新治保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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【保育理念】 子どもの現在を豊かにし、子どもの成長を助け子どもにむけての生きるための基礎を培う。 【基本方針】 キリスト教精神を根底とした援護、育成を、その独立心をそこなうことなく、正常な社会人として生活することが出来るよう保育士が援助していく。その心的面においては、キリスト教精神を根底とした感謝と謙遜と良心的精神を「ありがとう」「どうぞ」「ごめんなさい」の言葉をもって日常生活に日常化し、その健全な情緒を育成する。 |
【立地および施設の概要】 新治保育園は、JR横浜線十日市場駅から徒歩10分、市営住宅やマンション街と市街化調整区域にまたがる静かな場所にあり、周囲には公園や緑地帯が複数あります。昭和43年3月日本キリスト教団横浜十日市場教会付属保育園として発足し、昭和47年認可を受けたキリスト教主義の小規模保育園です。現在、0歳児から5歳児まで29名(定員30名)の園児が在籍しています。 保育室は乳児室(0~2歳児)と幼児室(3~5歳児)の2室で、家庭的な雰囲気を大切にした小規模保育を実践しています。高低差があり、様々な木や草が生えている自然豊かな園庭(660㎡)があり、探索や虫探しなど異年齢で協同して自由に遊んでいます。 【特徴的な取組】 人や自然とのかかわりを深め、健やかな心身の発達を促しています。四季を通じた年中行事を行い、季節感を感じ自然に親しむことを大切にし、また、地域との交流を行い、相互理解につなげるようにしています。 保育士は、保護者に子どもの様子を的確に伝えるとともに、保護者の意向や家庭の状況を十分に把握し、一人ひとりの子どもの状況や発達など個人差に配慮しながら保育を実践しています。 |
評価実施期間 | 2020/01/22(契約日) ~2020/10/06(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1.保護者と連携し子ども一人ひとりの様子を丁寧に把握 小規模園の強みを生かし、すべての職員がすべての子どもや保護者を知り、保育にあたっています。毎月発行する全クラス分を記載した「クラスだより」では、エピソードを交えて活動の様子を伝えています。登降園時は職員が保護者とコミュニケーションを取り、収集した子どもの様子は日誌に丁寧に記録しています。支援が必要な保護者へは園長が常時連絡をし、職員や関係機関と連携して保護者に寄り添い支援に取り組んでいます。 2.自然な環境の園庭での主体的な遊び 段差のある園庭で、子どもたちは砂遊びや二輪車、かけっこ、鉄棒、ジャングルジムなど、好きな遊びを見つけて楽しんでいます。草むらの中からダンゴムシやミミズを探し、友達と見せ合うなど、子どもたちが異年齢で一緒に過ごす活動を多くし、子ども同士自然に声をかけ合ったり、小さい子どもの手助けしてあげるような関係を作っています。 3.地域の小・中学校との交流 近隣小・中学校との交流に取り組んでいます。歴史のある園で、小学校とは区幼保小教育交流事業開始以前から繋がりがあり、毎年小学校に招待されて学校見学をしたり1年生と昔遊びを楽しみ、音楽鑑賞会にも参加しています。中学生の職業体験も毎年受け入れています。また、近年は小規模保育園との交流にも取り組むなど、地域との交流を図っています。 |
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改善を求められる点 | 1.全職員参画のもとでの園運営の推進 年度の事業計画を作成し書面で職員・保護者に伝えていますが、園の質の向上を継続的に図り運営していくための中・長期計画は明文化されていません。職員参画のもと園の課題を明確にして中・長期計画を策定することが望まれます。また策定後は定期的に進捗状況を確認して必要な変更をしながら次期の計画に反映させるなど、園運営推進のための仕組みづくりが期待されます。 2.全体的な計画と指導計画の連動についての見直し 全体的な計画は一部職員の意見を取り入れていますが園長主体で作成しています。保育所保育指針について全職員で改正の内容を学び合い、保育の計画に反映させることが求められます。また、職員参画のもと定期的に評価していくことが望まれます。 3.会議議事録の充実と共有を 諸会議の議事録は残していますが、内容の詳細は職員が個別に記録していて、全体の議事録の記載内容は検討項目等最小限にとどめています。議事録を充実させ、全職員で共有することが望まれます。 |
【受審の動機】 当保育園は昭和47年6月に社会福祉法人の認可を受けた地域に根差した保育園です。 第三者評価を受審するにあたり客観的な視点から保育園の見直し評価をしていただくとともに保護者から素直な評価をもらい、それを職員一同が真摯に受とめ保育の質の向上に繋げる目的で受審しました。 【第三者評価を受審して】 評価表を利用して正規職員、非常勤職員が日々の保育を振り返りました。日常の良いところ、改善すべき点を記述し意見を交換しました。日々の保育の中で子どもたちの健やかな心身の発達を促すことが出来ているのか、全体で改めて考える機会となりました。 保護者アンケートではありのままの保育に対する意見をもらい指摘していただきました。気づかなかった保護者の気持ちを改めて知ることも出来ました。その中で日々の保育に向き合う我々の姿勢や園の方向性が高く評価されたことに対して毎日の確かなものを感じ取ることが出来ました。 【今後に向けて】 今回の評価結果は、保育の質を高めるための具体的な指標を示してくださいました。受審により明確化された課題、必要な改善点は一つ一つ克服しながら質の向上に向けた取り組みを職員と共に共有しながら行っていきたいと思います。そしてそれらの成果と今までの良い取り組みが外から見えて広く知ってもらえるようにしていきたいと思います。 