資格や研修受講歴を管理しています。園では医療的ケア児の受け入れをしており、医療的ケアの喀痰吸引等研修を受講し資格を取得する職員が増えるなど、育成に向けた取り組みをおこなっています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:a】

大島保育園重点項目における職員研修や公立保育園等職員人材育成研修計画により、職員の知識・能力の向上に向けた研修計画を作成しています。園内研修では、職員による保育内容検討部会で取り上げている「主体的な保育」について、こどもの生活や環境の見直しについて実践を通して学びを深めています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

新任職員には実践的にOJTをおこなうなど人材育成に取り組んでいます。研修の受講は、職員が希望する研修はもとより、職員の適正を踏まえ、園の運営に必要な研修の受講を勧めています。会計年度任用職員はeラーニングでの受講など研修の機会を確保しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:a】

実習生の受け入れは計画的に協力する体制を整えています。園では保育実習生・看護実習生・栄養士実習生・調理実習生とさまざまな職種の学生を受け入れており、受け入れ時には事前にオリエンテーションにて、実習の心得・守秘義務について丁寧に説明し、SNSの発信などについては注意喚起しています。保護者には園だよりにて受け入れの目的や日程を周知し理解をいただいています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

市のホームページにて、保育理念・保育基本方針・保育の内容の情報を公開しています。地域支援事業の資料は、川崎区役所の児童家庭課・地域子育て支援センターに常置し広報活動をおこなっています。保護者には保育内容説明会にて保育内容の説明のほか、園の自己評価結果・運営委員会の報告をするなど適切な運営に努めています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では川崎市の規程に従い職務を遂行しています。併設の川崎区・子育て総合支援センターと自主考査や市の監査を毎年実施しています。設備改修や備品の消耗品の購入に関しては、市の所管課と園との権限や役割が明確になっており適正な運営をおこなっています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画に「地域の関係機関との連携」「地域の子ども・子育て支援」と掲げ、地域支援事業を展開しています。栄養士・看護師による離乳食講座・食育講座・保健講座を実施し、地域の子育て家庭を支援しています。川崎市市制100周年記念事業では花の種を入れた”たね団子”を地域の民生委員や民間保育園のこどもと一緒に取り組み、花壇づくりをおこなっています。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:a】

川崎市の方針に従い、園では積極的にボランティアの受け入れをしています。近隣の中学生・高校生の職業体験の受け入れや、中学校出前講座では保育士の仕事内容ややりがいを伝えるなど学校教育に協力しています。園は小学校と隣接しており、学校教師が保育体験をおこなうなど、職員間の交流があり情報交換など連携を図っています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

事務所には緊急時に備えて、嘱託医・消防署・警察署などの関係機関の連絡先一覧を事務所に掲示しています。園では消防署と連携して水消化器を使用した訓練や、警察署と連携して交通安全教室を実施しており、近隣の園庭のない民間保育園に声をかけ合同でおこなうなど、地域の関係機関との連携に努めています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

園では川崎区の福祉担当部署を通じて地域のニーズを把握し、併設の区保育子育て総合支援担当とは職員が朝礼に参加するなど情報交換をおこなっています。園では地域支援事業年間計画を立て、地域の子育て家庭に向けた園庭開放・専門職員による育児講座を実施しています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:a】

子育て支援事業では、地域子育て支援センターや一時預かり保育をおこなっており、地域の子育て親子が育児で孤立しないよう支援しています。区の保健師等と連携して、福祉ニーズを把握して地域に根ざした取り組みをおこなっています。一時預かり事業の利用は、事前申し込みですがキャンセル待ちを受付けるなど柔軟に対応しており、一人でも多くの方に利用してもらえるよう配慮しています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では全職員が自己評価をおこない、自身の保育の振り返りをおこなっています。園内研修では「川崎市子どもの権利条例」について定期的に確認し理解を深めており、近隣の民間保育園と共に「子どもの人権」について事例を用いた合同研修を実施しています。保護者には入園のしおりにて、保育理念「子どもの権利を保障し、未来を担う子どもたちの生きる力の基礎を育む保育」を周知しています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

職員は「川崎市保育の質ガイドブック」にて定期的にこどものプライバシー保護について確認し保育に努めています。おむつ交換の場や幼児用のトイレは個室になっており人目に触れないよう配慮しています。水遊びの際には、テラスや園庭に遮光ネットやカーテンを設置して外から見えないように安全対策をおこなっています。保護者との面談時には面談室を使用し、他の人から見えない・聞こえないようプライバシーに配慮した環境を整えています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

