都筑ひよこ保育園
第三者評価機関名 | ナルク神奈川福祉サービス第三者評価事業部 |
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名称 | 都筑ひよこ保育園 | 評価対象サービス | 2022~ 保育所版 |
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対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 110(108) 名 |
所在地 | 〒224-0055 横浜市都筑区加賀原1―22-30 |
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TEL | 045-942-9557 | ホームページ | http://www1.tmtv.ne.jp/~hiyoko/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2003年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 社会福祉法人あおば | ||
職員数 |
常勤職員:27 名
非常勤職員:15 名
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専門職員 |
保育士:26 名
看護師:1 名
栄養士(内管理栄養士):4(2) 名
調理員:2 名
子育て支援員:2 名
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施設・設備の概要 |
乳児室(0~2歳児室) :3
幼児室(3~5歳児室) :3
沐浴室:1
調理室:1
トイレ:8
事務室:1
職員休憩室:1
地域子育て支援室:1
建物の構造:鉄筋コンクリート 造り 2階建て :建物延べ床面積 999.74㎡
園庭:330.09㎡
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【保育理念】 保護者と話し合いながら一人一人かけがえのない子どもとして見守り、社会の一員として、主体性を尊重して育みます。また、地域の子どもの福祉の向上を図ります。 【保育目標】 「自身の人生をより主体的に生きる子ども」であるために以下の目標を掲げます。 (1) こころと身体の健やかな子どもに育てる。 (2) 生活リズムを整え、基本的生活習慣を養う。 (3) 自分と友達を大切にし、仲間と関わることを喜ぶ子どもに育てる。 (4) 人権や差別について良く考え、行動する子どもに育てる。 (5) 身近な自然や社会に目を向けて感じた事を、言葉や態度、描画などで表現できる力を養う。 |
【立地および施設の概要】 都筑ひよこ保育園は、「社会福祉法人あおば」が運営する認可保育所で、2003年に開園しました。園は、港北ニュータウンの南端に位置し、東急田園都市線「市が尾」・JR横浜線「中山」・横浜市営地下鉄「都筑ふれあいの丘」の駅からバスで「加賀原」バス停下車、徒歩約3分のところにあります。 園に隣接して加賀原地域ケアプラザがあり、周辺は、新旧の戸建て住宅と集合住宅が混在した地域で、緑に囲まれた大小の公園や遊歩道は、散歩コースとなっています。 園舎は、鉄骨造2階建てで、室内外に木をふんだんに使っています。1階には中庭のデッキテラスを囲んで保育室やランチルームがあり、2階には、保育室と広いウッドデッキがあります。330㎡の園庭には、築山、壁面ボルダリング、登り棒、廃材のタイヤ、砂場等を配置し、子どもが全身を使って自由に遊べる環境となっています。 【園の特徴】 園が目指す、子どもたちが毎日きょうだいのように触れ合い楽しく過ごせる「みんなのおおきなおうち」であるように、職員が一致協力して保育を行なっています。 子どもの人権を尊重した保育を行なっています。NG 用語集を作成し、人格を否定する言葉や差別となる言葉を使わないことを、職員に周知しています。全職員は人権擁護のためのチェックリストで、子どもとの関わりを振り返っています。 |
評価実施期間 | 2023/08/01(契約日) ~2024/03/25(評価結果確定日) |
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受審回数(前回の受審時期) | 3 回(2018年度) |
特長や今後期待される点 | ◇特長 1.年齢・発達過程に合った子どもが遊び込める環境の工夫 職員は、子ども一人ひとりが好きな遊びを選び、友だちと遊びを広げていけるよう環境を整えています。子どもたちは、園庭や保育室等、遊びの場も自ら選んでいます。 各保育室は、低い家具や板で区切り、年齢・発達に合った玩具や遊具、絵本等のコーナーを設置して、子どもが自由に遊べるようにしています。0~2歳児保育室は静かで穏やかな雰囲気になるよう静と動の空間を整えています。遊具を備えた保育室前の広い廊下は、子どもが興味関心をもって探索活動ができる空間となっています。 3歳児は職員見守りのもとはさみを使って作品を作ったり、手作り衣装でごっこ遊びをしています。4歳児室の押入れの下には子ども用のソファーを設置し、子どもたちに人気の場所となっています。また、4・5歳児室には家庭から持ち寄った廃材のコーナーがあり、子どもたちは思い思いの作品を完成させています。 園庭では、子どもたちは、築山、壁面ボルダリング、登り棒で体を動かし、鍋やフライパン、段ボールやバスマット、ペットボトルの水差し等を使い、自由な発想で遊んでいます。 2.余裕のある職員配置にもとづく職員連携 全職員が子ども一人ひとりの把握に努め、連携して保育を行なっています。子どもと十分関わることができるよう、余裕を持って職員を採用・配置しています。すべてのクラスを複数担任とし、相互に連携をとり、いつでも他のクラスの応援に行けるよう、体制を整えています。園庭遊びでは複数のクラスで遊ぶことが多く、職員は声をかけ合いながら安全に配慮して子どもを見守り、遊びの様子を見極めて、異年齢で交流できるように声をかけています。 3.子ども一人ひとりに合った食事の提供と食育への取組 給食は園生活の中でとても大切にしたいテーマであると考え、食事の提供に取り組んでいます。