港南台保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 港南台保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 118(125) 名 |
所在地 | 〒234-0054 横浜市港南区港南台3-7-5 |
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TEL | 045-833-0763 | ホームページ | https://meishinkai.jp/kounandai/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2017年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 明真会 | ||
職員数 |
常勤職員:25 名
非常勤職員:20 名
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専門職員 |
保育士:34 名
看護師 :1 名
栄養士(内管理栄養士):2(2) 名
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施設・設備の概要 |
乳児室 0~2歳児室:4
幼児室 3~5歳児室:3
事務室:1
職員休憩室(更衣室):1
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:4
鉄筋コンクリート造り2階建て 延べ床面積 :705.50㎡
園庭:876.00㎡
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【保育理念】 これからの社会を担う子どもの健やかな育ちを求め、一人ひとりの子どもの心と伸びようとする力を大切にした保育を目指します 【基本方針】 ①一人ひとりが健康で明るく毎日を過ごせるよう心を大切にする保育を進めていくとともに、子ども同士の関りを大切にいろいろな景観を通してお互いが成長しあう場となるように努めます ②園での生活が長時間に及んでも、子どもにとって家庭生活が何より大切であり基盤となります。家庭と園が十分な連携を取りながら、子どもにとってのより良い保育を進めていくよう心がけま す ③子どもの健やかな育ちを求め、職員一人ひとりが資質の向上を目指し、より質の高い保育を行うと共に、人権を尊重し、プライバシーを保護することに努めます ④保護者が安心して子育てと仕事が両立できるよう連携を強めます。また、地域へ積極的に子育て情報(育児講座・保育交流・一時保育など)を発信し、地域の子育て支援の拠点となるよう努めます |
【立地および施設の概要】 港南台保育園は、JR根岸線港南台駅から徒歩約3分の場所にあります。駅を中心に1970年代に開発された団地群が広がり、各方面へのアクセスの良いベッドタウンとなっています。駅周辺には商業施設、金融機関等が集中し、大規模病院も間近にあります。この立地を生かして郵便局や商業施設との交流があります。園周辺には多くの公園があり、園児が自然と触れ合いながら遊べる散歩先となっています。 現在の園舎は2階建てで、876㎡の広い園庭がありますが、築46年となる園舎・設備の老朽化解消のため改築を計画し、令和7年4月の新園舎オープンに向けて工事が始まっています。 【園の特徴】 平成29年4月に横浜市から社会福祉法人明真会に運営が移管されました。半世紀近くにわたり地域に親しまれてきた園であり、多世代の卒園児との関わりが続いています。公立園時代の良さを引き継ぎつつ、職員で意見を出し合いながらテーマに応じたプロジェクトチームを組み、業務マニュアルも策定し直し、新たな保育を模索しています。外部講師によるリトミック、体操教室、英語の時間等、多様な学びや経験ができる機会を取り入れ、情緒豊かな子を育てることを目指しています。 0歳児から5歳児まで全125名(定員118名)が、家庭的な環境の中で活発に遊び、一人ひとりのペースでゆったりと生活しています。 |
評価実施期間 | 2023/04/28(契約日) ~2024/03/25(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2018年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長 1.子ども主体の指導計画の作成と共有 職員で指導計画を検討する際に、「遊びのワーク」(保育ウェブ※の手法)を取り入れ、子どもが自分でやりたいことに寄り添い、子どもの願いをかなえる保育を実践しています。職員主導でなく、子どもの姿、子どもの思いからスタートした指導計画としています。4歳児では年度始めに「がんばりたいこと」を聞き取り、5歳児では子どもたちがお気に入りの絵本の中からお楽しみ会で発表する劇遊びのテーマを話し合って決めました。 指導計画は必ず職員で話し合い、共通理解を得ながら作成し、年度末には子どもの育ちの振り返りをしています。毎月のカリキュラム会議では、事前に全クラス分の月間指導計画を印刷したものを配付し、各職員が「いいねポイント」を探しておくことで、良いところが多く見つかり、当日の議論が活発化して、新たな提案にもつながっています。 ※)保育ウェブ:話し合いの過程を蜘蛛の巣状の図式に残し、「見える化」したもの 2.保護者の声に耳を傾け園の保育を丁寧に伝える姿勢 懇談会で園長が全クラスを回って理念・基本方針を伝え、担任からクラスの目標を伝えています。乳児の緩やかな担当制、幼児クラスの複数担任制、子どものペースに合わせた小グループでの活動や生活等、園が大切にしている思いや保育の考え方を説明しています。着替えや食事、排せつ等の援助が園と家庭とで同じようにできるよう、援助の方法をクラスだよりや懇談会で詳しく伝えています。普段の子どもの様子がわかるように、写真や動画にコメントを付けたものを、保育園業務支援システム(保護者用連絡アプリ)で配信しています。また、アンケート等から把握した保護者同士の交流を望む声に応えて、懇談会や行事の中でグループトークやフリータイムを設けるなど、様々な保護者の要望に迅速に対応しています。 3.