港南ひまわり保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 港南ひまわり保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 60名(63名) 名 |
所在地 | 233-0013 横浜市港南区丸山台2-41-67 |
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TEL | 045-841-2381 | ホームページ | https://konanhimawari-hoikuen.com/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2012年04月27日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 愛幸会 | ||
職員数 |
常勤職員:19 名
非常勤職員:13 名
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専門職員 |
保育士:27 名
栄養士(内 管理栄養士):2(1) 名
調理員:2 名
事務員:1 名
子育て支援員:1 名
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施設・設備の概要 |
0~2歳児室:3
3~5歳児室:3
ホール:1
地域子育て支援室:1
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:12
事務室:1
RC造り 4階建て :建物延床面積229.65㎡(含園庭)
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【保育理念】 児童福祉法に基づき、人権や主体性を尊重し、自ら伸び行く可能性を信じてお子さまのために誠意の限り尽くします。 ・お子さまが健やかに育つための環境を整えてまいります。 ・保護者の方が安心してお子さまを預けられるように安らぎのある家庭的な温かさを目指し1に愛情2に愛情3に誠意で保育してまいります。 ・子どもを育てる家庭への支援をするとともに、すべての子どもが健やかに育つように支援していきます。 【基本方針】 一人ひとりの子どもが、たくさんの愛情につつまれ、安心で心地よい環境の中で育ち、豊かな経験と教育をうけ、人とともに幸せに生きる力を養います。職員は専門職種として自ら研鑽に励み、保護者・地域の方から信頼を得られるように努めてまいります。次の世代を担うお子さまのために社会的責任を果たすべく、尊い命を育ててまいります。 |
【立地および施設の概要】 港南ひまわり保育園は、横浜市営地下鉄上永谷駅から徒歩10分の、住宅街にあります。園長は保育士として横浜市に入職、園長職16年保育士14年の経験ののち平成24年に社会福祉法人愛幸会を立ち上げ、自宅に保育園を開設しました。0歳から5歳児まで、定員60名のところ63名が在籍しています。 近くには地下鉄の車両基地や、馬洗川せせらぎ緑道、丸山台公園をはじめ六反田公園等大小様々な公園があり、身近な自然に触れることができます。 【園の特徴】 公立保育園に近い保育、そして自由な発想、子どもたちの無限大の可能性を見守りながら伸び伸びとした感性や遊びを大切にしています。遊びながら学びへと導く、保育・教育の両面で育む家庭的な温かさのある保育をしています。 屋上に人工芝の園庭と、2階に全面砂場の園庭があり、砂場園庭では井戸水をくみ上げてどろんこ遊びをしています。3歳児からはリズム遊び、4歳児からは、外部講師による運動指導や水泳指導、絵画指導があります。5歳児からは英語を取り入れた遊びも行っています。(コロナ禍で一部中止しているものもあります) |
評価実施期間 | 2021/08/18(契約日) ~2022/04/09(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2015年度) |
特に評価の高い点 | 1.基本的な生活習慣の獲得と保育者の丁寧な関わり 0~2歳児は年齢ごとの空間で、保育者が子ども一人ひとりにゆったりと関わっています。3歳児になると4、5歳児とともに同じフロアで、お互いの様子を感じながら過ごします。保育者が一斉に声をかけずとも、子どもたちは保育者や大きい子どもの様子を見て食事の時間を知り、遊びをやめて片づけをします。食事の終わりは5歳児が時計の表示を見て声をかけ合っています。保育者が見守り、年齢に応じて少し手を貸す場面もありますが、皿の片付けや歯みがき、着替え、午睡の準備等、子どもたちは次に何をするのかを自分で判断して意欲的に動いています。子どもたちは活動中マスクをしていますが、5歳児はマスクケースを各自持っていて、食後に保育者がさりげなく並べると、子どもがそこからとって装着する様子が見られました。 2.栄養士が中心となって取り組む食育活動の充実 年齢ごとに「食と健康」「食と人間関係」「食と文化」「命の育ちと食」「料理と食」のテーマを設定し、計画的に食育の取組を行っています。食と文化の一例として、稲を栽培し、味噌を作り、米をついて五平餅にして食べる体験を、保育活動に取り入れています。 栄養士が計画を立て、3歳児クラスの終わりごろから給食の食材に触れたり、栽培した野菜を使ってクッキングを行っています。5歳児は、前期に包丁練習をして旬の食材を切り、後期には加熱調理として焼きそばやホットケーキ、ジャムづくり等をしています。また、栄養士が子ども向けの「ぱくぱくだより」を作成し、献立ごとの食材をイラストで描き、クイズで子どもが食や健康への関心を持てるように工夫しています。 3.職員が主体的に関わる運営体制 園内の意思決定は園長を中心として副園長、主任、管理栄養士、事務担当職員、リーダー保育士からなるリーダー会議で行い、事業計画や予算消化状況の評価も行っています。経営課題や議決事項は職員会議で職員に説明して理解を促し、会議録に残して非常勤職員にも周知しています。リーダー保育士は職員の自己評価の仕組み作りや運用に関わり、管理栄養士は食育活動の中心を担うなど、職員が主体的に関わることで、職員の意識の向上が図られ、さらに連携を深めています。 |
