川崎市白山保育園
第三者評価機関名 | 公益社団法人 けいしん神奈川 |
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名称 | 川崎市白山保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 120 名 |
所在地 | 215-0014 川崎市麻生区白山4-2-1 |
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TEL | 044-987-7722 | ホームページ | https://www.city.kawasaki.jp/450/page/0000031608.html |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1986年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 川崎市 | ||
職員数 |
常勤職員:26 名
非常勤職員:15 名
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専門職員 |
施設長:1 名
保育士・看護師:20 名
用務員:2 名
兼務栄養士:1 名
子育て支援センターみなみゆりがおか(H23年):1 名
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施設・設備の概要 |
(居室数) :保育室9室
(設備等):事務室、医療的ケアスペース、教材室、トイレ、浴室、職員休憩室、給食室、地域支援室
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理念 ・子どもたちの最善の利益を考慮し、福祉の積極的な増進を図る。 基本方針 ・一人一人の子どもの情緒の安定を図り、健全な心身の発達を促していく。 ・園生活が子どもたちにとって豊かなものとなるよう、家庭や地域社会との連携を図り保育に当たる。 ・地域の子育て支援を積極的に遂行していく。 |
白山保育園は昭和61年4月に開園、定員120名の公立保育園です。小田急新百合ヶ丘駅からバスで10分、最寄りのバス停から徒歩4分の大規模集合住宅街の中に位置しています。隣接している「むじなが池公園」等緑や池の自然に恵まれており、昆虫や植物が多様で、戸外遊びや探索活動を通して自然に触れる機会を保育に活かしているのが当園の大きな特色です。また近隣の集合住宅街の有志で構成している見守り隊が温かく見守ってくれる等地域との交流も盛んです。具体的な特徴的な取り組みは以下の通りです。 ①麻生区のセンター園として産休明け保育、医療的ケアが必要な児童の受け入れを行い、地域の子育て支援、公・民保育所の人材育成を担い、保育の質の向上を目指していくための取組を行っています。 ②戸外でのびのびと遊ぶことを中心にして、散歩やリズム活動、荒馬などに取組みしなやかな体作りに力を入れています。 ③自然豊かな環境を活かし、植物や昆虫、動物等生き物への興味と触れ合い、命の大切さを伝えています。 ④異年齢保育や多世代間交流を通して、人とのふれあいや相手を思いやる心をはぐくむことを大切にしています。 |
評価実施期間 | 2020/09/16(契約日) ~2021/01/29(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(平成27年度) |
特に評価の高い点 | ■麻生区のセンター園として地域に根差した保育園を目指しています。 麻生区のセンター園として産休明け保育や医療的ケアを必要とする児童の受入れを行っているのが特色です。 地域の拠点園として麻生区保育総合支援担当と連携し、地域全体の子育て支援の情報発信、民間保育園との連携促進、公・民保育人材の育成に積極的に取組んでいます。公開保育、交流保育を通し民間保育園の職員との連携を図り、互いに保育技術の向上に向けて学び合い、保育の質の向上につなげています。園の周辺は閑静な集合住宅街で高齢者も多く、老人福祉施設との交流、地元見守り隊等との多世代交流を通して相手を思いやる心を育んでいます。 ■全職員のチームワークで保護者との信頼を深めています。 園長は職員一人ひとりの姿を熟知し、その職員に合った的確なアドバイスができています。職員面談でも職員からの信頼度は高いことが窺えます。個人相談は保護者の思いを受け止め、寄り添う気持ちで対応し、子どもの成長を共感するよう全職員が努めています。職員間のチームワークは良好であり、園全体で子どもを見守る体制ができています。担任だけで悩まず、他の職員が親身になってフォローし、互いに保育の質を高め合えるよう努めています。今回実施した利用者家族アンケートでは総合的な満足は高く、全職員が保護者との絆を深めている様子が窺えます。 ■自然豊かな環境と広い園庭で、心も体も元気な子どもに育っています。 しなやかな身体をつくる保育を目指して、散歩やリズム遊び、園の特徴である荒馬を取り入れながら体の使い方や楽しみ方を年齢に合わせて行っています。園庭が広いのも当園の特色です。鬼ごっこやドッヂボール、砂場遊びを思いっきり楽しみ、活発に身体を動かしています。自然の中での探索活動にも熱心に取り組んでいます。昆虫や植物の発見や驚き、喜びを子どもと共感しながらドキドキワクワクの毎日です。 |
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改善を求められる点 | ■「保育について語る」時間を捻出し更に質の高い保育を期待しています。 「保育の質ガイドブック」を活用し、保育を語れる職員集団を目指して検討会議を進めています。現状はコロナ禍も相まって、十分な時間を捻出することが難しい状況にあります。ピンチをチャンスと捉え、これまでの慣習にとらわれない発想や仕事の見直しを通して経営改善、実効性の向上を図り、明日の保育に向かってより一層質の高い「保育を語れる白山保育園」になることを期待しています。 |
