川崎市河原町保育園
第三者評価機関名 | 一般社団法人かわさき福祉相談センター |
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名称 | 川崎市河原町保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 210(206) 名 |
所在地 | 〒212-0007 川崎市幸区河原町1番地 |
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TEL | 044-522-6650 | ホームページ | https:// www.city.kawasaki.jp/450/ page/0000031733.html |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1972年03月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 川崎市 | ||
職員数 |
常勤職員:35 名
非常勤職員:22 名
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専門職員 |
園長:1 名
副園長:1 名
主任:26 名
保育士:11 名
保育者・保育補助:13 名
保健師・看護師:1 名
栄養士:1 名
用務員:3 名
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施設・設備の概要 |
保育室:11
調乳室・配膳室:1
トイレ:3
沐浴室・洗濯室:1
ホール:1
倉庫:1
休憩室・更衣室:1
調理室:1
相談室:1
事務室:1
園庭:1
裏庭:1
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【保育理念】 ・ 在園児や地域の子どもたちの健やかな成長を願い、それぞれの家庭への援助と成長の喜びを共感していく。 【保育目標】 ・ 心も身体も健康で意欲的に遊べる子ども ・ 自分も友だちも大切にできる子ども ・ よく聴きよく考え行動できる子ども 【保育基本方針】 ・ 伸び伸びと遊び、生き生きと生活できる保育園 ・ 安心して子どもを預けられ子育ての喜びが共感できる保育園 ・ 保育園の機能を活かし地域に開かれた保育園 |
【人的サービス面】 1 子どもや保護者の気持ちを読み取り、その時必要な保育や対応を行う 2 気持ちよく過ごし、また明日も来ようと思える、挨拶や言葉かけ 3 悩みや困り感に寄り添い、話合い、解決に向かえる人間関係 【設備・環境面】 1 遊びを自由に選択でき、遊びこめる環境 2 子どもが作成した作品等により季節を感じられる環境 3 子どもたちや保護者のプライバシーを守ることができる環境 |
評価実施期間 | 2020/09/15(契約日) ~2021/03/12(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(平成26年度) |
特に評価の高い点 | 【区のセンター園として「新たな公立保育園」の基本方針に基づいた活動の推進】 区のセンター園として、「新たな公立保育園」の基本方針に基づき、地域支援事業や増えている民間保育所と連携して、保育の質向上を目的とした事業に取組んでいます。今年度はコロナ禍で十分な実施はできませんでしたが、今できることを検討して、在園児だけでなく、地域の子ども・子育ての支援に取り組んでいます。併せて、民間も含めた区内全園の方針・活動の基準となることを常に考えて計画実現を目指した活動を行っています。 【多文化理解への取り組み】 近年、外国につながる児童の入所が多くなっており、日本語を母語としない保護者とのコミュニケーションに工夫をしています。そこで得た知識をもとに、保護者の協力を得て園としてプロジェクトを興し、子ども・保護者が世界のさまざまな国や文化を知り、理解を深める工夫を行っています。多文化を理解することで、多様性への理解に繋げていくことを目指しています。 【豊富な人材と育成計画の充実】 園内には経験を重ねた職員が多く、計画に則った人材育成の体制ができています。センター園として、広い視野で臨機応変に対応できる能力が求められることを意識しています。地域の子どもたちが質の良い保育を受けられるように、これまでに培ってきた力を活かした保育を実施しています。 |
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改善を求められる点 | 【大規模園ゆえの情報伝達の改善】 知識・経験豊かな職員が多く、人員配置や勤務体制の面では働きやすい職場環境が整えられています。しかし、職員数が多いことで、全員集合しての会議開催や対面での意見交換の実施は難しい状況です。また、決定事項等の伝達も口頭やノートへの記載となり、即時周知と確認が課題に挙がっています。アプリを活用する等、即時の全員周知と確認手段の検討が望まれます。 【老朽化や環境整備についての対策と保護者への説明の工夫】 各教室・ホール、広い園庭など、子どもたちが伸び伸びと遊ぶ環境が整えられていますが、バリアフリー化やたわみ、エアコンの修理等の建物の構造・環境整備の問題については、保育士の努力では補えない部分も認められます。また、老朽化や裏庭の使用について、保護者からの不安や疑問を解消する説明が十分ではない様子も見受けられます。今後の対策について協議・改善が期待されます。 |
今回の第三者評価の受審をきっかけに、職員間で保育について再度、見直す機会を持つことができました。特に保護者の方からのアンケート結果は貴重な意見として捉え、職員一人一人が、日頃の自分自身の保育や対応を振り返り、保育で大切にしたい事や対応するときに意識すべき事等について討議を深める事ができました。ここで職員の共通認識を持てたことは大きく、保育基本方針に掲げた、「伸び伸びと遊び、生き生きと生活できる保育園」「安心して子どもを預けられ子育ての喜びが共感できる保育園」「保育園の機能を活かし地域に開かれた保育園」を、全職員で目指しいきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 理念・保育基本方針・運営方針は「河原町保育園概要冊子」や「入園のしおり」、「河原町保育園の保育」に記載しており、玄関ホールに掲示しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 事業の動向は「川崎市総合計画」や「第5期幸区地域福祉計画」にて把握・分析が行われ、子育て家庭が増加傾向にあることを計画に反映しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 「新たな公立保育所のあり方基本方針」に現状の分析結果が記され、公立保育所の方向性、新たな公立保育所の機能、位置付けに向けた方針などが明確化されています。