駒岡こども園
第三者評価機関名 | 一般社団法人 日本保育者未来通信 |
---|
名称 | 駒岡こども園 | 評価対象サービス | 保育所版 |
---|---|---|---|
対象分野 | 認可保育所 | 定員 | 30 名 |
所在地 | 230-0071 横浜市鶴見区駒岡5-15-32 ラピスヒルズ1F |
||
TEL | 045-584-6488 | ホームページ | http://kodomonomori.co.jp/ko/ |
【施設・事業所の概要】 | |||
開設年月日 | 2004年04月01日 | ||
経営法人・設置主体(法人名等) | 株式会社こどもの森 | ||
職員数 |
常勤職員:8 名
非常勤職員:0 名
|
||
専門職員 |
園長:1 名
保育士:6 名
栄養士:1 名
|
||
施設・設備の概要 |
乳児室・ほふく室:2室
保育室・遊戯室:2室
事務室・医務室:1室
調理室:1室
園庭:135㎡
|
【基本方針】 当園は、こどもに快適な環境で充分な発育を促すと共に、仕事が忙しい中、家事・育児と頑張っておられる保護者の方をできるだけサポートしていきたいとの願いから生まれたものです。 そして何よりもひとりひとりのお子様を大切にお預かりし、私たち保育士は生活リズムを大切に考え、ひとりひとりのこどもを理解し、愛おしさに根ざした保育を心掛けてまいります。こどもたちが楽しく居心地良く一日を過ごし、保護者の皆様がより安心して預けられるよう全力で保育にあたります。 【保育目標】 ・基本的な生活習慣を養い、健やかな成長を培う ・遊びや生活を通して人との関わりをより多く持たせ、他人を思う優しい心を育てる ・身近な自然や社会との関わりから豊かな心情や考える力の基礎を培う (自然と心情に重点を置く) ・生活の中で言葉をよく聞く、よく話す環境をつくり、言葉への興味や関心を育てる ・豊かな感性を育て想像力を育む ・家庭的な雰囲気の中で、安心感を持たせ、のびのびとした成長を促す |
【園内研修、外部研修などを通して職員の育成に努めています】 毎月園では、職員が順番に講師となり園内研修を実施しています。園内研修の内容については職員からの提案をもとに、園長と共に園に必要な内容を検討し実施しています。内容として、保育に直接関連する事だけでなく、「正しい日本語について」など幅広く学んでいます。 法人主催の研修は、経験年数別の研修や役職ごとの研修、また新人職員に対しては合宿で行われる研修などがあり、一人ひとりの職員の育成に努めています。自治体等が主催する外部研修では、障害に関する研修や子どもの人権に関する研修などに参加するとともに、年間を通して毎月リトミックの外部研修に参加し、資格取得にもつなげています。 |
評価実施期間 | (契約日) ~(評価結果確定日) |
---|---|
受審回数(前回の受審時期) | 回(年度) |
特に評価の高い点 | 【保育内容について保護者とのコミュニケーションが図られています】 日頃の送迎時や連絡帳などを通して、保護者とのコミュニケーションが図られています。また、園での子どもたちの様子は、園の重点目標として掲げている「あいさつのできる子」「じょうぶなからだの子」「おもいやりのある子」に沿って、日常の子どもたちの仕草や興味などを踏まえ、個々の具体的なエピソードとして、園だよりなどで園長や各クラス職員から伝えています。 また、運営委員会では母親だけでなく、父親の参加も積極的に促すことで、幅広く保護者の意見を取り入れる姿勢が見られます。運営委員会、懇談会等で得られた「職員の名前が分かるようにしてほしい」「芋掘りの実施」「手先を使った遊びを取り入れて欲しい」などの保護者の意見に対して、「一人ひとりの職員がワッペンをつける」「芋掘りの実施」「職員の手作りで、手先を使った玩具を作る」などの取り組みが行われました。このように、園での子どもたちの様子を具体的なエピソードとして伝えるとともに、保育に関する保護者からの意見を取り入れるなど、日頃から保育内容に関するコミュニケーションが図られています。 【家庭的な雰囲気の中で保育が実践されています】 園全体が一つの大きな家族のように過ごす配慮がなされています。設備面については、玄関を入ると、床は厚みを感じる木製フローリングで保育室内は家庭的な家具が置かれ、またキッチンがカウンター越しに見られるなど、園全体が家庭的な雰囲気を感じさせます。 子どもたちは、日常から異年齢で過ごす時間の中で、自然と兄弟のような関係性が育まれ、年下の子どもが年上の子どもに憧れ、さまざまなことに挑戦したり、年上の子どもが年下の子どもの面倒を見るなどの姿が見られます。職員も担当クラスはありますが、他のクラスの子どもも一緒に保育するという姿勢があり、これが園全体が大きな家族として生活する雰囲気を醸成しています。そのため、保護者からは「クラスを超えてどの職員の方も子どもたちとかかわっている」というような意見も出されています。 |
---|---|
改善を求められる点 | 【職員一人ひとりの目標設定を振り返る仕組みづくりが望まれます】 職員は年に2回スタッフシートを通して、具体的な保育内容について振り返っています。振り返った内容について施設長との面談を通して客観的に見直すとともに、今後の保育につなげています。また、日頃の保育の様子を撮影し、客観的に保育を振り返る機会を設けています。さらに、保育所全体での職員一人ひとりによる自己評価も実施しています。 今後は、自己評価された内容について、一人ひとりの職員が具体的な目標設定を記載し、振り返る仕組みを作ることで、さらなる保育の質の向上、及び専門的技術の向上が期待されます。 |
