横浜市しろばら保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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【保育理念】 ~子どもの健やかな成長と幸せを願って~ 子どもたちはこの世にたった一人のかけがいのない存在として周りの大人から愛され、認められ、幸せに生きる権利があります。私たちは、子どもが本来持っている「育つ力」を十分に発揮し、自らの人生を主体的に生きていかれるよう、環境を整え、適切な援助をし、幸せに生きる権利を保障していかなければならないと考えます。 【保育方針】 ・自分を「かけがいのない存在」と感じ、主体的に生きていけるような援助をしていく。 ・友だちとの関わりの中で、思いやりの心を育む。 ・子どもの成長を保護者と喜び合い、子育てに関わる人を応援し、保育園の機能を活用した育児支援を行う。 |
【立地および施設の概要】 横浜市しろばら保育園は、京浜急行黄金町駅から徒歩15分、横浜市営地下鉄ブルーライン阪東橋駅から徒歩10分に位置しています。園は中村地区の公共施設に囲まれ、中村地区センター、障害者地域活動ホーム「どんとこいみなみ」、中村公園、横浜市立中村小学校や横浜市立中村特別支援学校が隣接しています。中村川を挟んで横浜市立大学付属市民総合医療センターや南区総合庁舎、中村地域ケアプラザ浦舟複合福祉施設等の公共施設、近くには下町の雰囲気を残す横浜橋商店街や三吉演芸場があります。 当園は昭和41年に開園し、昭和58年に改築と平成25年に改修し、令和2年度に大規模修繕工事を行っています。園舎は鉄筋コンクリートの2階建で、柿やサルスベリ、やまももなどの樹木がある園庭や2階にはテラスがあります。1、2歳児は2階の保育室、3~5歳児は1階の保育室を使用しています。現在は1歳児から5歳児80名(定員70名)が在籍しています。 【園の特徴】 園目標は「ともだちと 元気いっぱい 笑顔いっぱい!」を掲げています。外国籍の子どもが多く在籍し、障がい児保育や延長保育、一時保育の受け入れを行っています。職員は多文化共生を尊重し、継続的な人権研修を行いながら子どもや保護者一人ひとりに丁寧にかかわることを心がけて実践しています。 職員は計画的に研修に参加し、さまざまなテーマでの園内研修を実施しています。保育の振り返りや意見交換の場を多く持ち、保育の質の向上に努めています。 |
評価実施期間 | 2020/04/27(契約日) ~2021/01/28(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2015年度) |
特に評価の高い点 | 1.円滑な業務運営への様々な工夫 保育の標準的な実施方法や記録の書き方などをまとめた南区こども家庭支援課独自の「新採用保育士お守りマニュアル」を全職員に配付し、カードにして携帯できるように工夫しています。 年度初めの職員会議では、転任職員や新人職員が不安なく業務をおこなえるように、各会議参加者や指導計画の作成者などを明確にしています。 園のデイリープログラム(1日の動き)は、時間の経過とともにリーダー・サブ職員などの職員の動きや留意点、除去食対応をわかりやすく記載して、どの保育士がいつ保育に入っても対応できるようにしています。 園の業務の改善を職員とともに考える機会として、職員を食育、防災、健康などの「プロジェクトチーム」に分けて活動しています。その中で、横浜市立園としての各マニュアルの見直しを行い、プロジェクトチームを中心に個人情報関係や衛生管理、感染症、アレルギー対応、安全管理などの園独自のマニュアルを作成しています。 2、幼児クラスの計画的な活動を、さらに充実させる取り組み 幼児クラスでは「ねらい」に沿って年齢に応じた活動を行い、クラスごとに保育士が工夫して活動の幅を広げています。各クラスのねらいは、3歳児が「あそびや体験を通して色々なことに関心を持ち、自分から意欲的に関わる」、4歳児が「身近な社会や自然事象に関心を持ち、発見を楽しんだり考えながら生活する」、5歳児が「色々な体験をする中で豊かな心を育み、就学の意欲を高める」としています。 秋には各クラスがドングリを題材に活動を展開しています。3歳児はドングリを拾うことを目的として公園に行き、その後ドングリを遊びや制作に使っています。4歳児は制作に使うことを目的でドングリを拾い、ドングリや小枝を紙粘土につけたり刺したりしながら制作活動を行い、展示しています。5歳児クラスは子どもが意見を出し合う場を設け、「遊ぶ前にドングリを凍らせてみる」という意見を取り上げ、実際に行ってみるなど、子どもの声を大切にした体験活動を取り入れています。また、ドングリや廃材を使って街をテーマに制作を行い、他のクラスの子どもたちや保護者にみてもらうなど、子どもが主体的に活動できる環境作りに努めています。 3.日々の保育を可視化し、子どもの様子を保護者に伝える工夫 子どもたちの毎日の生活や活動の様子をクラスノートで保護者に伝えるほか、コメント付きの写真を「ドキュメンテーション」として掲示しています。職員は外部研修を受講し、園内研修を行い写真で子どもの様子を伝える工夫をし、保育の可視化に取り組んでいます。 |
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改善を求められる点 | 1.任用職員の育成と職員意識の統一を図る取り組みの実施 これまでアルバイトとして雇用していた保育スタッフを「会計年度任用職員」として市職員に任用しています。勤務時間や役割の異なる会計年度任用職員がスキルアップできるように、園内研修や外部研修を受講しやすい体制を整備し、今後さらに職員全体が共通の意識を持って保育の改善や専門性の向上に取り組んでいくことが望まれます。 2.子ども一人ひとりがくつろいだり、落ち着いて過ごせる環境への工夫 保育士は一人ひとりの子どもに目を向けて、子どもが落ち着いて過ごすための人的環境の配慮に努めています。限られた保育室の空間の中で、子ども一人ひとりがくつろいだり、落ち着ける場の工夫や、長時間保育になる子どもたちが家庭的でゆっくりと過ごすことができる保育環境について、今後さらに工夫を重ねていくことが望まれます。 |
