横浜市鶴見保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 横浜市鶴見保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 96(93) 名 |
所在地 | 230-0051 横浜市鶴見中央2-10-7 |
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TEL | 045-501-6786 | ホームページ | 無し ここdeサーチ参照 https://www.wam.go.jp/kokodesearch/ANN010105E20.do |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1979年06月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 横浜市 | ||
職員数 |
常勤職員:19 名
非常勤職員:28 名
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専門職員 |
保育士:28 名
保育補助:14 名
育児支援専門保育士:2 名
調理員:3 名
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施設・設備の概要 |
乳児室(0~2歳児室):3
幼児室(3~5歳児室):3
事務室:1
職員休憩室:1
子育て支援室:1
調理室:1
沐浴室:1
トイレ:7
鉄筋コンクリート造 3階建て1階部分:延床面積 615.8㎡
園庭:364.5㎡
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【保育理念】 すべての子どもたちが、自分をかけがえのない存在と感じ、自信をもって生きていかれるようにします。 【基本方針】 一人一人の子どもの気持ちに寄り添いながら、生活する力、遊ぶ力、考える力を育む保育を目指します。 |
【立地および施設の概要】 横浜市鶴見保育園は、昭和54年6月1日に横浜市の公立認可保育園として開園し、0歳児から5歳児までを対象に、定員は96名のところ現在93名が在籍しています。園は、JR・京急鶴見駅から徒歩約10分のところに位置しています。横浜市立鶴見図書館との複合施設で、1階が保育園、2階が図書館になっています。鶴見川、幹線道路が近く、住宅やマンションも多くありますが、園庭の植栽をはじめ、近隣の公園等の樹木や草花等から自然を感じることができます。 【園の特徴】 「笑顔いっぱい輝く子ども」を園目標に掲げています。職員は子どもたち一人ひとりの姿を受け止め、子どもの願いや思いに寄り添った保育を展開して、伸び伸び楽しく保育園で過ごし、健やかな育ちにつながるよう取り組んでいます。 また、園は鶴見区の育児支援センター園で、育児支援事業として育児相談、育児講座、交流保育、園庭開放等を行うほか、子育てサークルの育成・支援等も行っています。また、ネットワーク事務局園として、ネットワーク専任保育士を配置し、地域の民間保育所等との「つなぎ役」となり、区内の保育施設の保育の質の向上に取り組む役割も担っています。 |
評価実施期間 | 2021/04/09(契約日) ~2022/01/30(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2016年度) |
特に評価の高い点 | 1.子どもを尊重する保育 子ども一人ひとりの思いを受け止めて、子どもの具体的な行動につながるような声かけに努めているほか、職員間で連携しながら子どもの育ちを見守っています。例えば、2歳児クラスが進級に向け上履きを履いて園内探検をしている時は、立ち寄ったクラスや通りがかった職員から「みんなかっこいいね。りすさん(3歳児クラス)みたい」など、子どもたちはたくさん声をかけてもらいます。5歳児クラスのリズム遊びでは「すごい、上手だね」という言葉が子どもたちの口から自然に出てきています。友だち同士認め合う力や、認め合えるために必要なことを、子どもたちは日々の生活の中で学んでいます。 2.子どもの遊びを豊かにする環境の工夫 園は、既存の建物をリフォームして使用しており、保育園としては変則的な構造となっています。5歳児クラスは保育室内にある柱を利用して家具の配置を工夫することで、コーナーを作るほか、子どもが他の視線が気にならず落ち着いて過ごせる空間にしています。0、1歳児クラスに向かう広めの廊下の一角にはおもちゃの棚を置いて、低年齢児クラスの遊び場所としており、子どもが好きな空間になっています。また、手作りおもちゃのほか、木のぬくもりや子どもの感性に働きかける質の良いおもちゃを少しずつ増やしており、子どもの遊びを豊かにする保育を展開できる工夫をしています。 3.保育の質の向上への意欲と実践に向かう姿勢 園内研修で「保育を語る:主体的な保育について」をテーマに語り合う場を設けています。職員が自らの保育観や事例を話すことで、さらなる保育の質の向上に意欲を持ち、それらを実践に繋げていこうとしています。その話し合いを発展させ、子どもの育ちや職員のまなざしを「見える化」するために外部研修を受講し、年度途中から3、4、5歳児クラスについては、子どもの活動を写真とコメントで記録する「ドキュメンテーション日誌」を導入しています。日々の保育を、より客観的に振り返っていくことで、保育実践の改善につなげていこうとしています。この日誌は日々掲示し、保護者と保育を共有していく取組にもなっています。 |