いろいろな面で客観的に保育を見ることができた。 また、なぜこの書類が必要なのかなど改めて確認する事ができた。 |
詳細評価PDF |
---|
評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織
【1】Ⅰ-1-(1)-① 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・園の目標や方針などは玄関に掲示するとともに、しおり、パンフレット、重要事項説明書、ホームページなどに記載し、全体ミーティングなどを通して職員に周知しています。また、園の重点目標として「あいさつのできる子」「じょうぶなからだの子」「おもいやりのある子」を掲げ、具体的な保育内容と照らし合わせて、職員間で共有しています。 |
【2】Ⅰ-2-(1)-① 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育業界を取り巻く環境と経営状況の把握については、本部で月に1回行われる園長会や区の園長会で情報を入手しています。また、区の情報交換会では、区内の社会資源や、他園での保育運営に対する取り組み内容などがテーマに挙げられ、地域の各種福祉計画の動向の把握につながっています。 |
【3】Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。 |
【第三者評価結果:b】 ・経営課題については、組織体制、財務状況などは法人の各担当部署が行っています。職員体制や人材育成については、園にて作成される職員の勤務シフト、職員職務分担表、担当業務に明記されています。また、人材育成については、育成の一環として、職員研修計画が立てられています。 |
【4】Ⅰ-3-(1)-① 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・中・長期的なビジョンは、保育目標を基に園長と主任で作成しています。具体的には、「駒岡こども園の安定した運営の確立」「地域との関わりを大切にしながら、保護者と職員間のコミュニケーションをしっかり取り共通認識のもとに、子ども達にとってより良い運営を確立していく」の2つが柱として挙げられています。 |
【5】Ⅰ-3-(1)-② 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 |
【第三者評価結果:b】 ・中・長期計画を基に、単年度計画が策定されています。具体的には、中・長期計画で掲げられている職員育成などについて、単年度計画では、職員研修計画に反映し研修名を記載した計画が立てられています。 |
【6】Ⅰ-3-(2)-① 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われ、職員が理解している。 |
【第三者評価結果:b】 ・事業計画については、主に園長と主任で作成後、担当表や職員研修計画などは、部分的に職員が参加して作成しています。 |
【7】Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。 |
【第三者評価結果:a】 ・事業計画は園の玄関に常に置いてあり、保護者が閲覧できるようになっています。 |
【8】Ⅰ-4-(1)-① 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能している。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・年度末に全体的な計画を見直すとともに、期ごとに年間指導計画を見直しています。また、月間指導計画案、指導計画及び日誌においても評価を行い、日頃から組織的にPDCAサイクルにもとづく保育の質の向上に関する取り組みを実施しています。保育に対する自己評価については、園長が確認し、必要に応じて個々の職員に具体的な保育の配慮事項を伝えることで、次の計画に反映しています。 |
【9】Ⅰ-4-(1)-② 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし、計画的な改善策を実施している。 |
【第三者評価結果:a】 ・年に1回行われる園の自己評価や、法人全体で行われる園に対する保護者アンケートを分析し、課題を明確にしています。 |
評価対象Ⅱ 組織の運営管理
【10】Ⅱ-1-(1)-① 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・施設長の役割は、職務分担表に記載されています。具体的には、園の運営、管理に関すること、渉外事務に関すること、保育の実際及び給食指導に関することなどが挙げられています。 |
【11】Ⅱ-1-(1)-② 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・月に1回行われる本部での園長会において、コンプライアンス研修などを受講し、遵守すべき法令等について理解に努めています。また、研修内容は全体ミーティングなどを通して職員へ周知が図られています。 |