今年度の受審は、コロナ禍という未曾有の保育の中で且つ大規模修繕工事中という状況下でした。通常の保育の様子を見ていただいたり、知っていただくことが難しかったというのが、率直な気持ちです。しかし、このような状況下であるが故、例年よりも職員間での話し合いを多く持つことが出来、意思疎通や団結が強まったと思っています。受審にあたり、自宅や職場で様々なマニュアルや資料を読み込み、日頃の保育を皆で振り返り、改善策や工夫を話し合うなど、子どもたちの幸せのために私たちが今出来ることは何だろう?と考えてきました。 今まで「当たり前」に行ってきたことがままならず、保護者の方々にもたくさんのご協力とご理解を賜り、感謝の気持ちでいっぱいです。自己評価の実施にあたっては、評価内容を1つ1つ読み上げ、しろばら保育園で取り組んでいることを確認し、「今よりももっとできることがあるのではないか」など時間をかけて話し合ってきました。保育の環境面で私たち保育者も人的環境であることを改めて意識し、日頃の保育を振り返り自分自身を見つめ直す良い機会となりました。 評価結果を真摯に受け止めながら、これからも職員一丸となってよりよい保育を目指し自己研鑽していきたいと思います。 アンケート等、ご協力いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。 しろばら保育園園長 芥川 綾子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念や保育方針は、保育園利用のご案内(重要事項説明書)に記載しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向は、横浜市こども青少年局や南区こども家庭支援課から情報提供を受けています。園長は横浜市立保育所全体責任職会議や南区施設長会議などに出席し情報を収集し、状況分析を行っています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は保育内容や職員体制等の現状把握に努め、課題や問題点を明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市では、中・長期的なビジョンとして「市立保育所のありかたに関する基本方針」を策定し、令和2年度から令和6年度までの5年間における「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」を策定しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」や令和2年度こども青少年局運営方針にもとづいて、園独自の単年度事業計画を策定しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度初めに区政方針を受け、園が年内取り組むべき事項を全職員に報告しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の主な内容は、年度初めのクラス懇談会で園長から保護者に説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・横浜市の方針にもとづいて、保育の質の向上に関する取り組みを実施しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・評価結果や課題は「保育所の自己評価の結果」に文書化しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、市こども青少年局の「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」を受け、本年度の事業計画として、園内研修等による職員の能力開発、自己研鑽、地域との交流・連携、保護者支援等を明確にしています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は市の係長昇任試験を通し、民法、行政法などの順守すべき法令を理解しています。また、市の運営責任職(課長・係長職)研修や南区管理職研修などで、雇用・労働・契約、コンプライアンス等の法令、最新の福祉分野や環境問題の情報などを学習しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、園の「全体的な計画」を基本にした、年間・月間の指導計画について、カリキュラム会議で評価や分析を行うとともに、面談を通してクラスごとの職員の考えや思いを受け止めています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は4月に着任後、外国籍の子どもが多数を占める実情に、言語を通じた保護者や子どもたちとの意思疎通が大切と判断し、市こども青少年局に通訳の雇用時間の増加を願い出て実現しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・市の人事施策で職員採用や人員体制を確立し、市が定める「横浜市人材育成ビジョン」の中に保育士分野を設定し、求められる職員像や専門職の配置等を規定しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・市全職員共通の「横浜市職員行動基準」では「期待する職員像」を定め、さらに5つの行動基準を示しています。また、市では、人事関連規程や服務規程などを整備し、総合的な人事管理を実施しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・市立保育所は、人事関連規程などに基づき、労務管理、有給休暇取得状況、時間外労働の状況などを規定・管理しています。園長は、毎月の職員の勤怠状況を把握し、南区と情報共有しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・市職員行動基準で「期待する職員像」を明確にしており、職員一人ひとりの目標管理制度(目標共有シート)を実施しています。