横浜市飯島保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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【保育理念】 ~子どもたちの健やかな成長と幸せを願って~ 【保育方針】 ・夢中で遊ぶ子を 育む保育 ・豊かに表現する子を 育む保育 ・思いやりの心を 育む保育 ・考えて行動する子を 育む保育 |
【立地および施設の概要】 横浜市飯島保育園は、昭和43年7月1日に横浜市の公立認可保育園として開園し、0歳児から5歳児まで、定員は60名で現在65名が在籍しています。園はJR・横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅からバスで15分のUR飯島団地内にあり、横浜市立飯島小学校と隣接をしています。園庭には築山をはじめ遊具(雲梯・すべり台等)や四季折々の豊富な植栽があるほか、散歩で利用する近隣の公園等の樹木や草花等から自然を感じることができます。 【園の特徴】 「やる気いっぱいかがやく目」「おひさまだいすき元気な子」「ともだちだいすき思いやりのある子」を園目標に掲げています。子ども一人ひとりの成長を大切にし、各年齢に合わせ活動を広げていくことを職員で共有し合い保育を進めています。団地自治会、地域ケアプラザ、地区センターとの連携による子どもと地域のつながりのほか、育児支援にも力を入れ、園庭開放や育児講座等の開催を通した交流もあり、地域の中の保育園としての役割も担っています。 |
評価実施期間 | 2021/04/26(契約日) ~2022/02/25(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2016年度) |
特に評価の高い点 | ○子ども一人ひとりの成長を大切にした保育 1.子どもの様々な活動 子どもたちは日々、園庭遊びや近隣の公園等に積極的に戸外に出ていて、遊びの中で身体を進んで動かしています。各保育室内も、子どもが自分のやりたいことを自分で決められることを大切にしており、コーナー作り、職員のアイディアによる手作り品(低年齢児向けの壁掛け玩具、冷蔵庫・洗濯機等の大型おもちゃ、配慮が必要な子ども向けの衝立等)が豊富です。また、クワガタや蚕の世話のほか、園庭でメダカを飼育し、年間を通して観察できるようにしています。さらに園では地域とのつながりを大切に考えています。団地内の七夕では飾りをつくり、蚕のエサの桑の葉を近隣の幼稚園にもらいに行くなど、また、郵便局、八百屋、魚屋等に行って子どもたちが地域の人に接する機会、社会体験が得られる機会を多く持ち、園生活が豊かになるようにしています。 2.家庭との協力のために 0歳児から生活に必要な基本的生活習慣の獲得を意識した保育を心がけ援助をしています。保護者に園で行っていることを伝え、アドバイスをし、配付物等を利用してお知らせし、歯磨きに関するアンケートをとるなど、家庭と協力して進めています。全体的な計画の中でも基本的な生活習慣にスポットをあてた「就学までに育ってほしい基本的生活習慣」計画書を独自に作成しています。 3.職員間の連携 「子どもは描く」「セーフコミュニティ」「園芸」等の10の部会に分かれて、全職員がいずれかに入り(複数可)職員同士で語り合いを中心に保育実践や課題に向けて園内研修を行っています。働き方に違いがある非常勤職員も活動ができるように同じ内容で複数回開催をしています。また、入園前の保護者からの提出書類や個別面談記録等からの情報をまとめた園独自の書式による個人票を作成しています。子どもを取り巻く環境を丁寧に探りながら職員間で理解を深めることで子ども一人ひとりの保育および、要支援家庭のより適切なアセスメントおよび具体的な支援につなげていくようにしています。 |
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改善を求められる点 | 1.育児支援の継続 コロナ禍が続いていますが、園独自の子育て支援(園庭開放・育児講座等)、複数の地区センター等と連携をした出前講座等を積極的に行っています。今後もこれらの活動を通じて地域の子育て支援事業としての園の役割を継続することが期待されます。 |
目的としては、日々の保育を振り返り、更なる保育の充実と質の向上を目指すために全職員が共通理解や共有を図る良い機会となるために受審を決めました。 コロナ禍の中で出来る事を模索しての保育状況でしたが、新しい事に挑戦できる良い機会になりました。少人数での話し合いの場を多く持った事で自分の考えや今まで行ってきた事を振り返り、伝え合い、語り合い等をおこなうことが出来ました。マニュアル見直し、改善、行事の在り方、目的等考えを伝え合うことで園全体の課題も見つかり改善策を話し合う機会が多く持てました。 「保育の中で大切にしていることや大切にしたいことを」職員間で共有され、環境整備、保育に対する意識向上に繋がりました。 今回、受審したことにより、今後、新しい気づき、課題を真摯に受け止め全職員でき共有し保育に対し同じ思い、意識を持って取り組んでいく大切さを改めて感じました。 保護者の皆様にはお忙しい中、アンケートにご協力いただきありがとうございました。いただいたご意見、課題となった点につきましては職員間で共有し今後の園運営に活かしてまいりたいと思います。評価機関の皆様には、共に考える視点で丁寧に見ていただきありがとうございました。