特別養護老人ホーム 恒春ノ郷
第三者評価機関名 | 株式会社フィールズ |
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名称 | 特別養護老人ホーム 恒春ノ郷 | 評価対象サービス | 高齢者福祉サービス版 |
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対象分野 | 定員 | 112(本入所) 名 | |
所在地 | 245-0006 神奈川県横浜市泉区西が岡1-30-1 |
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TEL | 045-813-0008 | ホームページ | https://www.shinzen-fukushi.jp/kousyunnosato/?lang=jp |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1990年09月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 親善福祉協会 | ||
職員数 |
常勤職員:61 名
非常勤職員:50 名
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専門職員 |
社会福祉士:1 名
管理栄養士:1 名
理学療法士:1 名
看護師 :6 (内准看護師:1名) 名
認知症認定看護師:1 名
介護支援専門員:12名(内生活相談員:4名) 名
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施設・設備の概要 |
居室数:38室:4人部屋26室、3人部屋2室、2人部屋3室、1人部屋7室
設備等:1F:ホール(リハビリ訓練室)、食堂、ボランティア室、仏間、会議室、研修室2室、事務室 2F:居室38室、食堂、静養室、理容室、医務室、浴室
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<法人理念> 医療と介護で安らぎのある街を目指す。 <施設理念> 多年にわたり社会に貢献してこられた利用者を敬愛し、その生命が安全に守られ、安心して生活できるよう運営する。 <運営方針> 利用者の人格を尊重し心身の健康保持を大切に考え、栄養マネジメント・機能訓練を行い、利用者個々の介護サービス計画に基づいたサービスの提供を行います。緊急時、やむを得ない場合を除き原則として身体拘束は行いません。 職員一人ひとりは自分の意見や発言、行動に責任を持ち、話し合いのルールを確立し、民主的な運営をします。施設の専門的機能を活かしながら地域社会の中で老人福祉に取り組んでいきます。 |
常勤の医師が配置され、年間退去者の95%以上は施設における看取りが実践されています。認知症看護認定看護師が所属しており、認知症棟を設け認知症介護を含めた介護サービスの質の向上に努め、認知症強化型施設を目指しています。施設の所在する泉区に根差し29年事業を行っており、同法人の病院の後方支援体制が確立され、医療連携が行われています。 2009年に給食課は厚生労働大臣賞を受賞、2018年には「かながわ認証」、「かながわベストセレクト20」「熱中症予防声かけプロジェクト」に賛同し、「ひと涼みアワード2018、2019」熱中症部門優良賞等を受賞しています。 人材育成にも力を入れており、施設職員のみでなく、実習生(横浜市新採用職員、介護福祉士養成校、社会福祉士養成大学、看護師養成校等)を多く受け入れて次世代育成を行っています。2015年に横浜市喀痰吸引等研修登録機関として認可を受け年間2回、指導看護師養成研修と共に継続しています。施設において、夜勤帯職員の内、最低1人は認定特定業務従事者を配置し入所者のケアを実践しています。 防災訓練や地域活動の支援、ボランティアの受け入れ等を通して地域貢献にも力を入れています。 |
評価実施期間 | 2019/07/25(契約日) ~2020/03/06(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 0 回(年度) |
特に評価の高い点 | 1)自然で穏やかに、尊厳を支える看取りにチームで取り組んでいます 日々の生活の中に満足度の高いケアの提供を基本姿勢とし、看取りは利用者、家族との強い信頼関係を作り、生活の延長線上での看取りを位置付けています。利用者の尊厳を支える看取りを大切に、医師、家族、多職種の職員がチームで支援してます。 QOD(クオリティオブデス)に沿った穏やかで安らかな日々を過ごせるように精神的面でのケア(緩和ケア)を中心に看取り介護を行っています。利用者を一人にしない、寄り添って語りかけるケアの心で接しています。また家族が看取りを受容できるよう、お別れの時に向けて身体の状態変化や食事の衰えなどパンフレットで説明しています。 看取り後のグリーフケア(遺族の喪失の精神的フォロー)を行っています。職員は振り返りカンファレンスを行い、看取っての思いを話し合っています。霊安室で職員や親しい仲間とのお別れや毎年の盆供養の開催で遺族と一緒に思い出を語り合える機会を持っています。 退所者の95%が看取りにつながっており、「かながわベスト介護セレクト20」で表彰されています。「みずから望む最期を迎えるために」のテーマで受賞記念講演会を開催し、自然で穏やかな死についての理解を求めています。 