社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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障がい者支援施設 たんぽぽの家

2021年03月12日公開
評価結果報告書 第三者評価詳細
① 第三者評価機関名
第三者評価機関名 特定非営利活動法人介護の会まつなみ

② 施設・事業所情報
名称 障がい者支援施設 たんぽぽの家 評価対象サービス 障害者・児福祉サービス版
対象分野 障害者支援施設(施設入所支援+日中活動事業) 定員 100名 名
所在地 252-0244
相模原市中央区田名6769-2
TEL 042-761-7788 ホームページ www.fukushimura.or.jp
【施設・事業所の概要】
開設年月日 1983年04月01日
経営法人・設置主体(法人名等) 社会福祉法人 相模福祉村
職員数
常勤職員:53名 名
非常勤職員:17名 名
専門職員
看護師:1 名
嘱託医:1 名
施設・設備の概要

③ 理念・基本方針
理念      相模福祉村を「わが街の文化」に
相模福祉村のことについて「どこにあるの?」と問われる。わたしたちはそのつど禅門答えよろしく「あなたの心のなかにありませんか」と反問する。わたしたちの機関紙を『青い鳥』と名づけた由来は、あのチルチル・ミチルの世界にしか住まないかもしれない『幸せの青い鳥』を、この世界で探し求めたいというひとつの願いをこめて名づけたものです。現実の世の中に、幻想にしか住まない『青い鳥』など存在するはずなどないのは自明の理です。だが、一歩翻ってわたしたちが自分の胸にそっと手をあてて考えたときに、自分の幸せと共に他人の幸せを願わない人はいません。他人の幸せを願う…その隙間にこそ、『青い鳥』が住んでいるのではないでしょうか?
わたしたちには、そんな風に思えてなりません。相模福祉村はそんな意味を込めて「あなたの心の中にありませんか?」とお尋ねしているのです。
基本方針
➀障がい者支援、高齢者ケア、児童・子育て支援の「質の向上」と「尊厳ある対応」
②多様な人財教育・人財定着・人財採用
③「働き方改革」への対応とはたらきやすい職場環境づくり
④稼働率の向上と無駄な出費の軽減
⑤災害時支援体制の構築

④ 施設・事業所の特徴的な取組
地域福祉の拠点として様々な事業を行い日々奮闘しています。利用者・保護者・外部の方々との連携を重視しています。安心して任され満足して頂ける個別サービスと安全管理の提供・多様な需要への相談支援や地域での総合支援を基本としています。

⑤ 第三者評価の受審状況
評価実施期間 2020/06/08(契約日) ~2021/03/03(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 4 回(平成29年度)

⑥総評
特に評価の高い点 1 事業計画書・事業報告書が詳細なものになっており、各種規程やマニュアルもほとんど整備されている点
2 職員とのコミュニケーションをとりながら施設長としてのリーダッシプが取られている点
3 人事考課制度を導入し、自己評価も行うなどして職員のやる気を促している点
4 地域とのかかわりを積極的に取り組んでいる点
5 利用者サービス提供に際し、利用者の意思を大事にしたサービス提供を実施している点
改善を求められる点 1 規程やマニュアルを随時・定期的に見直すシステムのより良い構築を期待します。

⑦ 第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回第三者評価を受けさせていただき、日頃自施設で行っているご利用者・ご家族への支援、社会福祉法人としての地域貢献も含めた社会的役割を改めて確認、是正していく良い機会となりました。ご利用者個々の障がい特性に合わせた個別支援計画に基づく自立支援や、より安心・安全を提供できる施設環境など、常に自己点検をしていくことの重要性を再認識しました。職員一人ひとりが障がい者支援における専門的な知識・技術を身につけるためにも、積極的な施設内外の研修への参加、定期的な委員会活動の実施、資格取得へのサポートを推進していきたいと思います。
 また、何よりも「記録する」ことによるご利用者把握と、職員間はもちろん、ご家族との情報共有を丁寧に行うこと。常に課題意識を持ち、より効果的な支援が実現できるよう、規程や帳票類の見直し・整理、ICTを利用した記録システムの導入なども含め積極的な業務改善に取り組んでいきます。
 今回ご助言いただいたアドバイスを検証し、これからもご利用者・ご家族にはより質の高い支援・サービスを、職員には業務改善等より働きやすい環境を、地域の方々にはより安全で安心いただける街づくりを提供できる施設を目指していきます。引き続きのご指導、ご鞭撻いただくとともに、他施設における先進的な福祉事業への取り組みや社会貢献活動の情報をご提供いただけると幸いです。

詳細評価PDF

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。

【第三者評価結果:a】

理念・基本方針は、ホームページや事業計画書に記載されています。事業計画書は実行可能な計画となっており、全職員に配布し、年度初めに全職員対象に説明会を実施しています。また、基本方針に沿った目標を会議にて振り返り、進捗状況の確認をしています。定期的に保護者会が開催されており、毎年年度初めに事業計画書を配布し、理念方針等の説明を行なっています。(今年度はコロナ感染防止の為保護者会の開催はない。)

