社会福祉法人三篠会京町いづみ保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 社会福祉法人三篠会京町いづみ保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 130 名 |
所在地 | 210-0848 神奈川県川崎市川崎区京町3-26-1 |
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TEL | 044-322-3811 | ホームページ | https://www.misasakai.or.jp |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2009年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人三篠会 | ||
職員数 |
常勤職員:22 名
非常勤職員:22 名
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専門職員 |
保育士:26 名
看護師:1 名
管理栄養士:1 名
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施設・設備の概要 |
居室数:1階:幼児保育室3、給食室1、事務室1
居室数:2階:乳児保育室3、一時保育室1、多目的室1
設備等:屋上プール(組み立て式)
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<理念> 地域におけるもっとも身近な児童福祉施設として入所児童および地域の児童の最善の利益を考慮し、福祉の増進を図る。 ◎子どもの健やかな育ちを支援 ◎保護者の就労と育児の両立を支援 ◎地域の子育て家庭を支援 <方針> 安定した気持ちで園生活が過ごせるように、一人ひとりの子どもを充分受け止め興味、関心にあった援助をする。一人ひとりの成長、発達をとらえ、子ども自身が考えたり、見通しを持った行動や、生活ができるよう「待つことを心がける。同年齢の友だちや大人など人との密接なつながりの中で自分を表現したり、相手を認めたり共感したり、時には感情をコントロールできる豊かな関係作りをする。保育園と家庭がそれぞれの役割を充分認識し、共に力を合わせ、子どもの成長を助け、見守っていけるよう連携を取り合う。地域の保育園として園庭開放やおひさまニコニコ会、育児相談、育児講座、小田球場開放日への参加など、積極的に地域と連携を取り合う。限られた自然の中で、飼育動物や小動物にに関心を持ったり、草花や野菜などの栽培により豊かな感性を育てる。野菜の栽培や、給食へのかかわりにより、食への関心を高め食育を行う。散歩を多く取り入れ、歩く力、人や自然と関わる力、集団行動のマナーなどを身につける。 |
・住宅地の中にあり、周りは高層マンションが多いが、公園、樹木に囲まれた広い園庭が特徴である。園庭、敷地内には柿、ざくろ、みかん、さくらんぼなどの果樹、夏野菜の栽培、さつま芋栽培、収穫を楽しんでいる。 ・栄養士を中心とした食育、箸の指導(無理なく子どもたちのペースに合わせた箸の検定)は大豆10個つまめるようになって卒園していく。 ・看護師を中心とした保健指導、生活習慣(自ら衣服の調節など)、友だちとの関わりで見えない心を見える形にした指導を行っている。 ・子どもたちの未来を取り戻せ~運動あそびサポート~をタイトルに日々の保育を通して0~5歳児の発達に応じた、向上を目指した取り組み。外部講師の協力を得て、年間計画で職員研修を行い、足裏測定、体力測定を基に個々の運動能力を高めていく取り組みでもある。 ・リズム感、表現力、体幹を意識した取り組みとして、ダンス教室の取り組みがある。・体験と学びを実感できる保育に努め、保育目標である「心身ともに健康な子ども」の成長の支援に努めている。 |
評価実施期間 | 2020/09/03(契約日) ~2021/04/28(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(平成29年度) |
特に評価の高い点 | ・職員の連携のもと、子どもの成長・発達を重視した様々な活動を保育に取り入れている。 「心身ともに健康な子ども」の成長支援を保育目標に掲げており、保育士、看護師、栄養士などが一体となって、そのために様々な活動を実施している。看護師を中心とした保健指導、生活指導。栄養士を中心とした食育、箸の指導など。さらに、保護者の就労と育児の両立、地域の子育て家庭の支援など職員のそれぞれの専門分野を活かした保育が行われている。 ・園内研修の充実を図り職員一人ひとりが発言できる機会作りをしている。 職員が意見を出し合い学び合う機会を作るために、園内研修の充実に力を入れて取り組んでいる。経験の少ない職員も多いことから、発表を経験し一人ひとりが発言する機会作りをしたことにより、自信を持って意見を伝えられる姿が見られている。会議において何も発言しないことがなくなるように、小さな会議を増やすことで保育内容の充実に向けても取り組んでいる。 ・一つひとつの計画を見直し丁寧に取り組むことを大切に保育にあたっている。 主体的な保育について継続的に学びを深めており、食育・運動・制作・表現など、それぞれ細かく計画を作成し確認のためクラスで話し合い全体共有し実施につなげている。担任の得意にたよることなく、子どもたちが様々な経験ができるように取り組んでおり、子どもが主体的に活動する姿も見られるなどの成果が報告されている。 |
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改善を求められる点 | ・園独自の中・長期計画の策定が望まれる 本部にて法人全体の中・長期ビジョンが策定し提示があり、園ではそれを踏まえた上で各種年度事業計画を策定している。各種計画は状況により必要に応じて見直しなどを行い「京町いづみ保育園」として計画としているが、法人の一キャンパスとしての位置づけで共有している。少子化に向け、特徴や独自性で選ばれる保育園の時代になりつつある。よって、中・長期計画は、数値目標や具体的な成果等を設定するし、実施状況の評価を行える内容とすることが望まれる。また、単年度計画には、中・長期計画の内容を反映した単年度における事業内容を具体的に掲載することが望まれる。 ・マニュアルの見直しに取り組んでいる 法人、川崎市、園独自のマニュアルを整備しており、周知し実践に活かせるようにしている。必要に応じて内容の見直しを行っているが、根本的な内容の見直しに向けて係をつくり取り組みを始めている。法人としてのマニュアルをさらに保育に特化したものとし、新人育成にむけて活用できることを目標としている。 |
