白楽あいいく保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 白楽あいいく保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 90(95) 名 |
所在地 | 221-0065 横浜市神奈川区白楽100-5 |
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TEL | 045-432-2889 | ホームページ | http://boshi-ikuseikai.jp/info_aiiku.html |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1972年10月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 母子育成会 | ||
職員数 |
常勤職員:24 名
非常勤職員:22 名
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専門職員 |
保育士:園長:1 名
保育士:主任、副主任:4 名
保育士:19 名
看護師:1 名
栄養士:2 名
調理員:3 名
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施設・設備の概要 |
乳児室:3室
幼児室:3室
沐浴室:1室
調理室:1室
トイレ:6室
事務室:1室
職員休憩室:1室
地域子育て支援室:1室
鉄筋一部鉄筋コンクリート造 3階建て : 建物床面積 728.11㎡
園庭:120.71㎡
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【保育理念】子どもの最善の利益を考慮し、その福祉の増進をはかり、社会全体での子育て環境の整備に努める。 【基本方針】 ・子どもの様々な要求や気持ちを受け止め、安全に安心して楽しく過ごせる環境作りをする。 ・子どもが「大切にされている」と感じられるよう、一人ひとりの気持ちによりそい笑顔で接する。 ・思いきり遊び、自然に触れ、心を動かせる体験を大切にする。 ・自分の気持ちを伝え、友だちの気持ちを思いやり、ゆずり合うこと、がまんすることの大切さを育む。 ・発達を理解し、一人ひとりの子どもに必要な援助や配慮を心がける。 ・保護者や地域とのふれあいを大切にし、共に子育ち・子育ての喜びを共有する。 |
白楽あいいく保育園は、社会福祉法人母子育成会を運営母体とし、1972年10月に開園しています。現在、0~5歳児、95名(定員90名)が在籍しています。園は東急東横線白楽駅から徒歩1、2分の駅前の昔ながらの商店が残る六角橋商店街の中にあります。駅周辺は大学・高等学校・専門学校の最寄り駅、通学路でもあるため人や車の通行量が多いですが、園庭にビオトープがあるほか、近隣には自然が残る公園も点在しており、保育活動に生かすようにしています。 【園の特徴】 「のびのびと自分を表現できる子ども」「様々なことに興味を持ち、生き生きと遊び生活する子ども」「身近な人との関わりを楽しみ、自分のことも人のことも大切にする子ども」「明るい表情、輝く瞳、豊かな心の子ども」を望ましい子ども像に掲げています。子ども一人ひとりの成長を大切にし、各年齢に合わせ活動を広げていくことを職員で共有し合い、保育を進めています。商店街の中にある保育園として歴史もあり、地域に溶け込んでいます。 |
評価実施期間 | 2022/06/02(契約日) ~2023/03/24(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2016年度) |
特長や今後期待される点 | 1.地域の環境を生かした保育 園は昔ながらの商店街の一角にあり、地域に馴染んでいます。緑豊かな公園も複数あり、自然に親しむ機会も日常的に持てています。コロナ禍で活動に制限を設けることもありますが、近隣の大学祭のときには子どもの絵を展示させてもらったり、小学生が作成した公園の良さを表した案内を持ってきてくれたりなど、子どもたちが地域の人に接する機会、社会体験が得られる機会が多くあります。 2.「食」を通した子どもの育ち コロナ禍であっても感染対策を行いながら、お散歩遠足で公園で食事をしたり、5歳児が手打ちうどんと手作り味噌でけんちん汁を作ったり、野外炊飯でおやつのピザを焼いたりするなど、食に関する豊かな経験ができる活動を積極的に行っています。園で子どもたちが育て、収穫した野菜も調理して提供しています。また、3歳以上児は子どもたちがそれぞれ「大盛りにしてください」「野菜少な目で」などと職員に伝え、盛り付けてもらうバイキング形式で食事の提供をしています。食べ始める時間、座る席も子どもが決めています。 3.保育実践の丁寧な振り返りと共有 子どもの姿に対して保育や環境がふさわしいか、各会議(職員・保育等)で話し合っています。子どもの思いに寄り添いながら、子どもの主体性を大切にする保育を心がけています。「子どもが鏡」ということを意識し、子どもが落ち着かないときは、職員が落ち着いた対応ができていないときと考えています。そういう状況についてもミーティングや会議で共有をしています。十分な対応が速やかにできるよう、応援職員を増やすこともしています。 4.ICTの良さを生かした保護者との連携の継続 今年度からICT化に取り組んでいます。2歳児クラスまでの個別の連絡帳に代わり、3歳以上児にはICTによる配信での保護者とのやりとりを行い、毎日のクラスの活動を写真とともにアプリで配信してわかりやすく伝えています。保護者アンケートにおいても好評なコメントが寄せられています。今後もICTの良さを生かした保護者との連携の継続が望まれます。 5.閉園後のパソコンやタブレットの適正な保管 ICT導入に伴い、情報管理の観点から、非常勤職員は個別の連絡アプリ入力のみ行うなど、入力制限を設けています。 適正な個人情報保護・管理については、閉園後のパソコンやタブレットの保管場所の検討が求められます。 |
