社会福祉法人尚徳福祉会 境木保育園
第三者評価機関名 | かながわアドバンスサポート |
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名称 | 社会福祉法人尚徳福祉会 境木保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 70 名 |
所在地 | 240-0034 横浜市保土ヶ谷区境木町75-82 |
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TEL | 045-351-5619 | ホームページ | https://sfg21.com/sakaigi/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 1973年11月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 尚徳福祉会 | ||
職員数 |
常勤職員:19 名
非常勤職員:17 名
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専門職員 |
園長:1 名
主任保育士:1 名
保育士:23 名
調理士(含栄養士):3 名
事務職員:1 名
看護師:1 名
保育補助:1 名
バス運転士:5 名
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施設・設備の概要 |
一時保育室:1室
保育室:6室
調乳室・ユーティリティ室:各1室
子育て支援兼ランチルーム:1室
厨房:1室
園庭:247.38㎡
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【保育理念】 ☆保育指針を遵守しながら、子どもたちのことを第一に考えた保育を行う ☆保護者が安心して子どもたちを保育園に預け、仕事に集中できるようにする。子どもたちの心の安定につながり、健全な発育を促すことが出来る ☆自己決定のできる子に育てる ☆自由に考え、行動できる環境づくりに配慮する 【保育方針】 ☆自分も友だちも大切に認め合い、未来を切り開く生きる力を育てる 【保育目標】 ☆自分の気持ちを表せる子ども ☆自分も友だちも大切にできる子ども ☆のびのびと遊べる子ども 【保育姿勢】 ☆ありのままの子どもたち一人一人を大切に受け止め、子どもたちの心に寄り添った保育を心がけ、十分愛され安定した保育生活を過ごせるように信頼関係を作り、子どもにとって何が必要か見守りながら援助していきます ☆保育者と遊び共感しながら、子ども同士の関わりを大切にした保育(年齢別クラスの他、異年齢交流保育)も行っていきます ☆身近にある自然の中で子どもたちの体験・発見・驚き・つぶやきを敏感に察知して、子どもたちと感情を共感していく保育をしていきます |
【立地および施設の概要】 境木保育園は、横浜市保土ヶ谷区境木町に立地する保育園です。JR東戸塚駅からバスで10分の小高い丘の中腹に開かれた住宅地の中にあります 園は昭和48年横浜市立保育園として開設、平成24年に民間移管され社会福祉法人尚徳福祉会<本部鳥取県米子市、理事長谷本要(医者)>が運営をしています。本福祉法人は平成8年に設立認可を受け、病児保育施設「病児看護センターベアーズデイサービス」、および、認可保育園「保育園ベアーズ」(現認定こども園ベアーズ)を開設し、現在は東京、神奈川など4都県にて介護老人保健施設、保育園、学童保育施設等の複数施設を運営しており、保育園は境木保育園を含め22施設あり、うち神奈川地区では8園運営しています。 【園の特徴】 11年前の公立保育園からの民間移管に関しては、文字通り、園と保護者が協力し合い、車の両輪の如く、数々の苦難を乗り越えて今日に至っています。この協力関係の経緯も現在に引き継いでおり、色々な園行事も保護者との共催スタイルで続けています。 |
評価実施期間 | 2023/06/13(契約日) ~2023/12/28(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 2 回(2018年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長や今後期待される点 1.園周辺の地形を生かした、子ども達の成長に合わせた散歩プログラム 園は小高い丘の中腹あたりに立地し、園正門の前には、道を挟んで広い境木町公園があります。境木町公園は、樹木・草原・昆虫など、自然豊かな公園で、年長の子ども達の散歩では、ここに虫かご、虫取り網などを持参して行います。園とは反対側、公園の西の方角には、横浜新道と、環状2号線とのインターチェンジがあり、相当な台数の車の流れがありますが、公園の丘が遮っていて、園には騒音が届きません。 子どもたちは、周辺に自然豊富な公園が数あるなか、この境木町公園への散歩を好んでいます。子どもたちは、園の前のフラットなグランドで、鬼ごっこなどで汗を流した後、公園から小高い丘をめざし、半分ぐらいの子どもは階段で、あとの半分は丘の斜面を、保育士の安全見守りの中、草の根元を掴みながら登ります。結局、崖のぼりグループの半分が登頂に成功し、後の半分は階段を利用することが多いです。 散歩の内容は担当保育士に任せており、園周辺の地形もふんだんに利用した保育を実践しています。 2.きめの細かい保護者との対応 記録によれば11年前の民間移管に際しては、保護者代表、横浜市職員、園職員の三者協議会を発足させ、非常にスムーズに保護者も含めて、移管が進みました。現在は協議会の活動は停止していますが、この時の決定事項が現在まで引き継がれ、保護者とは非常に友好的な関係が本園では生きています。今回の第三者評価での保護者アンケートでも100%の保護者から満足の回答が得られました。 具体的施策としては、各クラスの日中の内容を写真で伝える「フォトフレーム」などが人気のようです。 バス登園の1~5歳児についても、連絡帳システムや口頭での連絡を徹底して行い、登園時のコミュニケーション不足を防いでいます。 3.各保育室に安全確認用カメラを配備し、記録を残しています カメラ映像は常時事務室で放映されると同時に、全て録画しています。このため、子どものケガなどの原因が、即座に究明され、即対策に結びつけています。 4.職員は、「幼保小の架け橋プログラム」の推進 数年計画で完成予定の行政指導による、幼保小の「架け橋プログラム作成」に積極的に参加し、小学校進学に向けた新しい「アプローチプログラム」の策定メンバーに属しており、小学校や近隣の幼稚園との交流をもち、研修や授業参観に参加しています。 |