【12】Ⅱ-1-(2)-① 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・園長は日頃の保育に関して、月間指導計画や指導計画及び日誌を確認し、必要に応じて具体的な保育実践における配慮事項を職員に伝え、定期的、継続的に評価、分析を行っています。 |
【13】Ⅱ-1-(2)-② 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・本部及び園長は、園運営のために人事や労務、財務などの状況を確認し分析を行っています。具体的には、毎月1回の本部への報告書の中で、在園状況、待機児童数などを記載し、必要に応じて職員のシフトを調整するなど改善に取り組んでいます。 |
【14】Ⅱ-2-(1)-① 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、取組が実施されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・教育経営計画書において「組織に関する方針」「運営に関する方針」「職員に対する方針」などで、必要な福祉人材や人員体制に関する基本的な考え方や、福祉人材の確保と育成に関する方針が示されています。 |
【15】Ⅱ-2-(1)-② 総合的な人事管理が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・教育経営計画書において、「子どもに対する方針」「保護者に対する方針」「仕事における基本的な考え方」「職員の未来像」などで「期待する職員像等」を明確にしています。 |
【16】Ⅱ-2-(2)-① 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取り組んでいる。 |
【第三者評価結果:a】 ・労務管理については主として本部が管理しています。各職員の勤怠については、園で作成し本部に報告することで定期的に確認し、職員の就業状況を把握しています。 |
【17】Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・期待する職員像については、就業規則や教育経営計画書に明示されています。 |
【18】Ⅱ-2-(3)-② 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研修が実施されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・期待する職員像は教育経営計画書に明示されており昼ミーティングなどで読み合わせをしています。 |
【19】Ⅱ-2-(3)-③ 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・個別の職員の知識、技術水準、専門資格の取得状況については、年2回の園長面談や日頃のやり取りの中で把握しています。 |
【20】Ⅱ-2-(4)-①実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成について体制を整備し、積極的な取組をしている。 |
【第三者評価結果:a】 ・実習生等の保育に関わる専門職の研修・育成に関する基本姿勢は実習生マニュアルに明文化されています。 |
【21】Ⅱ-3-(1)-① 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育所の理念や基本方針、保育の内容などは園のホームページや、市の園紹介のホームページなどにより適切に公開されています。 |
【22】Ⅱ-3-(1)-② 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園の運営管理においては、本部と園とで役割が決められています。園では小口現金管理のみを行い、それ以外は本部で管理されています。また、教育経営計画書にて、「経理、購買に関する方針」が示されています。 |
【23】Ⅱ-4-(1)-① 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・地域との関わり方の基本的な考え方については、全体的な計画に記載されています。 |
【24】Ⅱ-4-(1)-② ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・ボランティア受け入れに関する基本姿勢や、地域の学校教育等への協力についての基本姿勢は、マニュアルに明文化されています。 |
【25】Ⅱ-4-(2)-① 保育所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等との連携が適切に行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・近隣の公園等の施設について、施設の写真を入れて玄関に掲示しています。 |
【26】Ⅱ-4-(3)-① 地域の福祉ニーズ等を把握するための取組が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・園庭開放は春や秋など過ごしやすい時期を中心に、毎週水曜日に実施しています。 |
【27】Ⅱ-4-(3)-② 地域の福祉ニーズ等にもとづく公益的な事業・活動が行われている。 |
