星川こども園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | 星川こども園 | 評価対象サービス | 2024~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 100(111) 名 |
所在地 | 240-0006 横浜市保土ケ谷区星川2丁目12−6 |
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TEL | 045-332-1631 | ホームページ | http://kodomonomori.co.jp/hs/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2017年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社こどもの森 | ||
職員数 |
常勤職員:18 名
非常勤職員:6 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:18 名
看護師:1 名
栄養士:2 名
調理員:2 名
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施設・設備の概要 |
乳児室・ほふく室:2
保育室・遊戯室:2
事務室・医務室:1
調理室:1
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【保育理念】 心身ともに健やかな育成のためにそれぞれの発達時期にふさわしい経験の構築に努め、入所児童、保護者および地域子育て家庭への支援に最善を尽くす 【保育方針】 豊かな人間性を持った子どもへの育成として主体的・対話的活動を行い、乳児期から幼児期の終わりまでの育ちを目指す |
【期待する職員像を明確にし、具体的な育成につなげています。】 組織として期待する職員像を明確にするために、「職員の理想とする姿」が掲げられ、その中では、法人や園の理念や方針を実行すること、子どもに寄り添った愛情深い保育をすること、教育プログラムの理解と実行をすることなどが書かれており、目指す職員の姿が具体的に書かれています。また、乳幼児の大事な命を預かっている責任、先生としての行動基準の認識と実行、自らの体調管理を徹底する予防意識などについても挙げられていて、職員の心得がわかりやすく記されています。 その期待する職員像を目指すために、「職員育成計画」が作成されており、1年目、2~3年目、4~5年目、6~7年目、8年以上に分けられ、それぞれの階層で研修が行われています。また、施設長は「振り返り・次年度取り組み検討」を使って、各個人の目標を設定し、それをもとに来年度に向けての個々の職員の課題などが話し合われて、職員一人ひとりが期待する職員像に向かっていく具体的な取り組みがなされています。 【一人ひとりの子どもに合わせた関りによって、子どもたちの個性、意欲を育んでいます。】 園では、一人ひとりの個性を把握したうえで具体的な関りにつなげています。一例として、体操や運動遊びを取り入れた活動の中では、一人ひとりの子どもの好き嫌いや体力、また運動能力の違いを大切にし、全ての子どもが無理なく運動に親しめるよう、運動のルールを簡単にしたり、達成可能な小さな目標を作るなどの個別のゴールを設定して自信を育み、意欲的に取り組む姿を引き出しています。 また、自由遊びの時間を多く取り入れることで、子どもたちが自分の「好き」や「得意」を存分に伸ばせる環境を整えています。自由遊びの中で、興味を持った遊びに熱中する体験を通じて、自主性や創造性を育てることができています。これらの取り組みから、子どもたちが運動を通じて体力や協調性を身につけるだけでなく、自分の可能性を見つける喜びを感じられるように、個性を尊重しながら成長を支える保育が実践されています。 |
評価実施期間 | 2024/09/01(契約日) ~2025/03/31(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2019年度) |
特長や今後期待される点 | 【具体的な数値目標等を記載した中長期計画の作成及び中長期計画を反映した単年度計画の作成が期待されます。】 園では詳細な事業計画が作られており、その内容は「子育て支援事業」「職員体制」「防災訓練年間計画」「職員研修計画」などがあり、それぞれの項目で具体的な計画が立てられています。その1つである子育て支援事業では、「子どもが健康、安全で、情緒の安定した生活ができる環境を用意し、自己を十分に発揮しながら活動できるようにすることにより、健全な心身の発達を図る」と書かれており、子育て中の保護者を支援するにあたって、その心構えが記されています。一方、中・長期計画では、職員の行動基準や各リーダー層についての目標、園児のすがた、地域との関わりなどについてそれぞれの目標が書かれているものの、どの程度達成するのかという指標については一部を除き言及がありません。まずは、理念や基本方針の実現に向けたビジョンを明確に示して、具体的な計画や目標を、評価が可能なように、数値や具体例なども含めて明記し、それを踏まえた単年度ごとの事業計画を作成し、年度ごとに評価を行い、それをもとに計画を見直して、次年度の中・長期計画や単年度計画を作成するという流れが構築できるように期待します。 |
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第三者評価の受審にあたり、保護者の皆様には調査へのご理解、またご多用の中アンケートへのご協力をいただき、誠にありがとうございました。 今回の第三者評価受審を通して園運営、保育内容について、全職員で改めて考える貴重な機会となりました。 高評価を多くいただくことが出来ましたが、今後も保育の質の向上や保護者の方に安心してお子様を預けていただける保育園であり続けられるよう努めてまいります。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の保育理念や保育方針、保育目標は、園のホームページ、入園のしおり、見学者用のパンフレットなどに記載され、入園前見学の際や入園時の個別説明会等で保護者にも時間をかけて説明されています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・施設長は法人が主催の園長会や区の園長会、地域のイベントなどに参加することで、保育の動向や、園の空き状況、保育関連のニュースなどの情報を得ています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人本部が主催する報告会に参加して、経営環境や保育の内容、職員体制の課題や問題点を話し合い、園の運営にいかしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・今後の目指す方向性を示すために、施設長が「中長期計画」を作成しています。