社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

かながわ福祉サービス第三者評価推進機構 評価結果検索サイト

特別養護老人ホーム よもぎの里 愛の丘

2020年05月18日公開
基本情報 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 株式会社 R-CORPORATION

② 施設・事業所情報
名称 特別養護老人ホーム よもぎの里 愛の丘 評価対象サービス 高齢者福祉サービス版
対象分野 特別養護老人ホーム 定員 100 名
所在地 252-0336
相模原市南区当麻490番地1 
TEL 042-778-7211 ホームページ https://www.kirakukai.or.jp/
【施設・事業所の概要】
開設年月日 2010年05月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 社会福祉法人 喜楽会
職員数
常勤職員:36 名
非常勤職員:81 名
専門職員
介護福祉士:40 名
介護支援専門員:3 名
社会福祉士:3 名
看護師(准看護師):3名(1) 名
あん摩マッサージ師:1 名
管理栄養士:1 名
施設・設備の概要
居室:保育室
居室:2階 個室(4ユニット)
居室:3階 個室(3ユニット)
居室:4階 個室(3ユニット)

③ 理念・基本方針
<理念>
1.誠 実
わたしたちは、どんなときもまじめに、まごころをこめ、あたたかい親身の心を忘れずに入所者(利用者)と接します。
2.誠 心
わたしたちは、いつわりのない、まことの清い心を持ち、常にまごころあふれる心づかいを大切にします。
3.誠 意
わたしたちは、曲がったところのない真っ直ぐな心で物事を考え、何事にも正直な気持ちで取り組みます。

<基本方針>
●当法人が実施する事業の適切な運営を確保し、入所者(利用者)の意思を尊重しながら、常に入所者(利用者)の立場に立って適切なサービスを提供する。

④ 施設・事業所の特徴的な取組
●特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘(以下、施設という)は、社会福祉法人喜楽会(以下、法人という)の経営です。法人は、昭和55年に相模原で民間最初の社会福祉法人であり、地域に根差した歴史ある法人です。平成27年には「かながわ障害者雇用優良企業」として認証されています。施設は、JR相模線原当間駅から徒歩15分程度、周辺は豊かな自然に囲まれ、青葉薫る清らかな空気に包まれた地に位置しています。森林と共存し、その恩恵を受けて利用者は心と体を癒し、森林の香りが心地よさを誘(いざな)います。欧米では自然療法が生活に取り入れられ、心身と自然の調和により健康増進が図られる等、施設も自然の空気浄化フィルターに包まれ、かけがえのない環境の下、静かな時間が流れ、利用者の方々へ日々の生活をやさしく提供しています。

●よもぎの里愛の丘は、人それぞれの生き方を受容し、無理をせず日常生活を自然体で過ごしていくこと
の素晴らしさを介護を通して提供することや、年齢の違い、身体の特質の違い等、さまざまな方と職員一
人ひとりが利用者と家族のように心を通わせ、利用者一人ひとりが安心して楽しく生活できるよう、努力
している特別養護老人ホームです。そこには、理事長の想いが根幹に流れ、人それぞれ、さまざまな人の
の為に、が具現化されています。さらに、周辺の環境が功を奏した取り組みにつながっています。

●特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘の特徴的な取り組みの1つとして、視覚障害者・聴覚障害者用専用ユニットを設置し、神奈川県、全国でも当施設の取り組みは特化しています。また、職員が働きやすいよう、安心して従事できるよう事業所内保育所を設けています。聴覚ユニット・視覚ユニットは2階に各10床を設け、聴覚・視覚・認知症の利用者を分割して支援しています。視覚障害の方には「音」を中心とした生活支援を、聴覚障害の方は「目」で見ることを中心とした生活を支援し、ユニットごと、利用者同士、理解し合える点で利用者、家族からも好評を得、遠方からも特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘へ入居の相談があります。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2019/08/21(契約日) ~2020/04/27(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 初 回(年度)

