戸部みつばち保育園
| 第三者評価機関名 | 株式会社プレパレーション |
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| 名称 | 戸部みつばち保育園 | 評価対象サービス | 2024~ 保育所版 |
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| 対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 12(14) 名 |
| 所在地 | 220-0051 横浜市西区中央1-40-1 City Lux Tobe1階 |
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| TEL | 045-534-9989 | ホームページ | https://centerjp.com/tobe/ |
| 【施設・事業所の概要】 | |||
| 開設年月日 | 2023年04月01日 | ||
| 経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社センター | ||
| 職員数 |
常勤職員:3 名
非常勤職員:11 名
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| 専門職員 |
保育士:11 名
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| 施設・設備の概要 |
保育室:2
更衣室:1
事務室:1
子どもトイレ:3
大人トイレ:1
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| 保育理念 ・園に関わる全ての人が笑顔になる園 ・個々を大切にしなやかでくじけない心を育てる 保育方針 子どもの興味を共有、共感し気持ちに寄り添いながら愛情いっぱいにじっくり丁寧な保育を心掛ける |
| 戸部みつばち保育園は自分の家みたいに子どもが安心できる場所、保護者が安心して子どもを預けられ何でも話せる場所、保育者も含めたみんなが笑顔でいられるそんな保育園を目指しており、とてもアットホームな空間になっています。 「自分らしく」 個々の性格や発達を理解しその子らしさを伸ばしていく 「健やかに」 心身ともに成長できるよう安心、安全な空間を作る 「思いやり」 人との関りや遊び、生活を通して相手の気持ちが分かり感謝の気持ちを育てる の3つを保育目標としています。また食事に関してもただ食べるのではなく何が入っているのか子どもが興味を持てるように可愛いマグネットの食材をボードにはって食への興味を持たせどれがどの食材か探すことも食べる楽しみの1つになっています。このマグネットは調理の職員が手作りで他にも子どもが喜ぶ盛り付けにし、苦手なものも少し食べてみようかな?と子どもが自分から思える工夫をしています。保育者だけでなく園職員みんなで子どもの「楽しい・嬉しい・やる気」を育て見守っています。 |
| 評価実施期間 | 2025/04/01(契約日) ~2025/11/28(評価結果確定日) |
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| 受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
| 特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 ・園長は保育の質向上に向けてリーダーシップを発揮しています 園長は職員の保育の質向上を目指して率先して園内研修を企画しています。そして1年目は園長が講師を務めましたが、2年目以降は職員がそれぞれ必要、得意と思う研修を自ら企画し講師を務めることで、スキルアップにつながり、結果保育の質が向上する一因となっています。 ・「園に関わる全ての人が笑顔になる園」を目指し、笑顔で保育に取り組んでいます 法人の方針のもと、園長が開園時に自ら園名を命名し、その名前に込めた想いを大切にしながら運営をしています。園長主体の運営は、園の特色を活かした暖かい雰囲気をつくり出し、家庭的で落ち着いた環境を築いています。1歳児には、保育者が手厚く寄り添い、不安を和らげながら安心して過ごせるよう援助しています。2歳児は、意欲や好奇心が大きく広がる時期であり、その主体性を尊重しながら、保育者は必要以上に手を出さず、こどもが自ら考え挑戦する姿を見守っています。園全体で、こども一人ひとりの成長を大切にし、笑顔があふれる保育に取り組んでいます。 ・災害時のこどもの安全確保の取り組みが具体的で機能しています 当園はハザードマップの浸水地域に立地しており、1・2歳児にとって垂直避難の方が現実的で安全と考え、園2階の職員専用休憩室を避難場所として避難訓練や保護者参加の引き取り訓練も実施し、災害時の安全確保の取り組みが具体的です。 ・中長期的なビジョンを持った園運営を検討することが望まれます 1・2歳児に特化した園で、在園期間が最長で2年のため中長期計画を策定することが難しいですが、園の理念を実現するための具体的な取り組みを中長期で検討し、その中長期計画から単年度の事業計画に落とし込み、園全体で年度の数値目標や目的が共有できるよう期待します。 ・こどもの卒園後を見据え、自立した生活習慣を身につけられるよう援助しています 園では、1・2歳児の保育を通して、着替えや食事など自立した生活習慣の基盤を育むことを大切にしています。全体的な計画には「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目」を取り入れ、卒園後もこどもが困らない力を育むことを目指しています。今後も、こどもの卒園後の生活を見据え、次の成長段階に安心して進めるよう、援助の在り方を継続的に見直し、保育の質の向上につなげていきます。 |
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| 開園3年目になり初めて第三者評価を受けました。職員一人一人が自分の保育や園の事を改めて見つめ直す良い機会を頂けたと思います。また保護者の思いをアンケートで確認することも出来ました。開園後みんなで作り上げてきた園が外部の目でどの様に評価をされるのかという点においても、今回の評価を真摯に受け止め、職員の励みにもさせていただき、これからも子どもたちの健やかで豊かな成長のため、また安心安全な環境の中で園に関わる全ての人の笑顔を守りながら過ごせるようにより良い保育を目指し、園全体で質の向上に努めていこうと思います。今回の第三者評価を受けるにあたり、保護者の皆様をはじめ、ご協力いただいた方々に感謝申し上げます。 |
