白幡保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 白幡保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 87(97) 名 |
所在地 | 221-0004 横浜市神奈川区西大口93 |
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TEL | 045-401-1246 | ホームページ | https://www.shoutokukai.jp/facilities/shirahata |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1974年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 聖徳会 | ||
職員数 |
常勤職員:28 名
非常勤職員:5 名
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専門職員 |
保育士:主任、副主任:1 名
保育士:主任、副主任:4 名
保育士:19 名
看護師:1 名
栄養士(内管理栄養士) :2(1) 名
調理員:2 名
保育補助:2 名
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施設・設備の概要 |
0~2歳児室:3
3~5歳児室:3
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:2
事務室:1
職員休憩室:2
鉄筋コンクリート造り2階建て:建物延床面積:498.48㎡
園庭: 416.0㎡
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【保育理念】 未来を創る子どもたちへ私たちが送りたい大切なもの、「それは自分らしく、幸せに生きる力」です。白幡保育園では理論に基づいた専門知識と技術を用いてあたたかく人とつながり、心をこめ、ともに考え、身体をつかい、子どもたちが自己も他者も大切に、自分の足で人生を歩む基盤となる力を育みます。 【保育方針】 1.「子どもにとって明日もまた来たいと思う保育園」 ・子どもが安心して過ごせる ・子どもの関心・意欲を最大に伸ばす ・子どもが生きていく中で必要な知識・技能・技術を発達段階に応じて身に付ける ・子どもが尊重される 2.「保護者にとって安心して預けられる保育園」 ・保護者の皆様が安心して就労できる環境をつくる ・保護者の皆様の子育てに役立つ、情報交換・交流に場を提供する ・保護者の皆様の子育てが、親子ともにさらなる幸せな時間になるよう援助をおこなう |
【立地および施設の概要】 白幡保育園は、1974年4月に開園し、今年で48年目を迎えた歴史ある保育園です。JR横浜線大口駅、東急東横線白楽駅からいずれも徒歩13分の閑静な住宅地の一角にあり、周囲には大小の公園が点在し、散歩や園外活動に利用しています。現在、定員87名のところ97名を受け入れています。建物は2階建て鉄筋コンクリート造り(498㎡)で、樹木や大型遊具、砂場、築山等がある約416㎡の園庭があります。運営法人は、社会福祉法人聖徳会で、横浜市に当園を含め6園、埼玉県に1園の保育園があります。 【園の特徴】 法人の理念をもとに、「子どもが主役」ということを忘れずに保育を行っています。長時間、保育園で安心して過ごすことができ、「子どもたちが大切にされていると感じる場」であるように、子どもたちの異なる発達や個性を職員全体で受け止め、大切に関わっています。子どもたちは、豊かな自然環境のもとで、散歩や戸外活動を十分に楽しみ、遊びを通してのさまざまな活動、人と人との関りを大切にしています。 |
評価実施期間 | 2022/04/01(契約日) ~2023/02/27(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2016年度) |
特長や今後期待される点 | 1.保育ICTアプリの有効活用の工夫 業務の実効性や保護者の利便性向上、職員の負担軽減を図るため、今年度から保育ICTアプリを導入しました。職員はアプリを利用して保護者アンケートが簡単にできることに着目し、保護者が悩んでいることについて、アンケートを行うなどICTを活用する工夫に努めています。アンケートで一番多かった「食事」についての悩み、例えばNO.1の「なかなか野菜を食べてくれない」からNO.5まで、園独自の取組として、保護者に配信しています。平均在職年数12年の職員の豊富な経験談と日ごろの保育で実践していることを、具体的に回答やアドバイスとして、分かりやすく絵やグラフにしてまとめました。保護者の評判もよく、今後は、その他に悩みの多かった遊びや排せつ等についても、配信を行う予定です。 2.子どもに寄り添い、子どもの発達を支援していく丁寧な保育 乳児(0歳児)では、月齢等の発達状況に応じて、ハイハイやつかまり立ち、歩くなど探索活動や遊びが主体的に行えるように畳のスペースを作るなど、安全な環境に配慮しています。また、子どもがゆったりと安心して過ごせるように、職員は子どもの表情をよく観察し、喃語等に応えるなど、保育士が応答的に関わり、生理的な欲求の充足や情緒の安定を図りながら、愛着関係を形成しています。 3歳未満児(1、2歳児)では、年齢ごとの月間指導計画のもと、養護と教育が一体的に行えるように具体的に目標設定しています。遊びや生活の中で子どもが自分でしようとしているときには、そばで見守りながらじっくりと取り組めるように支援しています。個々の成長を見極めながら、自分でできた時には褒め、喜びを共有しています。安心できる職員との関わりの中で、1歳児は簡単な身の回りのことに興味を持ち、自分でしようとする気持ちを育めるように援助しています。2歳児は身の回りのことを行い、「自分でやりたい」気持ちを受け止め、自分でできた喜びを職員と共感しながら自信につなげていくように支援しています。 