2)認知症看護認定看護師を中心に連携し、認知症者のケアの質の向上に取り組んでいます 増加している認知症利用者を積極的に受け入れる施設を目指しています。認知症看護認定看護師は認知症ケア相談システムを活用し、多職種と連携し認知症利用者のケアに取り組んでいます。認定看護師を講師に研修を年2回実施し、看護師、介護士、生活相談員が参加し、日常生活ケアの質の向上に努めています。職員からアンケートで質の向上に繋がったとの意見も確認されています。 認知症の困難対応事例でケアの成功事例を共有し、より良い適切なケア支援に取り組んでいます。認知症利用者の外出レクリエーションを積極的に行い、買い物等楽しんでもらうと共に地域住民にも認知症者を理解してもらえるよう図っています。 関連施設での認知症講座や研修会も開催予定で、認知症者を地域で支える取り組みもしています。施設では認知症の専門棟を設けフロア内や居室内を安全でゆったり、落ち着いて過ごせるように環境整備を図っています。「職員への認知症者への理解と対応の向上について」の発表で「かながわべスト介護セレクト20」に選出され表彰をされました。施設の中期計画「認知症に特化した施設を目指す」の3年目として認知症看護認定看護師を中心に更なる継続した取り組みを行っています。 3)地域に根ざした施設運営を行っています 施設で行う避難訓練に地域住民も招き、地域の防災訓練には職員が参加する等緊急時の協力連携体制を構築しています。給食部では泉区社協や地域の民生委員の行う年2回の食事会に食事の提供を行っています。地域ケアプラザと連携し、ドライバーが地域に住む高齢者の移動支援等も実施しています。 認知症看護認定看護師を地域に派遣し、認知症についての講座を開催したり相談支援も行っています。また、地域住民やかながわ障害者職業センターと連携し、障害者を雇用をする等地域に職の提供も行っています。 ボランティアも現在80名の登録があり、定期的に交流会を開催しています。近隣の小中学生ボランティアを施設の清掃として受け入れたり、中学生の職業体験をデイサービスにて受け入れる等も実施して地域交流に努めています。 |
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改善を求められる点 | 1)一人ひとりがサービスの質の向上に向けた取組み方や周知徹底 サービスの質の向上に向けさまざま取り組みが実施されています。職員には様々な施設内や外部研修の参加や職員倫理規程の資料を配布し、より適切な利用者への支援を行っています。さらに看取りや家族支援までを含めた介護技術等を学び業務に取り組めるよう図っています。施設における様々な取り組みに対し表彰や受賞につながっています。 職員への調査では、施設として行う取り組みの意図や目的が全職員に周知がしきれていない様子が見受けられます。取り組みについての周知方法や、職員の理解状況の確認方法などを検討して、施設全体として利用者に向けた良い支援が実施ができるように期待されます。 |
これまでの30年間 従来型の特別養護老人ホームとしての歴史の中で、理念に基づき寝たきりにしない離床への取り組みや身体拘束ゼロを全職員で取り組んでおります。 最期まで口から食べることを大切にし、常勤医師を中心に穏やかな生活の延長線上の看取りにも積極的に取り組んでまいりました。 今回、更なる福祉サービスの質の向上に繋げるべく、神奈川県においても初めて統一された評価基準のもとで第三者評価を受審し 日々の実践と努力の中で実りある成果として確認できた取り組みもありましたが、問題点や課題も明確となりました。 全職種・職員で参加し、取り組めた経緯をふまえ、これからも職員で分かち合い、課題に向け取り組んで参ります。選ばれる施設を目指したいと思います。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人の理念や基本方針は法人パンフレット、施設のパンフレット、ホームページ等に明文化され利用者に周知しています。職員に対しては入職時の研修時に配布される資料の中で詳細な説明を受けています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 横浜市内の76施設が参加する高齢福祉部会に加入し、実態調査等を通じて社会福祉事業全体の動向を把握しています。毎月法人が開催する経営会議に施設長が参加し施設の経営状況を分析・把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 定期的に周知される経営環境や経営状況を分析し、稼働率、人員体制、研修等人材育成等についての課題を取り上げ、次年度の取り組みに活かしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人の理念や基本方針の実現に向け、平成31年度から3年間の中期計画が策定されています。単年度の計画の達成状況や達成されなかった部分等の分析を年度末に行い、次回の中長期計画の策定に活かしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 単年度の計画は、法人の理念や基本方針に基づき策定された中長期計画に沿い策定されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 毎月の業務会議や運営委員会において事業計画の内容について周知する他、各課の課長が資料を用いて説明をしています。