第三者評価を受審するにあたり、職員全員がすべての評価項目に沿って自分と保育園の状況の振り返りを行いました。それを基に会議で意見を出し合い検討する時間を持ったことで、それぞれの思いや考えを知ることができ、日々の保育の見直しをする機会となりました。また自園の良い点、課題点が明らかになり職員全体で共有できたことで、良い点を継続しながらさらに向上させること、課題点をどのように改善していくのか、方向性が確認できたこともよかったと考えています。 保護者アンケートにも多くの方から回答を頂き、園運営に関心を持っていただいていることを実感いたしました。今後さらに保護者の方に信頼していただけるよう努力していきたいと思います。 総評として「明日の保育に向かってより一層質の高い『保育を語れる白山保育園』になることを期待しています」という言葉が大変励みとなりました。これからも子ども、保護者、職員みんなの笑顔があふれる白山保育園となるよう、職員全員でさらに頑張ろうと思います。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 保育理念、保育方針、保育目標は保育説明会資料や区のホームページに掲載し、保護者や地域の人に伝え理解を得ています。園のしおりや保育説明会の資料に明記し、保育理念、基本方針等から当保育園の使命が読み取れます。理念、基本方針は年度初めに会議で検討し、全職員に周知徹底し毎年度末に見直しを行っています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 社会福祉事業全体の動向、各種福祉計画の把握、データの収集、分析等は川崎市の事業として行っており、報告、周知しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 川崎市の「新たな公立保育園のあり方」等を基本として、公立保育園としての課題や問題点を明らかにしており、課題解決に向けて取組みが進められています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 川崎市として明確な中・長期的ビジョンを策定しています。その中で数値目標や具体的な成果等を設定しており、毎年評価、見直しを行っています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 川崎市運営管理課の運営指導方針を踏まえ当園の単年度事業計画は作成されています。具体的には全職員の意見や提案が反映された「白山保育園保育方針」「全体的な計画」「保育説明会資料」「保育指導計画」等が示され、年度初めの会議で職員全員に周知され職員は理解しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 事業計画はクラス毎振り返り、課題を抽出し全体会議に反映させています。各会議では事前に告知された議題に対し、職員が積極的に意見を出し合い討議によって決定しています。また事業計画には保護者の意見を十分反映しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 園だより、クラスだより、保育説明会資料等で保育園の事業計画を伝えています。クラスだよりは、全クラスのクラスだよりを一括掲示し、保護者全員に周知できるよう工夫を行っています。懇談会や保育説明会、必要な時には説明会を行い各年齢に合わせた内容で保護者に直接説明を行っています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 保育計画(年間、月、週、日)はPDCAサイクルに基づき立案・実行・評価を行い、評価後、速やかに会議を行い課題を共有し改善に向けて話し合いがなされています。担任は乳・幼児会議でクラスの様子や工夫をしている点、困っている点を出し合い情報共有するとともに、担任以外の職員の意見や提案を傾聴しながら保育の質向上に努めています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 テーマを決めてプロジェクトを立ち上げ、課題や大切にしたいこと等は定期的に見直しています。課題については職員間で話し合い改善策を出しています。昨年度は玩具や絵本が十分ではない中、遊びの選択肢を広げるために、屋外では子どもが遊べるようピロティを改装整備し、室内では絵本コーナーづくりを進める等限られた予算の中で保育環境を計画的に整備しています。また有給休暇の取得数値を設定し、休暇をとりやすい職場環境に努めています。計画的に休暇を取得するために仕事の見直しや改善を行っています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園長は毎年度初めに「白山保育園保育方針」を書面で職員に周知しています。 職員の職務分担と役割分担は職員会議で周知されています。その中に園長の役割と責任が明確に記述されています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 園長は保育の質及び職員の質の向上に向けて、園の役割や社会的責任を遂行するために日々法令を遵守した取り組みを行っています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 園長は職員会議他様々な場面で、職員自らが課題を解決できるよう職員の意見をきちんと聞いて、職員が納得する的確なアドバイスを行い具体的な改善策につなげています。指導案だけでなく報告書等もきちんと目を通し、都度適切なアドバイスを行っています。月案、週案、児童票などすべてに目を通し的確なアドバイスを行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 人員配置、環境整備など、希望を聞きながら職員が働きやすいよう取り組んでいます。進める業務内容に合わせて適材適所の職員を配置し円滑な園の運営に努めています。アドバイス等も必要に応じて行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 川崎市として計画的に人材確保を行っており、市の基準に基づき専門職の人員が配置されています。「川崎市人材育成基本方針」が策定されており、人材育成に関する方針が確立しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 「川崎市人材育成基本方針」の中で階層別に「求められる能力」が明確にされています。人事評価、キャリアシート、服務チェックシートが導入され、人事基準も明記されています。人事評価は年度初めに目標を設定し、中間面接を経て年度末に園長と面接しフィードバックを行っています。