茶々かきのきだい保育園
第三者評価機関名 | 株式会社ケアシステムズ |
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名称 | 茶々かきのきだい保育園 | 評価対象サービス | 2021 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 180 名 |
所在地 | 227-0048 横浜市青葉区柿木台7-5 |
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TEL | 045-971-5626 | ホームページ | https://chacha.or.jp |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2004年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人あすみ福祉会 | ||
職員数 |
常勤職員:21 名
非常勤職員:35 名
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専門職員 |
園長:1 名
保育士:35 名
看護師:1 名
栄養士:2 名
事務:1 名
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施設・設備の概要 |
居室数:7
設備等:6
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ミッションステートメント・理念 Mission:20年後を創る Vission:Education is Empathy(よりよく理解しあうことで、世界は変わる。) Value:育てているには未来(7つの想い) 私たちが掲げるビジョンのキーワードはエンパシー。テレパシーのような非日常的な超能力ではなく、シンパシーのように「思いやる」「共感する」だけでもなく、考え方や立場が異なっても、相手の身になってその人のことを「よりよく理解しようとする」チカラ。このエンパシーを一人ひとりの宝物として大切に育んでいます。人への理解を深めあえば、よりよい関係が築けるはずです。対象を自然や生物、物語の世界や世の中の出来事まで広げれば、観察力や思考力、発想力や創造力も、よりゆたかに育つでしょう。そんな多様な個性と成長を尊重しあいながら、互いに歩み寄り、世界に生じるさまざまな課題をかいけつし、よりよい未来にしていく。その理想を子どもを真ん中に形づくっています。 |
人と人、人とモノの繋がりから、こどもの好奇心を育む 子ども一人ひとりが喜びと希望に満ちた毎日が送れるよう、その人格を尊重し、自発性にもとづく意思を大切した保育・教育を実践しています。広い園庭は、0歳児から5歳児まで一緒に五感を使って遊べる環境となっており、子どもたちがお世話をする畑やビオトープを設置し、植物や生き物が観察できるようになってます。このような人と人、人とモノとの繋がりにより、子どもたちがひとりの市民として、豊かな心で社会に羽ばたいてほしいという願いをもって日々向き合っています。 部屋の環境は、子どもたちが自ら選んで遊ぶことができるようにコーナー保育になっています。 0歳児から2歳児(乳児クラス)は、家庭の縮図として目と目を合わせて微笑みかけて言葉を交わすことを大切に、愛情をいっぱい注がれて、様々な体験を通して、情緒的な安定・安心のもと自立が構築し、自分の身の回りの事ができるようになります。 3歳児から5歳児(幼児クラス)は、異年齢で過ごし、年下の子は年上の子に憧れを持ち、年上の子は年下の子を自然とお世話するようになり、コミュニケーションが深まってきます。社会の縮図として、様々な体験を通して、ともに考え、深めつづけることで個々を認め合うことできたり、自分らしさを表現できるようになっていきます。 0歳児から年長児までのつながりのある保育を大切にし、子どもの成長を見守っています。 |
評価実施期間 | 2021/07/29(契約日) ~2022/04/04(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | ・職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、能力向上に取り組んでいる 園で認められた研修については、補助+勤務時間として参加することができ、園内研修で報告をすることになっている。また、法人で「習い事奨励金」として直接に保育に関わらないが、子どもたちのために役に立つ習い事について申請でき、園長承認で利用可能としている。職員のシフト調整や、経営層の現場サポートを行い支障無く参加できるようにするなど、職員の能力向上に取り組んでいる。 ・子ども一人ひとりを尊重し、主体的に伸び伸びと生活できるように保育を行っている 保育の基本は乳児保育であるを念頭に、0歳児から一人の人として尊重し子どもとの関わりを大切に保育を行っている。毎月のカリキュラム会議では子どもの発達や興味を共有し、環境設定や基本的生活習慣が身につけることができるように配慮している。少人数での関わりを大切にしているほか、モーニングトーク、イブニングトークでは、子どもが今日のできごとや考えなどを表現できる機会とし、遊びが発展するように援助している。また、保育室内は子どもの発達や興味、季節に合わせて設定し、自ら選んで遊ぶことができるようにコーナー保育を行い、遊び込めるような工夫をしている。 ・食事は、楽しく食べることができるように環境と雰囲気づくりの工夫をしている 旬の食材をふんだんに使って季節感ある献立を作成し、栄養士が子どもの傍に行き、食材を見せたり触らせたりしながら食への興味を引き出す工夫をしている。調理室が園舎の中央にあり、子どもたちが遊びながら調理をしている姿を見たり、コミュニケーション取ったりすることができており、安心して食べることに繋がっている。栄養士や調理担当職員はできるだけ食事時間に巡回して、喫食状況を把握、調理方法の気づきや献立の制作に反映できるように努めている。3月には年長児にリクエストメニューのアンケートをとり、保育園最後の食事を楽しむ工夫もある。 |
