社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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横浜市港北保育園

2025年11月04日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 横浜サステナビリティ研究センター有限責任事業組合

② 施設・事業所情報
名称 横浜市港北保育園 評価対象サービス 2024~ 保育所版
対象分野 認可保育所 定員 98(102) 名
所在地 〒222-0023 
横浜市港北区仲手原2丁目20番19号
TEL 045-421-8575 ホームページ https://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/kosodate_kyoiku/hoiku/hoikujo/kohoku.html
【施設・事業所の概要】
開設年月日 1949年08月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 横浜市
職員数
常勤職員:21 名
非常勤職員:36 名
専門職員
事務職:1 名
施設・設備の概要
(居室数)9(乳児室4、幼児室3、事務室1、職員休憩室1):(設備等)別棟:育児支援交流室

③ 理念・基本方針
【理念】~すべての子どもたちが、自分を「かけがえのない存在」と感じ、自信をもって生きて行かれるように~
子どもたちが現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことができるように、大人が手を携え、幸せに生きる権利を保障していく
【保育方針】・子どもが本来持っている「育つ力」をはぐくむ保育
      ・共に育て、共に育ち合う関係を保護者と築いていく保育

④ 施設・事業所の特徴的な取組
・横浜市港北保育園は東急線妙蓮寺駅から徒歩5分の立地で、高齢者や小学生も集う地域に溶け込んだ公園に隣接し、緑豊かな自然環境に恵まれています。
・敷地内の育児支援棟は、地域の親子に開放され、交流保育や育児講座などへの参加も活発です。園庭でも地域の親子が園児と一緒に遊ぶ姿が日常で、自然な交流が行われています。さらに、ネットワーク保育士が民間保育園と連携し主任研修や年長交流などのつなぎ役になったり、協力して地域ケアプラザなどで育児支援イベントを開催したりしています。
・園庭はL字型ながら全園児が遊べるスペースで、プールも備え付けです。遊びの中では自由に水を使っての泥遊びが盛んで、異年齢児同士でも川作りや泥団子作りで工夫し合う姿が見られます。様々な木々や草花があり、桜の花びら集めや、落ち葉遊び等も楽しめます。ビオトープがありメダカのお世話を年長児が中心に行っています。斜面の「緑山」は4~5歳児だけが入れる、小さい子どもたちには憧れの場所です。畑やプランターではクラスごとに様々な野菜を育て、生長を感じ、収穫し、食育活動につなげています。
・保育園の課題については全職員参加で「行事」「防犯」「防災」のプロジェクトチームで活動したり、「環境」「伝えるをテーマに」「人権」の園内研修をおこない、保育の質の向上に繋げチーム力の向上となっています。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2025/04/15(契約日) ~2025/10/30(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 3 回(2020年度)

⑥総評
特長や今後期待される点 (1)特長
・子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開しており、水遊びや泥んこ遊び、とうもろこしを収穫してポップコーンを作る取組、室内で使える縄跳びを自作する取組など、遊ぶ楽しさや自身の手で作り出せる喜びを子どもたちが共有できるよう努めています。日々の子どもたちの様子を「ドキュメンテーション」で写真を用いて視覚的に記録し、暗い時間帯でも保護者が見やすいようライトアップして各クラスに表示して、情報共有に配慮しています。「ドキュメンテーション」の過去一週間をアルバムに綴り、生き生きとした子どもたちの様子を閲覧し、振り返ることができます。
・保護者アンケート分析から得られた課題や保育所の自己評価等による気づきを踏まえ、園内で「行事」「防犯」「防災」のプロジェクトチームによる活動、「環境」「伝えるをテーマに」「人権」の園内研修を通じて、全員が協働して園の改善活動に取り組み、チームへの積極的な参加・意見交換を通じて課題解決と保育の質の向上に努めています。
・毎月の避難訓練や心肺蘇生訓練等、多角的な訓練と振り返りを通じて、災害時における子どもの安全確保に努めています。また、リスクマネジメント研修を全職員が受講するほか、子どもが楽しみながら交通ルールを学び園外でも安全に通行できるよう交通安全教室を実施し園の床に横断歩道を作って幼児交通安全教室担当者より説明を受けました。
・新任保育士へのトレーナー制度や新人フォローアップ研修をはじめ、キャリアラダー制度に基づき保育士の専門的能力向上を図っています。介護休暇・育児休暇、年次有給休暇取得の推奨など、人材育成や働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
・横浜市市立保育所のネットワーク事務局園として指定され、ネットワーク専任保育士が中心となって、地域ケアプラザや地域の保育園等と協力しながら様々な子育て支援の取り組みを実施し、地域連携の強化を図っています。また、育児支援センター園として園内別棟の育児支援交流室(カンガルーハウス)で育児相談等に対応し、園庭開放や育児・食育講座、交流保育等、多岐にわたる育児支援活動・地域交流活動を実施しWebページやチラシ等の複数媒体により情報発信しています。
(2)今後期待される点
・保護者への情報提供に関して、事業計画や苦情解決の仕組みの認知度向上を図るとよいでしょう。また、引継ぎノート、各部会ノート等の手書きの情報源が多く保育士の負荷と情報の分散が懸念されます。各クラスのタブレット等よりメモをグループウェアに投稿してクラス・事務室間で迅速に情報共有する仕組みがあるとよいでしょう。今後、ICT(情報通信技術)を活用し、職員の手書きの負荷軽減と分散している情報の集約化・共有化を図ることが期待されます。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
・この度の第三者評価において、当園は日々保育実践に振り返る貴重な機会を得ることが出来ました。評価機関との事前打ち合わせにて、「評価はオールAを目指すものではなく、日々の取り組みを見直し、改善点に気付き、今後に活かすためのもの」とのご助言をいただき、職員一同、前向きな姿勢で評価に臨むことが出来ました。
・クラスごとの評価項目に沿って保育内容を振り返り、課題や取り組み事項を洗い出しました。その後、小グループで意見交換を行い、職員全体で共有・集約することで、認識の違いや改善の必要性に気付き、保育の質の向上につながる取り組みを深めることが出来ました。
・保護者アンケートでは、情報提供の方法において「今まで通り」で流れてしまった点が浮き彫りとなり、今後の情報発信の在り方について再考する必要性を感じました。評価機関からも、日々の保育の中で当たり前になっていたことへの気づきや、改善のヒントとなるご意見を多数いただき、大変参考になりました。
・今回の評価を通じて得られた気付きや学びを生かし、今後も職員一同、安心・安全な保育環境の提供と、子どもたちの主体性を尊重した保育の実践に努めてまいります。
・最後に、第三者評価の実施にご尽力いただいた評価機関の皆様、また、アンケートにご協力いただいた保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「港北保育園のご案内」、ヒアリング
【確認した点】
・保育理念・保育方針・園目標は「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」に記載し、建物玄関扉、2階通路に掲示し、各教室のファイルにセットしている。
・理念・基本方針は「保育所保育指針(厚生労働省)」「よこはまの保育(横浜市こども青少年局)」「よこはま☆保育・教育宣言」等に基づき、子どもの最善の利益と子どもの人権の尊重、環境を整える重要性等を盛り込んでおり、園の目指す方向や職員の行動規範となる具体的な内容になっている。
【評価した点】
・会計年度職員が「よこはま☆保育教育宣言」を受講または文書で読めるようにファイルを事務室内に用意している。
・保育理念・保育方針・園目標について入園説明会の中で重要事項説明書を用いて説明を行い、保護者懇談会の資料に載せて周知を図っている。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「市立保育所全体責任職会議(横浜市こども青少年局」」「区内公立園長会」「施設長会」「港北区社会福祉協議会保育所分科会会議」、ヒアリング
【確認した点】
・施設長が上記の諸会議に参加する中で、社会福祉事業の動向や地域の福祉政策等について状況を把握し、知りえた情報を職員会議等で職員に伝達し共有している。
【評価した点】
・職員が「会報ぜんほきょう」を書庫から自由に閲覧することで、保育の将来や公立保育園のアクションプランなど保育環境の把握ができるように配慮している。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「港北区区政運営方針」「保育所の自己評価の結果について」「行動計画・評価書」、ヒアリング
【確認した点】
・年度始めの区長からの目標・課題の説明に基づき園長が「行動計画・評価書」を作成し、それに基づき職員が目標設定している。
・年度末に実施している保護者アンケートや自己評価結果をもとに課題を把握して次年度の方向性を策定している。
・経営状況や改善すべき課題については、港北区こども家庭支援課や区の公立保育園園長と情報共有し、統括園長や横浜市こども青少年局に報告、相談している。
・市立保育所全体園長会、港北区園長会の報告を園長が行い、職員会議やカリキュラム会議等で共有している。
【評価した点】
・課題の解決・改善に向けて職員でプロジェクトチームや園内研修を立ち上げて取組み、会計年度職員への参加や周知を図ることで安全、防災など施設の安全性確保につなげている。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市中期計画」「横浜市子ども・子育て支援事業計画(横浜市こども青少年局)」「市立保育園のあり方に関する基本方針(横浜市こども青少年局)」、ヒアリング
【確認した点】
・「横浜市中期計画」(2022~2025)に「子育てしたいまち次世代を共に育むまちヨコハマ」を基本戦略として掲げている。
・市立保育所の今後の方向性と果たすべき役割は「市立保育園のあり方に関する基本方針」に計画されている。
・市立保育所が担う役割や取組むべき事業について、具体的には「横浜市子ども・子育て支援事業計画」の第3期に本市の保育行政の目指すべき姿や保育園が位置づけられている。
【評価した点】
・当園は横浜市の計画や指針のもと園の地域性や利用者の傾向を加味し、港北保育園としての方向性を「全体的な計画」に定めている。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市基本構想(長期ビジョン)」「港北区運営方針」「行動計画・評価書」「目標共有シート」「全体的な計画」、ヒアリング 
【確認した点】
・「横浜市基本構想(長期ビジョン)」等の内容を反映した「港北区運営方針」等をもとに、園長が園運営に関する「行動計画・評価書」を作成、職員はそれらに基づき「目標共有シート」を毎年作成している。
・保育に関する「全体的な計画」を策定し、これをもとに年間・月間の指導計画、その他行事予定、保健計画、食育計画、異年齢・育児支援計画等の各計画を策定して運営している。
【評価した点】
・各種計画は、季節や時期を通した内容を盛り込み子どもたちの発達や地域の状況に応じたものとなっている。
・時期を決めて各種計画の見直しを行い、次年度に生かしている。
【参考意見】
・数値目標について、支出項目別に1人当たりコストの推移を期間統計して投入コストの効率性の状況を明らかにするとよい。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「全体的な計画」「年間指導計画」「年間行事予定」「食育・育児支援計画」「カリキュラム会議」「保育所の自己評価結果について」、ヒアリング
【確認した点】
・園の各事業計画は各担当が振り返り、それらをもとに年度末の会議等で職員間で共有している。
・年度末に実施している自己評価に基づいた課題・改善点を目標とした次年度の計画を策定している。
・ミーティング、乳児会、幼児会、職員会議等において職員間で計画について見直しを図りながら計画書を作成し、実施状況が把握できるように進めている。
【評価した点】
・保育所の自己評価結果に基づく3項目の改善課題について園内研修やプロジェクトなどで改善活動に取組んでいる。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:b】

