【第三者評価結果：b】

【理念はキャッチコピーとしてもわかりやすく明確にされ目指す保育実現に役立っている】保育理念は法人全体で確立されており、それに基づき園としての基本方針が設定されつつある。法人としての理念や想いは玄関掲示や入園時に発行されるしおり（重要事項説明書）にも記載され保護者への周知が図られているが、園としての理念構築は今後の課題でもあろう。また、職員においては法人独自の職員向けパンフレット「木下の心得」というものが配布され、園長より新人研修として必ず口頭で説明を受ける取決めとなっている。入園時や入職時だけではなく様々な場面（例えば懇談会やイベント、ポートフォリオ等）で具体例を出しながら周知を図ることで理念や基本方針の役割をさらに発揮できるだろう。

【第三者評価結果：b】

【地域特性や行政関連等、経営に関連性のある有用な情報収集を意識して行っている】園では、新園が多く建てられている地域である港北区の特徴を捉え、本園の独自性をさらに明確に示していかなければならないと分析している。現在は、職員の特性やスキルを把握して分析した結果、基本方針などにおいて共通意識を持つことを認識しどのように実行すべきかを検討中である。ただ現在の分析や検討は園長が独自に行っているため、組織的にはされていないのが残念である。職員全体か、運営の中心となる適切な複数メンバーで討論しあったり検討できる場を今後は設け、より効果的に実行できるようにすることが望ましい。

【第三者評価結果：b】

【課題に応じた具体的なアクションが実施されている】本園において、各職員の資質向上は継続的な課題である。特に基本方針などについては共通意識を持ち、それぞれの職員の素質やスキルに応じた職員の育成が必要である。具体的には、保育を理念実現に向けて考えて向かい合えるようになることが目標である。現在はこの明確にされた課題を解消するための、ディスカッション形式での研修という具体的な取り組みも始まっているが、今後は今回の評価結果でまとめられた言葉を各職員が保護者に伝えられるようなレベルにまで高めてほしい。

【第三者評価結果：b】

【中長期的なビジョンと計画が策定されており、今後より具体的な内容への検討を期待する】ビジョンの明確化を図り現状から導き出される将来を見据えた、ばらつきが無く、一貫した計画を園として構築できるように見直しを始めており、これが出来上がればより現場にも意識の一致が生まれ、保育そのものも充実したものになるに違いない。そのためには経営層が、目指す保育実現への手法を明確化し、この意味を全職員へ理論的にきちんと説明することができるようになることが不可欠である。経営層は、現代の新しい保育に関する勉強をたゆまず継続してほしい。

【第三者評価結果：b】

【中長期計画を充実させたうえで、これを実現するための単年度計画にもまとまりだけでなく発信力が欲しい】簡単な中長期計画が存在するが、現状の分析や深く園として実現すべき明確な保育実現への手法選択がまだ完了していないため、園の魅力的な発信にはなっておらず、発信の趣旨が色薄まっているように感じる。この部分を充実させ、園全体として目指す魅力的な保育を保護者や外部全てに伝えられるようになることが期待される。そのためには、ねらいや根拠を明確な言葉で発信することまでが必要となるだろう。

【第三者評価結果：c】

【法人の事業計画を受けた、園としての計画策定はこれからの課題となっている】事業計画は法人で用意されており、ないとは言えないが、本来施設も事業運営はすべて法人に委ねられているものではなく園の責任者である園長も園としての収支状況を含めて、園の将来を計画する義務がある。現場で残念ながら今までこの意識が薄く、法人に委ねている状況であったと言えるだろう。園の定員を満たし、事業収支をプラス化していくことは園責任者である園長の範囲であると認識し、これを向上させるためにどのような施策を立案し、実施していくか、現場に応じた事業計画策定、実施状況の把握や評価見直しが組織的に必要である。

【第三者評価結果：c】

【事業計画の策定がないため、保護者への周知や理解も今後の課題である】これからの園運営は、園の一方的なサービス提供だけで成り立つ時代ではないことをまず認識してほしい。具体的には、保護者はWEB等を通じた情報収集をしており、保育に関する専門的な知識等を豊かに持ちつつある。このような時代、保育園はこどもをただ預かるだけではなく、就学前の専門機関として保育の専門的な事項を積極的に発信することも求められている。指針や１０の姿だけではなく、様々な発信を園として保護者にはする必要があり、保護者の理解は園が目指す保育の実現には不可欠なものであることを認識してほしい。

【第三者評価結果：b】

【企画についてはPDCAを用い、職員の資質向上には自己評価分析シートを用いている】各種保育イベント（企画）については、独自に用意しているイベントPDCAのフォーマットに記載し、計画を策定することで職員の質向上を目指している。さらに策定した内容は、園長や主任が確認し園の全体的な方針とあっているかを確認して承認が行われている。職員の資質の向上については、自己評価や自己分析シートを用いて職員自らの自己分析を促し、その分析に基づき園長が面談をすることで、的確な各職員の能力向上を支援するための助言を行っている。

