末吉いづみ保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 末吉いづみ保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 200 名 |
所在地 | 230-0012 横浜市鶴見区下末吉3-6-2 |
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TEL | 045-570-5125 | ホームページ | http://www.misasakai.or.jp |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1968年05月20日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:26 名
非常勤職員:33 名
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専門職員 |
保育士(常勤):23 名
保育士(非常勤):22 名
保育補助(非常勤):2 名
栄養士・調理員(常勤):2 名
調理員(非常勤):6 名
事務員(非常勤):2 名
看護師(非常勤):1 名
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施設・設備の概要 |
居室数:乳児クラス4室・幼児クラス4室
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「健康で明るい子に育てる」「感謝と思いやりのある子に育てる」「創造性豊かな子どもに育てる」という保育目標にもとづき、日々保育や遠足などの園外保育に取り組んでいます。 「保護者が安心して預けられるよう、子ども一人ひとりの個性を尊重し、明るい挨拶などの当たり前の事柄を丁寧に行い、笑顔と真心を持って保育にあたる。」という保育方針の下、生後57日から5歳児(就学前)の保育を必要とされるお子様を預かる施設です。 |
子どもたちにとって安全で快適、楽しい場所を目指す・・・といった保育の充実に加え、子ども・子育て支援新制度に伴い、多様なアプローチによる社会性の発達を支援することも必要になってきていると感じています。そこで、保育園でのボランティア参加を拡充できないか検討しています。現在は、手話や体操教室を中心に、また地域の企業に勤めている外部の方にご来園いただいていますが、より幅広い方々と子どもたちが触れ合うことができれば、「おうちの人」「保育園の先生」といった固定の人間関係以外から育まれる社会性の獲得と成長へとつながるのではないかと考えるからです。 また、他の保育園同様に保育士の確保と育成も課題です。処遇改善や働きやすさへの取り組みはもちろんのこと、ここ末吉いづみ保育園だからこそ「経験できる」「学べる」特色を打ち出したいと考えています。特に、また隣の下末吉公園を使わせていただき遊ぶ事が多く、元気に走り回っていますが、今後その活動量を数値などのデータとし、より科学的に公園での遊びを充実していきたいと考えています。 |
評価実施期間 | 2021/07/06(契約日) ~2022/04/11(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 4 回(令和元年度) |
特に評価の高い点 | ・特別な配慮が必要な子どもの保育にあたっては、園全体で支援できるように心がけている 特別な配慮がを必要とする子どもの保育にあたっては、個別指導計画を作成し、その対応についてリーダー会議や職員会議で共有している。また、積極的な研修への参加によって必要な知識を得るように努め、情報共有し保育に取り入れるようにしている。日々の子どもの様子についても意見交換や情報交換を行い、支援方法を振り返りながらクラスを超えて園全体で支援できるように心がけている。 ・子どもが主体的に活動できる環境づくりに力を入れている 乳児、幼児ともに主体的に遊びや運動、制作などの活動に主体的に興味を持ち関わることができるような環境づくりの工夫をしている。子どもの発達や興味に合わせた玩具や絵本、手作り玩具の提供など職員間で話し合い、定期的な見直しも行っている。隣接する公園は広大な敷地であり、子どもたちが自由に外遊びを楽しことができる場所が確保されていいる。また、廃材を使った制作活動にも力を入れており、テーマに沿って各クラスで作品作りを行い、全学年の作品展につなげる取り組みも行われている。 ・子どもの安心・安全を第一優先にリスクマネジメントに取り組んでいる 園では、災害時における子どもの安全確保のための取り組みを組織的に行なっており、子どもの安心・安全を第一優先にリスクマネジメントに取り組んでいる。定期的(毎月一回)な避難訓練、また地震や大災害の発生を想定した訓練を実施するとともに、防災係りが備蓄などの管理を行っている。毎年、警察立ち合いの下での不審者訓練、さらに施設内安全点検表にて設備のチェックを実施し、安全確保に努めている。また、実践研修(救急救命研修、不審者対応研修など)により職員の緊急時の体制づくり、意識の向上に努めている。事故の予防や改善についてヒヤリハット、事故報告書で原因分析をし、改善に向けた取り組みなど、安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
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改善を求められる点 | ・指導計画の検討及び作成にあたっては、全職員で取り組むことへの工夫が望まれる 全体的な計画は、月齢、年齢、園の方向性を統一し、年度初めに園長と副園長が作成し、全職員が確認できるようにしている。作成された全体的な計画を基に各クラスにおいて指導計画の作成を行っているが、計画作成及び検討に携わっている職員は、改善点や検討すべき点を把握しているが、全体への周知はされていないことを課題としている。計画作成及び検討にあたっては、できるかぎり全職員で取り組むことへの工夫が望まれる。 ・園独自の中・長期ビジョンの策定も必要とされる 法人としての中・長期的なビジョンに基づいた単年度の事業計画及び保育計画が策定されている。年に一度、事業計画を作成し、園長が毎年度末に事業計画の見直しを行なっている。また、園長は、鶴見区の園長会や保育主任会に出席して地域の実状を把握し、待機児童の動向など各種の情報を収集し、計画の策定及び見直しに反映させている。園の自己評価の結果にもとづいて事業計画の見直しも行なわれているが、園内の微調整にとどまっているため、園独自の中・長期ビジョンを策定し、末吉いづみ保育園としての計画策定も必要とされる。 |
