社会福祉法人紫峰会 南いくた保育園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
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名称 | 南いくた保育園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 90(94) 名 |
所在地 | 214-0036 川崎市多摩区南生田3-2-7 |
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TEL | 044-712-4656 | ホームページ | http://minamiikuta-nursery.ed.jp/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2018年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人紫峰会 | ||
職員数 |
常勤職員:19 名
非常勤職員:15 名
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専門職員 |
園長:1 名
主任保育士:1 名
保育士:20 名
看護師:1 名
保育補助:7 名
事務・用務:2 名
園医:1 名
歯科医:1 名
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施設・設備の概要 |
保育室:5室(多目的室・ホールを含む)
事務室:1室
乳児用トイレ:2室
調乳室:1室
沐浴室:1室
職員休憩室:1室
調理室:1室
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【保育理念】 ・子どもの人権と自主性の尊重 ・保護者・地域との連携 ・園児と地域の子育て支援 【保育方針】 ・遊びを保育の中心に据え、子ども達の自主性や自発性を大切にする保育 ・思いっきり身体を動かし散歩や園外保育を十分取り入れた保育 ・子どもを中心に保育者と保護者が一緒に成長を喜び合える保育 ・縦割り保育や異年齢交流で思いやりの心を育てる保育 ・地域と関わりあって進める保育 |
【さまざまな動植物との触れ合いを大切にし、日ごろの保育の中に取り入れています】 園庭では、菜園やプランターでキュウリやトマト、トウモロコシや枝豆などさまざまな野菜を育てています。育てた野菜は収穫し、食育の一環としてクッキングに使用するなど、子どもたちの食に関する興味や関心につながっています。また、年長児を対象に、秋刀魚を子どものたち一人一人に一匹ずつ提供し、食べ方の指導等も行っています。 園庭ではウサギを飼育し、子どもたちが当番を決め、世話をしています。ウサギの世話を通して、動物をいたわる気持ちや命の大切さを学ぶ機会につなげています。 |
評価実施期間 | (契約日) ~(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【日ごろから話し合いの場を設け、子どもの興味や関心を実現できるよう取り組んでいます】 園では、日ごろから子どもたちの意見や、「~したい」という気持ちを十分に受け止め、活動の実現に結びつけています。お楽しみ会では、各クラスの子どもたち同士で話し合い、保育者が一人ひとりの意見を十分に受け止めることで、子どもたちの興味や関心の実現につなげています。一例として、子どもたちの発想から、自分たちが演じた劇を撮影し、上映会を実施することや、日ごろ廃材などを利用して制作したロボットなどを、コンビニエンスストア屋さんとして売ることなどが日々の保育の中で行われていることが挙げられます。さらに、夏祭りの際に、子どもたちとの話し合いから、共同制作として大きな竜を制作しました。制作された竜は、「運動会や発表会でも使いたい」という子どもたちの思いを受け止め、実現につなげました。 実現の背景には、乳児期から一人ひとりの気持ちをしっかりと受け止め、保育者との信頼関係を築いてきたことが挙げられます。そして幼児期に入り、信頼関係の土台をもとに、日ごろの活動の中に話し合いの場を積極的に設け、活動を実現してきた経緯があります。話し合いの中で、職員が一人ひとりの子どもたちの意見を十分に聴き、話し合われた内容が実現されてきたことを通して、子どもたちの中で、「話し合って実現する」という気持ちが養われていることが挙げられます。 【日ごろから地域との関わりを大切にし、地域の子育て支援に積極的に取り組んでいます】 園では、日ごろから民生委員との情報共有や区の公私立認可保育所が主催となり、0歳~就学前の親子を対象として実施されている、「ママとあそぼうパパもね」などに参加し、地域ニーズの把握に努めています。把握されたニーズとして、戸外で安全に遊べる場所の必要性や、室内で親子で遊べる場所が挙げられ、園庭開放や保育室内の開放、また図書の貸し出しなどの実施につなげています。また、地域の子育て支援として、ふれあい遊びやどろんこ遊び、手作り玩具の制作やパネルシアターの実施などにも、積極的に取り組んでいます。さらに、園で焼き芋会を実施した際は、近隣の方に焼き芋を届けるなども行っています。 |
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改善を求められる点 | 【研修や自己評価で得られた内容を園全体の自己評価につなげる取り組み】 園では、日ごろから園内研修として、グループに分かれ、子どもの人権について検討する機会を定期的に設けるとともに、キャリアアップ研修等の外部研修を積極的に受講する取り組みが行われています。また、毎月のカリキュラム会議では、園長、主任、各クラスリーダーが出席し各クラスの月間指導計画や保健計画、また行事の反省及び評価を実施し、次月の計画に反映させています。さらに、各職員は、年に1回の園長面談の際に、勤務姿勢、一般常識、園児把握、知識技術向上、保護者対応、コミュニケーション等の項目が設けられた、自己評価書の項目に沿って、職務に関する成果や貢献度等を評価しています。 今後は、研修や自己評価で得られた内容について、具体的な保育実践につなげ、定期的に職員間で共有し理解を深めていくことが期待されます。 |