園の紹介は川崎市のホームページに掲載しており、パンフレットなどは保育・子育て総合支援センターの他、関係機関に常置しています。園見学ではこどもの日中活動を見学していただけるよう時間を設定し、保育内容についても丁寧に説明しています。外国籍の保護者に向けて入園のしおりは全てふりがなを振り、理解していただけるようやさしい日本語を意識して作成しています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

入園前には重要事項説明書に沿って園での基本的なルールを説明し、書面にて同意の確認をしています。入園時に必要な持ち物などは、イラストや写真を使用しわかりやすく伝えています。年度初めには保育内容説明会を開催し、園の取り組みや保育内容について説明しています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

こどもが転園する際は、川崎市の手順に則って対応しています。転園先が公立園の時は書類と併せて保育交流などおこない丁寧な引き継ぎをおこなっています。卒園による利用終了時には小学校へ保育所児童保育要録の送付をしています。転園・卒園などの際は、担任・園長・園長補佐が窓口になり、必要に応じて関係機関と連携を図っています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

園では保護者とのコミュニケーションを重要視しており、保育内容説明会・個人面談・懇談会・保護者会などから保護者の声を聞いています。行事後のアンケートから保護者の意見を収集し、職員会議で今後に向けた話し合いをしています。保護者からの「こどもが毎日園に行きたい」「先生に会いたい」との声からこどもの満足度を把握しています。また、施設の自己評価を実施し保護者からの意見も反映させて次年度の保育絵に活かしています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

重要事項説明書には苦情・要望などに係る相談窓口を明記し、入園時や保育内容説明会にて説明しています。保護者には玄関に苦情解決の流れをわかりやすいフロー図にして掲示して周知しています。苦情・要望を受けた際は迅速な対応に努めており、苦情解決記録を作成して今後の取り組みに生かしています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

保護者が相談や意見が述べやすいよう連絡帳・保護者アンケート・意見箱を設置し、玄関には職員紹介を掲示して保護者が相談相手を自由に選べることを伝えています。相談の際は面談室を利用し落ち着いて話せる環境を整えています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

職員は送迎時に保護者とのコミュニケーションを図り、こどもの姿を共有しています。保護者から相談や要望があった際は、全職員で情報共有し迅速に対応するよう努めています。園には、保育士・看護師・栄養士・発達相談支援コーディネーターと専門知識を持つ職員がおり連携を図り組織的な対応をおこなっています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

園では事故発生時の対応マニュアルを整備し、職員は共通理解しています。保育中にヒヤッとした時は直ぐにヒヤリハット検証記録を作成し、速やかに職員間で共有しています。ヒヤリハット検証記録には、原因として考えられること・再発防止のための改善点について検討結果を記録し、再発防止向けた取り組みをおこなっています。年度初めには園内にて、AEDの使用方法の確認や、熱性けいれん時の対応・心肺蘇生法の実践的な研修をおこなっています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

保護者には園内での感染症発生状況・川崎市の感染症発症情報は毎日保育施設向けICTシステムでの発信と玄関掲示で情報発信しいています。また、保健だよりでは季節性感染症に関する情報や家庭での予防策を情報提供しています。入園のしおりでは発症後の登園許可書・登園届けが必要な感染症について周知しています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

園では危機管理(防災)担当者を中心にさまざまな災害に対する訓練をマニュアルに沿っておこなっています。避難訓練は地震・火災・不審者対応など想定して毎月おこなっており、民間保育園・子育て総合支援センター・消防署と連携した総合訓練が組み込まれています。さらに、保護者の協力のもと災害伝言ダイヤルを使用した引き取り訓練を実施しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

川崎市の「保育の質ハンドブック」「川崎市公立保育園運営の手引き」「保育のポイント集」など各種マニュアルにもとづき全職員が理解のもと保育に努めています。各種マニュアルは、事務所に保管し職員はいつでも確認できるようにしています。園では全職員で「子どもの人権」について定期的に保育の振返りをおこなっており、民間保育園と合同で事例を用いた人権研修をおこない学びを深めています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