フィードバックでは職員のモチベーション向上につながるようアドバイスを行っています。また川崎市のキャリアシートを活用し、個々の職員のキャリア形成に向けて中長期的な視点で人材育成に取り組んでいます。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 働き方改革の浸透により、園長は有給休暇取得について希望に沿うよう体制を整備し、個々人に差が出ないように努めています。ノー残業デイやハピネスデイの設定もあり、職員の就業状況は良好です。また職員の体調やメンタルヘルス等への配慮も欠かさず、休息、体調回復が行えるよう努めています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 「期待する職員像」は「川崎市人材育成基本方針」に明示されており、人事評価やキャリアシートで一人ひとりの目標管理のための仕組みが構築されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 「川崎市人材育成基本方針」の中で「期待する職員像」について明記されています。また「新たな公立保育所の在り方」の中でも指針が出ています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 園長は研修受講歴等が記入されているキャリアシートや人事評価等を通し職員一人ひとりの業務経験や習熟度を把握しています。幅広いテーマでの研修が計画されており、職員一人ひとりにあった研修の機会が保障されています。外部研修についても情報提供を行うとともに参加を奨励しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 次世代の専門職育成支援を目的に実習生を積極的に受け入れ、学校の要望を取り入れながら子どもの年齢にあった実習のプログラムを作成しています。専門職を育成するとともに職員自身も学びにつなげる姿勢をもって、実習生の受入れを行っています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 川崎市や麻生区のホームページに保育方針や保育目標等必要な情報が常に公開されています。区のホームページでは園の様子を写真で紹介し、園だより、給食だより、保健だよりで園の様子を公開しています。また同ホームページにある「はくさんポンポコ広場」では、麻生区保育総合支援担当と連携し、子育て世帯向に保育園に遊びにくるよう毎月呼びかけています。地域の他施設と協力して、地域に向けて情報発信を行っています。第三者評価の受審結果を公表しています。「新たな公立保育所のあり方」等で地域子育て支援としての当園の存在意義を明確化しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 園の運営については毎年実施される監査において適切な評価を受け、結果を職員間で共有・改善を行い適正な運営の確保に取り組んでいます。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 地域との関わり方や計画は「白山保育園保育方針」等の書面で示しています。地域の情報や白山地区の「地域子育て支援センターみなみゆりがおか」など園児及び保護者が地域の人々と交流する機会がある多数の社会資源の情報を収集し、お便りを掲示、配布するなど保護者に伝えています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 次世代の育成としてボランティアの受け入れは全体的な計画にも示されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 地域の関係機関や団体についての情報は「地域支援ファイル」により職員会議等で情報共有され、必要に応じて担当者が連携して事業を行うなど、近隣施設との関係は良好でお互いの状況を理解しています |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 自治会会長、地域住民の見守り隊、民生委員・主任児童委員等の方々に夏祭りなどの園イベントに参加していただき、情報交換をして地域社会の視点からのニーズ把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 麻生区保育総合支援担当と連携して地域のニーズを把握し、麻生区のセンター園として事業を計画・実施しています。具体的には「親子でランチ」、「園庭開放」、「遊びの広場」、地域の父と子が参加する「にこにっこ白山」、「園見学」等に取り組んでいます。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 理念や基本方針で子どもを尊重した保育について明示し、実践で検討をしながら子どもは同じ一人の人間として接することを心がけた保育をしています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 子どものプライバシー保護について職員間で確認し、研修を行うなど理解を進めています。具体的にはトイレの個室確保、おむつ交換の位置、着替え時のカーテン、プール指導のときの目隠し、医療的ケア児は別室での処置を行う等、限られた環境の中で職員が工夫して子どもにとって快適な環境を提供するようにしています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 地域の子育て世代にはホームページへの掲載やイラストを多くして分かりやすくしたチラシ(白山保育園のごあんない)などで情報を発信しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 保育の開始にあたっては重要事項説明書を提示し、丁寧に説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 転園等があった場合は、市内の公立であれば児童票の引継ぎができるようにしています。異動があるなどの理由で担当者は設置していないが、市内の転園に限らず、いつでも相談に来てほしいということは必ず伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 保育説明会、懇談会、保育参加・参観、個人面談、保護者会等を行い、保護者の思いを受け止めたり行事後にアンケートで要望を把握して会議で課題を検討・共有し、改善に取り組んでいます。