経営会議では施設長のヒヤリングにより事業計画の実施状況も確認し、課題の抽出等も行い、必要時には事業計画の見直しや研修計画等にも活かしています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 事業計画は玄関に掲示されいつでも確認できるようになっています。また、年1回の家族会や年度始めの行事の後に事業計画の内容は家族を中心に説明しています。その際家族向けの資料は特に作成していません。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 サービス内容については定期的に上司より評価を受け方法や内容の見直しを行っていますが、組織的な評価の体制は確立していません。職員の声を基に各種マニュアルの見直しを行っています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 評価結果を基に抽出した課題は文書化され職員間で共有する仕組みは確立されています。抽出された課題は運営委員会や業務改善委員会等で検討され、職員参画のもと改善策、改善計画が立てられています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 法人規定の管理規定により管理者の役割と責任は明文化され、運営会議や各種研修、広報誌等にて職員に周知されています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 横浜市の高齢福祉部会や勉強会等に参加し、社会福祉関連法令は常に最新の情報を把握できるような体制をとっています。さらに積極的な取り組みや工夫が課題です。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 年2回サービスの質の現状を把握するための評価と分析を行っています。その結果から改善すべき課題を抽出し、運営会議等で検討した具体的な取り組みを年間計画等に反映しサービスの質の向上を目指していますが、その目的が職員全体に完全に伝わっていない状況です。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 毎月開催される経営会議や外部コンサルティング会社の支援により、経営の改善に向けた分析を行っています。分析結果や職員の意向を基に法人の理念や基本方針の実現、業務の実効性の向上に向けた職員配置を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 人材の確保については採用選考要綱に規定された採用計画、採用方法、採用基準、給与等を基に行われています。職員の採用については専門学校や大学の実習生からも行い、ハローワークやホームページ、施設の掲示板でも募集しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 法人の理念や基本方針の実現に向け、入職時や4月に開催される全体会にて施設長より職員としての心構えを周知しています。経営の改善等のため処遇改善加算や特定処遇改善加算の積極的な取得や、人材確保のための採用計画をたて実施しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 職員の就業状況や意向は各課の主任を通し事務長が把握しています。勤怠管理はPCやタブレットによる勤怠管理システムを利用してデータ化し管理されています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 職員の個別面談時に法人の理念、基本方針に沿った目標設定を行っています。期待する職員像については職員倫理規定に示され毎年4月に施設長より資料を配布、周知されていますが職員の個別の目標設定については部署により不足している部分があります。中間期の面談では目標の達成過程や職員の不安・不満等を確認しその後の業務に活かしています。年度末の面接では目標達成度の確認を行い、次年度の目標を設定しています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 期待する職員像については職員倫理規程に明文化されています。さらに職員全体が理解を深めるように進めています。認知症看護認定看護師や喀痰吸引の資格取得等キャリアパス制度により、専門技術や専門知識の習得、資格の取得、それに向けた研修等の年間計画が立てられています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 新人職員に対し半年間は主任が中心となり職員全体で業務内容や技術、知識を指導しています。夜勤は日勤を半年経験した後に入る仕組みとなっています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 毎年専門学校、看護学校、大学、社会福祉士養成学校等からの実習生を年間20名以上受け入れています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 法人の理念や基本方針、サービスの内容、事業計画、決算報告等はホームページにて公開しています。