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公立保育園から移管を受けて3回目、5年ぶりの第三者評価の受審でした。移管当時の職員だけでなく、あらたに入職した職員も増えていたので、改めて境木保育園の保育を見直す良い機会になりました。各自で自己評価をし振り返る中で、それぞれの仕事内容や、これからも自信を持って続けていくこと、疑問に思うことなど様々な気づきがありました。「不適切保育」という言葉が多く聞かれ、社会における保育園の在り方や保育についての考え方が変わってきている中で自分たちの保育について、高く評価していただき、嬉しさとともに今後の励みになりました。今後は、中期・長期の事業計画の策定について課題として取り組んで参ります。年度末に見直しを行い内容の検討をし、職員が少人数のグループになって今後の課題やそれにむけての進め方などを検討していきたいと思います。 第三者評価の受審にあたり、丁寧に評価していただいた、かながわアドバンスサポートの評価員の方々に感謝申し上げます。保護者の皆様にはアンケートをお願いし多くのご返答をいただきました。お忙しい中ありがとうございました。多くの温かいお言葉に感謝申し上げます。貴重なご意見を受け止め、改善できる点は対応して参りたいと思います。今後も子どもの利益を大切にし、職員同士協力し合いながら保育をすすめて参ります。ありがとうございました。 尚徳福祉会 境木保育園 園長 小山孝恵 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園は保育理念として、【○保育指針を遵守しながら、子ども達のことを第一に考えた保育を行う○保護者が安心して子ども達を保育園に預け、仕事に集中できるようにする(子ども達の心の安定につながり健全な発育を促すことが出来る)○自己決定できる子どもに育てる○自由に考え、行動できる環境づくりに配慮する】を打ち出し、保育に当たっています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長は毎月の保土ヶ谷区の公私立保育園園長会、私立園長会に出席し、行政からの情報を収集しています。必要に応じて職員に周知しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・運営法人の経営理念・運営理念・コンプライアンス・服務規定は入職時に全職員に配付しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・設置法人には、2021年から2030年にかけての長期計画があり、園の理念・基本方針の実現に関して、特に関東圏における保育所運営についての考え方を明記しています。本園においては、法人の保育所運営に関しての考え方に沿って、2023年から2027年にかけての、「施設設備」「保育計画」「人材確保」に加えて、「地域貢献」を掲げ、保育に当たっています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・2023年度の境木保育園の事業計画には、★保育環境、内容の充実化、★地域、関係機関と連携し、育児支援(在園児、地域保護者)に積極的に取り組む、★職員一人ひとりの保育の質を高め、より子どもが楽しんで登園し、保護者が安心して預けられるような信頼関係を築く、★業務内容を見直し、職員の勤労意欲向上から、継続的な勤務(定着化)など、具体的な課題として打ち出しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・月一回の職員会議では、課題テーマ責任者及び園長より計画の進捗状況の説明があります。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育目標や保育内容等、事業計画を要約したものは、園だよりや重要事項説明書等で周知するようにしています。年度初めのクラス懇談会では園長や主任から保護者に向けて説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・年間指導計画、月案、週案などでは、PDCAサイクルにより振り返り、見直し作業を繰り返しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画は、「狙い」に対して、「取り組みの状況と保育士の振り返り」を行い、最後に「自己評価」を行って、改善課題を明確にし、次月につなげています。同じように年間指導計画、週案についても、評価サイクルは異なりますが、PDCAをくりかえる仕組みで保育を行っています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「保育士業務マニュアル」には、園長業務、主任業務、クラス担任・担当業務の内容が明記されており、年度初めの職員会議で園長は説明し、職員に周知しています。マニュアルには職員の役割を明確にし、園長不在時の代行に関しても明示してあります。