Ⅰ-2 経営状況の把握
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。

【第三者評価結果:b】

福祉新聞や協議会の参加により、社会の動向など把握に努めています。経営状況の点では➀コピー代・上下水道金や電気使用量を数値化・グラフ化した掲示を毎月行い職員への意識改善を図るようにしています。②稼働率についても、毎月提示を行ない、稼働率の確認を行なっています。職員・役員一緒になって事業経営に取り組んでおり、常に状況把握や分析も行っています。

【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書に職員体制・人材育成についての記載がされています。また、監査法人が入っており、定期的な財務状況の確認が行われています。経営状況については、毎月行われている役職者会議にて課題解決・改善に努めています。また、現場へも朝礼・夕礼・会議等で報告し、周知を図っています。上下水道料金や電気使用量を数値化・グラフ化していく事で、現在の達成度、今後の取り組みを明確化出来る様にしています。

Ⅰ-3 事業計画の策定
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

法人の6つの取り組みに基づき施設の事業目標にて、中・長期的なビジョンを明確にしています。基本方針は毎年更新し、各職員へ説明会で周知しています。事業計画書に行動指標を明記し成果等を数値化するようになっています。また、事業報告書にて年度の成果を数値化し、見直しを行なっています。

【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書に中・長期内容の具体化されたものが明記されており、前年度の事業報告書に数値化された評価が反映されています。

【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。

【第三者評価結果:b】

各係・グループにて会議を実施し、ご利用者面談・意見箱・たんぽぽ委員会の活動時などを生かし事業計画書が作成されています。また、実施状況の確認も行なっています。計画期間中の状況確認は、会議等で行ない意見交換も行い周知を図っています。

【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。

【第三者評価結果:b】

当事者委員会(たんぽぽ委員会)で事業計画書等の説明をしています。保護者へは、定期的に行なわれている保護者会に職員が参加し、事業計画書等を配布・説明を行なっています。しかし、今年度はコロナ感染防止の為、保護者会の中止等もあり、希望者に事業計画書を送付している。利用者が分かりやすいよう、表を掲示するなどして、質問があった場合は随時答えられるようにしています。

Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。

【第三者評価結果:b】

サービスの質について、個別支援計画書・モニタリング・策定会議・見直しを図るPDCAサイクルに基づき適正なサービスが行われており、6ヶ月に一回以上の策定会議を実施しています。担当制でグループ・棟・係等で評価を統一する為に必要に応じてケアカンファレンスを実施し、適正なサービスが行われているか確認しています。自己評価については、人事育成制度マニュアルや職能等級基準書、人事考課表等で組織的に評価がを行う体制が整備されており、年に2回人事考課において面談を行い評価を実施しています。第三者評価は3年毎に受審をしています。

【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。

【第三者評価結果:b】

事業報告書・事業計画書に評価結果や分析結果が記載されていて、改善策の実施が現在進行しています。また、事業計画書に職務分掌が記載されていて、職員の役割が文書化されています。
 法人経営会議、施設経営会議、部署内会議、係会議、グループ会議等を定期的に行う事で、職員間での課題共有を図っています。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。

【第三者評価結果:b】

責任・役割等は事業計画書に記載されており、更に、経営・管理・職務分掌も明文化されており、年度初めの説明会で職員に周知しています。研修についても事業計画に年間予定が表記されていて、担当にて準備・実行しています。有事における対策として、事業計画書(組織図、職務分掌)で不在時の権限委任等を含め明確化されいます。また、全職員へ災害時の勤務アンケートを実施しています。

【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

色々な福祉施設の会議等に積極的に参加し、法令等の得た情報を職員朝礼・夕礼で報告し職員喚起に努めています。法令に応じた委員会活動や研修を、担当職員中心に定期的に行っています。また、労務士・監査法人等による定期的な指導が行われています。苦情解決・相談窓口・オンブズマンの活用など透明性のある、開かれた施設づくりを行っています。

【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

 色々な福祉施設の会議等に積極的に参加し、法令等の得た情報を職員朝礼・夕礼で報告しており、また、福祉新聞・雑誌を誰でも見れるように職員室に設置しています。変化のあったご利用者に対し、担当職員・相談員・サービス管理者・役職者中心に、迅速なケース会議の開催を行っています。具体的な取り組みを行う際、職員アンケートなどを行い、職員の声を反映した支援の取り組みを行っています。リスク的な気づきをヒヤリハットとして記載し、朝礼・夕礼で発表し、改善点など迅速な対応を行っています。適正なサービスの質を保てる様に、支援課による会議だけでなく、庶務課・栄養課もそれぞれ会議を実施する事により評価・分析を行っています。

【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。

【第三者評価結果:b】

労務士・会計士・監査法人が入り、定期的に経営・業務の実効性の向上に励み分析を行っています。働きやすい環境作りとして、休憩時間の確保、年間休日108日を実施しています。美点尊重(他人を思いやる)組織風土づくりを積極的に進めています。施設長による定期的な面談の実施(年2回)と職員アンケートの実施(7月)。作業効果・生産性向上のための業務見直しとICT(情報通信技術)の活用。働きやすいやりがいのある職場づくり。職員教育やマニュアル導入などを明文化し環境づくりの改善に当たっています。各委員会・研修を定期的に実施しているが、取り組みの継続が難しかったものを持続性のあるものに職員の意識改善にも努めています。

Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。

【第三者評価結果:b】

法人理念に沿った人材育成を行うために、入職時に組織人としてのスタンス研修を実施しています。また、育成時に不明点が分かり易いようにマニュアルが作成されています。人材育成について、事業計画書に明文化されていて、職員との定期的な面談や日常の中でも相談しやすい環境づくりを心掛けています。役職者が人材育成の研修を受け、チームビルディングなど現場へ提示し還元しています。新人職員に対しては独立するまでチェックシートを用い、段階クリアする毎に話し合いの場を設けるなど、課題をそのままにせず、次につながる指導を行っています。その他支援員チェックシートなどを活用し、職員の状態などを確認出来るシートを活用して、職員が何もせず成長しないのではなく成長出来る環境づくりも行なっています。

【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。

【第三者評価結果:b】

法人事業計画書、たんぽぽの家事業計画書(職務分掌)、相模福祉村人事考課マニュアル、「職能等級定義(基準)書」「人事考課表」等で「期待される職員像」が示されており、職務についても明確になっています。また、年に2回行われる人事考課にて職務に関する成果や貢献度等を評価していると同時に、チャレンジシートでは、職員自身が掲げた目標設定についての意見・評価・文責等も行い、職員の人事管理を評価しています。人事考課制度に基づき、等級毎の役割・事業計画書の職務分掌・チェックシート・マニュアル・面談の実施・チャレンジシートによる職員自己課題の抽出、マニュアルに沿った指導を行う事が出来ています。

【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

【第三者評価結果:b】

今年度より年間休日108日・年間有給の取得を実施し、GW・夏季・冬期等には長期休暇取得の実施を行っています。また、企業内保育室も開設しています。その他でも、出産・育児休暇、介護休暇の取得が可能になっています。相模原市勤労者福祉サービスセンターに加入、メンタルヘルスケアの実施など福利厚生の充実を図っています。外国人技能実習生を受け入れ、実習だけではなく生活面のサポートも実施しています。これは担当制にて行われ、訪問・相談・不安のない生活作りを心掛けています。

【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

法人事業計画書、たんぽぽの家事業計画書(職務分掌)、相模福祉村人事考課マニュアル、「職能等級定義(基準)書」「人事考課表」等で「期待される職員像」が示されており、年2回の人事考課により、面談を、職能・等級による役割にて行なっています。また、職員各自が1年間取り組むための目標設定をし、半期に一度の定期面談を実施。人事考課・マニュアル・自己評価・チャレンジシートを活用し課題抽出をし、職員の育成に励んでいます。

【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。

【第三者評価結果:b】

職務分掌により役割を明確化し、専門性(研修)・基本(マニュアル)を活用し、自己チェックシートによる評価の実施を行い、期待される人物像が提示されています。また、専門知識等は、研修を定期的に行い、学ぶ機会を設けています。職員とは、年に2回以上面談を行ない、チャレンジにおける目標、進捗状況の確認や課題等を役職者が相談にのり、目標達成の為の足懸りとなる助言するなど行なっています。

【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。

【第三者評価結果:b】

人材育成のため様々な研修を毎年行なっています。その他、施設内研修年間予定が事業計画書に明記されており実施しています。また、在職年数等で新たな知識を得てほしい為、施設側から研修を推奨する事もあるが、今年度はコロナ感染防止の為、法人内研修で人材育成(OJT)研修のみが実施されています。その他の職員でも、研修案内が届いた際は回覧し希望者を募り、希望に応じて研修参加を推奨しています。

【20】Ⅱ-2-(4)-① 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。

【第三者評価結果:b】

開かれた施設として、出来るだけ実習生等の受け入れを行なっており、受け入れに当たっては、担当職員が配置されています。実習生に関しては、事前にオリエンテーションを行ない、目的を持って実習に取り組んで頂くために、実習の目的・思いなどを聞き取り、思いに沿うような実習実施を行なっています。また、福祉を少しでも知ってもらいたい為に、実習期間中に法人内の施設見学も実施しています。実習に当たっては、個人情報同意書をもらうようにしています。

Ⅱ-3 運営の透明性の確保
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。

【第三者評価結果:b】

開けた施設を目指し、理念・基本方針等、事業計画書・事業報告書・ホームページ・機関紙などに明記し、施設の役割を知って頂くきっかけを多く作っています。また、正面玄関に苦情報告書を提示し、苦情を真摯に受け止め、即対応し、掲示しています。予算・決算情報は、監査法人の立ち入りがあり定期的な監査が行なわれています。また、毎月発行している法人紙・福祉村だよりを、地域自治会と連携して地域に配布しています。

【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書による職務分掌・運営管理規程・経理規程に基づく会計指導が実施されています。また、監査法人が入っています。

Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

 法人計画書、たんぽぽの家事業計画書に地域との関わり方について基本的な考え方を文書化されています。毎日、施設周辺の清掃活動、小学生の登校時間に合わせて四谷交差点での旗振り活動、活動で歩行に出た際はご利用者と一緒に元気に挨拶を行なっています。また、4月1日の開所記念日や福祉村だよりの配布をご利用者と一緒に行い、地域の方との交流の場を作っています。福祉村だよりの配布は自治会と連携しています。また、自治会のソフトボール大会に参加したり、園主催の災害訓練に参加して頂いたりしています。施設行事等へのボランティア依頼している他、夏祭りは沢山の方がご来場いただけるようにポスティング・ポスター掲示など行い地域還元できるように取り組んでいます。

【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。

【第三者評価結果:b】

事業計画書にボランティア受入れに関する基本姿勢を明文化しています。職場見学、職場体験、インターンシップの受け入れ要請があった際は、日程の調整をして積極的に受け入れています。ボランティアについては、毎年行事等で地元のボランティア団体へ依頼をしたり、文化祭に参加して頂き新舞踊を発表して頂いています。また、ご協力頂く際には、個人情報等の説明を口頭でさせて頂き、個人情報の同意書を頂いています。

【25】Ⅱ-4-(2)-① 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。

【第三者評価結果:b】

相談支援センターが併設されている為、情報共有がとりやすく、必要に応じてのケース会議が迅速に行われています。また、法人ネットワークを活用し、関係機関で定期的な連絡会(調整会議)を行なう事ができています。学校や行政を交えてのカンファレンスを行う事も出来ています。その他にも、福祉新聞や福祉雑誌、専門書などいつでも、だれでも閲覧できるように、所定の場所に設置され、利用されています。重要事項などは、重要部分をコピーし、各係に配布するなど情報共有が取れるようにしています。

【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。

【第三者評価結果:b】

地域との交流を大切にしていて、毎朝行なっている地域清掃もその活動の一つであります。先日、日頃の挨拶・掃除活動に関してのお礼として突然高校生が来園してきた。日頃の活動が実を結んだと思われます。その他には、地域の祭りや近隣保育園との交流会などが行なわれています。

【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。

【第三者評価結果:b】

地域行事への積極的な参加。小・中学生の職場体験などの受け入れ実施しています。また、地域清掃や横断歩道の旗振り等を行っています。法人が掲げる災害時におけるBCP(事業継続計画)対応に準じて、当施設独自のBPC対応を作成し、被災時訓練を自治会の方をお招きして実施しています。また、献立5日分作成、職員勤務調整など被災時における備えを日頃より会議等でも話し合っています。自治会との連携、法人内との連携、三世代交流・生活困窮者支援・相談支援センター(南区)など地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス
【28】Ⅲ-1-(1)-① 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつための取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書の中に、理念や基本方針、倫理綱領の記載があります。法令に準じた権利・拘束・虐待委員会の設置を行ない、委員会が中心となった内部研修勉強会や新聞等に掲載された人権擁護の情報提示も行っています。人権配慮の意識付けとして、各フロアごとに標語を掲示し、毎日活動前に読み合わせを行っています。

【29】Ⅲ-1-(1)-② 利用者のプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書の中に職員倫理綱領及び行動規範が記載されていて年度初めの説明会で職員に周知しています。更に権利・虐待・拘束委員会・マニュアル委員会・運営規程等で、更衣場所・入口ドアの窓枠に暖簾を掛けるなどプライバシーへの配慮、車椅子などでも入れるみんなのトイレ設置、人権に関しての意見交換を行い、標語の掲示等を行ない職員へ注意喚起し、プライバシーの保護に配慮した対応を行っています。

【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提供している。

【第三者評価結果:b】

パンフレット・福祉村だより・福祉のしおり等の写真使用は、本人・家族に同意を得た上で使用し、カラーで読みやすく近隣の公民館や学校に置いています。希望者には主に相談員による相談・見学の案内も適宜実施しています。写真などを用い、イメージしやすいように配慮した資料で丁寧な説明をしています。

【31】Ⅲ-1-(2)-② 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明している。

【第三者評価結果:b】

面談・相談を実施した上で、サービスの見直しを行う、関係機関との情報共有・連絡等適宜行っている。福祉サービス利用に当たり、口頭と書面で説明し、重要事項説明書や契約書等をお渡ししている。
個別支援計画書は本人同意の為、文章だけでなく口語・写真・見学などで分かり易く説明している。

【32】Ⅲ-1-(2)-③ 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービスの継続性に配慮した対応を行っている。

【第三者評価結果:b】

入退所検討会議の実施、策定会議、ご利用者、保護者面談にて要望の抽出しています。行政・相談支援センターとの連携を行い、ご利用者・ご家族が気持ち良くご利用頂く為、細心の注意を払った対応に当たっています。また、移動などご利用に関しての変更があった時でも、ご利用者・ご家族が困る事ないように配慮し、必要に応じて書類提供等も行なっています。