保育目標の基、職員全体が連携し、子どもの成長支援に取り組んでいけるように、現状に留まらず、自ら学ぶ機会を作り、更に専門性を高めていく。 子ども一人ひとりの個性を受け入れ、子どもが理解しやすい声かけを大事にしていく。 園や環境に合ったマニュアルの見直しと、地域との協力、情報の共有に努める。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人理念などはパンフレット、しおり、ホームページなどに記載し、さらに園内事務室や廊下に掲示して周知に努めてる。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向については、川崎市の園長会などに出席して把握し分析につなげている。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の各課題については、園長、主任およびリーダーで構成するリーダー会議にて具体的な問題点を明らかにしている。 ・三か月に一度のキャンパス運営会議や関東ブロック会議で解決・改善に向けて具体的な協議・検討に取り組んでいる。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・本部にて法人全体の中・長期ビジョンの提示があり、園ではそれを踏まえた上で、園の事業計画・年間計画を策定している。 ・各種計画は状況により必要に応じて見直しなどを行い園全体で共有している。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・単年度計画や「全体的な計画」ほか各種の年間計画を策定し、各課題の具体的な解決・改善策を明示している。 ・カリキュラムは、外部講師の指導の下姉妹園と協力して策定し、自園に活かせる内容としている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員には年度末にアンケートを実施しており、前年度の反省・見直しを基に園長が事業計画のたたき台を作成している。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度初めの保育内容説明会において説明し周知に努めている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・職員は年度当初に自身で計画・実行・評価・改善を意識した目標を設定し、計画を立てるようにしている。 ・日頃の保育の内容について、日誌でクラス担任⇒保育リーダー⇒主任⇒園長の流れでチェック体制が整備されている。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種の評価結果から当園の特徴や課題を抽出し、会議の検討議題として職員間で協議して改善に取り組んでいる。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は自らの役割・責任を園しおりに「園長の目標」として表明し、各関係者に取り組むべき課題や方向性を明示している 。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は法人本部などの各種研修や勉強会に出席して、遵守すべき法令など入手した情報を職員に伝達している。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園児・保護者の情報を共有して保育を行い、定期的・継続的に評価・分析を行っている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・手帳「あゆみの心」により、職員の意思統一を図ることに努めている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人関東事務局と連携し、就職説明会へ参加し、またSNSでの広報活動を行う。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人が期待する職員像は明確にされ、園内に掲示している。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の就業状況やシフト表や日中の体制表、さらに残業時間や有休休暇の取得を見て、園長が職員の労務管理を行っている。 ・職員の健康管理は本部人事および保健部会が窓口となり、仕事や家庭上の個人的な悩み相談を受け付けている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の育成に関しては、園の目標を基に個人目標、スケジュールを立てて日々カリキュラムを確認している。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人の「歩み、実践、心」の中で、保育方針を示し職員の教育・研修に関する基本方針や計画が明示されている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の知識・技術水準や専門資格の取得状況などを把握し、クラス配置やクラス保育に活かせるようにしている。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:b】 ・実習生に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化した心得が示されている。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・ホームページや園のしおりに、保育理念、基本方針、事業計画、財務情報などを公開している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・業務全般に関する諸規定を整備し、園ではさらに独自のマニュアル類を整備して経営・運営に取り組んでいる。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のしおりに保育方針の一つとして地域との連携についての記述があり、基本的な考えを示している。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・川崎市のホームページに受け入れ姿勢を載せている。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・区役所などとの連絡確認を密にとり保育にとって必要な資料・情報を収集している。