基本方針は重要事項説明書やパンフレットにも記載され利用者にも周知されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 施設における事務・経理・取引等については法人経理規定に基づき行われています。中間期と決算期には法人内部の監事による内部監査と外部の公認会計士により監査が実施され、経理、財務状況の確認をしています。その結果を基に外部コンサルタントと検討し、改善が必要な点があれば改善計画を作成し、次年度の取り組みとしています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 地域との関わりについては事業計画に地域貢献や地域との連携等が示されています。施設内には自治会からのお知らせや介護タクシーのパンフレットを置くなど社会資源の周知をしています。施設が主催する講演会の知らせを地域にも案内しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ボランティアの受付についてのマニュアルがあり、相談員が窓口となっています。施設に直接、泉区社協を通して等にて申込みができます。受け入れの際には「ボランティアの心構え」を資料として渡し、相談員が利用者との接し方や個人情報保護等について説明しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:b】 施設のある地域の地域ケアプラザ、区役所、医療機関、社会福祉協議会、警察署、消防署等の連絡先はあり、月1回の運営委員会等で周知はされていますが、リストの管理体制は確立していません。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 地域の具体的な福祉ニーズ・生活課題等の把握のため、防災訓練や催し等を通し自治会と連携をしています。近隣の学校の卒業式への参加、泉区社会福祉協議会との情報交換や横浜市の高齢福祉部会、相談員の研究会等への参加を積極的に行っています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 把握した地域ニーズから、給食課が地域の高齢者に食事の提供の計画をし、実行に向けた取り組みを行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 利用者の尊重については、法人の理念、基本方針が運営規定や職員に配布される職員倫理規程に明文化されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 毎年4月にはプライバシー保護についての研修が行われています。職員倫理規程やプライバシー保護マニュアルがあり、職員は常に振り返り徹底しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 法人理念や基本方針が記載されているパンフレットを近隣の地域ケアプラザ、泉区社会福祉協議会等に置いています。パンフレットは写真や図を使い分かりやすい内容となっています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 サービスの開始時・変更時には利用者・家族にパンフレットや重要事項説明書、契約書にてサービス内容を説明し、利用者・家族の署名をもらい書面で残しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 施設の変更や在宅生活に戻る際には生活やサービスの極端な変更とならないよう、移行先の施設や居宅介護支援事業所等との連携、情報共有を行うこととしています。その旨は重要事項説明書に記載され入所時に説明しています。サービス終了後も相談員が窓口となり相談できる仕組みとなっていますが文書での提示はありません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者2~4名に対し職員1人が担当者となっており、家族会に参加しサービスに対する満足度や要望等の聴取を行っています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 安全管理マニュアルの中に苦情対応についても示されており、苦情解決の仕組みが確立しています。利用者に対しては契約時に契約書、重要事項説明書にて説明をし同意を得ています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 どの職員に対しても相談や意見を述べることができる旨を入居時に口頭で説明していますが、文書での周知はしていません。意見箱の設置についても説明しています。面会時に職員は家族に積極的に声をかけ、困りごとや相談がないか確認しています。他者に聞かれたくない内容の場合は電話や相談室での対応を心がけています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 職員は利用者が相談や意見を述べやすいよう積極的に声をかけています。相談を受けた職員は相談員に伝え記録として残し、運営会議等で検討し対応する仕組みとなっています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 リスクマネジメント委員会を設置し、リスク発生の予防対策を検討しています。