【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

年2回ご利用者面談を行なっています。また、策定会議・個別支援計画・モニタリング・アセスメントなどのプロセスを大切に、ご利用者のニーズ(声)を大切に支援に活かせるようにしています。その他の時間でも、ご利用者が意見を出しやすいように、「みんなのこえ」と称した意見箱の設置や、当事者会を毎月第一月曜日に開催し、ご利用者の意見や要望をまとめご利用者満足の向上に努めています。また、「聴いて聴いて」相談窓口を毎週設置し、希望ご利用者との面談を行ない、意見の改善等を図っています。

【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。

【第三者評価結果:b】

【35】Ⅲ-1-(4)-② 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知している。

【第三者評価結果:b】

ご家族の方や地域の方からの声を大切にしており、声は直接届くことや電話などであるが、その他だれでも意見が言いやすいようにと正面玄関に意見箱を設置しています。意見は正面玄関に掲示させていただき、改善を図っています。また、常にプライバシーに配慮し、委員会からの掲示や啓発ポスターの掲示をするなど、プライバシーを確保した環境を提供しています。

【36】Ⅲ-1-(4)-③ 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。

【第三者評価結果:b】

ご利用者からの話はその場で傾聴し問題解決を図っています。当事者委員会を通して意見を把握し、意見を尊重した対応を行なうようにしています。施設行事で行なった納涼会では「写真パネルがあるといいな」とご利用者から意見が挙がり、担当にて作成展示しています。園にはマニュアル委員会が設置されており、定期的に行われている委員会で見直しを適宜行なっています。

【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書にリスクマネジメント委員会の責任者が記載されています。事故防止委員会も併設されており、ヒヤリハットが毎日のように上げられ、朝礼・夕礼で起きたことをその日のうちに委員会から報告がされ、情報の共有を図り事故防止に努めています。また、事故防止委員会で、ヒヤリの研修やヒヤリハットの集約・文責等を行ない、毎月報告書として挙げられています。マニュアルに関しても、事故発生時のものがあり、発生時はマニュアルに沿って対応しています。

【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

BCP(事業継続計画)マニュアルを作成し、職員勤務調整など緊急時の備えを日頃より役職者会議でも話し合っています。また、職員アンケートを実施し、緊急時の職員の動きなども話し合っています。感染症対策のマニュアルがあり、手指消毒・吐物処理などの実践研修も実施しています。定時での消毒もチェック表を用いて実施しています。現在はコロナ感染対策の強化をしていて、定時での消毒もチェック表を用いて実施しています。また、定時での換気、緊急時用のマスク・ガウン等を各所に設置しています。

【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行っている。

【第三者評価結果:b】

BCP(事業継続計画)マニュアルを作成し、被災時訓練を自治会の方をお招きして実施しています。その際は、炊き出し訓練も同時に行なっています。災害時、自治会との連携も確認しています。また、無線の設置も行えるようにしています。また、非常食時の献立5日分を栄養課にて作成し用意しています。職員勤務調整など被災時における備えを日頃より役職者会議でも話し合っています。倉庫内は誰でも分かるように写真を添付しています。定期的に防災訓練等を行なっており、消防署等の立ち合いの元の訓練も行い、常に改善等見直しを図っています。ハザードマップを確認し、問い合わせに返答できるように準備しています。

Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保
【40】Ⅲ-2-(1)-① 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福祉サービスが提供されている。

【第三者評価結果:b】

事業計画書・契約書・重要事項説明書に基づき福祉サービスを提供しています。契約時には、権利擁護など人権に関する記載の説明を行なっています。職員へは、施設標語の提出を求め人権について考える時間を作っています。提出された標語は委員会で集約を行ない、各係で標語を掲げ、現場朝礼時に読み合わせを行なうと同時に、各フロア内に掲示し、常に意識出来るようにしています。

【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。

【第三者評価結果:b】

モニタリング・アセスメント・個別支援計画などの見直しを多職種が集まり策定会議を実施しています。サービスの説明・同意を得てから、サービス提供を行なっています。6ヵ月に1回以上サービスの見直しを行ない、サービスの質の向上に努めています。また、ご利用者の状態変化等があった際は、時期に関係なく必要に応じてケース会議を行ない、検証・見直しを適時行なっています。

【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。

【第三者評価結果:b】

サービス管理責任者を設置し、細かなアセスメント表に基づき個別支援計画を作成し、サービス提供を行なっています。定期的な見直しがあり、その際は策定会議と称して、多職種の職員が集まり意見交換を行なっています。ご利用者へは、解りやすいように説明しサインを頂いています。また、担当制を用いる事で、細かい聞き取り、家族との密なる関係作り、面談、電話での聞き取りなどを行う事ができています。支援困難ケースについては、アセスメントをきちんと取り、保護者の要望を取り入れ、ご利用者に寄り添った支援計画を行っています。必要に応じて適宜、ケース会議を行ない、計画変更も視野に入れて対応しています。