この計画でははじめに「全職員が愛情深い先生となるために行動基準にしたがって成長する」とあり、今後目指すべき園と職員の姿が具体的に書かれています。また、主任、副主任、リーダーなど階層別にそれぞれの役割が書かれているとともに、地域支援や保護者支援についても目指す姿が書かれています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画には、「子育て支援事業」「職員体制」「管理担当者」「防災訓練年間計画」「職員研修計画」の項目で構成され、それぞれが詳しく検討された内容になっています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画を作成する際には、毎年年度末の会議の中で、クラス別や階層別でその年度の振り返りが行われ、職員から出た意見を次年度の計画に反映するようにしています。また、保護者アンケートや運営委員会を行っており、その中で改善が必要なものや、取り入れたりできることに関しては園で見直しを行っています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園で作成された事業計画の内容は、重要事項説明書、園だよりなどに記載し、保護者に知らせるようにしています。また、個人面談や懇談会などでも直接保護者に伝えるようにしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・日々の保育については、週案や月案に保育の内容が書かれ、その反省や評価を保育士が記入し、施設長が内容を確認することで改善に努めています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・それぞれの職員が行う自己評価や保護者アンケートでの結果を踏まえ、その内容を職員会議で共有し、今後の改善案を作成し、園内に掲示しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・施設長が自らの保育所の経営・管理に関する方針と取組を明確にするために、「職務分担表」の中で、園長の役割が明記されています。その内容は、「新入園児受付と管理」「保護者とのコミュニケーション」「地域、学校等とのコミュニケーション」など、16項目にわたっています。この表は、職員にもわかりやすい表記を使って事務所の中に掲示し、いつでも確認できるようになっています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・遵守すべき法令等を正しく理解するための取り組みとして、施設長は行政が開催する園長会や法人が開催する会議や研修会に積極的に参加して、法令等の理解を深める努力をしています。この研修では、子どもの人権や虐待防止、個人情報の保護など、多岐にわたっています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の質に関する課題を把握し、改善のための具体的な取組を明示して指導力を発揮するために、施設長は各クラスの指導計画を確認して、日常の保育が園の方針に基づいてすすめられるよう援助し、各クラスの会議に参加したり、個人面談を行うことで、保育の質の現状について把握しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・経営の改善や業務の実効性の向上に向けて、人事、労務、財務等を踏まえ分析を行うために、施設長は、定期的に法人の報告会に出席し、園児数や労務関係の問題などについて話し合われています。会議に参加した後は、そこで話し合われた内容について、園内研修やミーティング等で共有し、園内で同様の意識を形成するための取組を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立する取り組みとして、法人の全職員が交代で参加する研修会や階層別の研修会を行っています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・期待する職員像については、「教育経営計画書」の中に詳しく書かれており、それを毎回朝礼などで確認しています。また、採用、配置、異動、昇進・昇格等に関する基準については、就業規則で明確に定められ、職員がいつでも見られるようになっています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の有給休暇の取得状況や時間外労働のデータを定期的に確認するなど、職員の就業状況を把握するために、勤怠システムを導入し、主に本部において確認がされています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・組織として「期待する職員像」を明確にするために、「星川こども園職員の理想とする姿」が掲げられ、その中では、法人や園の理念や方針を実行すること、子どもに寄り添った愛情深い保育をすること、教育プログラムの理解と実行をすることなどが書かれています。また、乳幼児の大事な命を預かっている責任、先生としての責任、自らの体調管理を徹底する予防意識などについても挙げられています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「教育経営計画書」の中に、会社の理念や、子どもや保護者、組織、運営、職員などに関する方針が書かれ、さらには、仕事や人生における基本的考え方などを読み合わせることで、保育や仕事に対する基本的な方針を職員全員で確認しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・階層別研修、職種別研修、テーマ別研修等の機会を確保するために、法人が主催する研修が年に複数回開催され、これに参加することが義務付けられています。特に、入社1年目の職員には毎月研修が開催され、その中では悩みを相談したり、気持ちを前向きにするような内容の話し合いが行われています。また、市と区が主催する研修会、法人が主催する他園で行われる研修会に参加することも勧められ、職員に案内しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「実習生受け入れマニュアル」を作成し、実習生を受け入れる手順が示されています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページには、保育所の理念や基本方針、保育の内容、事業計画、事業報告、予算、決算情報が適切に公開されています。