3.食に関する豊かな体験 職員は、子どもたちが食に関する豊かな体験ができるように、様々な工夫をしています。1~3月には年長児に人気メニューやもう1度食べたいものを尋ね、リクエストされた食事を提供しています。今年の野菜の栽培は、子どもたちが案を出し合い、投票で小玉スイカ、トウモロコシ、ニンジン、はつか大根に決まりました。当番が水やりをし、日々野菜の成長に驚き、友達に教え合って喜ぶ姿があります。小玉スイカはお楽しみ保育でスイカ割りに使いました。クッキングではお月見団子を作ったり、クリスマスケーキのトッピング、ラップでおにぎり作り等の食事を楽しむ工夫をしています。3~5歳児クラスは園庭に毎年、実をつけるみかんの木のみかんを食べ、味を確認するなど子どもが食について関心を深め、また感謝して食べることを学べるようにしています。 4.中期計画、事業計画の実施状況の評価を行える様式の作成の検討 中期計画については、3年間のビジョン・課題に対し、年度ごとに実施状況・進捗状況の評価を行える様式の作成、および必要に応じて見直しを行っていくことが期待されます。また、単年度の事業計画については、半期ごと程度を目途に実施状況・進捗状況の評価を行える様式の作成が期待されます。 5.保育士人材育成計画の作成の検討 人材育成については、職員は、年度末に「年間自己目標表」により、次年度の目標を具体的に立て、自己の資質向上の実現に向け取り組んでいます。しかしながら、育成計画にもとづいた人材の育成が実施されていません。保育士人材育成表(人材育成計画)を作成することが期待されます。 |
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今回、3回目の第三者評価を受審致しました。前回、前々回の受審で明らかになった課題に取り組み保育して参りました。事前に自己評価を行う時点で、職員が日頃の保育を振り返り、話し合ったり考えたりする良い機会となりました。保育園全体で取り組むことにより、職員の資質向上はもちろんの事、職員間の団結力が一層増しました。日頃より、保育園が「子どもが大切にされていると感じる場」「いごごちのよい場所」であるよう、心がけております。利用者アンケートでは、利用者を尊重する姿勢について高い評価を頂いたことは、施設の根幹にかかわることであるので、職員にとって大きな励みとなりました。厳しいご意見もありましたが、自分たちの弱みを受け止め、見直す機会になったことは、今後の保育の質を向上させるためにとても重要な事でした。 評価結果につきましては真摯に受け止め、今後とも保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご協力を得ながら、子どもの目線に立った保育を実施し、皆様から選ばれる保育園となるよう努力して参ります。 白幡保育園 園長 吉田香澄 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人および白幡保育園の理念は「未来を創る子どもたちへ私たちが送りたい大切なもの、『それは自分らしく、幸せに生きる力』です」であり、基本方針は、「1.『子どもにとって明日もまた来たいと思う保育園』の下で4つの保育方針」「2.『保護者にとって安心して預けられる保育園』の下で3つの保育方針」を掲げ、理念との整合性が確保されており、職員の行動規範ともなっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・経営については運営法人である社会福祉法人聖徳会の理事長が理事会等を通じ、社会福祉事業全体の動向について把握分析しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月開催している幹部会議での、組織、設備、職員体制、人材等の現状分析に基づく法人運営に影響のある重要な情報や課題は、理事会で話し合われ、役員の共通理解が図られています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・2022年度から2024年度までの3年間の中期計画を策定し、園の理念・基本方針の実現に向けた中期的なビジョン(目標)、課題を明確にしています。また、3年間の中期収支計画を策定し、年度別に園児見込み数、事業活動収支、施設設備等による収支を明らかにしています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・3年間の中期計画を反映した2022年度の単年度計画と資金収支予算書を策定しています。単年度計画は中期計画の大項目を踏まえて、単年度の実行可能な具体的な事業・保育内容を示しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・中期計画および事業計画については、職員間で意見を出し合い、リーダー間で検討した内容を反映して立案し、決定をしています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画のうち、行事計画については、年間行事予定表を年度始めに保護者に配付し、園だよりやクラスだよりで詳細を説明し、保護者が参加しやすいように工夫しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画は、毎月のクラスごとのカリキュラム会議で、目標・ねらいを定めて、クラス担任が交代で作成し、各クラスで保育を行った結果をクラス担任間で評価・反省して、見直したものを次期計画に反映するという「PDCAサイクル」に基づいて実施しています。