【確認手段】資料「全体的な計画」「保育所の自己評価結果について」「年間行事予定」「アプローチカリキュラム」、当評価機関が実施した「アンケート調査分析結果報告書」、ヒアリング
【確認した点】
・「全体的な計画」「保育所の自己評価結果について」等を各教室に掲示している。
【改善を要する点】
・当評価機関が実施した利用者家族アンケートによると、保育の理念・基本計画、事業計画についての認知度のうち、「施設の理念・基本方針」の認知度(「よく知っている」「まあ知っている」の計)が69%であるのに対し、「事業計画」の認知度が31%で全質問中も低かった。保護者の関心と期待が目標性の高い「全体会議」等の説明よりも日々の運営内容そのものであることにギャップが生じている結果と推測される。反面信頼感の表れとも見てとれる。ついては、全体会議を具現する「年間行事予定」と「アプローチカリキュラム」等を織り込んだ内容の具体性の高い事業計画を編成し保護者会で提示してみることも考えられる。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「年間指導計画」「月間指導計画」「個別指導計画」「日誌」「保育所の自己評価の結果について」、ヒアリング
【確認した点】
・次の方法で職員が計画、実行評価、振り返りを行っている。①全体的な計画:年度末見直し、②年間指導計画:期ごとに振り返り修正、③自己評価:2月に保護者アンケートを分析・検討し3月に公表、④クラス保育:「クラス会議」を月1回実施。
【評価した点】
・カリキュラム会議、リーダー会議、フリー会、乳児会、幼児会等で保育の内容や改善点について話し合う場を設けている。
・第三者評価は5年に1回、監査(実施・書類)は毎年受審している。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保育所の自己評価の結果について」「行動計画・評価書」「目標共有シート」、ヒアリング 
【確認した点】
・園長は前年度の自己評価結果を反映させた「行動計画・評価書」を作成し、職員はそれをもとに「目標共有シート」に自己の課題を掲げている。
・園長と職員は中間期、年度末に面談し、振り返りを行いながら実践に生かしている。
【評価した点】
・保育所の自己評価の結果をまとめて文書化し、園内に掲示し、期の始まりとともに撤収している。
・保育所自己評価や保護者アンケートの結果に基づき、職員で課題を共有、考察し、その課題に合わせ職員がプロジェクトや園内研修を立ち上げている。
・プロジェクトでは自分の学びたいチームに自ら参加し、各チームでPDCAサイクルを意識した取組を行っている。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保育・教育施設班活動マニュアル」「保育士キャリアラダー」「行動計画・評価書」「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「ミッションボックス」「横浜市港北保育園運営規程」、ヒアリング
【確認した点】
・保育士キャリアラダーの責任職の位置づけの欄に、基本的な園長としての目指すべき姿を記している。
・園長は年度の初めに、港北区の区政方針や統括園長の行動計画に則り、「行動計画・評価書」を作成し運営方針を職員に示している。
・「保育・教育施設班活動マニュアル」にて有事の際の園長の役割と責任を明記し、園長不在時には園長代行保育士が権限を担うことを規定している。
・「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」に園長が苦情解決責任者であることを記載し「横浜市港北保育園運営規程」に「非常災害対策」についての条項(第11条)を記載し、ファイル設置や掲示等により周知を図っている。
【評価した点】
・「ミッションボックス」を用意し、箱を開けて中の非常時対応事項を読むことで園長や主任の不在時にも適切対応ができるよう工夫している。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市職員行動基準」「横浜市職員服務規程」「事故報告書」「ヒヤリハット」「港北区保育所職員研修計画」、ヒアリング
【確認した点】
・園長が責任職会議の中で、コンプライアンス・不祥事防止・個人情報取扱い・人権、リスクコミュニケーション等に関する各種研修を受講している。
・園長、職員は年に1回、環境に関する研修を受講し、横浜市のエネルギーカルテシステム、3R夢計画等に基づき、必要物品のグリーン購入や光熱費の削減、ゴミの分別等を行い、SDGsの達成の取組を行っている。
【評価した点】
・人権、個人情報保護、不祥事防止等の園内研修を行っている。
・他の施設で起こった事故報告書、ヒヤリハット、異物混入などの事例を職員にミーティング等で周知し、防止に努めている。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「行動計画・評価書」「目標共有シート」「保育士キャリアラダー」「港北区保育所職員研修計画」「研修参加表」、ヒアリング
【確認した点】
・園長は「行動計画・評価書」を作成し、重点課題推進、目標、達成時期を明確に明示している。
・職員には、年度初め、中間期、年度末に「目標共有シート」「保育士キャリアラダー」を用いて面談を行い、記載した内容の進行状況や問題解決の相談やアドバイスを行っている。
【評価した点】
・園全体の課題、クラスでの課題に対して、話し合いの場を設けた、職員がプロジェクトや園内研修等改善のための具体的な取組の方法に関し実践できるよう助言し、早期改善、再発防止に尽力している。
・職員が希望する研修や各職員の能力、技術向上のため外部研修の受講を進めている。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・保育園業務支援システム(コドモン)を活用した事務の削減、園児の増減に即した職員配置体制の見直し、働きやすい環境づくり等進めている。
・人材確保が難しい中ではあるが、夕方や夏季の会計年度職員(日勤)の確保を行っている。
【参考意見】
・男性職員の増加に対応した着替え場所の確保等のため、災害避難用具やその他物品を含め保管場所の見直しを検討するとよい。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市人材育成ビジョン」「保育士分野人材育成ビジョン」「保育士キャリアラダー」、ヒアリング
【確認した点】
・横浜市立保育所の人材採用と育成に関する基本計画は横浜市こども青少年局が策定し、採用は横浜市が行っている。
・会計年度任用職員は区による公募があり、園長が面接や採用を行っている。
・職員の異動は横浜市の管轄であるが、職員の希望を意向調書に記入して配属の参考としている。
【評価した点】
・新任保育士には2年間の「トレーナー制度」や「新人フォローアップ研修」等の育成計画に基づき人材を育成している。
・正規職員は「横浜市人材育成ビジョン」に「職位に応じて求められる姿」を定め、また「保育士キャリアラダー」に保育士として身に着けてほしい能力の指標を定め、それらの実現を企図している。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市職員行動基準」「横浜市の人材育成ビジョン」「保育士分野人材育成ビジョン」「保育士キャリアラダー」「目標共有シート」、ヒアリング
【確認した点」
・期待する職員像は「横浜市の人材育成ビジョン」に「職位に応じて求められる姿」として定めている。
・職位ごとに求められる職員の役割は「横浜市人材育成ビジョン」、人事考課は横浜市の人事考課制度の評価基準に基づいており職員にも周知している。職員処遇の水準決定は区役所の所管となる。
・職員は「目標共有シート」を用いて、園長と面談し、共通認識をもって業務に取組んでいる。年度末成果や貢献度等を職員と共有し、評価を行っている。
【評価した点】
・横浜市では保育士のキャリアラダー制度を設けて将来につながる専門的能力向上を図り、園長が積極的に推進している。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市職員共済組合職員就業規則」「労働基準法」「港北保育園安全衛生委員会」「横浜市健康づくり計画」「職員健康対策員事業」「勤務表」「会計年度任用職員事務運用マニュアル」、ヒアリング
【確認した点】
・日々の職員勤務体制の調整は園長と主任が行い、年次休暇、夏季休暇の取得ができていない職員にはシフトの調整等で休暇が取得できるように対応している。
・超過勤務が必要な場合は、あらかじめ申請することで事務が偏らないよう日中に時間を作るなど調整をしている。