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改善を求められる点 | 1.理念・方針等を保護者に分かり易く伝える工夫 理念・方針や事業計画について、よく知らないとアンケートで回答している保護者が多くいます。また、重要事項説明書と詳細な個人情報保護規程を保護者に渡していますが、読み解くのに難解ですので、これらを具体的に分かり易く伝える工夫が期待されます。 2.全保護者と個人面談の機会を 個人面談は希望する保護者にのみ行っていますが、年に1度は全員に個人面談の機会を設け、保護者の要望を聞いたり、子どもの育ちを共有する機会としたりすることが望まれます。また、個人面談や相談の内容については、クラスごとに記録していますが、フォローができるよう個人の記録として管理することが望まれます。 3.マニュアルの整理と活用 業務マニュアルの項目立てが細かく、同じような内容が繰り返し出てきて非常に膨大な量になっており、職員は必要時事務所で見ることになっています。形式を整えて、園内研修等でさらに活用することが期待されます。 |
港南ひまわり保育園は、平成27年に受審し、今回で2回目の受審となりました。開園10年目の時を経て日々の保育や施設運営を、振り返りながら更なる資質向上の手がかりとなると考えていました。 前回とは違う項目や内容に戸惑いを感じながらも、全職員が共通評価、内容評価を読み込み個々の意見、提案を記入し、集計しました。リーダー会議で職員の意見を取り入れながら課題検討し、改善案の話し合いを重ね多くの時間を必要としました。疑問に感じなかった事が課題となり、全職員が課題と向き合い、職責に関係なく意見交換できたこと、全職員が施設運営や保育内容について考えるきっかけとなったことで、個々の職員の成長を感じました。そして保育において大切なことの共通理解が実践され、大きな成果を得ることができました。特に評価の高い点等は力を注いできた部分でもあり、職員一同の励みとなりました。慢心することなく、より一層の努力をしていきたいと思います。ご意見、ご要望については、真摯に受け止めて全職員で共有し、即時にできることは改善を行い、他改善点については新たな課題があることで、新しいスタートと前向きに捉え、課題改善に向けて意欲的に取り組み、より良い保育を提供できるよう職員一同努めてまいります。 最後に、お忙しいところご協力をいただきました、保護者の皆様、今回の受審にあたりご尽力下さった評価機関の皆様、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・「保育理念」は、「運営方針」「保育目標」「保育の姿勢及び内容」とともに園のパンフレット、ホームページ、重要事項説明書に掲載しています。また、玄関や保育室に掲示しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・横浜市社会福祉協議会、港南区社会福祉協議会に加盟し、また横浜市私立保育園園長会、港南区園長会に出席して、社会福祉事業全体の動向について把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内の意思決定は園長を中心として副園長、主任、管理栄養士、事務担当職員、リーダーから構成されるリーダー会議で行い、経営課題は、経営基盤の安定、人材採用、人材育成、処遇改善、地域の子育て支援であることを明確にして、理事会で検証しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉充実計画として、令和7年度までの中・長期計画の事業計画と収支計画があります。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画をもとに、単年度の事業計画を策定し、計画の基本方針や事業内容が明記されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画のうち、行事計画や全体的な計画、年間指導計画等保育に関する計画は、各クラスの年度末の年間の振り返りや保護者アンケートをもとにリーダー会議で策定します。その他運営上の事業計画は、園長、副園長、事務担当職員、主任で立案し、リーダー会議に諮っています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画のうち、行事計画を保護者に配布し、入園説明会や懇談会で説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・非常勤職員も含む全職員が個々に毎年行う、保育力向上のための「自己評価シート」があります。4月に今年度の目標を策定し、9月にリーダーと進捗の確認をします。リーダーのコメントを得て、12月に園長と面談をして振り返り、課題を抽出して次年度の目標につなげる体制があります。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・毎年、保育所自己評価結果を公表し、公表シートの下段に総括として課題を明記しています。昨年度は、・感染対策をしながら身近な自然に触れる機会を設ける、少しずつ地域の方との交流も増やす、・保育に関する知識や技術向上・人的・物的環境に関する安全策もマニュアルに沿って強化していくことを挙げています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、全体的な計画の中に、事業の目的や運営方針、取組等を明記し、運営規程に管理に関する方針と取組を明記しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉法、雇用・労働・契約・個人情報保護に関する法令や、児童福祉法、児童憲章、保育士倫理綱領を理解して園運営を行っています。