職員の定着と主体的な働き方につながる働きやすい職場環境づくり ライフステージや職員の状況・希望に応じて、常勤から非常勤、または非常勤から常勤への転換を認めるなど、柔軟な働き方ができるように配慮しています。保育園業務支援システムを導入し、タブレット端末やパソコンの台数を増やして園舎内の通信環境を整え、職員の負担軽減と業務の効率化を図っています。職員が交替で保育を離れて事務作業をする時間を保障し、残業時間を減らしています。 園では運営計画で重点目標を明確にし、プロジェクトを編成して、職員主導で改善に取り組んでいますが、若手の職員も遠慮なく発言ができるように、昨年度はプロジェクトのメンバーを年代別にしました。また、「おしゃべり会」として勤務時間内に、子育て世代の職員、入職3年目までの若手職員がそれぞれ集まり、何でも自由に話し合える時間を設けています。コロナ禍で不足していた職員のコミュニケーションの機会が増えるとともに、園長が会の様子の報告を受け、職員の悩みや要望に応えて改善に取り組んでいます。 ◇今後期待される点 1.園の個人情報取り扱い方法についての周知の徹底 保護者には園の個人情報保護方針を、おたよりやホームページに掲載し、保育園業務支援システムの「資料室」でも見られることを、入園説明会で説明していますが、重要事項説明書には記載がありません。重要事項説明書にも個人情報の取り扱いについて明記することが望まれます。 2. 配慮が必要な保護者への説明についてのルールの文書化 特に配慮が必要な保護者への説明について、個別の事案ごとに園内での共通認識をもって対応されてきていますが、これまでの実践により蓄積されたルールを文書化して共有することが期待されます。 3.園舎改築により期待される様々な取組 現在の園舎の構造はエレベーターが無く、また、相談室や一時保育のための保育室がありません。新園舎はバリアフリー構造となる予定で、事務室の位置の変更、相談室や地域の子育て支援のための部屋の設置等も検討されています。現在は難しい身体障がい児等の受け入れのほか、保護者が相談しやすい環境の整備、一時保育事業の開始や地域の親子との交流活動の活発化等、取組の新たな展開が期待されます。 |
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民間移管による開園から7年が経った今回の受審は、これまでの取り組みを立ち止まって振り返る機会となりました。自己評価の過程で成果があったと感じられた点、まだまだこれからと気づいた点、いろいろありましたが、特に職員皆で意見を出し合って力を入れてきたことに客観的な評価をいただけたことは、大変嬉しく励みになるものでした。これからも子ども一人ひとりを大切に、主体性を尊重する保育を追求しようという思いを深めることができました。 一方、課題として見えたことも様々にありました。ルールの明文化や周知については今後一層取り組みが必要と感じています。他施設の事例等も参考にしながら、しっかりと改善に取り組んでいきます。 また、地域社会の中で園が担う役割についても、改めて深く考えさせられました。開園以来7年間、保育を安定させ充実させることに注力してきましたが、今後は地域の中でできることを積極的に探し、地域に愛される園をさらに目指していきたいと思います。 評価のための保護者アンケートはとても高い回収率だったと伺いました。園の運営を見守り、ご意見をくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。今回の結果をしっかり受け止め、よりよい園づくりに誠心誠意努めてまいります。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営法人共通の保育理念があり、また、「情緒豊かな子」を育てることを保育目標の1つに掲げ、特に大切にしています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は横浜市社会福祉協議会の会議に出席し、横浜市の福祉事業の動向について資料や情報提供を得ています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年度末に、園の運営に関する保護者アンケートおよび職員の自己評価を実施しています。課題を抽出し、運営法人内の園長会議で共有・分析し、改善策等を検討して次年度の事業計画に反映させています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・運営法人の中・長期事業計画(2019年度~2023年度中期事業計画、2014年度~2023年度長期計画)が策定され、当園についても記載されています。資金収支予算書が添付され、収入・支出の計算根拠も明記されています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・港南台保育園の令和5年度事業計画が策定されています。運営法人の中・長期計画を踏まえ、職員の研修や園庭の植木の選定、パソコンの購入等、園の環境整備、園舎の改築を含む、具体的な事業予定が記載されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・令和5年度事業計画及び2023年度運営計画が策定されています。運営計画には、職員による前年度の園の自己評価の内容が重点目標として組み込まれており、この自己評価結果を通じて職員の意見が反映されていると言えます。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画については、年度始めの保護者懇談会で、園長が各クラスを回り、保育理念・保育方針・保育目標と共に、保護者に説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年度末に保護者アンケートおよび職員による園運営について「港南台保育園の自己評価アンケート」を実施しています。自己評価票には、自由記載欄もあり例年多くの記載が見られます。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年度「港南台保育園 自己評価」の結果を文書化しています。園児の活動の様子がわかる写真も多数掲載し、重点目標に沿った振り返り結果を簡潔にわかりやすくまとめています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎年度末の職員全体会議で、園長から職員に新年度の運営方針および運営計画について説明しています。