| 詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
| 【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 「園に関わる全ての人が笑顔になる」という保育理念のもと、こども、保護者、職員がいつも笑顔でいられるような園運営を目指すという方向性が明確です。保育理念は園ホームページやパンフレットにも記載するほか、区の子育て支援拠点「スマイルポート」にも手作りの園紹介を掲示し誰でもいつでも見ることができます。保護者には説明会の際に保育理念を記載した重要事項説明書を配布して説明するほか、保育室内にも理念を掲示し継続的に周知しています。職員にも入社時に説明するほか、保育室や職員休憩室にも理念を掲示したり、職員会議で園長が話したりするなど継続的に周知しています。 |
| 【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 園長は3か月に1度実施している西区の園長会や、年2回実施している子育て関連施設協議会に出席し、西区の状況やニーズを把握しています。そして西区の状況を法人と共有します。法人は小規模保育園に特化した運営をおこなっており、横浜市内にも姉妹園が複数ある強みを活かして事業環境などを把握・分析しています。 |
| 【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人は複数の姉妹園の情報をもとに経営環境や経営状況を分析し経営課題を明確にし、各園長と共有し改善に向けて取り組んでいます。当園では経費削減を経営課題として職員にも周知し、姉妹園の園長より助言をいただくなどで取り組みを進めています。 |
| 【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 法人の3つの基本方針は法人ホームページでも紹介し明確です。また、第三者評価受審は開設3年目に実施することを法人としてルールを策定しているなど法人の計画も明確です。しかしながら明確な法人の基本方針や計画にもとづいた園の中長期の事業計画や収支計画を策定していません。口頭で法人から園長に周知するだけでなく、文書として計画を明示することを今後期待します。 |
| 【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 中長期計画を文書化していないため、中長期計画を落とし込んだ単年度の事業計画や収支計画も文書化していません。保育の内容に関する全体の計画は策定していますので、保育の内容のみならず園の経営課題の、改善策や、地域との連携なども含め具体的な数値目標や成果などを設定した単年度の事業計画を作成することが望まれます。 |
| 【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
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【第三者評価結果:c】 七夕や夏祭りなど各行事の実施状況や評価・見直しは職員も含めておこない、職員全体で共有していますが、このような行事を事業計画として単年度の事業計画の中に落とし込んでいません。一つ一つの行事や研修計画などは個々に見直し、職員に共有していますので、今後は事業計画として策定し、評価・見直しも組織的に実施することを期待します。 |
| 【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
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【第三者評価結果:c】 年間行事予定表は年度初めに保護者に配布して周知していますが、事業計画は今後策定を検討しますので、現在は事業計画の保護者への周知は実施していません。年間行事予定表では、「保護者が参加する行事」と「自由参加」行事を予定表の欄外に大きく明示し、保護者にわかりやすい表記となっています。「保護者が参加する行事」の引き渡し訓練では日時が近くなったらメールで再送したり、引き渡し訓練の内容や計画書を配布したりして、保護者が忘れず参加できるよう工夫しています。 |
| 【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 保育の質向上に向け、クラス担任が中心となり保育計画(年間、月案、週案·日案)を立て、計画に沿って保育実践をおこない評価·反省を経て改善点を話し合い、改善活動につなげる取り組みを実施しています。保育の評価体制として毎年2月に全職員が自己評価をおこない、年度末にその自己評価結果を集計し、園全体の自己評価として次年度の計画作成につなげる体制を整備しています。 |
| 【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
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【第三者評価結果:a】 開設1年目は1・2歳児合同保育を実施していたが、1年目の評価・反省から、1歳児と2歳児を分ける保育を実施するという改善案が出され職員間で共有し、計画に改善策を盛り込み策定したという経緯があります。そしてこの改善策の実施状況を更に評価し、1歳児、2歳児の使用する部屋を年度後半に交換するなどさらなる改善の見直しも実施しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
| 【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 開設の際園長が園名の名付け親となり、園に愛着を持って園運営に取り組めるような仕組みを法人が構築しています。小規模運営保育所のため、園長が全職務の責任者となり全職員の共通理解となっています。また事務所内には保育園における職務分掌表を掲示し、職員に周知しています。自衛消防組織表を保育室や職員休憩室に掲示し、災害時の職員の役割や責任も明確です。園長不在時は保育リーダーが中心となり対応します。 |
