第3ゆりの木ホーム
評価結果報告書
| 評価機関名 | 株式会社フィールズ | ||
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| 評価対象事業所名 | 第3ゆりの木ホーム | ||
| 評価対象種別サービス | 共同生活援助(障害者グループホーム) | ||
| 設立年月日 | 2007年08月01日 | ||
| 経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人 県央福祉会 | ||
| ③ 理念・基本方針 | 1)利用者さんの人格を尊重し、その立場をよく理解し、信頼関係(ラポート)を築くよう努力し、特別の事情がない限り職員の職務を理由に利用者の生活を損なう事がないよう、『利用者中心の支援を』実践していきます。 2)利用者さんの希望や要求が、他の利用者さんの権利を侵害せず社会生活上妥当なものなのであれば「自己選択、自己決定のできる環境」創りを全力で推進します。 3)利用者さんの生活歴を尊重し、施設利用によって利用者さんの基本的権利や利益が損なわれることなく、利用者さんの人格や行動を情緒豊かに受け止め、共感し、「利用者さんの個別ニーズに即応した支援」に努めます。 4)利用者さんの社会生活全てに関わる「自由とプライバシーの守られる環境」を維持していきます。 5)われわれ職員は、支援者としての専門性を高めるため、常に研鑽に努めると共に、望ましい社会人としての言動や身だしなみ、態度に配慮するよう努めます。 |
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| ④ 施設・事業所の特徴的な取組 | 当ホームは、強度行動障害の区分該当者が9名中5名と自閉症及び自閉傾向の方が多く生活しているグループホームです。そのため、日中事業所での刺激を多く受けて帰ホームすることが多いため、自分の部屋ではゆっくりと気持ちを落ち着かせ生活してほしいと考えています。自室でテレビやタブレットでの動画視聴をする人がほとんどで、自分の時間を過ごせるよう尊重しています。 また、年齢とともに皮膚疾患等の影響で通院者が多くなってきているため、入浴の際に皮膚にやさしい入浴剤を入れるなどして浴槽内でリラックスできるようにしています。 |
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| ⑤ 第三者評価の受審状況 |
開始:2025年05月08日 終了:2026年01月05日(評価結果確定日) 受審回数:3回(2020年度) |
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| ⑥ 総評 ◆ 特長や今後期待される点 |
1)利用者一人ひとりの障がい特性や身体状況に応じた支援を行っています 利用者および家族の要望やケース会議などにおけるモニタリング結果を個別支援計画に反映しています。利用者一人ひとりの障がい特性や身体状況に合わせた支援に取り組んでいます。強度行動障害区分の利用者が大半を占めていることから、職員は安心・安全に配慮し、おだやかに過せるよう支援に取り組んでいます。日々の生活の中で利用者一人ひとりが気持ちを落ち着けるように配慮しています。通所先から戻ってきた際には、ヒーリング音楽を施設内に流したり、風呂好きな利用者には入浴を勧めてリラックスできるよう働きかけたり、食事はそれぞれの居室で取るなど工夫しています。 2)利用者の尊厳と自己決定を大切にした支援体制を実践しています ホームでは、法人理念に基づき利用者の尊厳と意思を最大限に尊重し、職員倫理行動マニュアルやプライバシー保護規程を整備・周知しています。福祉サービスの開始・変更時には、丁寧な説明と同意取得を通じて自己決定を支援し、日常生活においても個別支援計画に基づき、利用者の主体的な選択を反映しています。快適な生活環境の工夫や外部見学時の配慮も徹底し、倫理意識の高い支援を実践しています。 3)ICTを活用し透明性ある運営と情報発信を行っています ICTを活用した記録管理体制を整備し、統一様式に基づく福祉サービスの実施記録を適切に共有しています。常勤職員には1人1台のパソコンを配備し、本社の情報管理部門の支援のもと、ネットワークを活用した効率的な運営を実現しています。個人情報保護規程に則った対応や、ホームページによる理念・方針・事業計画等の情報公開を通じて、透明性の高い情報開示に努めています。 