週案、日案(保育日誌)についても、同様の体制が整備されています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度末に個々の職員の自己評価や意見・改善策をまとめて、園としての自己評価を行い、評価結果について分析・検討し、それにもとづく課題や改善策を文書化して、玄関に掲示しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は、年度始めの入園説明会や園だより等で、自らの役割と責任について表明し,保育現場の総責任者としての園長の役割を伝えています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、社会福祉関係法令はもとより、保育所保育指針、園の理念・基本方針や諸規程、社会的ルールや倫理をよく理解しています。「経理規程」があり、園舎改等の高額な契約取引については、法人の稟議決裁が必要であり、簡易な改修等についても必ず相見積もりをとるなど、利害関係者と適正な関係を保てるようになっています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育の質に関する課題を把握し、中期計画に保育内容の充実として「ドキュメンテーション開始」および「保育ICTアプリ」の導入効果の拡充」を掲げ、改善のための具体的な取組を明示しています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、業務の実効性の向上に向けて、職員が働きやすい職場づくりや組織全体を考えた人事構成、財務の面からも運営を考え、その内容を主任や副主任、リーダー職とも意見交換しながら、組織全体に意識づけられるように取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・福祉人材確保については、関係機関、養成校等への働きかけ、潜在保育士の発掘に加え、宿舎借り上げ制度等、地方からの職員が就労しやすい支援体制も整えています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の専門性や職務遂行能力、職務に関する成果や貢献度等については、年度末に「人事考課表」により職員がまず自己評価を行い、それぞれ主任・副主任による評価を行っています。それをもとに、園長が最終的に面談し評価を行っています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、職員との定期的な年3回の個人面談のほか、職員の心身の状態や悩み等、気づいたことがあれば、随時面談でじっくりと話をするようにしています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「保育業務基準」に理念・基本方針にもとづいた「職員としてあるべき姿」を明確に示しており、職員一人ひとりが自信をもって活躍できる場がもてるよう、職員との面談の中で職員の意向や要望、目指したい姿を話し合うなど、育成に向けた取組を行っています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・外部研修(キャリアアップ研修を含む)については、年度始めに職員の希望や経験をもとに「令和4年度研修計画」を、園長の指示の下、研修担当が作成し、非常勤職員を含め、各人別に受講予定研修を記載しています。民間の研修機関や横浜市の研修が多く、コロナ禍からZOOM開催のものも多くなっています。研修参加後は、レポートを作成し、回覧しています。全職員に周知したいものがあれば、職員会議で報告することになっています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況を職員データ等で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生等の受け入れに関しては、次世代の人材育成の機会と捉え、積極的に実習生の受け入れを行っています。実習生受け入れマニュアルを整備し、実習生の育成・研修に関する基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページ上で法人、保育所の理念や基本方針、保育の内容等を適切に公開しています。WAMENT(独立行政法人福祉医療機構)の「財務諸表等電子開示システム」に、「現況報告書」「計算書類」が開示されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園における適正な運営、経理処理のため、運営規程、経理規程が整備されています。「職務内容表」において、職員の職務分掌と園長、副園長の権限・責任が明確にされ、職員に周知されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・中期計画の中で、「地域交流」として、ほっとROOM(子育て支援事業)の開催、育児相談、園庭・施設開放を掲げています。また、全体的な計画の中で、「地域等への支援」として、ホットROOM、白幡地区センターとの交流、職業体験・実習生の受け入れ等を掲げ、「地域行事」として町内会の消防訓練への参加を行うとしており、地域との関わり方について、基本的な考え方を具体的に文書化しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「ボランティア等に対する受け入れマニュアル」に、ボランティア、地域の学校教育等への協力に関する基本姿勢が明文化されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・神奈川区子ども家庭支援課、横浜市こども青少年局、横浜市中央児童相談所、横浜市東部地域療育センター、各種病院等の地域の社会資源をリスト化し、個々の子ども、保護者の状況に対応できるよう、職員会議等説明するなどして、職員間で情報の共有化を図っています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の具体的な福祉ニーズ・生活課題等を把握するため、園長が神奈川区園長会、幼保小連携事業等に参加し、5歳児担任が年長児担当者連絡会に参加しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・公益的な地域での事業・活動として、随時の育児相