| 【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人が機密情報規程を定め、職員は入社時に法人と守秘義務について説明を受けた後誓約書を交わします。また園長は西区園長会などで法令遵守に関する情報を入手した際は職員会議などで職員に周知し、知識の共有を図っています。 |
| 【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
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【第三者評価結果:a】 園長事務室扉は上部ガラス窓になっており、保育室の見通しが良く、職員のこどもへのかかわりや取り組みの様子など保育現場の状況の把握がしやすい環境となっています。保育の課題を分析した上で、園内研修を企画し、開設1年目は園長自らが研修講師を務めました。2年目から研修の年度目的を決定したのち園長と職員で話し合い研修テーマを決め、職員がそれぞれ研修講師を務め、職員全体が保育の質向上に意欲が持てる体制を整えました。園長面談は夏に1回、年度末に1回おこない、職員の悩みや希望を聞きながら、職員の課題についても言及し指導力を発揮しています。 |
| 【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
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【第三者評価結果:a】 少しでも職員の負担を減らせるよう、園長は職員会議などで働きやすい環境整備について職員からの意見を積極的に取り入れています。例えば保護者が持ち込むオムツ1枚1枚に名前を書く業務は保護者にも職員にも負担だったため、各こどものマークのついたゴムでオムツをまとめる仕組みを提案し実施したことで、オムツに名前を書く業務が無くなり、その時間をこどもと関わる時間に振り分けることができるようになりました。 |
| 【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人の福祉人材に関する方針は明確で法人ホームページにも明示しています。採用活動も法人本部が一括して実施しています。一方で職員不足など園長の意見や要望にも適切に対応し、柔軟性のある採用計画となっています。「横浜市保育士借り上げ社宅制度」等も活用して地方からの人材確保にも取り組んでいます。また、保育士を目指す学生向けに「1日インターンシップ」の募集をし、動画での園見学などを取り入れ法人の求める人材を解りやすく伝える工夫をしています。 |
| 【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人が期待する職員像を策定し、入社書類に明示しています。また法人が就労規則・人事考課規程・給与規程を定め、昇給・昇格の基準を明確にして職員に周知しています。職員は年度末に自己評価を実施し、園長と法人本部が連携を図って人事評価を実施する仕組みを整備しています。 |
| 【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
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【第三者評価結果:a】 法人が職員のストレス軽減のために休みがとりやすく残業が極力少ない体制を構築しています。その体制を園でも維持をするべく園長が職員の振休や有休、休み希望や早番遅番希望を事前に把握したうえで、シフト作成をおこない、職員のワーク・ライフ・バランスに配慮しています。また勤務終了時間になると職員同士で声かけするなどして、勤務終了をお互いに促し合う雰囲気を作ることで、残業が少ない職場づくりを実現しています。 |
| 【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 職員一人ひとりの育成に向けた取り組みでは、日々のコミュニケーションや面談等を通して一人ひとりの得意分野を把握し、助言をおこない、育成に努めています。年度末には園長面談にて振り返りをおこない、自己の課題を明確にして次年度に反映するようにしています。研修は職員一人ひとりの希望を考慮した上でスキルアップに向けた外部研修やキャリアアップ研修、園内研修などを実施し、職員育成のための研修制度を整えています。 |
| 【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 横浜市の年間研修計画をもとに、毎年度研修計画を作成し人材育成に努めています。研修計画を作成する際、職員の研修受講実績等を勘案し、職員個々の能力アップが図ることができ、なおかつ園全体のレベルアップにつながるよう考慮して作成します。外部の研修受講後は、研修報告書を職員間で回覧し知識や情報の共有を図っています。研修計画は年度末に職員全体で反省と見直しをおこない次年度の研修計画作成に反映する体制を整えています。 |
| 【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
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【第三者評価結果:a】 園長面談を通して園長は職員一人ひとりの資格や知識、技術の状況を把握しているので、個々の職員に必要な研修を提案したり本人が希望した研修の機会を確保しています。外部研修は研修案内などをリストにして推奨し、研修費用は交通費も含め園で負担します。また出勤日に外部研修を設定し、研修も大切な勤務であることを職員が理解できるような体制を整備しています。オンライン研修の際は、園ビルディング2階の職員専用休憩室で受講できる環境を整えています。経験の少ない職員には経験のある職員がペアを組み、実地指導や振り返りをおこなう仕組みを作り、園全体で保育の質の向上を図る体制を構築しています。 |
| 【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
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【第三者評価結果:c】 法人では保育士を目指す学生向けに「1日インターンシップ」を募集し、受け入れ体制を明示し、小規模保育園の保育を見学したいとの要望には随時対応していますが、実習生用のマニュアルやプログラムの作成までには至っていません。今後実習生用のマニュアル作成を検討する予定です。また実習生指導者研修も園長が今後受講する予定です。 |