今回、第三者評価を受審し、評価機関による別視点の課題が発見できましたし、新たな発見にもつながりました。この結果をふりかえり、よりよい保育園運営を図っていきたいと思いました。 また、第三者評価を受けるにあたって、多くの保護者にも参加していただきました。保護者からの評価や自由意見を職員会議の場で職員全体に共有させていただきました。日ごろの保育を振り返る良い機会となり、大きな成果だったと思います。今後の保育に活かしてしきたいと思います。 ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人の理念は、手帳に「あゆみのこころ」として明示されており、職員は法人研修で理事長から理念の話を直接聞く機会がある。また、職員は職員専用サイトにて理事長の理念などを知ることが出来る。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年、全国保育協議会の施設長研修に参加し福祉業界の動向について情報把握に取り組んでいる。鶴見区の園長会議を通じて、地域の実状、待機児や近隣保育園の開設状況などの動向把握にも努めている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・3ヶ月に一度、理事長出席のキャンパス会議に出席し、自園の具体的な課題や問題点を明確にしている。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・中・長期的なビジョンは本部で策定されており、園長はそれを職員会議にて職員に伝えている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・本部が作成した中・長期計画を踏まえて、単年度計画は園長・主任が立案・策定している。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画は園長・主任が策定し、職員に伝えている。事業計画は手順通りに策定され、計画の実施状況、振り返りなどが行われているが、課題および問題は職員に周知されていないため、それらを明確にし周知していく必要があると考えている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎年入園時に行っているクラス懇談会にて、保護者へ園の基本方針を説明している。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は自園の自己評価を実施し、保育の質向上や運営改善のためのPDCAサイクルを回している。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・内部監査や行政監査等の指摘事項等から、課題・問題点を明確にして記録している。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は職員会議やフロア会議に参加して、自らの役割と責任及び課題を職員に対して表明し理解を図っている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「あゆみのこころ」をはじめ、各種規程により遵守すべき法令等を記述し、職員への周知を促している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は自園の自己評価を行い、定期的にPDCAサイクルを実施して保育の質の向上に意欲的に取り組んでいる。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月、月次報告書を本部に提出し、財務状況や運営状況について分析・検討し情報を共有している。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・福祉人材や人員体制、職員育成などに関する基本的な考え方や方針が、本部にて確立されている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部にて人事基準が定められており、「期待する職員像等」を明確にしている。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長が労務管理を担当し、職員の就業状況や意向を把握している。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・目標管理制度を導入し、園長・主任はクラスリーダー及び職員と面談している。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・目標設定シートに専門技術や基本姿勢を明示し、育成計画・研修計画を作成している。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人が主催する「保育士研修」や経験年数に応じた「年次別研修」などを行い、定期的に研鑽を深めている。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、本部の教育実習生受入マニュアルに基づき、基本方針を明確にしている。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページでは、法人及び園の保育理念や基本方針、保育の内容や活動などを情報発信している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事務、経理、取引などに関するルール、職務分掌と権限・責任を明確にし、職員に周知して適正な経営・運営に努めている。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・商店など地元の活用できる社会資源や地域の情報を収集し、子ども・保護者のニーズに応じて積極的に地域交流を図るよう努めている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れや、地域の学校教育などへの協力に関する基本姿勢を明文化し、マニュアル・体制は整備している。