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 重要事項説明書で第三者委員による苦情の受付・解決の仕組みが記されロビーにも掲示し、意見箱の設置により苦情を申し出しやすい工夫をしています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 保育内容説明会、懇談会等の機会に、相談や意見表明の方法について説明をしています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 意見箱を設置しているほか、行事、保育参観等のアンケートで意見・要望を聞いています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 事故発生時の対応と安全確保についてはマニュアルを基に職員に周知されています。危険などに気づいた職員が「ヒヤリハット検証記録」を記入し、看護師を中心に集計・分析して職員の意識喚起をしています。事故の場合は発生した翌日に話し合いを持ち、再発防止に向けた改善策の検討・実施を行うようにしています。安全点検を実施し、心肺蘇生法や嘔吐処理などの保育士として理解すべきことの研修を行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 川崎市の「健康管理マニュアル」に基づいて感染症予防や発生時対応の取組を行っています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 災害時の対応体制は決められ、「川崎市震災対応マニュアル」をはじめ文書化されています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 川崎市「保育の質ガイドブック」に明示されている内容を標準的な実施方法と捉え、保育実践を行っています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 保育の実施方法の見直しは週、月、期ごと、年間ごとに職員で検討し必要に応じて実施方法の変更をしています。日誌の振り返りを週末に、月間指導計画は月ごとに、年間指導計画の振り返りは4期に分けて評価・改善を行い、日々の振り返りが年度間の振り返りにつながるよう連続性を大切にする中で職員全員が質の高い保育を目指しています。各々の振り返りは会議等において職員間で検討し意見を出し合い標準的な実施方法の検証を行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 乳幼児に関しては、子どもの姿を見ること、子どもを取り巻く環境を把握したうえで、様々な職種、立場の職員が検討して個別指導計画が策定され、保育が提供されています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 指導計画の見直しについては時期を決め、職員の評価・反省を活かして改善・見直しを行っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 記録の様式は市で統一されており、記録をもとに職員会議等で確認・共有されています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関しては川崎市の規定と指示により、個人情報の取り扱いについては十分注意するように職員に徹底し、毎日2重、3重にチェックを行い、漏れがないようにしています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 全体的な計画は保育の全体像を包括的に示すものとして、保育所保育指針の内容に沿って作成しています。当園の保育理念である「子どもの最善の利益」を念頭に、園長のリーダーシップのもと、全職員が意思統一して作成しています。また保育方針、保育目標とも連動するよう作成しています。当園では全ての年齢の保育において「養護」を第一義とし養護と教育が一体的に展開されるよう配慮しています。また年齢別の子どもの姿を丁寧に記載するとともに年齢間の連続性にも配慮しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 日常的に換気をし、季節や気候に合わせて加湿器、クーラーなどを用いて快適に過ごしています。施設や遊具等は毎月の安全点検や園内点検表を活用して、日々の保育の中で気づくところはその都度改善し物的環境を整えています。寝具は業者に依頼し丸洗い、布団乾燥などを行い常に衛生的な環境を保っています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 児童票から一人ひとりの発達状況や健康状況や家庭の状況を把握し職員間で情報を共有しています。年齢や発達に応じた声掛けや関わりを心掛けています。乳児が言葉でうまく言えない場合は、その裏にある気持ちや言葉にならない表情や仕草を汲み取り、時には代弁を行い子どもの気持ちに寄り添った保育を行っています。スキンシップにより愛着関係を育み、保育士との関りの心地よさや安心感を得られるように努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 一人ひとりの自ら行おうとする姿をやさしく見守り、次の成長に無理なく繋ぐことができるように努めています。着替えなど達成感を感じられるようさりげなく援助することを大切にしています。自分でできた時にはその姿を褒め、自信につながるよう援助をしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 子どもの「やってみたい」という自主性を尊重し、保育士がさりげなく援助しながら、達成感を味わえるようにしています。探索活動は身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、自ら感じたことや考えたことを表現する力を培うことから熱心に取り組んでいます。