飯島保育園の良い部分はどんどん伸ばし、課題に対しては改善できるようにこれからも職員一丸となって取り組んでまいりたいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念・保育方針・園目標のほか、保育姿勢も含めて子どもの人権を尊重し、園の目指す方向、考え方を明文化しており、職員の行動規範となる具体的な内容になっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の公立保育園として、経営については横浜市の方針に基づき園運営を行っています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や栄区の計画や地域の状況等から園を取り巻く環境を把握しています。建物の老朽化による補修工事のほか、保育所の自己評価では「園の環境整備」「保育の可視化」「セーフコミュニティー(「致命的な事故やケガは、その原因を究明することで予防できる」という考えに基づき、地域ぐるみで予防活動を展開するまちのことで、栄区が認証を取得している)の推進」といった課題を明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市こども青年局が掲げた中長期的なビジョン「市立保育所のあり方に関する基本方針」に基づき、令和2年度から6年度までの「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」を策定しています。計画はいつまでに何をどのように行うか、具体的な数値目標や目指す姿が示されています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の中・長期計画を反映し、毎年区政運営方針が策定されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画は、保育所の自己評価をベースに年度末の反省会議で次年度に向けて話し合われたものや保護者アンケートの意見も反映しています。目標、実施計画を設定し、上期、下期で振り返りをしています。今年度は長引くコロナ禍のため、保育や行事が例年通り行えず、計画はその都度評価・見直しをしています。計画をその都度見直すことは保育を見直す良い機会と捉えています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画の主な内容や目的は、年度始めのクラス懇談会で園長から保護者に説明をしています。今年度は新型コロナ感染症拡大防止のため、懇談会は実施せず懇談会資料配付をしたほか、年度始めの個別面談時に説明し周知に努めています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な保育の計画、指導計画作成、行事計画、行動計画、人材育成、人事考課等、全て保育の質の向上に向け、PDCAサイクルで取り組んでいます。特に今年度は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえながらも保育の質を落とさない取組について、計画、実践、反省、また見直しを繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年保育所の自己評価を行い、取り組むべき課題を明確にして計画的な改善を行っています。自己評価結果は、ファイル閲覧で保護者に周知しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度始めに園の運営や管理についての考え方を示した「MBO(行動計画評価書)」を作成し、全職員に説明し、年間の取組を共有しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は法令遵守に係る研修を受け、自ら学んだことを園内研修や会議の場で職員に周知し、お互いに意識を高めて不適切な対応がないよう働きかけをしています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、主任やリーダー格的職員と話し合いをしながら、毎日の日誌や毎月の指導計画の振り返りを通して、保育の現状について把握をしています。毎年の保育所の自己評価においても保育の質の現状について、評価・分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は効果的・効率的な事務、超過勤務の削減、費用対効果等を分析し、園としての将来や経営資源の有効活用等を常に考えて運営を行っています。土曜日11時間開所にあたっては、離乳食調理員の雇用に対し栄区へ給食調理の現状を伝え、職員の確保をしました。クラス保育においても子どもを中心にした保育ができるように決められた職員配置よりさらに厚い配置にしています。また、業務の効率化、事務量の削減、事務時間の改善、休憩のとり方、職員の応援配置等、働きやすい環境つくりに取り組むことで組織内に同様の意識が形成されるようにしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「横浜市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例」に専門職の配置等の人員体制の基準を、また横浜市の「人材育成ビジョン」「保育士人材育成ビジョン」に「OJTを中心に据える」などの人材育成の方針を明確にしています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「横浜市職員行動基準」に期待される職員像を、保育士人材育成ビジョンに職位ごとの職員像を、園の「保育姿勢」に園が期待する職員の姿を示しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長や主任は日頃のコミュニケーションや個人面談で職員の健康状態等を把握し、個々の状況に配慮してクラス編成や勤務体制を組んでいます。