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・区民センター振興係り、地域安全推進課などから情報入手し、日々の生活課題の把握に努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・区の会合や子育て相談などに参加し地域の福祉ニーズの把握に努めている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・職員は法人内外の各種研修に参加し保育の知識・技術を習得し、保育の質向上に取り組んでいる。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・川崎市の「子どもの権利条例」に基づき、子どもの権利擁護やプライバシー保護を図った保育に努めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ホームページ掲載および園のしおりなどを区の保育課に置き、積極的に園の情報発信に取り組んでいる。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:b】 ・入園時の説明会において「園のしおり」にて一連の必要事項を記載し、さらに個別に資料などによって説明し同意を得られるようにしている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所変更の際は、手順書に従い川崎市や法人の「児童票」や在園中の「観察記録ノート」などを保管し、必要な場合に備えている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育では、月案の中で子どもの評価の部分で子どもの様子などを把握するように努めている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制や仕組みについては、園のしおりに記載し、また園内に掲示して保護者などへの周知に努めている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:b】 ・担任および園長・主任が保護者ニーズに対応していることを保護者会などで説明しており、その旨を掲示している。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保護者から相談や意見などがあった場合には、法人の「要綱」に則り対応しており、「要綱」は毎年見直しをしている。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・委員会の設置はないが、責任者を園長、主任とし、都度リーダー会議を開き対応する体制はできている。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策については、看護師が中心となって、保健マニュアルを用いて勉強会を行い、また手洗いやうがいなどの励行を実施して予防対策にあたっている。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・防災マニュアル、消防計画、水害時の避難計画など各種の規程により対策対応体制が取られている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・カリキュラムに沿って、適切な保育が提供されている。3歳未満児は個別目標を設定し、3歳以上児に対しても個別の対応が必要とされる場合は個人目標を作成している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年4期ごとの反省、毎月の子どもの評価、週案、日誌においても振り返りを行い、保育士の自己評価により見直し、次期・翌月へとつなげていく仕組みがあり実施されている。指導計画の内容は必要不可欠なものとなっており、保育内容が具体的で実践、反省がしやすいように記入の工夫をしている。会議では、リーダー職員等からの適切なアドバイスが行われている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童票により成育歴、家庭環境等を把握し、日々の連絡帳、口頭、面談によって子どもの状況を確認できるように努めている。全体的な計画がカリキュラムの前ページにあり、常に確認できる形にしており、担任が指導計画を作成し各クラスのリーダー確認のもと、最終確認は園長が行っている。乳児は個別指導計画を作成し、配慮が必要な子どもについては別途作成し保育にあたっている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月の会議で指導計画の見直しを行い、記録で全職員に周知している。緊急性がある事例は起きていないが、早急にリーダー会議を開き、対応する仕組みがある。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・発達、生活記録の提出日を定め、園長に提出している。子どもに関する書類は鍵のかかる棚に保管し、必要に応じて閲覧可能としている。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・卒業後、6年間の保存、その後シュレッダーし廃棄することが定められており、実施している。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は各年齢の発達を踏まえ、保育指針の内容を盛り込み保育方針に基づいて作成されており、年度初めに園長と主任が基盤をつくり、全体会議において意見交換を行っている。大きな変更は見られないが、その年の子どもの姿、家庭の状況や保育時間などについてリーダー会議で話し合い確認をしている。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内には、温度、湿度計を設置し適切な温度に設定し、空気清浄・加湿器の設置及び換気にも努めている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・児童票や家庭と園との連絡帳などを活用し一人ひとりの子どもの状況の把握に努めており、子どもの姿を会議で全体で共有し、個々への対応を目標に沿ってすすめるようにしている。幼児は個別計画がないため、具体的な対応が必要な場合は、のばしてあげたいところ、気になるところを共有し集団の中においても一人ひとりを大切に保育にあたっている。