リスクマネジメントについての研修も実施しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 感染症対応マニュアルを整備して、全職員に配布しています。医師・看護師を中心に感染症についての研修が開催され感染症の種類や予防策について学ぶ機会があります。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 災害時マニュアルが整備され、火災・地震等災害の種類に応じた対応手順やサービス提供継続等について定められています。緊急時の連絡や安否確認の方法もマニュアルに示されており、緊急連絡体制は職員がいつでも見られる所に掲示しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 介護手順マニュアルや個人情報保護規程、職員倫理規定などがあります。職員倫理規定には基本的人権の擁護、利用者の権利擁護、プライバシーの尊重、職員の倫理行動基準など明示しています。毎年4月に施設長が全職員に資料を配布しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 毎月開催する業務改善委員会(各課の課長参加)で日々提供しているサービ内容の見直しを図り、フロア会議で報告しています。日常的なケアで個別に必要な内容はサービス計画書に反映しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 介護支援専門員は施設サービス計画書を作成し3か月ごとに進捗状況をモニタリングし、基本年1回評価し作成しています。居室担当者が記入した「ケアチェック表」やケース記録、介護員からの聞き取りのアセスメントチェック表に基づき、プランを作成しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 生活相談員がケアプランの作成手順や同意などを定めたマニュアルを保管しています。作成したプランは、関係職員に回覧し周知後、相談室の個別のファイルと各フロアのケアプランファイルに保管しています。職員からは周知の不徹底の意見も聞かれます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者の身体状況や生活状況は「ケアチェック表」「アセスメント表」で把握しています。サービスの実施状況はケース記録や各表(排泄・入浴・食事など)、各日誌(介護・医務・給食・相談員・栄養士・ワーカー・朝の申し送りなど)に記録しています。記録類はパソコンのネットワークシステムに入力し、各部署、職員間で情報共有をしています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 個人情報保護規程で記録等2年の保管など情報に関する規定を定め、家族にも退所時に説明しています。個人情報は施錠の書庫での保管やパスワードを設定し管理しています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 利用者一人ひとりに応じた一日の過ごし方ができるよう工夫している。 |
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【第三者評価結果:b】 生活歴やアセスメント、入所時の記録やケース記録より利用者の心身の状況や暮らし方を把握し、希望の活動や状況を見ながら興味のある事へ声掛けや体験などし、参加に結び付けています。 |
【A2】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に合わせて自立した生活が営めるよう支援している。 |
【第三者評価結果:b】 心身の状況に応じ自立した生活が営まれるよう機能訓練士と連携し生活リハビリなど支援しています。排泄パターンを把握し、トイレでの排泄支援や自助具での食事の自立摂取、車椅子のブレーキの工夫で車イス自操、Ⅼ字柵や離床センサー、トイレ、低床ベッド等の設置で安全に自立した移乗で生活できるなど支援しています。 |
【A3】A-1-(1)-① 利用者の心身の状況に応じた生活支援(生活相談等)を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 利用者や家族の希望で家族に会いたい、退所したい、胃瘻の方が経口で食事がしたいなど今後の暮らしや生活の仕方の相談を受け、家族や関係者と連携し、自宅復帰や経口摂取などの取り組みをしています。 |
【A4】A-1-(1)-② 利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 日々のケアやレクリエーションや体操など活動時に積極的にコミュニケーションを図っています。特に入浴時は1対1でゆったりと話をし、職員はゆとりをもって動くようにして、話しやすい空気作りに配慮しています。 |
【A5】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。 |
【第三者評価結果:b】 権利侵害防止のための取り組みや個人情報保護規程、身体拘束廃止、苦情解決制度など、施設内に掲示しています。 |
【A6】A-2-(1)-① 福祉施設・事業所の環境について、利用者の快適性に配慮している。 |