・安全衛生委員会を毎月開催し、2か月に1度、産業医が職場巡視を実施している。
・定期職員健康診断、ストレスチェックを毎年行い、職員の心身の健康を確保している。
・職員健康対策事業の一環として職員健康対策員に職員個人の相談や園での講話を依頼できる体制になっている。また、統括園長との個別面談や臨床心理士との相談等の機会がある。
・介護休暇、男性職員の育児休暇等を取得できる制度が整備されている。
【評価した点】
・令和7年度の8月までの実績は職員全員が年次有給休暇を取得しており、通年で法定に沿った収得が可能の見込みである。
・会計年度任用職員は制度整備により介護休暇取得が可能になり職場内で推奨している。
・夏季の学生アルバイトの採用によって、職員の夏季休暇取得を実施している。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市職員行動基準」「横浜市人材育成ビジョン」「保育士キャリアラダー」、ヒアリング
【確認した点)
・正規職員は「横浜市人材育成ビジョン」に「職位に応じて求められる姿」を定めており、また「保育士キャリアラダー」には保育士として身に着けてほしい能力の指標を定めており、実現を施策している。
・職員は、年度初めに「目標共有シート」を作成し、業務目標、具体的取組事項、達成時期、能力開発を設定し、園長はそれらを用いて年度当初、中間期、年度末に進捗状況の確認や一人ひとりのキャリア形成について面談を行っている。
・職員は「保育士キャリアラダー」をもとに、啓発の進捗を図っている。
【評価した点】
・会計年度任用職員については、園長と面談して年度初めに目標設定を立て、年度末には業務の振り返りを行っている。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「港北区保育所職員研修計画」「アプローチカリキュラム」「横浜市保育士分野人材育成ビジョン全職員版」「保育士キャリアラダー」「横浜市こども青少年局・教育支援課研修計画」「港北区公立保育園職員研修」「研修参加表」、ヒアリング
【確認した点】
・職員は「目標共有シート」「保育士キャリアラダー」「保育士キャリアラダー研修・研究一覧」を活用し、園長と面談して、自己の職位や役割、具体的知識や技術の内容・水準・必要性を評価することでキャリア形成の計画を立てている。
・「全体の計画」は年度末に毎年見直し、「年間計画」は期ごとに自己評価を行う。「指導計画」は毎月自己評価と振り返りを行い、「園内研修」は年度末に振り返りを行っている。
【評価した点】
・令和6年度は「子ども青少年局・教育支援課研修計画」と「港北区公立保育園職員研修」に併せて30名が受講している。
・会計年度任用職員にも研修受講を行っている。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保育士キャリアラダー」「目標共有シート」「研修参加表」「園内研修」「外部研修」等の各種研修記録、ヒアリング
【確認した点】
・園長は個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を「保育士キャリアラダー」「目標共有シート」等により把握のうえ研修を実施している。
・新採用職員には園長を含めた3名での面談や新採用職員研修があり、職員がトレーナーとしてOJTを図っている。
・研修受講後に園内で研修報告や回覧により参加できなかった職員との情報共有を行っている。
【評価した点】
・横浜市こども青少年局及び港北区研修への参加は、本人の希望やスキルをベースに、各職員が偏りなく研修を受けられるよう、また参加が難しい職員にはオンラインの受講研修を勧めるなど園長と主任で調整を行っている。
・園内研修はプロジェクトとして「防犯、行事のあり方、防災・備蓄」、園内研修で「環境、伝える、人権」のテーマで、PDCAによる検討会議を推進している。
・調理士は委託業者であるが保育の水準を合わるため横浜市こども青少年局や港北区の研修に参加している。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市福祉関連施設における社会福祉系学生の実習実施要綱」「実習のしおり」「実習生・職業体験・ボランティアマニュアル」「実習生振り返り記録」「実習生受入れ状況表」、ヒアリング 
【確認した点】
・実習生担当は主任が担当し、実習前のオリエンテーションで実習生用のマニュアルを見ながら実習の心得、個人情報保護についての説明を行い、実習の目的や希望のクラス等実習生本人の希望を受け実習内容を決めている。
・実習生には、実習クラスに入る際「今日のねらい」をクラス担任に伝えてもらい、その日のうちに振り返りの時間を設け、助言、指導を行っている。
【評価した点】
・事前または実習期間中に養成校の教員が来園し、実習の要綱についてや実習の進捗状況について共有している。
・最終日には、実習担当と代表クラス担任で反省会を開き、実習全体の振り返りを実施している。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「利用契約書」「港北保育園のご案内」「保育所の自己評価の結果について」、港北区Webページ、情報サイト(えんさがしサポート★よこはま保育、ここでdeサーチ、えんみっけ等)、ヒアリング
【確認した点】
・事業計画や予算、保育内容等を港北区Webページに掲載している。
・「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」の中で苦情・相談の体制について記載している。
・毎年度末に行っている保護者アンケートの結果、保育園の課題、取組状況、改善点を資料にまとめ園内に掲示している。
【評価した点】
・地域に向けて、情報サイト(えんさがしサポート★よこはま保育、ここでdeサーチ、えんみっけ等)で広く情報を公開している。
・園の紹介パンフレット、育児支援のチラシなど円構内の掲示板において保護者や近隣の周知・PRに努めている。
・港北保育園の活動内容や地域子育て支援の内容を港北区Webページに掲載している。港北保育園のパンフレットは両面2頁に保育園の内容を簡潔にすべて盛り込み、読みやすいよう工夫している。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「市立保育所の一般指導監査結果について(通知)」、ヒアリング
【確認した点】
・年1回、横浜市こども青少年局監査課による実地または書類監査が行われている。令和6年度は来園しての一般指導・監査が行われた。
・保育所の概況、職員の配置、施設運営、児童の処遇について、年1回横浜市こども青少年局監査課が来園しての一般指導監査が行われ、今年度も実施済みである。
【評価した点】
・児童福祉法第46条等に基づく監査実施の結果、指摘事項がなかった。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「港北保育園育児支援」「市立保育所のあり方に関する基本方針」、ヒアリング
【確認した点】
・「港北保育所利用のご案内(兼重要事項説明書)」に地域育児支援事業の一つとして育児相談、交流保育、施設の開放(園庭解放等)を紹介し実施し、園のWebページにてそれらの情報を発信している。
・育児支援センター園に指定されており、専任の保育士が園内別棟の育児支援交流室(カンガルーハウス)や園庭で育児相談を行っている。
・「赤ちゃんサロン」「交流保育」「育児講座」「ランチ交流」等で在園児と地域の親子が交流をもつ機会をつくり、Webページやチラシ等で情報発信している。
【評価した点】
・ネットワーク事業として、地域のケアプラザと協力し「にこにこひろば」を開催している。
・篠原地域ケアプラザで行っている子育てサロン「らっこ」に職員を講師として派遣している。
・年長児は年に1回港北美術展に作品を出展しており、保護者と共に大倉山記念館への見学を呼び掛けている。
・地域の高齢者のサークル「ことぶき会」と年に数回交流を図っている。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「実習生・職業体験・ボランティアマニュアル」「ボランティアのしおり」「学校よりの依頼書」、ヒアリング
【確認した点】
・今年度のボランティア参加はなかったが、前年度は夏季に高校生のインターンシップ事業として2名の参加とボランティア体験講座「ボラリーグ☆こうほく」として2名の中学生を受け入れている。また、1月には体験学習で2名の中学生を受け入れている。
【評価した点】
・受け入れに際し事前に「体験してみよう保育園(体験学習のご案内)」用いて守秘義務等の説明を行っている。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:b】