また、日頃の会議や日常業務の中で、園長は最終責任を負う立場であることを説明しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は毎年、横浜市から配付される「施設・事業を運営する際の留意事項について」をもとに、遵守すべき法令を確認しています。内部監査においてもコンプライアンスについての自己点検を行ない遵守すべき法令についての理解を深めています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、毎日の保育の様子や保育日誌、指導計画、保育ドキュメンテーションの確認、ミーティングや会議での情報共有から、保育の現状を把握し、評価・分析を行なっています。保育園業務支援システムの導入により、乳児の個別の連絡帳も園長が常に確認することができるようになり、保育状況の把握や職員の指導に生かしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は毎年、職員による園の運営に関する自己評価、保護者アンケート、決算状況、有給休暇取得率、福利厚生費率等から、経営状況の分析を運営法人役員とともに行なっています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・運営法人としての人事計画を立て、採用や異動の調整を行なっています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育士の心得」「明真会倫理規定」に、法人としての期待される職員像を明示しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の有給休暇の取得状況や時間外労働の状況は毎月、園長、主任、事務員が確認・把握しています。夜間の会議を無くし、日中の会議も一部オンラインを活用するなど、負担軽減と効率化を図っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・常勤職員は年2回、非常勤職員は年1回、経験・役職別の所定の項目に沿って自己評価を実施しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間研修計画が策定され、年間目標、研修の目的・内容、主催者、受講者、研修期日が明記されています。全職員を対象とする園内研修計画も策定されています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長・主任は毎年の人事考課で、職員一人ひとりの知識・技術水準、専門資格の取得状況を把握しています。園長・主任は職員研修責任者として全職員の履修状況を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育士、看護師育成のための実習生を受け入れ、実習前にオリエンテーションを開き、実習生の希望を確認し、実習生の専門職種の特性に合わせたクラスを決め、実習プログラムを作成しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページでは、保育理念、保育目標、保育方針、事業計画、事業報告、自己評価結果、主な活動の様子を掲載しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経理規定、運営規程に則り、権限と責任に従って、園における事務、経理、取引等を施行しています。職務分掌と権限・責任が運営規程に明記してあります。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園の保育方針で「地域へ積極的に子育て情報(育児講座、保育交流、一時保育等)を発信し、地域の子育て支援の拠点となるよう努めます」と示し、園の重要事項説明書で、地域活動事業について、明記して、園舎入口横の掲示板に、子育てに関するイベントや講演会の情報を掲示しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生・ボランティア受け入れマニュアルがあり、重要事項説明書で、中高生の職業体験、大学生のボランティアの受入れの基本姿勢について明記しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・港南区役所の関係部署、横浜市南部児童相談所、よこはま港南地域療育センター、近隣病院一覧、港南消防署、港南警察署、近隣の小中学校や保育園、子育て支援施設など、地域の関連機関の連絡先一覧を事務所に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、「港南台子育て連絡会」に参加し、地域の子ども・保護者の状況やニーズの把握に努めています。幼保小連携会議には、5歳児クラスの担任が参加して、地域の福祉ニーズを把握しています。港南区園長会での情報から、新園舎完成の令和7年度に向けて、一時保育事業を計画しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・近隣の商業施設で開催する「七夕会」に5歳児が参加し、職員を運営委員として派遣しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念・保育方針に子どもの人権を尊重する姿勢を明示し、保育室に掲示するとともに、職員は、保育士の心得・倫理規定に基づいて、子どもを尊重した保育を行なっています。保育理念・保育目標・保育方針は、毎年、年度末の職員全体会議で再確認しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・散歩後や午睡前に、上半身と下半身を同時に着替えないようにしたり、パーテーションやカーテンを利用してプライバシーが守れるようにしています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の理念や基本方針、保育内容は、園のホームページ、「えんさがしサポート★よこはま保育」、子ども・子育て支援情報公表システム「ここdeサーチ」で閲覧できます。