自己評価をする過程でも、日々の保育や運営の振り返りが出来た。また、利用者調査などで、率直な意見も伺うこと事が出来たので、今後の保育や園の運営に反映させて行くつもりである。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園の理念や目標は、園のホームページ、パンフレット及び規定集等に記載されています。理念や方針から、法人や本園の行動・判断・価値基準などの基本的な考え方を知ることができます。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・社会福祉事業全体の動向や地域の各種福祉計画の策定動向などについては、区の園長会や幼保小の連携会議などを通して把握に努めています。また、日頃から保育や保健などを統括している、区の担当課である、保育所等地域連携課の担当者とのやり取りを通して、新型コロナ感染症対策などの情報を得ています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・理事会を通して、園の経営課題等について分析し、採用や異動、園の設備面など具体的な課題を明らかにしています。課題については、必要に応じて、職員会議等を通じて、職員へ周知しています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:c】 ・中・長期計画については、園舎の建て替えや人材育成など、具体的な課題を取り上げ話し合われていますが、作成までには至っておりません。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画として話し合われている、人材育成については、単年度計画に研修概要として記載されています。研修概要では、各職員が個別研修計画の目標に沿って、自主的に研修等に参加し学ぶことを促し能力の向上を図ることが記載されています。一例として、園長・主任による新人職員への研修をはじめ、区が主催する研修への受講やキャリアアップ研修の受講、また、夏期自主研修や、園内研修等について計画内容が記載されています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度末の職員会議で園運営の方向性や行事などについて話し合われ、これらの内容を踏まえ、園長が計画を作成し、主任と最終確認をしています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者説明会において、園の保育方針とともに、事業計画に記載がある行事等の計画について資料を作成し、配布と説明をしています。また、事業計画は玄関に常備し、いつでも閲覧できる体制となっています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・日ごろの保育については、週案や月間指導計画など各種指導計画を通して、PDCAサイクルにもとづいた保育の質の向上に関する取り組みにつなげています。また、月1回の職員会議やカリキュラム会議、年度末の会議等を通して、実施状況を評価、反省し、質の向上に反映させるよう努めています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員会議やカリキュラム会議等を通して、日ごろの保育について振り返り、課題の把握と共有が図られています。また、行事後の保護者アンケート等の結果を、職員間で共有し、具体的な課題の明確化につなげています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・園長の役割については、職務分担表に記載され、職員会議等を通して周知を図っています。また、職員会議や毎朝のミーティングを通して、新型コロナウイルス感染症に対する園全体の方針や、時期に応じた保育で大切なこと、また保護者対応などについて伝え、園長が最終決定をする役割であることを表明しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、労働基準法に関する研修や社会保険労務士との相談、園の各種規定の確認を通して、遵守すべき法令等の把握に努めています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、保育の質の現状について定期的、継続的に評価・分析を行うため、全体会議、カリキュラム会議、給食会議、行事担当者会議などに参加し、課題の抽出や解決の取り組みを行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園長は、業務の実効性の向上に向けて、職員配置に対する取り組みを行っています。各職員の保育経験年数や保育に対する考え方、また法人系列園を含めての、法人園での経験年数を考慮し、人員配置を行っています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・必要な福祉人材の確保、定着等に関する具体的な方針の一環として、保育経験年数に応じて、新任期、中堅期、ベテラン期、リーダー層の項目が設けられ、具体的な業務内容が記載された、「求められる能力」として文書化されています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像」については、求められる能力として文書化され職員に配布しています。また、人事基準については、就業規則や給与規定に記載され職員へ周知しています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、毎月シフトに関する希望を提出し、主任は各職員の希望や状況を配慮しつつ、園の状況を踏まえ勤務シフトを作成しています。その際に、早番勤務や遅番勤務などについても配慮しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員一人ひとりの育成に向けた取り組みとして、保育経験年数に応じて求められる能力を文書化し、明確にしています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像」については、新任期、中堅期、ベテラン期、リーダー層と、保育経験年数ごとに一般常識・実務能力、保育知識・技術、保護者対応、チームワーク力、危機管理能力の項目で求められる力を文書化しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況等については、キャリアアップ研修の受講歴や、年に1回実施される、自己評価書にもとづいて把握されています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生の手引きが整備されており、受け入れ担当は主任が務めるなど、実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢を明文化しています。また、園のホームページには、「保育士を目指す方へ」という項目があり、実習生の積極的な受け入れを明示しています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人、保育所の理念や基本方針、保育の内容については、保育説明会で説明するとともに、全体的な計画の概要や乳児クラス、幼児クラスで大切にする取り組みなどが記載された資料を配布しています。