戸外遊びについても、園内では経験することのできない自然環境や季節の変化を感じ、自ら身体を動かして遊ぶことを楽しんでいます。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 養護と教育の一体的展開のもと、①健やかに伸び伸びと育つことを大切にしています。受容的関わりにより生活のリズムを整えるよう努めています。②身近な人と気持ちが通じ合うことを大切にしています。遊びや生活の中で子どもが発した喃語や言葉を優しく受けとめ、応答的な関わりの中で子どもとの絆を深め安心して過ごせるように努めています。保育士は子どもと視線を合わせ、優しく語りかけています。③身近なものと関わり感性が育つことを大切にしています。月齢や一人ひとりの発達に合わせて、探索活動が出来る環境を整え、玩具等は安全面に配慮しています。発達に合わせた玩具を用意し、子どもの目線に合わせた玩具の設置を行うことで、触れたい物に興味をもって手が届くように環境を整えています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 持ち上がりの職員を配置するなど、それまでの育ちを把握し、子どもや保護者にとって安心できるようにしています。生活や遊びを通して「自分でしよう」とする気持ちを大切にし、保育士は子どもの思いを汲み取り、子どもの主体性や自発性を尊重しながら援助し温かく見守っています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 子どもたち一人ひとりが集団の中で自己を発揮しながら興味、関心が広がるような活動に取り組んでいます。3歳児が2クラスに分かれていることで、きめ細やかな個々の対応ができています。この時期は運動能力、知的能力、言葉等が目覚ましく発達する時期であり、一人ひとりの発達を捉え生活や遊びが充実できるよう努めています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 子ども同士の関わりを大切に保育し、お互いの存在を認め合えるような働きかけを心がけています。当園では全体的な計画の中の特色ある保育としてインクルーシブ保育を掲げています。支援が必要な子どもだけが大切にされるのではなく、障がいの有無に関わらず一人ひとりの子どもが平等に大切にされ、それぞれに必要な保育を一緒に受けることで、共に育ち合うことができるインクルーシブ保育を大切にしています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 生活の中で活動と休息のバランスを考え、メリハリのある活動を通して安定した気持ちで過ごせるように配慮しています。子どもの長時間にわたる保育については、子どもの年齢、生活のリズムや心身の状態に合わせて、職員の協力体制や家庭との連携の下、保育の内容や方法にも十分配慮して行うようにしています。個々にやりたい遊びを持続できるように配慮し、また少人数で過ごせる雰囲気を作り、落ち着ける場所を設定する等保育のための環境が整備されています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 園から小学校へのつながりを大切にし、年間指導計画のねらいに小学校との連携、就学に関する事項を記載しています。当園の職員が小学校への授業参観に出かけたり、小学校の職員と意見交換を通して、小学校との交流を行っています。年長児は近隣の小学校に招待され、小学1年生の授業を参観し1年生と交流を図るなかで、就学への期待や安心感につなげています。また幼保小担当者会議があり、その中で意見交換や情報共有を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 川崎市の「健康管理マニュアル」に基き、保健日誌に子どもや保護者の健康に関する情報を記入し、職員で情報共有しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 園医による年間の健康診断を0、1歳児6回、2~5歳児3回と定期的に実施、歯科健診は保護者会の協力もあって年2回実施しています。健診の結果は「健診記録表」及び「歯科健診表」に記録して、保護者にも伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 「健康管理マニュアル」のフローチャートにより示された対応によって、アレルギー疾患のある子どもについては医師の指示のもと「除去食献立表」を作成し、毎月、保護者とともに確認を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 保育説明会資料に、川崎市におけるめざす子ども像や食育の目標に基づく期毎の食育年間計画を掲載し保育計画に食育を取り入れています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 給食会議や検食簿を活用し、委託業者に対して子どもの発達や喫食状況を伝え、子どもの姿に合った食事の提供につなげています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 朝夕保護者に会える機会を中心に対面でのコミュニケーションを心掛けています。また、乳幼児は連絡帳、幼児はクラスノートや個人ノートで保護者との日常的な情報交換を行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 保育士の常識を当たり前とすることなく、保護者の気持ちや状況を把握し、より添う気持ちで相談を受けたり、一緒に考えるようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 早期発見・早期対応をこころがけ、子どもの様子を常に観察し、着替えをする時などに子どもへの虐待の兆候、また、家庭での虐待等権利侵害の懸念を感じ取った場合は、一人で判断するのではなく複数の目で確認して話し合ったうえで園長に報告をしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 保育士のセルフチェックとして「子ども主体の保育とは」で自己の保育実践を振り返り、担任間でのクラス反省を丁寧に行い、細やかな保育や援助方法、一人ひとりへの対応や保護者への関わり方も確認して専門性の向上を図っています。 |