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改善を求められる点 | 1.保護者への情報提供のさらなる工夫 保護者からは、活動だけでなく、保育園での生活の様子も知りたいとの声も聞こえています。園の取組と保護者の思いに差が生じないよう、要因を整理・分析しながら、保護者のニーズに沿った、子どもの成長を共有できるような情報提供のさらなる工夫が期待されます。 |
当施設は平成28年度に第三者評価を受審しております。今回受審にあたり、自園の保育を振り返り、保育の質の向上につなげていきたいと思い受審しました。 全職員で、保育理念・保育方針・園目標・保育士姿勢について確認しあうなかで「理想の保育園とは」と改めて考え、意見を出し合い、職員同士の語りあいを深めていきました。そこで、たくさんの気づきや課題も見つけあえる有意義な時間を持つことができました。 今回の受審をきっかけにして、見直しの必要なところは改善し、更に職員間の連携を深め、定期的に自己評価を行いながら、こども一人ひとりの育ちをしっかりと支え、健やかな育ちにつながる保育を展開していきたいと思います。 お忙しい中アンケートにご協力いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。 また丁寧な調査と聞き取りで当園の強みと課題を明確にしていただいた評価機関の皆様に感謝申し上げます。 鶴見保育園 園長 西村 裕子 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念・保育方針・園目標・4項目からなる保育姿勢も含めて子どもの人権を尊重し、園の目指す方向、考え方を明文化しています。それらは職員の行動規範となる具体的な内容になっており、周知のほか、定期的に確認する機会を持っています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の公立保育園として、経営については横浜市の方針に基づき園運営を行っています。横浜市や鶴見区の地域福祉計画等から園の状況を把握し、分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や鶴見区の計画や地域の状況等から園を取り巻く環境を把握し、保育所の自己評価では「子どもの人権を大切にして、子どもが主体的に活動する保育を行い、保育の内容を分かりやすく発信する」ことや、保育資源ネットワーク構築事業では「コロナ禍で訪問や顔の見える関係作りが困難な状況で、各保育施設の状況が把握しにくくなっている」といった課題を明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市こども青年局が掲げた中長期的なビジョン「市立保育所のあり方に関する基本方針」に基づき、令和2年度から6年度までの「第2期横浜市子ども・子育て支援事業計画」を策定しています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の中・長期計画を反映し、毎年区政運営方針が策定されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画は、年度末の反省会議で次年度に向けて話し合われたものや、保護者アンケートの意見も反映しています。今年度は長引くコロナ禍のため、保育や行事が例年通り行えず、計画はその都度、評価・見直しをしています。計画をその都度見直すことは「子どもにとって大切なこと」を全職員で考え、保育を見直す良い機会と捉えています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画の主な内容や目的は、年度始めのクラス懇談会で園長から保護者に説明をしています。今年度は新型コロナ感染症拡大防止のため、懇談会は実施せず、懇談会資料やクラスだよりを配付して周知に努めています。懇談会資料は、保護者が毎日見る掲示コーナーに掲示もしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・指導計画作成、行事計画、全体的な計画、行動計画、人材育成、人事考課等、全て保育の質の向上に向け、PDCAサイクルを回しながら取り組んでいます。特に今年度は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえながらも保育の質を落とさない取組について、計画、実践、反省、また見直しを繰り返しています。評価結果を分析・検討する場として、職員会議、カリキュラム会議、乳児会議、幼児会議等があります。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年保育所の自己評価を行い、取り組むべき課題を明確にして計画的な改善を行っています。評価結果は、園内掲示で保護者に周知しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度の始めに園の運営や管理についての考え方を示した「目標行動計画書」を作成し、全職員に説明し、年間の取組みを共有しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は管理者としての立場から、法令遵守に係る研修を受けています。自ら学んだことを園内研修や会議の場で職員に周知しているほか、ヒヤリハット事例等についても話し合いの題材としてさらなる意識の啓発を促しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は主任やリーダー格的職員と話し合いをしながら、園の保育の現状について把握をしています。