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改善を求められる点 | ・職員の就業状況を把握しているが、日々の業務の改善を必要としている 保育以外の書類制作や、行事準備の負担は多いことを把握しており、改善に向けて取り組んでいる。特に、年長担任は他職員の協力もあるが仕事量は多く負担が増えており、改善策を職員とともに模索している。また、スキルアップのための体制を整えているが、コロナ禍においては参加も難しい現状がある。シフト調整なども含め計画的な受講ができる体制づくりを目指している。 ・地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動の活性化と体制づくりを課題としている 子育て支援や園庭開放など地域開放を行っているが、コロナ禍においては利用者数は少なく活性化していない現状がある。地域の福祉やニーズに基づいて、園からの発信を行いコミュニティの活性化を図るとともに、園児確保にもつながることを目指している。情報誌による配信など、保育園の様子や専門性のノウハウを地域に還元できる体制づくりをしていくことを今後の課題としている。 |
第三者の評価委員の評価と保護者様のアンケートから、園の強みと弱みを分析することができました。自園の現状を知る良い機会と捉え、自園の良さをより発展させ、弱みを日々改善し前向きに努力していきたいと思います。 子どもたち、保護者の皆さまが安心できる保育園にまた、職員にとっても誇りを持てる職場環境を構築し、保育・教育の質の向上を図っていきます。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・「Education is Empathy (よりよく理解しあうことで、世界は変わる。)をvisionとしている。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・20年先を見据え、世界、日本、保育、街という視点を持って事業を取り巻く環境を把握分析している。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・20年先を見据え、世界、日本、保育、街という視点を持って事業を取り巻く環境の把握分析をもとに事業計画を策定している。その計画についての実績は、事業報告として取り組みを評価している。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・20年後を創るために3年後に茶々がどのような存在でありたいかを、法人として、世界の中で・日本の社会の中で・保育業界の中で・街の中でとして長期計画にしている。それぞれの事業スケール、外部環境との関わり、財務面、組織づくり、人材像、ノウハウ、運営状況を具体的に挙げている為、自園での計画をどこにあてるか考え、中期・短期計画に落とすことができるようになっている。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・中・長期計画から、今年度の園テーマを決め、具体的に事業内容を示すようにしている。計画は「保育についての取り組み」「保護者との関係構築についての取り組み」「スタッフ及び労働環境についての取り組み」「財務についての取り組み」「社会貢献」「安全・衛生・コンプライアンス等への取組み」のフォーマットに従って策定をしている。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画を策定する前に、園の強みと弱みを職員全体で意見交換を行い集約して、法人内園長と確認し合い、見直しも行っている。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の主な内容は、今年度のテーマや、実施している内容、今後の方向性などを毎月の園だよりでお知らせし、保護者が理解してもらえるように伝えている。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・子どもの人権や主体性を尊重し、環境を通した養護と教育が一体となった保育ができるように、新人研修、法人内研修、園内研修を行い、職員のスキルアップ、保育の質の向上に向けて取り組んでいる。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の自己評価は、年度末に全職員と保護者からアンケートを行っている。その結果から課題を抽出し、改善できるように職員会議で検討し、次年度の計画に組み入れている。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・赴任時に園長の責任と役割、法人からの情報を伝える役割について話し、現場でも困った時など率先して対応する旨を伝え、職員の裁量を最大化するよう努めている。また、経営層は地域との関わりづくりに向けた活動をその役割の一つとしている。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人としての規則が整備されており、加えて、保育士会の倫理綱領を把握し遵守するように、研修及び指導を行っている。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・毎月のクラスミーティングでは、職員の思いも聴きながら保育の質についての問題提起を行ったり、全職員が一緒に保育を考える体制ができるように努めている。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・法人内の園長会が月2回あり、経営の改善や、業務の実効性の向上に向けて、分析を行っている。