【確認手段】資料「関係先連絡一覧」「外部掲示板」「港北・幼保小教育交流事業資料」「港北区元気っ子育て連絡会議事録」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・「幼保小教育交流事業」の一環として園長・年長担任は幼保小連携の研修に定期的に参加している。
・園長は港北区社会福祉協議会保育所分科会会議に定期的に参加している。
・地域子育て支援拠点「どろっぷ」と連携し、第1子2~4か月の親子が同世代の親子とふれあえる場として「あっぷっぷ」を開催している。
・区役所(保健所)、横浜市総合リハビリテーションセンター、児童相談所等とは、必要に応じて連絡が取れる体制である。
【改善すべき点】
・「関係先連絡一覧」を作成しているが、個人情報を除去した掲示物を作成し事務所内で迅速に確認できるよう貼付するとよい。
・消火器は緊急時に迅速に扱えるよう蔵置場所付近の整理を行うとよい。消火器の法定点検期日について留意するとよい。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」、港北区Webページ、現場確認(外部掲示板、育児支援交流室)、ヒアリング
【確認した点】
・港北区公立園との会議、毎月の育児支援会議、港北区社会福祉協議会等の会議、隔月の育児支援拠点「どろっぷ」との会議を通じて情報共有している。
・育児支援センター園として園内別棟の育児支援交流室(カンガルーハウス)を利用して専任の保育士にいつでも相談できる。
・子どもと関わる団体との交流や情報交換として毎月の育児支援会議で区内公立5園と情報交換を行い、ニーズの把握や検討をしている。
【評価した点】
・保育園構内にある外部の掲示板に、子どもに関する心配ごと、悩みごとに相談できる「港北区子ども家庭支援相談」のポスターを掲示している。
・育児支援交流室(カンガルーハウス)の今年度の利用件数は4~7月で106名の相談があり、月当たり30名の参加を見込んでいる。相談の内容は、食事、育児内容、園の内容、施設紹介等育児運営の多岐にわたっている。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「港北保育園育児支援」「一時ほいくのしおり」「港北区保育所ランチ交流事業実施要領」「行事計画書・報告書(あっぷっぷ)」「らっこの会計画書」、横浜市や港北区のWebページ、ヒアリング
【確認した点】
・横浜市が設定する「育児支援センター園」として、未園児とその保護者を対象とした園庭・支援室の開放、育児相談・育児講座の開設、在園児との交流、一時保育事業やランチ交流事業等を実施している。
・同じ年代の親子と交流を深め、子育ての日々の共有を目的とする「あっぷっぷ」の会や、未就園児が保育士と遊ぶことを目的とする「らっこの会」を計画・実施している。
【評価した点】
・AEDを設置し、職員が心肺蘇生研修及び緊急対応訓練を実施して、地域の緊急時にも対応可能としている。
・地域活動事業として、区内の園児の交流、保育士、看護師養成のため学生の実習を受け入れている。
・一時預かり事業の申込をWebで受け付け、初めての方が無料で利用できるクーポンを発行している。
・地域の親子に遊びの場を提供しながら保育園を知ってもらうため、ネットワーク事業として「にこにこひろば」をネットワーク専任保育士が中心となり地域の保育園に集まり企画・運営している。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「研修参加表」「園内研修、プロジェクト」「園内研修メンバー表」「研修報告書」「園内研修人権」、ヒアリング
【確認した点】
・職員は年に数回、人権についての研修を受講している。
・毎月、指導計画作成を作成し、会議にて状況把握と共有を図っている。
【評価した点】
・今年度は園内研修のテーマの一つとして人権を取り上げ、子どもの人権について職員間で意見交換して実践に生かせるよう取組んでいる。
【参考意見】
・保護者に対して、子どもの人権、文化の違い、それらについての園の方針等を示し、保護者の理解をさらに深める取組を行うとよい。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「個人情報取り扱いマニュアル」「情報セキュリティ個人情報保護月次研修」「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・個人情報に関する研修を会議で実施し、「個人情報保護月次研修」の資料を職員が確認して記録簿につけている。
・保護者には「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」の個人情報保護の記載を説明し、入園時に記入する「保育園における個人情報保護に関する同意書」により個人情報や写真の使用に関する承諾を得ている。
【評価した点】
・シャワーカーテンを新調し、おむつ替えの場所に置いていた衝立をカーテンに変更し、着替えの場所を目隠しの中に変更する等、子どものプライバシーを守れるよう配慮している。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」、横浜市港北区Webサイト「ココアプリ」「ココマップ」、横浜市公式保護者向け園選びサイト「えんさがしサポート★よこはま保育」等、ヒアリング
【確認した点】
・横浜市港北区Webページ、その他各種情報サイトに園の情報を掲載している。
・「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」に表や図(持ち物等)を使用してわかりやすいよう配慮している。
【評価した点】
・育児支援事業(園庭・施設開放、交流保育、育児講座、赤ちゃんサロン等)をWebページやチラシ等の複数媒体により情報提供している。
・園見学を予約制で実施し希望者が多い月は回数を増やして対応している。
・一時保育の説明会を予約制で実施して個別に面談を行っている。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」、ヒアリング
【確認した点】
・保育内容の変更時には、保育園業務支援システム(コドモン)での配信やクラス掲示等で知らせている。
・入園後の短縮保育について保護者の就労や子どもの状況等に合わせ意向を確認しながら対応している。
【評価した点】
・入園説明会では「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」を用いて、園の概要、保育内容、持ち物等について視覚的にわかりやすいよう説明している。
・外国籍の保護者に配慮し懇談会に通訳ボランティア制度を利用している。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