また、組織の中で望まれる役割を担える人材の育成、経験、それに必要な役割を高めていけるように指導しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は効果的・効率的な事務、超過勤務の削減、費用対効果等を分析し、園としての将来や経営資源の有効活用等を常に考えて運営を行っています。組織体制作りに関しては、クラスの様子、本人の希望、全体のバランス等を考慮しています。また、各会議で課題や改善に向けた方向性を示し、業務の効率化、事務量の削減、事務時間の改善、休憩のとり方、応援職員の配置、パソコンの台数を増やすなど、働きやすい環境つくりに取り組むことで、組織内に同様の意識が形成されるようにしています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市の人事施策で、正規職員等(以下常勤職員)必要な福祉人材を確保しています。横浜市の人材育成の基本方針として、「横浜市人材育成ビジョン」があります。「横浜市人材育成ビジョン」の中に、職位に応じて求められる姿が明記されています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の人材育成ビジョンに、職位に応じて求められる「期待する職員像」を明記しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員の毎月の有給休暇取得状況や時間外労働時間を把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の人材育成ビジョンに、職位に応じて求められる「期待する職員像」を明記しています。保育士キャリアラダーに、職位に応じて、目標、取組姿勢、業務遂行能力を明示し、職員一人一人が目標設定を行えます。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士職のキャリア形成の流れを示した保育士キャリアラダーに、求められる資格、知識や技術を明示しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、目標共有シートや保育士キャリアラダーにより、職員一人ひとりの知識や技術水準、資格の取得状況を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れのマニュアルがあり、手順に基づき実習生を受け入れています |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の現況や理念、基本方針は、子ども・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」に掲載し、横浜市のホームページに、横浜市の子ども・子育て支援事業計画や財政状況等を公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市、鶴見区のルールにのっとり、園における事務、経理、取引等を施行し、職務分掌と権限・責任も明記してあり、全職員に周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に、「育児支援センター園」「ネットワーク事務局園」として地域とのかかわりの具体的な取組について明示しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書に、地域活動事業の一環としてボランティア活動の受け入れをすること、またその基本姿勢を明記しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・鶴見区こども家庭支援課、横浜市東部地域療育センター、中央児童相談所、鶴見区地域子育て支援拠点わっくんひろば、地域の保育園、鶴見区福祉保健センター、病院等の一覧表を事務室に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉協議会、鶴見区公立保育園園長会、地域ケアプラザ等の会合に参加し、地域の福祉ニーズを把握しています。幼保小連携会議には、5歳児クラスの担任が参加して、地域の福祉ニーズを把握しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域貢献事業として、「育児支援事業年間計画票」を作成し、園庭開放を育児支援室前のテラスに、案内旗、受付テーブルと座れるシートを置いて、今年度は保育園児と交わらない範囲(給食中や午睡中の時間で、砂場用遊具も別にして)で、実施しています。園独自の育児講座を年4回計画しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念・保育姿勢・園目標は、子どもの人権を尊重する姿勢を明示し、職員は保育士理念や職員行動基準にも基づいて、子どもを尊重した保育を行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・着替えやシャワーの際にはカーテンを、屋外の水遊びやプールでは目隠しのシートを取り付け、更衣の際はラップタオルを使用しています。友達の視線を感じずに過ごせる場所の設置、テラスで着替えをする際の目隠し、子どもがおもらしをした時の着替える場所やシャワー時の目隠しなどを設置し、プライバシーに配慮しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の理念や基本方針、保育内容は、子ども・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」で閲覧できますが、園のパンフレットは公共施設に置いていません。