保育の実施方法は期ごとにクラス・乳児フロア・幼児フロアの職員間で振返りをおこない、クラスの状況に応じて見直しをおこなっています。こどもへの援助や声かけは情報共有して、職員による対応でこどもが戸惑うことがないよう統一した保育をおこなっています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:a】

指導計画は担任がこどもの成長や興味関心、クラスの状況などを踏まえて年間指導計画・月案・週案・日案に落とし込んで作成したあと園長が確認をおこなっています。乳児フロア・幼児フロアでは個人のケース検討をおこない、職員間で意見交換してさまざまな視点からこども一人ひとりの理解を深めています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

指導計画は期ごとに振返り、こどもやクラスの状況に合わせて見直しをするなど柔軟に対応しています。職員は各クラスの指導計画を共有しており、園庭の利用時間など職員間で調整し日々の活動をおこなっています。保護者には園だよりにて保育の目標や今月の予定を、クラスだよりにて保育の様子をドキュメンテーションにして伝えています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

こどもに関する記録は川崎市共通の児童票に記載しています。職員による書き方に差異がないよう、こどもの姿や保育者との関わりを記録しており、園長が必ず確認し適宜指導をしています。職員の早番・遅番による伝達事項はメッセージアプリや紙面にて共有し、保護者へ伝達漏れがないよう努めています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

川崎市の個人情報保規程にもとづき、個人情報を含む書類やSDカードは鍵の掛かる書庫にて管理しています。職員は個人情報の取扱いについては、eラーニング研修で全職員が理解しています。保護者には重要事項説明書にて個人情報の取り扱いを説明し同意書の提出をお願いしています。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:a】

全体的な計画は、川崎市公立保育園の保育理念・方針・目標にもとづき、川崎市のフォーマットを使用して園長が作成・編集しています。計画の作成は、保育理念・方針・目標の達成を目指し、こどもの発達過程や地域の実情を考慮しながら、年齢別やプロジェクトごとに検討し進めています。年度末には全職員会議で計画を見直し、実際の保育にもとづいて新年度計画に反映しています。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:a】

こどもたちが安全な環境で生活できるよう、毎月クラス内の安全点検を複数の職員でおこなっています。指摘事項があった場合は記録し、改善可能なものについては即時対応しています。室内の温湿度はエアコンや換気空清機で適切に管理しています。また、階段下には少人数で遊べるスペースを設け、こどもたちの希望に合わせて使用することが出来るように環境を整えることで、こどもたちがくつろいだり落ち着いて過ごせるよう配慮しています。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

こども一人ひとりの理解を深めるため、乳児・幼児会議で毎月保育を振り返る保育トークをおこなっています。保育者間でクラスやこどもの様子を共有し、対応や支援を協議して次の保育に活かしています。発達過程や家庭環境による個人差については、個人面談や連絡帳、こどもの言葉や日々の姿から把握し、気持ちに寄り添いながら適切に対応しています。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

保育者は、こどもの発達や気持ちに応じて意欲を引き出す言葉がけを心がけ、生活習慣の獲得を促しています。また、こどもが自ら生活習慣を身につけられるよう、食事・着替え・遊びの場所を分けるなど、環境作りも保育者間で考えて工夫しています。食具の持ち方などは保育者と栄養士が連携し、クラスの様子や発達に応じて伝えています。毎月の保健だより、給食だより、園だよりでは、季節に合わせた食事、睡眠、排せつについて保護者に情報を発信しています。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

保育者は、こどもの主体性について研究会での話し合いを中心に園内研修をおこなうことで理解を深め保育に活かしています。食事や午睡、保育内容において、こどもが主体的に生活できるような環境作りの工夫をクラス単位で実践することで援助しています。また、メダカの飼育やピーマン、ナス、サヤエンドウなどの季節の野菜栽培を通して、さまざまな経験ができるようにしています。さらに「木と触れ合い、木に学び、木と生きる」という木育(もくいく)に取り組み、木のおもちゃや自然物で遊びながら五感を刺激し、感情豊かな心の発達を促しています。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

0歳児保育では園生活だけでなく、24時間の生活サイクルを考慮し、生活の連続性に配慮した保育をおこなっています。連絡帳を通じて家庭での様子や生活リズムを把握し、送迎時には保護者と口頭でこどもの様子を共有しています。把握した一人ひとりの生活リズムや健康状態、月齢に応じて、睡眠環境や時間を整え、長時間過ごしやすい環境を提供しています。保育者は優しく声を掛け、目を合わせたスキンシップを心がけることで、安心感から他者への信頼感を育めるようにしています。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