食事時間は一斉ではなく、遊び終えた子どもからテーブルに着き、職員はその日の食欲や要望に応じて盛り付けています。子どもは完食する前でも食べたい食物をお代わりして意欲的に食事をし、炊き込みご飯が苦手な子どもには白飯を提供するなど、柔軟に対応しています。秋の芋ほりの後は焼き芋をし、節分には鰯を焼いてウッドデッキで食べるなど、食への関心を育んでいます。 ◇今後期待される点 1.職員一人ひとりの育成に向けた目標管理のための仕組みの明確化 職員は園長と面談し、個人の年間目標「キャリアアップ 自己実現のためにしたいこと」を決め、前期・後期で振り返っています。「職員研修体系」には、職種ごと・経験年数ごとに身につけるべき知識・技術を明記しています。 さらに、個別の目標や進捗状況・達成度評価をわかりやすくまとめるなど書式を整え、職員一人ひとりの育成に向けた目標管理等を実施することが望まれます。 2.苦情解決の仕組みを明示した資料の作成と保護者への周知 入園のしおりに「意見・要望・苦情・不満を解決するための仕組の導入」を記載して説明し、エントランスには、横浜市福祉調整委員会のポスターを掲示しています。しかし、アンケートでは保護者の半数が、仕組みの周知について否定的回答をしています。苦情解決の仕組みをフローチャート等で示すなど、わかりやすい資料を作成し、保護者に周知することが望まれます。 3.中・長期計画を反映した単年度事業計画の策定 「中・長期の事業計画 2023年度~2025年度」は、改善課題、計画内容を明確にし、年度ごとに評価・反省を行なう形式となっています。しかし、単年度計画への反映は、一部にとどまっています。単年度計画は、中・長期計画を反映して策定し、達成時期を明示して実施状況の評価を行ないやすい内容になるよう、さらなる検討が期待されます。また、財政的な裏付けとなる中・長期の収支計画の策定が望まれます。 |
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平成30年度以来5年ぶりの受審でした。令和5年8月の業務契約からおよそ9か月掛けて保育の様子や種々の書類を調査していただきました。 前回以降、コロナウィルス感染症が全世界に拡散・蔓延し、甚大な被害が発生しました。かつて経験したことのない事態に情報が氾濫し、保育所では長期間に亘り、緊迫感をもって幼い子どもたちの健康保持と予防対策に翻弄されました。 今回、第三者評価を受審して全職員が評価項目に沿って自己評価したことで、保護者対応や地域支援が不十分になっていたことに気づきました。今後、子どもを取り巻く家庭の状況や保育施策の変遷を踏まえながら、長年、職員たちとともに育ててきたひよこ保育園の長所をさらに伸ばし、こども・保護者・職員が安心して過ごせる保育所運営を目指します。 職員に対する自己評価作成の説明から二日間にわたる訪問調査の全般において、丁寧に対応していただきました。また、調査員の方々の言動から保育の本質、何を大切にするかを学び、元気をいただきました。ありがとうございました。 |
詳細評価PDF |
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評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・保育理念、保育目標は、ホームページ、パンフレット、「都筑ひよこ保育園入園のしおり(重要事項説明書)」に記載しています。理念は「保護者と話し合いながら一人一人かけがえのない子どもとして見守り、社会の一員として、主体性を尊重して育みます。また、地域の子どもの福祉の向上を図ります。」で、無認可保育所からの思いを取り入れて設立時に明文化しました。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・行政や保育情報誌、メディアから情報を得て、社会福祉事業の動向を把握しています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・把握・分析した経営状況や職員体制、人材育成、財務状況にもとづき、改善課題を明確にしています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・「中・長期の事業計画 2023年度~2025年度」を策定しています。中期目標と課題、年度ごとの計画内容を明確にして、年度ごとに評価・反省を行なう形式となっています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・令和5年度事業計画書・令和5年度予算書を策定しています。事業計画書に、法人関係、利用定員、園児数、職員数、事業運営基本計画、保育内容、年間行事計画等を明記しています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画は、職員会議での意見を反映して園長・副園長が中心となり策定し、理事会で承認を得るしくみとなっています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画の中の職員体制や年間行事予定等は入園のしおりに記載し、入園説明会、年度始めのクラス懇談会で、保護者に説明しています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 保育の質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・マニュアル集に、保育の計画の作成手順を定めています。全体的計画→年間指導計画→期・月指導計画→週日案の流れで作成し、期ごとに振り返り、次期の計画作成を行うPDCAサイクルとなっています。各計画に評価・反省欄を設けて担任が自己評価し、主任・副園長・園長がチェックする仕組みがあります。