職員間には体調や育児等、それぞれの事情に配慮した勤務への協力体制があります。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度始めに園長が作成するMBO(行動計画評価表)を踏まえ、職員は園長の助言や保育士キャリアラダー、自己分析シートをもとに個々の目標設定シートを作成し、中間期や年度末に園長と面談して進捗状況や目標達成度を確認しています。目標設定シートには業務目標や取組事項、達成時期等を明確にしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人材育成ビジョンに則って、横浜市や栄区は年間計画を立てて階層別や職種別研修を実施しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や栄区が年間計画を立てて階層別研修や分野別の研修を実施しています。職員は選択して受講しています。研修は非常勤職員も受講できます。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生の育成に関する基本姿勢を記した「実習生受け入れマニュアル」を作成し、心得や服装等の注意事項を記した、実習生向けのパンフレットを用意しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」や情報検索サイトに、理念や保育内容、苦情相談体制等を公表しています。パンフレット「横浜市飯島保育園・ほいくえんのご案内」に園の理念や行事、子育て支援活動等を載せ、栄区役所こども家庭支援課窓口等に置いています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事務、経理、取引等については横浜市の規程や規則に則って実施し、「園長・園長代理保育士・リーダー的保育士業務一覧」に権限・責任を明確にしています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・例年、子どもたちは地域の夏祭りでの太鼓の披露や七夕の笹飾りへの作品提供、避難訓練の際に消防署員から防災の話を聞くなど、地域と交流しています。今年度は新型コロナウイルス感染の流行状況に配慮して、高齢者とはデイサービス職員に子どもたちが作った折り紙を託し、栄区立4園の年長児とはWEB会議や手紙を使うなど、工夫して交流しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ボランティア受け入れマニュアル」に、受け入れについての基本姿勢や配置、事前説明等を明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・医療センターや児童相談所、地域療育センター等、子どもや保護者の状況に対応できる関係機関リストを作成し、事務室等の各電話設置場所に掲示しています。関係機関との連携を必要とする子どもについては、関係機関の担当者名等を記した個別資料を作成しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年2回の育児講座や、土日を除く毎日の園庭開放、交流保育、夏季のプール開放とう、多彩な育児支援の取組を行い、実施後のアンケートで子育て支援のニーズ把握に努めています。園庭開放の際には育児相談を受け付けています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・親子サークルから依頼を受けて、また地域ケアプラザの事業に協力して、地域の親子にタッチケア(ベビーマッサージ)等の出張講座を行っています。園庭開放では、泥んこ遊びや給食体験等を行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育理念を各保育室に掲示し、毎日ミーティングで唱和しています。クラスごとに「安心して自己表現できる環境をつくる」など、理念に沿った保育姿勢を定めています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・おむつ替えは他からの視線を遮るところで行い、幼児用トイレには低めのドアをつけ子どものプライバシーを守っています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・パンフレット「横浜市飯島保育園・ほいくえんのご案内」を作成し、栄区役所こども家庭支援課窓口に置いて園を紹介しています。パンフレットには園の理念や方針、クラス編成、デイリープログラム、年間予定等をイラストや写真を使って分かりやすく説明しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたり、入園説明会で絵や写真、表等を使った説明資料「横浜市飯島保育園利用のご案内(兼重要事項説明書)」「飯島保育園へご入園される方へ」を配付し、保育内容や園での生活について説明し、保護者の同意を得て契約しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・卒園や転園の際には子どもや保護者に、利用終了後の相談窓口は園長であり、いつでも相談に応じることを伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの表情や様子、言葉等から満足度を把握しています。日頃から子どもたちのつぶやきを記録し、職員は子どもたちの描く作品からも満足度の把握に努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書に、苦情相談受付窓口や解決責任者、第三者委員、横浜市福祉調整委員会等の苦情解決の仕組みを明記し、入園時に説明しています。