横浜市北上飯田保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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【保育理念】 ・子どもの人権を尊重し仲間と育ち合う。 【保育方針】 ・子どもにとって心地よい環境を整え、健やかな育ちを支えます。 ・ありのままの姿を受け入れ、一人一人に寄り添い、意欲と自信を育てます。 ・子どもの主体性を大切にしながら、発達に応じた遊びや活動を工夫します。 ・保護者や地域の方の思いに共感し、楽しい子育てを支援します。 【保育姿勢】 ・一人一人の子どもの育ちや背景を尊重し、安心・安定して園生活を送れるようにしていきます。 ・子どもたちが発する様々なサインを受け止められる感性を持ち、適切に援助します。 ・自ら発見したり、生命の尊さを感じられるよう、様々な体験やいろいろな人と関わる機会を設けます。 ・生活習慣の違いや異なる文化を理解して保護者に寄り添います。そして、様々な手段を工夫して、コミュニケーションを図り、子育ての喜びを共有します。 |
【立地および施設の概要】 横浜市北上飯田保育園は、相模鉄道いずみ野線いずみ野駅からバスで10分、大和市との市境に近い台村停留所近くの住宅地に位置し、多くの園児が住む県営いちょう団地に隣接しています。近くには境川が流れ、桜やいちょうの木々が多く自然豊かで、多くの公園もあります。横浜市立の保育園で、昭和51年に開園し、園舎は鉄筋コンクリート造2階建で、0~5歳児76名(定員77名)の園児が在籍しています。 【園の特徴】 ベトナム、中国、ラオス、カンボジア、ブラジルなど様々な国にルーツを持つ子どもが約8割を占める保育園で、保育理念や保育方針、保育姿勢にあるように、子どもの人権の尊重やお互いの多様性を認め合える保育を大切にしています。 多文化共生の保育や保育の質の向上に積極的に取り組むとともに、幼児クラスのリズム遊びなど子どもの体づくりにも計画的に取り組んでいます。 また、園庭開放や交流保育、育児相談、育児講座、泉区子育て支援拠点すきっぷへの出前保育、園での子育てサロンなど、地域に対する支援事業を幅広く実施しています。 なお、今年度はコロナ禍の影響を受け、例年行っている保護者による保育士体験時の給食の試食や中高生の体験学習の受け入れなどは行えていません。また、高齢者グループとの交流は、子どもは訪問せずに各々が作ったプレゼントを大人の手で交換する、幼児クラスのお楽しみ会は年長児のみで行うなど、工夫して実施しています。 |
評価実施期間 | 2020/09/01(契約日) ~2021/03/19(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 1 回(2015年度) |
特に評価の高い点 | 1.多文化共生の保育における取り組みの工夫 朝夕の会や行事では8カ国語で挨拶を行い、それらの挨拶の言葉や子どもたちが作った国旗をクラスに掲示したり、宗教上の理由からの除去食にも対応するなど、子どもたちがお互いの多様性を認め合える保育を行っています。 職員は、園内研修を行い、正しく・短く・はっきりした、分かりやすい日本語を繰り返し発信し、子どもが正しい日本語が習得できるように努めるとともに、図や写真を多く取り入れて視覚に訴えるなど分かりやすい保育に取り組んでいます。 保護者に対しても、職員が母国語で挨拶をして信頼関係を築くよう努めています。また、大切なお知らせはベトナム語など3か国語とルビ付き日本語版で配付したり、園だよりなどではイラストや写真を交えた資料、懇談会では写真を多く使ったスライドを用いて分かりやすく説明するなどしています。入園説明会や懇談会などには通訳が同席し、確実な情報伝達や把握に努めています。また、保護者の日本語習得や日本文化の学習のために、週1回子育てサロンを開催するなど、きめ細やかな対応を行っています。 2.保育の質の向上に向けた実務に即した園内研修の実施 保育の質の向上を図るために、クラス別の公開保育やフォトカンファレンス、アレルギー除去食のロールプレイ、保護者の母国の背景・文化を学ぶ通訳との研修などの園内研修に積極的に取り組んでいます。 特に、カリキュラム会議で行うフォトカンファレンスでは、保育中の写真を使って、職員各自が子どもの活動や育ちを読み取って意見交換を行い、職員が保育中には気づけなかった子どもの様子や思い、一人では気づけなかった視点に気づき、職員相互の学び合いや意識の向上につなげています。 3.子どもの体づくりへの計画的な取り組み 近年平坦な場所で転ぶ子どもが多いことから、体幹づくりに力を入れ取り組んでいます。体幹、バランスを育てる活動をどのように実施していくのかを各クラスで考え、園庭で遊んだり散歩に出かけたりするときには、ねらいを持って活動しています。例えば2歳児は、散歩では階段、坂道、でこぼこ道を歩いてバランス感覚を養い姿勢の保持を図り、園庭のぽっくり遊びでは手足の協応、体幹、バランス感覚を養って体づくりをしています。また、リズム遊びは、年間計画で年齢別の目標や期ごとのねらいを設定し、月ごとの歌とリズム運動を決めて週1回実施しています。異年齢交流でも、かけっこ、リレーや技巧台を使った体育あそびを計画して実施しています。 |
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改善を求められる点 | 1.マニュアル、計画書の整備 プライバシー保護については、泉区のコンプライアンス研修資料を活用していますが、規程やマニュアルを整備することが期待されます。また、一部の活動計画(食育年間指導計画や異年齢交流年間計画など)は、計画期間中の実施状況を把握して見直しを行いやすくする書式とすることが望まれます。 今回の評価調査活動に際しては、保育園の申し出により新型コロナウイルス感染防止の観点から、訪問調査に替えて書類調査で実施しました。書類調査に当たり、評価機関からの書類での質問事項及び電話での照会に保育園から回答を得るともに、評価機関が必要とする書類の写し及び保育施設内の写真の提供を受けました。 |