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今回の第三者評価を受審するにあたり、今実施している私たちの保育の良いところ、そしてより良くなるためにという気持ちで臨みました。自己評価シートには職員個人で、またグループで話し合いを重ね、日頃の取り組みの振り返りを行うことで、疑問や見直す点を確認し合うことができ貴重な時間となりました。 訪問調査では子どもたちや職員、保育の様子や書類を丁寧に見て頂き、評価を頂いたことを嬉しく思います。また、保護者アンケートの回答や評価機関より頂いた提言は、自分たちの保育を客観的に見るきっかけになり、これからの課題として取り組み、当園の良さを維持しながら保育者の意識の向上、保育運営の向上に努めていきたいと考えます。 お忙しい中アンケートにご協力いただいた保護者の皆様、評価機関の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念は運営法人内の保育園共通で方針・目標、望ましい子ども像は園独自に作成し、職員の行動規範となる具体的な内容になっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・経営については毎月運営法人内の園長会議で社会福祉全体の動向や各園の経営状況を把握し、分析をしています。横浜市や神奈川区の地域福祉保健計画等も参考にしています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・横浜市や神奈川区の計画や地域の状況等から園を取り巻く環境を把握しています。中長期計画の中で、職員体制、人材育成、人材確保、園庭作り、子どもの体力作り、見える保育の充実、内容の充実といった課題を明らかにしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・2017年~2023年までの中長期計画を策定しています。経営面に関しては概ね主任・副主任までの周知としています。保育面での課題に関しては全職員に周知し、節約、資源を大切に使用するなど伝えています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中長期計画を反映し、単年度の事業計画を策定しています。園の事業計画は、中長期計画に基づき、園庭作り、見える保育、人材育成等の項目に対し、会議の中で話し合いや振り返りをしています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の事業計画は、中長期計画、職員の年間に亘る反省や意見、日々の保育を基に園長・主任・副主任で作成をしています。保育理念・方針・目標が根幹にあり、揺るがないことが必要と考えています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画の主な内容や目的は、保護者の理解や協力を促すため、年度始めのクラス懇談会で説明をしています。保育内容や行事に関すること等を資料として配付をしています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画、指導計画作成、行事計画、人材育成等、全て保育の質の向上に向け、PDCAサイクルで取り組んでいます。新型コロナウイルス感染拡大後はそれらを踏まえながらも保育の質を落とさない取組について、計画、実践、反省、また見直しを繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎年保育所の自己評価を行い、取り組むべき課題を明確にし、職員間で共有しながら計画的な改善を行っています。保護者には自己評価結果をファイルに綴じ、玄関に常置することで周知しています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、行事をはじめ、各種会議で園運営の一つ一つを職員と見直し、最善策を見つけながら進めています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・園長は、年度の始めに園の運営や管理についての考え方を全職員に説明し、年間の取組を共有していますが、明確化には至っていません。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は毎年横浜市の事業者説明会や資料を確認して利害関係者との適切な関係を保持しています。必要物品の購入については複数業者から相見積もりを取り、検討しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は主任、副主任と話し合いをしながら、日誌、週案、月間指導計画の振り返りを通して、保育の現状について把握をしています。毎年の保育所の自己評価においても保育の質の現状について、評価・分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は効果的・効率的な事務、超過勤務の削減、費用対効果等を分析し、園としての将来や経営資源の有効活用等を常に考えて運営を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・「横浜市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例」の基準に基づき必要な人員を配置しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「自ら考え、行動できる職員」を法人の職員像として明文化しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は労務管理に関する責任者で、日々の職員の就労状況や意向の把握は主任が行っています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「自ら考え、行動できる職員」を法人の職員像として明文化し、職員業務分担表に職位ごとの役割や責任、求められるスキルを明記しています。また、職員は自己評価シートを作成して自己の目標を記載し、振り返りを行う仕組みが構築されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・法人のホームページに「期待する職員像」が明記され、定期的に確認しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、個別の職員の知識や技術水準、専門資格の取得状況等を日々の保育業務や個人面談の中で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生等の受け入れに関しては、次世代の人材育成の機会と捉え、積極的に実習生の受け入れを行っています。実習生受け入れマニュアルを整備し、実習生の育成・研修に関する基本姿勢を明文化しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページに保育理念や保育方針、保育目標を掲載し、法人のホームページ、WAMNET(社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム)に現況報告書や決算情報を公開しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園事務、経理、取引等に関するルールは経理規程に記載されています。