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会で重要事項説明書に沿って、保育園での生活、持ち物などについて説明し、保護者から同意書を得ています。特に0~2歳児は、入園時の短縮保育について、保護者の意向を確認しながら、保育時間を決めています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・横浜市では「保育所の変更に伴う引継ぎの書類の提供は、個人情報保護の観点から行わない。情報提供が必要な場合であっても保護者の同意が得られる場合のみ情報提供を行う」という見解を示しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもとの関わりの中で、日常接している職員が子どものふとした言葉や態度、仕草、目線等から子どものニーズを把握し、子どもが満足できるような保育を実践しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情受付窓口、苦情解決責任者を園長とし、第三者委委員2名を配置し、入園説明会で園長が重要事項説明書の中で保護者に説明しています。重要事項説明書では、横浜市福祉調整委員会事務局への申し出が出来る事を明記しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内に苦情解決第三者委員、意見箱、鶴見区役所相談窓口について掲示し、複数の方法や相手を自由に選んで、保護者が意見や相談出来ることを説明しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、送迎時に短い時間でも保護者との会話を大切にし、比較的ゆっくり会話のできるお迎え時には、子どもの一日の出来事等を直接伝えて、相談しやすい関係作りに努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「事故防止・対応マニュアル」「防犯対策マニュアル」等があり、毎日安全点検を行い安全点検簿に記入し、不具合事項が認められた場合はその都度処置しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長で、健康管理マニュアルの中に感染症の項目があり、感染症の予防と発生時等の対応について全職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市市立保育所震災対策ガイドラインに沿い、職員参集について取り決めがあり、保育を継続するための対策を講じています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「よこはまの保育」を標準的な実施方法としています。具体的な方法については各種マニュアルを整備しています。また、各クラス、月齢や年齢に応じた「一日の流れと保育士の動き」が文書化されており、担任のほか、応援職員もそれに沿って保育を進めています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の内容の見直しについてはPDCAサイクルで検討をしています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達や保護者の意向を取り入れ、個別の指導計画の中で明示しています。障がいのある子どもの個別の支援計画は、必要に応じて横浜市東部療育センター等の助言を得たり、保護者から家庭での様子を聞き、具体的なニーズを把握して作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・カリキュラム会議や乳児・幼児会議等を開き、月間指導計画は毎月、年間指導計画は4期の期ごとに振り返りと評価をし、見直しています。入園時の提出書類及び入園前の面談で子どもの保育に必要な個別事情や保護者の意向を記録し、把握しています。入園後は連絡帳、日頃の会話、個別面談等で把握していきます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児クラスは毎日、3歳児クラス以上は年2回、子どもの経過記録を作成しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録等個人情報に関するものは全て、事務所の鍵のかかる書庫に保管管理をしています。保存や廃棄については横浜市の規定に従い、書類ごとの期間に従い適正に扱っています。情報開示については横浜市の情報公開の手続きを踏み、情報提供をしています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、2018年の保育所保育指針の改訂による様式変更をしています。計画は、児童憲章、児童福祉法、保育所保育指針を踏まえながら、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に、保育理念・方針・園の保育目標・保育姿勢を土台として作成しています。また、園の子どもの発達過程や園で把握している子どもと家庭の状況、地域の実態に対応したネットワーク構築事業、地域との関わりなども考慮しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の清掃、安全点検(室内・外回り)、温湿度管理、採光、トイレや洗面所の使いやすさ、毎週の砂場の掘り起こし、業者による2か月ごとの布団乾燥や床・窓清掃等、環境の整備をしています。