乳児期のいやいや期など、自我の芽生えによるこどもの気持ちを受け止め、共感し寄り添うことで適切に関わっています。一人ひとりが遊びに集中できるよう、玩具の選定や環境設定を工夫し、こどもの発想で遊びが展開する場を整えています。こども同士の関わりでは、必要に応じて保育者が仲立ちし、思いを代弁することで良い関わりが築けるような言葉を知らせています。また、身体づくりの取り組みとして、室内ではピアノを使ったリズム遊びを多く取り入れ、楽しみながらさまざまな動きが経験が出来るようにしています。園外への散歩や園庭・屋上での戸外遊びも積極的におこなっています。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

保育者は、こども自身が自分の存在を受け止められ、周りの人と良好な関係を築きながら、さまざまな経験をして心豊かに成長し、主体性や社会性を育むことを大切にする保育をおこなっています。5歳児クラスでは、こども会議をおこない、自分の意見を発言したり友だちの意見を聞く場を提供しています。保育者からの指示ではなく、こどもたちが友だちと一緒に考え、自分たちで決めたルールで過ごすことで、協力して活動に取り組めるよう環境を整えています。保護者へは、保育施設向けICTシステムを使用してドキュメンテーションやクラスノートで日々の保育やこどもの姿について知らせています。また、保育士体験や保育参観もおこなうことでこどもの育ちを共有しています。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

保育者は、手の届く場所に玩具を配置し、こどもが好きな遊びを選べるよう一人ひとりに応じた環境づくりを工夫しています。複数担任で連携し、一人ひとりに合わせた細やかな対応をおこなうことで、安心感のある保育を提供しています。また、必要に応じてケースカンファレンスを乳児・幼児のフロアごとに実施し、情報を共有してこどもへの理解を深めています。医療的ケアが必要なこどもには、喀痰吸引設備の整備や療育センターでの専用椅子の作成など、個別の状況に応じた環境整備を配慮しています。さらに、民間療育機関とも連携し、こどもについての情報共有をおこなっています。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

こどもの在園時間に合わせて、横になってくつろげる部屋やゆっくり遊べる廊下の遊びコーナーを設けるなどの配慮をしています。保育者は、1日を通してこどもが安心して過ごせるよう、遊び方や部屋の使い方を工夫しています。午睡の時間には、一人ひとりの生活リズムに配慮し、身体を休める大切さを伝えつつ、早く起きた時や眠れない時にも無理なく過ごせるよう廊下で遊べる環境を整えています。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

敷地内に小学校が併設されており、小学生との交流を年に1・2回実施し、小学生との触れ合いを積極的におこなっています。小学校が休みの日には、校庭を使用して近隣保育園年長児と校庭探索をするなどの交流会を開催し、小学校への進学を楽しみに出来るように取り組んでいます。保育者は、幼保小連携会議や授業参観への参加を通じて小学校と顔の見える関係を築き、情報交換に努めています。年度終わりには、保育所児童保育要録を作成し就学する小学校へ提出することで継続した支援に取り組んでいます。保護者へは、就学に向けた情報を懇談会で提供することや小学校の秋祭りへの参加を促すなど、就学に向けた不安を軽減出来るように取り組んでいます。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

保育者および看護師は、こどもの既往歴や予防接種状況を保護者との面談や「すこやか手帳」への記入を通じて共有し、把握しています。保育中に体調不良や怪我が発生した場合、保育者は園長および看護師に報告し、必要に応じて保護者への連絡や受診、迎えを要請するなど、適切に対応することで日々の健康管理をおこなっています。予後についても、主治医からの指示や家庭での様子を保護者から確認しています。健康教育として保育士、看護師、栄養士が連携しておこなう三者連携集会を実施し、虫歯予防や熱中症予防、風邪予防などについて絵本や紙芝居、アイテムなどを使用して分かりやすく伝え、こども自身が健康に関心を持てるように取り組んでいます。集会の内容は、家庭での健康教育にも活かすことが出来るように写真を使用したドキュメンテーションを保護者に配信しています。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