【確認手段】資料「横浜市保育所児童保育要録」、ヒアリング
【確認した点】
・卒園児の相談窓口としては園長、主任、元担任が担当し要望があれば相談を受けている。
・転園の際、保護者からの要望がある場合には、園での子どもの様子を保護者経由で引き継いでいる。個人情報の問題もあり、現状園同士の引き継ぎは行っていない。
【改善を要する点】
・保育所等の変更にあたり、申し送りの手順書や引き継ぎ文書を作成し、対応した経過がわかるように記録保存し、利用者の変更後の保育の継続性に配慮するとよい。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保育所の自己評価の結果について」、当評価機関の「アンケート調査分析結果報告書」、ヒアリング
【確認した点】
・年度末に保護者アンケートを実施して結果を分析・検討し、次年度に向けた課題と改善点をまとめた資料を一定期間、入口に掲示している。
・保護者懇談会を年2回行い保護者から意見を聞く時間を設けている。
【評価した点】
・運動会とお楽しみ会の後にはアンケート用紙を使用して保護者の意見を収集している。
・当評価機関が実施した利用者家族アンケートによると「サービス内容に対する満足度」について総合的満足度が89%であり、園が利用者満足向上に努めていることが推察できた。
【参考意見】
・運動会、お楽しみ会等の行事後にも保育園業務支援システム(コドモン)のアンケート機能を利用して意見収集に努めるとよい。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市港北保育園のご案内(兼重要事項説明書)」「苦情解決対応マニュアル」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」に苦情解決の仕組み(苦情解決責任者、受付担当者、第三者委員の設置、苦情解決のフローチャート)を記載し、ポスターを入口掲示板に掲示している。
・各クラス担任が直接受け付けた要望等は、クラスで専用の様式「要望・苦情」に記録している。
・年度末に実施する保護者アンケートに記載されたご意見・要望を検討して次年度の改善や取組内容としている。
【評価した点】
・当園の相談窓口のみならず、園以外の相談窓口も案内している。
【参考意見】
・当評価機関の利用者家族アンケートによると「施設の苦情解決の仕組み」の認知度が44%であり、今後さらなる周知が望まれる。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】現場確認、資料「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」、ヒアリング
【確認した点】
・「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」に苦情解決の仕組み(苦情解決責任者、受付担当者、第三者委員の設置、苦情解決のフローチャート)を記載し、入園時に配布している。各クラスのファイルに入れ、ポスターを入口掲示板に掲示して保護者が見やすいように配慮している。
【評価した点】
・保護者が相談する際は、事務室、育児支援交流室(カンガルーハウス)など、意見を述べやすく個人情報が適切に保護される環境を整備している。
【参考意見】
・保育園業務支援システム(コドモン)を活用して保護者から匿名で意見を投稿できるようにして意見の収集を行うとよい。
・ご意見箱を入口の事務所前に設置しているが職員の目をひき投函しにくいため、移動して記入用紙も一緒に備えるとよい。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「苦情解決対応マニュアル」「要望・苦情」、当評価機関の「アンケート調査分析結果報告書」、ヒアリング
【確認した点】
・登降園時の対話や連絡票等、職員と保護者のコミュニケーションを取るよう努めている。
・保護者から要望や意見を受け付けた際は、迅速に主任・園長に報告、クラス間や園全体で共有している。
・苦情等に関しては「要望・苦情」等に記録し、相談や意見を受けた際のマニュアル等に基づいた対応の検討と、ミーティングでの報告を通して内容や対応策等全職員で共有している。内容によっては区や統括園長に報告を行う仕組みとなっている。
【評価した点】
・当評価機関の利用者家族アンケートによると、「施設は保育の内容に関するあなたの疑問や要望に対して丁寧に回答してくれますか?」の問いの満足度は92%と高く、保護者の意見に対する傾聴・対応体制がうかがえる。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「事故防止マニュアル」「事故対応マニュアル(事故発生時・行方不明時フローチャート等)」「公共建物台帳・12条点検表・施設管理者点検表」「リスクマネジメントマニュアル」、ヒアリング
【確認した点】
・各クラスに、ヒヤリハット、事故や怪我に関する記入表を綴り、ミーティングで全体に周知し、事故再発防止に努めている。
・消防設備点検・十二条点検・遊具点検・毎朝の園舎内外の点検等を実施し、「安全計画」や避難訓練・救急対応訓練(月1回)・防犯訓練(年2回)の計画の作成及び実施を行っている。
・毎年、リスクマネジメント研修を全職員が受講している。
【評価した点】
・子どもが楽しみながら交通ルールを学び園外でも安全に通行できるよう交通安全教室を実施し園の床に横断歩道を作って幼児交通安全教室担当者より説明を受けた。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保育所における感染症対策ガイドライン」「感染症予防・まん延防止マニュアル」「嘔吐処理の手順書」「掃除・消毒について」、ヒアリング
【確認した点】
・「感染症予防・まん延防止マニュアル」を作成し、換気、玩具や園内の消毒を行って感染対策を行っている。年1回、確認、見直し、更新を行い全職員への周知している。
・感染症が発生した場合には、手順書に基づき、消毒や洗濯などを通常よりもこまめに行い感染拡大の予防に努めている。
【評価した点】
・クラス・玄関等に感染症の情報を掲示し、保護者への情報提供に努めている。
・看護師の巡回訪問時に看護師より流行している感染症情報やその防止策、対応等の情報収集をしている。
【参考意見】
・保育園業務支援システム(コドモン)などでも感染症情報の配信を行って保護者に注意喚起するとよい。
・研修内容を確実に全員に周知するため、園内での研修風景を動画で記録し同席できない職員と情報共有するとよい。
・当評価機関が実施したアンケートによると「インフルエンザなど感染症の予防や対策がとられていますか?」の問いの満足度が66%と相対的に低かった。蚊対策を含めて引き続き対応が望まれる。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「全体的な計画」「年間指導計画」「横浜市こども虐待防止ハンドブック」「より良い保育のためのチェックリスト~人権擁護のために~」「保育日誌」、ヒアリング
【確認した点】
・「全体的な計画」「年鑑指導計画」等に各年齢・クラスごとの標準的な保育の実践方法を文書化して実践している。
・アレルギー対応、子どもの人権尊重や権利擁護、プライバシー保護、個人情報の取扱い等、各種マニュアルに基づいて実践している。
・子どもの様子に合わせて日々、保育を実施し、日誌やカリキュラム会議等で実践状況を確認している。
【評価した点】
・各クラスともカリキュラムや計画に沿って保育を行い、子どもの主体性や取組の流れを大切にし、子どもの様子に合わせて実施している。また、実施の確認は日々の日誌やカリキュラム会議等で確認している。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「全体的な計画」「年間指導計画」「横浜市こども虐待防止ハンドブック」「より良い保育のためのチェックリスト~人権擁護のために~」「保育日誌」、ヒアリング
【確認した点】
・「全体的な計画」「年鑑指導計画」等に各年齢・クラスごとの標準的な保育の実践方法を文書化して実践している。
・アレルギー対応、子どもの人権尊重や権利擁護、プライバシー保護、個人情報の取扱い等、各種マニュアルに基づいて実践している。
・子どもの様子に合わせて日々、保育を実施し、日誌やカリキュラム会議等で実践状況を確認している。
【評価した点】
・各クラスともカリキュラムや計画に沿って保育を行い、子どもの主体性や取組の流れを大切にし、子どもの様子に合わせて実施している。また、実施の確認は日々の日誌やカリキュラム会議等で確認している。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「全体的な計画」「年間指導計画」「月間指導計画」「保育日誌」、ヒアリング
【確認した点】
・年度末に、職員で分担して「全体的な計画」、マニュアル等の見直しを行い、内容を更新している。
・「年間指導計画」「月間指導計画」やカリキュラム、日々の「保育日誌」でも振り返りを行い、保育の質の向上に向けて、改善に努めている。
【評価した点】
・年1回、保育所の自己評価に伴う保護者アンケートを実施し、保護者の意見を把握してサービスの向上に努めている。アンケートの結果と今後の保育の目標や課題をまとめた資料を掲示し、保護者や職員と情報共有している。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。