第三者委員は園内の掲示でも知らせ、入園説明会や運動会等の園行事に招いて保護者に紹介しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・相談窓口である園長以外に、第三者委員や横浜市福祉調整委員会等に相談できることを、重要事項説明書や園内の掲示で知らせています。また、園長は懇談会や個人面談の場等で、どの職員も相談を受けていることを、担任もクラスだより等で心配なことがあればいつでも声をかけてほしい旨保護者に伝えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度の事業計画には「気持ちの良い挨拶」や「保護者とのコミュニケーション」を掲げ、職員は必ず笑顔で保護者に挨拶し信頼関係構築を図っています。保護者に1対1で対応できるよう、送迎時間帯には職員の配置を厚くしています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・ケガや事故があった場合の事故報告書はもちろんのこと、小さなケガや打ち身等もミーティングで伝え、対応方法も含めミーティングノートに記録し全職員に周知しています。毎日安全点検を行い安全点検簿に記入し、不具合事項が認められた場合はその都度処置しています |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策について、厚生労働省の感染症ガイドラインや感染症対応マニュアルで予防と発生時等の対応について全職員に周知しているほか、看護師や保健師巡回があり、指導を受けています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市市立保育所震災対策ガイドラインに沿い、職員参集について取り決めがあり、保育を継続するための対策を講じています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「よこはまの保育」「よこはま☆保育・教育宣言」「全体的な計画」を標準的な実施方法としています。各クラスの「デイリープログラムと役割分担」が文書化されており、担任のほか、応援職員もそれに沿って保育を進めています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園独自で作成をしたマニュアルは1年ごとに見直しをしています。今年度は、第三者評価受審にあたり全職員が関わり見直しをしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別指導計画の作成にあたり、子ども一人ひとりの発達や保護者の意向を取り入れ、必要に応じて区の担当ケースワーカー、保健師、よこはま港南地域療育センター、横浜市中央児童相談所等の関係機関から得た情報も参考にしています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・カリキュラム会議や乳児・幼児会議等を開き、月間指導計画は毎月、年間指導計画は4期の期ごとに振り返りと評価をし、見直しています。入園時の提出書類及び入園前の面談で子どもの保育に必要な個別事情や保護者の意向を記録し、把握しています。入園後は連絡帳、日頃の会話、個別面談等で把握していきます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児クラスは毎日、3歳児クラス以上は年2回、子どもの経過記録を作成しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録等個人情報に関するものは全て事務所の鍵のかかる書庫に保管管理をしています。保存や廃棄については横浜市の規定に従い書類ごとの期間に従い適正に扱っています。情報開示については横浜市の情報公開の手続きを踏み情報提供をしています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童福祉法、保育所保育指針を踏まえながら、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、保育理念・方針・園の保育目標・保育姿勢を土台としながら子どもの健全な育ちを中心に作成しています。また、園の子どもの発達過程や園で把握している子どもと家庭の状況、地域の実態に対応した保育資源ネットワーク、地域とのかかわり等を考慮しながら作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが心地よく過ごすことのできる環境のため、日々の清掃、安全点検のほか、消毒と換気は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から特に注意を払っています。職員の声(大きさ、トーン等)、音楽の音量等も大切な環境と考え、意識をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者に提出をお願いした児童票・健康台帳や入園時の個別面談からの情報、入園後の子どもと職員の関わり、観察等からも子どもを把握し、十分に尊重しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・挨拶、姿勢、食事、排泄、着脱、衛生等、基本的な生活習慣が身につくよう年齢や発達に合った援助をしています。子ども一人ひとりの個人マークを持ち、物や座席、ロッカー等のそれぞれの場所に表示をすることで分かりやすく、子どもが自分でやってみたくなる環境を工夫しています。