歯科検診の結果については、各年齢の虫歯罹患状況を看護師が集計し、保護者や職員へ周知しています。毎月の身体測定結果から体格調査もおこない、保育士、看護師、栄養士で把握して保育に活かしています。体格調査の結果は経過観察もおこない、必要に応じて保護者へも知らせることで家庭での健康管理に活かせるよう援助しています。健康集会では、歯科検診と合わせて虫歯予防についておこない、こども自身が虫歯予防に対して意識を持てるように働きかけています。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

川崎市で作成しているアレルギー対応マニュアルにもとづき、安全に対応しています。アレルギー疾患については、主治医の意見書をもとに健康管理委員会が確認し、各個人に合わせた対応をおこなっています。毎月の献立は個別に作成し、保護者が確認しています。提供時には、調理室の職員と担任が確認し、個別のトレーや机を使用することで誤食を防ぎ、安全に配慮しています。慢性疾患についても、保護者から主治医の指示を確認し、看護師は児童表に記録し、会議等で職員に周知・共有するとともに、可能な範囲で対応しています。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

栄養士は、季節やこどもの発達に合わせて、食に関する経験や栽培がおこなえるように食育計画を作成しています。また、給食だよりも栄養士が作成しており、旬の食材や献立の紹介、食育活動などを記載しています。給食に関する情報を玄関に掲示したり、実際に提供する料理を展示したり、保育施設向けICTシステムで配信したりすることで、家庭と連携して食育がおこなえるよう取り組んでいます。食育では、さやえんどうの筋取りや夏野菜の栽培、田植え、クッキングを通じて、こどもが食についての関心を深められるようにしています。また、「おなかがすいたら食事を食べる」ことを大切に、生活リズムや活動の充実に取り組んでいます。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

栄養士は各クラスをまわり、喫食状況を日々確認しています。こども一人ひとりの発育状況に配慮し、主治医の意見書や保護者との面談をおこない、離乳食、配慮食、除去食を提供しています。献立は、栄養士会議の中で開かれる献立会議で作成しています。季節や食文化、行事食等を考慮して作成することで、こどもがおいしく食べることができるように工夫しています。幼児クラスでは、食べる意欲が増すようにクラスで盛り付けをおこない、温かいご飯を提供しています。また、食の好みに応じて量を減らしたり、おかわりができるなど、自分で食べる量を決めることで主体性にも配慮しています。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

年度始めに保育説明会を開催し、保育園の運営方針や園生活について保護者に説明し、理解を得ています。日々の保育内容については、乳児は保育施設向けICTシステムを使用した連絡帳で、幼児はクラスの掲示板やドキュメンテーションの配信を通じてお知らせしています。連絡帳や送迎時の保護者との会話、保育参加・参観、年1回の個人面談で情報交換をおこない、保育に活かしています。また、クラス懇談会の開催や運動会など、こどもの成長を共有できる行事も実施しています。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

保育者は、連絡帳や連絡事項を保育施設向けICTシステムを使用して保護者とやり取りし、登降園時に声掛けをおこなうことで、保護者との信頼関係を築いています。玄関には、研修を受講している発達相談支援コーディネーターの職員を掲示し、いつでも相談を受ける体制が整っていることを伝えることで、専門性を活かした保護者支援をおこなっています。保護者からの相談については適切に記録し、必要に応じて職員に共有しています。また、行政や専門機関と連携を取り、必要に応じて個別支援会議を開き家庭に合わせた支援をおこなっています。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

虐待や人権擁護については、園職員や近隣保育所と合同で年2回以上の研修をおこなうことで理解を深め、早期発見および予防に取り組んでいます。療育状況や家庭環境は、入園時の個人面談や児童家庭科と情報を共有して把握に努めています。支援が必要な場合には、受け入れ時に身体の確認や言動、行動にも注意して視診するなど、丁寧な対応をおこなっています。また、必要に応じて保健師などの専門機関とも連携し、適切に対応しています。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

各指導計画は、期末や月末に作成者が振り返りをおこない、次期計画に反映させています。保育者は、乳幼児それぞれのフロアごとに毎月保育トークをおこない、保育を振り返っています。また、個人と園全体の自己評価を年2回おこない、保育所全体で組織的に振り返ることで、保育の質の向上に取り組んでいます。研修で得た知識については、毎月研修の報告をする場を設けることで職員で共有し、専門性の向上にも努めています。