今後も職員と子どもとの良い関係づくりをもとに家庭との連携を深めながら福祉サービスの向上に取り組みさらなる利用者満足の向上へとつなげていきたいと思います。 最後になりましたが、お忙しい中をアンケートに答えてくださいました保護者の皆様、的確な評価講評をしていただいた評価機関の皆様に心より感謝を申し上げます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の理念・保育目標は、「園リーフレット」「重要事項説明書」にわかりやすく掲載しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業環境と経営状況の把握・分析は、設置法人理事長でもある園長が主として行っています。安定した園運営が継続できるよう情報収集し、経営環境の変化に対応できるよう努めています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・緑区の子育て世帯数の変化など園運営に関する情報から経営課題を明確にして分析し、職員体制の充実、園に必要な保育人材の育成を課題として取り組んでいます。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・園長は、園運営の継続に向けた改善課題を明確にしていて、課題に取り組んでいくために中・長期計画策定の必要性を認識していますが、中・長期計画は策定していません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:c】 ・単年度の事業計画書を策定していますが、中・長期計画が策定されておらず、中・長期計画を反映した単年度計画とはなっていません。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画書は、職員に成果がわかりやすい保育目標を設定して職員会議で話し合い、前年度の反省のもと当年度計画を策定していますが、収支計画については具体的な数値目標の設定には至っていません。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:c】 ・保護者に向けて、行事計画は、2月に配付する年間行事予定、園だより等で事前に伝えていますが、事業計画書について説明する機会は設けていません。保護者に事業計画の主な内容を周知・説明していないので、c評価となります。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は、園としての質の向上に向けた課題を明確にし、職員会議で折に触れて話していますが、組織的に改善に取り組むまでには至っていません。保育の質の向上の取り組みの一つとして「保育士のレベルアップ」を挙げ、研修受講を推進しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:c】 ・保育所としての自己評価は年1回実施していますが、自己評価を活用して課題を抽出し、計画的に改善につなげる仕組みはできていません。第三者評価結果を活用して改善課題に取り組む姿勢があります。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は、施設の長として園運営全般を把握し、運営方針を職員会議や事業計画策定時に説明し、職員に理解を促しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・重要事項説明書に、関係法令等を遵守し、保育所保育指針に沿って保育・教育を提供することを明示しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、保育の計画を確認し、また、随時保育に入って子どもと遊ぶ中で職員の子どもへの接し方や日々の保育内容を把握し評価・分析して職員を指導するなど、保育の質の向上に積極的に関わっています。保護者との個人面談には担任と同席し、職員の保護者対応を観察して課題を把握し、職員に対し個別に適切な指導を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、会計監査人のアドバイスを受けながら人事や財務状況を検証し、現状を把握し必要な経営改善に取り組んでいます。保育所の将来性や継続性を視野に入れて運営状況を分析しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長の指導やOJT、 経験年数に応じた外部研修を受講するなど人材育成を実施しています。必要な保育士の確保については園長が検討しています。無資格者を採用し、2年半をかけて保育士資格の取得を支援しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・運営規程、給与規程に、基本給・諸手当、退職金支給等を規定しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の労務管理に関する責任者は園長で、有給休暇の取得状況や時間外労働のデータを作成し就業状況を把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:c】 ・「期待する人間像」は、「具体的な方法」から読み取れます。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・キャリアアップ研修計画を作成し、計画に沿って修了できるよう研修に派遣しています。受講後は報告書を作成し職員に回覧しています。さらに職員会議でポイントを報告しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・個別の職員の知識、技術水準は、自己評価を行う中で把握に努めています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「実習の手引き」があり、目的、守秘義務、指導のポイント等を明示しています。