職員は子どもができたことを認め、褒めて、自信が持てるようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自分のやりたいことを自分で決められることを大切にしています。各保育室、コーナー作りのほか、職員のアイディアによる手作り品(低年齢児向けの壁掛け知育玩具、冷蔵庫・洗濯機等の大型おもちゃ、配慮が必要な子ども向けの衝立等)が豊富です。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・衛生面に配慮をしながら、畳のスペース、手作りハウス、手作りおもちゃ・知育玩具等、乳児の発達や興味関心に合わせた生活環境を整えています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長発達や家庭状況を把握し、子どもが自分でやりたい気持ち、意欲を大切にしながら見守り、さりげなく援助しながら、できた時は十分に褒めて自信や意欲につなげています。甘えたい気持ちも尊重しています。子どもの自我の育ちを受けとめ、職員間で連携して、子どもの気持ちの切り替えに余裕を持って対応できるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスは、友だちや人の存在をしっかり意識できるよう遊び方や環境設定に配慮をしています。好きな遊びを自分で選んで遊べるように日頃からコーナー遊びができるようにしているほか、散歩に出かけ、虫取りや木の実拾い等に興味関心が広がり、友だちや職員と発見の喜びを共感できるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障がいのある子どもの状況や発達過程に合わせ4期に分けた個別支援計画を作成し、個別日誌をつけています。配慮が必要な子どもについては月間指導計画の個別配慮欄に記入しています。個別の支援計画はクラスの指導計画と関連付けています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・それぞれの子どもの在園時間や家庭での生活リズムを考慮して、安心して過ごせるようにしています。落ち着いて過ごせるスペースや家庭的な雰囲気をつくり、配慮が必要な子ども、その日の体調や機嫌が良くない場合など職員がゆったりとかかわるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼保小連携研修で小学校教諭と連携し、就学後の生活を見据えたアプローチカリキュラムを作成しています。小学校との交流等の具体的な計画を立て、徐々に午睡時間を減らしたり、上履きに慣れるなど就学に向けた保育をしています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「年間保健計画」を作成し、計画的に子どもの健康の維持増進に努め、健康管理マニュアルに沿って健康管理を行っています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断や歯科健診の前には保護者からの医師への質問を受け付け、医師の回答を担任が聞き保護者に伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもについては入園時の面接で確認し、保育所におけるアレルギー対応ガイドラインに沿い、医師からの生活指導管理表の提出を受け、その指示に従って除去食提供などの対応をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・散歩で摘んできた草花を飾り、食事前には玩具を片付けて食に関した手遊びを行うなど、落ち着いて楽しく食事できる環境を整えています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・給食には原則国産の果物や旬の野菜を使用し、星形のオクラを添えた七夕のそうめん等、季節感を大切にしています。雛祭りのちらし寿司等の行事食も提供しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・送迎時の会話やクラスノートで、3歳未満児クラスでは連絡票も使って家庭と情報交換しています。職員は笑顔で挨拶し、積極的に話しかけて保護者との連携を図っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度の園の事業計画に「子どもの育ちを語り合える雰囲気づくり」を掲げ、保護者と1対1でゆとりを持って対応できるよう、送迎時間帯の人員配置を厚くしています。職員は気持ちの良い挨拶や会話、またふんだんにカラー写真を使った情報発信で子どもたちの様子を楽しく伝え、保護者との信頼関係構築を図っています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時の子どもや保護者の様子や、着脱介助時等の子どもの身体状況観察を注意深く行い、気になるつぶやきや心身状況があれば記録します。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの最善の利益を一番に考えた指導計画を立て、保育とのつながりを見ながら子どもの発達段階や心の育ち・意欲・興味等をよく観察しています。子どもだけでなく職員が自分の保育を楽しんでいるかの視点を踏まえた職員の支援・関わりが適切であったかなどを確認しながら自己評価をしています。年間指導計画や月間指導計画はさまざまな会議で互いの疑問点、改善点等を意見交換しています。日々の保育の記録は日誌で共有しています。 |