園の取り組みとして、「保育・教育」「安心・安全」「給食・食育」「使いやすいサービス」が項目別に掲げられ、それぞれの項目について、写真を添えて、丁寧に説明されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取り組みを行うために、園では年に2回、運営委員会を開催しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方についての基本的な考え方は、主に小学校の接続や地域の行事参加などについて全体的な計画に記載されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「ボランティア受け入れ対応マニュアル」を作成し、ボランティアを受け入れる手順が示されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・区が主催して開催される園長会や、幼保小の連絡会などに施設長が参加し、そこで得た情報は園内の会議で共有されています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズを把握するために、区の園長会や幼保小の連絡会に参加したり、園見学者とのやり取りの中で地域情報を得ています。また、園庭開放を行っており、フェンスや町内会の掲示板などにお知らせを掲示するなどして積極的に参加者を受け入れ、参加した保護者から保育ニーズを聞いて、その内容を園運営の参考にしています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の防災対策や、被災時における福祉的な支援を必要とする人びと、住民の安全・安心のための備えや支援の取り組みとして、地域のイベントに参加し、地域の子育て支援事業に貢献しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念には「自ら考え、判断し、行動できる人への成長のために」とあり、子どもの自主性を尊重した保育の実施について明示し、職員が理解し実践するための取り組みを行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護については、「教育経営計画書」や「個人情報保護ガイドライン」に明記され、それにもとづき実施されています。その中の注意事項については、ミーティング等を通じて、職員に共有されています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「自分の子どもを入れたい園をつくる」をテーマに、保育や教育の内容、安全・安心の取り組み、給食・食育についての活動、使いやすいサービスの紹介などがホームページに詳しく掲載されています。ホームページでは、園内の写真や活動の様子が掲載され、わかりやすい内容になっています。また、体操教室、お料理教室、音楽教室、異年齢保育、就学準備の実施など園の特色についても、文書と写真で掲示し紹介しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、入園面接確認事項にしたがって聞き取りを行い、家族構成や既往歴、アレルギーの有無、保育時間、持ち物などが細かく確認されています。また、「重要事項説明書」について、内容を保護者に説明し、同意書を記入してもらうことで、入園についての同意を文書で確認しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所の利用が終了した後に、保育所として子どもや保護者、転園先の園などから相談が来た場合には、施設長が対応することになっています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの満足を把握する取り組みとして、登降園児の情報や連絡帳の情報を朝の職員会で共有したり、受け入れの際に視診を行うなどして、全職員で一人ひとりの子どもの状況の把握に努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、苦情解決の体制(苦情解決責任者の設置、苦情受付担当者の設置、第三者委員の設置)が整備されています。玄関にも、苦情相談窓口として、連絡先を掲示するとともに、本部に直接意見を郵送することのできるはがきを設置しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談や意見を述べやすい環境を作るために、苦情解決の体制(苦情解決責任者の設置、苦情受付担当者の設置、第三者委員の設置)が整備されています。玄関にも、苦情相談窓口として、担当者を掲示するとともに、法人本部の連絡先も案内しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の提供において保護者が相談しやすく意見を述べやすいように、連絡帳アプリを活用して子どもの様子を伝えるとともに、相談しやすい環境づくりに努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントについては、施設長が責任者となっており、事故発生時の対応と安全確保については、緊急対応マニュアルに従い、対応しています。施設長不在時は、主に主任が責任者になっています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策として、保健衛生管理マニュアルを作成し、定期的に見直すなど、感染症の蔓延防止に努めています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制を確認し、実行するために、災害時マニュアルを作成し、職員会議で話し合って見直すなどの取り組みが行われています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育について標準的な実施方法については、「こどもの森のおやくそく」で文書化されています。その中には「1日の流れ」「保護者とのコミュニケーション」「保育士の基本」「年間の流れ」「安全管理」「衛生管理」などの項目があり、それぞれについて詳しく書かれています。また園で作成した保育マニュアルがあり、園外活動や衛生管理などの多くの場面での実施方法が書かれています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法に関しては、年度末に見直しを行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスが作成した指導計画は、施設長がその内容を確認しています。