4)利用者の高齢化に対応した人員体制の整備やケアスキルの向上や専門知識を習得していくことが望まれます 嚥下機能が低下している利用者には口腔外科で診察し喉の筋肉運動の指導を受け、利用者の身体機能維持のために、休日に法人専門部署による機器を使った運動プログラムの実施に取り組んでいます。今後は、利用者の高齢化による身体機能の低下に伴い、利用者の医療的ケアの頻度が高くなることが想定されます。適切な支援サービスを提供していくためには、人員体制の整備や高齢者への支援スキルの向上や専門知識を習得していくことが望まれます。 5)地域との交流の促進が期待されます 利用者と地域との連携には、理解や環境面での課題が伴いますが、ホームでは「ティールーム」への参加や近隣店舗との交流など、地域との接点づくりに継続的に取り組んでいます。今後は、地域住民との相互理解を深める工夫や、利用者の特性に応じた交流機会の創出を通じて、地域との関係性がさらに広がり、関係機関との連携も一層進展することが期待されます。 |
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| ⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント | 利用者様の平均年齢が48.2歳となり、ご家族の高齢化等によりホーム利用が増えてきています。今後、ホームでの生活について意思確認をしながらサービス提供していけるような取組が必要となっています。 また、職員の入退職が頻繁であり安定しておらず、人員不足が慢性化しています。人員不足を解消することで、細やかなサービス提供が行えると思いますので、人員安定化が急務であります。 今後は上記2点に重きを持ち、運営及びサービス提供できるようにして行きます。 |
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| 詳細評価PDF | |||
| Ⅰ-1 理念・基本方針 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 理念・基本方針は明文化し、パンフレットやホームページ、玄関掲示を通じて「いつでも、だれでも、確認できる」体制を整備している。内容は法人の使命や支援方針を明確化し、職員の行動規範としての具体性も備えている。会議や研修を通じた周知や、理解度の確認を含む継続的な取組が行われている。一方で、理念の実践と職員の行動との結びつきをより強化するための工夫が今後の課題と認識している。◆評価機関からのコメント 理念・基本方針は明文化し、パンフレットやホームページ、玄関掲示を通じて確認できる体制を整備しています。内容は法人の使命や支援方針を明確化し、職員の行動規範としての具体性も備えています。職員への周知は会議や研修を通じて丁寧に行っており、職員からも高い評価を得ています。継続的な理解度の確認を含む取組を実施しています。一方で、利用者に対しては更に分かりやすい周知方法の工夫が期待されます。 |
| Ⅰ-2 経営状況の把握 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) ホームを取り巻く経営環境や地域の福祉ニーズ、制度動向を的確に把握・分析し、利用者像やサービス利用状況、コストなどのデータをもとに経営課題を明確化している。職員体制や財務状況も含めた現状分析を行い、課題解決に向けた具体的な取組を推進している。ホーム部会などでの情報共有や課題検討を通じ、職員への周知と組織的な対応が図っている。◆評価機関からのコメント 法人は地域特性や福祉ニーズの変化を的確に把握・分析し、経営課題の明確化と改善に向けた具体的な取組を職員と共有しています。会議体を通じた情報交換も活発で、今後は中期計画の浸透や人材育成のさらなる工夫により、組織力の一層の向上が期待されます。 |
| Ⅰ-3 事業計画の策定 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 中・長期的なビジョンに基づく計画を策定し、理念や基本方針の実現に向けた目標を明確に示している。経営課題の解決に向けた具体的な内容や数値目標を盛り込み、評価・見直しが可能な構成となっている。これを踏まえた単年度計画も実行可能な内容で策定し、職員の参画や意見を反映しながら、定めた時期・手順に基づき実施状況の把握と評価を行っている。一方で、職員定着の不安定さが継続的な課題として認識している。◆評価機関からのコメント 法人では、中・長期的なビジョンに基づく計画を策定し、理念や課題、目標を明示した「中長期Vision2024-2026」を配布しています。これを踏まえた単年度計画も具体性と実行可能性を備え、方針に沿った目標と施策、数値目標を設定しています。 |
| Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 福祉サービスの質向上に向け、PDCAサイクルに基づく取組を組織的・計画的に実施している。第三者評価の結果を分析し、課題を明確化したうえで改善策を立案・実施し、必要に応じて見直しも行っている。職員間の支援認識の差異を是正するため、外部配信企業と契約し、全職員が動画講習を受講できる体制を整備するなど、知識・技術の均質化にも取り組んでいる。これらの取組により、質の高い支援の継続的提供を目指している。◆評価機関からのコメント 法人では、PDCAサイクルに基づき福祉サービスの質向上に組織的・計画的に取り組んでいます。評価体制の整備や実践報告会での活動発表で課題を共有し、改善策の検討を進めています。動画講習の導入により、支援の均質化と職員の知識・技術向上も図っています。 |
| Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 管理者は自らの役割と責任を明確にし、業務分担を文書化したうえで会議や研修を通じて職員への周知を図っている。法令遵守に関する理解と取組も徹底し、利害関係者との適正な関係維持にも努めている。福祉サービスの質向上に向けては、課題の把握と改善策の提示、体制構築、職員教育などに指導力を発揮している。経営改善や業務の実効性向上にも取り組み、組織内の意識統一を図っているが、現在の課題対応に追われる場面もあり、PDCAの定着が求められている。◆評価機関からのコメント 管理者は、福祉サービスの質向上と経営改善に向けて、PDCAサイクルを活用した取組を継続的に推進しています。職員との連携に加え、家族などの協力も得ながら課題解決に取り組み、利用率を85%から95%へと段階的に改善する成果を上げています。こうした姿勢は、組織の実効性と信頼性の向上に寄与しています。 |
| Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 福祉人材の確保・育成に関する計画を策定し、人事管理体制も整備している。理念に基づく「期待する職員像」や人事基準を明示し、評価や就業状況の把握、働きやすい環境づくりに取り組んでいる。個別面談や相談機会の確保、研修計画の実施により、職員一人ひとりの育成にも取り組んでいる。動画配信や外部研修の活用も進めているが、シフト勤務下での報連相の徹底や職員の主体性を引き出す工夫が今後の課題であると認識している。◆評価機関からのコメント 福祉人材の確保・育成に関する方針と計画を整備し、職員の意向や就業状況に配慮した人事管理を行っています。教育・研修の機会も確保し、職員への周知により連携強化と主体的な実践力の育成を進めています。今後は、シフト勤務における情報共有の工夫や人材育成制度への職員理解の促進が課題として期待されます。 |
| Ⅱ-3 運営の透明性の確保 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 運営の透明性確保に向け、ホームページや事業所玄関で理念・事業計画/報告・重要事項説明書、苦情や相談先のポスターなどの情報公開を行っている。第三者評価の結果も関係機関を通じて公表し、地域社会に対して法人の役割や意義を明示している。事務・経理・取引に関するルールや職務分掌も明確化し、職員への周知を図っている。内部・外部監査の結果を踏まえた経営改善にも取り組み、公正かつ適正な運営体制の構築を進めている。◆評価機関からのコメント 法人では、ホームページなどを活用し、理念や基本方針、事業計画、第三者評価、苦情対応体制などを適切に公開することで、運営の透明性を確保しています。また、事務・経理・取引に関するルールや職務分掌を明確にし、職員への周知を図るとともに、規程類の整備や委員会を通じた組織的な運営体制の構築にも取り組んでいます。 |
| Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 地域との関係構築に向け、法人は基本的な考え方を文書化し、利用者と地域住民との交流ができるように取り組んでいる。買い物や通院など日常活動においても、社会資源の活用を勧めている。関係機関との連携では、地域資源のリスト化や職員間の情報共有の実施を通じて、支援体制の充実を図っている。地域福祉ニーズの把握と公益的活動の展開にも努めており、自治会加入や地域の社会福祉協議会の交流会への参加など、地域貢献の姿勢を明確に示している。◆評価機関からのコメント 利用者と地域との連携は、理解や環境面の課題から容易ではありませんが、ホームでは「ティールーム」への参加や近隣店舗との交流など、地域との接点づくりに継続的に取り組んでいます。今後は、地域住民との相互理解を深める工夫や、利用者一人ひとりの特性に応じた交流を通じて、地域との関係性がさらに広がることが期待されます。 |
| Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス |
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| Ⅲ-1-(1)利用者を尊重する姿勢の明示 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者を尊重した福祉サービスの提供に向け、理念や基本方針にその姿勢を明示し、倫理綱領や規程を整備して職員への周知・研修を行っている。標準的な支援方法にもその考え方を反映し、プライバシー保護に関する規程・マニュアルに基づいた対応も徹底している。快適な生活環境の整備に努め、職員倫理行動マニュアルにより日常的な確認が可能となっている。業務の多様性による発生問題への集中傾向はあるが、利用者の尊重姿勢は職員から評価を得ている。◆評価機関からのコメント 法人の理念として利用者を尊重する姿勢を職員に周知しており、プライバシー保護に関する規程や「職員倫理行動マニュアル」を整備・配布しています。設備面でも快適な生活環境の工夫を行い、外部見学時にも配慮を徹底しています。職員の理解と実践により、倫理意識やプライバシー保護への取組は評価されます。 |
| Ⅲ-1-(2)福祉サービスの提供に関する説明と同意(自己決定) |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 福祉サービスの提供にあたり、利用者の自己決定を尊重し、家族の同意を得たうえで適切な説明と契約手続きを行っている。写真や図を用いた資料やふりがな付き契約書など、わかりやすく伝える工夫を行っている。見学や体験利用にも柔軟に対応し、情報提供は見直している。意思決定が困難な利用者への配慮もルール化し、個別支援計画に基づく支援と家族への報告を継続的に実施している。◆評価機関からのコメント 福祉サービスの開始・変更時には、利用者の自己決定を尊重し、重要事項説明書や契約内容を丁寧に説明したうえで同意を得て書面に記録しています。個別支援計画に基づく支援を行い、日々の変化は家族へ随時報告しています。土日や昼食についても利用者の意思を反映し、一人での外出など主体的な選択を尊重しています。理解しやすい説明の工夫も実施しており、丁寧な対応を実践しています。 |
| Ⅲ-1-(3)利用者満足の向上 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者満足に向けた仕組みを整備し、検討会議の設置などにより調査結果の分析・改善を行っている。過去の満足度調査は未実施だが、日々の生活の中で利用者や家族の困りごとを詳細に聞き取り、個別支援に活かしている。利用者の生活の幅を広げる新たな取組として、来年度は日帰り旅行を計画するなど、満足度向上への具体的な活動を展開している。◆評価機関からのコメント 利用者満足に向けた仕組みを整備し、個別支援計画の策定時には利用者や家族の意見を反映する取組を行っています。日々の生活の中でも困りごとの把握と支援に努め、旅行の話題などを通じたコミュニケーションも図っています。今年度は11月に日帰り旅行を計画しており、生活の幅を広げる取組として期待されます。今後は満足度調査を定期的に継続して実施する事が望まれます。 |