また、職務分掌については、園長は園の経営管理、出納責任者となっており、事務担当者が運営費の申請や小口現金、預金の管理を行うことを職務分担表に明記しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方についての基本的な考え方は、園の全体的な計画に記載しています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティアの受け入れマニュアルが作成され、マニュアルには、守秘義務の説明、受け入れ手順、配慮事項などを明記しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の緊急連絡先や医療機関、横浜東部地域療育センターや横浜市中央児童相談所等、専門機関の社会資源に関する連絡先の一覧をリスト化してファイルしています。関係機関については職員会議やミーティングで説明し、全職員に周知しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、神奈川区保育教育施設長連絡会に参加し地域の福祉ニーズの把握に取り組んでいます。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の事業計画に地域における子育て支援について明示し、園が行っている地域に対する子育て支援事業について、掲示板やホームページに掲載しています。今年度はコロナ禍のため地域支援事業を縮小し、地域の子育て家庭に向けては、育児相談と一時保育を行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育理念で「子どもの最善の利益を考慮し、その福祉の増進を図り社会全体での子育て環境の整備に努める」と明示し、保育方針では「子どもが大切にされていると感じられるように」を掲げています。それらはすべて子ども一人ひとりの育ちを尊重したものとなっています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・人権の配慮やプライバシー保護の規程があり、職員は入職時に説明を受けています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育理念や保育目標、保育の姿勢や内容、保育の特徴等が記載された園のホームページ、パンフレットを作成しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園説明会で「入園のしおり」を配付し、保育の開始や保育内容等についてパワーポイントを利用し、わかりやすく説明しています。その後、保護者の同意を得たうえで利用契約書を交わしています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転居等で保育所の変更を行う場合は、個人情報保護の観点から引継ぎ文書は作成していません。転園に当たっては、保護者と園生活の状況を確認しあって、保護者に伝えてもらっています。転園先から問い合わせがあった場合は、基本的には保護者の同意を得て伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で子どもの表情や言動、関わり方等から子どもの満足や納得していることの把握に努めています。保育日誌の保育状況の記載の際に、子どもの主体的な活動や遊びのねらいと状況、子ども同士の関わり方や援助の仕方等について1日の保育の振り返りを行っています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情受付担当者および解決責任者は園長です。保護者に配付している「保育園のしおり」に第三者委員2名の氏名・連絡先とともに、苦情解決の仕組みを図式化して明記しています。玄関に意見箱を設置しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者の意見・要望は、連絡帳や個人面談、送迎時の会話で聞いています。職員は保護者に積極的に声をかけ、要望等の意見を伝えやすい関係構築に努めています。クラス懇談会でもいつでもどの職員でも相談を受けることができることを繰り返し伝えています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・要望や苦情受付のマニュアルを整備し、年度別に苦情の申し出から対応までの記録をしています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「事故防止安全対策マニュアル」があるほか、安全対策委員会を設置し、年6回開催しています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長です。園長不在時は主任が代行する体制ができています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害対応マニュアル内に再開に向けての流れについての項目があり、保育を継続するための対策(再開の時期、職員の確保等)が記されています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法については、全体的な計画、各指導計画、各種マニュアルを整備しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルや手順書は園長・主任・副主任・リーダーで見直しをしています。新しい手順書は副主任がフォローをし、入職3、4年目の職員を中心に作成しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の提出書類から家族の状況や子どもの身体状況、生育歴、発達状況、既往症、アレルギー疾患等を把握し、また、保護者面談で保護者から口頭で状況を聞き取るなど適切なアセスメントが実施されています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員会議や保育会議等を開き、月案は毎月、週案は毎週、日誌は毎日、振り返りと評価をし、見直しています。入園時の提出書類及び入園前の面談で子どもの保育に必要な個別事情や保護者の意向を記録し、把握しています。入園後は連絡アプリケーション配信、日頃の会話、個別面談等で把握していきます。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラス、障がいのある子どもは個別日誌があり日々記録をしています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの記録等個人情報に関する紙ベースのものは事務所の鍵のかかる書庫で保管管理をしています。