また、リーダーとミーティングで話し合い、必要に応じて意識改革を行うようにしている。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・正規職員は法人の採用計画に基づいて採用担当が実行しており、ハローワーク、紹介会社を通して職員紹介制度、資格を目指している無資格保育士についても採用を行っている。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員の等級制度が明示されており、それに伴う給与が定められている。1年に一度、行動評価を正規職員に行い、評価した結果を昇進、昇格に反映し、課題を園長と面談を行い抽出し、専門性を向上させている。(行動評価=チェック表:等級によって評価が行える。園では園長が評価し、園長は法人で評価する仕組みになっている) |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員の就業状況については、タイムカードシステムを使い、PC上で把握できるようにしている。残業については事前申請書類を提出し、経営層が承認することになっており、状況によって職員の業務の平準化を図れるようアドバイスを行ったりしている。有給消化についても、個々に声かけを行い有給休暇が取りやすい環境にしている。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・「期待する職員像」を明示し、それに沿った研修を行っている。新人研修や、中途入社研修、リーダー研修は、法人内で行っているが、中堅の研修が少ないことを現在法人内でも課題としており、今後の展開に期待したい。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「期待する職員像」を明示し、子どもの人権や子どもが主体となる保育に繋がるよう、法人内研修に参加し、計画の見直しや実践のあり方を学び、アウトプットとして実践に繋げている。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員面談で、課題を抽出し、それに関連する研修が受けられるよう計画している。また、外部研修のお知らせなど掲示し、誰もが参加できるように情報を提供している。参加にあたっては職員のシフト調整や、経営層の現場サポートを行い支障無く参加できるように努めている。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生を受け入れるマニュアル、育成にあたっての姿勢を明文化して、誰もが指導できるように日常の保育の中で大切にしていることを確認している。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・法人のホームページ等の活用によりコンセプト、保育内容、年ごとに苦情・相談の内容や、改善、対応の状況を公表している。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所における事務、経理、取引などに関するルールは経理規定で定めており、職務分掌表で明確にし、職員に周知している。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育所地域子育て支援事業として、茶々タイムを行い地域との交流を図っている。また、長期計画の「街の中で」では、「街を明るくし、子どもたちの姿が生き生きと伝わってくる保育園、そして地域の方々にとって茶々がそこにあることが自慢となっている。」また、保護者や地域の子育て家庭にとって頼りがいのある存在となるように努めている。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れマニュアルが用意されており、面談を行った上で受け入れを行うこと、事前に規則等や子どもとの関わり方などの研修を行うことになっているが、コロナ禍ということもあり3年間受け入れはできていない。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子ども家庭支援センターや、児童相談所、療育センター、保健師等の関係機関は、職員間で情報共有を行っている。また、必要に応じて連絡が取れる体制を作り、連携が取れるようにしている。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・青葉区の園長会議、幼保小連絡会、地域保育園交流会に参加し、地域のニーズや情報を把握するように努めている。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子育て支援や、園庭開放を行い、安心して遊べる環境を提供している。地域の小規模園から卒園児を受け入れる体制(1名)を作っている。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育・教育の前提として、子どもを子ども扱いせず、一人の人として尊重している。一人ひとりの個性や発育、興味、関心は異っていることを前提として、認め合うことを大切にしている。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・プライバシーについては、保育園のしおりに記載し、職員間での共通認識、情報の共有化を図り、理解を深めている。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・パンフレットは、園の玄関に設置し自由に取ることができる。ホームページで、理念や保育内容を明示して情報を提供している。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育開始時の説明は重要事項説明書を用いて行い、入園説明会で必ず同意を得ている。