【第三者評価結果：b】

【利用者の意見を収集して課題を明確にし、具体的な改善内容については情報配信を行っている】連絡アプリのアンケート機能を駆使し、年に一度利用者アンケートの集計を行っている。利用者による評価結果をもとに運営委員（保護者代表者）とともにさらにディスカッションを行うことで、園の課題を明確化している。次年度の運営における具体的な計画が出来上がった際は、わかりやすい資料を作成して利用者全体に提示（アプリにて配信）するようにしている。配信した改善策は確実に実行できるよう職員にも周知が図られて実現を目指している。

【第三者評価結果：b】

【業務分担表に基づいた明確な役割と責任を表明している】多くの事業所を運営している法人の特性上、園長の経営に関する権限はある程度限定的な点もあるが、その中でも全職員の職務分担が記載されている職務分担表をもとに役割を明文化しているが、複数年にわたる分担表を作成するなどして適材適所を説明できるような工夫もあってよいだろう。新年度や新入職員にも説明を行い周知を図っており、有事における役割と責任においてはBCPを立てて明確にもしている。

【第三者評価結果：b】

【法人のスケールメリットを生かして共通の資料や組織的な研修等で職員の能力向上を図っている】新入職員に対しては入社当初に法人としての本社研修を実施しており、個人情報の保護やコンプライアンスについて学ぶ機会がある。本社より法人内のメール連絡において新たな法令についての情報、事故報告などがあり最新の改正に関する情報などを取り入れている。このような連絡や研修の際には、理解を深めるために本社の管理課や運営部部長などに尋ねることもでき、組織的にフォローを受けることができる環境が整っている。

【第三者評価結果：b】

【園長は園の保育の質向上に意欲的であるが言語化が今後の課題である】園長は全てのクラスの月案会議に参加、そのほか職員会議や主任副主任会議にも参加して直接的な職員指導を行っている。子どもの様子に応じた支援に困っている場合や新年度に向けての準備などにも職員と一緒になって取り組んでいる。園長は経験値も高く保育の質に対する理想を有しているが、園長がの求めている保育へのこだわりをまだ言語化するに至っていないため感覚的な指導が行われている。言語化に注力し、言葉の定義を明確にすることから、より職員の理解が高まる指導を是非実現していただきたい。

【第三者評価結果：b】

【現場に合わせた具体的な取り組みで柔軟に対応し業務の改善を行っている】本園では、保育士の事務時間を如何にして確保するかがしばらく課題であったが、現場の状況をよく観察し、最も効果的な時間帯を見つけて、看護師や主任がクラスにフォローに入るなどし、保育士の事務や必要な研修が受けられるよう工夫を凝らすようになった。このように現場に寄り添った指導力を発揮することで、実効性の高い改善策を行うこともできている。

【第三者評価結果：b】

【法人本部（本社）との連携により園に必要な各種の福祉人材の確保などに関する計画を連携して行っている】複数の園を運営する法人ならではであるが、各園の必要な人材を把握し本部で一括して採用活動を行っている。園は本部に具体的な求める人材像を提示し、法人本部と連携して必要な人材確保を確立している。今後は、さらに園独自に人材育成を進め、具体的な計画に基づいた取り組みを進めることができれば、より現場に寄り添った人材育成により園としての組織力も向上していけるだろう。

【第三者評価結果：b】

【法人本部（本社）が総合的に人事管理を行いマネジメントしている】人事管理は主に法人本部が実施しているが、各職員との面談は園長が定期的行っており働きやすい職場の実現にはどうすべきかを検討している。法人本部に個別の成果報告などを園からフィードバックすることは現段階では求められていないため、当法人ではキャリアアップ研修や段階別研修、スキルアップ研修などの条件をもとに総合評価しているとのことであり、主に研修によって保育の質を高めて行けるようにしているという。専門リーダーの選定は園長が本部に推薦しており、次代を担う人材の養成は今後の大きな課題でもある。

【第三者評価結果：b】

【一年に一回の意向調査を実施し、これを活用した各職員の能力育成を実現しようとしている】職員には、シフトや有給取得における意向調査、年に一回の働き方についての意向調査面談を実施している。クラス希望なども聞くようにしており、面談も実施して各職員からの具体的な意向を理解するようにしている。なお、事務時間を確保するための取り組みもこのような意向調査から生まれた取り組みであり、このような前向きな改善は今後も続けてほしい。

【第三者評価結果：b】

【キャリアアップ事業を中心に計画した職員育成を行っているが、研修報告書などにはさらなる工夫が可能である】本園では、個別の自己評価シートや意向調査も参考にしつつ、職務に応じた必要な研修スケジュールを計画している。その計画は毎年見直し、各自のキャリアに応じ資質を向上させることができるようにしている。研修時には、研修報告を各職員に提出させて職員間での共有を図っているが、この提出時期やテーマを工夫することで、各職員の主体性を引き出すような工夫があっても良いだろう。