近隣の商業施設での「七夕会」や港南区役所で、園のパンフレットが入手できます。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園説明会で重要事項説明書に沿って、保育園での生活、持ち物についてプロジェクターを用いて詳しく説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更に当たっては、個人情報保護の観点から保護者の要望がある場合のみ、口頭あるいは「保育所児童保育要録」(幼稚園転園時のみ)で引継ぎを行なっています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、子どもの言葉や表情、態度から子どものニーズを把握し、子どもが、安心し満足できる保育を実践しています。保護者とは登降園の際に、日中の子どもの様子を写真で掲示するなど伝え合い、個人面談や保護者懇談会で保護者の意見・要望を把握しています。把握した内容は、面談記録に残すと共に、カリキュラム会議やミーティングで情報共有しています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情受付担当者を主任、苦情解決責任者を園長とし、第三者委員2名を配置し、入園説明会で園長が重要事項説明書の中で保護者に説明しています。第三者委員の名前と連絡先、横浜市福祉調整委員会事務局の連絡先は、各保育室内に掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者が相談したり意見を述べる相手を選べるよう、園内の苦情相談窓口、第三者委員、かながわ福祉サービス運営適正化委員会について重要事項説明書に記載しています。第三者委員の名前と連絡先と、横浜市福祉調整委員会事務局の連絡先は、各保育室内に掲示しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、送迎時に保護者との会話を大切にし、子どもの様子や出来事を伝えるだけでなく、保護者の様子にも気を配り、丁寧に話を聞き、相談しやすい環境作りに努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する最終責任者は園長です。リスクマネジメント担当として、「ヒヤリハット係」を編成し、リスクマネジメント会議の運営とヒヤリハット・事故事例の管理を行なっています。ほかに、「園庭マップ作成運用係」「散歩プロジェクト」を編成し、園庭や散歩中の注意箇所を職員に周知する役割を与えて、安全管理に努めています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長です。「感染症および食中毒の予防・まん延防止マニュアル」で感染症の予防と発生時の対応等責任と役割を明確にしています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間避難訓練計画を策定し、様々な災害を措定した防災訓練を行なっています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・港南台保育園職員マニュアルが整備され、保育士の心得、育児行為マニュアル(乳児対象)、幼児マニュアル等があり、対応する職員によって違う援助をすることで子どもが混乱しないよう保育の方法を細かく文章化しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・民間移管後、プロジェクトを組んで当初に引き継いだマニュアルの改訂に取り組みました。その後も意見を出し合って育児行為マニュアル(乳児)を整備しました。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に基づき、クラスごとの年間指導計画、月間指導計画、0~2歳児および3~5歳の障がい児の個別指導計画を策定しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月、カリキュラム会議を開催し、園長、主任、看護師、各クラス担任により振り返りを行ない、月間指導計画の見直しをしています。保護者の意向は、連絡帳(乳児)、日々の送迎時の会話、個人面談等の中で把握し、毎日のクラスミーティングで共有し、指導計画の見直しにつなげています。年間指導計画については、年度途中に、乳・幼児会議、年度末にカリキュラム会議の中で振り返り、見直しをしています。各指導計画には、自己評価欄があります。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童票(生育歴、生活状況)、新入園聞き取り票、健康台帳があり、クラスごとの児童票ファイルに綴っています。経過記録は前期、後期に分けて記録しています。経過記録のファイルには、面談記録も綴っています。日々の様子は、連絡帳(乳児)、保育日誌、月間指導計画の「現在の子どもの様子」に記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・個人情報管理規程、個人情報保護方針、個人情報管理マニュアル、個人情報漏洩時の対応マニュアルが整備されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画には保育理念、保育目標、保育方針を明記し、一人ひとりの子どもを大切にすることを掲げた理念等に沿って作成しています。民間移管後、保育所保育指針をもとに職員によるプロジェクトチームで原案を作成しました。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室にはエアコン、空気清浄機、加湿器(冬季)、サーキュレーターを設置し、温湿度管理をしています。換気のため窓の一部は常に開けています。保育室は、園庭に面した窓から陽光が十分に差し込む造りとなっています。音楽を大音量でかけることはなく、職員の声の大きさにも配慮しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「一人ひとり」を最重要なキーワードとしています。