【第三者評価結果:b】 ・地域の福祉ニーズ等にもとづいて、園内で手遊びやリズム遊びなどの育児講座を実施しています。また、育児相談も実施しています。 |
評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施
【28】Ⅲ-1-(1)-① 子どもを尊重した保育について共通の理解をもつための取組を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・保育の提供に関する倫理綱領や規定等は、こどもの森のおやくそくや全体的な計画に明示され、職員が理解し実践しています。また、全体的な計画を月間指導計画や指導計画及び日誌に反映させ、子どもを尊重した保育に関する取り組みを行っています。 |
【29】Ⅲ-1-(1)-② 子どものプライバシー保護に配慮した福祉サービス提供が行われている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どものプライバシーの保護については、個人情報保護マニュアルやこどもの森のおやくそくに記載され、職員間で共有が図られています。日々の保育の中で、子どもや保護者の立場に立って考えることを念頭に置き、プライバシーの観点から振り返りを行い実践につなげています。 |
【30】Ⅲ-1-(2)-① 利用希望者に対して保育所選択に必要な情報を積極的に提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・理念や基本方針、保育内容などはホームページに明記され、動画や写真を使い、分かりやすく保育所を紹介しています。また、保護者の声として、保育所を利用する保護者の感想なども紹介しています。内容については、子どもの写真と共に定期的に更新しています。 |
【31】Ⅲ-1-(2)-② 保育の開始・変更にあたり保護者等にわかりやすく説明している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育の開始に当たっては、各家庭に園のしおりの内容や重要事項説明書、また持ち物なども実物を見せながら説明しています。 |
【32】Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。 |
【第三者評価結果:b】 ・転園の際は、子どもの作品を作品集としてまとめて渡すとともに、園にてお別れ会などを実施しています。 |
【33】Ⅲ-1-(3)-① 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの満足を把握する取り組みとして、月間指導計画案の項目にある、「保育に対する自己評価」や「子どもの評価」の記入内容や指導計画及び日誌の項目にある、「活動及び反省、評価」の記入内容を通して把握されています。 |
【34】Ⅲ-1-(4)-① 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 |
【第三者評価結果:a】 ・苦情解決の体制については、苦情解決責任者を園長とし、苦情受付担当者をリーダーとしています。また、第三者委員については玄関に掲示しています。苦情解決の仕組みの説明については、入園前の面談にて、重要事項説明書や入園のしおりを説明する際に合わせて行っています。 |
【35】Ⅲ-1-(4)-② 保護者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、保護者等に周知している。 |
【第三者評価結果:a】 ・重要事項説明書や玄関掲示を通して、苦情、要望等に係る相談窓口として、保育所、第三者委員、本部事務局など複数の方法があることを説明しています。 |
【36】Ⅲ-1-(4)-③ 保護者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の送迎や、連絡帳、また写真と文書で示した保育内容などを通して、保護者とのコミュニケーションを図り、保護者が相談しやすいよう傾聴に努めています。 |
【37】Ⅲ-1-(5)-① 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・リスクマネジメントに関する責任者を園長とし、防災分担表に明記されています。 |
【38】Ⅲ-1-(5)-② 感染症の予防や発生時における子どもの安全確保のための体制を整備し、取組を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・感染症の予防と発生時等の対応については、安全衛生マニュアルを作成し、職員に周知しています。 |
【39】Ⅲ-1-(5)-③ 災害時における子どもの安全確保のための取組を組織的に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・災害時の対応体制については、防災分担表に明記され、全体ミーティングなどを通して職員へ周知しています。 |
【40】Ⅲ-2-(1)-① 保育について標準的な実施方法が文書化され保育が提供されている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・教育経営計画書やこどもの森のおやくそく、保育業務マニュアルなどを通して、標準的な実施方法や、子どもの尊重、プライバシーの保護や保育の権利擁護に関わる姿勢が明示されています。 |