また、事業計画書は玄関に常備され、いつでも閲覧できるようになっています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引等に関するルールについては、経理規則に沿って、必要に応じて職員に伝えています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方については、全体的な計画に記載され、基本的な考え方が文書化されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職場体験、インターンシップ、ボランティアの受け入れ等に関する基本姿勢を明文化しています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の関係機関・団体や、個々の子ども・保護者の状況に対応できる社会資源として、園周辺のお散歩マップや医療機関の一覧を作成しています。作成内容については、職員会議や、カリキュラム会議等を通して、職員間で情報の共有化が図られています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・地域の福祉ニーズ等を把握するための取り組みとして、日ごろから園の第三者委員を兼ねた民生委員との情報共有や、区の公私立認可保育所が主催となり、0歳~就学前の親子を対象として実施されている、「ママとあそぼうパパもね」への参加を通して、戸外で安全に遊べる場所の必要性や室内で親子で遊べる場所の必要性などの地域ニーズ等の把握に努めています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・把握された地域ニーズ等にもとづき、園庭開放や保育室内の開放、また図書の貸し出しなども実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもを尊重した保育の実施について、全体的な計画等に明示し、職員会議等を通して共有しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシー保護については、個人情報保護規定が整備され、職員に周知しています。具体的な配慮事項として、着替え時やプールの際は外部から見えないよう配慮しています。着替えの際は上着を脱いだら上着を着るなど、子どもたちが衣服を着ていない状態にならないよう伝えています。また、おもらしした際は、子どもの気持ちに配慮し、個別の対応を実施しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・区役所に園のパンフレットを置くとともに、区の主催で行われる子育てまつりの際にパンフレットを用意するなど、利用希望者が、理念や基本方針、保育の内容や保育所の特性等を紹介した資料を入手できる取り組みが行われています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始にあたっては、入園面接の際に、重要事項説明書や園のしおりの読み合わせを行い説明しています。説明にあたっては、実際の持ち物を展示したりするなど、保護者などが理解しやすいような工夫や配慮を行っています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたり、市内での転園等であれば市の書式を用いた、児童票、健診記録等の情報を伝えています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、子どもの表情や活動後の子どもの感想などを通して、子どもの満足を把握するよう努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制が整備されています。苦情相談窓口として、苦情受付担当者を主任とし、解決責任者を園長としています。また、第三者委員を設置しています。苦情解決の仕組みについては、重要事項説明書に記載があり、説明しています。また、玄関に掲示することで周知を図っています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書、園のしおり等に苦情相談窓口が記載されています。また、玄関に苦情相談窓口について掲示し、保護者への周知を図っています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、保護者との日々のコミュニケーションや、連絡帳のやりとりなどを通して、保護者が相談しやすく意見を述べやすいように配慮しています。また、保護者の意見を積極的に把握するため、行事後の保護者アンケートやクラス懇談会の際は園長が全クラスに参加するなどの取り組みが実施されています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントについては、園長が責任者となっており、防災担当係、環境係等が決められ、園の設備や遊具の点検などが実施されています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策について、看護師、園長、主任を中心に管理体制が整備されています。看護師は嘔吐処理方法やアレルギー対応、消毒液の濃度などについて書面にし、各クラスに配布、掲示することで感染症の予防と発生時等の対応について、職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制として緊急対応マニュアルなどを整備しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法については、業務マニュアル等を使用しています。業務マニュアルには、子どもの尊重、プライバシーの保護や権利擁護に関わる姿勢が明示されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・標準的な実施方法については、職員会議やカリキュラム会議、クラス会議等の各種会議で振り返るとともに、年度末の会議にて実施方法の見直しが定期的に実施されています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種指導計画は、クラス担当者が作成し、主任、園長が責任者となっています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、年度末の全体会議で検討されています。また、月間指導計画は月1回のカリキュラム会議で見直すなど、見直しを行う時期について、組織的な仕組みを定め実施しています。