談、赤ちゃんの駅、実習生受け入れ、中学生の職場体験等を実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育目標に子どもを尊重する保育の実践について明記しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・プライバシー保護について「守秘義務およびプライバシーに対する保育者の理解」というマニュアルを整備し、社会福祉事業に関わるものとしての姿勢を明記し、職員会議等で職員に周知しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・神奈川区役所、白幡地区センターにパンフレットを置き、ホームページに園の情報を掲載して多くの人が見ることができるようにしています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会時に園のしおりをもとに保育内容を説明し、保護者の同意を得ています。入園後は懇談会で園長が保育内容の変更点等を保護者に伝えています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・途中で園を変更する場合は、保護者の同意、区役所の依頼があれば、療育センター等の関係機関に相談して、必要に応じて引継ぎ文書を提出する場合もあります。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、職員は子どもの発する言葉や表情から気持ちを汲み取ったり、保護者に子どもの様子を聞くなど、子どもの満足を把握するようにしています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・意見・要望等の解決責任者は園長で、受付窓口は主任です。第三者委員2名の氏名・連絡先を園のしおりに明記し、入園説明会で保護者に説明しています。また神奈川区こども家庭支援課保育教育担当に相談できることを明記しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・相談や意見を述べる複数の方法をわかりやすく図に示した「ご意見・ご要望について」を玄関に掲示しています。園のしおりに明記し、神奈川区こども家庭支援課、第三者委員等の複数の窓口があることを、入園説明会で保護者に説明しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は送迎時や個人面談、懇談会等の際に、保護者が相談や意見・要望を話しやすい雰囲気づくりに配慮し、傾聴に努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する責任者は園長です。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長です。感染症マニュアルを作成し、看護師が中心となり、嘔吐物処理の方法について園内研修で職員は共有しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・安全管理マニュアルの「災害(地震、火災、風水害)対策」に災害時の対応について文書化し、職員に周知しています。防災・安全対策担当職員が中心となり、避難経路を定期的に確認し、毎月避難訓練(地震、火災)を実施し、その都度振り返りを行い、検討事項があれば改善しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の水準・内容を一定に保つための標準的な実施方法を明文化したもの(=保育園業務マニュアル)として、基本となる「保育業務基準」「危機管理マニュアル」「虐待マニュアル「衛生マニュアル等の各種マニュアル、保育の手順等を定めた「呼吸チェック」「おむつ交換」「嘔吐物処理」等の各種手順書が文書化されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種マニュアルの検証、見直しに関する担当は主任です。現在、法人の業務マニュアルを参考に、園のマニュアルについて、全面的に見直しを行っているところです。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に児童票・園児健康台帳・新規入所時質問票(0歳児、1歳児)、入所までの状況票(2~5歳)等の書類の提出を受けています。また、同時に個別面接を行い、子どもの発達状況、睡眠や排泄状況等や保護者の意向を確認して、今後の保育実施上のニーズを把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画は年度末に、月間指導計画は月末に、週案は週末に、保育日誌は毎日、評価、反省を行っています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども一人ひとりの発達状況や生活状況は、児童票、経過記録、健康の記録に記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営規程や個人情報保護規程に、子どもの記録等個人情報の保存や管理、開示、第三者への情報提供制限等が記載されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法に示されている理念等を踏まえ、保育所保育指針に基づき、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各保育室に空気清浄機や加湿器等を備え、夏場は27℃、冬場は24℃としていますが、子どもの様子や温湿度計を見ながら調節しています。採光はカーテンで調節しています。ダンスの音楽等は程よく心地よい音量に調節し、運動会等の行事の前や木の消毒の際は、手紙を配付し近隣住民の理解を得られるようにしています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に提出される児童票、健康台帳等から子どもの様子、家族関係、健康状態を把握しています。