【受審の動機】 第三者評価の5年に一度の受審が義務付けられ、「現在の北上飯田保育園の保育をしっかり振り返り、保育の質の向上に取り組みたい」という思いから職員全員で意思統一を図り、今回神奈川県版での評価受審を決めました。 【第三者評価を受審して】 昨年度から神奈川県版の評価項目と評価基準はどのようになっているかを調べました。今年度になり評価項目については個人で読み込み考えた後に、クラスなどのグループに分かれて、話し合い・検討し自己評価を行いました。その後結果を持ち寄り保育園全体としての考えをまとめました。 コロナ禍における新しい生活様式に沿った保育への取り組みについて、職員間でも悩んでいた部分もあり、この時期に北上飯田保育園として大切にしたいことを、職員全員で話し合い思いを共通にすることができたことは大きな意味がありました。 また、今まで多くの保育施設を評価してきた評価機関に、客観的にそして細部にわたって丁寧に高く評価して頂いたことは、さらなる保育の質の向上に取り組む気持ちにも繋がりました。 【今後に向けて】 今回指摘していただいた個人情報保護へのさらなる取り組みや、一部の活動計画については見直しを行いやすくする様式を整備して、確実に改善していきたいと思います。そして高く評価していただいた、北上飯田保育園の特徴的な外国にルーツを持つ子どもや家庭など全ての人に対して何が必要かを、これからも職員全体で考えていきます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念、保育方針は、子どもの人権の尊重や「すべての子どもたちが自分をかけがえのない存在と感じ、自信を持って生きていかれるように」という横浜市立保育園の考え方を反映し、重要事項説明書などに記載し、玄関ホールや保育室に掲示しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市や泉区が作成した、横浜市地域福祉保健計画、泉区地域福祉保健計画などを通し、少子高齢化や人口減少の進展など社会状況の変化と複合的課題への包括的対応の必要性を把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の自己評価を行う中で、保育運営の検討を行い、園舎の老朽化と外国にルーツがある保護者や支援が必要な保護者への働きかけの方法が課題と捉えています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の中・長期ビジョンとして「市立保育所のあり方に関する基本方針」が策定され、「市立保育所の果たすべき役割・機能」を明記しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市では、令和2年度こども青少年局事業計画を策定し、施策として第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画の9つの基本政策を推進し、横浜市中期4か年計画に掲げた目標の達成に向けて取り組むことを明記するとともに、具体的な事業内容や予算を明記しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・行事や食育、避難訓練などの計画は、プロジェクトチームを中心にした担当者会議や職員会議での意見を反映させて、また地域子育て支援関連の計画(交流保育、育児講座、出前保育など)は、「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」に基づき地域性を踏まえて策定し、職員会議などで職員に周知しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、主な箇所を懇談会などで説明のうえ、園内に掲示しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の実行結果の反省、改善点は記録し、年度末に検証を行って次年度の計画に反映しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市共通様式の「保育所の自己評価結果について」に園の自己評価結果をまとめ、次年度の課題や改善点を記載して園内に掲示するとともに、職員会議で職員間の共有化を図っています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、園の運営管理方針として、泉区運営方針や人材育成支援システムの「園長の行動計画」に記載された、担当業務の現状分析、目標の全体像、取り組み目標を、年度初めの職員会議で職員に説明しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関連法令や園の理念、基本方針、諸規程などをよく理解するとともに、横浜市職員行動基準を意識して行動し、利害関係者とも適正な関係を保っています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、毎日の保育の様子や指導計画の振り返り、クラス会議、ケースカンファレンス、職員の自己評価や個人面談などの中で保育の質の現状を把握しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、業務の実効性向上には働きやすい職場環境が必要との認識のもと、適宜職員と話し合いを行い各人に合った指導を行うとともに、心身の健康状態の把握に努め、ノー残業デーの設定などワークライフバランスに配慮した職場作りに取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「横浜市人材育成ビジョン」があり、横浜市の人材育成の基本方針、求められる職員像、役割、能力、知識、OJTを中心とした人材育成体系などを明示しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市人材育成ビジョンに、職位ごとの職員像を明記しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の時間外労働や休暇取得などは園長が管理し、シフト調整は主任が行っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市人材育成ビジョンに、求められる職員像や職位ごとの求められる役割を明確にしています。