行政の担当課と他の公立保育園園長と緊密に連携して情報共有や課題の改善に取り組んでいます。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 「川崎市総合計画第2期実施計画」に基づき、理念や基本方針を定め、その実現に向けた目標を明確にしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 中・長期計画を踏まえた「全体的な計画」「河原町保育園の保育」を作成し、これを基礎とした「年間保育指導計画」で実践に繋げることを重視しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 事業計画の中心となる「全体的な計画」「河原町保育園の保育」策定・見直しに際して、毎年、職員会議で検討し、意見を反映する体制が取られています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 年度当初の説明会で配布する「河原町保育園の保育」に「全体的な計画」「年間行事予定」「食育年間計画」「河原町保育園健康管理年間計画」を記載しており、書面と口頭での説明がなされています。外国籍の保護者には翻訳アプリ等を使用して説明を行っていますが、対応した書面による資料作成ができていないため、今後の取り組みが期待されます。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 クラス等の単位で計画的に話し合い、「保育の質ガイドブック」の活用・PDCAサイクルに基づいて検討を重ね、保育の質の向上に繋げています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 河原町保育園としての自己評価を、年度末の会議で全職員に課題を共有し、検討の結果、次年度計画に反映させています。会議前にクラス・学年毎の話し合いを経て職員会議で意見を出して検討する体制が整えられています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 施設長の役割と責任は「公営保育園長業務マニュアル」「令和2年度川崎市公立保育所運営指導方針」等に記載があり、平常時のみならず、有事における内容や、不在時に園長補佐が代行すること等も明確に記しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 施設長は「児童憲章」「子どもの権利条約」「園運営マネジメント」など、保育・福祉分野に限らず最新の情報を得るためにリモート・WEB研修等に積極的に参加しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 施設長は、職員が作成した「週案」「月案」や「児童票」等を確認しており、各会議にも同席して助言・指導を行っています。園長補佐がクラスの保育に入って保育状況を確認することもあり、保育の質の向上に向けて様々な取り組みを行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 施設長は「公営保育園長業務マニュアル」「川崎市人材育成基本方針」等に基づき、「河原町保育園マニュアル」を作成して、業務の実効性を高めています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 必要な人材確保は、川崎市が中心となってホームページ等で募集を行っています。令和2年度からは会計年度任用職員の募集も開始しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 「川崎市人材育成基本方針」には、職員の果たすべき役割・求められる力・基本的な役割と標準職務遂行能力についての記載があり、職位ごとの「期待する職員像」が明確化されています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 川崎市では「職員いきいきワーク・ライフ・バランスプラン」を策定・公表しており、当園でも「職場環境や職員意識の醸成」「制度の周知徹底」の取り組みを推進しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 「川崎市保育士人材育成のための手引き」・川崎市の公立保育園共通の「OJTノート」等に期待する職員像が明確化されており、会議等で説明・周知しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 「川崎市人材育成基本方針」には、職員の果たすべき役割・求められる力・基本的な役割と標準職務遂行能力についての記載があり、職位ごとの「期待する職員像」が明確化されています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 保育士・看護師・栄養士はキャリアシートにより資格取得状況等把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 「運営管理マニュアル」で実習生の受け入れを明文化しており、実習生受け入れに際しては園内に掲示を行い、児童や保護者へ周知しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 川崎市のホームページで園の基本方針・保育内容等を公開して存在意義や役割を明確にしています。幸区の園紹介のページには、毎月の「園だより」「保健だより」「給食だより」を公開し、コロナ禍でも園内の雰囲気が分かるように写真を多用しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 「川崎市イントラネットシステム」「川崎市保育士人材育成のための手引書」に事務・経理等の職務分掌や権限と責任が記載され、職員会議等での周知も行われています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 「河原町保育園地域子育て支援マニュアル」を作成して地域支援を行っています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 「体験学習・保育ボランティア受け入れマニュアル」等でボランティアの受け入れを明文化し園内に周知しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 「民間連携・地域子育て支援事業年間計画」を作成し、地域の社会資源をリスト化して事務所内に貼付し、職員間で情報共有を図っています。