⑥総評
特に評価の高い点 1.【視聴覚専門ユニットの設置】
●特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘は、一般棟での介護内容の取り組み・工夫もさることながら、施設の特記すべき取り組みとして、視覚障害者・聴覚障害者専門ユニットの設置が挙げられます。このユニットの設置は介護業界に貴重な取り組みであり、特別養護老人ホームへの布石でもあります。同じ障害を持つ入居者同士が励まし合いながら安心して生活ができ、介護を受け、職員と家族のように過ごす姿勢こそがこの施設の大きな特徴です。聴覚障害者用専用ユニットは聴覚に不自由があるのでパトライト(緑色のライトが点滅)を設置しています。視覚障害者専用ユニットでは声によるコミュニケーションを中心に支援が行われています。同じ障害を持つ利用者同士が互いを理解し合い、協力し合うことが出来、安心・安全を保障し、生活も楽しく過ごせています。視・聴覚障害者専用ユニットは同じフロアに区域を分けて設定し、介護者についても障害の理解の深い人材を配置しています。

2.【事業所内保育所の設置】
●特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘では、働く職員の福利厚生事業として平成22年度より事業所内保育所を設置しています。事業所内保育所は認可外保育園であり、定員10名(0歳児1名、1歳児3名、2歳児3名、3歳児3名、4歳以上児1名)とし、施設で働く職員の子どもを預かっています。保育所内は、大きい保育室1室、調乳室1室、トイレ・シャワー室各1室を設け、保育計画を策定し、それぞれの年齢に合った保育内容、遊び、異年齢での交流保育を行い、保育所と子ども・親も共に安心を感じながら子どもの成長を育み、運営しています。職員が安心して施設で働ける体制の源となっています。

3.【特養としての設備の充実】
●特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘は、特別養護老人ホームとしての設備が大変充実しています。基本的に利用者10人を1ユニット制とするユニット型特養であり、少人数のユニットで職員の目が行き届いた介護を展開しています。一般浴10室、機械浴1室、居室(個室100室(トイレ有無含む))の他、家族室(2室)、医務室、面会室、図書室、サンルーム、セレモニー室、交流ホール、森林浴ができるバルコニー等、類を見ない設備を誇り、充実を図っています。交流ホールでは近隣の地域の方々が集い合う場として提供し、年行事、音楽会等を開催して地域の方を招き、交流を深めています。また、施設で亡くなられた場合にはセレモニー室でお見送りも出来るように設備が成されている等、利用者、家族の立場に立って考えられた施設です。
改善を求められる点 1.【人材の定着、職員の質の向上について】
●昨今、福祉人材の不足が言われており、調査ヒアリングの中でも人材の定着について時折、話に挙がりました。さらに、人材の質については常に向上していく意識が大切であり、施設では今年度、法人の研修センター主催による「介護職員初任者研修事業」(通信)を継続して開講し、法人系列施設の職員、他施設の介護職、一般の方等へ受講を促し、実習施設として社会福祉に貢献できるよう、職員は元より福祉全体の質の向上に努めています。職員の受講修了者に対しては、奨励金及び報酬金を支給し、介護者の定着、モチベーションの向上と共に職員一人ひとりのレベルアップを計るよう力を入れています。研修計画からさらなる未修者を取り込み、施設の戦力の補強に期待がされます。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
施設名:特別養護老人ホーム よもぎの里愛の丘          
施設長:吉川 友子


<評価に取り組んだ感想>
  

 第三者評価を受審したことで、「特別養護老人ホームよもぎの里愛の丘」を客観視でき、施設の持つ特徴を改めて認識することができました。
 当施設では、視覚障害者、聴覚障害者専用のユニットやセレモニー室を完備しており、施設内で働く職員にとっては当たり前の光景となっていますが、第三者評価を受審し客観的なご意見をいただいたことで、これらの設備がご入居者やご家族にとって、有益なものであり、施設の魅力や長所と言えるものであると再度認識いたしました。
 同様に、当施設が抱えている課題についても明確になったため、調査員の方からいただいた助言を参考にして、改善に向けて取り組んで行きたいと考えております。
今後は、第三者評価の結果を踏まえて、より良い施設づくりに努めていきます。 


<評価後取り組んだ事として>

1.福祉人材の確保・育成に関する取り組みとして、法人研修センターの機能を拡充し、職員の研修体制の見直しを実施すると共に、研修の実施会場を1か所増やしました。

2.今年中に介護福祉士実務者研修を開校したいと考えており、現在準備を進めております。

3.法人としてサービスの質の向上を図るため、法人が運営している施設については、順次第三者評価を受審したいと考えております。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