その際、保護者の意向に可能な限り配慮するように努めている。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園先からの問い合わせについては、保護者からの了承を得てから伝えるルールになっている。健康調査票は保護者に渡し、保護者の判断で転園先に提供できるようにしている。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが満足しているかは、日常の保育の中で常に意識をして理解することが保育者の役割だと考え、把握するようにしている。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決のしくみは、重要事項説明書に記載し、玄関にも掲示している。苦情解決責任者は園長、苦情受付担当者は主任、第三者委員2名を定め、しくみについてフロー化している。ご意見カードとポストを玄関に設置し、いつでも申し出ることができるようにしている。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日頃から、保護者と挨拶を交わし、保護者が相談しやすい雰囲気を作っている。クラス担任で解決できない時は、園長や主任が対応できるように心がけている。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時の保護者の様子や表情から察知して声をかけ、その際に相談があれば迅速に動けるように配慮し、問題解決できるようにする。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・事故発生時は、マニュアルに沿って対応を行っており全体に周知している。報道された事件や事故があれば、速やかに掲示やミーティングで職員に情報共有し意見交換をして、園で同じことを起こさないように取り組んでいる。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の管理体制を整備し、登園禁止の感染症は重要事項説明書に記載し、対応の一部を保護者へ周知している。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の防火防災組織の掲示を行い、組織図、避難場所も掲示して全体に周知、避難訓練は毎月設定を変えて実施している。消防署と連携し、防災訓練の指導も受けている。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・保育の標準的な実施方法に関するマニュアル類が整備されており、重要事項説明書にもその内容の一部を明記している。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・各種マニュアル類については、年間の実施から年度末に見直すか否かを確認している。また必要に応じてその都度見直しも行っている。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画策定の責任者は、各クラスのクラスリーダーとし園長・主任の承認を得るようにしている。月案の骨子は決まっており、子どもの姿から次月の月案を決めている。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・指導計画の見直しは毎月のクラス会議で行っており、月案の変更や追記などがあれば、訂正箇所については朱記して職員間に周知するとともに、保護者には配信で伝えるようにしている。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況については、園の様式である健康管理台帳・児童要録・各会議記録に記録する仕組みとなっている。乳児は、個人別の指導計画に記録されており、職員がいつでも確認できるようにしている。記録要領の研修は、園全体及び個別で行い周知に取り組んでいる。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録については、定められた保管年数を遵守し、保管している。鍵付きのロッカーでの管理及び保管を行い、取り扱いについては職員会議で周知している。園における記録管理の責任者は園長としている。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画は、児童憲章、児童の権利に関する条約、児童福祉法などの精神に沿い、併せて保育所保育指針、理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの最善の利益を実現できる趣旨で編成している。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室の環境は、室温、湿度の夏と冬のガイドラインを定めて管理され、換気についても、窓を開けての自然換気を心がけている。保育室は、南向きで採光は充分である。園内の設備は、常に清掃し、用具や玩具等消毒を行いウイルス対策を行っている。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の基本は乳児保育であるを念頭に、目と目を合わせて微笑み合い言葉を交わす関りを大切に、子どもの情緒の安定・安心に繋がる保育に取り組んでいる。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの発達状況に合わせて、生活に必要な基本的な生活習慣が身につけることができるように配慮しており、習得については強制することなく、「できるかな」「やってみよう」「できた」「またやってみたい」となるように気持ちを大切にしている。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが選んで遊べる環境の工夫をしており、コーナー保育によって好きな遊びが十分に行えるように配慮している。