指導計画を作る際には、全体的な計画や保育方針を前提に、計画内容に反映しながら作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は年度末に、年間指導計画は4期ごとに、週案は毎週見直しを行い、作成された指導計画は懇談会や個人面談などで保護者にもお知らせしています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等を、保育所が定めた統一した様式によって把握し記録するために、個別指導計画、保育日誌、経過記録を使用しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関する規定については、「個人情報保護規定」で、園児や保護者の個人情報の取り扱いについて定められています。その中で個人情報の不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法が規定されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨を踏まえ、子どもの権利と福祉の確保を目的として作成されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内の温度や湿度、換気、採光、音などの環境要素は、気温湿度計を用いて測定し、その数値をSIDS表に記録することで適切な状態を保っています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達や家庭環境などによる個人差を尊重し、状態に応じた保育を行っています。個人記録や個人指導計画を作成し、発達段階や特性に合わせた保育を提供するとともに、配慮が必要な幼児には個別支援計画を策定し、状況を把握しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時の会話や連絡帳アプリ、個人面談などを活用し、家庭での生活状況や子どもの成長に関する情報を共有し、各家庭の状況を把握し、子どもの発達に合わせた支援を提供しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・コーナーに各年齢に応じた玩具や教材を準備し、自由に遊びを選択できるようにして、自主的・自発的に生活と遊びができる環境を整えています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児が長時間快適に過ごせるよう、十分な広さを確保し、安全面に配慮した環境設定を行っています。また、発達段階に応じた玩具の配置や設定を工夫し、子どもの興味や関心を引き出すよう努めています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育で、子どもの状況に応じた関わりを大切にし、自発的な活動ができるように援助を行っています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児では、パズルや塗り絵、組み立て遊びなどの指先を使った遊びを楽しむ中で、器用さを育んでいます。またしっぽ取りなどの簡単なルールがある集団遊びを取り入れ、友だちとの関わりを促進する環境を整えています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・建物や設備面では、バリアフリー設計やエレベーターの設置を通じて、障害に応じた環境を整えています。クラスの指導計画と関連づけながら個別指導計画を作成し、計画に基づいた保育を実践しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間保育を充実させるため、活動内容や職員配置、玩具の見直しを行い、子どもたちが安心して過ごせる環境作りをしています。保育室の構造や日常の活動形態は、異年齢児が自然に関わりを持てる環境を整え、乳児と幼児を棚などで分けることで適切な距離感を保っています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画および5歳児の年間計画において、小学校との連携や就学に向けた取り組みを計画的に位置付けています。また、担任は幼小保連携会議に参加し、小学校交流や近隣園との交流を実施することで、子どもたちが小学校生活への見通しを持てるよう働きかけています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理は、健康・衛生管理マニュアルに基づき実施されています。保育中に子どもの体調不良やケガが発生した際には、職員から看護師・施設長に連絡が届き次第、速やかに状況を確認し、保護者へ連絡・対応を行う仕組みが整っています。また、遅番職員が保護者へ伝え、次の日の早番職員が様子を確認するなど経過確認が確実に行われています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年に2回の健康診断と歯科健診を実施しています。健診日については、年間計画として掲示されるだけでなく、園だよりや連絡帳アプリを通じて保護者に周知し、事前の準備と理解を得るよう努めています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患を持つ子どもに対して、横浜市が発行する「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」を基本に、法人独自の「アレルギー疾患対応マニュアル」に基づき対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが食に関する豊かな経験を積み、楽しく食事ができるよう、園全体の食育計画と年齢別の年間食育計画を策定しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発育状況や体調、アレルギーの有無に配慮し、保護者と相談しながら食事の形態を個別に対応しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保護者とは、連絡帳アプリを活用した日常的な情報交換を行い、送迎時の会話を通じて、子どもの様子や成長について共有しています。また送迎時に、子どものエピソードを添えてあいさつをすることで、保護者との会話をより温かいものにしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時に、職員全員が保護者一人ひとりと顔を合わせて積極的に声をかけることで、親しみやすい雰囲気を作り、保護者との信頼関係が築けるように努めています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・虐待や権利侵害の兆候を見逃さないよう、職員は、送迎時に親子の関わり、子どもの様子の観察、着替え時の視診を通じて、子どもの心身に異変がないかを丁寧に確認しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は、日々の保育実践を主体的に振り返り、自己評価を行っています。 |