●社会福祉法人喜楽会(以下、法人という)の理念は誠実(HONESTY)、誠心(SINECRITY)、誠意(FAITHFUL)であり、法人のCIマークを「わさびの花」とし、わさびの花のように心優しく、かつ情熱を持ち、福祉の仕事に従事するという誓いを込めています。職員心得にもCIマークの由来を掲載し、入職者には全員配付し、理念の理解を促しています。また、資料作成時、パンフレット、ユニフォームにもCIマークを示し、理念の定着及び広く周知しています。

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:b】

●理事長は、これまで培った独自の情報ネットワークを有し、相模原市経営者協議会、神奈川県社会福祉協議会等のネットワークを活用して福祉社会事業の動向や、地域の福祉情報・ニーズを把握し、分析して運営に生かしています。コスト分析に関しては、法人本部とよもぎの里愛の丘(以下、施設という)、法人系列他施設との調整を図り、総務課で担当し、法人全体の多様のサービスを調整しながら事業を進めています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:b】

●経営に関して、社会福祉法人であるので透明性を確保しています。経営課題については、事業計画の策定に伴い年度末の事業報告を管理者会議で検討を図り、経営課題を抽出し、理事長の承認の下、具体的な計画、計画の進捗状況、達成度の反省等を次期計画につなげていく体制を整備しています。管理職会議では各部署の課長以上が参画して検討し、結果を各部署で話し合い、次回の会議までに検討結果を発表する体制を取っています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

●事業計画における法人重点目標を、中・長期的ビジョンとして策定し、中・長期ビジョンを踏まえて法人系列各事業所で単年度計画を策定しています。中・長期計画の策定に関しては、今後、各事業所においてサンプルを基に、中・長期計画の策定研修を試みる計画や、外国人労働者、特定技能者の扱いについても検討していく所存でいます。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:a】

●単年度の計画は各部門でしっかりした計画が策定され、期末、期初には事業報告、事業計画を提出する体制が定着しています。事業計画は、リーダー会議で来年度の原案を期限までにまとめて作成し、管理職会議に提出し、検討の上、理事会にて承認を得、実行する体制が構築されています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:b】

●事業計画の策定に関しては、複数の職員が関って多方面から話し合い、適正な策定に向けて意見交換を交わしています。事業計画は定められた期日・手順で評価、見直しを行い、目標達成に向けて組織的に努力し、職員は理解して取り組んでいます。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:b】

●決定された事業計画は、計画の骨子を広報誌に掲載し、入居前の家族に対して広報誌を配付して報告し、入居者の家族については行事の際に知らせています。利用者へは資料の配付及び玄関にファイリングをして閲覧できるよう周知を図っています。また、機関誌「あじさい」にも掲載して周知しています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:b】

●サービスの質の向上に向けて、処遇改善会議(第1回目)を開催し、サービス内容について組織全体で検討を図り、職員一人ひとりの気づき、互いの知識・技術の共有、利用者、家族の声を吸い上げながら質の向上に向けて継続して取り組んでいます。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:b】

●処遇改善会議を通して問題の共有化を図り、課題を抽出して文書化し、改善計画を策定しています。また、委員会を設けて具体的に改善策を実施しています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:a】

●職務規程があり、施設内において職務や仕事を分担し、その職務の責任所在を明らかにしています。毎年、施設長として方針と目標を表明し、ベクトルを定めています。施設長不在時の権限委任については、消防隊の組織に準じて明確にしています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●遵守すべき法令等については、服務規定の中に倫理を明示し、人としての倫理感を先ず、大切にするよう示しています。順法に関しては法を遵守することを大前提とし、福祉関係法令のみならず社会的な法令、規範を守り、仕事に従事することをスローガンとして進めています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:a】

●サービスの質の向上についての評価、分析については処遇改善会議を中心に取り組んでいます。施設長は、倫理感を重視し、介護の質についても人との対応、言葉遣い等の接遇、施設内の整美について指導を行い、意欲を持ってサービスの質の向上に取り組んでいます。外国人の職員に対しても日本の文化・習慣を教え、日本の福祉現場で実践力となるよう尽力しています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

●経営の改善について推進を図り、職員の意向、勤務形態を確認・把握し、働きやすい職場環境作りに努めています。施設では、事業所内保育所を併設し、子どもを安心して預けられ、職員が不安なく働けるよう福利厚生として環境を整備し、業務効率化や生産性向上につなげています。施設の隣には夢の丘小学校があり、子どもたちの散歩で交流もあり、子どもたち10名(定員)の元気な姿を調査日に確認することができました。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:b】