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々、週案や月案、年間カリキュラムなどに基本的生活習慣が、身につけられるように活動を組み込んでおり、保育の中で実践している。年齢や発達に応じて、着替えや食事、排せつなどの生活習慣を伝えはじめ、できた時にはほめるようにし、視覚などでも伝えやすいように、カードを作成するなど自分でやろうとする気持ちを、引き出すようにしている。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・晴れている日は、なるべく戸外に出るようにし、身体を思いきり動かせるようにしている。コロナ禍にあり公園へ出かけることは控えめにし、園庭ではクラスごとに曜日や時間で決めて使用している。散歩や園外保育等で交通ルールを伝えたり、社会的ルールを伝えるようにしている。(公共交通機関を使う体験や、高齢者施設や障害者施設の方と関われる体験を設けている。) |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児クラスでは個々に合わせた睡眠時間と間隔の確保に配慮し、必要に応じて午前睡や夕寝を取り入れるなど、登園時間や月齢などに合わせて対応できるように取り組んでいる。なるべく、個々に合わせた食事の提供(3時間ごとのミルク、延長時の0歳児には18時にミルクをあげている。)や食事の提供を行っている。担任以外の職員も固定で配置し、情緒の安定が保たれるように工夫している。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの主体性や、やりたい気持ちを大切に援助を行うように努めている。子ども同士の関りも増えてくるため、危険がないように見守り必要に応じて仲立ちしている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児クラスでは子どもたちの声を大切にしている。子どもが考える機会を作り、興味のあること、やりたいことについて話し合い決定できるように、保育士は見守りながら必要に応じて援助を行っている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・建物や設備など、予備の保育室等がなく、障害(重度のアレルギー児など)に応じた環境はない現状がある。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・朝、夕などの受け入れ時は、マット等を敷いたり、コーナーを設定したりして、家庭のように子どもがゆったりと過ごすことができるよう設定に工夫をしている。延長保育は0~5歳児が一緒になることもあるので、乳児クラスにとっても、安全な玩具(口に入るものは避けたり、先のとがっている物(鉛筆等)は避けて提供するようにしている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・週案、月案、年案等を通して、就学に向けてのねらいや目標などが記載され、それに沿った保育が行われている。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・川崎市の健康管理マニュアルに基づき、看護師を中心に子どもの健康管理を適切に行っている。保健計画は年度ごとに園児、職員向けに作成し、保護者にも配布している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断結果は毎回表に記入し、保護者へすこやか手帳にて伝え、異常や受診が必要な時は担任に伝え保護者へ連絡し、経過を観察記録している。職員は随時周知することで、子どもの経過観察から連携を取り情報交換している。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前の状況から時系列に沿っての聴取や園で作成した用紙を元に保護者に記入してもらい、情報共有している。アレルギー検査結果や負荷試験とアナフィラキシーの有無、処方内容とエピペン申請の確認を行っており、症状が出た時は、保護者の許可を得て写真で記録し受診時に持参できるようにしている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各年齢に合わせて、食べやすい大きさ、量、食器、食具に工夫し、環境や雰囲気づくりは、行事や季節に合わせて、保育士と協力しながら、子どもたちが楽しい時間を過ごせるよう配慮している。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・栄養士、調理員は給食時間にクラスを回り、子どもと給食の味や食材の好き嫌い、食べられる量など話をしながら、発達状態や体調の変化を見ている。そこで得た情報はその都度、保育士や看護師と共有し、対応できるようにしている。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・入園時は入園説明会、在園児には保育内容説明会や懇談会、役員会などを実施し、保育内容を説明し理解を得られる機会を設けている。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内に意見箱、苦情解決体制の設置によって保護者からの意見や要望が聞けるように取り組んでいる。希望があれば保護者の就労や個々の事情に合わせて、園長面談などを通じて相談に応じるようにしている。相談内容については、ミーティングや打ち合わせ、会議等で報告し、その内容は記録され、全体で見ることができる。個人面談記録は児童票ファイルに保管している。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・担任や受け入れ保育士によって毎朝の子どもの表情などのチェックを行い、看護師による視診も行い子どもたちの状態を確認し把握出来るようにしており、虐待等権利侵害について早期発見と対応、予防に取り組んでいる。虐待が疑われる行動や子どもたちの様子等に気になることがあれば記録しミーティング、会議等で職員全体に周知し共有できるようにしている。必要に応じて関係機関等との連携をとる体制作りが出来ており周知している。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・月案、年案での自らの保育を振り返り、自己評価を行っている。会議の中で自己評価を言葉にして表すことにより、再度自己確認ができるようにしている。他クラスの反省、評価を自分のクラスに置き換え、互いに学び向上する場となっており、主任保育士や保育リーダーなど、経験者の適切なアドバイスがあり、次につなげられるようにしている。 |