横浜市洋光台第二保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
---|
【保育理念】 《子どもの最善の利益を守る》 一人ひとりの子どもたちが、自分を「かけがえのない存在」として感じ、自信を持って生きていかれるように 【保育方針】 ・一人ひとりを大切に ・共に育つことを大切に ・共に育てる姿勢を大切に 【園目標】 ・心豊かな子 ・健やかな子 ・自分で考え行動できる子 【保育姿勢】 ① 一人ひとりが意欲を持って主体的に生活を楽しめるよう、個々の発達過程を大切にして保育する。 ② 子どもたちが仲間の中で育ちあっていく過程を大事に保育する。 ③ 保育者は子どもたち一人ひとりの姿に共感しながら、感性を豊かにする生活を保障し、専門性の向上に努める。 ④ 家庭との連携、職員間の連携を密にし、信頼関係を築きながら、共に育てていく姿勢を大切にする。 |
【立地および施設の概要】 横浜市洋光台第二保育園は、1979年6月1日に開園しています。園舎は鉄骨造りの平屋建てで、902.6㎡の園庭があります。0歳児(産休明け)から就学前児童を受け入れ、定員は109名で、現在112名が在籍しています。園へのアクセスは、JR根岸線の洋光台駅から住宅街を5分ほど歩いた場所にあります。近隣には自然豊かな大小さまざまな公園があり、園庭遊びのほか、子どもの年齢や活動に応じ園外活動コースを選んでいます。ログハウスやこども科学館などの社会資源も徒歩圏内にあります。子どもたちが経験から学ぶことを大切に異年齢児との関わり、食育活動など取り組んでいます。 【園の特徴】 幼稚園、小学校、ほかの保育施設が近隣にあり、交流しています。園がある洋光台地区は、自治会のお祭り、キャンドルナイト、ハロウィンなどイベントが盛んで、園も地域の活動に積極的に協力・参加をしています。 園は、育児支援センター園として、親子で気軽に集い、交流や活動のできる場にもなっています。さらに磯子区の保育資源ネットワーク事務局としての役割もあります。各保育資源のつなぎ役として保育の質の向上についてネットワーク事業研修や園外研修の企画実施などを発信しています。 |
評価実施期間 | 2020/06/24(契約日) ~2021/02/26(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 1 回(1015年度) |
特に評価の高い点 | 1.サービスの質の向上に取り組む姿勢 今年度、第三者評価の自己評価を行うにあたり、評価項目の内容評価の全20項目について全職員で意見を出しあい、求められている保育の本質について議論をし、これまで以上に理解を深めました。項目ごとの意見を担当職員がとりまとめ、その後園内研修の場で一項目ごとにプレゼンテーションをし、再度全職員で共有を図りました。その後プレゼンテーション資料は園内に掲示し、確認ができるようにしています。第三者評価受審を良い機会と捉え、福祉サービスの質の向上に組織で真摯に取り組む姿勢がうかがえます。 2.全職員で行っていく保育 職員は、保育の実践にあたり、子どもの心の育ち・意欲・興味などをよく観察しています。子どもが「できた」「できない」でなく、次につながっていくよう常に話し合いや確認をしています。日々子どもの育ちや保育の質の向上に結び付くよう、年度途中であっても年間指導計画の大幅な見直しを行っています。また、子どもの記録の集大成である保育所児童保育要録は、入園から卒園まで職員全員でリレーして育ててきた内容を記録して、全職員で確認、チェックをしています。 3.地域との良好な関係 子どもたちの園生活は地域との関わりが密接です。近隣の幼稚園、小学校やほかの保育園との交流、お話のボランティア来訪、地域ケアプラザ訪問、公園清掃参加、園で行っている育児支援事業(交流保育、給食体験など)や行事(七夕、新年子ども会など)等々を通じ、子どもたちは地域のさまざまな年代の人々と交流しています。洋光台地区のイベントのキャンドルナイト協力のほか、ハロウィンでは子どもたちが商店を回っています。民生委員と連携した地域の高齢者へ年賀状を送る取り組みもあり、地域の中で子どもが育っています。 |
---|---|
改善を求められる点 | 1.保護者への情報提供のさらなる工夫 保護者に園から伝えたいこと(理念・目標、事業計画など)の内容を分かりやすく説明し、理解を図る工夫に関しては引き続き検討が必要と考えています。今後の取り組みが望まれます。 |
こどもの最善の利益を第一にした保育の実現に向けて、常に保育の質の向上をしていく事を大切にしています。毎年、保育所の自己評価を行っていますが、5年ごとの第三者評価受審により、日々の保育を客観的に評価していただき、保育の質を高め、時代のニーズに合った保育を提供できるより良い保育園にしたいと思いました。 前回、平成27年度に受審した時とは職員も入れ替わり、新しいメンバーが主になりました。また、評価項目も共通項目65項目と内容評価20項目という新しい評価項目となり、新たな気持ちで全職員が評価項目1つ1つを自己評価する事から始めました。一人ひとりの自己評価を集計し、保育所の自己評価を決定して、全職員で共有することにかなりの時間をかけました。特に、保育内容に関する20項目については、すべての職員の意見を担当職員が取りまとめ、一項目ごとにプレゼンテーションし、全職員で保育全般の学びを深め、共通理解や共有を図る良い機会となりました。これらの取り組みを通して職員個々の能力の向上、組織力向上をすることが出来ました。 また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言がだされるなど、歴史に残る一年となりました。新しい生活様式を取り入れ、日々の保育や行事のあり方など常に検討し、保護者の方々にご理解を頂きながら、全職員一丸となって取り組めたのも、第三者評価受審で考え方を共有したことが大きいように思います。 最後になりましたが、保護者の方々には保護者アンケートなどご協力ありがとうございました。より一層のコミュニケーションと連携を深めていきたいと思います。評価機関の皆様には、共に考える視点で丁寧に見ていただきありがとうございました。今回、高く評価して頂いた点は引き続き継続し、課題となった点は、より良い方向を目指して全職員で改善に取り組んでいきたいと思います。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・理念・方針・園目標・保育姿勢は職員の行動規範となる具体的な内容になっています。全職員はそれらを明記した携帯用カードを所持し、常に意識できるようにしています。毎年、全体的な保育の計画を立てるにあたっても理念・方針等の確認をしています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の公立保育園なので、経営については横浜市の方針に基づき園運営を行っています。