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、横浜市子ども青少年局の施設長会議、保土ヶ谷区の施設長会議に出席し、色々な情報を得ながら保育分野の現状と取り組みについて意見交換を行い、保育事業を行う上での必須の情報を収集しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は日々、各年齢クラスに入って一緒に保育を行いながら、園児の様子や保育士の働きかけを見たり、日誌や指導計画などの書類から、問題・課題をチェックし、保育の質の向上に向けて、アドバイスをしています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部から送られてくる運営方針や、目標については、職員にも配布し、情報を共有しています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園には入職年数に応じた「年間研修計画」があり、また、設置法人の作成した「保育士自己評価表」があり、これが法人の「期待される保育職員像」となっています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の「期待される職員像」については、園独自の「保育士自己評価表」や入職年数別・職責別「年間研修計画」からも類推できますが、法人の「就業規則内にも明記してあり、全職員は周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・「働きやすい職場づくり」に関しては、園長は、職員一人一人の希望を聞きながらシフトなどを作成し、また、有給休暇の取り方や連休の取り方など、本人希望を聞き、他の職員との公平を損なわないように配慮しながら進めています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「期待する職員像」を園独自の「保育士自己評価表」や就業規則の中で明確化し、全職員も周知しています。中堅保育士、リーダー保育士、主任保育士としての、期待される役割と目標を明確にしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では「期待する職員像」を園独自の「保育士自己評価表」や就業規則の中で明確化し、全職員も周知しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園では職員一人一人の知識、技術水準、専門資格の取得状況等を把握しており、園長は職員の「キャリアアップ目標」を見ながら、個人面談に臨んでいます。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生受け入れマニュアルがあり、園の実習生受け入れに対する姿勢を明確に打ち出しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園のホームページでは、園の理念、保育方針、保育目標などを公開し、園の運営内容について報告を行っています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全職員は入職時に新人研修を受講し、就業規則や保育所運営に関するマニュアル類を学んでいます。業務マニュアルには、園長、主任、クラス担任など、担当業務の内容が明記されており、年度初めの職員会議で園長は説明し、職員に周知しています。マニュアルには職員の役割を明確にし、園長不在時の代行に関しても明示してあります。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画で地域とともに子育ての支援の連携が図られ、子どもの成長、子育ての喜びが感じられるよう取り組む体制の確立に努めると明示されており、子育て相談、パンフレットの配布、園行事への開放(七夕、節分、ひなまつり)、園庭開放、子育てサークルの参加、地域子育て支援活動等が活動内容として示されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・ボランティアの受け入れは、「ボランティア・職業体験受け入れマニュアル」により基本姿勢を明確にして、希望者に対応しています。ボランティア希望者は常時受け入れています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものために連携が必要な機関や団体、病院や学校、地域内の他の事業所、ボランティア団体、子育て支援団体、町内会などの他、福祉事務所、児童相談所、保健所、警察、消防などの機関は、連携を図るためリスト化して事務所内に掲出されています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・特に今年度の本園は、文部科学省の「幼少保の架け橋プログラム」に地域のモデル事業に参加して、5歳児から小学校1年生の架け橋期の学びの連続性に関するプロジェクトに参加し、手引きや参考資料の作成等を担当しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園では、未就園児を預かる「一時保育」「産休明け保育」など、保護者のパート就労や疾病・入院などにより、一時的に日中家庭での保育が困難となる場合や育児不安の解消、負担軽減のため就学前のお子さんをお預かりする支援を行っています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・本園の全体的な計画、保護者に配布する保育園のしおり、本園のHPなどに掲載されている「事業の目的」「保育理念(事業運営方針)」「保育方針」「園の保育目標」などに子どもを尊重した保育を目標にすることが強調されています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園には「個人情報取り扱いマニュアル」「虐待防止マニュアル」が制定されており、日常の確認は視診簿で確認します。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・利用希望者に対し保育内容を紹介する資料は地区センター、区役所にパンフレットを置き、運営法人のホームページでも閲覧できます。利用対象者を若い世代と想定し、ホームページでは特に力を注いでいます。・園のHPには園内の子どもの様子や園内外の利用している社会的資源も掲載し、また帰国子女などにも丁寧に説明し受け入れています。区役所のパンフレットに保育園の情報を掲載してもらい、インターネットでも見られるようにしています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・説明会は、園長の挨拶のあと「保育園のしおり」を配布し、保育の目的、保育理念、保育方針、特に本園はバス通園があるので登降園のルールなど詳しく説明します。