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・公園や公共機関、商店など種類別に社会資源を分けることで役割を明確にし、保育実践に生かしている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・他園や姉妹園の園長と情報交換を行い、地元の福祉の状況やニーズなどを把握するよう努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・以前は、近隣の高齢者介護施設と手紙等のやり取りをして楽しんでいた。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの尊重や基本的人権などについて、園内で定期的に研修を実施している。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護についてはマニュアルが作成され、職員は常に念頭に入れて保育を行っている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育理念や基本方針、保育内容や園の特徴など、これらの園情報はホームページに掲載したり、園内に掲示または設置して誰でも閲覧できるようにしている。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始・変更時には、園長が保護者に説明し同意を得るようにしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・転園や小学校就学に向けて、要録を作成したり、必要な書面を提出したりして保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・収集した意見などを職員間で共有し、保護者満足度向上に向け取り組んでいる。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情処理体制を整えており、保護者からの意見には原因、対策、園の方針などを検討・協議して、丁寧に対応し改善に努めている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情などがあった場合には速やかに対応し、掲示及び公表して保護者に周知するようにしている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では毎日の昼礼で保護者からの意見や相談を職員間で共有し、迅速に対応するよう努めている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長をリスクマネジメントに関する責任者とし、対応・対策の体制構築が行われている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内研修を行い職員間で感染症に対する知識や技術を修得し、共通認識を持って対応できるよう努めている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・防災係に備蓄品の管理責任者を定め、備蓄の確認と補充を行っている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育業務に必要な各種マニュアルやガイドラインを整備し、職員がいつでも確認できる場所に保管している。入社時には一人ひとりにマニュアルを配布し、その内容について説明するとともに、業務内容、シフト、各種記録とその書き方についてなどを振り返り確認できるようにしている。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度初めに、改善された全体的な計画を全職員が目を通せるようにしている。月齢、年齢、園の方向性を統一し、見直しながら毎年度末と年度初めに全体的な計画を検討し編成している。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラス会議で、職員間で指導計画に沿った保育について振り返り、見直しについて検討しており、個別計画についても同様に行っている。また、指導計画・保育の見直しや指導は主任を中心に行っている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラス会議で、指導計画に沿った保育について振り返りや内容の検討を行っており、子どもの興味関心など状況に応じて柔軟に対応できるようにしている。修正や見直しなどは必要に応じて主任が行うようにしている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラス会議で、職員間で指導計画に沿った保育について振り返り、見直しについて検討している。(個別計画についても同様) |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・記録の記載方法に関しては、年度初めに確認を行うようにしており、個人記録、個人票、個別配慮、日誌等の記録についても内容を確認し必要に応じて改善を行っている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、月齢、年齢、園の方向性を統一し、年度初めに園長と副園長が作成し、全職員が確認できるようにしている。年度末には見直しを行い次年度の作成に繋げている。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスに温度計、湿度計を設置し、加湿器による温度調整や定期的な換気を行い適切な状態が保たれており、子どもが快適に過ごせるように配慮している。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子ども理解や受容においては、一人ひとりの成育歴や発達、家庭状況や生活、情緒、保護者の様子を考慮した中での配慮や受容の大切さを職員とその都度確認している。日々の子どもや保護者の状況は送迎時や連絡帳で把握し、伝達ボードやクラス会議で共有しており、状況に応じた援助を行っている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりに十分なスペースを確保するために、コーナー作りや保育室の使い方の工夫によって年齢に応じて活動しやすい環境を整えている。