横浜市や磯子区の計画や地域の状況などから園の状況を把握し、分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や磯子区の計画や地域の状況などから園の状況を把握・分析し、具体的な取り組みを進めています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・横浜市は、2006年から2025年までの「横浜市基本構想(長期ビジョン)」の長期計画と「横浜市中期4か年計画2018~2021妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援」を策定しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の中・長期計画を反映し、毎年区政運営方針が策定されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画は、年度末の反省会議で次年度に向けて話し合われたものや保護者アンケートの意見も反映しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の事業計画の主な内容は園だよりで知らせたり、園内掲示をしたり、懇談会等で説明したりしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・指導計画作成、行事計画、全体の計画、行動計画、人材育成、人事考課等全て保育の質の向上に向け、PDCAサイクルに基づいて取り組んでいます。特に今年度は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大を踏まえながらも保育の質を落とさない取り組みをしています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の老朽化に伴う修繕に関することは、優先順位や予算等を考慮し順次改善をしています。単年度で解決できないことは次年度にも引き継ぎ、計画的に取り組んでいます。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度当初には園をリードする立場として方針と取り組み目標や内容について全職員に伝えています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市のコンプライアンスの基本の考え方は、ただ法令を遵守するだけでなく市民や社会からの要請に全力で応えていくこととしています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長はミーティングや会議で気づいたことを伝えたり、保育のアドバイス(各年齢の発達や子どもへの関わり方、保護者支援など)のほか、園の育児支援事業、ネットワーク事業に関するアドバイス、提案等行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は効果的・効率的な事務、超勤の削減、費用対効果など分析し、園としての将来や経営資源の有効活用など常に考えて運営を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園は、育児支援センター園、ネットワーク事務局園、産休明け保育指定園の機能を有しており、育児支援担当保育士、ネットワーク専任保育士、看護師等専門的に対応する職員を配置しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の職員としての人事基準を明確に定めています。毎年、人材育成研修で職員に周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園での労務管理に関する責任者は園長です。園長は、主任・リーダー職員等と連携を図り、働きやすい環境作りに取り組んでいます。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・横浜市の「職員行動基準」で「期待する職員像」が明確になっています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の目標達成に向けた事業計画と職員の研修計画は融合したものになっています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況を職員データやキャリアラダー等で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れに関しては次世代の人材育成の機会と捉え、「実習生受け入れマニュアル」の中で基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・横浜市の公立保育園なので、情報は横浜市、こども青年局、磯子区のホームページや広報誌で公開をしています。今後園独自のホームページの作成など検討し、運営の透明性を確保するための情報公開にさらに取り組んでいくこととしています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市、磯子区として適正な会計、経理の仕組みがあります。それに基づく対応をしていくための園の管理責任者は園長で、ダブルチェック体制として主任、調理員が検査員になっています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・公園清掃や洋光台地域ケアプラザを定期的に訪問する地域との交流活動の年間計画が立てられ、活動のねらいを明文化しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティア受け入れマニュアルがあり、受け入れ時の基本姿勢が明文化されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市南部地域療育センター、横浜市南部児童相談所、磯子区福祉保健センターの保健師やケースワーカーと情報共有しています。子育て支援連絡会では、具体的な事例を上げて問題解決に向けた話し合いが行われています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・育児相談や園庭開放、七夕・新年子ども会などの交流保育を行い、地域の保護者や子どもと交流しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・育児相談、園庭開放、交流保育、育児講座など地域での子育て支援サービスを積極的に提供しています。洋光台地区の育児支援センター園として、育児支援年間計画表を作成し子育て支援拠点「いそピヨ」や地域包括支援センターなどで配布しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育理念は、「子どもの最善の利益を守る」とし、保育方針と保育姿勢に加え、園目標を掲げています。