【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。

【第三者評価結果:b】

誕生月を基本に定期的にサービスの見直しを行なっています。見直しを行なう際は、多職種者が集まり会議体で実施しています。会議はサービス管理責任者が中心となり行なわれています。食事などの配慮が必要な方など、支援課だけの思いではなく、広い視野での会議となる為、有効な時間となっています。会議後は、速やかに議事録を作成し、回覧・ファイリングする事で、周知を図ることが出来ています。緊急に変更した場合も同様であるが、緊急時はケアカンファレンスを実施し、夕礼・朝礼などで結果報告を行ない、変更があったことを周知できるようにしています。

【44】Ⅲ-2-(3)-① 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。

【第三者評価結果:b】

利用者台帳・アセスメントを活用し全ご利用者の状況を把握しています。ご利用支援に対しては、個人サービス表に記載しています。記録は、1階職員室に保管していて全職員が閲覧できる状態になっているが、個人情報保護の為、取り扱い棚は施錠されていて、閲覧時には役職者に報告し開錠しています。内容については。、サービス管理責任者や役職者が記載内容については個別に指導しています。また、研修で記録の書き方等を学んだ職員による研修を実施するようにしています。情報共有については、印鑑経路がある為、経路に応じての情報共有が出来ています。

【45】Ⅲ-2-(3)-② 利用者に関する記録の管理体制が確立している。

【第三者評価結果:b】

書類の保管は法令に基づき5年としています。台帳等の個人情報は、情報提供等に対応できるように永久保管しています。個人情報の取扱いについては、事業計画書の倫理綱領及び行動規範に記載されており研修でも意識付けを行なっています。情報提供については、契約時に確認・同意をもらっているが、提供時にはご本人及びご家族の承諾を再度得て提供しています。 個人情報は、人権擁護と同じように大切に取り扱いしています。


評価結果内容評価

A-1 利用者の尊重と権利擁護
【A1】A-1-(1)-① 利用者の自己決定を尊重した個別支援と取組を行っている。

【第三者評価結果:b】

グルーピング活動アセスメントを行い、利用者の希望、障害の特性や障害程度に合わせて6つのグループに配属して作業活動を行っています。横断的支援システムをとることで、個々の能力が引き出せるよう支援しています。近隣の理髪店の利用しています。園散髪の場合は事前に要望を集約し床屋へ情報提供し、当日は鏡を設置し理髪店の雰囲気を作っています。ピュア喫茶への外出を行っています。コロナ禍により今時期外出自粛により事前に要望を聞き取り職員が購入しています。利用者の希望を取り入れ、ジュース購入、個人ゲーム機による余暇活動に取り組んでいます。要望に応じたサークル活動配属をし,ご利用者主体による委員会を月1回実施しています。行事に向けたご利用者意見の集約や、時期に応じた感染症注意事項の勉強会を行っています。勉強内容をポスターにし掲示他オンブズマンによる個別面談を毎月実施し評価結果から、改善、検討を行っています。権利擁護委員会を中心に会議を行い、共通認識を図っています。各棟に合わせた標語を設置し各棟朝礼で毎日読み合わせを行い、利用者の権利についての理解と共有に努めています。

【A2】A-1-(2)-① 利用者の権利侵害の防止等に関する取組が徹底されている。

【第三者評価結果:b】

 職員行動規範、遵守事項が明文化されています。また権利虐待拘束委員会に記載し、年度初め等に説明会を実施しています。職員は各棟に合わせた標語を掲示するとともに、読み合わせを毎日行う事を徹底しています。虐待予防アンケートを実施し、集計したものを開示しています。身体拘束は行っていません。身体拘束廃止に関する指針に身体拘束禁止が明文化されています。マニュアルは各職員室に保管し回覧出来るようになっています。権利擁護委員会による会議が開催されています。疑わしい行為、不適切な行動に対しては早急に委員会または第三者委員にて検討しています。

A-2 生活支援
【A3】A-2-(1)-① 利用者の自律・自立生活のための支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

ご利用者の将来像を家族からの聞き取りや面談、アセスメント等通して個別支援計画を作成しモニタリングを行っています。「モニタリング」「策定会議資料」「個別支援計画」等で動機付けをし、工夫した「タンス」「TV」「日課表」で自己管理ができるように支援しています。年2回健康診断の実施し、結果を委託医に相談して身体状況を把握しています。新型コロナ及び感染時期(インフルエンザ)には健康者でも1日2回体温をチェックし、高齢者(60歳以上)及び重度者に関しては入浴前のバイタルチェックを行っています。生活担当者及び相談課、サビ管が中心となり本人意向を伺うと共に家族への窓口も担い情報交換を適宜行っています。本人説明や保護者面談時に可能性を見出し支援する事を説明し同意を頂いています。療育手帳、受給者証等の手続、認定調査の調整も対応しています。身体、精神のケアの為に通院同行、状況によっては代理受診を実施し、適切なケアにつなげています。

【A4】A-2-(1)-② 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

ご利用者向けタイムスケジュールを日課ボード、カレンダー等を作成し分かり易すい様に提示しています。個人的に言葉のみの伝達で理解が難しい方に関しては、カードやカレンダー、写真を使い特に分かり易くしコミュニケ―ション関係性を深くしています。必要に応じては、相談員、後見人による代弁を要しています。保護者面談にて利用者の代弁者となり要望を聞き取り、利用者の意思や希望をできるだけ適切に理解するための取組を行っています。