| Ⅲ-1-(4)利用者が意見等を述べやすい体制の確保 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者が意見や相談を述べやすい体制を整備しており、苦情解決責任者・受付担当者・第三者委員の設置に加え、行政機関等の窓口も紹介している。苦情解決の仕組みは掲示物や資料で周知し、申し出やすい工夫も講じている。相談内容に基づくサービス改善も行い、職員は日々の支援の中で傾聴と迅速な対応に努めている。法人では「何でも相談窓口」や月1回の面談機会も設け、利用者に生活が広がるような取組による環境整備を進めている。◆評価機関からのコメント 利用者が意見や相談を述べやすい体制を整備しており、苦情解決責任者や第三者委員の設置、行政機関の窓口紹介など、仕組みの周知を図っています。掲示物や資料による説明も行い、職員は日々の支援の中で傾聴と対応に努めています。また、関連する8ヶ所の事業所と連携し、法人による何でも相談窓口の設置など相談しやすい環境づくりにも取り組んでいます。 |
| Ⅲ-1-(5)安心・安全な福祉サービスの提供のための組織的な取組 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 安心・安全な福祉サービスの提供に向け、事故発生時の対応手順や責任体制を明確化し、職員・利用者への周知を徹底している。感染症予防や発生時対応のマニュアルも整備し、職員参画のもとで事例分析と再発防止策の検討を行っている。災害時の対応体制も構築し、立地条件を踏まえた設備対策や防災計画の整備を進めている。行政や地域団体との連携訓練は今後の課題であり、定期会議や日中事業所との連携で防災・感染症情報の共有を図っている。◆評価機関からのコメント 安心・安全な福祉サービスの提供に向けて、事故対応や緊急時の連絡体制を整備し、職員・利用者へ周知しています。ヒヤリハット、インシデント、事故報告は段階的に関連付けて記録・把握し、本部で毎月集計・分析を行い、リスクマネジメント委員会で対策を検討しています。災害時の対応体制も整備し、職員会議では利用者情報や防災・感染症情報の共有を行っています。 |
| Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保 |
| Ⅲ-2-(1)提供する福祉サービスの標準的な実施方法の確立 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 提供する福祉サービスの標準的な実施方法は、業務マニュアルとして文書化しており、入浴や服薬などの具体的な支援内容に加え、利用者の尊重やプライバシー保護、権利擁護の姿勢も明示している。業務はマニュアルに沿って遂行し、利用者の特性に応じた注意点も記載している。実施状況の確認や検証・見直しの仕組みを整備しており、職員や利用者の意見を反映した改善を図っている。標準化と個別化の両立に努めている。◆評価機関からのコメント 福祉サービスの標準的な実施方法は文書化し、利用者の尊重やプライバシー保護、権利擁護の姿勢を明示しています。業務マニュアルに基づき日々の支援を行っており、利用者の特性や入浴、服薬等の留意点も記載しています。定期的な見直しも行い、職員や利用者の意見を反映した改善を図っています。 |
| Ⅲ-2-(2)適切なアセスメントによる福祉サービス実施計画の策定 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 個別支援計画は、確立したアセスメント手法に基づき、責任者のもとで適切に策定している。利用者一人ひとりのニーズを反映し、支援困難ケースにも積極的に対応している。半期・期末のモニタリングや月1回のケース検討会議を通じて、計画の評価・見直しを行い、変更内容は関係職員に周知している。策定会議では紙面による意見集約を行い、完成後は利用者や家族に説明を実施している。緊急時の変更手順も整備し、質の高い支援体制を構築している。◆評価機関からのコメント 個別支援計画は、適切なアセスメントに基づき、利用者の具体的なニーズを反映して策定しています。関係職員による合議や意向確認の手順を定め、モニタリングやケース検討を通じて計画の質を保っています。外部専門家の意見も事前に取り入れ、必要に応じて支援内容に反映しています。今後は、専門家との連携体制整備や連携手順の明確化がさらに求められます。 |