それらはすべて子ども本人を尊重したものとなっています。園長は理念・方針・園目標・保育姿勢・幼児期の終わりまでに育ってほしい姿10項目が記載された携帯用のカードを全職員に渡し、理念・方針に基づいて、保育をするよう職員に話をし、職員は実践につなげています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人権の配慮やプライバシー保護の規定があり、職員はチェックリストで定期的に確認しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園のパンフレットを磯子区役所や子育て支援拠点「いそピヨ」、磯子地域ケアプラザ、近隣の病院などに置き、散歩の際も希望者に渡しています。また、横浜市子ども青少年局「はぴねすぽっと」で情報提供をしています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では配付した「横浜市洋光台第二保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」を基に、保育の開始や保育内容などについてパワーポイントを利用してわかりやすく説明しています。説明後には保護者の同意を得たうえで利用契約書を交わしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・引っ越しなどで保育所の変更を行う場合は、個人情報保護の観点から引き継ぎ文章は作成していません。転園に当たっては、保護者と園生活の状況を確認しあって、保護者に伝えてもらっています。転園先から問い合わせがあった場合は、保護者の合意を得て伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で子どもの表情や言動、関わり方などから子どもの満足や納得していることの把握に努めています。また、保育日誌の保育状況の記載の際に、子どもの主体的な活動や遊びの状況、子ども同士の関わり方や援助の仕方などについて1日の保育の振り返りを行っています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・要望や苦情を受付け対応するためのマニュアル等文書化されたものが整備され、苦情内容についてはマニュアルに基づいて受付状況や解決内容について記録し保管されています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者からサービスについての要望や苦情を聞く機会として連絡帳や個人面談、送迎時を活用しています。職員は保護者に積極的に声をかけ、要望などの意見を伝えやすい関係構築に努めています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は送迎時に家庭での様子を聞いたり、その日の子どもの様子を伝えて保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。また、保護者に対して行事ごとや年度末に利用者満足度を確認するためのアンケートを実施し、玄関に意見箱を設置しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「安全マニュアル」「不審者対応マニュアル」などがあり、適切に対応できるようになっています。毎月安全衛生委員会を開催し、ヒヤリハットやケガの情報を収集・分析しています。施設の安全チェックは「安全点検表」に基づき毎日チェックしています。さらに1週間に一度園舎内外の巡視、3か月に一度の自動警報装置の点検、年1回の専門事業者による固定遊具の点検を行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症等への対応に関するマニュアルに基づき、園長、主任、看護師が定期的に感染症の予防や嘔吐処理の研修を行っています。子どもたちへの感染予防対策として、うがい、手洗いの指導を行っています。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として手指のアルコール消毒の徹底や毎朝の検温、換気の徹底や遊具の消毒など予防策を講じています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地震・火災・風水害・事故などに対応した「防災マニュアル」が整備され、災害時の役割を明記した対応体制が決められています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育業務マニュアルファイルがあり、保育業務に必要な各種マニュアルを整備しています。そのファイルから園内業務のすべてが確認できます。特に必要と思われるマニュアルは配付しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育業務マニュアル内の「保育園のご案内」「避難訓練年間計画」「防災マニュアル」等園独自で作成をしたものについては、毎年見直しをしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・2歳児クラスまでの子どもや特別な配慮が必要な子どもについては、子ども一人ひとりの発達や家庭状況などをアセスメントし、保護者の意向を取り入れ個別指導計画を作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画は毎月、年間指導計画は4期ごとに振り返りと評価をし、見直しています。入園時の提出書類及び入園前の面談で子どもの保育に必要な個別事情や保護者の意向を記録し、把握しています。入園後は連絡帳、日頃の会話、個別面談等で把握していきます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・0~2歳児クラスは個別指導計画があり、保育日誌・個別日誌・個別連絡帳・月間カリキュラム等で子どもの姿や職員の援助内容が確認できます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録等個人情報に関するものは全て事務所の鍵のかかる書庫に保管管理をしています。保存や廃棄については横浜市の規定に従い書類ごとの期間に従い適正に扱っています。情報開示については横浜市の情報公開の手続きを踏み情報提供をしています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、保育所保育指針を踏まえながら、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:b】 ・室内の温湿度は日誌に記録をしています。