【41】Ⅲ-2-(1)-② 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 |
【第三者評価結果:b】 ・保育の標準的な実施方法の検証、見直しについて、 日頃においては月間指導計画や指導計画及び日誌、個別指導計画などを通して定期的に実施されています。 |
【42】Ⅲ-2-(2)-① アセスメントにもとづく個別的な個別支援計画を適切に策定している。 |
【第三者評価結果:a】 ・アセスメントにもとづく指導計画は、クラス担任が作成し、園長を責任者としています。 |
【43】Ⅲ-2-(2)-② 定期的に個別支援計画の評価・見直しを行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画は年度末の職員会議で見直しています。年間指導計画については4期ごとに保育に対する自己評価欄で見直しています。見直した内容については年に1回実施される、各クラス別の懇談会にてクラス目標などに関連する保育内容として伝えています。 |
【44】Ⅲ-2-(3)-① 子どもに関する保育の実施状況の記録が適切に行われ、職員間で共有化されている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの発達状況や生活状況等は、児童票や月間指導計画、指導計画及び日誌、個別指導計画などの園が定めた統一した様式によって把握し記録されています。 |
【45】Ⅲ-2-(3)-② 子どもに関する記録の管理体制が確立している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもの記録の保管、保存、廃棄、情報の提供に関しては、個人情報保護に関する規定により定め、記録管理の責任者を園長としています。園長は個人情報に関する内容について、都度、日常の保育の中で伝え、職員の理解につなげています。 |
評価結果内容評価
【A1】A-1-(1)-① 保育所の理念、保育の方針や目標に基づき、子どもの心身の発達や家庭及び地域の実態に応じて全体的な計画を作成している。 |
---|
【第三者評価結果:b】 ・全体的な計画については、本部で骨子を作成し、各園の実情に合わせて、保育目標をはじめ、地域の実態に対応した保育事業と行事への参加、特色ある教育と保育などについて全体ミーティングで検討し作成しています。 |
【A2】A-1-(2)-① 生活にふさわしい場として、子どもが心地よく過ごすことのできる環境を整備している。 |
【第三者評価結果:a】 ・保育室の環境については、子どもたちが家庭的な雰囲気の中で生活できるよう、常に適切な状態に保持しています。 |
【A3】A-1-(2)-② 一人ひとりの子どもを受容し、子どもの状態に応じた保育を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭との連携及び情報共有を大切にし、一人ひとりの子どもの個人差を十分に把握するよう努めています。 |
【A4】A-1-(2)-③ 子どもが基本的な生活習慣を身につけることができる環境の整備、援助を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・一人ひとりの子どもの発達に合わせて基本的な生活習慣が身に付くよう、送迎時や個人面談などを通して保護者と子どもの生活面について情報を共有しています。共有された内容をもとに、生活練習の活動を取り入れています。具体的には、箸の使い方、フォークの持ち方、衣服のたたみ方やうがいの仕方などが挙げられます。 |
【A5】A-1-(2)-④ 子どもが主体的に活動できる環境を整備し、子どもの生活と遊びを豊かにする保育を展開している。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもが自発性を発揮できるよう、毎日の保育の中で一人ひとりの子どもの興味や関心を理解し、遊びを提供できるよう心掛けています。子どもたちから自発的に始まった積み木遊びを職員が一緒に発展させ、競争するゲームを取り入れ、より楽しめるようにするなどのかかわりも行われています。 |
【A6】A-1-(2)-⑤ 乳児保育(0歳児)において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・0歳児の保育室は扉が閉まり、静かな空間が保たれる環境にすることで、長時間過ごすことに適した生活と遊び及び環境への工夫がされています。 |
【A7】A-1-(2)-⑥ 1歳以上3歳児未満の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育の中で、見守り保育を実践し、一人ひとりの子どもと丁寧にかかわりながら、気持ちを尊重することを心掛けています。例えば、散歩の前に靴を履くときなどは自分でしようとする気持ちを十分に尊重できるよう、時間に余裕をもたせた活動の計画をしています。 |