【第三者評価結果：b】

【基本的な全体のキャリアマップなどは今後の課題ではあるが、毎年の研修計画改定で現場に即した職員育成を行っている】職員は、研修計画に基づきキャリアアップ研修や外部研修に参加している。また、各研修も行けたら行くというような具体性に欠けるようなものではなく、積極的に参加するように園全体でシフト調整を行っている。保育現場においての問題点や改善点を見つめなおしたり資質の向上を園全体で行いたいときは、ディスカッション形式の内部研修を行うことで生きた教育となるように意識している。

【第三者評価結果：b】

【計画に基づき実行していくことで、一人ひとりの機会損失が起こることがないように務めている】本園では、職務別研修計画が存在している。研修スケジュールを組み、研修報告を個別で一人ひとり記入し、職員全体で閲覧できるようにしている。オンライン研修を取り入れることで、より時間確保の点で柔軟に対応することができるようになっている。

【第三者評価結果：c】

【実習生の受け入れを行う意思表示は重要事項説明書にて明示している】実習生の受け入れのための体制は今後の課題であるが、法人内では用意されている園もあるため、法人との連携によって受け入れの準備を前向きに進めてほしい。ボランティア・実習生の受け入れのためのマニュアルの策定、等は受け入れの前提であり、これらの外部の方々を受け入れることによって子ども達が様々な大人や学生と触れ合う良い経験ともなるだろう。

【第三者評価結果：b】

【ホームページや園パンフレットに運営情報などが公開されている】法人ホームページには運営会社情報や園の概要などの情報が公開されている。ただ、財務状況などの公開は今のところまだないため、園ごとの財務状況をホームページ上で確認できるようになれば、さらに透明性の高い状況を作り出すことができるのではないか。今後さらに期待したい。

【第三者評価結果：b】

【法人のスケールメリットを利用し透明性が高くなる取り組みを実施している】公正かつ透明性の高い適正な経営・運営を行うためには第三者的存在の目で確認することが必要である。本園には内部監査機能が本社にあり、適正的確に財務状況を管理するよう取り決められている。園においては現金の取り扱いとして小口の取扱いがあるが、適切に記録と管理が行われているか不定期で内部監査を実施している。そのようにすることで適正な園経営を目指している。

【第三者評価結果：b】

【小学校との交流を中心に児童にとって身近な地域の方との交流を実施している】地域の小学校と交流を実施している。小学校の先生が一日保育園の先生になってもらうイベントを実施したり、5歳児が小学校まで出かけて行き、「小学生体験」を実施している。近隣の保育園と小学校合同で年に一度、公園で遊ぶ機会が1年に一回あり盛り上がるイベントとなっている。また、消防署見学、消防隊員や警察官が園に遊び来るプログラムも企画実施している。さらに、お楽しみ会の時に園児が夕食を作ることがあるが、買い出しに園児が同行することでスーパーの大人との交流も実施している。今度前もっての連携によりさらに充実した交流ができるかもしれない。

【第三者評価結果：c】

【ボランティア等の受け入れに対する基本姿勢を明確にしたものは存在しない】ボランティア等の受け入れの実績や、見込みが現在はなく、今のところ受け入れのマニュアルや規定や規約なども策定はしていない。現在園は本社と協議をしており、今後ボランティアをいつでも受け入れることができるよう、受け入れのマニュアルや規定等を準備したいと考えている。

【第三者評価結果：b】

【日常・非常時にかかわらず連携が必要になる社会資源と定期的に連絡を取り合っている】療育センターとの連携を取り、担当職員見学の依頼などを実施することで、対象児童における円滑な情報共有や連携を図っている。外部の専門的な知識を取り入れることでより一層児童に寄り添ったケアを実施することができる。また、行政が主催する幼保小が連携できる連絡会に年に一度参加することで、日常から連携し非常時においても連携がとれるように備えている。消防や警察とも普段より連携している。

【第三者評価結果：b】

【地域に密着した福祉ニーズを把握するため民生委員とのかかわりを大切にしている】年に一度小学校区ごとで行われる地域交流会議に参加している。民生委員や地域の町会長なども参加するため地域に密着した福祉ニーズについて知り把握できるように努めている。行政の展開する子育て支援関連のホームページなども適宜チェックし最新情報を手に入れている。

【第三者評価結果：b】

【施設の特性を生かした公益事業や、マタニティ向けの情報提供を実施している】本園では、AEDを設置しているが玄関外部に貸出できる表示を取り付け誰でも緊急時に借りることができるようにしている。園舎玄関には地域情報誌や地域公共サービス福祉サービス等のパンフレットなどを配架し紹介している。また、港北区地域子育て支援拠点で実施する「どろっぷサテライト」と連携し出産準備中の保護者向けプログラムの一部に参画しマタニティ向けの講演会を実施している。