●福祉人材の確保については新規の採用が難しい現状を鑑み、施設では有戦力の定着を目指した取り組みに力を入れています。独自にキャリアシートを作成し、キャリアに応じた適材適所の活用、キャリアの昇進・昇級の反映等を行っています。また、施設として「期待する職員像」を周知し、研修計画も全職員に示して参加を促し、職員一人ひとりの育成を目指しています。しかし、取り組みが必ずしも定着につながっているとも言い難く、今後さらなる課題とし、評価の見える化についても未到の中、取り組んでいきます。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

●人事規準を明確に定め、職員と上長とで面談を実施し、個人目標を定め、目標の進捗を共有して職員と話し合い、評価を実施して改善が図れるようキャリアアップにつなげています。上長は施設長と面談を行い、評価を受けています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:a】

●職員の就業状況、意向等の把握についてはデータ化を図り、確認できる体制を整備し、バランス良いシフトを実現しています。有給休暇の取得、残業時間の状況を毎月把握し、職員の心身の健康に配慮し、定期的に面談を実施して現状把握に努めています。福利厚生では、産業医によるメンタル面の相談の機会や、施設内保育所を設置し、残業は申請制とし、時間外労働を止めプライベートを大切にするよう推進しています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●職員の育成については、採用時から試用期間3ヶ月の間は個別面談を設定して意向等を確認し、「期待する職員像」を示し、個人目標・方針を共有し、中間、期末に目標の進捗状況を確認し、次期につなげ、資質向上に努めています。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

●教育・研修計画に基づいて研修を実施し、研修内容やカリキュラムの評価を見直しも行っていますが、さらに取り組みについて還元・業務への反映ができるよう一考を要します。研修形態(講義型か参加型が良いのか)の再検討、他施設との交換研修、伝達研修の発表形式、評価形式等、検討・工夫の余地があり、業務に相乗する取り組みの工夫を期待いたします。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:b】

●職員の研修機会、専門的資格の取得状況はデータ化し、バランスを確認しています。職務を介護職、介護補助職に区分けし、介護職は花柄のエプロンの着用で示しています。研修では外部の講師を召喚したり、必要に応じて外部研修を受講する等、研修機会を確保しています。また、施設の研修センターで介護職員の専任者研修を実施しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:b】

●実習生の受け入れでは、受け入れマニュアルを整え、プログラムは実習依頼校と相談の上で作成し、実施しています。福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備して受け入れ、相模原看護専門学校の実習生は継続して受け入れています。実習指導者としてユニットリーダー研修も受講して研鑽を図っていきます。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:b】

●運営の透明性については、社会福祉法人であり、法人のサービス内容、事業計画、事業報告等をホームページに公表しています。相談窓口、苦情対応については重要事項説明書に明示し、相談窓口・苦情担当者、苦情解決責任者を記載し、施設内にも掲示して周知しています。重要事項説明書は利用者、ご家族に配付すると共に玄関に掲示しています。ホームページには理念、基本方針、ビジョン、行事や講座等についても掲載しています。広報誌、機関誌にも事業報告を掲載し、法人の情報を公開して透明性に努めています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

●職務分掌、職務権限について概ね適切に取り組み、事務、経理、業者との取引、施設内ルールは明確にしています。会計事務所に監査支援や実績管理について助言、指導を受け、公正かつ透明性の高い経営に努めています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●地域との関わり方については、法人の根幹に流れる方針であり、地域と共に歩みながら築き上げた歴史を大切にしています。地域の老人会や社会福祉協議会と共調しながら施設運営、利用者への安心・安全の介護を提供しています。施設の行事時には地域のボランティアの方に協力を仰ぎ、ホールを活用して音楽会を開催し、利用者と地域の方の交流が広がるよう取り組んでいます。さらなる他の社会資源の活用の可能性は考えられ、今後は情報をリストアップして活用を検討していきます。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:b】

●ボランティアの受け入れについては、マニュアルを備え、マニュアルに沿ってオリエンテーションを行い、受入れています。ボランティアでは、リネン交換の「あんずの会」、将棋のボランティア、夢の丘小学校との異世代交流も行っています。本人調査ではボランティアの来訪、興味等に利用者の希薄さが伺えましたので、利用者が楽しめる内容やニーズを取り、また、社会福祉協議会等を通してボランティア団体を募る等、工夫を期待いたします。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:a】