市人材育成ビジョンの中で、職員職位(職員Ⅰ~Ⅲ)ごとに、「求められる役割・能力・基礎知識」が明確に示され、職員の到達目標の一つになっています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・横浜市は職員行動基準に「期待する職員像」を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、個別の「キャリア自己分析表」により、専門資格の取得状況や過去の研修履歴等を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、実習生の受け入れマニュアルを作成し、受け入れに関する姿勢を明文化し、主任を担当者として、実習生側の要望に対応した研修期間や実習内容を準備しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・市ホームページで市立保育所の現況や理念、基本方針などを掲載しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・市の事務分掌規程等で市立保育所の事務・経理等の範囲が決まっており、執行管理については、すべて南区との連絡調整で実施するほか、園長や主任等の役割分担が明確化されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・「市立保育所のあり方に関する基本方針」の中で、市立保育所が地域で担う役割・機能の一つに「地域の子育て支援の推進」を掲げ、基本的な考え方を明確にしています。また、園の全体的な計画では「地域とのかかわり」の具体的な事項やイベントを記載しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の全体的な計画の「地域とのかかわり」の項で、ボランティアの受け入れ、職業体験(小・中学生)の受け入れ、子育て支援員研修等の受け入れについて明記し、園のマニュアルを整備しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・関係機関・団体の一覧を「子どもの育ちをフォローする関係機関」として、学校、児童相談所、嘱託医などに区分し掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・市立中村特別支援学校の祭り(レインボーフェスタみなみ)や南区健康福祉祭り(南なんデー)などに参加し、地域のニーズや課題の把握に努めていますが、今年はコロナ禍で中止となっています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園は地域貢献事業として、「育児支援事業年間計画表」を作成し、園庭開放を毎週水曜日午前中に行い、園独自の育児講座を年3回開催し、交流保育を実施しています。今年は、園庭開放事業は10月から実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は、保育理念・保育姿勢・園目標を事務室等に掲示し、職員は保育士理念や行動基準等の園のマニュアルに反映された子どもを尊重した保育の実践に努めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のプライバシー保護に関する規程は、個人情報取り扱いマニュアルに含めて作成し、各保育室に備え、職員会議等でマニュアルを説明する機会を設けています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の理念や基本方針・保育内容は、市のホームページで情報提供しており、保育所の選択は容易となっています。また、パンフレットなどを南区役所に置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市における保育の開始は、保護者から区に申請し、区から通知が発送されて契約となります。また、延長保育などの変更は、保護者から園に申請し、園から区に提出して区から変更決定通知を発送しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・横浜市では「保育所の変更に伴う引き継ぎの書類の提供は、個人情報保護の観点から難しい状況です。情報提供が必要な場合であっても、保護者の同意が得られる場合のみ情報提供を行います」という見解を示しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの満足度を把握するため、日常接している職員が、子どものちょっとした言葉や発言、態度やしぐさ、目線などを敏感に捉えるよう努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書の中で、苦情受付窓口・解決責任者を園長とし、第三者委員2名を配置していることを説明しています。苦情解決の仕組み図を玄関に掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が意見・苦情・相談をする機会や方法は、第三者委員、意見箱、懇談会・個人面談、園長以下の全職員、さらに南区こども家庭支援課や広報相談係などでも受けることをお知らせしています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、送迎時の短い時間でも保護者との会話を大切にし、比較的ゆっくり会話のできる夕方は、子どもの一日の出来事などを直接伝えるなど、コミュニケーションを図り、相談しやすい関係づくりに努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長がリスクマネージャーとなり、防災のプロジェクトチームを組成し、安全管理や防犯、事故防止のための安全安心な体制づくりに努めています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長をリスクマネージャーとし、衛生管理等の健康プロジェクトチームを組成し、感染症についての予防体制を整備しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では、災害時における安全管理に関するマニュアルを備え、各部屋に設置しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法を記載した「保育マニュアル」と全職員が携帯している「南区市立保育園 新採用保育士 お守りマニュアル」があり、一人ひとりに応じた保育を実施しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育マニュアルは市こども青少年局で作成し、定期的に検証・見直しを実施しています。