職員の声(大きさ、トーン等)、音楽の音も大切な環境と考え、意識をしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者が提出をした児童票・健康台帳や入園時の個別面談からの情報、入園後の子どもと職員の関わり、観察等からも子どもを把握し、十分に尊重しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・挨拶、姿勢、食事、排泄、着脱等、基本的な生活習慣が身につくよう年齢や発達に合った援助をしています。箸は、4歳くらいを目安に食事で使い始めています。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今年度は歯磨きを園では行わず、家庭で磨いてもらうようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自分のやりたいことを自分で決められることを大切にしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・衛生面に配慮をしながら、押入れの下のテーブルや鏡、ウォ―ルポケットに入れた絵本、手作りの壁掛けおもちゃ等、乳児の発達や興味関心に合わせた生活環境を整えています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長発達や家庭状況を把握し、子どもが自分でやりたい気持ち、意欲を大切にしながら見守り、さりげなく援助しながら、できた時は十分に褒めて自信や意欲につなげているほか、甘えたい気持ちも尊重しています。職員間で連携して、子どもの気持ちの切り替えに余裕を持って対応できるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児クラスは、友だちや人の存在をしっかり意識できるよう遊び方や環境設定に配慮をしています。友だちとのやり取りも楽しめるよう職員が適切に仲立ちすることに配慮をしています。クラスでの「むっくりくまさん遊び」は言葉がなくともルールを伝えあっている姿があります。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・障がいのある子どもの状況や発達過程に合わせ、1年を4期に分けた個別支援計画を作成し、個別日誌をつけています。配慮が必要な子どもについては、月間指導計画の個別配慮欄に記入しています。個別の支援計画はクラスの指導計画と関連付けています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・長時間にわたる保育のために、家庭での生活リズムを考慮して、園での生活リズムも整うよう配慮し、安心して過ごせるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・5歳児の年間指導計画に、就学に向けたねらいを記載すると共に、自信をもって小学校生活を始められるよう、アプローチカリキュラムを作成しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者から既往症や予防接種状況等の情報提供を受け、健康台帳に記入しています。入園後に予防接種した際には、年度末や個人面談の際に健康台帳を更新しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画作成、行事計画、全体的な計画、行動計画、人材育成、人事考課等、全て保育の質の向上に向け、PDCAサイクルを回しながら取り組んでいます。特に今年度は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえながらも保育の質を落とさない取組について、計画、実践、反省、また見直しを繰り返しています。評価結果を分析・検討する場として、職員会議、カリキュラム会議、乳児会議、幼児会議等があります。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーがある子どもについては、医師からの「アレルギー疾患生活管理指導票」提出を受け、保育所におけるアレルギー対応マニュアルに基づき除去食を提供しています。職員は、毎日のミーティングでアレルギー食材の有無を確認しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に従って、食に関する豊かな経験ができるよう年間食育計画や月間指導計画を作っています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市の栄養士が栄養バランスの整った献立を立て、園内で調理して提供しています 。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・0~2歳児は、複写式の個人連絡票で、3~5歳児は写真とその日の出来事のコメント等を付けて子どもの様子をドキュメンテーションで伝えています。保護者とは送迎時に口頭でも子どもの様子を伝え合い、情報共有しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、送迎時に笑顔で挨拶するなど保護者に必ず声かけをし、子どもの様子を伝え合って信頼関係を築けるようにしています。様々な育児相談に応じています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待対応マニュアルを整備しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画や月間指導計画は、さまざまな会議で職員同士互いの疑問点、改善点等を意見交換しています。日々の保育の記録は日誌で共有し、ドキュメンテーションによる記録内容も共有されています。 |