集団で一斉に生活をするのではなく、なるべく家庭的に過ごせるよう、それぞれの子どもの生活のリズムや活動のペースに配慮しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの「自分でやろう」という気持ちを尊重しながら、基本的生活習慣の習得をめざしています。園独自の「育児行為マニュアル」(乳児)、「幼児マニュアル」を作成し、実践しています。職員は、援助しすぎて子どものることを奪わないこと、子どもが自分でできた喜びや達成感を感じられることを心がけています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・2023年度の重点目標に「子どもが主体的に遊ぶ保育環境づくり」を挙げています。「遊びのワーク」(保育ウェブの手法)を取り入れ、子どもが自分でやりたいことに寄り添っていく姿勢を大切にしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児のクラス目標に、一人ひとりの生活リズムを大切にすること、思いを十分に受け止めてもらいながら安心して好きな遊びを楽しめるようにすることを明示しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児のクラス目標では、「自分でしようとする気持ち」を大切に育てることを明記しています。緩やかな担当制で、2~3人の小グループで食事をし、同じ職員が一緒に排せつ、着替え等の支援も行なっています。午睡時間の長さや目覚める時間、トイレでの排せつも一人ひとりのペースに合わせています。子どもが自分でスプーンで掬いやすい縁のあるお皿を使い、自分で食べようとする意欲を育てています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育では、遊びの種類・玩具でコーナーを分け、子どもの興味・関心を捉えて、子どもがやってみたいことを自分で選んで遊べるようにしています。職員は、子どもが集中できる時間帯に集団での活動や遊びと取り入れ、友だちと関わりを持って活動したり遊ぶことで、友だち関係が広がるようにしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・重要事項説明書に「障害児保育について」として、障がい児保育を実施していること、「共に育ち合うことの大切さ」が実感できる保育を心がけていることを明記しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育園での生活が長時間にわたることを前提に、健康の維持、情緒の安定を狙いとした指導計画を立てています。「長時間にわたる保育」の項目が設けられ、子どもの安心感や活動と休息のバランス、ゆったり過ごせる家庭的な雰囲気に配慮することを明記し、好きな玩具での遊びにじっくり取り組めるようにしたり、職員や友だちとの関わりを大切にしてます。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画、5歳児の年間指導計画、月間指導計画、アプローチカリキュラムに、小学校との連携や「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」、就学に向けたねらいを明示しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者から既往症や予防接種状況などの情報提供を受け、健康台帳に記入しています。入園後は、予防接種の進捗状況を、年2回書面で提出を依頼しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断と歯科健診の結果は、健康台帳に記録し、看護師と担任・園長・主任で情報共有しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーがある子どもについては、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとにした園独自の「食物アレルギー対応マニュアル」に沿って、医師からの「アレルギー疾患生活管理指導表」に従い、除去食を提供しています。職員は、毎日のミーティングで翌日の給食メニューにアレルギー食材の有無を相互確認しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に従って、食に関する豊かな経験ができるよう食育計画(0-1歳児)・(2-5歳児)年間指導計画、月間指導計画を作っています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・調理業務委託先の管理栄養士が栄養バランスの整った献立を立て、園内で調理して提供しています。連絡帳の、家庭での食事内容の記載をもとに、栄養士と相談・検討後、献立に毎週「麺」のメニューが入っていたのを、隔週へ変更するなど工夫しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・毎月発行の園だより、年数回発行のクラスだよりのほか、0~2歳児は、保育園業務支援システムの連絡帳で、幼児クラスはコメント付きの写真でその日の子どもの様子を伝えています。保護者とは送迎時に口頭でも子どもの様子を伝え合い、情報共有しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・今年度は、送迎時の保護者との信頼関係構築の目標として、職員は「子どものエピソードを少なくとも一つは伝えること」として、毎日か少なくとも隔日に実行できるよう取り組んでいます。職員一人ひとりが子どもを見る目を養い、観察し、職員同士の情報交換を行ない、子どものエピソードを共有し、どの職員でも保護者に伝えられるよう努力しています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は、登園時の健康観察や身体測定の結果で、子どもと保護者の心身の状態を把握しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画および月間指導計画には自己評価欄があり、振り返り内容が記載されています。食育計画、幼児の保育日誌にも自己評価欄があり、乳児の保育日誌には「子どもの様子」の記載欄があります。 |