【第三者評価結果:b】

【確認手段】資料「全体的な計画」「月間指導計画」、ヒアリング
【確認した点】
・「全体的な計画」に基づき「月間指導計画」等を作成し、個人面談等で得た保護者からの情報やニーズも具体的に記載している。
・入園時の提出書類及び入園前の面談、入園後は「連絡帳」、日頃の会話、個別面談等で子どもの個別事情や保護者の意向を把握して個別指導計画を作成している。必要に応じて、かかりつけ医、こども家庭支援課、地域療育センター等の関係機関から情報を得ている。
・毎月「月間指導計画」の振り返りと自己評価を日々のミーティングやカリキュラム会議等を踏まえて行い、子どもの状況を共有し、保育を行っている。
【改善を要する点】
・現在実施しているアセスメントを、職員全員が目的意識や趣旨を共有しながらより計画的に実施するために、アセスメントの手順書(マニュアル)をまとめるとよい。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「全体的な計画」「年間指導計画」「月間指導計画」、ヒアリング
【確認した点】
・子どもの様子・状況や保護者アンケートの結果による課題等を組み込みながら「全体的な計画」の見直しを行っている。そこから「年間計画」「月間指導計画」の作成につなげている。
・保育実践の振り返りや自己評価を「年間指導計画」「月間指導計画」に記載し、気づきや課題を次期計画に反映させている。
【評価した点】
・毎月1回カリキュラム会議を行い、「月間指導計画」は毎月、「年間指導計画」は4期ごとに振り返りと評価、見直しを行っている。見直しによって変更した内容は職員会議やカリキュラム会議やミーティング等でその都度周知し、保護者には掲示により周知している。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「児童票」「健康台帳」「経過記録」「保育要録」「保育日誌」「乳児個人連絡票」「会議ノート」や「ミーティングノート」、ヒアリング
【確認した点】
・子ども一人ひとりの保育の状況は、「児童票」「児童健康台帳」等、各種の横浜市公立保育園共通記載様式や保育園業務支援システム(コドモン)に記録している。「会議ノート」や「ミーティングノート」等により職員が情報共有している。
・「個人連絡票」の内容や書き方、取扱いを会計年度職員も含めて伝達して記入している。
【評価した点】
・保育園業務支援システム(コドモン)を利用してパソコンまたはタブレットでも情報の共有を図っている。
【参考意見】
・各クラスの「会議記録」「ミーティングノート」等の手書きの情報源が多く、キャッチアップすべき情報が分散し保育士の負荷が高いと想定される。ICT(情報通信技術)を活用し、職員の手書きにより分散している情報の集約化・共有化、職員の負担軽減を図るとよい。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市個人情報の保護に関する条例」「個人情報の取り扱いについて」「個人情報持ち出し管理簿」、現場確認(保管庫)、ヒアリング
【確認した点】
・「横浜市個人情報の保護に関する条例」に沿って、保管、保存、廃棄、情報の提供の規定がある。
・個人情報を含む記録に関しては基本、園外への持ち出しを禁止し、内容により事務室からの持ち出しも禁止している。持ち出しの必要がある場合は「個人情報持ち出し管理簿」に記入し、ダブルチェックして持ち出し・返却を行う。
・保護者には入園説明会で個人情報の取扱いについて説明し、個人情報を含む記録は必ずダブルチェックして原則手渡ししている。
・保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」等の送信時にダブルチェックしている。
【評価した点】
・「個人情報マニュアルチェックシート」のチェック項目(書類等、記録等、電話対応等、データ等、写真等)を各クラスで毎月確認している。


評価結果内容評価

A-1 保育内容
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。

【第三者評価結果:b】

【確認手段】資料「全体的な計画」「保育所保育指針」「よこはまの保育」、ヒアリング
【確認した点】
・「全体的な計画」は、「保育所保育指針」「よこはまの保育」等の趣旨に基づき、園の保育理念、保育方針、保育目標、保育姿勢を明記し、年齢別の発達状況等を踏まえて作成・編成している。
・年度末にクラスの対象年齢について担任が見直し、必要な修正を加えて次年度の保育計画を作成している。
【改善を要する点】
・「全体的な計画」の作成について正規職員やクラス担任が参画しているが会計年度任用職員は参加していないため、保育に関わる全員が参画するコミュニケーションの機会を設け、その内容や趣旨を全員で共有するとよい。
・「全体的な計画」の編成・見直し等のプロセスや改善内容を明確にするために議事録等の記録を残し、次年度の計画作成時の振り返りの資料として活用するとよい。

【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。

【第三者評価結果:b】

【確認手段】資料「保育日誌」「引継ぎファイル」「衛生管理記録」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・各教室の目立つ場所に大きな温湿度計を設置し、状況に応じてエアコン、加湿器を使用して空調管理を行っている。
・トイレは照明と窓からの採光で明るく、温便座、カーテンで仕切りプライバシーを確保できる温水シャワーブースを設置している。
・0歳児クラスの家具にコーナーガードを取り付けている。
・夏場の園庭の日差しを和らげるシェードを設置している。
【改善を要する点】
・家具や遊具は素材にも配慮しているが、下駄箱や畳の老朽化が見られる。(なお畳は交換予定である。)
・子ども用の下駄箱にコーナーガードを取り付けると、より安全な出入り口の環境を確保できる。また、木のささくれ部分が目立つ箇所の処置をお願いしたい。
・園庭のプランター等に破損個所がある場合は、できるだけ早く撤去することが望ましい。

【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「全体的な計画」「年間指導計画書」「月間指導計画」「保育日誌」「引継ぎノート」、保育園業務支援システム(コドモン)、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・一人ひとりの子どもの健康、発達、興味関心、日々の状態を把握するために、保育園業務支援システム(コドモン)を活用して保護者と情報を共有している。
・各教室に配置している保育士間の「引継ぎノート」を利用して、一人ひとりの子どもの状態や変化などの情報を共有している。
・年間指導計画、月間指導計画を、各々の子どもの状態に合わせた目標とし、子ども一人ひとりに対するコメントを毎月記録している。
【評価した点】
・子ども一人ひとりの状況や日々の変化を保育園業務支援システム(コドモン)に記録し、職員がいつでも確認することができる。
・たとえ一人だけのためであっても、じっくりとその子どもに寄り添い、対話をしている。
【参考意見】
・「ドキュメンテーション」を毎日掲示しているが、送迎していない保護者も日々閲覧できるように保育園業務支援システム(コドモン)で配信するとよい。