| 【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 園のホームページで理念・教育方針や保育内容を公開しています。保護者には重要事項説明書にて苦情相談窓口と第三者委員の設置を明記し、さらに園内掲示により継続的に周知しています。今回の第三者評価の受審結果も公表する予定です。運営委員会は書面形式でおこない、吸い上げた保護者のご意見やご要望並びにその回答を文書で表し、各家庭に配布し保護者に公表しています。また園パンフレットは西区の子育て拠点スマイルポートに置き地域に向けての広報活動をおこなっています。 |
| 【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人は事務・経理・取引に関する規定を定め、保育園における職務分掌表により、小口現金の管理者は園長と明確です。園長は毎月法人に報告し、法人が確認しています。法人が定めた税理士による外部監査や毎年の行政監査により適正な経営・運営をおこなっていることを外部からも確認する体制を整えています。 |
| 【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 「保育の内容に関する全体の計画」において地域の関わり方について明示しています。職員は全員西消防署より救命救急講習を受け、AEDステッカーを玄関に貼ることで、地域に対してAED設置を周知し、地域住民にAEDが必要になった際には職員が支援をおこなえる体制を整備しています。また園長は西区第二地区出前合同育児講座(中央、西戸部町、伊勢町、西前町エリア)に参加して育児相談をおこない、地域との交流を広げる取り組みをおこなっています。 |
| 【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
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【第三者評価結果:c】 園児が1歳児、2歳児と年齢が低いため、ボランティアの受け入れそのものに関して、法人と園長が模索・検討を重ねる予定です。また当園は開設3年目で卒園児も小学校に通っていない状況なので、今後卒園児が小学校に通うようになることで、卒園児の通っている小学校との連携なども検討する予定です。 |
| 【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 園長は、西区子育て関連施設連絡会及び園長会、要保護児童対策地域協議会、横浜市中央児童相談所との会議等定期的な連絡会などに参加し、関係機関と連携を図っています。保護者には重要事項説明書にて園の嘱託医や連携施設を明記したり、玄関にお散歩マップを掲示したりして、こどもの活動範囲や関係機関を周知しています。事務所に関係機関の連絡先を掲示したり、通報マニュアルを作成したりして、職員にも関係機関を周知するとともに緊急時に落ち着いた対応ができるように取り組んでいます。また西消防署と連携し職員への救命救急法の研修を実施しています。 |
| 【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 西区子育て関連施設連絡会及び園長会、要保護児童対策地域協議会、西区第二地区出前合同育児講座に参加し、地域の具体的な福祉ニーズ・生活課題などを把握します。また、園見学の際には見学後育児相談に応じたり、区の子育てに関する相談機関を紹介するなど見学者に対して相談機能、他機関への連携機能を有しています。 |
| 【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 当園は1階に立地していますが、職員専用休憩室は2階に設置しており、備蓄品は2階に保管しています。被災時には近隣の子育て家庭に対して支援ができるように準備をしています。また園長は西区第二地区出前合同育児講座に参加し、地域の育児相談をおこなったり、2024年度は区制80周年でしりとり絵本を作ることに参加するなど専門的な知識や保育のノウハウを地域に還元しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
| 【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人はこどもを尊重した保育実践をおこなうために規程を策定し、全体の計画の保育所の社会的責任の項目に「人権に配慮する」、「子どもの人格を尊重し保育をおこなう」と明記しています。職員は常にこどもの思いを聞き、こどもの思いに寄り添った保育実践を心がけ、その日の保育日誌などで振り返りをおこなっています。職員会議では、各クラスのこどもへの配慮すべきことを話し合い、情報を共有しています。加えて「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を使用し職員自身の保育を見つめ直す機会にしています。保護者の理解を促す取り組みとして、例えば外国籍の保護者の送迎の際には、さりげなく他の保護者へ紹介するなどして保護者にも文化の違いについて理解を図る取り組みを実施しています。 |
| 【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 重要事項説明書には守秘義務及び個人情報の取り扱いに関する事項の記載があり、家族も含めたこどものプライバシー保護に関する職員としての姿勢は明らかで、保護者にも取り組みを周知しています。例えばオムツ交換の際衝立で仕切る、夏の水遊びの際も玄関の前をカーテンで覆うなどして、日々の保育の中でも常にこどものプライバシーに配慮しています。 |
| 【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
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【第三者評価結果:a】 園見学は午前と午後に1組ずつと個別に園長が対応し実施しています。その際パンフレットをもとに、園長が保育方針や保育内容、持ち物等について丁寧に説明しています。パンフレットには園の特長や1日の流れ、年間行事予定を写真やイラストとともに掲載し、わかりやすいよう工夫しています。地域子育て支援拠点「スマイルポート」にも園紹介のパンフレットを置いたり、園ホームページで情報を掲載したり、多くの人が見ることができる仕組みを作っています。ホームページ、パンフレットなどの内容は、変更が生じたときに内容を見直し修正するようにしています。 |
| 【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