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・乳児保育(0歳児)では、養護と教育が一体的に展開されるような環境整備を心がけている。0歳児が安心して、保育者と愛着関係が持てるように特定の保育者と信頼関係や、安心・安定して過ごすことができるように配慮している。また、少人数での関わりも大切にしている。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳未満児の保育については、養護と教育の一体的な展開を考慮する時期だが、養護の比重が大きい為、一人ひとりの子どもの状況に応じて、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重した保育に取り組んでいる。また、発達段階にはゆりもどりがある為、その日その日の子どもの状況を把握して、関りを大切にしている。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・幼児は異年齢保育を行っており、昼寝と食事は各年齢で行っている。3歳児は年上の子を敬い、5歳児なった姿を想像できたり、期待を持つことができるようになり、年上の子は年下の子を今までの経験から優しくお世話をしたり、困っているときに教えてあげたりする姿が見られている。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・1階には、オストメイトトイレを設置し、車いすで使用も可能としエレベーターも設備されてる。療育手帳を保有している園児には加配をつけて、安心して過ごすことができるようにしている。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・一日の生活を見通して、その連続性に配慮し、子ども主体の計画性を持った取り組みを行っている。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・5歳児の年間指導計画に、小学校との連携や就学に関する事項、小学校のスターティングプログラムに呼応するアプローチプログラムを組み込み、計画に基づき保育を実践している。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの健康管理関するマニュアルを備え、子どもの健康管理は各クラス担任が行っている。体調不良や変化が見られた時は、看護師に報告し指示を得るようにしている。場合によっては、保護者に連絡をしてお迎えを要請している。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断・歯科検診を年2回実施し、診断結果は記録し関係職員に周知している。また、健康診断・歯科検診の結果は保健に関する計画に反映させ、保育に生かすようにしている。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育所におけるアレルギー対応ガイドラインを基に、アレルギー疾患のある子どもは、医師の診断の元適切に対応している。慢性疾患等のある子どもに対しても医師の診断のもと、子どもの状況に応じた適切な対応を行っている。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食育計画を制作し、様々な経験を通して食に興味を持つことができるように、保育と連携し取り組んでいる。コロナ禍において調理実習はできていないが、園庭で栽培活動をして、野菜や植物に触れたり遊びに展開し興味が持てるようにしている。食材の感触遊び、野菜スタンプづくり、ゆず湯、鏡開きなどの機会も保育に取り入れている。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発育状況や体調などを考慮した、献立・調理の工夫をしている。献立は、法人内の栄養士が順番に作成し、季節感のある献立、旬の食材、季節の食文化等を取り入れている。日々のミーティングで各クラスの子どもたちの喫食状況を共有し、残食の調査記録や検食簿をまとめ、献立・調理の工夫に反映している。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・家庭との連携については、アプリ連絡帳(キッズリー)で、乳児は個々に日々の出来事や気づきを配信し、幼児はクラスごに活動の内容を毎日配信している。また、ドキュメンテーションを制作し、保育・教育を伝えるツールとして園内に掲示している。昨年度は、年度末に一年間のコンセプトドキュメンテーションを各クラスでまとめ、冊子にして全員に配布し、保育の内容を伝える取り組みを行った。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時は、園長が玄関先に立ち、挨拶を交わしながらコミュニケーションを図り、信頼関係を築くように心がけている。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待等権利侵害の兆候を見逃がさないよう心がけており、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めている。親子の些細な変化にも気づきができるように意識している。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・法人の行動評価表を使い、正規職員の自己評価を1年に1回、年度初めに実施している。その結果を基に園長と面談を行い、職員の課題を明確化し確認している。また、10月~11月の面談では課題に対して実行できていたか確認し新たな課題を明確化出来るようにし、自己評価を基に保育の改善や専門性の向上に取り組み園全体の保育の質の向上に取り組んでいる。 |