●関係機関・団体のリスト一覧を備え、医療機関をリストアップし、麻溝地区地域づくり部会に委員として職員を派遣し、関係機関と連携を図っています。相模原市社会福祉協議会・麻溝地区社会福祉協議会や地域包括支援センターとは行事等を協働し、ふれあい・いきいきサロンに職員を派遣する等、交流しています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

●福祉ニーズの把握については、麻溝地区地域づくり部会、麻溝地区防災協議会等に参加して地域のニーズを把握しています。暮らしやすい地域を創るよう、認知症の人や家族、支援者、一般の人がリレーをしながら1つのタスキをつなぎゴールを目指すイベントの「RUN伴相模原」に参加し、地域の福祉施設に声をかけ、1つの団体として参加し、RUN伴に係わる人々、地域と絆を紡いでいます。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

●地域に向けた公益的な事業として、「さがみはら介護の日大会」(11月11日)への協力や、近隣学校に対して職員の出張講師を行っています。また、居宅介護支援研修事業等の公益的な事業を展開し、研修センターの講座・研修計画等、地域に還元する取り組みを積極的に行っています。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施

Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●利用者の尊重については、理念に「誠実」・「誠心」・「誠意」を謳い、基本方針に「入所者(利用者)の意思を尊重しながら、常に入所者(利用者)の立場に立って適切なサービスを提供する」と掲げ、利用者を尊重する姿勢を明示しています。また、職員心得における「倫理綱領」に沿ってケアを実施しています。特に、高齢者虐待に関する勉強会を実施し、さらに、虐待防止委員会で検討を進めていきます。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。

【第三者評価結果:b】

●利用者のプライバシー保護については、職員心得をマニュアルとして周知を図っています。職員心得の「人材を守る」に規定し、職員は理解しています。施設では個室であり、利用者のプライバシーは守られています。入浴時の介助ではプライバシーへの配慮を行い、個人情報については重要事項説明書に沿って入所時に説明を行っています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:b】

●利用希望者への情報の提供として、ホームページ、施設パンフレット、資料等を玄関に設置し、施設見学者に配付し、個別に重要事項説明書にて説明しています。ホームページは法人概要、サービスについて分かりやすく、理解しやすいよう提供されています。利用希望者に対して、サービスに変更のある場合には適宜、書類を訂正して配付しています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:b】

●使用開始時は,生活相談員が契約書及び重要事項説明書によりサービス内容・利用内容を丁寧に説明し、利用当日に契約書に沿って詳細の説明後、同意書を交しています。高齢等により意思決定が困難な場合には、ご家族、身元引受人等に説明し、同意をいただいています。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

●福祉施設の変更や家庭への移行などについては、生活相談員が窓口となり、円滑な移行やサービスの引継ぎができるよう配慮しています。病院へ移行する場合には看護師が対応し、サービスの継続性に配慮しています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●利用者満足の向上については、神奈川県社会福祉協議会へアンケートの実施を依頼し、集計・分析データを得、利用者の満足度を把握しています。利用者満足に係わる担当者は生活相談員とし、アンケート結果を検討し、施設計画の変更等につなげ、利用者満足の向上につなげています。また、処遇改善会議を通して話し合い、サービス向上に取り組んでいます。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:b】

●苦情解決の仕組みについては、マニュアルを備え、苦情解決の体制を整えています。第三者委員を設置し、重要事項説明書に明示して説明を行い、意見箱も設置しています。苦情等を受けた場合は記録し、内容や対応策についてフィードバックするようにしています。

【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。

【第三者評価結果:b】

●利用者が意見を述べやすい環境の整備については、重要事項説明書に相談窓口、苦情対応について明示し、相談のための応接室等を備え、安心して相談できる環境を整えています。利用者からの相談や意見等を述べられるよう複数の職員の中から自由に選べることを伝えています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:b】

●利用者からの意見等に関して、対応マニュアル(苦情解決委員会要綱)を作成し、利用者の要望や、苦情等の受け付け時の状況に応じて適切かつ迅速に対応できるようにしています。職員には日頃から利用者が抱える思いに耳を傾け、言動の注視を心がけるよう指導しています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:a】