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【第三者評価結果:a】 フロア・トイレ・居室内清掃は毎日専門職員が行っています。居室担当者は居室内の床頭台など整理や清掃を行っています。 |
【A7】A-3-(1)-① 入浴支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 利用者の状況に応じて一般浴槽・中間浴槽・特別浴槽の形態で基本週2回入浴を実施しています。入浴前は看護師と連携し健康チェックを行い、清拭や入浴日の変更をしています。また看取りの利用者は医師の判断を仰ぎ、家族の了解のもと入浴や清拭をしています。 |
【A8】A-3-(1)-② 排せつの支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 排泄支援は定時や排泄サイクルを把握し誘導、そわそわするなど行動などからトイレでの排泄を行っています。 |
【A9】A-3-(1)-③ 移動支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:b】 利用者の状況や歩きたいなどの意向に応じ機能訓練室での平行棒での歩行訓練や立位訓練、下肢筋力の維持などに取り組んでいます。 |
【A10】A-3-(2)-① 食事をおいしく食べられるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 季節の旬の食材、多種の行事食、バイキングの選択食、冬場の刺身や寿司の生魚の提供、てんぷらなどその場で調理して提供など食事を美味しく楽しく好きなものを食べられる献立を提供をしています。 |
【A11】A-3-(2)-② 食事の提供、支援を利用者の心身の状況に合わせて行っている。 |
【第三者評価結果:a】 栄養士、調理師、介護士、看護師が参加する栄養ケア委員会や調理師と栄養士が参加する給食委員会を毎月開催し、施設方針である「最後まで口から食べる」を目指し安全な経口摂取維持に取り組んでいます。 |
【A12】A-3-(2)-③ 利用者の状況に応じた口腔ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 月3回歯科医師や歯科衛生士が訪問し歯科治療や嚥下能力の検査や口腔ケアの実施や職員の指導を行っています。利用者の状況に応じ口腔ケア計画書を作成し経口維持や改善を図っています。 |
【A13】A-3-(3)-① 褥瘡の発生予防・ケアを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 褥瘡対策のための指針を作成し、褥瘡予防に向け看護師、理学療法士(PT)、管理栄養士、介護士が連携し取り組んでいます。 |
【A14】A-3-(4)-① 介護職員等による喀痰吸引・経管栄養を実施するための体制を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 喀痰吸引・経管栄養の手順書を作成し、介護課長が責任者となっています。医師の指示書に基づき家族や利用者の同意書を得てに実施し、報告書を提出し、適切に安全に行うように体制を整えています。 |
【A15】A-3-(5)-① 利用者の心身の状況に合わせ機能訓練や介護予防活動を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 理学療法士(PT)が利用者の心身の状況に合わせ個別の機能訓練計画書を作成し、機能維持や向上、介護予防に取り組んでいます。3か月ごとに評価し見直しをしています。 |
【A16】A-3-(6)-① 認知症の状態に配慮したケアを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 認知症看護認定看護師の認知症ケア相談システムを活用し、利用者一人ひとりの心身の能力をアセスメントし、行動心理症状を分析しケアに取り組んでいます。 |
【A17】A-3-(7)-① 利用者の体調変化時に、迅速に対応するための手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 緊急時対応の手順書を作成し、体調変化の対応方法の記載や医師・職員・協力関係機関などの緊急連絡網を見易い場所に掲示し、緊急時の対応の周知を図っています。 |
【A18】A-3-(8)-① 利用者が終末期を迎えた場合の対応の手順を確立し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 終末期の手順書を作成し、施設としての看取りに対する方針を記載しています。利用者が終末期を迎えた時は、医師から施設の看取り対応の説明をし、家族や利用者の同意を得て取り組んでいます。 |
【A19】A-4-(1)-① 利用者の家族等との連携と支援を適切に行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 家族に面会時は職員から積極的に声をかけ、利用者の状況を説明しています。また定期的な「恒春ノ郷だより」や毎月の「お知らせ」、年1回の居室担当のメッセージを請求書と共に配布しています。 |
【A20】A-5-(1)-① 安定的で継続的なサービス提供体制を整え、取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:評価外(訪問介護以外の福祉施設・事業所)】 |