お守りマニュアルは、区こども家庭支援課独自のものです。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の責任者は園長として 、指導計画は全体的な計画にもとづいて策定しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しは、時期や会議参加職員を定め、乳児会議、幼児会議などで実施しています。毎月のカリキュラム会議では、ねらいや指導計画の内容を見直しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの発達状況は、児童票や健康台帳、指導計画、保育日誌、個別支援計画等に記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人情報関係の保管や保存、廃棄、漏えいなどについては、個人情報取扱いマニュアルと個人情報流失時対応マニュアルを作成しています。個人情報開示については「横浜市個人情報の保護に関する条例」などに定めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章や保育所保育指針の趣旨を踏まえて策定しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育室には温湿度計を設置して、空気清浄機や扇風機、エアコンを適宜使用し、換気もしながら衛生マニュアルに沿って管理をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は人権研修で、子ども一人ひとりの個性を理解することを学んでいます。生育歴や家庭の状況は、児童票や児童健康台帳、入園前の面談票から把握しています。入園後は経過記録を作成し、一人ひとりの個人差を把握した保育を行っています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・生活に必要な基本的な生活習慣は、子ども一人ひとりに合わせて対応し、子どもが主体的に行うことを待つようにしています。乳児クラスから自分の着替えかごを用意しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・クラスの年齢に応じたコーナーや玩具を用意し、子どもが興味を持っているときには、保育士がそばにつき安心して楽しめるように援助しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:非該当】 ・0歳児の受入れを実施していないため非該当となります。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士は子どもが自分でやってみようとする気持ちを大切にして、できたことは褒めています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスのプール遊びでは、保育士が見守るなかで、じょうろやペットボトルで自由に遊んでいます。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・障がいに応じた建物や設備などの環境整備はありませんが、子どもの状況に応じて、子どもが座る位置の工夫や障がいの特性に応じた絵カードを作成して、保育環境を整備しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・クラスごとに延長保育を見据えたデイリープログラムを作成しています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画や5歳児の年間指導計画には、就学に向けたねらいを記載しています。就学に向けたアプローチカリキュラムを策定しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアルにもとづいて年に2回ずつ健康診断や歯科健診を実施し、子どもの健康状態を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断、歯科健診の結果は児童健康台帳に記録し、必要な情報は職員会議などで関係職員に周知しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・ガイドラインにもとづいて園独自に作成した「アレルギー対応マニュアル」があり、子どもの状況に応じた対応をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の全体的な計画の中で年齢に応じた「食育」を記載し、年間食育計画と食育目標を設けています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの発育やその日の体調により、食材の切り方や量を工夫したり量を調整するなど、配慮食を提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・1、2歳児は個別の連絡帳、3歳児以上はクラスノートを使用してその日の子どもの姿や保育の様子を情報共有しています。保護者には送迎時に口頭で子どもの様子を伝えるように努めています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は送迎時に保護者とコミュニケーションを取るように努めています。また、担任以外の職員も子どもと関わっている姿を伝えることで、保護者に安心感を与えられるように努めています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、朝の健康観察で保護者や子どもの様子について、変わりがないか見ています。保護者には、できるだけ声かけをしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育士等は、毎年自己評価を行って自らの保育を振り返っています。日々の保育の記録や各指導計画には自己評価欄を設けて、保育実践後に自己評価を行っています。 |