情報が更新された場合には連絡ノート等で職員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 公民の保育園関係者・民生委員・主任児童委員等が参加するケース検討会議への出席や、他機関・ボランティア・保健福祉センター等で実施している地域支援事業会議を通して、地域の福祉ニーズや生活課題の把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 社会福祉協議会が計画・実施する事業への参加のみならず、他機関やボランティア等を通して、園児とともに団地祭の参加や、夏祭で山車の出展を行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 子どもを尊重した保育の実施については、理念や保育基本方針等に明記され、保育目標は事務室及び玄関に掲示されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 「重要事項説明書」や「運営方針」にプライバシー保護について明記しています。全ての職員が子どものプライバシー保護の意識を持ち、保育士としての姿勢・責務を理解して保育にあたっています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 利用希望の見学者には「保育園概要冊子」を配布して、方針や特色等を詳しく説明しています。理念や方針等についてまとめた冊子やポスターを作成し、地域のさまざまな場を活用して紹介しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 入園説明会や保育説明会では、保育園の概要・ルールを説明しています。入園決定後に個別面接を実施して、家庭状況や保護者意向を確認し、受託時間の調整などの配慮も行っています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 公立保育園の入転園の場合には、児童票の受け渡し・入所前検診の共有が可能なため、「川崎市公立保育園運営の手引き」に沿って引き継ぎを行っています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 行事後の保護者アンケートで、行事に関する満足度を把握するように努め、感想を取りまとめて見直しに活用し、次年度の行事に活かしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 苦情解決については「川崎市保育園苦情解決要綱」で定められ、玄関に苦情解決のフローチャートを掲示しています。保護者には「重要事項説明書」等で園及び第三者委員の相談窓口も明記して配布しています。玄関には意見箱を設置して申し出しやすい工夫を行っています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 玄関に何でもコーナーを用意し、「何でも相談BOX」という意見箱を設置して、保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備しています。また、個別に相談ができるように専用の相談室を準備しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 担任や職員は、日頃より保護者とのコミュニケーションを積極的に取ることを心掛けており、必要と感じた場合には、園長への報告と共に相談の場を設け、迅速に対応できる体制を整えています。また、“意見箱”の設置やアンケートの実施等、保護者から意見を出しやすい工夫を行っています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 リスクマネジメントは園長・園長補佐、事故や怪我は看護師、給食関係は栄養士・園長が中心となり、「事故対策委員会」を開催して検証する体制が整っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 看護師が中心となって「健康管理マニュアル」沿って対応しており、各クラスに簡易版のマニュアルを設置し、必要時に確認できるようにしています。「健康管理マニュアル」は看護師のリーダー会議で見直し、保育園医部会等で承認を得て改定しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 「安全管理に関するマニュアル」「緊急時の対応」に災害対応体制を定め、事務室にはフローチャートを掲示しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 年齢別の標準的な実施方法は、川崎市「保育の質ガイドブック」「保育の質ガイドブック」(事例集)で定められ、保育の質の定義、質を構成する3要素や、子どもの尊重・プライバシーの保護や権利擁護等について記載されており、事例集を活用して園内研修を行い、全職員の共通理解を深めています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 大規模園であるため、自己評価・クラス・学年・乳幼児等の小単位での反省を積み重ねて職員間の共有を図る仕組みを確立しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 入園時の個別面談は、担任・園長のほか、必要に応じて専門職(栄養士・看護師)が同席して実施し、子どもと保護者のニーズ等を共有して、面談結果を児童票に記載・個別指導計画に反映しています。入園後はアレルギー・医療的ケアなどにおいては、栄養士・看護師と保護者の確認事項を適宜追記することで情報を蓄積しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 月間・年間の指導計画は、例えば箸の利用開始等、子どもの成長に併せて見直しを行うことがあります。見直しの検討会議は各計画によって参加者が異なりますが、各会議で報告・検討された見直し事項は、関係職員へ回覧し、周知共有を図っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 川崎市公立保育園共通の「児童票」「障害児保育記録」「児童要録」等の様式に、子どもに関する保育の実施状況を記録しています。個別指導計画やクラス記録・自己評価等は園の所定の書式で個別に記録しており、記録に差異が生じないように記入例を用意しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 個人情報の取り扱いについては川崎市の「個人情報保護条例」等に規定されており、子どもに関する情報は施錠付きの書庫に保管しています。