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【第三者評価結果:a】 入園決定の保護者と進級児の保護者に対しては、3月の保護者説明会で重要事項説明書にもとづいて、施設の概要・職員体制・保育計画・利用についての留意事項および緊急時の対応などを保護者に分かりやすく説明しています。また説明後には同意の証として保護者より署名をいただきます。配慮が必要な保護者の場合(外国籍の障がい者、アレルギー児など)には、個別相談を行い、配慮を要する事項を確認する他、保護者からの要望を丁寧に聞き取りしています。得た情報の内容及び対応については、全職員で共有します。 |
| 【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 卒園児や転園児とその保護者にはいつでも相談にのることや遊びに来て良いことを口頭で伝えています。重要事項説明書の守秘義務及び個人情報の取り扱いに関する事項には「転園する場合において他の施設との間で必要な連絡調整を行う事」と明示していますが、転園後や卒園後の相談方法や担当者などについての文書配布は、今後検討する予定です。 |
| 【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 こどもについては、日々の保育の中でこどもの表情、遊びへの意欲などを観察するとともに、こどもの話を聞きながら、こども自身の満足を把握するように努めています。保護者については、希望制の保育参加の後にアンケートや、送迎時の会話、連絡帳を通して満足度を把握しています。また毎年3月には進級時の保護者に対して保護者説明会を実施し、同時に年度末の運営委員会は保護者のご意見やご要望をアンケート形式で集め書面にて回答するという形式で保護者の満足度を把握しています。 |
| 【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 法人が「株式会社センター苦情解決規程」を策定し、苦情解決の仕組みや窓口などの体制を整備しています。重要事項説明書に苦情相談窓口を記載したり、保育室にも掲示して、保護者に継続的に周知しています。園では苦情解決ノートに経緯や解決方法など記入し記録に残します。苦情やご意見、ご提案があった場合、園長は事実確認を行い、本部と連携します。対応結果は提案者にメールを利用し文書で伝えます。 |
| 【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
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【第三者評価結果:a】 入園前説明会にて、重要事項説明書の保育園と保護者との連携についての項目を説明し、保護者が相談や意見を伝える際複数の方法があることを説明します。苦情相談窓口は重要事項説明書にも明記し、保育室内にも掲示しています。また日頃から小規模であることを強みに保護者とのコミュニケーションを大切にして話しやすいアットホームな雰囲気を職員一同で心掛けています。お迎えが重なることで、相談しづらい状況になることへも配慮し、毎月の登園予定表に面談希望日も記入できるような工夫をしたり、連絡帳にも面談希望の旨を記入できることを保護者に周知したり、保護者が相談や意見を伝えやすい環境を整備しています。また面談は2階の職員専用休憩室を利用し他の保護者から見られず安心して相談できる環境も確保しています。 |
| 【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
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【第三者評価結果:a】 保護者対応マニュアルを作成し、保護者からの苦情やご意見を受けた際の手順や対応について、マニュアルに沿って対応しています。そして保護者対応マニュアルを含むすべてのマニュアルは年度末に見直し、必要な場合は改善しています。連絡帳に相談が記入されている場合もあるので、職員は丁寧に連絡帳を読み、内容を把握し園長に伝えます。園長は事実確認をすると同時に全職員が情報を共有できるよう会議などで周知を図ります。内容によっては園長と担任、そして保護者の三者で他の保護者に見られず安心できる職員専用休憩室にて話し合いをおこない組織的に対応します。 |
| 【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
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【第三者評価結果:a】 リスクマネジメントに関する責任者は園長で、自衛消防組織と任務分担表を保育室や職員休憩室に掲示するほか、保育室には119番通報マニュアル、給食室前にはアレルギーマニュアルなど職員の目の届きやすい場所に掲示しいつでも職員が確認できるような取り組みを実施しています。さらに園内研修にて、保育室や散歩コース、公園の危険箇所を話し合い、お散歩マップとは別に散歩先・公園の危険箇所マップを作成掲示し、保護者に周知するとともに、職員自らが安全確保に積極的に取り組む仕組みを整備しています。 |
| 【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 感染症対策マニュアルを作り、園内では嘔吐研修を実施するなどして職員に感染症に対する理解を深める取り組みをおこなっています。重要事項説明書に「感染症対策について」の条項を設け、感染症及び食中毒の予防のために衛生管理を適切に実施することを保護者に明示しています。感染症発生時は、速やかに全職員に伝え、蔓延防止策を講じ、保護者には掲示とメールで知らせ注意喚起しています。メールでは人数だけでなく保護者にこどもの就寝前と朝に検温の回数を増やしてもらう事もお願いしています。横浜市からの感染症情報などは必要に応じて掲示やメールで保護者と共有し注意喚起しています。保育中にこどもに感染症の疑いが見られた場合速やかに保護者に連絡しお迎えに来てもらいます。その際受診するタイミングや医師への伝え方、登園の目安と提出書類についても保護者に伝えています。 |