【A5】A-2-(1)-③ 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている。

【第三者評価結果:b】

個別支援計画及びモニタリングの際、個別で説明し同意を頂いています。ご利用者面談を行う際、話しやすい環境作りとして、男性利用者に女性職員が対応する等工夫し、年2回実施しています。他に「聴いてきいて窓口相談」「わたしたちの声箱」を設置し、受け取った利用者の希望、意見には基本的に即日解決を目指して対応しています。ご利用者面談、アセスメントシートを活用し、ご利用者の意思決定を反映した個別支援計画作成に努めています。たんぽぽ委員会から抽出した声は祭りなどの行事等に反映させることで楽しみとその後の活発な意見表明に繋がっています。食事、衣服の選択、外出、排泄、整容、活動内容等の基本的生活習慣に関する場面では、説明や情報を提供し、理解、選択、決定のプロセスを支援しています。策定会議では他職種との話し合いを実施し、相談内容の検討、理解と共有を図っています。

【A6】A-2-(1)-④ 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている。

【第三者評価結果:b】

アセスメントシートを活用し、ご利用者の思いを反映するようにしています。また、ご利用者面談を年2回実施し要望抽出を行い、個別支援に反映させ、生活介護事業、施設入所事業各々に実現に向けての課題を作成しています。地域事業所利用の希望がある際は、検討し支援に結び付けています。サークル活動(文科系、スポーツ系有)及び年中行事を企画しています。今年度はコロナの影響で自粛及び縮小した企画で実施しましたが、年中行事の内容については、事前に利用者委員会を実施し要望等確認させて頂いています。施設内行事だけでなく地域文化祭、祭り等の地域のイベントにも参加しています。個別サービス内容は6カ月以内にモニタリング、策定会議を実施し、他職種の意見交換を下にサービス内容の検討を図っています。

【A7】A-2-(1)-⑤ 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

研修担当者がプロセス管理を行い、研修計画による研修を実施しています。誤嚥性肺炎の基礎知識、感染対策における予防対策、救急救命、事故防止内部研修を実施し、知識と対応策等の理解と共有を図っています。策定会議及びケアカンファレンス、詳細に記入された個人記録、行動記録(期間を設定)を下に検討会議を実施し、要因に合わせた支援方法の検討、見直しや環境整備を行っています。

【A8】A-2-(2)-① 個別支援計画にもとづく日常的な生活支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

毎年意向調査を実施し、誕生月にはメニューのリクエストを聞き取り提供しています。温かい食事提供のため、配膳時間をずらし小グループ化で食事誘導を行っており、保温庫で温かい物は温かく、冷たいものは冷たく提供し、おいしく食べていただく配慮をしています。疾患や高齢者に応じた塩分調整、特性に合わせた食事形態で調理しています。健康診断結果を基に嘱託医に相談して対応し、心身状態を正確に把握した栄養スクーリングを行い、栄養マネージメントを作成し個別の解決すべき課題を解消する支援を行っています。入浴は週3回としチェック表にて把握しています。入浴が出来ない場合は清拭にて衛生保持を行い、高齢者及び重度者はバイタルチェックを実施し体調面把握に努めています。排泄は、プライバシーの観点から、個室に鍵を設置し、トイレ出入口にカーテンを常設しています。また、外出時のためにも自主排泄支援をしています。重度利用者にはチェック表で、安定的な排泄を目指し、運動や水分摂取等の取り組みをしています。車いすへの移乗やリフト車を利用しての外出で、残存機能の維持や気分転換を図っています。

【A9】A-2-(3)-① 利用者の快適性と安心・安全に配慮した生活環境が確保されている。

【第三者評価結果:b】

職員行動規範、遵守事項でプライバシー保護を定めています。また、2人部屋の為身体介助を行う際や個人的相談を受ける際は退室して頂くか別部屋で対応しています。居室に生活感が有る扇風機・TV・仕切り・電気毛布が用意されており、生活環境の工夫を行っています。転倒の危険性がある利用者居室はコーナーガードの設置、車椅子の方用にはスロープの設置を行っています。居室内、日中活動の場の清潔と適温、換気に努め、安全で過ごしやすい環境を提供しています。利用者面談を通して利用者の趣向をお聞きしそれらに合わせた居室整備を行い過ごしやすい環境を心がけています。

【A10】A-2-(4)-① 利用者の心身の状況に応じた機能訓練・生活訓練を行っている。

【第三者評価結果:b】

専門職外の職員も参加し、他職種共同で、身体機能維持・回復を目指した個別支援計画及び、継続したモニタリングとカンファレンスを実施して、短期、中期の目標と課題を設定し、段階を踏んだ継続支援を行っています。カンファレンス以外にも定期的に策定会議を行い、支援課題の見直し、検討を行っています。医療面の手立てが必要である場合は迅速に嘱託医への相談を行い必要処置に繋げています。 