社会福祉法人愛幸会の役員を弁護士や公認会計士、司法書士、税理士に委嘱し、法令遵守の観点でも意見を求め、アドバイスを受けています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育日誌や指導計画から保育の質の現状を把握して、副園長、主任、リーダーと評価、分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、業務の効率化を図り、経営の改善や業務の実効性を考慮して改善に取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「横浜市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例」の基準人員以上を配置しています。また、人材育成方針があり、保育目標を実行するには人材育成が不可欠であり、日々の保育から実践し、育成に努め、自らも学びを得ることのほか、OJTや自己評価シートを活用した資質向上等について明文化しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士と調理員、職種別のキャリアパスが策定されています。「港南ひまわり保育園が求める5つの力」①健康:身体と心の健康な人、②子どもが好き;一人ひとりに寄り添う人、子どもと遊べる人、③協調性:チームワークを大切にできる人、相手の気持ちがわかる人、④優しさ:優しい心、気配りのある人、⑤意欲的:熱意のある人、やり抜く力のある人 とし、期待される職員像を明らかにしています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の職員の就労状況や意向の把握は主任が行っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の人材育成の目標「専門分野に関する知識や技能の向上に努める」に対し、キャリアパスを見ながら、年度始めに職員は一人ひとり目標を立て、「自己評価シート」を作成します。中間期に進捗の確認をして、リーダーが改善策やコメントを書きます。それをもとに、園長が面談をして、達成度の確認と目標達成のためのアドバイスをしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園ではキャリアパスで「期待する職員像」が明確になっています。キャリアパスに、保育士としての人材育成と研修に関する基本方針が明記され、段階別に「求められる役割・能力・基礎知識」を明記し、次に目指す方向性が分かる体制があります。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、個別の職員の知識や技術水準、専門資格の取得状況等を日々の保育業務や個人面談の中で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生の受け入れについて、実習のしおりに、受け入れの意義は「保育士自身が保育について改めて見直す成長の機会であり、次世代の保育士を育てることにある」と明文化されています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページに保育理念や保育方針、保育目標や決算情報を公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園事務、経理、取引等に関するルールは経理規程に記載されています。また、職務分掌については、園長は園の経営管理、事務管理の総括等、事務は出納責任者、保育材料物品の購入等であるとして職務分担表に明記しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業計画、全体的な計画において、保育所の社会的責任として地域との良好な関係の構築や、地域とのかかわり方について文書化されています。港南区のひまわりを育てる会に参加し、丸山台商店街の夏祭りの提灯づくりを行うなど地域交流活動の年間計画が立て、明文化されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティアの受け入れマニュアルに、ボランティアの受け入れの意義は、地域の保育園に対する理解が深まる、保育園を知っていただく良い機会となる、ボランティアの方に保育園と地域とをつなぐ架け橋になってもらう、としています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では地域の緊急連絡先や医療機関、よこはま港南地域療育センターや横浜市南部児童相談所等の専門機関の社会資源に関する連絡先の一覧をリスト化してファイルしています。関係機関については職員会議やミーティングで説明し、全職員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子育て支援連絡会、公私立合同園長会に参加し、地域の具体的なニーズ・生活課題について把握しています。園庭開放、ひな祭りの会・運動会ごっこ等で地域の保護者や子どもと交流しています。今年度はコロナ禍のため地域の子どもたちとの交流は実施していません。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・育児相談、園庭開放、交流保育、育児講座、一時保育等の地域での子育てを支援するサービスを積極的に提供しています。今年度は感染症拡大防止の観点から参加人数を3組に減らして育児講座を行いました。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念で子どもを尊重した保育の実施について明示し、園目標「健康で明るい子ども、優しくて豊かな感性がある子ども、感謝と思いやりのある子ども、物事に意欲的に取り組む子ども」を掲げています。それらはすべて子ども一人ひとりの育ちを尊重したものとなっています。