| 【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 当園はハザードマップによると浸水地域に立地しており、消防署に避難確保計画を提出し2階の職員専用休憩室への階段を使用した避難訓練を実施しています。津波注意報が発令された際には2階の職員専用休憩室で保護者への引き渡しを実施し、水害での垂直避難を想定した訓練が生かされました。備蓄品も浸水しないよう2階に保管しています。水害以外の災害にも備えて年間避難訓練計画を作成し、毎月担当職員を決め、さまざまな災害発生を想定した避難訓練及び消火訓練を実施しています。保護者には重要事項説明書にて地域防災拠点・広域避難場所を示し、周知すると共に、年1・2回、災害伝言ダイヤル訓練を職員や保護者で実施しています。災害発生時の保護者への連絡は、電話、メール、171災害伝言ダイヤルを利用することも保護者に共有しています。 |
| 【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 保育の標準的な実施方法については、横浜市の研修受講時に配布される手順書並びに、横浜市作成の事故防止・事故対応マニュアル、保育所における食物アレルギー対応マニュアルなどのマニュアルに沿って適切な保育を実施しています。全体的な計画をもとに年間計画を作成し、保育指導計画、行事計画、食育計画などに沿った保育活動を行っています。マニュアルなどは職員間で共有し、必要に応じて、「子どもの人権」、「プライバシー保護」等の外部研修を推奨し、法的にも標準的な保育の実施ができるよう努めています。 |
| 【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 年間指導計画、月間指導計画、週、日指導計画の評価、反省、振り返りをクラスごとに毎月1回職員とともに実施しています。結果を次の計画に活かすなど、保育の質向上に関する検討を継続的におこなっています。園全体の振り返りはマニュアルも含めて年度末に実施して、課題の検討を職員会議でおこない組織的に改善出来るようにしています。年1度アンケート形式の運営委員会を保護者に対して実施することで、保護者等の意見や提案が反映出来る仕組みを作っています。 |
| 【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 指導計画作成責任者は園長です。アセスメントは入園書類や入園時面談によっておこないます。アレルギーのあるこどもの面談には調理員も参加します。こどもの健康状況、家族状況、保護者の勤務状況などにもとづいて入園後の面談で課題等の確認を行い、園として必要な保育内容を決め個別指導計画を作成しています。全体的な計画にもとづいて年間指導計画、月間指導計画、週日案、保育実施計画を作成しています。保護者との日々のやり取りや面談、保育参加後のアンケート、連絡帳などから保護者の意向を汲み取り保育計画に反映しています。支援困難なケースの場合などは療育センターなど関係機関との連携や区の保健師などのアドバイスを受けながら適切に関われるよう努めています。 |
| 【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 全体的な計画は年1回職員との話し合いのもと園長が見直します。年間指導計画は年4回評価、月間指導計画は毎月評価・反省を複数のクラス担任でおこないます。週、日案を緊急に変更する場合は、修正事項を赤ペンで記入し担任間で共有します。そして全職員がいつでも閲覧することが出来るよう指導計画を共有しています。次年度の指導計画を作成する際にはこどもや保護者のニーズを抽出し反映しています。個別指導計画は柔軟に変更や見直しをおこない、職員会議で周知共有した上で担任を中心に全員で適切な保育につなげています。 |
| 【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
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【第三者評価結果:a】 こどもの発達や経過記録は、担任が毎月記載をしています。週案や日案などの指導計画の活動内容・配慮・働きかけ・環境構成、評価・反省などから保育の実際を読み取ることができ職員会議で共有します。記録内容や書き方に差異が生じないよう園で方針を立て保育リーダーや園長が指導をしています。月案はコンピュータ内、週案/日案・日誌は書面にて保管し、職員がいつでも閲覧できるようになっています。また、必要な情報が全職員に的確に届くよう、連絡ノート等の確認のルール化により周知・共有をしています。 |
| 【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
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【第三者評価結果:a】 法人作成の「個人情報保護規程」に個人情報の取り扱いについて記載があり、全職員が理解しています。また職員は入職・退職時に個人情報に関する守秘義務の誓約書を提出します。保護者には重要事項説明書にて個人情報の取扱いについて説明し同意の署名をいただいています。撮影した写真や動画の取扱いに関しては、SNSなどに掲載しないように園長が職員に対して注意喚起しています。園内での個人情報に関わる書類は鍵付きのロッカーで管理し、鍵は園長が保管しています。インターネットを接続してメールが出来るのは園長のコンピュータのみです。職員が使用するコンピュータにもパスワードを設定して情報の漏洩防止に取り組んでいます。 |
評価結果内容評価
| 【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 全体的な計画は、保育理念や保育方針を土台に、保育所保育指針や関連法令の趣旨を踏まえて作成しています。園は1・2歳児を対象とする小規模保育園ですが、こどもの成長を見据え、全体的な計画に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目」を加えています。保育者は、この計画を年間や月ごとの指導計画に反映し、日々の保育を実践しています。さらに年度末には全体会議で振り返りをおこない、意見や改善点を次年度の計画に反映することで、継続的に保育の質を高める仕組みを整えています。 |
| 【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