【第三者評価結果：b】

【保護者、職員へ共通理解を得られるよう、複数の媒体を利用し周知に取り組んでいる】理念や基本方針に、子どもを尊重した保育の明示をし、職員や保護者へ理解が進む取組みを行っている。「保育の心得」や「重要事項説明書」等で子どもの権利の尊重、子どもの気持ちを理解し共感する等明示し会議等で職員全体の意識の向上と共通理解を図っている。特に（子どもへの）声掛けチェック表を用いたり、複数担任のパートナー同士の様子を気にかけたりと向上の為の実践に時間を掛け、つみ重ねた結果園全体にも丁寧な声掛けが波及して行った状況にある。

【第三者評価結果：b】

【年齢を問わず子ども一人一人を尊重した生活環境や保育実践に日々心掛けている】プライバシー保護については「保育の心得」に明記し、職員会議等を通じ共通の認識に努めている。着替え時には窓のカーテンを閉め、水遊び等においても園外から見えない様な配慮をしている。おねしょやおもらしの時も他の子どもに気付かれない様に着替えを行っている。大多数の方が閲覧する写真配信も掲載写真の確認を必ず行っている。また感染症に罹患した個人が特定されない、誕生日の記載をしない、写真掲載の同意書を頂く等情報管理に細やかな注意を払っている。

【第三者評価結果：c】

【利用希望者に寄り添い、必要とされる情報提供の内容を模索している】利用希望者が保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。パンフレットやホームページには、理念や保育方針、保育内容、保育の特色などを分かりやすく掲載し、また地域支援施設にパンフレットを設置、園見学も毎週水曜日に実施とし、活動の様子、園の雰囲気、給食室の様子など実際の様子を見て頂き、質疑応答、詳しい説明を行っている。更にSNSを活用し、写真等で保育内容や子どもの様子を提示出来るなど幅広く利用希望者のニーズに提供出来る為、今後に期待したい。

【第三者評価結果：b】

【全体的な説明や電子配信等を活用し、保護者にご理解頂くサポートが充実している】入園時には説明会を設け「重要事項説明」による詳細説明を行った上で保護者から「同意書」を提出して頂いている。食事面は栄養士、健康面は看護師等専門職から子どもの様子や意向を聞き、一方的な発信にならない様配慮すべき事項などの確認もしている。保育内容の変更を行う場合には、変更理由や今後の取り組みについて事前に電子配信等を活用しお知らせをしている。配慮が必要な保護者や配慮が必要な内容の説明に関しては主任や園長が個別に対応し内容を理解頂ける様に園全体で努めている。

【第三者評価結果：c】

【利用終了後も関係継続に向けた、良好な関係性を求めた取り組みが期待される】保育所等の転園にあたっての手順書や引継ぎ文書は定めていないが、転園した後に子どもや保護者や転園先から相談があった場合には、保育の継続性に配慮し園長が対応出来る様に準備をしている。他の福祉施設、事業所等に情報提供が必要な場合には、保護者等の同意のもとに適切に提供を行う準備をしている。卒園等保育所の利用が終了した後の相談方法や担当者についての文書やフローについても準備が期待される。

【第三者評価結果：b】

【アンケート機能を活用し、利用者満足度の把握と改善への取り組みが行われている】子どもの様子は言動や表情から把握、安心し意欲的に過ごしているか観察をしている。０，１，２歳児は電子配信の写真付き連絡帳で配信、幼児はクラス毎にドキュメンテーションし電子配信している。保護者から相談、質問等コメント記載がある場合には担任以外の主任、園長にも早急に共有している。年２回の利用者アンケートを実施し満足度や改善点を把握、次年度に改善とし活かしている。他に個人面談、懇談会や運営委員会での意見・要望についても職員会議で分析や課題を共有し改善に努めている。

【第三者評価結果：b】

【苦情解決の仕組みが確立しており、内外への周知も浸透している】玄関へ掲示されている「重要事項説明書」に苦情受付担当者、苦情解決責任者、２名の第三者委員の連絡先を明記し、保護者へ説明をしている。「苦情対応マニュアル」では、苦情の受付・報告・解決の話し合い・記録・公表などの手順とともに、「苦情受付書」「苦情解決結果報告書」等の書式を定めている。また玄関には意見箱も設置し複数の苦情解決窓口を準備、苦情解決の流れの説明も掲示している。個人該当の苦情においても他人事とせず、内部研修を行い園全体で心配りしている。

【第三者評価結果：b】

【プライバシーが確保されるよう準備し、落ち着いて話す事ができる環境を整えている】入園時や懇談会、個人面談、アンケートなど保護者が相談したり意見を伝えやすい機会を設定し、担任以外の職員や園長等にも相談が出来る事を示し、落ち着いて話せる状況を確保する為談話室も設けている。「重要事項説明書」に意見・要望・相談窓口として第三者委員の連絡先も記載し、園以外での有識者の存在や広域窓口がある事も明示している。また保育参加等の時間や参加方法は保護者の希望により決定し、必要に応じ終了後面談する事も可能な状況を打ち出している。