保育理念、園目標、保育の姿勢及び内容が記載された印刷物を全職員に渡し、いつでも見ることができるようにしています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人権の配慮やプライバシー保護の規定があり、職員は定期的に確認しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育理念や保育目標、保育の姿勢や内容、保育の特徴等が記載された園のホームページ、パンフレットを作成し、パンフレットは港南区役所や子育て支援拠点「はっち」に置いています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会では、配付した「入園のしおり(兼重要事項説明所書)」を基に、保育の開始や保育内容等について説明しています。その後、保護者と入園同意書を交わしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転居等で保育所の変更を行う場合は、個人情報保護の観点から引継ぎ文書は作成していません。転園に当たっては、保護者と園生活の状況を確認しあって、保護者に伝えてもらっています。転園先から問い合わせがあった場合は、基本的には保護者の同意を得て伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育日誌の保育状況の記載の際に、子どもの主体的な活動や遊びのねらいと状況、子ども同士の関わり方や援助の仕方等について1日の保育の振り返りを行っています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情処理担当者は主任で解決責任者は園長となっています。保護者に配付している「入園のしおり(兼重要事項説明書)」に明記し、掲示板でも苦情解決体制について知らせています。第三者委員2名の氏名・連絡先は「入園のしおり(兼重要事項説明書)」に明記しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者からサービスについての要望や苦情を聞く機会として連絡帳や個人面談、送迎時の会話を活用しています。ホームページにも苦情・要望を申し入れるフォームがあります。職員は保護者に積極的に声をかけ、要望や意見を伝えやすい関係構築に努めています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は送迎時に家庭での様子を聞いたり、その日の子どもの様子を伝えて保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育中のいろいろな場面で想定される事故(ケガ、誤飲・窒息、SIDS、プール時の注意、給食異物混入等)について、防止のためのマニュアルを策定しています。事故発生時の対応をフローチャート化してまとめています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症ガイドライン、横浜市の通達や、港南区福祉保健センターの看護師や園医のアドバイスを受けながら、園内の感染症対策を行っています。業務マニュアルに、感染症について対応をまとめ、保育室内に嘔吐処理法の掲示をして、職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害マニュアルがあり、自衛消防隊の組織及び任務分担表により災害時の役割と対応が決められています。消防設備点検を定期的に行っています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・手順や配慮事項を一定の水準で保育が行えるよう、業務マニュアルとして作成しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・月間指導計画の見直しをする際にクラスで話し合いをして、業務手順の変更が必要な場合は職員会議で提案しています。職員の意見を聞いてリーダー会議で決定し、年度末にマニュアルの改訂を行っています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画作成は各クラス担任が行い、管理責任者は園長としています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画手順書があり、年間指導計画は3か月ごと、月間指導計画、週案は計画実施終了時にクラスでミーティングを行い、見直しを行って次の計画につなげています。職員会議でカリキュラムについて話し合い、担当以外の保育の計画についても検討し合っています。保護者には連絡帳や送迎時の会話で意向を確認し、保育に反映させています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達や生活状況の記録は、保育日誌、個人日誌、月間指導計画や経過記録として残し、保育の実施状況も確認することができます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人情報保護規程があり、子どもの記録の利用目的、利用目的外の利用の制限、取得に関する規則、個人データの適正管理、個人情報の開示、職員等の責務について定めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、保育所保育指針を踏まえながら、「よこはまの保育」に準拠して子どもの発達過程と家庭環境、保護者の支援や地域育児支援を含めて作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・温湿度計を備え、保育室内の室温はエアコンと床暖房で管理しています。換気は建物全体に24時間換気の機構を備えている上、感染症対策に窓を開け、サーキュレーターで常に空気の流れを作っています。また、乾燥しすぎないように、加湿器も備えています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの人権を尊重し、一人ひとりのそのときのあるがままの状態を受け止めています。