カリキュラム会議で見直された内容については、次月の指導計画に反映するとともに、クラスリーダーにより各職員に伝えられています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別指導計画、個人記録、保育日誌、健康記録等、子どもの発達状況や生活状況等を、園が定めた統一した様式によって把握し記録しています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関して、また個人情報の不適正な利用や漏えいに対する対策と対応方法については、個人情報保護規定等により定めており、記録管理の責任者を園長としています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、保育所保育指針や保育所民営化の際に、公立園で使用されていた保育課程及び法人の保育課程も踏まえ、民営化開園準備の職員で計画の骨子を作成しました。作成された全体的な計画は、毎年、各クラスに配布され、各クラスでの確認をするとともに、年齢ごとの発達を踏まえた内容かどうか、小学校との接続などについて職員会議で検討し作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内の温度や湿度に関しては、温度と湿度を測定し一定の域を超えるとブザーが鳴る計測器を各クラスに常備するなどの取り組みが行われています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・各家庭の背景を踏まえ、担任間での情報共有をすることで、一人ひとりの子どもの個人差を十分に把握するよう努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園児面談や個人面談を通して、離乳食やトイレトレーニング、また家庭での箸の使用状況など、個々の生活習慣に関する情報を把握しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各クラスには、子どもの手の届くところに玩具を設定し、自由に遊べるよう配慮しています。また、子どもの要望に応じて、玩具や制作の際に必要な素材などを用意しています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各家庭との情報共有を大切にし、個々の生活リズムを把握した上で、出来る限り家庭と同じよう過ごせるよう配慮しています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの意欲を受け止め、尊重するよう配慮しています。探索活動では、園庭遊びや散歩の際に子どもがドングリや落ち葉、アリなどを見つけた喜びに対して保育者が共感したり、子どもの探索活動を妨げないよう見守るなどに配慮しています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児は、乳児クラスから幼児クラスへの移行に伴い、徐々に保育者との関係から友だちとの関係に移行します。そのため、一人ひとりの興味や関心を活動の中に取り入れ、保育者が子ども同士の関係性の中で、一人ひとりの子どもたちが安心して過ごせるよう配慮しています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・玄関の入口及び、テラスの一部を除いて、室内はバリアフリー構造になっています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭的でゆったりと過ごすことができるよう、一人ひとりの子どもの体調や疲労なども考慮したうえで |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・小学校との連携や就学に関連する事項については、全体的な計画や5歳児の年間指導計画に記載され、計画にもとづいた保育が行われています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理については、市の健康管理マニュアルにもとづき実施されています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断や歯科健診の結果は、すこやか手帳に記載し、保護者に伝えています。また、保健だよりを通して、仕上げ磨きの必要性や就寝前は念入りに磨くことが大切なことなど、家庭での生活に活かされるよう配慮しています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー疾患のある子どもに対しては、国の基準である健康管理マニュアルをもとに、子どもの状況に応じた適切な対応を行っています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう、年間の食育計画を立て、取り組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・一人ひとりの子どもの発達状況や体調等を考慮して、離乳食の形状等、献立や調理の工夫をしています。また、子どもの食べる量や好き嫌いについては、喫食簿や給食会議を通して把握しています。今後は、委託業者の調理員等が定期的に子どもの様子を見たり、子どもたちの話を聞いたりする機会を設けることが期待されます。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・連絡帳でのやり取りや、活動内容を記載したホワイトボード、また、写真と文章で活動内容を示したドキュメンテーションを掲示し、家庭との日常的な情報交換に努めています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の連絡帳でのやり取りや、送迎の際の保護者とコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くよう取り組んでいます。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・虐待等権利侵害の兆候を見逃さないよう、日々の子どもの様子や、子どもへの保護者の関わり方、また視診などを通して、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・日々の保育内容については、週案や月間指導計画等を通して、反省及び評価を実施しています。また、月に1回実施されるカリキュラム会議では、園長、主任、各クラスリーダーが出席し、各クラスの月間指導計画や保健計画等について振り返り、次月の計画に反映させています。 |