【第三者評価結果：b】

【フローや責任区分が明確な組織を構築しており、迅速に複数で対応する様にしている】保護者からの相談や意見は個人判断せず主任・園長に報告、情報共有の上対応としている。保護者とのコミュニケーションを大切にし、送迎時の保護者との会話や連絡帳等保護者の意見把握に努め、意見箱やアンケートで提出された意見・要望とともに職員会議等で共有している。相談や意見については「苦情対応マニュアル」に沿って取り扱い、必要に応じ本社に報告している。クラス内容、アンケートに於いては、主幹保育士に必ず連携し事実に基づいた確認、相談の上で返答するように心掛けている。

【第三者評価結果：b】

【訓練や事例検証後の改善に努め、再発防止会議等で更なる安全な状況を作り出している】本園では、各事故の種類毎のマニュアル完備し、不随する書類も充実している。事案に対し原因の分析や再発防止策を検証し、原因、改善策等も検討し再発防止に向け職員共有に努めている。「緊急時の対応」をクラス毎に掲示し職員が速やかに対応できる様に心掛けている。また、系列園や他園の事故事例も職員と共有し自園に置き換え注意・検証に努めている。現実的に即対応出来る様に散歩バック等には各フローチャートを入れ、それに沿い対応可能な様に日頃から準備をしている。

【第三者評価結果：b】

【法人共通のマニュアルに基づき、園に合わせた計画の実施をしている】感染症予防業務の担当は各リーダーと看護師でしており、マニュアルに沿い感染症予防の取組や感染症発生時の対応を適切に行えるように取り組んでいる。看護師は「保健計画」を作成し、計画的な保健活動を行い毎月の活動の評価をしている。感染症の発生時には、電子配信と玄関の掲示版で発生状況、症状を掲示、罹患した個人に配慮した上で保護者に周知している。職員の感染症知識の向上、感染症別初期対応の充実を図る為看護師が園内研修に力を入れ取り組んでいる。

【第三者評価結果：b】

【災害時の対応体制を定め備えているが、地域と連携し体制を持っての訓練が期待される】「災害時対応マニュアル」に沿って対応する整備が整っており「地震・災害発生時の役割分担」の掲示、早番、遅番などの対応についても記載がある。「防災安全年間計画」を作成し火災や地震、消化訓練、建物倒壊、地域防災拠点までの避難を毎月訓練している。必要な備蓄類も主任・看護師を備蓄・食料管理者と定め備蓄リストを作成し管理に努めている。災害時地区の緊急拠点になる事も想定し、さらに行政はじめ地域と連携体制を持っての訓練実施なども期待したい。

【第三者評価結果：b】

【保育の標準的な内容の確立の為、手引書等で誰でも理解が進む様な配慮をしている】標準的な実施方法を明記した「保育の心得」「保育の手順書」の周知、入社時「権利擁護」「プライバシー保護」等を説明、充実を図るために研修や個別指導を行っている。また研修参加後には研修報告書作成、全職員が閲覧可能、日々の保育で挙がった事例は昼礼や職員会議で討議、保育に反映出来る様に努めている。特に保育実践が画一に近づく様に「保育の流れ」や「デイリープログラム」を作成し、職員誰でも保育に入る際に動きや方法が分かるように明示している。

【第三者評価結果：b】

【保育の状況の振り返りや評価、指導計画の内容の討議に更なる期待をしたい】年間指導計画の見直しとともに実施方法について再度期待したい。園では長期計画から短期計画へと具体的な保育内容について降ろし月案・週案等に反映させている。さらに検証と共に見直す基準の統一や共有を言語化・具体化することに期待したい。特に「全体的な計画」は法人が雛型作成後、副主任以上で毎年見直し職員に周知がなされている。全体参加の合議や振り返りや評価から一定の共通基準確立が期待される。保護者へは利用者アンケートを年2回実施、要望や意見、内容を検証し意見、内容は運営委員会や各保護者へ開示した上で保育や運営の方法等へ反映している。

【第三者評価結果：b】

【長期から短期計画作成等振り返り・評価等の流れの実践に努めている】全体的な計画にもとづき、子どもの発達や状況に応じ指導計画、月案、週案作成の仕組みを構築し、保護者の意向や同意等をくみ計画内にも落とし込んでいる。責任者の園長は保育のニーズの把握や保育実践の評価が計画に反映されているかを判断、助言や指導を行っている。また今年度より支援困難の件において、ケース会議を１か月に１度開催している。参加者は園長・主任・担任・有識職員ではあるが、連続・継続した保育に取り組んで行く為職員会議で内容においてその都度報告をし、漏れが無い様努めている。

【第三者評価結果：b】

【週・月・年間という枠組み毎に関係者会議を開催し、評価と実践の反映を行っている】指導計画の評価・見直しにあたり標準的な実施の状況検証し、実践への反映の為の会議を行っている。特に園長・主任が提出された書類確認、修正箇所を小まめに指導している。基本はクラス会議の中で現状に合わせ内容を揉んで行くが、「子どもの遊び」等クラスで未解決の件は職員会議等にあげ、他職員にも力を借り解決に導いている。職員のキャリアの差がある為記載方法が一定化するように、個々のスキルに合わせ書類の模倣や下書き添削等様々な方法を用いてスキルアップに力を入れている。