【A8】A-1-(2)-⑦ 3歳以上児の保育において、養護と教育が一体的に展開されるよう適切な環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・3歳児の保育に関しては、トイレトレーニングなども含め個人差に配慮した上で、担任との信頼関係をもとに集団の中で安定しながら過ごせるように関わっています。生活面や遊びの面では、年上の子どもへの憧れから様々な興味関心が湧くよう異年齢での活動に取り組んでいます。例えば、夏祭りで担ぐおみこし製作や、お店屋さんごっこなどの取り組みが挙げられます。 |
【A9】A-1-(2)-⑧ 障害のある子どもが安心して生活できる環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:b】 ・トイレはバリアフリー構造となっており、障害に応じた環境整備に配慮しています。今後は、玄関なども含め建物・設備面でのさらなる環境整備への配慮が期待されます。 |
【A10】A-1-(2)-⑨ 長時間にわたる保育のための環境を整備し、保育の内容や方法に配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・家庭的でゆったりと過ごすことができるよう、0,1歳児、2歳から5歳児など、年齢に応じて過ごす部屋を変えるなどの工夫がされています。 |
【A11】A-1-(2)-⑩ 小学校との連携、就学を見通した計画に基づく、保育の内容や方法、保護者との関わりに配慮している。 |
【第三者評価結果:a】 ・全体的な計画の中に、小学校との連携(接続)について、連携や就学に関する事項が記載され、日頃の保育実践につなげています。 |
【A12】A-1-(3)-① 子どもの健康管理を適切に行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・子どもたちの様子については朝ミーティングを通して、子どもの体調やケガの有無などについて共有しています。また、昼ミーティングでは、午前中の活動での子どもの体調変化などについて共有しています。 |
【A13】A-1-(3)-② 健康診断・歯科検診の結果を保育に反映している。 |
【第三者評価結果:a】 ・健診は内科健診及び歯科健診を実施し、結果内容については、文書や場合によっては歯のイラストなども使用して、保護者に伝えています。結果のお知らせには嘱託医の連絡先も記載されているため、保護者が心配な点があった際は、直接嘱託医に連絡が取りやすい工夫がされています。また、健診の前に保護者から相談を受けた際は、健診時に嘱託医へ確認し、保護者に伝えています。当日欠席した子どもは、嘱託医や主治医のところで受診し、保護者から報告をもらっています。 |
【A14】A-1-(3)-③ アレルギー疾患、慢性疾患等のある子どもについて、医師からの指示を受け適切な対応を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・アレルギー対応に関しては、横浜市及び本部のガイドラインを職員間で共有し、ガイドラインに沿って実施されています。保護者へは入園前面談で説明するとともに園だよりにて、生活管理指導表などの必要書類や、主治医への書類の説明、また具体的な提供方法など食物アレルギーの対応について知らせています。 |
【A15】A-1-(4)-① 食事を楽しむことができるよう工夫している。 |
【第三者評価結果:a】 ・食に関する豊かな経験ができるよう、年間指導計画や月間指導計画の中で食育に関して記載する欄を設け、取組んでいます。 |
【A16】A-1-(4)-② 子どもがおいしく安心して食べることのできる食事を提供している。 |
【第三者評価結果:a】 ・献立は本部の管理栄養士が作成しています。喫食状況について各園が本部に報告し、また園長会などでも共有した上で、献立内容に反映されることもあります。 |
【A17】A-2-(1)-① 子どもの生活を充実させるために、家庭との連携を行っている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・連絡帳や日々の送迎時のコミュニケーションにより、家庭との日常的な情報交換を行っています。また、各クラスのボードにてその日の活動内容を文書で伝えるとともに、電子機器を使って、子どもの活動の様子を写真のスライドとして閲覧できるようにしています。 |
【A18】A-2-(2)-① 保護者が安心して子育てができるよう支援を行っている。 |
【第三者評価結果:a】 ・職員は日頃から積極的に保護者に声をかけるとともに、一人ひとりの子どもの様子やその日の活動の様子をエピソードを踏まえて伝えるなどの取り組みを通じて、保護者との信頼関係の構築に努めています。 |
【A19】A-2-(2)-② 家庭での虐待等権利侵害の疑いのある子どもの早期発見・早期対応及び虐待の予防に努めている。 |
【第三者評価結果:a】 ・送迎時の保護者と子どもとの関わり方や、日常の保育の中での視診などを通して、虐待の徴候を見逃さないよう、子どもの心身の状態、家庭での養育の状況について把握に努めています。 |
【A20】A-3-(1)-① 保育士等が主体的に保育実践の振り返り(自己評価)を行い、保育実践の改善や専門性の向上に努めている。 |
---|
【第三者評価結果:a】 ・日々の保育に関しては年間指導計画や月間指導計画の保育に対する自己評価を通して、自らの保育実践を振り返っています。また、年に2回行われる園長との面談の際に使用する、スタッフシートを通して、定期的に自己評価を行っています。 |