子どもの表情やしぐさから、気持ちをくみとるよう努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・手洗い、排泄の自立、箸への移行等、基本的な生活習慣の獲得は、一人ひとりの発達に合わせて、個々のタイミングで無理の無いように取り組んでいます。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:b】 ・絵本を子どもの発達や関心に沿って入れ替えながら、自由に手にとれるようにしています。おもちゃは収納箱に写真を貼って、0~2歳児は子どもの要求に応えて出し、3~5歳児は自分で取り出して遊んでいます。自由に遊べるよう、デイリープログラムにゆとりを持たせています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児が長時間安心して過ごせるように、活動、食事、着替え、睡眠の場所を設定しています。畳のスペースがあり、ゆったり過ごすことができます。朝夕の送迎時は、なるべく担任が関われるようにシフトを工夫しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの自分でやりたい気持ち、意欲を大切にしながら見守り、励まして、「できた」という気持ちに共感し、もっとやりたいという意欲を育てています。自分でズボンを履いて満足そうにしている子どもに気付かれないように、職員ははみ出た背中側のシャツをさり気なく直しています。玩具の箱には子どもが分かりやすいように写真を貼って、収納場所や、位置等が把握できるようにしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児には、身の回りの始末は一緒に行いながら、わかりやすく伝えるようにしています。自分でおもちゃを取り出せるようにして、好きな遊びを見つけて遊べるようにしています。友だちと関わりを持てるように、少しずつ当番活動や、ルールのある遊びを取り入れたりしています。ひまわりの種まきをしたり、稲やゴーヤの成長を見て、植物に興味を持てるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園舎は4階建てで、玄関にエレベーターを設置し、車椅子使用可能なみんなのトイレがあり、バリアフリーになっています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児は受け入れ時に起床、朝食、授乳時間を把握し、1日の生活を見通して、連続性に配慮しています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の10項目を念頭に置き、就学を意識した5歳児後半のカリキュラム(アプローチカリキュラム)を作成して保育をしています。当番活動や行事の感想の発表、朗読等を通じて言葉の正しい使い方を覚え、食育活動や栽培、劇活動等で豊かな感性と表現力を育てます。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務マニュアルの中に健康管理に関する記載があります。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・定期的な健康診断・歯科健診の結果を「健康の記録」に記載しています。必要な情報は会議で職員に周知をしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園ではアレルギー疾患のある子どもに対して、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに詳細な園のマニュアルを作成しマニュアルに沿って対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育の計画を作成し年齢ごとに食と健康、食と人間関係、食と文化、命の育ちと食、料理と食、のテーマごとに年間目標として食育の取組を行っています。ゴーヤや稲等を栽培し、味噌づくりを行うなど食の体験を保育活動に取り入れています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況、特に歯の生え変わりの時期や体調によって、食事の量や食材の切り方を調整しています。日々栄養士は咀嚼の状況を確認しながら調理員、担任で話し合って食材の切り方や大きさ、硬さについて話し合っています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・0~2歳児クラスは個別の連絡帳で詳細に子どもの様子を記載し、保護者に伝えています。3~5歳児クラスについては、毎日クラスの活動をブログで写真や活動内容をわかりやすく伝えています。送迎時には、家庭での様子を尋ねたり、園でのその日の子どもの様子を伝えたりして情報を交換しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・連絡帳や掲示板の掲示で日々の保育中の情報を伝え、送迎時には必ず挨拶をしてその日のエピソードを伝えてコミュニケーションをとり、保護者との信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では虐待チェックシートを作成し、送迎時の保護者の様子や保育中も含めた子どもの顔色、言葉、態度等について目配りしています。着替えの際に、原因の分からないアザやケガ、やけど等がある場合には確認をして、状況に応じて写真を撮っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間・月間の各指導計画と日誌には、自己評価を記載する欄があり、定期的に自己評価を行っています。クラスごとに月間指導計画の評価と反省を行い、次月のねらいとあわせてカリキュラム会議で報告をして、全体で共有しています。 |