【第三者評価結果：b】

【適切な記録がなされ継続した管理が進めて行かれる様に、共有している】入園児に提出頂く書類を基に健康記録において年１回内容確認を保護者へ依頼し情報更新をしている。子どもの「個別のねらい、評価、反省」「保育日誌」「経過記録」「要支援児経過記録」で子どもの発達や生活状況を記録、個人別ファイルにて保管更新に努めている。記録する内容や記入方法については、各クラスリーダーや主任が指導、園長が確認と役割を定めている。職員ノート、園日誌、電子配信お知らせ、会議議事録を活用し限られた時間内で職員間の情報共有の周知を実施している。

【第三者評価結果：b】

【規定に基づき、組織的な管理体制で管理が確立されている】個人情報の取扱いについては「個人情報保護規程」で規定されており、ホームページに法人のプライバシーポリシーを掲載、コンプライアンスにおいては入社時説明と共に職員に誓約書を提出してもらっている。「重要事項説明書」に個人情報の保護について掲載しており、入園時に保護者への説明を行っている。子どもに関する記録は、キャビネットに保管、パスワードはＰＣ・タブレット貼付禁止、ＵＳＢ禁止、電子配信等園内のみ実施と管理体制において定めている。

【第三者評価結果：b】

【保育理念、保育方針、保育目標、保育所保育指針を踏まえて作成した全体的計画を園の特色を活かしたより充実した内容にする】全体的な計画は、法人として作成され全園共有しているが、本園では、年度内に前期・後期で行う職員の自己評価を参考に年度末に園長が見直しを行い、次年度に繋げている。今後、更に、保護者層や地域性を把握することや、主体的に取り組んでいる異年齢保育での子どもの発達過程を長期的に見通した内容等、園の独自性を生かした全体的計画を作成し、特色あるものにしていくことを期待する。

【第三者評価結果：b】

【コーナー保育での環境設定を行い、子どもたちが遊びたい玩具を見つけやすい工夫をしている】子どもたちの興味感心あるものや季節感、遊びが発展していくための工夫など、毎月会議で検討し玩具の入れ替えを行っている。遊びの発展だけではなく、子どもたちには、次に遊ぶ友達のことを考えて片付けることに意識を持たせている。そのため、保育室が整理され、気持ちよく過ごせる環境になっている。また、クッションや長椅子などをおくことで活動の合間にくつろげる環境を整備している。

【第三者評価結果：b】

【子どもが安心して自分の気持ちを伝えられるように保育士の言葉がけに配慮している】日々、保育の中で保育士が一人ひとりの子どもにじっくりと関わり、子どもの気持ちを受け止めるようにしている。特に、接する時の保育士の言葉がけに対して子どもが萎縮しないように声の大きさや表現の仕方に意識するよう園内研修や会議の場で共通認識を持つよう努めている。一人ひとりの子どもの様子は、連絡帳や送迎時の保護者との会話、個人面談で情報を得たものを共有し配慮している。

【第三者評価結果：b】

【イラストで生活習慣のルールを視覚的にわかりやすく伝え、子どもたちが自ら意識して行えるようにしている】手洗いやうがい、食具の持ち方、トイレの使用方法等のイラストを随所に掲示し、子どもが自ら意識して身に着ける工夫をしている。また、遊びを通して、指先の発達ができる玩具や自分で着脱がスムーズにできるような環境を設定し、保育士は子どもたちの自主的な行動を尊重し、困っているときに子どもの気持ちを優先した援助を行うようにしている。食後の食器の片付けも子どものやりたい気持ちを見守り、行っている。

【第三者評価結果：b】

【異年齢保育やコーナー保育を実施し、子どもたちが自ら選択し活動できる環境を整えている】コーナー保育の環境設定では、子どもたちの興味関心あることを子どもの発達状況や時期を定期的な会議で話合い、設定の入れ替えを行っている。異年齢保育主体の保育形態の中で、子ども同士の関わりを大切に、思いやりや憧れの気持ちを育てながら自らの意思を表現できるようにしている。また、散歩や食事等の場面で子どもたちが選択できるような方法を組み立てているため、一人ひとりの子どもたちが主体的に活動できるよう環境を整えている。

【第三者評価結果：b】

【スキンシップを大切に一人ひとりの子どもにゆったりと関わり、安心感を持たせている】保育士と看護師が連携し、家庭からの情報をもとに日々健康管理を行い、一人ひとりの子どものリズムに合わせて関わっている。また、子どもと向き合い、ゆったりと言葉がけすることで大人への信頼感が持てるよう心がけている。保育室の環境では、子どもの発達に応じて這い這いやつかまり立ち、歩行等を自由に動ける空間を設定し、子どもの動きに支障がないよう整理され安全に配慮している。乳児フロアーもコーナー保育の環境設定が行われているため、異年齢での関わりが多く、１・２歳児の遊びの模倣をしてみるなど、興味関心を広げている。