実習生には、「実習の心得」を用いて説明しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園ホームページは作成中で、近日公開する予定で準備を進めています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経理規程があります。規程に則り会計責任者を設置して会計伝票のチェックを行っています。内部監査・外部監査・一般競争計画・指名競争計画等について規定し、見積もり比較も規定しています。保護者預かり金を管理する会計担当保育士を配置しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園で育児相談、施設開放・交流保育を実施していることを、「みどり子育て支援ガイドブック」に掲載していますが、近年利用者がいない状態です。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティアの受け入れには、「実習生の手引き」を利用して対応しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・近隣保育園・学校関連・児童相談所など、社会資源を一覧にして事務所および各保育室に常備しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・行政からの情報や要保護児童対策地域協議会に参加して、地域福祉ニーズの把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・社会福祉法人としての公益的事業・活動への取り組みは課題となっています。園庭開放、育児相談を行っていることを「みどり子育て応援ガイドブック」に掲載していますが、近年利用者はいません。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・施設の目的を「子どもの現在を豊かにし成長を助け生きるための基礎を培う」として子どもの尊重を明示し、子どもへの接し方、言葉かけに配慮するように、園長は職員会議で繰り返し伝えています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どものプライバシー保護について、入職時に口頭で説明して職員も理解し実践しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の目的や内容を記したパンフレットは、緑区役所に置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会で園の概要、理念や方針を説明しています。入園のしおり、重要事項説明書をもとに、持ち物の実物を見せるなど具体的に説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園時には、児童票など個人記録から抜き出した文書を作成し、転園先に渡しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・日常的に、遊びや生活の様子を見て子どもの満足を把握するように努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情受付担当者は職員、苦情解決責任者は園長、第三者委員は設置法人監事と評議員です。重要事項説明書に連絡先と一緒に明記して、玄関にも掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・相談先として、受け付け担当者・解決責任者、第三者委員を重要事項説明書に記載するとともに、保護者出入口に掲示しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、日々の送迎時などに保護者から相談を受けやすいようにコミュニケーションをとっています。配慮を要する保護者には、特に積極的に声をかけています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・リスクマネジメントに関する責任者は園長で、委員会は設置していません。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長が率先して情報を収集して職員に回覧し、感染症マニュアルや、園の嘔吐処理マニュアルを使って感染症の予防と発生時の子どもの安全確保について取り組んでいます。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・避難訓練は毎月想定を変え、不審者訓練は年1回実施しています。しかし、災害時に誰が何をするかの組織図ができていません。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法はマニュアルとして文書化していますが、項目が限られています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:c】 ・保育の標準的な実施方法の検証・見直しに関する時期やその方法は、特に決まっておらず、職員や保護者などから意見や提案があった場合に行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画は各クラスの担任が作成し、園長がチェックしています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画は、評価・反省を踏まえて担任職員が見直して園長の承認を得ています。保護者の意向で、トイレットトレーニングなど変更する場合もあります。月案は、天候や子どもの意向によって急に変更する場合もあります。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの発達状況や生活状況等を、個人ファイルに経過記録として記録しています。