【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「連絡帳」「保育日誌」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・個別指導計画や保護者との「連絡帳」にて、一人ひとりの子どもの家庭での様子も把握しながら、衣服の着脱、食事、自身の衛生管理を身につけられるように計画し、それを実行できるよう働きかけている。
【評価した点】
・下駄箱、タオル掛け、ロッカー、座席等に個々のマークを貼り、子どもが自身のものを把握しやすくしている。
・手洗い場に「手の洗い方」を貼り、大切なこととして目で確認できるようにし、また、すぐに手を拭ける位置にタオル掛けを設置している。
・5歳児クラスでは「食べられる量」を自分で考えることができるように、お代わりだけでなく、量を選択できるように工夫している。
【参考意見】
・アンケートに歯磨き指導再開希望の意見があったため、年に1~2回のイベントとして「歯ブラシ持参の日」を設けるなど、歯磨きが生活習慣の一端として認識できる機会を作れるとよい。

【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・園内では子ども自身で遊びを選び、困った時には声を掛けられる距離をおきながら、子どもに寄り添った保育をしている。
・園庭にて季節の草花や、収穫できる野菜を栽培し、ビオトープを配置するなど、動植物への興味を持ちやすい環境を整えている。またそれを追求できるように工夫している。
【評価した点】
・5歳児クラスでは蚕を飼育し、子どもたちの知りたい気持ちに働きかけるだけでなく、蚕の立場になって蚕の一生について考えるなど、心の成長を担う保育を行っている。
・毎日幼児クラスに「ドキュメンテーション」を掲示し、退園時に保護者が一日の子どもたちの生活の様子を写真付きで見ることができるようにしている。また、暗い時間帯でも見やすいようバックライト付きのボードに掲示して読みやすくするよう配慮している。
【参考意見】
・地域との交流として、地元商店街や町内会との関わりを持てる機会を増やすと、より多くの年代の人と、多様な社会経験を得ることができる。

【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「年間指導計画」「個別指導計画」「連絡帳」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・それぞれの身体の発達状況、食事の様子、興味を持っていること、好きな遊び、生活習慣などを踏まえた上で個別指導計画を作成し、経過を保育日誌に記録している。
・保育室の温度や明るさに留意して、毎日玩具の消毒を行い、必要な箇所にはクッション材を設置して、子どもの安全に配慮している。
・固定担任による少人数保育を行うことで、子どもだけでなく保護者の安心を確保し、送迎時の会話や保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」で日々の様子を伝えることで、保護者との信頼関係を築いている。
・保育室に併設されたテラスで、安全に外での遊びを楽しむことができる。
【評価した点】
・一人ひとりの発育に配慮し、発達に応じた玩具を使ったり、わらべ歌を歌うなど、しっかりと子どもの目を見ながら保育を行っている。また、その様子を保護者に毎日報告し記録している。

【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「年間指導計画」「月間指導計画」「園外保育計画」「引継ぎノート」「情報共有ファイル」「ドキュメンテーション」「連絡帳」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・年間指導計画や月間指導計画にて、一人ひとりの子どもを尊重する保育の計画と取組を考え、個々の自我の育ちに寄り添った保育を実践している。
・保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」や送迎時の対話によって、保護者と保育士の気づきを共有し、保育に生かしている。
・1歳児クラスは低月齢と高月齢で2クラスに分けることで、より子どもの発達に応じた保育ができるように工夫している。
・園庭で過ごす時間に限らず「きりんぐみどうぶつえん」への訪問など、他クラスとの交流ができる機会を設けている。
【参考意見】
・限られた環境の中でも遊びや探求の可能性が広がるように、子どもの状態や欲求に応じて柔軟に遊具や玩具の配置換えや補充を行うとよい。

【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「年間指導計画」「月間指導計画」「ドキュメンテーション」「引継ぎノート」「園内研修記録」「港北保育園アプローチカリキュラム」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・それぞれの月齢に応じて「できること」に積極的に取組める環境を作り、職員は「できた」を認める声掛けをしている。
・クラスの制作活動を他クラスの園児に披露し楽しんでもらう取組を行い、友達と協力する経験や、心の充実を得ている。
【評価した点】
・5歳児クラスは、体験や学びの充実を図り、当番活動(人数確認、机拭き、蚕の世話など)を取り入れることで集団生活での役割を担うなど、就学に向けての「アプローチカリキュラム」を実践している。
・今ある環境をできる限り活用して、子どもの発達や興味に柔軟に対応した保育を行えるよう職員が工夫し実践している。

【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「個別指導計画」「月間指導計画」「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「外部研修記録」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・スロープの設置や、教室外でのおむつ替えスペースの確保など、障害のある子どもが不安なく生活できる環境に配慮している。
・「横浜市港北保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」で、障害のある子どもの保育を受け入れていることを明記している。
・保護者との情報共有を積極的に行い、子どもの変化に対応できるよう配慮している。
・外部研修だけでなく園内研修を行い、障害のある子どもの保育を考える機会を作り、職員の知識を深めている。
【参考意見】
・障害のある子どものために現状で行っている工夫や必要と思われる設備を明文化しておくことで、建物および設備の改修の際に具体的な案として明示できる。

【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「月間保育計画」「引継ぎノート」「給食だより」「連絡帳」、ヒアリング
【確認した点】
・一人ひとりの子どもの日中の様子や変化を「引継ぎノート」に記載し、担任ではない職員が見てもわかるように工夫し、子どもへの対応に生かしている。また、口頭での情報交換も重要視し、職員同士の連携を図っている。
・室内でゆっくり過ごす時間を意識して確保し、延長保育による長時間保育の場合は軽食の提供も行っている。
【評価した点】
・季節、その日の子どもの年齢・状態に合わせて玩具や遊ぶ場所を選択し、過ごし方を工夫している。
・職員間の情報共有に漏れがないよう、口頭で引き継いだ内容も「引継ぎノート」に記載し、子どもへの対応に生かしている。
・保育園業務支援システム(コドモン)を利用して保護者との連絡を密に行い、当日の送迎時間の変更にも柔軟に対応できるように努めている。

【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「年間保育計画」「月間保育計画」「保育所児童保育要録」「幼保小交流メール記録」「港北保育園アプローチカリキュラム」「研修記録」、ヒアリング
【確認した点】
・小学校との連携事業を積極的に行い、「港北保育園アプローチカリキュラム」を作成し、就学に向けた過ごし方を具体的に計画し実践している。
・港北小学校公開授業、幼保小連携研修会に参加し、就学を意識した外部研修への参加を継続、今後も予定している。
【評価した点】
・小学校訪問や、小学校教員による保育園訪問を行い、子どもが小学生と交流したり、小学校に興味関心を持てる機会を作っている。その上で、小学校教員に「保育園児が就学に向けて準備しておくと良いこと(例えば、男児がトイレをきれいに使えるようにしておく)」などのヒアリングを行い、具体的なアドバイスを得ている。
【参考意見】
・就学に不安を感じている保護者もいることを想定して、小学校交流や、保育園で意識的に行っている就学に向けての取組を、保育園業務支援システム(コドモン)や掲示物を使ってより積極的にアピールすると、保護者の意識が保育園に寄り添いやすくなる。

【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保健計画」「健康管理マニュアル」「アレルギー対応マニュアル」「事故防止・事故対応マニュアル」「連絡帳」、現場確認(SIDSチェック)、ヒアリング
【確認した点】
・横浜市こども青少年局が発行している季刊保健便り「すくすく」を保育園業務支援システム(コドモン)で配信し、季節ごとの流行病や感染症から子どもを守る方法や、元気に過ごすためのアドバイスを周知している。
・保健計画に基づいたSIDSチェックは保育園業務支援システム(コドモン)で管理され、0歳児は5分おき、1歳児は10分おきにブレスチェックを行い、寝姿勢と併記して記録している。
・子どもの体調の変化が見られたり怪我をした場合には、保護者との情報共有に努め、保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」を活用して経過を把握している。
【参考意見】
・職員間の情報共有の手段をICT化していくことで、職員全員がいつでも確認できるようにすることができる。デリケートな内容であるため、個人情報保護の観点から情報漏洩への最大限の配慮が求められるが、子どもの健康に関する大切な情報を正確に共有することは重要である。