| Ⅲ-2-(3)福祉サービス実施の適切な記録 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 福祉サービスの実施状況は、改定日を明記した規程集やマニュアルに基づき、統一様式で記録し職員間で共有している。法人内ではネットワークシステムを活用し、記録ファイルの回覧や情報共有の仕組みを整備している。個人情報保護規程により、記録の保管・保存・廃棄などの管理体制も確立している。記録ソフトを導入し月次で紙面保管しているが、職員のパソコンスキルに差があり記録の制度に課題があると認識している。◆評価機関からのコメント 福祉サービスの実施記録は、改定日を明記した規程集やマニュアルに基づき、統一様式で適切に記録・共有しています。常勤職員には1人1台のパソコンを整備しており、本社の情報管理部門による強力なサポートのもと、ネットワークを活用した記録管理体制を確立しています。個人情報保護規程に則り、記録の保管・廃棄・提供に関する対応も整備し、利用者や家族への説明も丁寧に行っています。 |
| A-1-(1)自己決定の尊重 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 法人理念及び倫理行動マニュアルに基づいて利用者支援に取り組んでいるが、業務に追われ利用者の意識・思いを十分汲み取れていない面もある。職員が外部の研修講座をオンラインで受講して自分自身の立場・役割を認識できるようにしているが、ルーティンワークに留まっているのが現状である。◆評価機関からのコメント 利用者の人格を尊重し、良い信頼関係を築き、「利用者中心の支援」に取り組んでいます。職員は法人の研修や外部の研修などを通じて強度行動障がいの特性の知識について習得・理解を深めて支援に取り組んでいくことが期待されます。 |
| A-1-(2)権利侵害の防止等 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 個人情報の取り扱いについて利用者の家族と締結している。また、個人情報を使用する場合は家族に許可を得てから使用するようにしている。◆評価機関からのコメント 利用者の基本的人権や利益が損なわれることなく、利用者の人格や行動を情緒豊かに受け止められるよう利用者のニーズに即応した支援に取り組んでいます。虐待等権利侵害のおそれがある事案の報告・情報共有する手順について整備していくことが望まれます。 |
| A-2-(1)支援の基本 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) ホームでの生活状況を勘案して利用者及び家族の要望などを聞き、個別支援計画策定時及びモニタリングに反映して日々の支援を行っている。計画に変更が生じる場合は、その都度、見直しを行うようにしている。◆評価機関からのコメント 利用者がホームでおだやかに過ごせるために一人ひとりどうすれば気持ちを落ち着かせることができるか考えながら支援に取り組んでいます。日中外部の事業所から戻った際には、居室でテレビやタブレットで動画視聴して自分の時間を尊重するよう支援しています。高齢化に伴い皮膚疾患で通院する利用者が多くなっていることから入浴の際に皮膚にやさしい入浴剤を使用して入浴でリラックスできるよう工夫しています。 |
| A-2-(2)日常的な生活支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者の障がい特性や身体状況に応じた支援体制を築けるように、日々の様子観察及び関係機関との連携を重視してサービス提供に隔たりが出ないようにしている。利用者及び家族の高齢化の対応については十分な知識及び支援構築までは至っていないのが現状である。◆評価機関からのコメント 様子観察では、ケガの有無、血圧測定、血液検査結果などについて記録し、毎月巡回する看護師と医療面での相談ができる体制となっています。現在2/3程度の利用者は定期的に自宅に帰宅していますが、家族の高齢化が進んでおり、土日ホームで過ごす支援体制の構築が課題です。 |
| A-2-(3)生活環境 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 利用者の生活の質及び幅を提供できるように行事を増やしているが、利用者一人ひとりの趣味・思考を捉えきれていな部分もあり、継続した観察を行っている。また、職員の出入りも多く支援に対する考え方も統一できてない面がある。◆評価機関からのコメント 利用者、家族、職員が交流するイベントを近くのコミュニティセンターで実施したところ、利用者の家族同士での交流につながりました。ホームの生活の幅が広がっていくよう継続していく方針です。 |