また、保育士キャリアラダ―に、職位別の業務内容に応じた目標、姿勢・行動の例示を明記しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士キャリアラダ―の資質向上欄に職員の教育・研修に関わる方針が明記されています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員の実務能力、専門能力、受講した研修などを記入した「キャリア自己分析表」や日常の保育、個人面談の中で、職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習のしおりに受け入れ方針を、実習生・ボランティア受け入れマニュアルに、受け入れ窓口、子どもや保護者への事前説明、オリエンテーション実施方法などを記載し、受け入れ時に説明しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市のホームページに、園の概要、保育方針のほか、市の子ども・子育て支援事業計画や財政状況などが公開されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事務、経理、取引等は、横浜市のルールにのっとり行っています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「よこはまの保育」に地域との交流として世代間交流、保育・教育機関との交流の推進と意義を、全体的な計画に具体的な交流計画を記載しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「よこはまの保育」に、ボランティアの受け入れなどの推進と意義を記載しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・泉区こども家庭支援課、横浜市戸塚地域療育センター、横浜市西部児童相談所、保健所、病院などを記載した連絡先一覧表を作成しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域に対する子育て支援事業である、園庭開放、交流保育、育児相談、育児講座、泉区子育て支援拠点すきっぷへの出前保育、園での子育てサロンなどの機会を通して、地域の福祉ニーズを把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の子育て家庭を支援するために、一時保育、育児相談、園庭開放、交流保育、育児講座など、園の施設の活用や子育てに関わる情報を提供しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念、保育方針は、子どもの人権を尊重する姿勢を明示し、職員はそれらを記載した表を携帯するとともに、毎年泉区の人権研修を受講して意識を高めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもがおもらしをした場合は、衝立やカーテンを閉めて洗って他の人に見られないようにし、着替えの際にも、外から見えないよう窓のカーテンを閉めるなど環境を整えています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や泉区のホームページや区の子育て支援情報サイト「いずみっこひろばうぇぶ」で、保育方針など園の概要や保育の様子の写真を発信しています。デイリープログラムを載せたパンフレットを地域の祭りや区の育児支援イベントの会場に置き、また園庭開放や子育てサロンの参加者に配付しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に重要事項説明書に沿って保育内容、園での生活などについて説明し、保護者からの同意を得て利用契約を結んでいます。重要事項説明書には園で使う持ち物を一つひとつ絵を使って説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・配慮が必要と思われる子どもの転園の際は担任や園長などが協議し、必要に応じて転園先との詳細な引き継ぎを行います。転入前の園への訪問や、転園先から来園しての引き継ぎも行います。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・お楽しみ会の内容を子どもたちと話し合って決めるなど、子どもの意見を保育に取り入れ、のびのびと遊ぶ姿や保護者から聞く家庭での様子から、子どもの満足度を把握しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「横浜市保育所苦情解決要綱」にもとづき、苦情解決の仕組みを整備しています。苦情解決責任者、受付担当者、第三者委員を設置し、苦情解決のフローチャートとともに日本語を含む4か国語で玄関ホールなどに掲示し、入園説明会や重要事項説明書で説明しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・必要に応じて通訳が同席し、年2回の懇談会と年1回の保護者面談を行い、それ以外の時にも意見を述べられるよう、各クラスに通訳の月間来園予定表を掲示しています。面談は、プライバシーに配慮して事務室や予備の保育室で行います。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎の保護者には必ず声をかけ、相談や意見があれば必要に応じて担任や主任、園長が対応しています。相談内容に応じて日誌や経過記録、面談記録に記載し職員間で共有しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・安全管理マニュアルを整備し、毎日保育開始前に点検表を使って園内外の安全点検を行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症の予防や対策のマニュアルを、事務室や各保育室に置き、勉強会や年度末の見直しで職員は繰り返し確認しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・火災・地震・風水害・大雪の対応マニュアルを策定し、対応体制を整えています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育所保育指針にのっとり、横浜市の保育基準を記した「よこはまの保育」や、「0歳児・1.2歳児・幼児・土曜保育の業務手順表」、各種マニュアルで標準的な実施方法を明確にしています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法は、毎年年度末に全職員で見直しを行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に保護者から生育歴などの書類提出を受け、園長や担任が面接し入園前聞き取り表を作成しています。