食育年間計画は栄養士と調理員が、保健計画は看護師がそれぞれ総括をし、次年度の計画作成に生かしています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき保育所として取組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の自己評価に、改善策、改善課題・改善策を詳細に明記しています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・ホームページや園だより、重要事項説明書に「園長あいさつ」を掲載し、園運営の方針や運営への取組方針を、職員や保護者、外部に表明しています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画に、根拠法令として児童憲章・児童福祉法、児童の権利に関する条約・保育所保育指針を掲げています。マニュアル集作成時に、児童福祉法、児童虐待防止法、個人情報保護法等の根拠法を示し、職員に周知しています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 保育の質の向上に意欲をもちその取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は、保育士の自己評価、保育所自己評価、看護師、栄養士・調理員の年間総括にもとづき、園運営に関する評価・課題分析を行なっています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・人事・労務・財務管理の分析は、園長・副園長が行なっています。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・事業計画に、園運営に必要な人員配置を明確にし、保育士、看護師、栄養士、調理員、警備員を採用しています。無資格の職員には子育て支援員資格が取得できるよう資料を渡し、取得を支援しています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園が求める職員像を「職員の心がまえ」として明記し、「人を性別・財産の多少、学歴、身分、信条等で差別しない、人権を尊重して謙虚に接する、常に向上心を抱いて学び資質向上に努める」等を掲げています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は職員の就業状況や一人ひとりの意向を把握し、労働時間や就労状況を調整してシフトを作成しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園が求める職員像は「職員の心がまえ」に明記し、職員研修体系の階層ごとの研修の目的を、初任者、中堅職員、クラスリーダー、主任、栄養士・調理員、看護師、園長・副園長別に定めています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアル集に「職員研修計画」を作成し、目的等を明記し、「職員研修体系」に、各階層の職員が身につけるべき知識・技術を明記しています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員名簿で、職種・取得資格・登録年月日を把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・「実習生ボランティア受入れについて」のマニュアルに、受け入れの意義、受け入れ担当者、受け入れ手順を明示しています。受け入れは、申し込み連絡を会議で検討、受け入れ決定通知、面接、実習、評価の手順を決めています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・運営法人である「社会福祉法人あおば」のホームページに、定款や役員名簿、報酬規程等を開示し、「苦情解決結果」を公表しています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・経理規程があり、マニュアル集に、職務分掌や権限・責任を明確にしています。マニュアル集は入職時に配付し、職員会議で周知しています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 子どもと地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・中・長期計画に、保育所の地域開放、専門性を生かしたサービスを挙げています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「実習生・ボランティアの受け入れについて」のマニュアルがあり、受け入れの意義を明記し、受け入れ担当者や手順を定めています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・関係機関、地域の団体は一覧にして事務所に掲示し、職員会議で周知して、必要時にすぐ連絡が取れるようにしています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・自治会長でもある法人の理事から、地域の福祉ニーズや地域活動に関する情報を得ています。園は自治会に加入し、地域に根差した運営を行なっています。地域の祭りではブースを担当するほか、園で開催する「ひよこまつり」では、地域住民に参加を呼び掛けています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・園庭開放を実施していることを広報していますが、現在利用者はいません。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・マニュアルの中に、子どもを尊重した保育に関する事項を明示し、入職時に職員に周知しています。人権尊重について、職員会議で繰り返し検証し、「NG用語集」や「チェックリスト」を用いて、職員一人ひとりが点検しています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した保育が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・重要事項説明書に「写真・動画の撮影について」を記載し、入園時に園内での撮影制限や映像の拡散防止等を説明しています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:b】 ・園の理念や方針、保育内容等を紹介したパンフレットを、地域のイベントや親と子のつどいの広場で配布しています。