●危機管理委員会を設置して定期で開催し、利用者の安心・安全な生活に重点を置いた利用者に関するリスクと、運営上のリスクを踏まえ、リスクマネジメントについて話し合い、ヒヤリハット、事故報告書から分析を行い、リスクの未然防止及びリスク対応力の向上に努めています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●施設内の感染症の発生や発生時の感染拡大防止のために感染症対策委員会を設置し、感染症の予防や蔓延の防止についてマニュアルを作成し、看護師を中心に職員へ周知を図り、利用者の安全確保のために取り組んでいます。施設内の感染に関しては極力、ユニットで止めるよう防止策を嘱託医と話し合い、対処しています。感染症に関して、発症時及び勉強会を実施して知識を深めています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:b】

●災害時の対応については、利用者の安全確保の取り組みを組織的に対応体制、安否確認等について職員に周知を図っています。相模原市役所からの指導を受け、BCP計画に近い計画案や消防計画を作成し、保存しています。施設周辺に建物はなく、隣は小学校であり、火事の類焼は考えにくいため、施設内の防災訓練、避難訓練を実施し、施設裏の土砂崩れ等の災害時の対応についても留意しています。災害時の備蓄については、食糧、水、什器備品・消耗品、発電機等について整備しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。

【第三者評価結果:b】

●提供するサービスの標準的な実施方法については、マニュアルを整備し、全職員はマニュアルに沿って標準化を図り、日々実践しています。定期的にアセスメント会議を開催し、標準化に加え利用者個人別の対応についても定め、介護計画に盛り込んでいます。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:b】

●標準的実施方法(マニュアル)については、基本的には年度末の反省時点で見直し、必要に応じて都度微調整を図り、訂正をしながら活用し、年度末に職員会議で一括して改正しています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。

【第三者評価結果:b】

●アセスメントはケアマネジャーを中心に利用者一人ひとりのサービス実施計画を策定し、変更及び改善を図っています。施設には視覚障害者ユニット、聴覚障害者ユニット、認知症ユニットの特別なユニットを設けており、衛生管理委員会に医師も参画してそれぞれのユニットの対応を話し合い、専門性のメリットについて工夫を重ねています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:b】

●福祉サービス実施計画の評価・見直しについては、ケアマネジャーを中心に定期的にアセスメントを行い、改善が必要なサービス内容や課題等を記録していますっています。ケアプラン作成のための担当者会議も定期的に開催し、進捗も含めて確認しています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:b】

●サービス実施記録については、各ユニットで利用者ごとに適切に記録しています。介護記録には食事、入浴、水分摂取、服薬、口腔ケア、リネン類の交換、着替え、排泄状況、バイタルなどを記録し、生活状況を管理しています。
 

【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:b】

●利用者の記録の管理体制については、特定個人情報等取扱記録に則り、管理を規定し、保存は法定の期間を守るようにしています。個人情報に関する責任者は施設長とし、管理については事務取扱者(理事長から委任)が行っています。全職員に個人情報保護に関して周知しています。個人情報の取り扱いについては、入職時に全職員は同意書にサインし、入所者からも契約前・契約時に個人情報同意書を得ています。


評価結果内容評価

A-1 生活支援の基本と権利擁護
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

●各利用者の1日の過ごし方の支援として日々、出来る範囲内で自立して生活出来るよう動機付けと支援を行うようにしています。施設内では自由に過ごしてもらい、ホールの活用やクラブ活動を推奨し、また、少人数制のメリットを生かしたユニットでの作業(洗濯物を畳むなど)等を提供しています。利用者一人ひとりのケアプランに合った余暇の過ごし方を計画にとり入れています。

【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。

【第三者評価結果:b】

●利用者の心身の健康の為、自立への動機付けとして外部の機能訓練士によるリハビリ等の機能訓練を行い、指圧治療等の利用も希望があれば出来るようにしています。金銭の管理については、預り金管理規定により小遣いを施設で預っており、買い物等、必要に応じて利用者本人にお渡しするようにしています。小遣いの活用では本の購入や、「音楽を聴きたい」という希望でワイドFMのラジオを購入した方もあり、本人調査ではラジオを楽しんでいるというお話を聞かせていただきました。職員は、自立が図れるように利用者の意向に寄り添い、サポートに努めています。