入園前の面接では、入所時質問表を使い、授乳、離乳、生活のリズムと留意点、アレルギー、慣らし保育等について保護者から情報を収集し、把握しています。入園後は連絡帳や送迎時の会話、個人面談を通して子どもの状況を把握し、毎月の個別の指導計画に反映しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達に合わせて必要な生活習慣が身につくよう、配慮しています。トイレットトレーニングについては、子どものサイン、保護者の要望をもとに、子どものやる気や気持ちを大切にしています。行きたがらない子どもには無理強いさせないようにしています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・おもちゃや絵本を子どもの目に見える高さの棚に置き、子どもが自分で触れたり、取って遊べるようにしています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月齢等の発達状況に応じて、ハイハイやつかまり立ち、歩くなど探索活動や遊びが主体的に行えるように畳のスペースを作るなど安全な環境に配慮しています。保護者が連絡帳に記載した家庭での様子をもとに、担当職員は子どもの活動の様子を見ながら一日の過ごし方を考え、子どもにとって無理のない生活となるように工夫しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・遊びや生活の中で子どもが自分でしようとしているときには、じっくりと取り組めるように見守り、自分でできた時には褒め、喜びを共有しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育では、一人ひとりの成長や発達に合わせ、1対1で丁寧に個別対応するように援助しています。食事や排泄、着替え等では、できたことに自信を持ち、満足感・達成感を感じられるように支援しています。友達と一緒に遊ぶことを喜んだり、友達の遊びに近づいて仲間に入って遊ぶことで、集団遊びにつながるように取り組んでいます。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園は2階建てで、玄関はスロープになっています。階段には手すりを設置し、障がいに応じた環境を整備しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育時間の長い子どもに配慮し、デイリープログラムや週案は子どもが安心して心地よく過ごすことができるよう、ゆったりとした計画になっています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画や5歳児クラスの年間指導計画の中に、小学校との連携の取組が示され、地域の小学校と連携して交流する機会が盛り込まれています。またアプローチカリキュラムを作成し、無理なく就学できるように取組んでいます。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアルがあり、それにもとづいて子どもの健康状態を把握しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月の身体測定、年2回の健康診断・歯科健診、3歳児クラスの視聴覚検査、3~5歳児の尿検査を行っています。結果は看護師が集計し、職員に周知しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・厚生労働省の「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに「アレルギー対応マニュアル」を作成し、子どもの状況に応じた対応を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に「食を営む力の基礎」欄、月案に「食育」の項目を設け、食を営む力の基礎力を培うために食育計画を作成しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・2週サイクルの献立になっており、残食が多かった食事の次の提供時には、食材を小さく切ったり、軟らかく煮たり、味付けを変えるなどの工夫しています。離乳食の進め方では保護者に「離乳食食材摂取状況」を提出してもらっています。担任と栄養士が確認し、保護者に承諾書を記入してもらい、家庭と連携をとりながら進めています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・送迎時に家庭での様子、園での様子を口頭で伝え合っているほか、0~2歳児は連絡帳で子どもの様子を伝え合い、幼児クラスは連絡帳アプリで保育の様子を伝えています。土曜日は連絡帳アプリは利用せず、0、1歳児は手書きの土曜連絡帳で情報交換を行っています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は保護者の話を傾聴し、笑顔を意識して温かい雰囲気で保護者と関わり、信頼関係を築くように心がけています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝の受け入れ時、着替えのとき等に服が汚れていないか、傷の有無等の子どもの身体や保護者の様子を観察し、必要に応じて写真を撮り、個人別記録に記録しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画、週案、日案(保育日誌)には、評価・反省(振り返り)欄があり、各担任が自らの保育実践について振り返り(自己評価)を行っています。評価結果はクラス会議等で共有し、互いの学び合いや意識の向上に繋げるようにしています。また、各クラスの、月間指導計画、週案等は他のクラスの職員も閲覧しており、他クラスの様子を知ったり、多角度から保育の視点を学ぶ良い機会となっています。 |