【A11】A-2-(5)-① 利用者の健康状態の把握と体調変化時の迅速な対応等を適切に行っている。

【第三者評価結果:b】

体調急変時及び救急に必要な体温計、血圧計、酸素飽和度測定器、記録用紙を1つのバックにまとめ各所に設置しており、迅速に対応が出来るようにしてあります。メイン職員室にはAEDを設置し、機器の取り扱い研修を実施しています。感染症の有無、傷、皮膚状態を確認し報告及び記録に記載し、職員間で情報共有を図っています。健康マニュアルを作成し、定期通院時医師への相談、健康診断結果を基に嘱託医への相談を行っていますが、意思確認が出来る方は同席して相談を受けています。困難者については看護師にて代理聞き取りを行い、本人及び保護者へ報告を行っています。高齢者、重度者向け介護予防運動の実施、便通を促すための体操及び乳製品を増やした提供の試みを行っています。感染症対策マニュアル、症状別対応マニュアルを作成してあり、感染症予防研修を実施し、知識、対策、対処法を学び、利用者の健康維持に努めています。嘱託医による訪問回診を定期的に行い、健康状態の把握と、医師からの助言を受けて対応しています。

【A12】A-2-(5)-② 医療的な支援が適切な手順と安全管理体制のもとに提供されている。

【第三者評価結果:b】

症状別対応マニュアル、緊急時マニュアルを作成し、各部署にて管理し、回覧も行っています。服薬マニュアルに基づき看護師が医務室にて個人収納ケースに保管し、服薬管理を行なっています。服薬支援にあたっては、誤薬を防ぐ為に朝・昼・夕・眠と識別し、服薬ファイルのチェック欄にチェックを入れて服薬するまでの一連の流れを統一した仕法で行なっています。慢性疾患やアレルギー等で管理が必要な利用者は現在対象者はいません。医療ケアが必要な利用者はいませんが、例えば、留置カテーテル使用者の衛生管理についての消毒方法についての取り扱いマニュアルを下に支援体制は構築しています。通院時報告は朝夕礼等で看護師より報告するととも、医務日誌に記録して情報を開示しています。

【A13】A-2-(6)-① 利用者の希望と意向を尊重した社会参加や学習のための支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

 法人内資源であるグループホーム及び地域事業所への見学を行ない、将来像のイメージが持てる取り組みをしています。夏季休暇日課では水遊び、グループ別公園散策や、おやつ作り等の楽しみ日課を開催し、利用者が楽しみながら主体的に取り組める工夫をしています。また、法人内喫茶外出を毎週企画し少人数グループで出かけ、メニュー選びや支払いを体験し余暇の従事地を図り、店のスタッフの接客態度を学ぶ等の社会経験を学ぶ場にもなっています。
学習支援は利用者特性にもよりますが、個々の能力に合わせた作業提供を行なっています。横断的支援の活動により連続した作業内容が行なえ、目標も設定しやすいものになり、資格取得を目指している。面談時に保護者からの要望も受け付けて、学習支援にあたっています。

【A14】A-2-(7)-① 利用者の希望と意向を尊重した地域生活への移行や地域生活のための支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

たんぽぽの家は相談事業所を併設している為、調整等がスムーズな利点があります。法人内事業所への移行に関してはカンファレンスを通して実施しています。また、事業所への移行が見込める方に際しては、事業所見学を企画し実際に体験を通して将来像のイメージが持てる支援を行っています。法人内にグループホームが18か所ありたんぽぽの家がバックアップ施設として体調不良等受け入れています。相談支援でグループホームの希望があった場合は体験など柔軟に対応しています。地域生活支援については随時相談に応じ、関係機関との連携、協力を行っています。

【A15】A-2-(8)-① 利用者の家族等との連携・交流と家族支援を行っている。

【第三者評価結果:b】

家族連携につては、利用者の状況、個別支援計画(案)及びモニタリング結果等電話にて連絡を行っています。帰宅時には連絡帳にて情報提供を行い、家族からは家族情報紙で意見をいただき、意見交換をしています。直接面会を希望される家族に関して柔軟に対応しています。また、体調不良等に関しても静養者記録に詳細に記録し、不調時と完治時に連絡を行い連携を図っています。年度末には保護者面談を実施し、1年間の状況報告をし、その際に保護者からの要望や聞取りも行っています。家族との連絡内容に関しては朝夕礼時にて口頭報告及び「家族情報紙」にて記録を残し回覧することで職員間の共有を図っています。

A-3 発達支援
【A16】A-3-(1)-① 子どもの障害の状況や発達過程等に応じた発達支援を行っている。

【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】

A-4 就労支援
【A17】A-4-(1)-① 利用者の働く力や可能性を尊重した就労支援を行っている。

【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】

【A18】A-4-(1)-② 利用者に応じて適切な仕事内容等となるように取組と配慮を行っている。

【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】

【A19】A-4-(1)-③ 職場開拓と就職活動の支援、定着支援等の取組や工夫を行っている。

【第三者評価結果:評価外(障害児支援、就労支援以外の福祉施設・事業所)】