【第三者評価結果：b】

【コーナー保育の環境の中で、子どもたちが自主的に遊びたいものを見つけ、保育士がその遊びを発展できるよう関わっている】子どもたちの興味関心のあることをタイムリーにキャッチし、玩具の入れ替えや工夫して遊べる空間づくりをしている。例えばままごとコーナーでは、子どもたちの想像で変化して遊びが発展できるよう既成のものではなく、スポンジや布等を使って食べ物や道具に見立て、子ども同士が共有して遊びを楽しめるような設定をしている。また、自己主張が強くなるので、保育士がコーナー毎に傍につき、トラブルで遊びが壊れないよう仲立ちすることを意識している。

【第三者評価結果：b】

【異年齢保育を主体とする保育形態で、子どもたちの意思を尊重する環境を整えている】一日を異年齢で過ごし、保育士が意図する活動内容をサークルタイム（朝の会）で話し、自分が遊びたい活動に参加できるようにしており、子どもの参加人数によって保育士の配置を決めている。例えば、散歩の行先（写真）をボードに提示し、行きたい場所に自分のカード（顔写真）を張る仕組で、参加人数の調整をせず、子どもの意思を尊重している。また、室内ではコーナー保育の環境設定を行い、子どもたちが遊びたいところで活動でき、異年齢では遊びの発展ができている。保育士は、年齢ごとの発達状況を把握し、発達に応じた遊び方や役割を持たせる等に配慮している。

【第三者評価結果：b】

【配慮の必要な子どもの好む空間づくりをして、子どものペースで生活や活動できるようにしている】入園児に家庭からの情報をもとに子どもの状況を把握し、子どものペースに合わせた対応ができるよう、個別指導計画を作成し、職員間で話し合い、援助している。異年齢保育やコーナー保育を実施することで、子ども自身のペースで活動ができ、友達とのコミュニケーションが取れるよう、好きな遊びを通して保育士が援助することで関われるようになっている。また、職員は、行政の相談機関と連携し、巡回指導を受けたり、研修を通して子どもへの関わり方を学んでいる。

【第三者評価結果：b】

【家庭からの連続性を意識して、子どもの状況と気持ちを考慮し、一日の保育に繋げている】朝の受け入れ時の視診や連絡帳での家庭での様子や連絡事項を登降園ボードに記録して職員間で共有し、一人ひとりの子どもに合った対応を心がけている。異年齢保育やコーナー保育の環境が、子どもたちの意思を尊重した遊びに繋がっているため、子どもたちが気持ちに負担なく過ごせている。また、夕方の時間は、子どもの在席人数に合わせて家庭的な雰囲気のある乳児フロアーでゆったりの過ごせるよう配慮している。保護者への園からの個別の連絡事項も申し送りノートに記載し、漏れなく伝えられるよう職員間で共有している。

【第三者評価結果：b】

【近隣の小学校と連携をとり、体験や交流会等を計画的に行っている】就学を見据えた保育を計画し、近隣の小学校との交流を通して、実施している。５歳児担当保育士は、小学校教諭との意見交換会に参加して、小学校で体験できる行事や１年生との交流会等の計画を確認している。また、保護者にも、小学校見学の希望を募り、参加できるよう家庭と連携し、就学への見通しが持てるよう援助している。しかし、近隣の保育園との交流がなく地域的な情報共有の場がないため、今後の課題として取り組みの検討が望まれる。

【第三者評価結果：b】

【入園時から子どもたちの健康状況を把握し、看護師が中心となって健康管理をしている】保健指導計画や保健衛生管理マニュアルに基づき、入園時、保護者に病気の既往歴や予防接種接種状況、身体的特徴等を児童票に記入してもらい一人ひとりの子どもの状況を把握している。また、日々、看護師は保育室に出向き、体調面や病気欠席の子どもの情報を把握し感染症等の対策も行っている。保育中の体調の変化やけがの対応も看護師と担任が連携して行い、速やかに対応できるようにしている。保護者向けに毎月発行するマンスリーニュースや保護者会で保健衛生に関わる情報を提供している。

【第三者評価結果：b】

【健康診断・歯科検診通して、子ども自身が体や健康に関心持ち安全に過ごせるような保育の実施が望まれる】健康診断の実施前に、保護者から医師への確認事項を把握し、結果は、健康記録表に記録するとともに、アプリで保護者に伝えている。また、歯科健診を通して、看護師が歯の大切さや予防に対して歯磨き指導等を行い子どもたちに知らせている。今後、年齢に応じて、子ども自身が体の仕組みや健康と安全について関心を持てるよう日々の保育を通して指導する機会を増やしていくことが求められる。