【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「個人台帳」「保健計画ファイル」「保健便り すくすく」、ヒアリング
【確認した点】
・健康診断や歯科健診で再検査、要再診となった場合は、保護者に口頭で内容を説明し、然るべき医療機関での治療や再検査の受診をお願いしている。また、その結果を保護者と共有して状態を把握している。
【評価した点】
・年2回の健康診断と歯科健診を実施し、個人台帳でその結果を記録、管理している。健診内容は、保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」で起こりうる誤配信などの万が一のトラブルを避けるため、口頭で保護者に伝えている。また、健康診断の他に身体測定を毎月行い、身体的な成長を定期的に記録し保護者へ伝えている。
・幼児クラスでは歯科健診の機会を使って、虫歯についての絵本の読み聞かせを行い、子ども自身が自分の歯について深く考えるきっかけ作りをしている。

【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「アレルギー対応マニュアル」「個人台帳」「連絡帳」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・アレルギー対応児の食事とおやつは、トレーや食器の色でアレルギー食と一目で判別できるようにした上で、普通食とは完全に違うタイミングで配膳し、間違いが起きないよう工夫している。
・調理員が職員のミーティングに立ち合い、献立内容の確認を行っている。
【評価した点】
・月に一度、アレルギー対応児の保護者、施設長、担任、調理員の四者面談を行い、アレルギー品目の確認、症状が出た時の対応、健康状態などの情報を共有している。
・アレルギー対応児専用の机が用意されており、アレルギー品目が献立に含まれているかどうかのチェックは三段階(前日・配膳前・配膳時)で行っている。
【参考意見】
・アレルギー疾患は突発的に起きることも考えられるため、職員全員が学ぶ機会を持つことが望ましい。

【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「給食だより(ぱくぱくだより)」「年間指導計画」「月間指導計画」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・野菜などの素材を模した手作りのパネルを利用して、その日の給食に使われている素材を一階廊下に掲示し、その素材の栄養の持つ役割が子どもにもわかるよう工夫している。
・子ども自身が収穫した野菜を使ったり、トウモロコシの皮むきを手伝うなど、調理に至る過程にも参加させ、食についての興味を持てるように工夫している。
【評価した点】
・自分で食べたい量のご飯が盛られたお茶碗を選べるようにしたり、職員が子どもの様子に目を配りながらこまめにお代わりの声掛けをすることで、自分のペースで落ち着いて食事を楽しむことができている。
・子どもの発達の度合いに合わせて箸とスプーンを使い分けている。
・その日の給食のサンプルを玄関に提示し、保護者が給食の内容を確認できるよう工夫している。

【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「横浜市立保育園給食だより」「個人台帳」「連絡帳」「年間行事計画」「衛生管理マニュアル」、現場確認(実食含む)、ヒアリング
【確認した点】
・横浜市で共通している献立表ながら、行事を感じられる献立もある。
・子どもが食材の皮むきを行ったり、子どもが気に入った献立のレシピを公開するなど、子どもも保護者も調理員と関わる機会がある。
・施設長が毎日の検食を行い、昨年度より外部委託となった調理員と連携を取れるように配慮している。
・子どもの嗜好を把握し、保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」で日々の体調変化や気づきを共有しながら、子どもが食べる量にも配慮している。
【評価した点】
・マニュアルに沿って調理器具・食器類を保管し、調理室内の衛生管理を徹底している。
・温かいご飯や汁物を提供し、盛り付けに気を遣うなど、子どもたちがおいしく食べられるよう工夫している。
・給食時に子どもたちにヒアリングしたところ、おいしい、楽しい、などの複数回答が得られた。

A-2 子育て支援
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「ドキュメンテーション」「保育所の自己評価について」「連絡帳」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・乳児クラスは保育園業務支援システム(コドモン)の「連絡帳」、幼児クラスは「ドキュメンテーション」を用いて日々連絡し、保護者の保育理解にもつなげている。
・日常的な情報交換は、送迎時に口頭でのやり取りを丁寧に行うようにし、保護者とのコミュニケーションも大切にしている。
・個人面談、保育参加、懇談会、運動会・お楽しみ会・懇談会後の親子ふれあい遊び(乳児クラス)・卒園式(5歳クラス)等の保護者参加の行事において家庭との連携を深めている。
【評価した点】
・行事ごとに実施する保護者アンケートや年度末のアンケートを通じて保護者の意見を収集し、園の自己評価と次年度の課題に反映させている。
・毎日「ドキュメンテーション」を保護者が見やすいようライトアップして各クラスに設置している。
・絵本の貸出を実施し、子どもが家庭で好きな絵本を読めるよう支援している。

【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保護者面談の記録」、当評価機関が実施した「アンケート調査分析結果報告書」、現場確認、ヒアリング
【確認した点】
・送迎時に保護者とコミュケーションを取り、日常的に信頼関係を築くよう努めている。
・各クラス、個人面談の時期を行事予定として保護者に伝え、就労等の個別事情に合わせて日程を決めている。その他にも必要に応じて個人面談を行っている。面談の際は担任と園長等の複数名で対応し、相談内容により園長、主任の助言を受けて適切に対応する体制となっている。
・地域療育センター、横浜市総合リハビリテーションセンター、区役所の発達相談(1歳6か月健診、3歳児健診等)、横浜市港北区こども家庭支援課、児童相談所等の相談機関を案内することもある。
【評価した点】
・当評価機関が実施した利用者家族アンケートによると、「お子さんの日々の様子について、連絡帳などにより適宜施設から十分な報告・説明がありますか?」の問いについては81%であり丁寧に対応していることが推察できた。

【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「虐待防止マニュアル(港北保育園版)」「研修参加」、ヒアリング
【確認した点】
・家庭での虐待の早期発見、早期対応に意識を持ち、子どもの身体的な変化、表情、言葉や行動について、クラス担任を中心に丁寧に把握している。また、子どもの様子のみならず、保護者の表情や言動、子どもへの関わり等にも留意し、感じたことは園長、主任に相談する仕組みとしている。
【評価した点】
・子どもや保護者の様子で変化を感じたら、クラス内で情報共有し、園長・主任に報告・相談し、職員間で情報共有する。園長が区の保健センターや児童相談所に速やかに通告し、関係機関(児童相談所、福祉保健センター、嘱託医や地域の主任児童委員)と連携を図るフローをマニュアルに定めている。
【参考意見】
・「虐待対応マニュアル(港北保育園版)」に基づく園内研修を会計年度任用職員を含む全員に実施して全員が共通認識を持って家庭での虐待の早期発見・早期対応に努めるとよい。

A-3 保育の質の向上
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。

【第三者評価結果:a】

【確認手段】資料「保育日誌」「ドキュメンテーション」「クラス日誌」「目標共有シート」「保育所の自己評価の結果について」「園内研修・プロジェクト」、ヒアリング
【確認した点】
・日々の保育実践は「保育日誌」「ドキュメンテーション」「クラス日誌」に子どもの心の育ちや心情に対する保育士の気づきや関わりを記載し、担任間で話し合うことで、子どもへの共通理解を深め次の保育実践に活かしている。 
・職員(会計年度任用職員も含む)は「目標共有シート」や園長との面談にて自身の業務目標を園長と共有し、年度末(12月)の面談を通じて振り返り、次年度の目標設定や自身の保育や業務の改善に活かしている。
【評価した点】
・年度末の保育所の自己評価や保護者アンケートの結果をもとに園の課題を抽出し、次年度の園内研修を実施している。また、保育士が主体的に各種の保育テーマと向き合うプロジェクト(行事、防災・備蓄、防犯、人権、伝わる言葉、環境など)に参画し、保育実践の向上とスキルアップに努めている。