【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。

【第三者評価結果:b】

●介護職員が収集した情報と共に、生活相談員は利用者の心身の状況について要望や訴えを傾聴し、相談や援助を行い、個別性を持った生活を支援するよう努めています。また、家族に利用者本人の希望等を伝え、実現につなげられるよう配慮しています。さらに、利用者の社会参加や複数の活動メニューから社会参加につながるプログラムを検討し、実施につなげています。

【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。

【第三者評価結果:a】

●少人数のユニット制では利用者一人ひとりの思いを自由に表出できるよう、利用者一人ひとりに寄り添い、コミュニケーションを図っています。視聴覚障害者ユニットでは、位置情報の指示方法としてクロックポジション(時計の短針に捉えて知らせる手段)の手段を用い、食事を乗せるトレイの大きさ、食器の間隔等を手で触れてもらいながら時計の文字盤に沿って説明し、共通で伝達手段を用い特に、後天性の方には有効に活用しています。聴覚障害者ユニットでは、手話の出来る職員を配置し、ノンバーバル・コミュニケーションを活用してコミュニケーションを図り、筆談の活用や、口の形をはっきり見せる、ゆっくりはっきり話す等に留意し、利用者の顔の表情、顔色、視線、身振り、距離の置き方等から心理描写を読み取るように努めています。各ユニットに配置された職員は専門研修を受講し、他の人の話を職員がつなぐことが出来るよう研鑽に努めています。

【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。

【第三者評価結果:b】

●利用者の権利侵害等について、身体拘束防止委員会、虐待防止委員会を設置し、緊急でやむを得ない場合の3要素(切迫性・非代替性・一時性)を除いては権利侵害しないことを周知徹底しています。委員会でチェックを行い、確認結果を共有し、全体で共通認識を図っています。虐待の早期発見については、着替え、入浴介護時に傷等を確認し、ゆったりとした時間に話を聞くなどしています。不適切なケアの事後対応については、委員会で検証・事実確認し、再発防止策を検討及び対応する体制を整えています。

A-2 環境の整備
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。

【第三者評価結果:a】

●施設環境については、周囲は森林で静かな立地であり、隣には小学校がある市街地的環境を併せ持ち、地域の交流的雰囲気が感じられる環境です。施設内は、余裕ある広さと明るい雰囲気であり、掃除が良く行き届き、整美に配慮し、常に清潔さを確保しています。また、施設内のレイアウト、内装に工夫され、居室の温・湿度コントロールも行き届き、利用者に快適な環境を提供しています。また、玄関から正面にウッドバルコニーが広がり、森林の雄大な自然に開放感を覚え、訪問する人々にも心地良い空間を提供しています。各居室には馴染みの物の持ち込みを可能とし、落ち着いた雰囲気で生活ができています。

A-3 生活支援
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:b】

●入浴の支援については、基本が個浴で、体が不自由な方のための機械浴もあり、併用して入浴を支援しています。入浴支援はマニュアルに沿って週2回の入浴を実施し、入浴の可否については入浴前にバイタルチェックを行い、確認後に入浴してもらっています。個浴に1人で入浴される方もいますが、安全確認のため必ず見守りを行う体制で支援しています。

【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:b】

●各居室には洗面所が設備されていますが、トイレは原則、共同の作りとなっています。但し、4階の3ユニット中の2ユニットはトイレ付の居室となっています。排泄については、利用者の心身の状況、ADLに応じて支援を行い、利用者の負担を考慮しながらできる限りトイレでの排泄を目指して支援を行っています。便秘対策としては植物繊維のある食品をなるべく食事で提供するよう工夫し、便意の有無はサービス記録に付けて確認しています。

【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:b】

●移動支援については利用者の心身の状況を踏まえ、残存能力に注目し、出来る限り自力で移動ができるよう、日中だけでなく夜間帯のADL状況、現病歴や既往歴を考慮して職員間で情報を共有しながらその方に適した移動方法を検討し、サポートしています。介助の方法は個人別に介護計画を作成して進めています。

【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。

【第三者評価結果:a】

●食事・献立については給食委託会社に委託し、バランスの取れた食事を提供しています。食事は1日の楽しみでもあり、できる限りご自身で召し上がっていただけるよう利用者一人ひとりの特性に応じて食具を用意しています。本人調査では食事はみなさん概ね満足していることが確認できています。