【第三者評価結果：b】

【医師の生活管理指導票をもとに安全も食事提供できるようにしている】入園時アレルギー疾患をもつ子どもに対して、保護者から詳細を聞き、医師からの生活管理票をもとに基本は除去食で対応している。食事提供の際は、トレーや食器の色を変えたり、提供する保育士は、エプロンや三角巾も専用のものを着けて、誤食に注意して安全に提供できるように対応している。また、他の子どもと顔が見える程度に席を離して誤食にならないよう配慮している。幼児クラスでは、保育士がアレルギー疾患の子どもの気持ちが理解できるよう話をして疎外感がないようにしている。

【第三者評価結果：b】

【食育計画を作成し、食に関心をもち、食べることの楽しさを知らせている】子どもたちが、給食で提供される献立にどのような食材が利用され、変化しているかを栽培活動や食材を洗ったり、皮むきをしたりして、食への関心を高めている。また、似たような葉野菜の違いを知らせるためにクッキングも実施している。幼児では、ランチルームを設定し、子どもたちが、自分の食べたい時間や場所を決め、友達と一緒に楽しく食べられるようにしたり、円卓の机をおいて子ども同士が会話を楽しみながら食べられる環境設定もしている。食事前に席の確保でのトラブルがないようにそれぞれの子どもの顔写真のカードを置いてから配膳している。配膳はバイキング形式で、子どもたちが、保育士に自分の食べられる量を知らせることができるようにしている。

【第三者評価結果：b】

【日々の子どもの喫食状況を把握し、満足感がもてる食事の提供を心がけている】食育計画を基に、子どもたちが「食」に関心が持てる取り組みの一つとして、その日の献立内容を調理員が毎日掲示し、その横に旬の野菜がどのようなものがあるかを子どもたちや保護者に知らせ、メニューとの関連を伝えている。また、行事食の提供や栄養士が日本の文化に関する食事の話をすることで、食事への関心を高めている。提供の際、保育士は、一人ひとりの子どもの食べられる量や苦手なものを把握し満足感を得て食事ができるように、家庭と確認し、必要に応じて栄養士と保育士と三者で面談を行う等子どもの状態に応じた食事の提供を行っている。毎月実施する食育会議で摂取状況や子どもが関心をもてる提供の仕方等振り返りや改善点を検討している。

【第三者評価結果：b】

【保護者が、保育士の立場で保育参加を行い、保育園での様子や、子どもたちの関わる姿などを体験できる】保護者がお父さん先生、お母さん先生になって保育に入る保育参加を呼びかけ、希望者に体験してもらうことで、保育園での子どもの様子をより密に伝えることができている。保護者からは、自分の子どもの姿だけでなく他の子どもの様子や子どもたち同士の関わり等がわかるとの評価をいただいている、毎日の子どもの様子は、乳児は連絡帳で行い、子どもの成長を感じた時は、様写真付きで様子を伝えている。幼児では、クラスごとや異年齢の活動の様子を写真付きでメール送信し、子どもの様子をより伝わりやすいように取り組んでいる。

【第三者評価結果：b】

【連絡帳やメール配信で、日々の様子をタイムリーに保護者に伝えている】乳児は、日々の子どもたちの様子や健康面での情報をアプリを利用した連絡帳で、保護者がいつでも内容を確認できるようにして共有している。幼児は、「ドキュメンテーション」を作成して活動や子ども同士の関わりを写真つきで配信し、家庭での子どもとの会話に生かせるようにしている。また、定期的な個人面談の他に、家庭からの要望時や保育する上で必要と思われる時に面談を実施し子どもの情報を共有し、相談内容によっては、園長や主任も同席し保護者が安心する解決策を見つけるようにしている。保育参加で保育士の子どもへの関わり方等も体験することが安心する材料になっている。

【第三者評価結果：b】

【虐待対応マニュアルに基づき、家庭での虐待権利侵害の早期発見・早期解決に努めている】職員は、虐待対応マニュアルを理解することや外部研修や園内研修において得た知識を虐待等人権侵害を発見した場合に早期対応ができるよう意識している。登園時や保育中の着替えの際に健康状況や傷や疾病等の心身の状況を確認することや送迎時の保護者の子どもへの言葉がけや態度にも気を付けて早期発見に努めている。また、変化を見つけた時は記録や必要に応じて写真をとって状況を残し、園長を通して行政との連携につながるよう取り組みを行っている。

【第三者評価結果：b】

【職員は自らが定める目標とそれに対する自己評価で保育を振り返り、保育実践の改善や知識、技術の向上に努めている】職員は、毎年自己の目標を設定し、その目標を達成するためのプロセスを園長と面談することで明確にした上で、保育に従事している。また、毎月実施している月案会議では、園長や主任保育士が同席し、子どもや家庭での様子に対して保育士の関わり方等も話し合い、自己の評価に繋げている。年間通して、自己分析評価および保育士自己評価で振り返りをおこない、園長面談で目標の達成状況を確認し、来年度の課題や目標に繋げている。このような取り組みで、職員の保育に対する意識や保育の質の向上に繋がっていくことを期待する。