換気は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から特に注意を払っています。職員の声(大きさ、トーンなど)も大切な環境と考え、意識をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時に保護者に提出をお願いした児童票・健康台帳や入園時の個別面談からの情報、入園後の子どもと職員の関わり、観察などからも子どもを把握し、十分に尊重しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・挨拶、姿勢、食事、排泄、着替えなど、基本的な生活習慣が身につくよう、職員が率先して手本を示したり、絵本などを分かりやすく説明していく機会を作ったり、年齢や発達に合った援助をしています。園での箸の使用は、3歳くらいを目安に食事でも使い始めています。今年度歯磨きは園では行わず、家庭できちんと磨いてもらうようにしているなど、家庭での過ごし方も大切なので、保護者に園で行っていることを伝えたり、アドバイスをしたり、配付物なども利用してお知らせしたりしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自分のやりたいことを自分で決められることを大切にして、子どもの目線の高さに合わせた低い棚に、おもちゃを置き、子どもが自分で取り出したり片付けができるようにしています。保育室をコーナーで分け、ままごと・ブロックをしたり、一人でお絵かきをしたりしてそれぞれの子どもが遊びに集中しています。空き箱や季節のどんぐりや小枝などいろいろな素材を用意して、自由な発想で制作できるようにしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・産休明けの保育室があり、一人ひとりの子どもの発達や状況に合わせて部屋の移行を行っています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自分でやりたい気持ち、意欲を大切にしながら見守り、さりげなく援助しながらできたときは十分に褒めて自信や意欲につなげています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・集団遊びを取り入れながら、興味関心のある活動に取り組めるような環境を整えて、友達と一緒に遊ぶ楽しさや充実感を味わえるようにしています。職員はじっくり遊べる環境作りを行い、遊びが友達と関わりながら展開できるように支援しています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障がいのある子どもの状況や発達過程に合わせて個別支援計画を作成しています。毎月の様子は月間指導計画の個別配慮欄に記入しています。個別支援計画をもとに配慮事項を意識してカリキュラム会議で話し合いを行い職員間で情報を共有しています。全体に向けた話や言葉での理解が難しい場合は、絵カードやジェスチャーなどで伝えています。個人の持ち物の場所にマークを付けるなど子どもにわかりやすい工夫をしています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間にわたる保育のために、子どもがくつろいで安心して心地よく過ごし、小人数で遊べるように保育室のテーブルなどの配置を工夫しています。0歳児は0歳児の保育室で職員をなるべく固定して安心してゆったり過ごせるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学校のスタートカリキュラムに即してアプローチカリキュラムを作成して保育をしています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアルに基づき担任が朝の健康チェックを丁寧に行い、看護師は全クラスを巡回し、子どもの状態を把握しています。子どもの体調変化やケガなどお迎え時に保護者に伝え、翌日に家庭での様子を確認しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・定期的な健康診断・歯科健診の結果を健康台帳、歯科健診表、健康カードに記載しています。記録を通じてミーティングや会議で職員に周知をしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対して、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに園のマニュアルに沿って対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育の計画を作成し「食を営む基礎を培う。よく遊び、よく眠り、食事を楽しむ」をねらいとして食育の取り組みを行っています。栽培計画に基づきトウモロコシやピーマン、ブロッコリーなどを栽培しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・発達状況や体調によって食事の量や切り方を調整しています。毎月の離乳食会議では咀嚼の状況などを確認しながら調理員、担任、看護師、主任で話し合って食材の切り方や大きさ、硬さについて話し合っています。さんまのメニューのときは乳児は切り身で提供し、幼児(5歳児)は骨付きで提供して骨の取り方を学びながら食べるなど年齢によって調理方法を工夫しています。七草がゆやひな祭りなどの行事食の献立や、旬の野菜や果物を使い、素材が生きるような調理方法や盛り付けをしています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・乳児クラスは個別の連絡帳で詳細に子どもの様子を記載し、保護者に伝えています。幼児クラスについては、毎日クラスの活動を写真や活動内容を掲示板に掲示しています。写真や活動内容はクラスごとにファイルされ保護者はいつでも見ることができます。送迎時には、家庭での様子を尋ねたりその日の子どもの様子を伝えて情報を交換しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や掲示板の掲示で日々の保育中の情報を伝え、送迎時には必ず挨拶をしてその日のエピソードを伝えてコミュニケーションを取り、保護者との信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待防止のマニュアルがあり、職員は人権研修や園内研修などで虐待の定義や早期発見のポイントについて学びの機会を持ち、理解をしています。横浜市子ども虐待防止ハンドブックを活用し、虐待の早期発見に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画や月間指導計画はさまざまな会議で互いの疑問点、改善点などを意見交換し、次につなげています。それらは互いの学び合いや意識の向上に結び付いています。 |