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【第三者評価結果:a】 園内は明るいフローリングと木目調の机が並び、壁際に棚を配置することで、こどもの活動スペースを広く確保しています。床はクッション素材を採用して転倒時の安全に配慮しています。壁付扇風機で空気を循環させ、冬季は加湿器で湿度を保つ工夫をすることで、一年を通じて快適な環境を整えています。1・2歳児の保育室は可動式の扉で仕切られており、活動内容に応じて部屋を広くつなげたり、区切ってクラスごとの活動に活用しています。衛生面では、玩具を毎日消毒し破損の確認も徹底し、清潔で安全な環境を保っています。 |
| 【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、入園前に保護者との面談を通じてこどもの成長過程や生活リズムを把握し、入園後の姿を踏まえて個別指導計画を作成しています。日々の保育では、保育者が笑顔でこどもと関わり、言葉や表情、しぐさなどから気持ちを受け止め、安心できる関係を築いています。園内研修ではこどもへの声掛けを学び、肯定的な言葉を意識的に用いるとともに、不要なせかす言葉や制止の言葉を控えるよう全員で取り組んでいます。さらに、保護者とは連絡帳や送迎時の会話を通して日々の様子を共有し、園と家庭が協力してこどもが自分らしく過ごせる環境を整えています。 |
| 【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 こどもが興味を示した時が、生活習慣が身につく大切なタイミングと捉え、一人ひとりに合わせた働きかけをしています。日々の保育では、生活絵本を活用して「自分でやりたい」という意欲を促し、一日の保育のなかで、自然に手洗いなどの習慣が身に着けられるよう、手洗い場の前に足跡マークを付けるなど工夫しています。トイレトレーニングでは無理強いせずこどものペースを尊重し、1・2歳児の保育室を調整して2歳児がトイレに近い保育室を利用できるよう環境を整えています。午睡では体力差に応じて1歳児と2歳児の時間をずらし、早く起きたこどもが周囲を妨げないよう絵本や玩具を準備し、静かに過ごせる工夫をしています。 |
| 【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
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【第三者評価結果:a】 保育室では、絵本やぬいぐるみ、おままごとセット、電車などを種類ごとにケースに入れて整理し、こどもが自分で取り出せるよう工夫しています。玩具は興味や発達に応じて定期的に入れ替え、常に新しい発見や挑戦につながる環境を整えています。2歳児クラスでは、時計の数字を野菜で表示して時間を意識できるようにしたり、床にテープを貼って活動の場を示したりすることで、生活習慣や行動の見通しを持ちやすくしています。近隣の公園では、こどもが十分に身体を動かし、季節を感じながら自由に遊ぶ時間を確保しており、戸外活動時には、保育者が地域の方に挨拶を交わす姿を見て、こどもが自然に真似をし、社会体験を学ぶ機会につなげています。 |
| 【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:非該当】 0歳児がいないため非該当。 |
| 【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、1歳児が初めての集団生活に不安なく過ごせるよう、保育者がこども一人ひとりと丁寧に関わり、保育者間の連携を図ることで、こどもが戸惑うことがないよう統一した保育に配慮しています。2歳児は自我が芽生える時期であり、自分でやろうとする気持ちを尊重し、こどもが気付かないようにさりげなく援助し、自分でできた達成感を味わえるようにしています。また、言葉で気持ちを表せない場合は、表情や行動から思いをくみ取り代弁し、友だちとの関わりを見守りながら仲立ちしています。保護者とは、園だよりや掲示したドキュメンテーションを通して、保育活動の様子やこどもの表情、成長の姿を共有しています。 |
| 【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:非該当】 3歳以上児がいないため非該当。 |
| 【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 保育室は広い活動スペースを備え、パーテーションを用いてパーソナルスペースを確保するなど、状況に応じて柔軟に対応できる環境を整えています。日々の保育では、配慮が必要なこどもが安心して生活できるよう、担任を中心に個別の配慮点を職員会議で共有しています。保育者は、障がい児保育に関する外部研修に参加し、専門性の向上に努めています。保護者から発達面などの相談があった際には、安心して話ができる場所で、こどもの様子を丁寧に伝え、保護者の気持ちに寄り添った対応を心がけています。さらに、必要に応じて保健師や療育センターなど外部の専門機関につなぐ体制を整えています。 |
| 【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、こどもの在園時間の違いを踏まえ、生活リズムに配慮した保育を実践しています。担任は週間指導計画を立てていますが、クラスの状況やこどもの様子、天候に応じて柔軟に内容を調整し、無理のない安全な保育を心掛けています。日々の生活では、年齢による体力差や遊び方を考慮し、給食や午睡の時間をクラスごとに設定して規則正しいリズムを整えています。夕方には遊びのスペースとマットを敷いてくつろげる空間を用意することで、疲れが出やすい時間帯も安心してゆったり過ごせるよう配慮しています。職員間の引継ぎは口頭に加えて付箋を活用し、保護者への伝言も連絡帳に付箋を添えるなど、伝達漏れのない仕組みを整えています。 |
| 【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
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【第三者評価結果:非該当】 5歳児がいないため非該当 |
| 【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園では「年間保健計画」を作成し、クラスごとに手洗い指導や感染症予防をこどもに分かりやすく伝えています。朝の受け入れ時には、保護者から体調を確認するとともに検温と視診をおこない、健康状態を丁寧に把握しています。特に乳児は日中の体温変化が大きく、自ら不調を訴えにくいため、散歩前や午睡時など複数回の検温をおこない、体調の変化を早期に発見できるよう努めています。SIDS予防としては、午睡時に顔が見える程度の明るさを保ち、呼吸チェックを徹底するとともに、うつぶせ寝を避けるよう職員間で確認しています。保護者には重要事項説明書を通じて健康管理や感染症対策の方針を伝え、園と家庭が連携してこどもの健康を守る体制を整えています。 |