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・民営移管により公立保育園(創立は1973年)から2012年に社会福祉法人尚徳福祉会が運営を受託しています。本部は鳥取県にあり、東京都 神奈川県に20保育園を運営していますが転園時はいません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者には、行事のあとにはアンケートを取って、要望や感想を聞いています。その内容を行事の振り返りで確認し、次の行事に生かせるようにしています。また、アンケートの結果は無記名で、統計をとって保護者に配布しています。職員にも周知し、内容確認を行い、次年度の行事に活かしたり、保育につなげたり、自分の振り返りにもなっています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者へ渡す「保育園のしおり」「重要事項説明書」には苦情解決については「保育サービス改善のためのシステム」と、その目的を詳しく説明しています。玄関入り口の場所に苦情箱を設置し記入用紙も常備し、「苦情解決制度について」のお知らせも掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談や意見を述べる環境は、懇談会、園だより、保育園のしおりなどでいつでも相談できるよう明記されています。また、相談があればガラス張りの事務室からもいつでも声がかけられるような体制になっています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本園では苦情 相談などは保護者が直接法人の理事長へメールで伝えることができる旨をHPで紹介し 送信方法も紹介しています。また法人事務局へもメールにより申し出可能と紹介されています。日々の保育において、保護者が相談しやすいよう職員は対応マニュアルを入職時に心得として学び、法人内の接遇研修で対応マナーを身に着けています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネージメントの責任者は、職務上園長が負っています。園長は事故防止に特段の注意を払っており、子どもの発達状況により年齢ごとの特徴があり、他施設の年齢ごとのヒヤリハットの事例検討を行っています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園内での感染症の流行に関しては園長が関係機関に報告します。コロナ感染対策として登園時の検温、手指消毒、換気 ソーシャルディスタンス等の対応をしています。、横浜市からの通達はその都度掲示、配信しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度初めに避難訓練の計画をたて、NTTの伝言ダイヤル体験、消防署の職員による消火訓練や起震車による地震体験、災害時の注意点を紙芝居やスライドで学んでいます。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育についての標準的な実施方法は「保育士業務マニュアル」が作成されており、保育の手引き・手順が定められており保育士が一定水準の保育ができるようになっています。標準的な実施方法は、保育理念、保育方針、地域の現状等を考慮して作成しています |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・月間指導計画には、自己評価欄、振り返り欄があり、担当保育士が一人ひとりの成長を確認しながら記入しています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 入園時に一人一人の心身の発達状況や家庭での養育状況を児童票や健康診断表 生活環境を丁寧に把握、面談でも把握するよう努め、入園後は毎日、連絡ノートのやり取りや口頭での伝言や指導計画の実施状況などで把握しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員会議では、クラス毎にその月の振り返りと申し送りがあり、職員に周知しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の記録は全園児の児童票、健康記録、発達記録、月間指導計画に記入され子どもの成長がわかるように時系列で記入されています。乳児は「保育日誌」で個人別の毎日の行動を記録、「発達経過記録」で1か月間の成長ぶりが記録されています。幼児は「週案実施記録」で週ごとに、月間指導計画の「個別配慮」欄で個人が特定され、「成長発達記録」で3か月ごとに個人別の詳細な記録が作成され成長発達ぶりを見ることができます。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育に関する記録の管理者は園長です。保育士は入職時に個人情報保護に関する誓約書を提出して守秘義務の確認を行っています。保育士には児童福祉法の「守秘義務」が課せられています。園では「個人情報・守秘義務マニュアル」を作成し、個人情報保護に関する方針等が明確化されています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全本園の「全体的な計画」は,児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法、保育所保育指針などの趣旨を順守して作成されております。法人の保育理念、保育方針などのベースには、この子どもの権利に関する条約が生かされています。「全体的な計画」の内容は、「子どものことを第一に考えた保育を行う」「保護者が安心して子どもたちを保育園に預け、仕事に集中できるようにする」と明示されています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1973年(昭和48年)公立の保育園として開設、2012年(平成24年)に民間移管になり、本福祉法人が受けております。築37年で設備面で老朽化が激しく、2016年度に現在地に新築ししました。