【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。

【第三者評価結果:b】

●食事の提供については、利用者一人ひとりの体調、嚥下状況、栄養面に配慮し、個人に合った食事を提供しています。食事はなるべく利用者自身で摂取してもらい、食事動作が止ったところで声かけや介助を行うようにしています。特に経管の方、喀痰吸引のある方については、看護師が食事介助を行い、食事による誤嚥、窒息が起こった場合は、迅速に看護師が対応できるようにしています。

【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。

【第三者評価結果:b】

●利用者の口腔ケアについては、口腔機能の保持、改善に取り組むことができる利用者には自主的に口腔ケアを行ってもらい、できない方については不十分な部分の介助をするようにしています。定期的に訪問歯科医が来訪して診察してもらい、治療内容や口腔ケアの状況の助言を受け、内部研修も実施しています。

【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。

【第三者評価結果:b】

●褥瘡については、褥瘡予防委員会を設け毎月、委員が褥瘡発生の現状把握を行い、予防・対策方法を検討し、全職員に周知し、共有しています。傷になっていない褥瘡に関しては褥瘡予防方法を替え、評価を行うようにしています。

【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●介護職員による喀痰吸引、経管栄養の挿管等に関しては研修・指導の習得を得ておらず、看護師が実施しています。医療行為を介護職が行うにあたり、医師、看護師の協力の下、喀痰吸引に関する業務計画書や介護職員等喀痰吸引等研修指示書を作成する等、時間、安全性の担保が必要となり日常業務との兼ね合いでの大変な面はあるかと思いますが、今後、介護職員が携われるよう研修センターでの研修を考え、習得に向けての取り組みに期待いたします。

【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。

【第三者評価結果:a】

●機能訓練については基本的に介護老人保健施設の主業務であり、特養は基本的には生活リハビリを介護計画に組み込んでやるのが通常です。ここでは外部から機能訓練士(PT)を扱い、機能訓練の指導を行うことはありますが、基本的には生活リハビリ中心に行っています。外部の機能訓練士が助言、指導が得られる体制は整備しています。

【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。

【第三者評価結果:b】

●認知症ケアについては、2階に認知症ユニットを設けて専門ケアを実施しており、この施設の特徴の1つです。その方の生活支援について検討し、安心して生活できるよう一人ひとりの能力のアセスメントを実施し、共有してケアに当たっています。しかし、入居者は軽重に関わらず認知症を潜在し、今後、ユニットで許容する範囲が課題になると鑑み、早期の対策が求められます。

【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●利用者の急変時の対応について、急変時対応のマニュアルを整備し、職員は急変時の対応研修を実施し、体制を整えています。通常の健康状態、薬の過不足等に留意し、基本的にバイタルの変化により医療機関(愛川北部病院等)と連携し、看護師が救急対応を行っています。施設では看護師が常駐し、医師も定期的に健診に来訪し、医療関係者等によるケアも十分に行っています。

【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

●終末期については、家族の看取りの意思を確認し、医師から看取りの様子の説明を聞き、同意の上、家族、職員、医師、三者で話し合い、利用者本人の意思は許より家族の意向を十分尊重し、ユニットで経験値の高い介護士、看護師が付き、看取りのオンコールを準備して進めます。終末期をこの施設で迎えたい意向のある利用者、家族には、5階にセレモニー室が備えられ、看取りから葬儀まで一貫して行える設備が整っています。

A-4 家族等との連携
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。

【第三者評価結果:a】

●家族との連携は、生活相談員が担当し、利用者の家族に報告すべき事項に関しては面談時に必ず伝え、遠方や体調不調で来訪できない方には電話で伝えるようにしています。面談時にはサービスに関する要望・意見等も聞くようにし、サービスの向上につなげています。利用者のケアプラン(更新時含む)は必ず確認してもらい、必要に応じて随時、説明を行っています。施設行事である敬老祝賀会には家族を招待し、秋まつり等にも声をかけ、利用者と一緒に楽しく過ごせる時間を持っています。

A-5 サービス提供体制
【A20】A-5-(1)-①  安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。

【第三者評価結果:a】

●安定的、継続的なサービスの提供に努め、その為の体制、人員サービスの品質を保ち、特に、一般介護の他医療では内科、精神科、歯科診療を提供し、リハビリでは理学療法士(PT)の助言と指導を受け、適切に利用者へのケアを行っています。職員は定期的にケアカンファレンスを実施し、他職種の職員の意見を複合的に取り込み、万全な介護体制を目指し、施設全体で安心・安全な介護を提供するよう職員一同、尽力しています。