個人情報を持ち出す際は貸出簿に記入し、持ち出しチェック表を活用して管理しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 「全体的な計画」は、児童に関する施策や条例、指針、園の方針に基づき、また、「新たな公立保育所」の在り方基本方針に則って作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 各教室やホールは充分なスペースが確保され、広い園庭にはたくさんの遊具とプールもあり、開放的な環境が整備されています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 「保育の質ガイドブック」(事例集)による会計年度任用職員も含めた園内研修で、子どもに対する理解を深めて、一人ひとりの子どもを受容する丁寧な保育を職員間で実践しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 学年打ち合わせや乳児幼児全体会議にて職員間で共通認識を持ち、年齢に合わせた援助を行っています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 日々、子どもの遊ぶ様子を観察することを心掛けています。遊びのコーナーの設定・手作り遊具や年齢発達に合わせての環境設定と入れ替えにより、自発的な遊びを選択して集中できる環境を整えています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 0歳児の保育は保育内容に応じ担当制で行い、全担任で子どもたちを見守っています。担任の誰かが迅速に対応できる状況を作り、日々の生活を通して子どもとの愛着関係を築くようにしています。1対1での対応を求めてくる場合には保育士の連携で対応し、経験豊富で安心できる保育者のもと、一人ひとりの気持ちを受け入れ、個々のリズムを大切にした活動ができるようにしています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 1・2歳児の保育については、子ども一人ひとり発達や興味に応じた遊具や環境設定を行っています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 年齢や発達に応じて色々な遊びに興味・関心を持つ環境設定を実施し、子どもが自ら活動を選択して遊びに集中できるような玩具や教材を増やしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 障害の特性を配慮した個別指導計画を作成し、医療的ケアが必要な園児に対しては「医療的ケア保育の手引き」に則った保育を実施しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 大規模保育園のため、集団が大きくならないように学年別の保育を行っています。少人数の保育ができるため、保育士が絵本を読んだり、わらべうたで触れ合ったりと、じっくり関わる遊びをすることで、子どもたちが落ち着いて過ごすことができるように配慮しています。また、特例・延長保育の時間帯には同じ担当の職員が引き続き受け持ち、子どもが安心して過ごすことができる配慮をしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 小学校との連携については、「全体的な計画」の中で、保育所保育指針の「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が目安として明記されています。5歳児の「年間保育指導計画」にも四半期ごとの目標を掲載されており、就学を見通した小学校との連携を実施しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 川崎市公営保育園の「健康管理マニュアル」に基づき子どもの心身の健康状態の把握や事故の対応等を行っています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 健診は0・1歳児が2か月に1回、2~5歳児が4か月に1回実施し、その他、年2回の歯科検診、毎月の身体測定を実施しており、「すこやか手帳」に健診結果を記録しています。保護者には、歯科健診結果表を配布し、健診・身体測定結果は「すこやか手帳」で知らせています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に基づいて作成された「川崎市公営保育園食物アレルギー対応マニュアル」に沿って対応しており、職員全員は年1回のアレルギー研修を受講し、エピペンの扱いについても研修を行っています。個々の除去食については「除去食個別対応一覧表」で周知・共有しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 「全体的な計画」や「年間指導計画」「月案」には食育についての記載があり、毎月の給食会議で一人ひとりの年齢や発達に応じた食育の検討を行っています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 栄養士が作成した市内統一の献立を基に業務委託しています。業者とは給食会議で衛生管理等の確認や意見交換を行い、兼務栄養士による給食作業確認を行って、子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 乳児は個人連絡帳を、幼児はクラスノート(状況により個人ノート)を利用して、毎日の保育状況を知らせています。個々に伝える必要があることは送迎時に口頭にて連絡して、家庭との連携を行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 毎日の送迎の際に、保護者には積極的な声掛けを行ってコミュニケーションをはかり、保護者との信頼関係を築いています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 「川崎市児童虐待対応ハンドブック」の内容を全ての職員に周知すると共に、研修や各関係機関との会議で得た情報を職員と共有しています。「運営管理マニュアル」に虐待対応の基本や早期発見と発見した場合の留意点などが示されており、内容に沿った対応に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 週案・月案・四半期・年間の反省は、児童票の記録を基に会議にて振り返りを実施し、保育内容については、次回の週案や月案等のカリキュラムの見直し時に改善内容を反映しています。 |