園は、利用希望者はインターネットを活用していると認識し、ホームページで分かりやすく情報発信しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園説明会で「入園のしおり」をもとに、園の概要や保育内容、費用負担等について説明し、同意書を得ています。在園児の保護者には、変更点を口頭や連絡帳、エントランスの掲示により周知しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育所の変更にあたっては、保護者から要望がない限り、園からの情報提供はしていません。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 子ども満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・生活や遊びの中で、子どもの姿や表情から意向をくみ取ったり意見を聞いて子どもの満足の把握に努め、ニーズを満たす保育を行なっています。担任だけでなく、看護師や栄養士、講師、非常勤職員も含めた全職員で、子ども一人ひとりのニーズの把握に努めています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:b】 ・苦情解決責任者を園長、受付担当者を主任と定め、第三者委員二人の氏名を入園のしおりに明記して入園説明会で説明し、事務所前にも掲示しています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保護者が相談したり意見を述べたりする際に、複数の方法や窓口があることを重要事項説明書に明記して、入園時に説明しています。エントランスには、横浜市福祉調整委員会のポスターを貼り、意見箱を設置しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、朝夕の送迎時に保護者に声をかけ、意向や相談を聞いています。相談は主にクラス担任が受け、内容によって園長や主任が同席して面談しています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントの責任者は園長です。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症対策の責任者は園長です。厚生省のガイドラインにもとづいて対応マニュアルと保健計画を作成し、職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応マニュアルがあり、毎月避難訓練を行なっています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・標準的な実施方法を明示したマニュアル集を作成し、全職員に配付しています。マニュアル集は、職員会議での意見を反映して作成しています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアル集を職員会議で検証し、職員意見を聞いて必要な改変をする仕組みがあります。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく指導計画を適切に作成している。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の提出書類記録である「児童票」、「園児調査表」のほか、入園児個別面談で聞き取った健康状態、要望等を面談票にまとめ、子どもの発達や身体状況をアセスメントしています。必要に応じて看護師・栄養士も面談しています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に指導計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の計画は、作成→実施→評価→次期の計画作成への反映を繰り返し、次期の計画作成を行なうPDCAサイクルのもと実行しています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・子どもの心身の発達状況を、0~2歳児は毎月、3~5歳児は期ごとに記録し、クラスごとにファイリングしています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアル集に、守秘義務順守のための5項目を規定しています。個人情報は事務所の施錠できる場所で管理し、持ち出し時は「個人情報持ち出しチェック票」に記入してその日のうちに返却することを決めています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
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【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は、児童憲章や児童福祉法、児童の権利に関する条約、保育所保育指針の趣旨を捉え、園の保育理念・保育方針、保育目標に基づいて作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・室内温度は、夏場は26~28度、冬場は20~23度を目安とし、湿度は60%とし、加湿器や濡れタオルで調節しています。換気や採光は十分で、2階は夏場の遮光のために自動オーニングやタープを設置しています。砂場の上に藤棚があります。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・入園時の提出書類や面談情報をもとに、一人ひとりの子どもの情報を把握しています。入園後の健診結果や経過記録を職員間で共有しながら、保護者とも連携し、個別の状況を尊重した保育を行なっています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達に合わせ、食事、排せつ、着替え、片付け、手洗い等に必要な援助を行なっています。