(クッションや畳を設置し寛ぎの場を作る。棚を使い半個室を作る。壁付けの玩具を作るなど) |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日中活動においては、子どもが好きな遊びを選択して遊び込むことができる時間と環境の工夫を行っている。子どもが自分で取り出すことができる場所に玩具や道具を置き、自ら選んで遊びが展開できような環境作り、遊びの様子に合わせて整えなおすなどの援助を行っている。子どもの発達や興味に合わせた玩具や絵本、手作り玩具の提供など職員間で話し合い、その都度整えている。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎日受入れ時に口頭や連絡ノートから、一人ひとりの生活リズムや食事量、体調などを把握し家庭と園との生活に連続性が持てるように配慮し、個々に合わせた保育を心がけている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1歳児クラスは、新入園児と在園児とに分かれ2クラスで保育を行っている。2歳児クラスでは月齢や子どもの姿に合わせてクラス内でグループ分けをして少人数の保育を行っており、遊びや散歩、食事などに時間差をつけて一人ひとりの状況に合わせた援助ができるように取り組んでいる。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児は、それぞれ2クラスでの保育を行っている。4歳、5歳児クラスでは運動会や発表会でやりたいことなどについて意見を出し合い子どもたちが話し合う機会を設けおり、話し合いを通じて譲り合いや相手の気持ちを考えることができるように援助している。また、子ども同士のトラブルに際しても自分たちで考えて解決できるように見守り、必要に応じて仲立ちをしている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・建物自体は15年前に建てられたものなのでバリアフリーと言えるほどではないのかもしれないが、個々に合わせた工夫や配慮を行い過ごしやすい環境づくりに努めている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・延長保育利用の子どもたちの人数や保護者への伝達事項、体調などが把握できるよう引き継ぎは必ず口頭で行い、伝達ボードに記入し伝達漏れのないように取り組んでいる。また、必要に応じて担任が残って対応できるようにしている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・年長児が小学校に行き1年生と交流したり、小学生が町探検で園を訪れるなどの交流を図っている。また、小学校の職員が保育園の見学に来た際には、保育者の関わりや保育環境の工夫などを知ってもらったり、職員同士意見を交換する機会を作ることで、接続へとつなげている。コロナ禍においては、小学校紹介のDVDによって小学校校舎や持ちものなどを子どもと一緒に確認している。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・看護師を中心に毎日の子どもの健康管理に取り組んでおり、コロナ禍においては、乳児クラスだけでなく幼児クラスの子どもの体温も毎日確認している。咳や鼻水などの症状がある場合は登園を控えてもらうなど今まで以上に感染症予防対策にむけて注意喚起している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・内科検診(年2回)、歯科検診(年1回)を行っている。その結果や今後の対応について、保護者に伝えている。診断結果は担任、主任、看護師が把握しており、気になる診断などに関しては、全職員に会議などで周知している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー対応のマニュアルがあり、知識及び対応を全職員に園内研修や会議で周知し、毎日の確認・対応が複数体制で行えるようにしている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児クラスは一斉に食事をはじめ、乳児クラスでは子どもの状況に応じて時間差をつけながらはじめるなど、それぞれの年齢に応じて落ち着いて食事をとることができるようにしている。乳児では生活リズムや食事量について、連絡帳や口頭で共有し個々に応じ食事量や食事の時間を調整できるように配慮している。好き嫌いについては無理強いすることはなく、量を減らして少しだけ食べてみるなど、一人ひとりの状況に応じて対応している。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立は、法人共通献立を参考に旬の食材や行事など考慮し作成している。季節を感じられる献立、行事食、お誕生日メニューなどを取り入れることで、季節や行事を食事からも感じられるようにしている。行事では盛り付けや型抜きなどによって見た目もからも子どもが喜び楽しみにできるように工夫されている。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入園前のオリエンテーション、離乳食開始時に写真で園の食事を知ってもらうと共に、家庭での様子を丁寧に聞き、家庭での食を元に食事を進め、家庭との連携を深めるようにしている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・懇談会を通して子どもやクラスの様子を伝え、各クラスの保護者のニーズや必要な支援に応じて育児の手助けになるような話、虐待防止となるような話など知識や情報を伝えるようにしている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待を受けている、または虐待が疑われる家庭や子どもの特徴を知り、その疑いや可能性に、いち早く気づくことができるように努める。また、保育園としての虐待防止の役割を、職員が周知できるように会議や園内研修を行い周知に取り組んでいる。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・各クラス会議において、年間指導計画、月案、週案、個別指導計画(乳児)についてそれぞれ定められた期間での振り返りを行い、指導計画に沿った保育について話し合い、次の計画に反映できるように取り組んでいる。 |