保存や廃棄、提供については個人情報保護規定に従い適正に扱っています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、保育所保育指針、園の理念・方針・目標を踏まえながら、子どもの発達や生活の連続性を十分に考慮し、子どもの健全な育ちを中心に作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・温湿度は日誌に記録しています。換気は窓を開け、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から特に注意を払っています。加湿機能付き空気清浄機を置いています。0、1歳児クラスには埃が立ちにくい床暖房を設置しています。保育室窓から十分な採光が得られます。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時に保護者に提出してもらった書類(児童票・児童健康台帳・入園時生活情報)や入園時個別面談からの情報、入園後の子どもと職員の関わり、観察等からも子どもを把握し、十分に尊重しています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・挨拶、椅子に座る姿勢、食事、排泄、着脱、手洗い等、基本的な生活習慣が身についたり、園での生活がスムーズに行えるよう、年齢や発達に合った段階的に進めるための援助をしています。園での箸の使用は、2歳児クラスの箸遊びから始め、3歳児クラスで個別対応をしています。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2歳児後半からの歯磨きは子どもが自分で行いますが、職員の仕上げ磨きは控えています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・遊びは何をしたいか子どもの意見を聞いて、環境を整えています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・衛生面に配慮をしながら、コーナー作り、おもちゃ・知育玩具の用意等、乳児の発達や興味・関心に合わせた生活環境を整えています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの成長発達や家庭状況を把握し、子どもが自分でやりたい気持ち、意欲を大切にし、さりげなく援助しながら、できたときは十分に褒めて自信やまたやろうという気持ちにつなげています。子どもの気持ちや体調等から甘えたい気持ちも尊重しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスで1年間で大切にしたいことの保育内容や方法に配慮をしています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・バリアフリー構造、多目的トイレやエレベーターの設置があり、身体的な障がいがある場合のハード面での環境整備について配慮をしています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・デイリープログラムでは安定して一日を過ごすための配慮を行い、職員の動きや準備を整えながら在園時間の長い子どもが無理なく園生活を送れるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・就学を意識した5歳児後半のカリキュラム(アプローチカリキュラム)は作成していませんが、全体的な計画に幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の10項目を明記し、その内容を念頭に置いて保育を行っています。当番活動や行事でやりたいことについて意見を出し合って話し合ったり、食育活動や栽培、劇活動等で友だちと共に目標を達成することで喜びを感じられる活動を行っています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康管理マニュアルがあり、保護者から、朝の体温や体調等についてアプリで配信を受け、さらに、受け入れ時に保護者に聞き取りをし、朝の健康チェックを丁寧に行っています。アレルギーや熱性けいれん、薬の預かり等の情報はリストにしています。子どもの体調変化やケガ等があった場合は、お迎え時に保護者に伝え、翌日に家庭での様子を確認しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・定期的な健康診断・歯科健診の結果は、健康台帳、歯科健診表に記載しています。必要な情報はミーティングや会議で職員に周知しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対して、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をもとに園のマニュアルに沿って対応しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育年間計画を作成し、年齢ごとのねらいを作成し、食育の取組を行っています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳以上児は職員が一人ひとりの子どもに食べられる量を確認し、子どもたちは「大盛りにしてください」「野菜少な目で」と職員に伝え、職員が盛り付けしています。離乳食の提供は咀嚼の状況等を担任が確認しながら食材の切り方や大きさ、硬さについて話し合っています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児クラスは個別のアプリでの連絡票で詳細に子どもの様子を記載し、保護者に伝えています。3~5歳児クラスについては、毎日クラスの活動を写真や活動内容をアプリで配信してわかりやすく伝えています。夏祭りごっこやお散歩遠足等の活動内容をドキュメンテーションで掲示し、「園だより」でも写真を使って活動の内容を伝えています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個人連絡票の配信やアプリでのクラス活動内容の配信で日々の保育中の情報を伝え、送迎時には必ず挨拶をしてその日のエピソードを伝えてコミュニケーションを取り、保護者との信頼関係を築くようにしています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・送迎時の保護者の様子や保育中も含めた子どもの顔色、言葉、態度等について目配りしています。着替えの際に原因の分からないアザやケガ、やけど等がある場合には、状況に応じて写真を撮っています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画や月間指導計画は職員会議をはじめとするさまざまな会議で互いの疑問点、改善点等を意見交換しています。日々の保育の記録は日誌で共有しています。 |