家庭での様子を聞き取り、職員間で共有しています。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の周辺は、身近に自然と触れ合える環境で、天候を見て園外に出かけています。職員は季節の気づきを促し、子どもはドングリを見せ合いながら会話を広げています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが求める職員と十分に関われるように職員間で連携し、朝夕の時間帯は特に交代を少なくしています。非常勤職員も顔見知りになれるよう、毎日保育室に顔を見せています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 3歳未満児(1・2歳児)の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は子どもが自分でやろうとする気持ちを大切に見守り、できたことをほめて、自ら達成感を感じて自信につながるようにしています。また、自分で気持ちを立て直せるような言葉かけをしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年度始めに各クラスの子どもの特徴を捉え、子どもの様子や状況に配慮した保育を心がけています。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園玄関、裏門出入口にスロープを設置し、車いすでの移動ができるようになっています。1階に障がい者用トイレを設置しています。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ それぞれの子どもの在園時間を考慮した環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの一日の生活の中で、活動と休息のバランスを考え、集団活動と少人数で遊びこむ時間、ゆったり過ごす個別の時間を、子どもが選べるようにしています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中に、「就学前までの保育を一貫的に行う」と記載しています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・マニュアルに基づいて年間保健計画を作成し、子どもの健康管理を行なっています。毎月の身体計測、年2回の健康診断と歯科健診、年1回の尿検査を行ない、結果は保護者に伝え、クラス会議および職員会議で共有しています。身体計測の結果は、健康カードに記録して保護者に伝えています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科健診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健康診断、歯科健診の結果は児童票に記載し、職員は確認しています。結果と共に成長曲線を描き、年間の保健計画や食育計画等に反映しています。園では歯磨きを実施しておらず、虫歯予防として水分補給と給食時はお茶を提供しています。子どもには、ご飯を美味しく食べるために歯の健康が大事であることや、絵本や紙芝居を通して歯磨きの大切さを伝えています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・食物アレルギーのある子どもは入園時面談で状況を把握し、提出された「アレルギー疾患生活管理指導表」に従って対応しています。食事は、トレイの色や食器のデザインを変え、名前と除去食材を明記して提供し、台拭きも専用にしています。調理室からの受け取りと配膳時に、職員間で声出しでダブルチェックを行なっています。配膳後は、アレルギーのある子どものテーブルに職員がついて援助しています。食物アレルギーのある子どものクラスの午前おやつは、除去食材の無い菓子を提供しています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・「食育年間指導計画」(3~5歳児)を作成しています。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・栄養士は身体計測や健康診断結果を見て子どもの栄養状態を分析し、献立を作成しています。乳児には離乳食面談を行ない、発育状況に合わせた離乳食を提供しています。体調の悪い子どもにはご飯を粥に変更し、苦手な子どもには無理をさせないなど、柔軟に対応しています。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
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【第三者評価結果:a】 ・0~2歳児は定型の連絡帳で毎日、3~5歳児は家庭で用意してもらった連絡帳で必要に応じて、情報交換をしています。送迎時の会話でも子どもの様子を聞き取り、園での様子を伝えています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・職員は、送迎時の会話で子どもの様子を聞き取ったり園での様子を伝える中で保護者とコミュニケーションを取り、信頼関係を築くよう取り組んでいます。お迎えの時は担任が対応するようにし、一日のできごと等について伝えています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・虐待防止マニュアルを整備し、子どもと養育者の様子のポイントを明記し、子どもや保護者の表情や言動を観察しています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
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【第三者評価結果:b】 ・日誌で1日の保育を振り返っています。指導計画は月ごと・期ごとに、子どもの心の育ち、意欲や取り組む過程等にもとづいて振り返っています。それらをクラスで話し合う中で各職員が自己の保育を振り返り、次期の計画作成に反映しています。 |