入園時や進級時は聞き取り表や記録類、前担任からの引き継ぎをもとに個々のアセスメント票を作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画には職員の自己評価欄を設け、定められた期間ごとに計画に基づく実践の振り返りを行っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児クラスや障がいのある子どもには個別指導計画を作成し、個性や発達に合わせた援助を行い、一人ひとりのその日の様子を記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市個人情報の保護に関する条例に沿い、記録類の保管、保存、廃棄、開示を行っています |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法に示されている理念などを読み合わせて確認したうえで、保育所保育指針、よこはまの保育、保育理念、保育方針、園目標、保育姿勢に基づいて作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎日、マニュアルに沿って清掃、消毒、整理整頓を行い、点検表を使って園内外の安全を確認しています。空気清浄機や加湿器、エアコン、熱中症アラームの使用や窓の開閉で子どもたちが心地よく過ごせるようにしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前の面接や提出資料、送迎時や面談で個々の子どもの発達や個性、家庭環境などの把握に努め、記録類や会議で子ども一人ひとりの情報を職員間で共有しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者と連携し、一人ひとりの発達や状況に応じて無理なく基本的な生活習慣を身につけられるように援助しています。職員はやって見せ、手伝い、一緒に行い、自分でしようとする気持ちを認めて褒めています。できた時には一緒に喜び、うまくいかなかった時には子どもの気持ちに配慮して対応しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・生活リズムを整え、1日の流れの表やカレンダー、時計を活用して子どもたちが生活の見通しを立て主体的に活動できるようにしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちの様子を観察し、また保護者からの情報を参考にして、クラスの年、月、週、日ごとの指導計画と月間個別指導計画を作成し、一人ひとりの今に合わせて環境を整えています。体格や発達の差によっては、クラス内でも場所を分けて過ごす時間を設けるなどの配慮をしています。保護者と連携して注意深く離乳食の段階を移行します。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・クラスの指導計画と、一人ひとりの子どもの現在の様子に合わせた月間個別指導計画を作成し、援助しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスでは、散歩でバッタやトンボを追いかけ、また拾ってきたドングリで運動会の応援グッズを作るなど制作に発展させています。子どもたちは誘い合って園庭で簡単なルールのある鬼ごっこなどを楽しんでいます。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障がいのある子どもには、保護者や横浜市戸塚地域療育センターから得た情報を参考に、クラス会議やカリキュラム会議で現在の子どもの様子や援助方法を協議して個別指導計画を作成しています。個人用保育日誌で日々の様子を記録しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・延長保育時間は、0歳児クラスは原則クラスの子どもだけで、1.2歳児クラスと3~5歳児クラスはそれぞれに合同で過ごします。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・知的好奇心や人とのつながり、自立心を育て、小学校生活を自信を持って始められるよう、アプローチカリキュラムを作成しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者から入園時に子どもの健康情報の提出を受けています。入園後の予防接種状況などは送迎時や個人面談で聞き、健康台帳に追記しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断や歯科健診の結果は児童健康台帳の記録や歯科健康診査票に残し、ミーティングやクラス会議などで職員間で情報を共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーのある子どもについてはアレルギー疾患生活指導管理表の提出を受け、保育所における食物アレルギー対応マニュアルにもとづき、除去食を提供しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の「全体的な計画」やクラスごとの指導計画に「食育」の項目を設け、子どもたちが発達に応じて食に関心を持ち、食事を楽しめるよう援助しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児食と4段階の離乳食を提供しています。離乳食の移行は、食事の様子を観察し家庭での様子も参考に保護者や調理担当者と協力して実施しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児は、乳児用連絡票兼個人記録を利用して、園や家庭での子どもの様子を伝え合って情報共有し、相互理解を深めています。外国にルーツのある保護者には、必要に応じて通訳を介して聞き取りなどを行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、送迎時には保護者の国の言葉で挨拶するなど必ず声かけをし、保護者を労い受容する気持ちでコミュニケーションを密にとっています。また、クラス担任ができるだけ長く居るようシフトを組み、子どもの健康状態の変化やけがは確実に伝えるほか、保護者が気にしている点(食事、午睡、機嫌など)や子どもの成長した姿、園での様子などを説明しています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の聞き取りで家庭環境を把握し、登園時や着替え時に子どもの表情や身体の状態を観察したり、保護者とのコミュニケーションの中で様子に変化がないか確認したりしています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月間指導計画、週案、保育日誌などで、定期的に保育の振り返りや自己評価を行っています。また、毎月のカリキュラム会議やクラス会議、乳幼児会議で、日々の保育を振り返り、話し合いを行っています。 |