| A-2-(4)機能訓練・生活訓練 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) ホームの利用者の中には、高齢者もおり身体機能の低下が懸念されるようになってきた。今後は、利用者の医療的ケアの負担が多くなった際の人員配置及びスキルの習得が課題である。◆評価機関からのコメント 利用者の高齢化が進み、身体機能の低下に備えていくケアの体制づくりが課題です。嚥下機能が低下している利用者には口腔外科で診察し喉の筋肉運動の指導を受けて、きざみ食を提供しています。利用者の身体機能維持のために、休日に法人専門部署による機械を使った運動プログラムの実施を始めています。 |
| A-2-(5)健康管理・医療的な支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 機能・生活訓練と同様に、利用者の医療的ケアの負担が多くなった際の人員体制づくりやスキルの習得などをしていくことが課題である。また、近い将来、終末期支援についてどう取り組むのかが課題と捉えている。◆評価機関からのコメント 利用者が受診する場合、職員が通院同行しています。今後、利用者の医療的ケアに負担が多くなっていくなかで体制づくりが課題となっており、訪問介護サービスなどの活用も検討しています。 |
| A-2-(6)社会参加、学習支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 休日の外出ついてガイドヘルパー利用希望者が増えている。現状でもガイドヘルパー事業所より休日の利用は人手不足で対応ができないとの返答を得ているため、ホームで行える休日の過ごし方を考える必要がある。◆評価機関からのコメント 利用者は定期的にガイドヘルパーを利用して休日に買い物やレストランへ食事に出かけたり、本人の希望で鉄道博物館や国会図書館に行ったりしています。また、社会福祉協議会大和福田地区主催のイベント「ティールーム」に参加し食事やゲーム・カラオケを楽しんでいます。 |
| A-2-(7)地域生活への移行と地域生活の支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 現在、地域生活への移行を望んでいる利用者はいない。親亡き後の生活を維持することを希望する方が大半である。◆評価機関からのコメント 地域生活への移行など自立を目指す利用者はいません。医療的な支援が必要な高齢者は家族の判断で介護老人保健施設に転出したケースもありますが、家族のいない高齢化した利用者の判断や思いがどこまで汲み取れるのかが課題となっており検討が期待されます。 |
| A-2-(8)家族等との連携・交流と家族支援 |
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◆取組の状況(努力・工夫していること、課題と考えていること) 家族には面会や電話連絡の際に利用者の状況を伝え、意見を聴取している。昨年度より近隣のコミュニティセンターにて、利用者・家族・職員による懇親会を開催している。軽食やカラオケを通じて親睦を深め、家族は利用者の生活を知る機会となり、交流も促進された。利用者も楽しみ、大変好評であったため、今後も恒例行事として継続する予定である。◆評価機関からのコメント 利用者・家族の高齢化が進み、最近では面会や帰宅の頻度が減少していく傾向が見られます。今後は関連事業所、後見人、行政機関などの協力のもと連絡体制を確保し、家族などとの関係を維持していくことがますます重要になると捉えています。 |
利用者調査結果<別紙3>
| 利用者調査概要 | 利用者調査総合結果 |
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| 利用者総数:9名 アンケート調査対象:9名 ヒアリング調査対象:1名 |
① アンケートで評価の高い内容と % 「利用者同士でトラブルのあった場合、職員・スタッフが対応してくれますか」は67%が「対応してくれる」と答え、あとは「わからない」でした。 ② アンケートで評価の低い内容と % 「自由に外出したり、友達に会いに行ったりできますか」では「自由にできる」が33%で「できない」が44%でした。 ③ 調査全体でとらえた利用者の状況 (障害特性や利用者の背景や表情等も含め記述) ホームでは自分のペースで過ごせていて、困ったことはなく、ホーム内で職員全員に相談できていて、職員は優しい言葉で話してくれるようでした。外出は自分で実家に帰るくらいで、一人で自由に外出したいと思っている様子ですが、病気などで、同行者がいないと外出できない利用者もいます。趣味で好きなこともあり、父親と一緒に行くこともある利用者もいます。 |