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園前に児童票、健康記録を用いて個人面談を行い、入園後は毎日、連絡ノートで保護者と連絡を取って園での様子を伝え、子どもの成長を共有しています。連絡ノートは全園児に法人が支給しております。受け渡し時に声を掛けることによりコミュニケーションを図り保護者に安心感を与えています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児は、食事、排泄、衣類の着脱、身の回りの清潔、適度な運動と休息などの習得に関する月齢別の個別カリキュラムを作成し、毎日個人別に記録し週間、月間と振り返りながら基本的な生活習慣を習得します。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが主体的に活動できる環境については、乳児、1歳から3歳未満、3歳以上それぞれの年齢に合った遊びの中から、いろいろ工夫して遊べるよう環境づくりを行っています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児は6人在籍しており、乳児が長時間過ごすために同じ担当が保育できるように工夫しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1、2歳児の個々のカリキュラムを年間指導計画、月案、週案から作成して、それぞれの子どもに合わせた保育を行っています。乳児の個別指導計画では「現在の子どもの様子」と次月の保育の「内容・配慮・家庭との連携」が毎月計画されています。毎日の子どもの成長の様子は「保育日誌」で個人別に捉えられ、記録し、一人ひとりの子どもの発達の状況と生活リズムをつかんでいます。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3、4、5歳児は集団生活において自己を感じはじめる時期であり、それを体感できる遊びが多くあります。集団の中で安心して自己発揮できるよう日々の生活、活動内容、行事への参加を工夫し、子どもが生き生きと保育園生活を過ごせるよう配慮しています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・建物・設備はバリアフリーになっており障害のある子どもへの配慮は行われています。現在配慮の必要がある児童は数名在籍していますが保育所内は、室内の段差、トイレ、エレベータも設置され配慮が必要な子どもへの対応はなされています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・20時までの延長が1人、19時30分までが2人の延長保育があります。延長保育の子どもも自由に過ごせるように、1,2歳児室を使って環境を整えています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学校との連携や円滑な接続ができるよう、「全体的な計画」や「指導計画」を用いて、子どもが小学校に期待できることを目標として午睡を自由にしたり、文字に関心が持てるように工夫しています。5歳児は「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」につなげるように、ひらがな表を掲示し、文字に関心が持てるようにしたり工夫しています。お当番活動で人数調べをして文字や数字にふれていなす。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・看護師が常駐し、年間保育計画をたてています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・春と秋に健康診断と歯科健診を行っており、歯科検診の際には、医者より年長児に歯磨き指導もしています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーのある子については、「アレルギー対応ガイドライン」に従い、医師よりの「保育所におけるアレルギー疾患管理指導表」を提出してもらい、除去食対応をしています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちは、園庭のプランターにてナス、キュウリ、ピーマン、オクラ、ジャガイモなどを栽培し、収穫してクッキング保育に使用しています。子ども達は自分で栽培し、収穫した野菜を調理して食べますが、野菜のにおいや手触りなどを実体験します。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立や調理方法は子ども達の発達状況に合わせ、大きさ、形状なども考慮して進めています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人オリジナルの連絡ノートを用いて、0~2歳児は個別連絡帳で毎日のページを持ち、3~5歳児は1週間で1ページの個別連絡帳を使用しています。バスで通う3,4,5歳児も個別連絡帳を使用しています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長と保育士は、子どもの送迎時の声かけや連絡帳を通して保護者と親和的雰囲気を作り、信頼関係を築いています。全職員に、送迎時の保護者には、必ず笑顔で挨拶をするように指導しています。いつでも担任や園長や主任が相談にのれるように、話しかけやすい環境を心がけています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全保護者には入園時では、冒頭に「子どもの権利に関する条約」がお記載されている「保育所保育指針」を配付し、、園が子どもの権利を守ることを第一に考えて保育園を運営していることを表明しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育日誌の乳児版には「反省・考察・」、幼児版には「評価・反省」の記入欄を設けてあり、保育実践における自己評価も含めてクラス担当職員が記入しています。 |