| 【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、こどもの健康状態を把握するため、嘱託医による健康診断と歯科健診を年2回実施しています。健診前には、保護者から医師への質問をあらかじめ確認し、家庭と連携した対応を心がけています。健診結果は書面で保護者に報告し、所見がある場合には保育者が丁寧に説明しています。園では、個人の健康手帳に結果を記録し、必要な情報を職員会議で共有して日々の保育に活かしています。歯科健診前には、こどもが口を開ける練習をするなど、緊張を和らげて怖がらずに受けられるよう工夫しています。 |
| 【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園では「保育所における食物アレルギー対応マニュアル」や医師の診断による「生活管理指導票」にもとづき、安全な対応を徹底しています。食物アレルギーのあるこどもへの給食は、園長・調理員・担任が毎月献立を確認し、保護者の同意を得たうえで提供しています。配膳時には誤食や誤配膳を防ぐため、食器やトレイの色分けや除去食材名を明示し、保育者と調理員が二重チェックをしています。食事中は、介助にあたる職員が専用エプロンを着用し、こどものそばに付き添うことで、安全面への配慮を徹底しています。保育者と調理員は研修を受講し、アレルギー疾患に関する知識やエピペンの使用方法を習得し、緊急時にも適切に対応できる体制を強化しています。 |
| 【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:a】 園では「食育計画」を策定し、食材に親しむ活動を通じてこどもの「食べたい」という意欲を育んでいます。調理員が手作りした野菜や肉のマグネットをボードに貼り、その日の献立を視覚的に示すことで、こどもが給食中に食材を探したり名前を覚えたりと、食べる楽しさを得られるよう工夫しています。給食は強化磁器の食器を用い、一品ごとに盛り付けることで、食器を丁寧に扱い両手で持つ習慣など自然にマナーを身につけています。保護者とは、連絡帳でこどもの喫食状況を共有し、保育室ではホワイトボードに献立を掲示しています。法人の管理栄養士による食育講座や保護者同士のワークショップを実施し、食事の工夫や家庭での困りごとを情報交換することで、園と家庭が協力して食育を進めています。 |
| 【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、給食の提供時に、こどもの発達や体調に応じて食材の大きさを調整したり、とろみを加えたりすることで、食べやすさと安全性に配慮しています。献立に郷土料理や行事食を取り入れ、季節を感じながら楽しく食べられる工夫をしています。夏祭りでは保育活動と連動した特別メニューを提供し、食育の一環として楽しめる取り組みをおこなっています。給食時には、調理員がこどもの様子を直接確認し、日々の調理に活かしています。毎月の給食会議では園長・担任・調理員が意見を出し合い、食材や提供方法の改善を重ねています。厨房では衛生管理マニュアルにもとづき、徹底した管理をおこない、安心できる食事を提供しています。 |
| 【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 保護者とは、日々の連絡帳や登降園時の会話を通して、こども体調や生活リズム、その日の機嫌などを共有し、小さな変化にも早期に対応できる体制を整えています。保育室には、こどもの作品やドキュメンテーションの掲示によって、保育の様子を保護者に伝えています。園では、年1回の保育参加を実施し、保護者がエプロンを着用して保育活動に加わり、こどもと一緒に遊んだり給食を食べたりする機会を設けています。こうした日常的なコミュニケーションと公式の参加機会を組み合わせることで、保護者が園での生活を理解し、保育の方向性を共有できる仕組みを整えています。 |
| 【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、保護者との日々のコミュニケーションを大切にし、表情や様子の変化を職員間で共有しながら、必要に応じて寄り添った対応をしています。面談の申し出があれば、保護者の都合に合わせた時間を設定し、落ち着いた環境のもとで園長と担任が一緒に話を聞くことで、安心して相談できる場を保障しています。さらに、西区子育て支援課や外部の専門機関を紹介する体制を整え、園内外の資源を活用した包括的な支援をおこなっています。相談内容は記録し、職員全体で共有することで、組織として一貫した対応を心がけています。 |
| 【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 園では「横浜市こども青年局作成の虐待防止マニュアル」にもとづき、虐待の早期発見と予防に取り組んでいます。職員は朝の受け入れ時や食事、着替えの際にこどもの身体や表情を観察し、気になる点は職員間で共有しています。必要に応じて西区子ども家庭支援課など関係機関と速やかに連携できる体制も整えています。保育者は虐待防止研修を受講し、「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を活用することで、こどもの権利擁護への理解を深めています。日々の観察、情報共有、外部連携、職員研修を組み合わせ、虐待の予防と早期対応につなげています。 |
| 【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 園では、日々の保育実践はクラスごとに振り返りをおこない、その内容を月ごとの職員会議で共有することで、保育の課題や改善点を全体で確認しています。保育者は年度末に自己評価を実施し、その結果を園長との面談で振り返り、今後の研修受講や技術向上の取り組みにつなげています。園全体の自己評価は、保育者一人ひとりの評価を集計・分析して作成し、運営委員会を通じて保護者へ公表しています。2024年度は、1歳児と2歳児を年齢別に分けて保育をおこない、こどもの成長に応じた関わりが効果的であることを確認しました。この結果を踏まえ、2025年度も年齢ごとのクラス編成を継続し、計画的に保育の質の向上に取り組んでいます。 |