基本的生活習慣、社会性、表現、その他について、0~2歳児は毎月、3~5歳児は3か月ごとに記載しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・運営規程に、子どもの記録の保管、保存、廃棄に関する規程を定めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童福祉法および保育所保育指針に則り、職員会議で意見を聴取し園長が作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育室の温度・湿度は、子どもに適したものになるように職員が調節しています。子どもの様子を見ながら適宜換気をし、南向きの大きな窓からの直射日光をカーテンでさえぎるなどしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者提出の書類や入園前の面談で生育歴や家庭状況などを把握し、全職員に周知しています。入園後は、0~2歳児は毎月、3~5歳児は3か月ごとに経過記録を作成し、一人ひとりの個人差に合わせた保育をしています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、一人ひとりの発達に合わせ、食事、着替え、睡眠、排泄、手洗いなどの基本的生活習慣が身につくように配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・行事では、子どもと一緒になって振り付けを考えたり、子どもにやりたい役を選ばせたりしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・畳敷きの保育室では、眠るときはベッドで、ハイハイは畳の上で、ベッドの柵につかまり立ちや伝い歩きもできるようになってます。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・一人ひとりの状況に応じて、穏やかな声かけで励ましたり、やる気が持てるよう誘ったり、できたときは良く褒めたりしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・3歳児は様々なことに好奇心をもつようになり、自分の好きな遊びを楽しんだり、自分でいろいろ試してみようとするのを職員は援助しています。自己主張が強くなってくるので、職員の仲立ちで自分の思いを表現したり相手の気持ちを知ったりしています。朝顔の種まきや水やりを、興味を持って行っています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育室は1階のみで、バリアフリーになっています。園庭に降りるには階段がありますが、必要ならば職員が抱っこするなどの対応をすることになっています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・夕方からは幼児室で、全員で遊んでいます。子どもの人数に応じて職員の人数も少なくなりますが、0、1歳児は特にスキンシップを多く取るようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・指導計画の中に就学への期待や準備についての記載があります。5歳児は1月からひらがなの練習をしています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの健康管理に関するマニュアルがあり、毎月の体重測定、年3回の身長計測などの保健計画を作成しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:b】 ・健康診断・歯科健診は年2回実施し、保健帳に記録しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「新治保育園アレルギー対応マニュアル」を策定しています。食物アレルギー疾患のある子どもには、医師が提出する「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」や食物アレルギー対応表に基づき、複数の職員でチェックした除去食を提供しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:b】 ・1歳児以上が同じ保育室で食事しています。園長や職員も一緒におしゃべりをしながら楽しく食事をしています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・献立は、給食会議にて調理師と園長が昨年度の献立を参考に作成しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの日常的な情報は、0~2歳児クラスは毎日連絡帳でやりとりしています。子どもの活動を丁寧に記載しています。3~5歳児クラスは必要に応じて連絡帳を活用しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者の個別事情は園長・担任が把握して対応しています。園長は、すべての相談内容を把握して職員会議で検討したり、職員に必要な助言・指導を行っています。相談した保護者が安心できるよう、子どもへの対応を伝えています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・登園時の子どもの様子や服装、虫歯の有無、食事の摂取状況などを観察し、家庭における子どもの権利侵害がないかの把握に努め、早期発見に取り組んでいます |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・月間指導計画に自己評価欄を設けています。保育日誌に5段階評価を取り入れ改善点を記入し、日々の保育を自己評価しています。 |